JP4137296B2 - モータ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車のパワーウインドに用いられるモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
パワーウインドには、異物の挟み込みを防止する、いわゆるジャムプロテクションパワーウインドがある。このパワーウインドは、例えば、特開平7−99753号公報に記載のように、モータを備えており、モータのアーマチャの正転、逆転により、窓ガラスが上昇(閉方向移動)、下降(開方向移動)する。
【0003】
アーマチャのモータ出力軸には、回転方向に異極が並ぶ複数極のマグネットが設けられると共に、マグネットに対応してホールICが組み付けられており、アーマチャの回転に伴いマグネットが回転し、ホールICからパルス信号がECU(ないしCPU)に発せられる。ECUでは、パルス信号はアーマチャの窓ガラス上昇方向回転に伴いアップカウントされ、逆に、アーマチャの窓ガラス下降方向回転に伴いダウンカウントされ、これにより、窓ガラスの昇降位置がパルスカウント数によって検出される。
【0004】
ところで、窓ガラスの上昇中に窓ガラスと窓枠上縁部との間に異物が挟みこまれると、モータにロック電流が生ずる。窓ガラスの上昇中はパルスカウント数が予め設定されたパルスカウント数nに達しておらず、この場合には、ロック電流の発生によって窓ガラスは上昇を止めそして直ちに下降し、異物の挟み込み防止動作が行われる。一方、窓ガラスの閉め切りの際にもモータにロック電流が生ずる。窓ガラスの閉め切りの際にはパルスカウント数がパルスカウント数nに達した以降であり、この場合には、ロック電流の発生によっても異物の挟み込み防止動作が行われない。これにより、このパワーウインドでは窓ガラスの閉め切り動作が阻害されることなく異物の挟み込み防止動作が行われる構成である。
【0005】
ここで、アーマチャやマグネットはハウジングに収納されると共にホールICはケースに収納されており、ハウジングの外部にケースをビス等の固定用部品で固定することによりホールICをハウジングに組み付けている。このため、ホールICはハウジング内と遮断されハウジング内に露出せず、これにより、導電性のあるブラシ粉や飛び半田等の異物がホールICのリード間に付着して誤作動または故障が起きることを防止でき、ホールICの耐用期間を長くすることができる。
【0006】
しかしながら、このようなパワーウインドのモータでは、アーマチャに設けられたマグネットに対応するホールICは、アーマチャ軸の径方向から移動されることにより組み付けられている。このため、ホールICを組み付けた際にホールICがアーマチャ軸の径方向へずれる可能性があり、これにより、アーマチャに設けられたマグネットからのホールICの離間距離を常に一定に確保できず、ホールICによるマグネットの磁界の検出が不確実となる(検出精度が悪くなる)という問題がある。
【0007】
さらに、ホールICを収納するケースをアーマチャやマグネットを収納するハウジングに固定するためにビス等の固定用部品を使用するため、部品点数が多いのみならず組み付け工数が多く高コストになるという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、アーマチャに設けられたマグネットからの離間距離を常に一定に確保して磁気センサを組み付けることにより磁気センサによるマグネットの磁界の検出を精度良く行うことができるモータを得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のモータは、アーマチャに設けられ、前記アーマチャと共に回転する環状のマグネットと、前記アーマチャ及びマグネットを収納するハウジングと、前記ハウジングに形成されたセンサ収納部と、ーマチャ軸を含む面に対し平行な方向から前記アーマチャ軸の軸線方向に沿ってスライド移動されて前記センサ収納部内に収納されることにより前記マグネットの外周面に対応して前記ハウジングに組み付けられ、前記アーマチャの回転に伴い前記マグネットが回転することによりパルスを発生する磁気センサと、を備えている。
【0010】
請求項1に記載のモータによれば、アーマチャ及びマグネットを収納するハウジングにはセンサ収納部が形成されており、磁気センサはアーマチャ軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動されてセンサ収納部内に収納されることにより、マグネットに対応してハウジングに組み付けられている。
【0011】
このように、磁気センサはアーマチャ軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動されて組み付けられるため、磁気センサを組み付けた際に磁気センサがアーマチャ軸の径方向へずれることがなく、アーマチャ軸からの磁気センサの離間距離を常に一定にできる。このため、アーマチャに設けられたマグネットからの磁気センサの離間距離を常に一定に確保して磁気センサを組み付けることができ、これにより、磁気センサによるマグネットの磁界の検出を精度良く行うことができ、信頼性を向上できる。
