JP2003074255A - 車両ドア開閉位置検出装置 - Google Patents

車両ドア開閉位置検出装置

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JP2003074255A
JP2003074255A JP2001270184A JP2001270184A JP2003074255A JP 2003074255 A JP2003074255 A JP 2003074255A JP 2001270184 A JP2001270184 A JP 2001270184A JP 2001270184 A JP2001270184 A JP 2001270184A JP 2003074255 A JP2003074255 A JP 2003074255A
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Japan
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vehicle door
substrate
sensor
magnetic
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JP2001270184A
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English (en)
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Ryoichi Fukumoto
良一 福元
Masao Ohashi
正夫 大橋
Katsuhisa Yamada
勝久 山田
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/531Doors

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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサの検出精度を向上させること 【解決手段】 センサ6を、回転体53に固定された磁
性体65と、磁性体65に対向して配置された磁束検出
素子61、62を備える基板63と、基板63を収容す
ると共に磁性体65と基板63との間に位置して基板6
3を被覆し且つ磁束検出素子61、62が露出する開口
64dが形成された磁性体65の外形形状に沿う形状の
縦壁64cを有するケース64とを有して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ドア開閉位置
検出装置に関するもので、車両ドアを開閉動作させる駆
動機構に内臓された駆動機構の回転体の回転状態を検出
するセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両ドア開閉位置検出装
置としては、特開2000−179233号公報に示さ
れるものが知られている。これは、車両ドアを開閉動作
させる駆動機構に内蔵され、駆動機構の回転体の回転状
態を検出するセンサを備えた車両ドア開閉位置検出装置
である。
【0003】この従来装置のセンサは、回転体に固定さ
れた磁性体と、磁性体に対向して配置されたホール素子
を備える基板とからなるものである。磁性体の表面に
は、S/N極性が交互に磁化されており、ホール素子
は、この交互に切り換わるS/N極性を検出している。
そして、回転体の回転によってホール素子と対向するS
/N極性が交互に切り換わることで、基板は、交互に切
り換わる磁性体のS/N極性に応じてHI/LOに切り
換えられるパルス波形の信号を出力する。これにより、
センサは、回転体の回転状態を検出する回転検知センサ
として機能している。又、基板は、ケースに収容され、
埃などの付着から保護されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置にお
いて、センサの検出精度を向上させるためには、ホール
素子の磁性体のS/N極性に対する検出感度を上げるこ
とが有効であり、検出感度を上げるには、ホール素子と
磁性体の表面とを極力接近させて配置したり、各々の極
性の幅を大きくしてS/N極性の磁力を上げる等の方策
がある。
【0005】しかし、従来装置では、基板がケースに収
容されていることで必然的にホール素子もケース内に収
容されることになるので、ホール素子と磁性体との接近
距離には、ケースの厚みなどおのずと限界があり、ホー
ル素子と磁性体とを極力近づけて配置することが困難で
ある。又、回転体の周方向で各々の極性の幅を大きくす
ることはセンサが検出する回転体の回転状態の分解能を
悪くすることになり、又、回転体の軸方向で各々の極性
の幅を大きくすることはセンサを内臓する駆動機構の大
型化を招くことになり、結果、S/N極性の磁力を上げ
ることも困難である。
【0006】故に、本発明は、センサの検出精度を向上
