JP3121600B1 - 電動機 - Google Patents

電動機

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JP3121600B1
JP3121600B1 JP2000168133A JP2000168133A JP3121600B1 JP 3121600 B1 JP3121600 B1 JP 3121600B1 JP 2000168133 A JP2000168133 A JP 2000168133A JP 2000168133 A JP2000168133 A JP 2000168133A JP 3121600 B1 JP3121600 B1 JP 3121600B1
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armature
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hall
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加藤  学
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

【要約】 【目的】 磁気センサの組み付け性を向上でき、更に、
このような磁気センサの位置精度を向上できる電動機を
得る。 【構成】 本電動機14では、基板108のモータ出力
軸28側の端部に略半円形の切り欠き部110が形成さ
れており、この切り欠き部110に沿って2個のホール
IC40、42が90°の角度間隔で設けられる。した
がって、切り欠き部110の内側にアーマチャ26軸が
位置するように基板108を組み付けることでアーマチ
ャ26軸の軸心から各ホールIC40、42までの距離
を同じにできる。しかも、基板108とヘリカルギヤの
組付方向が一致しているので、これらの部材の組付性も
向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
パワーウインドウに用いられる電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーウインドウには、異物の挟み込み
を防止する、いわゆるジャムプロテクションパワーウイ
ンドウがある。
【0003】このパワーウインドウでは、駆動モータの
アーマチャの正転、逆転により、窓ガラスが上昇(閉方
向移動)、下降(開方向移動)する。窓ガラスの上昇
中、窓ガラスの窓枠上縁部との間に異物が挟み込まれる
と、駆動モータにはロック電流が生ずる。ロック電流の
発生によって窓ガラスは上昇を止めそして直ちに下降
し、異物の挟み込みが防止される。
【0004】したがって、窓ガラスの閉め切りのときに
は、ロック電流が発生しても挟み込み防止動作をさせな
いで、そのまま締め切りを完了させる必要がある。
【0005】そこで、駆動モータのアーマチャのモータ
出力軸には、回転方向に異極が並ぶ複数極のマグネット
が設けられると共に、マグネットに対応して駆動モータ
の固定側にはホールICが装着され、アーマチャの回転
に伴い、ホールICからパルスがECU(乃至CPU)
に発せられる。
【0006】ECUによれば、パルス信号は、アーマチ
ャの窓ガラス上昇方向回転に伴いアップカウントされ、
逆に、アーマチャの窓ガラス下降方向回転に伴いダウン
カウントされ、窓ガラスの位置はパルスカウント数によ
って検出される。
【0007】窓ガラスの上昇にあって、ロック電流が発
生した場合、パルスカウント数が、予め設定されたパル
スカウント数nに達しない間は、ロック電流の発生によ
って挟み込み防止動作が行われ、パルスカウント数が、
パルスカウント数nに達した以降は、ロック電流の発生
によっても挟み込み防止動作が行われない。すなわち、
パルスカウント数n以降は、挟み込み防止動作を行わず
窓ガラスの閉め切り動作を正常に行える不感帯とされ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ホールICは、通常、駆動モータのハウジング内に設け
られるが、ハウジング内のような狭く限られた空間内で
のホールICの組付作業は煩雑であり、この組付工程で
の作業性の煩雑さ故にホールICの位置精度を向上させ
ることが難しかった。
【0009】本発明は、上記事実を考慮して、ホールI
Cのような磁気センサの組み付け性を向上でき、更に、
このような磁気センサの位置精度を向上できる電動機を
得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電動機
は、ウオームが形成された回転軸を有するアーマチャ
と、軸方向が前記回転軸の軸方向に対して直交して前記
ウオームに噛み合うヘリカルギヤに同軸的に設けられた
出力軸と、前記アーマチャの回転軸及び前記ヘリカルギ