【0012】
請求項2に記載のモータは、請求項1に記載のモータにおいて、前記磁気センサを収納するケースを備え、前記ケースをスライド移動させて前記センサ収納部内に前記ケースを収納した、ことを特徴としている。
【0013】
請求項2に記載のモータによれば、磁気センサをケースに収納すると、ケースの取り扱いは容易であるため、磁気センサの取り扱いを容易にすることができる。このため、磁気センサをケースに収納し、このケースをスライド移動させてハウジングのセンサ収納部内に収納することにより、磁気センサの組み付けを容易にすることができる。
【0014】
また、磁気センサをケースに収納するため、ケースによって磁気センサを保護することができる。
【0015】
請求項3に記載のモータは、請求項1または請求項2記載のモータにおいて、前記磁気センサの前記アーマチャ軸の軸線方向に沿ったスライド移動を案内する案内手段を設けた、ことを特徴としている。
【0016】
請求項3に記載のモータによれば、磁気センサのスライド移動が案内手段によって案内されるため、磁気センサを容易にアーマチャ軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動でき、これにより、磁気センサの組み付けを一層容易にすることができる。
【0017】
請求項4に記載のモータは、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のモータにおいて前記センサ収納部内に収納された状態の前記磁気センサのスライド移動を阻止する移動阻止手段を設けた、ことを特徴としている。
【0018】
請求項4に記載のモータによれば、磁気センサがハウジングのセンサ収納部内に収納された状態では移動阻止手段が磁気センサのスライド移動を阻止するため、磁気センサがセンサ収納部から脱落することを防止できる。
【0019】
また、磁気センサをケースに収納した場合には、例えば、ケース及びセンサ収納部の何れか一方に係合凸部を設けると共にこの係合凸部に対応してケース及びセンサ収納部の何れか他方に係合凹部を設け、磁気センサがセンサ収納部内に収納された状態で係合凸部を係合凹部に係合させることにより磁気センサのスライド移動を阻止でき、これにより、磁気センサがセンサ収納部から脱落することを防止できる。このため、従来のビス等の固定用部品が不要となり、部品点数及び組み付け工数を低減させてコストを低減できる。
【0020】
請求項5に記載のモータは、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のモータにおいて、前記センサ収納部を前記ハウジングの外側に形成した、ことを特徴としている。
【0021】
請求項5に記載のモータによれば、センサ収納部をハウジングの外側に形成したため、磁気センサはハウジング内と遮断されハウジング内に露出しない。これにより、導電性のあるブラシ粉や飛び半田等の異物が磁気センサのリード間に付着して誤作動または故障が起きることを防止でき、磁気センサの耐用期間を長くすることができる。
【0022】
請求項6に記載のモータは、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のモータにおいて、前記アーマチャ軸を含む面に対し平行に前記ハウジングを偏平とし、前記磁気センサを前記ハウジングの偏平面に平行な方向に沿ってスライド移動させて前記磁気センサを前記センサ収納部内に収納した、ことを特徴としている。
【0023】
請求項6に記載のモータによれば、アーマチャ軸を含む面に対し平行にハウジングが偏平とされているため、アーマチャとハウジングの偏平面との離間距離は小さくされている。このため、ハウジングの偏平面に平行な方向に沿って磁気センサをスライド移動させて磁気センサを組み付けることにより、磁気センサを組み付けた状態でマグネットからの磁気センサの離間距離を小さくでき、磁気センサがマグネットの磁界を確実に検出することができる。
請求項7に記載のモータは、請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載のモータにおいて、前記磁気センサは基板に組み込まれ、前記移動阻止手段として前記基板を前記センサ収納部内に収納した状態で熱かしめにより前記センサ収納部内に固定した、ことを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の実施の形態に係るモータ14の主要部が分解斜視図にて示されており,図2には、モータ14の外観が平面図にて示されている。また、図3には、モータ14の外観が側面図にて示されており、図4には、モータ14の内部構成が斜視図にて示されている。さらに、図5には、モータ14が適用されて構成された自動車のジャムプロテクションパワーウインドを備える車両ドア12の内部構成が斜視図にて示されており、図7には、車両ドア12が裏面図にて示されている。