させることを、その技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、センサ
を、回転体に固定された磁性体と、該磁性体に対向して
配置された磁束検出素子を備える基板と、該基板を収容
すると共に前記磁性体と前記基板との間に位置して前記
基板を被覆し且つ前記磁束検出素子が露出する開口が形
成された前記磁性体の外形形状に沿う形状の縦壁を有す
るケースとを有して構成した、ことである。
【0008】この技術的手段によれば、ケースの縦壁に
形成された開口により磁束検出素子が磁性体に対して露
出し、しかも、ケースの縦壁の形状が磁性体の外形形状
に沿うので、磁性体の表面はケースの縦壁の開口内に突
出する。これにより、磁束検出素子と磁性体の表面と
が、従来に比べて縦壁の板厚み内でより接近して配置さ
れ、磁束検出素子の検出感度が向上し得る。よって、従
来に比べてセンサの検出精度を向上させ得る。
【0009】より好ましくは、前記縦壁の前記磁性体の
表面と対面する表面に形成され前記磁性体の表面に沿う
円弧面を有する、と良い。
【0010】より好ましくは、前記駆動機構を、前記セ
ンサを収容し前記基板及び前記ケースが取り付けられる
ハウジングと、該ハウジングに回転自在に支持され車両
ドアに連係される出力部材が固定された回転シャフト
と、前記ハウジングに収容され前記回転シャフトに相対
回転自在に且つ軸方向に移動自在に支持されると共に電
気的駆動源に連係された可動プレートと、前記ハウジン
グに収容され前記可動プレートと係脱自在に配置される
と共に前記回転シャフトに一体回転するよう固定され且
つ前記磁性体が固定されるロータとを有して構成する、
と良い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示されるように、
車両のスライドドア1は、車両の側部ボデー2に形成さ
れた矩形の乗降口21を開閉するものであって、車両前
後方向(図1示左右方向)に延在するセンターガイドレ
ール22及び上下一対のアッパ及びロアガイドレール2
3、24を介して側部ボデー2に車両前後方向にガイド
レール22、23、24に沿ってスライド動作自在に支
持されている。
【0012】アッパガイドレール23は、乗降口21の
上縁に沿ってこの上縁近傍に配置されており、側部ボデ
ー2に固定されている。ロアガイドレール24は、乗降
口21の下縁に沿ってこの下縁近傍に配置されており、
側部ボデー2に固定されている。又、センターガイドレ
ール22は、乗降口21より車両後部側の側部ボデー2
の室外面に固定されている。
【0013】スライドドア1には、それぞれ、ガイドレ
ール22、23、24に摺動自在に案内されるガイドロ
ーラユニット11が揺動自在に支持されており、スライ
ドドア1は、それぞれのガイドローラユニット11がガ
イドレール22、23、24に対して摺動することでガ
イドレール22、23、24に案内されて乗降口21を
開閉すべくスライド動作する。尚、ガイドレール22、
23、24は、互いに平行で、その前端は、乗降口21
の閉時において、スライドア1が側部ボデー2の室外面
と略面一となるようにスライドドア1を案内するため
に、車両室内方に向かって屈曲している。又、乗降口2
1の開時において、スライドドア1は、乗降口21より
車両後部側の側部ボデー2の室外面上に配置される。
【0014】次にスライドドア1をスライド動作させる
パワースライドユニット3について図1及び図2を参照
して説明する。
【0015】図2に示されるように、パワースライドユ
ニット3は、駆動機構4、二本のワイヤ31a、31b
よりなるケーブル31、対のプーリ32a、32bより
なる可動プーリ機構32を主として構成されている。
【0016】駆動機構4は、スライドドア1内に配置さ
れており、ブラケット等でスライドドア1に固定されて
いる。この駆動機構4は、後述詳しく説明するように、
電気的駆動源としてのモータ41、モータ41に連係さ
れる回転シャフト43に一体回転するようダンパ機構7
を介して連結された出力部材としての出力ドラム42及
びモータ41と出力ドラム42の回転シャフト43との
間に配設された減速ギヤ構造を備えるクラッチブレーキ
機構5からなる。
【0017】ケーブル31の二本のワイヤ31a、31
bは、それぞれ、その一端で駆動機構4の出力ドラム4
2に係止されて巻回されている。ワイヤ31aの他端
は、スライドドア1内の案内プーリ33を経てスライド
ドア1外へと導かれ、さらに、可動プーリ機構32に案
内されてセンターガイドレール22に沿って配索され、
センターガイドレール22の車両前後方向における前端
近傍の側部ボデー2にケーブルガイド36によって係止
されている。又、ワイヤ31bの他端は、スライドドア
1内の案内プーリ34を経てスライドドア1外へと導か
れ、さらに、可動プーリ機構32に案内されてセンター
ガイドレール22に沿って配索され、センターガイドレ
ール22の車両前後方向における後端にケーブルガイド
36によって係止されている。二本のワイヤ31a、3
1bの可動プーリ機構32による案内は、二本のワイヤ