ヤを収納するハウジングと、前記アーマチャに設けられ
ると共に、前記アーマチャの回転方向に沿って異極が交
互に並んだ複数極とされて前記アーマチャと共に回転す
るマグネットと、外周一部に切り欠き部が形成されると
共に、前記切り欠き部側から前記出力軸の軸方向に沿っ
て前記ハウジングに挿入組み付けされる基板と、前記基
板を介して前記回転軸とは反対側で前記切り欠き部に沿
って所定間隔をおいて前記基板に組み付けられ、当該組
付状態で前記基板と共に記ハウジングに挿入組み付けさ
れることで前記基板を介して前記マグネットに対向して
設けられて、前記アーマチャの回転に伴い互いに位相の
ずれたパルスを発する複数の磁気センサと、を備えてい
る。
【0011】上記構成の電動機では、アーマチャが回転
するとアーマチャの回転軸に設けられたウオームが回転
し、更に、このウオームに噛み合うヘリカルギヤが回転
して出力軸が回転する。また、アーマチャが回転すると
アーマチャと一体のマグネットが回転し、このマグネッ
トの回転に伴い複数の磁気センサから互いに位相の異な
るパルスが発せられ、これらのパルスの発生に基づき、
アーマチャの回転位置等が検出される。
【0012】また、複数の磁気センサが組み付けられる
基板には切り欠き部が形成されており、基板はこの切り
欠き部の側からアーマチャの軸方向に対して直交する出
力軸の軸方向に沿ってモータのハウジングへ組み付けら
れる。ここで、複数の磁気センサは切り欠き部の周囲に
沿って所定の間隔をおいて組み付けられるため、切り欠
き部の内側にアーマチャ軸が位置するように基板を組み
付けることにより、アーマチャ軸の軸心から各磁気セン
サまでの距離を同じにすることができ、組み付け性の向
上と磁気センサの位置精度の向上が図れる。
【0013】しかも、基板はハウジングとは別部材で設
けられる。本発明では、ハウジングに対する基板の組付
位置精度を高めるだけでハウジングに対する全ての磁気
センサの組付位置精度を高めることが可能となる。
【0014】また、基板の組付方向は出力軸の軸方向に
沿うため、出力軸及びヘリカルギヤと基板の組付方向が
一致することになり、これらの部材の組付時の作業性が
向上する。
【0015】一方、上述した磁気センサは、基板を介し
て回転軸とは反対側に設けられて、基板を介してマグネ
ットと対向するため、モータの作動時等に発生する導電
性のあるブラシ粉や飛び半田等の異物が基板によって遮
られて磁気センサやそのリード線への付着が防止され
る。これにより、このような導電性のあるブラシ粉や飛
び半田等の異物の付着に起因する誤作動や故障を防止で
きる。
【0016】請求項2記載の電動機は、請求項1記載の
本発明において、前記回転軸を略中心として湾曲した湾
曲した略円弧形状に前記切り欠き部を形成したことを特
徴としている。
【0017】上記構成の電動機では、切り欠き部が回転
軸を略中心として湾曲した湾曲した略円弧形状であるた
め、切り欠き部に沿って磁気センサを組み付けることで
アーマチャ軸の軸心から各磁気センサまでの距離を容易
に同じにすることができる。
【0018】請求項3記載の電動機は、ウオームが形成
された回転軸を有するアーマチャと、軸方向が前記回転
軸の軸方向に対して直交して前記ウオームに噛み合うヘ
リカルギヤに同軸的に設けられた出力軸と、前記アーマ
チャの回転軸及び前記ヘリカルギヤを収納するハウジン
グと、前記アーマチャに設けられると共に、前記アーマ
チャの回転方向に沿って異極が交互に並んだ複数極とさ
れて前記アーマチャと共に回転するマグネットと、少な
くとも一部の厚さ方向が前記アーマチャの回転半径方向
へ向けられ、前記アーマチャの回転半径方向へ向いた側
から前記出力軸の軸方向に沿って前記ハウジングに挿入
組み付けされる基板と、前記基板を介して前記回転軸と
は反対側で前記基板の厚さ方向が前記アーマチャの回転
半径方向へ向けられた部分に組み付けられ、当該組付状
態で前記基板と共に記ハウジングに挿入組み付けされる
ことで前記何れか一方を介して前記マグネットに対向し
て、前記アーマチャの回転に伴い互いに位相のずれたパ
ルスを発する複数の磁気センサと、を備えている。
【0019】上記構成の電動機では、アーマチャが回転
するとアーマチャの回転軸に設けられたウオームが回転
し、更に、このウオームに噛み合うヘリカルギヤが回転
して出力軸が回転する。また、アーマチャが回転すると
アーマチャと一体のマグネットが回転し、このマグネッ
トの回転に伴い複数の磁気センサから互いに位相の異な
るパルスが発せられ、これらのパルスの発生に基づき、
アーマチャの回転位置等が検出される。
【0020】さらに、複数の磁気センサは基板のうち厚
さ方向が回転軸の回転半径方向に向いた部分に組み付け
られ、基板がアーマチャやヘリカルギヤを収容するハウ
ジングへ出力軸の軸方向に沿って組み付けられることで
各磁気センサがハウジングへ組み付けられて、マグネッ
トに対して所定の位置に配置される。