【0025】
図4及び図5に示す如く、自動車のジャムプロテクションパワーウインドでは、車両ドア12内にモータ(例えば、直流電動機)14が設けられている。このモータ14では、回転子(アーマチャ)26のモータ出力軸28の中間部にウォーム30が形成されると共に、ウォーム30にはヘリカルギヤ32が噛合している。ヘリカルギヤ32には出力歯車36が同軸に設けられており、出力歯車36はドラム16に噛合している。これにより、アーマチャ26の正転(矢印A方向の回転)、逆転(矢印B方向の回転)によって、ドラム16が正転(矢印A方向の回転)、逆転(矢印B方向の回転)する。
【0026】
ドラム16がモータ14によって回転駆動されると、ドラム16にワイヤ18の両端部が螺旋状に巻き取られる。ワイヤ18の中間部にはキャリアプレート20が固定されると共にキャリアプレート20には窓ガラス24が取り付けられており、ドラム16の正転、逆転によってワイヤ18を介してキャリアプレート20がガイドレール22を上下することにより、窓ガラス24が上昇(扉閉方向移動)、下降(扉開方向移動)する。
【0027】
モータ出力軸28の基端にはこの外周に環状にマグネット38が設けられている。マグネット38はアーマチャ26の回転方向に異極が並ぶ複数極とされる構成である(本実施の形態では、極数は2極とされている)。
【0028】
ここで、上述したアーマチャ26、ヘリカルギヤ32及びマグネット38は図1乃至図3に示すハウジング34に収納されている。ハウジング34はアーマチャ26軸を含む面に対し平行に偏平とされた面(以下,この面を「偏平面46」という)を有しており、モータ14はいわゆる偏平モータとされている。
【0029】
ハウジング34の外側にはセンサ収納部48が形成されており、センサ収納部48によって略長方体状の空間が形成されている。このセンサ収納部48の長手方向はアーマチャ26軸と平行とされると共に、センサ収納部48の底面はハウジング34の偏平面46と平行とされている。また、センサ収納部48の前面及び上面は開放されており、センサ収納部48の背面上部には凸状の位置決め凸部50が形成されている。
【0030】
センサ収納部48の底面には移動阻止手段を構成する係合凸部52が形成されており、係合凸部52はセンサ収納部48内に突出している。さらに、センサ収納部48の一対の側壁にはそれぞれ案内手段を構成する案内凸部54が形成されており、案内凸部54はセンサ収納部48内に突出すると共にアーマチャ26軸と平行な方向に沿って形成されている。
【0031】
また、図4に示す如く、マグネット38に対応して、モータ出力軸28の半径方向には磁気センサを構成するホールICが2個設けられている(第1ホールIC40、第2ホールIC42)。 第1ホールIC40は、第2ホールIC42に対して、アーマチャ26の逆転方向に角度間隔θ(本実施の形態では、角度間隔θは90°とされる)をおいて配置されている。
【0032】
各ホールIC40、42は基板(図示省略)に組み込まれており、この基板は図1に示すケース44に収納されている。ケース44内はポッティング(図示省略)で埋設されており、これにより、ホールIC40、42に対するシール性及び防水性を確保でき、また、基板(ホールIC40、42)を確実に保持できる。
【0033】
ケース44は略箱状とされており、ケース44の一対の側壁にはそれぞれセンサ収納部48の案内凸部54に対応して案内手段を構成する案内凹部56が形成されている。案内凹部56はアーマチャ26軸と平行な方向に沿って形成されると共にケース44内方向へ凹んでおり、このケース44の案内凹部56がセンサ収納部48の案内凸部54に案内されることにより、ケース44(ホールIC40、42)はアーマチャ26軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動されてセンサ収納部48内に収納されている。また、この案内凹部56はケース44の前面側から背面側に向かうに従い徐々に拡径されることによりテーパ状とされており、このため、この案内凹部56がセンサ収納部48の案内凸部54に案内される際に、上述したセンサ収納部48の係合凸部52がケース44の背面や底面に当接してケース44のスライド移動を阻害することを防止でき、これにより、ハウジング34にケース44(ホールIC40、42)を組み付ける際の作業性を向上できる。
【0034】
ケース44の底面にはセンサ収納部48の係合凸部52に対応して移動阻止手段を構成する係合凹部58が形成されており、係合凹部58はケース44内方向へ凹んでいる。このケース44の係合凹部58がセンサ収納部48の係合凸部52に嵌合することにより、センサ収納部48内に収納された状態のケース44(ホールIC40、42)のスライド移動が阻止されている。
【0035】