31a、31bを可動プーリ機構32の対のプーリ32
a、32b間で互いに交差するようにプーリ32a、3
2bに配索することで成されている。スライドドア1内
に配設される案内プーリ33、34は、ブラケット35
によって同一平面内で並列配置されるようユニット化さ
れ、この平面が車両前後方向と平行となるようにブラケ
ット35をドアパネルに固定し、スライドドア1の厚み
が案内プーリ33、34の配設によって大きくならない
ようにしている。ケーブルガイド36は、長尺状の樹脂
成形品で、センターガイドレール22に固定されワイヤ
31a、31bがセンターガイドレール22と干渉しな
いようにワイヤ31a、31bを案内している。尚、ケ
ーブル31は、二本のワイヤ31a、31bでなく、出
力ドラム42に巻回されその両端がそれぞれ側部ボデー
2側(センタガイドレール3等の側部ボデー2に固定さ
れる部材も含む)の所定部位にそれぞれ係止された一本
のワイヤより構成してもよい。又、二本のワイヤ31
a、31bの他端の係止は、スライドドア1のスライド
動作範囲の車両前後方向における前端及び後端の側部ボ
デー2側であれば前述した部位以外のどこでも良い。
【0018】次に駆動機構4について図3及び図4を参
照して説明する。
【0019】ハウジング44は、モータ41が取り付け
られ且つ出力ドラム42の回転シャフト43を回転自在
に支持すると共に減速ギヤ構造を備えるクラッチブレー
キ機構5を収容している。又、ハウジング44内には、
外部のCPU(図示せず)によってスライドドア1のス
ライドドア1のスライド動作速度、スライド動作方向や
現在位置等を算出するのに用いられる後述するセンサ6
が収容されている。
【0020】減速ギヤ構造は、ウォームギヤ51及びウ
ォームギヤ51と噛合するウォームホイールギヤ52か
らなるもので、ウォームギヤ51は、モータ41の出力
軸41aに一体回転するよう固着されており、ウォーム
ホイールギヤ52は、スペーサ43aを介して回転シャ
フト43に相対回転自在に支持されている。
【0021】回転シャフト43には、鉄などの磁性体材
料からなるディスク形状のロータ53が回転シャフト4
3と一体回転するように固着されている。このロータ5
3の裏面(図3示下面)53aには、環状の凹部53b
が形成されている。
【0022】回転シャフト43には、鉄などの磁性体材
料からなるディスク形状のアーマチュア54がスペーサ
43aを介して相対回転自在に且つ軸方向に移動自在に
支持されている。アーマチュア54は、ウォームホイー
ルギヤ52とロータ53との間に、その表面(図3示上
面)54aがウォームホイールギヤ52と、裏面(図3
示下面)54bがロータ53と、それぞれ対向するよう
に配置されている。ウォームホイールギヤ52に形成さ
れた複数の突起52aは、アーマチュア54に形成され
た複数の孔54aに嵌合されており、これにより、アー
マチュア54は、ウォームホイールギヤ52と一体に回
転するようになっている。
【0023】回転シャフト43の周りには、環状の電磁
コイル体55が配設されている。この電磁コイル体55
は、上面に開口した円周凹部56aが形成された磁性体
材料からなるコア56とハーネス57aを介して外部か
ら給電が可能なコイル57とから構成され、コイル57
は、ボビン57bに巻回されてコア56の円周凹部56
a内に収容されている。電磁コイル体55は、円周凹部
56aがロータ53の裏面53aに向かって開口するよ
うにロータ53の凹部53bに位置し、ハウジング51
にネジ55aにて固定されている。尚、コイル57に給
電される作動電圧は、図示しない外部のCPUにて可変
制御(PWM制御)されるようになっている。
【0024】このような構成において、電磁コイル体5
5のコイル57に給電がなされると、コイル57、コア
56、ロータ53及びアーマチュア54との間で磁気的
な閉ループを形成し、アーマチュア54をロータ53に
向かって吸引する電磁力を発生させる。これにより、ア
ーマチュア54がロータ53に向かって軸方向に移動
し、アーマチュア54の裏面54bとロータ53の表面
(図3示上面)53aとが摩擦係合する。これにより、
クラッチブレーキ機構5が接続状態又はブレーキ状態と
なる。又、電磁コイル体55のコイル57への給電が断
たれると、アーマチュア54をロータ53に向かって吸
引する電磁力がなくなるので、アーマチュア54とロー
タ53との摩擦係合が解除される。これにより、クラッ
チブレーキ機構5が断接状態となる。
【0025】次に本発明の主要部であるセンサ6につい
て図5ないし図8を参照して説明する。
【0026】センサ6は、ハウジング44にケース64
に収容されて取り付けられ、対のホール素子61、62
を備えた基板63と、ロータ53に固定された環状の磁
石65とから構成されている。
【0027】ケース64は、周囲にフランジ部64aが
形成された矩形の箱形状を呈しており、フランジ部64
aの下部分に形成された突起64bをハウジング44に
形成された孔44aに嵌合させて、縦壁64cが磁石6
5と対向するように位置決され、そして、フランジ部6