【0021】また、本発明では、ハウジングに対する基
板の組付位置精度を高めるだけでハウジングに対する全
ての磁気センサの組付位置精度を高めることが可能とな
る。
【0022】さらに、基板の組付方向は出力軸の軸方向
に沿うため、出力軸及びヘリカルギヤと基板の組付方向
が一致することになり、これらの部材の組付時の作業性
が向上する。
【0023】一方、上述した磁気センサは、基板の回転
軸とは反対側に設けられて、基板を介してマグネットと
対向するため、モータの作動時等に発生する導電性のあ
るブラシ粉や飛び半田等の異物が基板によって遮られて
磁気センサやそのリード線への付着が防止される。これ
により、このような導電性のあるブラシ粉や飛び半田等
の異物の付着に起因する誤作動や故障を防止できる。
【0024】請求項4記載の電動機は、請求項1乃至請
求項3の何れかに記載の本発明において、前記ハウジン
グの外側に組み付けられ、前記基板の少なくとも一部を
収容するケースを備えることを特徴としている。
【0025】上記構成の電動機によれば、ケースの内部
に基板の全部若しくは一部(すなわち、少なくとも一
部)が収容され、ケースがハウジングの外側に組み付け
られる。このため、ハウジングの内側のような狭く限ら
れた空間内での磁気センサの組み付けを行わなくてよく
なり、この意味でも磁気センサの組付性が向上する。
【0026】請求項5記載の電動機は、請求項4記載の
本発明において、前記基板及び前記ケースの各々の前記
ハウジングへの組付方向を一致させたことを特徴として
いる。
【0027】上記構成の電動機では、ハウジングに対す
る基板の組付方向とケースの組付方向とが一致している
ため、予めケースに基板を組み付けてからケースをハウ
ジングへ組み付けることでケースと基板とを一度に組み
付けることが可能であり、また、ケースと基板とを個々
にハウジングへ組み付けるにしても、組み付け方向が一
致しているため、組付時における作業性が向上し、例え
ば、このような組み付けを組付装置等により自動化する
場合でも、組付装置等の構成を簡単にできる。しかも、
これらの組付方向は出力軸の軸方向に沿うため、出力軸
及びヘリカルギヤを含めた部材の組付方向が一致するこ
とになり、この意味でも組付時の作業性が向上する。
【0028】請求項6記載の電動機は、請求項1記載の
本発明において、前記ハウジングの壁部を構成するハウ
ジング壁に形成され、前記ハウジングの外側へ向けて開
口したケース壁を有し、内部に前記基板の少なくとも一
部を収容するケースを備えることを特徴としている。
【0029】上記構成の電動機では、ハウジングを構成
するハウジング壁に形成されたケース壁を含んで構成さ
れるケースを備えており、このケースの内側に基板の全
部若しくは一部(すなわち、少なくとも一部)が収容さ
れる。基板を組み付ける際にはこのケースの開口側から
ケースの内側に基板が挿入されるわけであるが、ケース
はハウジングの外側へ向けて開口しているため、ハウジ
ングの外側からケースの内側へ基板を組み付けることが
可能である。したがって、ハウジングの内側のような狭
く限られた空間内での磁気センサの組み付けを行わなく
てよくなり、この意味でも磁気センサの組み付け性が向
上する。
【0030】また、ケース壁がハウジング壁と一体化さ
れることにより、ケースががた付いたり、外れたりする
恐れもない。そして、組み付け精度が向上し、より確実
な磁気センサによるセンシングが得られ、信頼性が増
す。
【0031】さらに、ケース壁のハウジング壁との一体
化によって、ケースを固定するためのビス等が不要とな
り、部品点数を削減することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図8を用いて本発
明の第1の実施の形態について説明する。
【0033】図2に示すように、自動車のジャムプロテ
クションパワーウインドウでは、車両ドア12内に、電
動機としての駆動モータ(例えば、直流電動機)14が
設けられる。駆動モータ14には、これによって回転駆
動されるドラム16が連結され、ドラム16には、ワイ
ヤ18の両端部が螺旋状に巻き取られる。ワイヤ18の
中間部には、キャリアプレート20が固定され、ドラム
16の正転、逆転によって、キャリアプレート20がガ
イドレール22を上下して、キャリアプレート20に取
り付けられた窓ガラス24が上昇(扉閉方向移動)、下
降(扉開方向移動)する。
【0034】駆動モータ14では、図1に示すように、
回転子(アーマチャ)26の回転軸としてのモータ出力
軸28の中間部に、ウオーム30が形成され、ウオーム
30にはヘリカルギヤ32が噛合し、これらは、ハウジ
ング34(図3に示す)内に収容される。ヘリカルギヤ
32には、出力軸としての出力歯車36が同軸に設けら
れてハウジング34外に突出し、出力歯車36には、上
記ドラム16が噛合して連結される。アーマチャ26の