ケース44の背面上部にはセンサ収納部48の位置決め凸部に対応して凹状の位置決め凹部62が形成されており、位置決め凹部62が位置決め凹部62に嵌合することによりケース44の幅方向へのずれが防止されている。
【0036】
ここで、アーマチャ26の回転に伴いマグネット38が回転し、第1ホールIC40及び第2ホールIC42がパルスを発する。図6に示す如く、アーマチャ26が正転する場合には、第1ホールIC40がパルスを発した後、このパルスの1/4周期遅れて第2ホールIC42がパルスを発し、ホールIC40、42毎に、パルスが次々と発せられる。一方、アーマチャ26が逆転する場合には、パルス発生順序が逆となり、第2ホールIC42がパルスを発した後、このパルスの1/4周期遅れて第1ホールIC40がパルスを発し、ホールIC42、40毎に、パルスが次々と発せられる。この発せられたパルスは図示しないECU(ないしCPU;制御装置)に送られ、これにより、窓ガラス24上昇状態と窓ガラス24下降状態とが識別される。
【0037】
ECUでは、第1ホールIC40のパルスと第2ホールIC42のパルスとが一緒に加算されて、アーマチャ26の窓ガラス24上昇方向回転(正転)に伴いアップカウントされ、アーマチャ26の窓ガラス24下降方向回転(逆転)に伴いダウンカウントされる。このため、パルスカウント数は窓ガラス24の昇降位置に対応しており、これにより、窓ガラス24の昇降位置が認識される。なお、図7に示す如く、窓ガラス24の下降限度位置でのパルスカウント数を0とし、窓ガラスの上昇限度位置でのパルスカウント数をn+1とする。また、ECUにはモータ動力線(図示省略)が接続されている。
【0038】
窓ガラス24と窓枠上縁部25との間に異物が挟みこまれると、モータ14にロック電流が生ずる。窓ガラス24の上昇過程では、パルスカウント数がパルスカウント数nに達しておらず、この過程でモータ14にロック電流(過電流)が発生した場合、窓ガラス24は上昇を止め直ちに下降する等の挟み込み防止動作を行う。一方、窓ガラス24の閉め切りの際にも、窓ガラス24が窓枠上縁部25との間で抵抗を受けてロック電流が発生するが、パルスカウント数がパルスカウント数nに達しており、窓ガラス24は挟み込み防止動作を行わない。これにより、窓ガラス24の閉め切り動作を正常に行うことができる。すなわち、パルスカウント数n以降は、ロック電流が流れても挟み込み防止動作を行わず閉め切り動作を正常に行える不感帯60とされる構成である。
【0039】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0040】
以上の構成のモータ14では、アーマチャ26及びマグネット38を収納するハウジング34にはセンサ収納部48が形成されており、ホールIC40、42(ケース44)はアーマチャ26軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動されてセンサ収納部48内に収納されることにより、マグネット38に対応してハウジング34に組み付けられている。
【0041】
このように、ホールIC40、42(ケース44)はアーマチャ26軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動されて組み付けられるため、ホールIC40、42(ケース44)を組み付けた際にホールIC40、42がアーマチャ26軸の径方向へずれることがなく、アーマチャ26軸からのホールIC40、42の離間距離を常に一定にできる。このため、アーマチャ26に設けられたマグネット38からのホールIC40、42の離間距離を常に一定に確保してホールIC40、42を組み付けることができ、これにより、ホールIC40、42によるマグネット38の磁界の検出を精度良く行うことができ、信頼性を向上できる。
【0042】
また、ホールIC40、42をケース44に収納すると、ケース44の取り扱いは容易であるため、ホールIC40、42の取り扱いを容易にすることができる。このため、ホールIC40、42をケース44に収納し、このケース44をスライド移動させてハウジング34のセンサ収納部48内に収納しており、これにより、ホールIC40、42の組み付けを容易にすることができる。また、ホールIC40、42をケース44に収納するため、ケース44によってホールIC40、42を保護することができる。
【0043】
さらに、ホールIC40、42(ケース44)のスライド移動がケース44の案内凹部56がセンサ収納部48の案内凸部54によって案内されるため、ホールIC40、42を容易にアーマチャ26軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動でき、これにより、ホールIC40、42の組み付けを一層容易にすることができる。
【0044】