4aの上部分をハウジング44に立設されたボス44b
にビス66にてねじ止めすることで、ハウジング44に
固定されている。縦壁64cには、磁石65の外周面6
5aと対向する開口64dが形成されている。基板63
は、その周縁がフランジ部64aに囲まれ且つ基板63
に設けられた各種回路素子が縦壁64cと対面して被覆
される形でケース64内に収容され、プッシュナット6
7にて縦壁64cに固定されている。基板63の設けら
れたホール素子61、62は、開口64dによって磁石
65の外周面65aと対面するように露出している。こ
のように、基板63はケース64内に収容されているの
で、埃などから守られている。
【0028】ロータ53に固定される磁石65は、コア
56、ロータ53及びアーマチュア54との間で形成さ
れる磁気的な閉ループ外にあり、コイル57への給電時
に発生する電磁力の影響を受けないようにロータ53の
外周縁に配置されている。この磁石65の外周面65a
には、複数組のN/S極が交互に磁化されている。又、
磁石65の外周面65aと対面するホール素子61、6
2は、ロータ53の回転によって交互に切り換わるS/
N極性を検出している。そして、ロータ53の回転によ
ってホール素子61、62と対面する磁石65のS/N
極性が交互に切り換わることで、基板63は、交互に切
り換わる磁石65のS/N極性に応じてHI/LOに切
り換えられるパルス波形の信号を出力する。これによ
り、センサ6は、ロータの回転状態を検出する回転検知
センサとして機能し、このセンサ6からの信号が、外部
のCPUにワイヤハーネス68を介して出力される。
【0029】ケース64の縦壁64cは、基板63と磁
石65との間に位置しており、この縦壁64cの開口6
4d周りの外表面64eには、磁石65の外周面65a
と略平行となる円弧面64fが形成されている。これに
より、磁石65の外周面65aは、縦壁64cの厚みで
縦壁64cに干渉することなく開口64d内に突出し、
ホール素子61、62と近接している。このように、ホ
ール素子61、62が磁石65の外周面65aに近接す
るので、ホール素子61、62の磁石65のS/N極性
に対する検出感度が上げられ、結果、センサ6の検出感
度が向上する。
【0030】次に駆動機構4の作動をスライドドア1の
スライド動作に関連させて説明する。
【0031】スライドドア1をスライド動作させる際、
先ずは、電磁コイル体55のコイル57に所定作動電圧
で給電してロータ53とアーマチュア54とを摩擦係合
させて両者が一体回転する状態つまりクラッチブレーキ
機構5を接続状態とする。この状態でモータ41を駆動
してウォームギヤ51及びウォームホイールギヤ52を
介してアーマチュア54を回転させると、アーマチュア
54とロータ53とが摩擦係合して一体に回転すること
から、ロータ53が回転シャフト43と共に回転して、
出力ドラム42が回転する。これにより、出力ドラム4
2に巻回された2本のワイヤ31a、31bの一方が出
力ドラム42に巻き取られ且つ他方が出力ドラム42か
ら送り出されることになり、この結果、スライドドア1
がスライド動作する。つまり、クラッチブレーキ機構5
をロータ53とアーマチュア54とが摩擦係合した接続
状態とすることで、モータ43の駆動力がウォームギヤ
51とウォームホイールギヤ52との噛合で大減速され
てスライドドア1に伝達され、スライドドア1が大減速
された高トルクの駆動力でスライド動作するいわゆる電
動スライド動作が成される。尚、電磁コイル体55のコ
イル57への給電及びモータ43の駆動は、スライドド
ア1が乗降口21を開状態又は閉状態とした時点で停止
される。
【0032】スライドドア1の電動スライド動作中にお
いて、スライドア1にこの電動スライド動作に抗する多
大な負荷が加わる等、アーマチュア54とロータ53と
の摩擦係合力(摩擦係合によって伝達されるトルク)よ
り所定値以上大きい負荷が加わった場合、アーマチュア
54とロータ53との摩擦係合が強制的に解除されつま
りアーマチュア54とロータ53との間で滑りが生じ、
モータ43からスライドドア1への駆動力の伝達が遮断
される。これにより、駆動装置5の破損を防止する。
【0033】電磁コイル体55のコイル57に給電を断
ちロータ53とアーマチュア54との摩擦係合を解除さ
せて両者が相対回転する状態つまりクラッチブレーキ機
構5を断接状態とする。この状態で乗員がスライドドア
1をスライド動作させるいわゆる手動スライド動作させ
る。この時、スライドドア1のスライド動作に伴いケー
ブル3を介して出力ドラム42、回転シャフト43及び
ロータ53が回転するが、ロータ53とアーマチュア5
4とが摩擦係合していないので、アーマチュア54、ウ
ォームホイールギヤ52及びウォームギヤ51は回転せ
ず、よって、軽い操作力でスライドドア1をスライド動
作させ得る。
【0034】スライドドア1の手動スライド動作中(手
動スライド動作中ばかりでなく坂道等での不用意なスラ
イド動作も含む)において、センサ6の出力信号に基づ
いてCPUが算出しているスライドドア1のスライド動