正転(矢印A方向の回転)、逆転(矢印B方向の回転)
によって、ドラム16が正転(矢印A方向の回転)、逆
転(矢印B方向の回転)する。
【0035】モータ出力軸28の基端には、この外周に
環状にマグネット38が設けられる。マグネット38
は、アーマチャ26の回転方向に異極が並ぶ複数極とさ
れる。本実施の形態では、極数は2極であるマグネット
38に対応して、モータ出力軸28の半径方向でハウジ
ング34外に、磁気センサを構成するホールICが、2
個設けられる(第1ホールIC40、第2ホールIC4
2)。図3に示されるように各ホールIC40、42は
基板50を介してマグネット38とは反対側で基板50
に組み込まれ、更に、基板50はケース44に内蔵され
る。ケース44は、図4、図7及び図8に示すように、
軸方向に対して直交する方向に沿って切った断面形状が
略偏平形状(詳細には、円形の一部を平行にカットした
略小判形状)のハウジング34外面に出力歯車36の軸
方向に沿ってハウジング34へのヘリカルギヤ32の収
容方向と同方向から固定され、ケース44の一端がハウ
ジング34壁の雌ねじ部47にビス48で螺合締め付け
られると共に、この一端側及び他端側のかしめ孔46
に、ハウジング34壁の突起(図7に示す)が挿通され
て熱かしめられる。
【0036】一方、図4に示されるように、基板50は
モータ出力軸28の軸直交方向(回転半径方向)に沿っ
て厚さ方向とされた平板状で、モータ出力軸28の回転
周方向に概ね沿った方向の両端側では屈曲されている。
この屈曲部分では、厚さ方向が概ねモータ出力軸28の
回転中心側及びその反対側を向いており、この部分の基
板50を介してマグネット38とは反対側の面にホール
IC40、42がそれぞれ組み付けられている。
【0037】さらに、第1ホールIC40は、図4に示
すように、第2ホールIC42に対して、アーマチャ2
6の逆転方向に角度間隔θをおいて位置される。本実施
の形態では、角度間隔θは90°とされる。図5に示す
ように、アーマチャ26の正転に伴い、第1ホールIC
40がパルスを発すると、このパルスの1/4周期遅れ
て、第2ホールIC42がパルスを発して、ホールIC
40、42毎に、パルスが次々と発せられ、発せられた
パルスは、基板50上のターミナル52から図示しない
ECU(乃至CPU;制御装置)に送られる。ECUへ
は、図3に示すように、一端がケース44に固定された
ホールIC40、42のリード線としてのパルス信号線
54に加えて、駆動モータ動力線58が、中継用コネク
タ56を介して接続される。
【0038】アーマチャ26が逆転する場合には、パル
ス発生順序が逆となり、第2ホールIC42がパルスを
発した後、このパルスの1/4周期遅れて、第1ホール
IC40がパルスを発する。
【0039】すなわち、アーマチャ26の正転時には、
第1ホールIC40のパルスが先に立ち上がり、次に、
第2ホールIC42のパルスが立ち上がる。また、第1
ホールIC40のパルスが先に立ち上がり、次に、第2
ホールIC42のパルスが立ち下がる。
【0040】アーマチャ26の逆転時には、第2ホール
IC42のパルスが先に立ち上がり、次に、第1ホール
IC40のパルスが立ち下がる。
【0041】ECUでは、第1ホールIC40のパルス
と第2ホールIC42のパルスとが一緒に加算されて、
アーマチャ26の窓ガラス閉方向回転、乃至窓ガラス上
昇方向回転(正転)に伴いアップカウントされ、アーマ
チャ26の窓ガラス開方向回転、乃至窓ガラス下降方向
回転(逆転)に伴いダウンカウントされる。すなわち、
第1ホールIC40で発せられるパルスのパルスカウン
ト数は、2、4、6、・・・となる。
【0042】パルスカウント数は、図6に示すように、
窓ガラス24の昇降位置に対応する。
【0043】窓ガラス24の上昇にあって、ECUの制
御について説明する。なお、窓ガラス24の下降限度位
置でのパルスカウント数を0とし、窓ガラスの上昇限度
位置でのパルスカウント数をn+1とする。
【0044】窓ガラス24の上昇過程で、駆動モータ1
4にロック電流(過電流)が発生した場合、パルスカウ
ント数がパルスカウント数nに達しないときは、ロック
電流の発生によって、窓ガラス24は上昇を止め直ちに
下降する、挟み込み防止動作を行う。指等の異物が窓ガ
ラス24と窓枠上縁25との間に挟み込まれると、駆動
モータ14にロック電流が発生するが、上記挟み込む防
止動作は、窓ガラス24の上昇を止めるだけもよい等、
種々の動作が可能である。
【0045】窓ガラス24の上昇過程で、駆動モータ1
4にロック電流が発生した場合、パルスカウント数がパ
ルスカウント数nに達していれば、ロック電流が発生し
ても、窓ガラス24は挟み込み防止動作を行わない。窓
ガラス24の閉め切りのときには、窓ガラス24が窓枠
上縁25との間で抵抗を受けてロック電流が発生する
が、窓ガラス24の閉め切り動作は正常に行われる。す