また、ホールIC40、42がセンサ収納部48内に収納された状態でセンサ収納部48の係合凸部52をケース44の係合凹部58に嵌合させており、これにより、ホールIC40、42(ケース44)のスライド移動を阻止でき、ホールIC40、42(ケース44)がセンサ収納部48から脱落することを防止できる。このため、従来のビス等の固定用部品が不要となり、部品点数及び組み付け工数を低減させてコストを低減できる。またさらに、ケース44をハウジング34にビス止め等で固定する必要がないため、ビス孔等を通ってハウジング34内への異物の進入を防止することができる。
【0045】
さらに、モータ14はいわゆる偏平モータであり、アーマチャ26軸を含む面に対し平行にハウジング34が偏平とされているため、アーマチャ26とハウジング34の偏平面46との離間距離は小さくされている。このため、ハウジング34の偏平面46に平行な方向に沿ってホールIC40、42(ケース44)をスライド移動させてホールIC40、42を組み付けることにより、ホールIC40、42を組み付けた状態でマグネット38からのホールIC40、42の離間距離を小さくでき、ホールIC40、42がマグネット38の磁界を確実に検出することができる。
【0046】
さらにまた、センサ収納部48をハウジング34の外側に形成したため、ホールIC40、42はハウジング34内と遮断されハウジング34内に露出しない。これにより、導電性のあるブラシ粉や飛び半田等の異物がホールIC40、42のリード間に付着して誤作動または故障が起きることを防止でき、ホールIC40、42の耐用期間を長くすることができる。
【0047】
また、センサ収納部48の位置決め凸部50、案内凸部54及び係合凸部52、並びにケース44の位置決め凹部62、案内凹部56及び係合凹部58により、ケース44(ホールIC40、42)のがた付きが防止されており、これにより、ホールIC40、42をより確実に(より精度良く)作動させることができる
なお、本発明は、本実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、図6に示す如く、ホールIC40、42間のパルスの位相差は、パルス幅に対してはこの50%に相当し、これが特に好ましいが、ホールIC40、42のパルスが同期しない限り、限定されない。なお、角度間隔θを変更することにより、位相差の変更が可能である。
【0048】
さらに、マグネット38の極数が2極であるが、2極に限らず、4極、6極等の偶数の複数極も可能である。一方、ホールICが2個設けられているが、これに限定されず、ホールICが単一あるいは3個以上の複数であっても、本発明の作用効果を減ずるものではない。また、磁気センサをホールICで構成しているが、これに限定されず、種々のものが可能である。
【0049】
また、センサ収納部48に案内凸部54を形成しケース44に案内凹部56を形成したが、センサ収納部48に案内凹部を形成しケース44に案内凸部を形成してもよい。この場合、ケース44に形成された案内凸部をケース44の背面側から前面側に向かうに従い徐々に拡径させてテーパ状とすることにより、ケース44の案内凸部がセンサ収納部48の案内凹部に案内される際に、センサ収納部48の係合凸部52がケース44の背面や底面に当接してケース44のスライド移動を阻害することを防止でき、これにより、ハウジング34にケース44(ホールIC40、42)を組み付ける際の作業性を向上できる。
【0050】
さらに、センサ収納部48に位置決め凸部50を形成しケース44に位置決め凹部62を形成したが、センサ収納部48に位置決め凹部を形成しケース44に位置決め凸部を形成してもよい。また、センサ収納部48に係合凸部52を形成しケース44に係合凹部58を形成したが、センサ収納部48に係合凹部を形成しケース44に係合凸部を形成してもよい。
(変形例)
図8には本実施の形態の変形例に係るモータ80の主要部が分解斜視図で示されている。
【0051】
本変形例に係るモータ80では、ハウジング34の外側にセンサ収納部82が形成されており、センサ収納部82によって略長方体状の空間が形成されている。このセンサ収納部82の長手方向はアーマチャ26軸と平行とされると共に、センサ収納部82の底面はハウジング34の偏平面46と平行とされている。また、センサ収納部82の前面は開放されている。
【0052】
センサ収納部82の一対の側壁にはそれぞれ案内手段を構成するガイド84が形成されており、ガイド84は凹状とされると共にアーマチャ26軸と平行な方向に沿って形成されている。
【0053】
また、各ホールIC40、42はマグネット38に対応すべく板状の基板86の片側面に突出状態で組み込まれており、上述の実施の形態と同様に、ホールIC40、42は所定角度間隔θをおいて配置されている。この基板86は両側縁において上述したセンサ収納部82のガイド84の凹内に案内されることにより、基板86(ホールIC40、42)はアーマチャ26軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動されてセンサ収納部82内に収納されている。ここで、基板86をセンサ収納部82内に収納した状態でガイド84開放端部に対し移動阻止手段として圧着(熱かしめ)することにより、基板86(ホールIC40、42)がセンサ収納部82内に固定されており、これにより、基板86(ホールIC40、42)のスライド移動が阻止されている。さらにその後、基板86(ホールIC40、42)が収納された状態のセンサ収納部82内をポッティング(図示省略)によって埋設しており、これにより、ホールIC40、42に対するシール性及び防水性が確保されると共に、センサ収納部82内への基板86(ホールIC40、42)の固定がより確実となる。