作速度が所定値以上となった場合、電磁コイル体55の
コイル57に前述したクラッチブレーキ機構5を接続状
態とする所定作動電圧よりも小さい所定作動電圧で給電
してロータ53とアーマチュア54とを摩擦係合させ
る。これにより、前述したスライドドア1の手動スライ
ド動作中でのロータ53の回転に、アーマチュア54の
ロータ53に対する摩擦接合によって制動力が付与され
るつまりクラッチブレーキ機構5がブレーキ状態とな
る。これにより、スライドドア1のスライド動作にそれ
に抗する制動力が付与され、結果、スライドドア1のス
ライド動作が制動され、スライドドア1のスライド動作
速度が所定速度以下に保たれる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、ケースの縦壁に開口を
形成し且つ縦壁を磁性体の外形形状に沿う形状としたの
で、磁束検出素子と磁性体の表面とを従来に比べて縦壁
の板厚み内でより接近して配置することができ、磁束検
出素子の検出感度を向上させることができる。これによ
り、従来に比べてセンサの検出精度を向上させることが
できる。又、基板は、ケースに収容されているので、埃
などから防止することができる。更に、磁束検出素子の
検出感度を向上させるために磁性体の磁力を上げる必要
もなく、センサが検出する回転体の回転状態の分解能を
適正に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両ドア開閉位置検出装置を備え
た駆動機構を有する車両用ドア開閉装置を搭載した車両
の側面図である。
【図2】本発明に係る車両ドア開閉位置検出装置を備え
た駆動機構を有する車両用ドア開閉装置を搭載した車両
の断面図である。
【図3】本発明に係る車両ドア開閉位置検出装置を備え
た駆動機構の分解斜視図である。
【図4】本発明に係る車両ドア開閉位置検出装置を備え
た駆動機構の断面図である。
【図5】本発明に係る車両ドア開閉位置検出装置の正面
図である。
【図6】本発明に係る車両ドア開閉位置検出装置の側面
図である。
【図7】本発明に係る車両ドア開閉位置検出装置の駆動
機構への取り付け状態での上面図である。
【図8】本発明に係る車両ドア開閉位置検出装置の駆動
機構への取り付け状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スライドドア(車両ドア) 4 駆動機構 6 センサ 41 モータ(電気的駆動源) 42 出力ドラム(出力部材) 43 回転シャフト 44 ハウジング 53 ロータ(回転体) 54 アーマチュア(可動プレート) 61、62 ホール素子(磁束検出素子) 63 基板 64 ケース 65 磁石(磁性体) 64c 縦壁 64d 開口 65a 外周面(磁性体の表面) 64e 外表面(縦壁の表面) 64f 円弧面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA09 CA06 DA03 DB03 EA16 EB01 EC01 GA07 GB12 GC00 2F063 AA35 BA11 CA09 DA01 DA05 EA03 GA52 KA02 KA04 ZA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ドアを開閉動作させる駆動機構に内
    蔵され該駆動機構の回転体の回転状態を検出するセンサ
    を備えた車両ドア開閉位置検出装置において、 前記センサを、 前記回転体に固定された磁性体と、 該磁性体に対向して配置された磁束検出素子を備える基
    板と、 該基板を収容すると共に前記磁性体と前記基板との間に
    位置して前記基板を被覆し且つ前記磁束検出素子が露出
    する開口が形成された前記磁性体の外形形状に沿う形状
    の縦壁を有するケースとを有して構成した、車両ドア開
    閉位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記縦壁の前記磁性体の表面と対面する
    表面に形成され前記磁性体の表面に沿う円弧面を有す
    る、 請求項1記載の車両ドア開閉位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動機構を、 前記センサを収容し前記基板及び前記ケースが取り付け
    られるハウジングと、 該ハウジングに回転自在に支持され車両ドアに連係され
    る出力部材が固定された回転シャフトと、 前記ハウジングに収容され前記回転シャフトに相対回転
    自在に且つ軸方向に移動自在に支持されると共に電気的
    駆動源に連係された可動プレートと、 前記ハウジングに収容され前記可動プレートと係脱自在
    に配置されると共に前記回転シャフトに一体回転するよ
    う固定され且つ前記磁性体が固定されるロータとを有し
    て構成した、請求項1記載の車両ドア開閉位置検出装
    置。
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