なわち、パルスカウント数n以降は、ロック電流が流れ
ても挟み込み防止動作を行わず閉め切り動作を正常に行
える、不感帯60とされる。
【0046】また、ECUでは、パルス発生順序がいず
れであるかを検出して、アーマチャ26の正転、逆転が
判断される。窓ガラス24の下降にあっては、挟み込み
防止動作を行う必要がないので、逆転と判断したときは
挟み込み防止動作の回路を省略することができ、便利で
ある。さらに、アーマチャ26の正転、逆転を判断する
ことによって、窓ガラス24が上昇限度端に達したか、
下降限度端に達したかを判別でき、その上昇限度位置や
下降限度位置で、パルスカウント数をリセットすること
ができる。例えば、窓ガラス24を閉め切ったときのパ
ルスカウント数がn+1に達しないで、あるいは、パル
スカウント数がn+1を越えても、窓ガラス24の上昇
限度位置で、パルスカウント数をn+1にリセットする
ことにより、パルスカウント数と、窓枠に対する窓ガラ
ス24の昇降位置との対応関係が、精度よく得られる。
【0047】次に、第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0048】駆動モータ14のアーマチャ26の回転に
伴い、ホールIC40、42毎に、パルスが発せられ
る。ホールIC40、42間でパルスに位相差があり、
アーマチャ26の回転量に対するパルス数は、単一のホ
ールICに比して、2倍となり、パルス分解能が高くな
る。
【0049】したがって、不感帯60は、ホールICが
2個の場合、1個の場合に比して、1/2となり、小さ
くなる。不感帯60が小さくなることにより、その分、
窓ガラスの正常な閉め切りを保証して、より小さな異物
についても挟み込み防止動作を確実になすことが可能と
なる。
【0050】また、アーマチャ26の正転、逆転によっ
て、ホールIC40、42のパルスの発生順序が異なる
ので、この異なるのを検出することによって、アーマチ
ャの正転、逆転の判断が可能となる。
【0051】さらに、パルスの分解能を高めることは、
マグネット38の極数を増すことなく達成され、また、
アーマチャ26の正転、逆転の判断は、そのための別途
手段を設けることなく達成されて、簡単な構造で済む。
【0052】また、ホールICの素子がハウジング34
内に露出すると、導電性のあるブラシ粉や飛び半田等の
異物がリード間に付着して誤作動または故障が起きる恐
れがあり、これを防止しようとすれば、耐用期間が短く
ならざるを得ない。上記構成によれば、ホールIC4
0、42がハウジング34外に装着され、ホールIC4
0、42の素子は、ケース44壁、ハウジング34壁、
及び基板50を介してマグネット38とは反対側に設け
られているうえ、ケース44壁、ハウジング34壁によ
ってハウジング34内と遮断され、ハウジング34内に
露出せず、そのような問題は起きない。
【0053】さらに、本実施の形態においてホールIC
40、42が組み付けられた基板50はケース44と共
にハウジング34の外側に組み付けられているため、ハ
ウジング34内での煩雑なホールIC40、42の組付
作業等に比べると、基板50若しくはホールIC40、
42自体の組み付けが極めて容易となる。
【0054】しかも、ホールIC40、42の各々は基
板50のうちのモータ出力軸28の回転周方向に概ね沿
った方向の基板50の両端部側に組み付けられているた
め、基板50をハウジング34へ組み付けることで各ホ
ールIC40、42をモータ出力軸28の回転半径方向
に沿ってマグネット38と容易に対向させることができ
る。
【0055】また、本実施の形態においてホールIC4
0、42は基板50に組み付けられており、基板50を
ケース44へ組み付けることでホールIC40、42が
組み付けられる。すなわち、使用するホールIC40、
42の数に関係なく基板50の組み付けだけでホールI
C40、42の組み付けが終了する。
【0056】しかも、ハウジング34に対する基板50
の組付位置精度を高めるだけでハウジング34に対する
ホールIC40、42の組付位置精度を容易に高めるこ
とができる。
【0057】さらに、基板50を収容したケース44の
組付方向は出力歯車36の軸方向に沿うため、出力歯車
36及びヘリカルギヤ32と基板50の組付方向が一致
することになり、これらの部材の組付時の作業性が向上
するうえ、仮に、これらの部材の組み立てをロボット等
により自動的に行なう場合、各部材の組付方向が一致し
ていることでロボット・アームの運動機構等の構造を簡
素化できる。
【0058】さらに、ホールIC40、42を単体でケ
ース44に組み付けることを考えた場合、ケース44内
でホールIC40、42へ接続されるパルス信号線54
等の取り回しが煩雑であるのに対し、本実施の形態では
基板50を介してパルス信号線54等とホールIC4
0、42を接続することが可能となるため、上記の不具