【0054】
次に、本変形例の作用を説明する。
【0055】
以上の構成のモータ80では、アーマチャ26及びマグネット38を収納するハウジング34にはセンサ収納部82が形成されており、ホールIC40、42(基板86)はアーマチャ26軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動されてセンサ収納部82内に収納されることにより、マグネット38に対応してハウジング34に組み付けられている。
【0056】
このように、ホールIC40、42(基板86)はアーマチャ26軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動されて組み付けられるため、ホールIC40、42(基板86)を組み付けた際にホールIC40、42がアーマチャ26軸の径方向へずれることがなく、アーマチャ26軸からのホールIC40、42の離間距離を常に一定にできる。このため、アーマチャ26に設けられたマグネット38からのホールIC40、42の離間距離を常に一定に確保してホールIC40、42を組み付けることができ、これにより、ホールIC40、42によるマグネット38の磁界の検出を精度良く行うことができ、信頼性を向上できる。
【0057】
また、ホールIC40、42を基板86に組み込むと、基板86の取り扱いは容易であるため、ホールIC40、42の取り扱いを容易にすることができる。このため、ホールIC40、42を基板86に組み込み、この基板86をスライド移動させてハウジング34のセンサ収納部82内に収納しており、これにより、ホールIC40、42の組み付けを容易にすることができる。
【0058】
さらに、ホールIC40、42(基板86)のスライド移動がセンサ収納部82に設けられたガイド84によって案内されるため、ホールIC40、42を容易にアーマチャ26軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動でき、これにより、ホールIC40、42の組み付けを一層容易にすることができる。
【0059】
また、基板86をセンサ収納部82内に収納した状態でガイド84開放端部に対し圧着(熱かしめ)することにより、基板86(ホールIC40、42)がセンサ収納部82内に固定されており、これにより、基板86(ホールIC40、42)のスライド移動が阻止されている。このため、ホールIC40、42がセンサ収納部82から脱落することを防止できると共に、ホールIC40、42のがた付きを防止してホールIC40、42をより確実に(より精度良く)作動させることができる。また、従来のビス等の固定用部品が不要となり、部品点数及び組み付け工数を低減させてコストを低減できる。
【0060】
さらに、モータ80はいわゆる偏平モータであり、アーマチャ26軸を含む面に対し平行にハウジング34が偏平とされているため、アーマチャ26とハウジング34の偏平面46との離間距離は小さくされている。このため、ハウジング34の偏平面46に平行な方向に沿ってホールIC40、42(基板86)をスライド移動させてホールIC40、42を組み付けることにより、ホールIC40、42を組み付けた状態でマグネット38からのホールIC40、42の離間距離を小さくでき、ホールIC40、42がマグネット38の磁界を確実に検出することができる。
【0061】
さらにまた、センサ収納部82をハウジング34の外側に形成したため、ホールIC40、42はハウジング34内と遮断されハウジング34内に露出しない。これにより、導電性のあるブラシ粉や飛び半田等の異物がホールIC40、42のリード間に付着して誤作動または故障が起きることを防止でき、ホールIC40、42の耐用期間を長くすることができる。
【0062】
またここで、センサ収納部82により形成される空間が広く確保できるため、基板86の取り付け自由度が増す。すなわち、従来のように、ハウジング外にホールICを装着するのに、ホールICを保持収納するためのケースをハウジングにビス止め等で固定する必要がなく、ビス止め部等を要しない分、センサ収納部82により形成される空間を広く取れ、基板86を大きくでき、容易にホールIC40、42を装着することが可能となる。
【0063】
さらに、ホールICを保持収納するためのケースをハウジングにビス止め等で固定する必要がないため、ケースとハウジングとの間への異物の侵入、更には、ビス孔等を通ってハウジング内への異物の進入を防止することができる。