合が解消される。
【0059】ホールIC40、42をハウジング34外
に装着するのに、ケース44がビス48、熱かしめでハ
ウジング34外面に固定されているが、接着剤等で固着
する等、他の固定手段も可能である。
【0060】なお、第1の実施の形態では、図5に示す
ように、ホールIC40、42間のパルスの位相差は、
パルス幅に対してはこの50%に相当し、これが特に好
ましいが、ホールIC40、42のパルスが同期しない
限り、限定されない。なお、角度間隔θを変更すること
により、位相差の変更が可能である。ただ、各部品の組
み付け誤差等を考慮すれば、パルス幅に対して5%〜9
5%の範囲内の位相差が好ましい。
【0061】また、第1の実施の形態では、マグネット
38の極数が2極であるが、2極に限らず、4極、6極
等の偶数の複数極も可能である。ホールIC間のパルス
の位相差を1/4周期とする角度間隔θは、4極の場
合、45°であり、6極の場合、30°となる。すなわ
ち、角度間隔θ=180/極数(偶数)となる。
【0062】さらに、第1の実施の形態では、ホールI
Cの個数は2個であるが、これに限定されず、だだ、角
度間隔θをおいてホールICをそれぞれ配置するのであ
れば、2個以上の複数が可能である。この場合、パルス
カウント数は、ホールICの個数倍となり、パルス分解
能が一層高まる。
【0063】次に、第2の実施の形態を図9及び図10
に基づき説明する。
【0064】第2の実施の形態では、ホールIC40、
42を2個内蔵したケース70が、止め具72によって
ハウジング34外面に固定される。止め具72は、板状
とされ、一端がハウジング34外面に固着され、他端部
がケース70をハウジング74壁との間で挟み込むよう
にされる。
【0065】止め具72は、Fe等の磁性体で形成され
る。止め具72を磁性体で形成することにより、マグネ
ット38の磁力線がマグネット38の半径方向外方へ止
め具72に向けて作用し、止め具72とマグネット38
との間に介在するホールIC40、42は、ケース70
壁、ハウジング74壁によってハウジング74内のマグ
ネット38と遮断されても、マグネット38の磁界の検
出を確実になす。
【0066】他の構成、作用効果は、第1の実施の形態
と同様である。
【0067】次に、第3の実施の形態を図11乃至図1
6に基づき説明する。
【0068】第3の実施の形態では、ケース100壁が
ハウジング102壁と一体的に形成されている。すなわ
ち、図11乃至図13に示すように、ケース100は、
底壁104と側壁105の一部とがハウジング102壁
と共通とされ、側壁105の残部がハウジング102壁
から立ち上げられ、底壁104と反対側が開放されてお
り、モータ出力軸28の半径方向から見て略矩形形状と
される。
【0069】ケース100の底壁104の一部は、モー
タ出力軸28及びマグネット38の周部を覆うようにそ
れら外形形状に対応して段付き半円弧形状とされる。モ
ータ出力軸28の軸方向と直交する方向で対向する側壁
には、対向内面にそれぞれ、係合部としての凹状のガイ
ド106が突出形成される。
【0070】ガイド106は、ケース100の開放端か
ら底壁104に向けて延設される。基板108の両側縁
が、ガイド106の凹内に係合案内されて、基板108
が、図14に示すように、矢印Pの向きへ、ケース10
0内に挿入される。基板108には切り欠き部110が
形成されている。
【0071】図14に示されるように、切り欠き部11
0は基板108をケース100及びハウジング102内
へ挿入する際の挿入方向へ向けて半円弧形状に開口して
おり、底壁104の半円弧形状部に対応位置する。図1
5に示すように、基板108が底壁104に当接した状
態で、ガイド106の開放端部が圧着(熱かしめ)され
て、基板108が所定位置に保持される。かしめ部位を
114で示す。基板108の片側面には、マグネット3
8に対応すべく、ホールIC40、42が突出状態に組
み付けられる。ホールIC40、42は、第1の実施の
形態と同様に、所定間隔θをおいて配置される。
【0072】その後、図16に示すように、ケース10
0内は、ポッティング112が施され、基板108はポ
ッティング112中に埋設状態となる。
【0073】次に第3の実施の形態の作用を説明する。
【0074】ケース100壁がハウジング102壁と一
体化されて、ケース100内スペース(図13に鎖線で
示す領域)が広く確保され、基板108の取り付け自由
度が増す。すなわち、ハウジング外にホールICを装着
するのに、ホールICを保持収容するためのケースをハ
ウジング壁にビス止めやかしめ等で固定する必要がな
く、ビス止め部やかしめ部等を要しない分、ケース10
0内スペースを広く取れ、基板108を大きくでき、容
易にホールIC40、42を装着することが可能とな
る。
【0075】さらに、ケース100壁がハウジング10
2壁と一体化されることにより、ケース100ががた付
いたり、外れたりする恐れもない。そして、組み付け精
度が向上し(磁気センサのセンサ位置ずれがなく)、よ
り確実なホールIC40、42の作動が得られ、信頼性
が増す。
【0076】また、更に、ケース100壁のハウジング
102壁との一体化によって、ビス、ティースワッシャ
等も不要となり部品点数を削減することができる。
【0077】また、本実施の形態では、ハウジング10
2の外側へ向けて開口するケース100の開口側からホ
ールIC40、42を挿入できることになる。したがっ
て、ハウジング102の内部でのホールIC40、42
の組み付けという煩雑な作業を行わずとも、ホールIC
40、42の組み付けが可能であるため、組付工程にお
ける作業性が向上する。
【0078】さらに、本実施の形態では、ケース100
内にガイド106が設けられており、基板108をケー
ス100に収容しつつガイド106に基板108を係合
させれば基板108の位置決め、すなわち、基板108
に取り付けられたホールIC40、42の位置決めが終
了する。このように、ガイド106に基板108を係合
させるだけでホールIC40、42の位置決めを含めた
組み付けができるため、組付工程における作業性が向上
する。
【0079】また、組み付け後のケース100内での基
板108のガタつきが防止され、より確実なホールIC
40、42によるセンシングが得られ、信頼性が増す。
【0080】さらに、本実施の形態では、基板108に
形成された切り欠き部110の周囲に沿って所定の間隔
をおいてホールIC40、42が組み付けられ、基板1
08はこの切り欠き部110の側からアーマチャ26の
軸方向に対して直交し、しかも、出力歯車36の軸方向
に沿うため、ヘリカルギヤ32と基板108の組付方向
と同じ方向からハウジング102へ組み付けられる。し
たがって、切り欠き部110の内側にアーマチャ26軸
が位置するように基板108を組み付けることでアーマ
チャ26軸の軸心から各ホールIC40、42までの距
離を同じにできる。このため、組み付け性の向上とホー
ルIC40、42の位置精度の向上が図れるうえ、これ
らの部材の組付性も向上できる。しかも、仮に、これら
の部材の組み立てをロボット等により自動的に行なう場
合、各部材の組付方向が一致していることでロボット・
アームの運動機構等の構造を簡素化できる。
【0081】また、基板108がハウジング102とは
別部材で設けられるため、基板108に対する各ホール
IC40、42の組付位置精度を高めることは比較的容
易であり、これによって、ハウジング102に対する基
板108の組付位置精度を高めるだけでハウジング10
2に対する全てのホールIC40、42の組付位置精度
を容易に高めることが可能となる。
【0082】さらに、ケース100内をポッティング1
12で埋めることにより、シール性が得られ、防水性に
優れ、また、基板の保持がより確実となる。
【0083】また、ケース100の底壁104がハウジ
ング102壁と共通とされるので、別途、底壁を有する
ケースを用意するのに比して、図12示すように、ホー
ルIC40、42とマグネット38との距離が短くて済
み、マグネット38の磁力が弱くても、磁気の検出が十
分可能となる。
【0084】他の構成、作用効果は、第1の実施の形態
と同様である。
【0085】本発明は、上記各実施の形態に限定され
ず、種々の変更が可能である。例えば、上記各実施例で
は、ジャムプロテクションパワーウインドウに適用した
駆動モータについて説明しているが、駆動モータは、そ
のようなパワーウインドウに限定されるものではなく、
また、パワーウインドウだけでなく、その他の種々の装
置に適用可能であり、更に、直流電動機に限定されず、
他のものでもよい。
【0086】さらに、上記各実施の形態では、磁気セン
サをホールICで構成しているが、これに限定されず、
種々のものが可能である。
【0087】また、上記各実施例では、ホールICが2
個設けられているが、これに限定されず、単一のホール
ICであっても、本発明の作用効果を減ずるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る駆動モータの
一部を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る駆動モータを適用した
パワーウインドウを示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係る駆動モータの全体斜視
図である。
【図4】図8の4−4線断面図である。
【図5】パルスのタイムチャートである。
【図6】パルスカウント数に対応する窓ガラスの昇降位
置を示す図である。
【図7】第1の実施の形態に係る駆動モータを、ホール
IC未装着状態で示す平面図である。
【図8】第1の実施の形態に係る駆動モータを、ホール
IC装着状態で示す平面図である。