【0064】
また、底壁を有するケースにホールICを収納するのに比して、ホールIC40、42とマグネット38との距離が短くて済み、マグネット38の磁力が弱くても、磁気の検出が十分可能となる。
【0065】
なお、上述した実施の形態は磁気センサとしてのホールIC40、42をケース44に収納した構成で作成し、変形例はホールIC40、42を基板86に組み込んだ構成で作成したが、磁気センサ自体をアーマチャ26軸を含む面に対し平行な方向からスライド移動させてハウジング34に形成されたセンサ収納部内に収納してもよい。これにより、上述した実施の形態及び変形例と同様の効果を得ることができる。またこの場合、磁気センサが収納された状態のセンサ収納部内をポッティングによって埋設することにより、磁気センサに対するシール性及び防水性が確保されると共に、センサ収納部内への磁気センサの固定が確実となる。
【0066】
また、本願発明のモータは、パワーウインド用モータに限らず、サンルーフ開閉用モータ、スライドドア開閉用モータ等、開閉体を駆動させるモータ(直流電動機に限定されない)として用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るモータの主要部を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るモータの外観を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るモータの外観を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るモータの内部構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るモータが適用されて構成されたパワーウインドを備える車両ドアの内部構成を示す斜視図である。
【図6】パルスのタイムチャートである。
【図7】パルスカウント数に対応する窓ガラスの昇降位置を示す車両ドアの背面図である。
【図8】本実施の形態の変形例に係るモータの主要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
14 モータ
26 アーマチャ
34 ハウジング
38 マグネット
40、42 ホールIC
44 ケース
46 偏平面
48 センサ収納部
52 係合凸部(移動阻止手段)
54 案内凸部(案内手段)
56 案内凹部(案内手段)
58 係合凹部(移動阻止手段)
80 モータ
82 センサ収納部
84 ガイド (案内手段)
86 基板

Claims (7)

  1. アーマチャに設けられ、前記アーマチャと共に回転する環状のマグネットと、
    前記アーマチャ及びマグネットを収納するハウジングと、
    前記ハウジングに形成されたセンサ収納部と、
    ーマチャ軸を含む面に対し平行な方向から前記アーマチャ軸の軸線方向に沿ってスライド移動されて前記センサ収納部内に収納されることにより前記マグネットの外周面に対応して前記ハウジングに組み付けられ、前記アーマチャの回転に伴い前記マグネットが回転することによりパルスを発生する磁気センサと、
    を備えたモータ。
  2. 前記磁気センサを収納するケースを備え、前記ケースをスライド移動させて前記センサ収納部内に前記ケースを収納した、ことを特徴とする請求項1記載のモータ。
  3. 前記磁気センサの前記アーマチャ軸の軸線方向に沿ったスライド移動を案内する案内手段を設けた、ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のモータ。
  4. 前記センサ収納部内に収納された状態の前記磁気センサのスライド移動を阻止する移動阻止手段を設けた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のモータ。
  5. 前記センサ収納部を前記ハウジングの外側に形成した、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載のモータ。
  6. 前記アーマチャ軸を含む面に対し平行に前記ハウジングを偏平とし、前記磁気センサを前記ハウジングの偏平面に平行な方向に沿ってスライド移動させて前記磁気センサを前記センサ収納部内に収納した、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載のモータ。
  7. 前記磁気センサは基板に組み込まれ、
    前記移動阻止手段として前記基板を前記センサ収納部内に収納した状態で熱かしめにより前記センサ収納部内に固定した、
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1項記載のモータ。
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