【図9】第2の実施の形態に係る駆動モータを、ホール
IC未装着状態で示す斜視図である。
【図10】第2の実施の形態に係る駆動モータを、ホー
ルIC装着状態で示す斜視図である。
【図11】第3の実施の形態に係る駆動モータを、ホー
ルIC未装着状態で示す斜視図である。
【図12】図13の12−12線断面図である。
【図13】第3の実施の形態に係る駆動モータを、ホー
ルIC装着状態で示す平面図である。
【図14】第3の実施の形態に係る駆動モータの、ホー
ルIC装着過程を示す斜視図である。
【図15】その後のホールIC装着過程を示す図14に
相当する図である。
【図16】さらに、その後のホールIC装着過程を示す
図14に相当する図である。
【符号の説明】
14 駆動モータ(電動機) 26 アーマチャ 28 モータ出力軸(回転軸) 30 ウオーム 32 ヘリカルギヤ 34 ハウジング 36 出力歯車(出力軸) 38 マグネット 40 ホールIC 42 ホールIC 44 ケース 50 基板 70 ケース 74 ハウジング 100 ケース 102 ハウジング 108 基板 110 切り欠き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/245 G01B 7/30 E05F 15/10 B60J 1/17 H02K 11/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウオームが形成された回転軸を有するア
    ーマチャと、 軸方向が前記回転軸の軸方向に対して直交して前記ウオ
    ームに噛み合うヘリカルギヤに同軸的に設けられた出力
    軸と、 前記アーマチャの回転軸及び前記ヘリカルギヤを収納す
    るハウジングと、 前記アーマチャに設けられると共に、前記アーマチャの
    回転方向に沿って異極が交互に並んだ複数極とされて前
    記アーマチャと共に回転するマグネットと、 外周一部に切り欠き部が形成されると共に、前記切り欠
    き部側から前記出力軸の軸方向に沿って前記ハウジング
    に挿入組み付けされる基板と、 前記基板を介して前記回転軸とは反対側で前記切り欠き
    部に沿って所定間隔をおいて前記基板に組み付けられ、
    当該組付状態で前記基板と共に記ハウジングに挿入組み
    付けされることで前記基板を介して前記マグネットに対
    向して設けられて、前記アーマチャの回転に伴い互いに
    位相のずれたパルスを発する複数の磁気センサと、 を備える電動機。
  2. 【請求項2】 前記回転軸を略中心として湾曲した湾曲
    した略円弧形状に前記切り欠き部を形成したことを特徴
    とする請求項1記載の電動機。
  3. 【請求項3】 ウオームが形成された回転軸を有するア
    ーマチャと、 軸方向が前記回転軸の軸方向に対して直交して前記ウオ
    ームに噛み合うヘリカルギヤに同軸的に設けられた出力
    軸と、 前記アーマチャの回転軸及び前記ヘリカルギヤを収納す
    るハウジングと、 前記アーマチャに設けられると共に、前記アーマチャの
    回転方向に沿って異極が交互に並んだ複数極とされて前
    記アーマチャと共に回転するマグネットと、 少なくとも一部の厚さ方向が前記アーマチャの回転半径
    方向へ向けられ、且つ、前記出力軸の軸方向から前記ハ
    ウジングに挿入組み付けされる基板と、 前記基板の前記回転軸とは反対側であって、且つ、前記
    基板の厚さ方向が前記アーマチャの回転半径方向へ向け
    られた部分に組み付けられ、当該組付状態で前記基板と
    共に前記ハウジングに挿入組み付けされることで前記基
    板を介して前記マグネットに対向して、前記アーマチャ
    の回転に伴い互いに位相のずれたパルスを発する複数の
    磁気センサと、 を備える電動機。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの外側に組み付けられ、
    前記基板の少なくとも一部を収容するケースを備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    電動機。
  5. 【請求項5】 前記基板及び前記ケースの各々の前記ハ
    ウジングへの組付方向を一致させたことを特徴とする請
    求項4記載の電動機。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングの壁部を構成するハウジ
    ング壁に形成され、前記ハウジングの外側へ向けて開口
    したケース壁を有し、内部に前記基板の少なくとも一部
    を収容するケースを備えることを特徴とする請求項1記
    載の電動機。
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