JP4906423B2 - 車両用自動開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置に関する。
従来から、自動車等の車両に設けられるドア、ウインドガラス、サンルーフ、トランクリッド等の開閉体を電動モータを駆動源とする自動開閉装置により自動的に開閉するようにした技術が知られている。たとえば、車両の側部に設けられるスライドドアを自動的に開閉するようにした自動開閉装置では、スライドドアに接続されたケーブルをドラムに巻き付け、このドラムを電動モータで回転駆動することにより、当該スライドドアを自動開閉動作させるようにしている。
このような自動開閉装置に用いられる電動モータには、当該電動モータの回転を所望の回転数にまで減速するために減速機が取り付けられており、この減速機としてはギヤケースの内部にウォームギヤ機構を収容した構造のものが多く用いられている。ウォームギヤ機構は、電動モータにより回転駆動されるウォームとウォームに噛み合うウォームホイルとを備えており、ウォームホイルの回転はこれに同軸に配置される出力軸から出力される。出力軸の先端部はギヤケースから外部に突出し、その先端部には前述のドラム等の出力部材が取り付けられ、この出力部材を介して出力軸の動力がスライドドアに伝達される。また、ギヤケースの内部に、ウォームホイルと出力軸の間の動力伝達を断続する電磁クラッチを収容し、この電磁クラッチにより、自動開閉装置を自動開閉モードと手動開閉モードとに切替えるようにしたものも知られている。
一方、このような自動開閉装置では、出力軸の回転を回転センサにより検出し、当該回転センサにより検出された出力軸の回転に基づいて電動モータの作動を制御するようにしている。回転センサとしては、出力軸やこれとともに回転する部材に取り付けられる磁石等の被検出体と、被検出体に対向して配置される磁気センサ等の検出センサとを備えたものが知られている。例えば、特許文献1には、出力軸とともに回転するクラッチロータの外周部に被検出体であるマグネットを固定し、当該マグネットの移動経路の径方向外側に検出センサである磁気センサを配置するようにした自動開閉装置が記載されている。また、特許文献2には、出力軸に固定される被検出体をギヤケースの外側であって当該ギヤケースとドラムとの間に配置し、当該被検出体の外周側に検出センサを配置するようにした自動開閉装置が記載されている。
このような回転センサでは、検出センサは被検出体つまり出力軸の回転数に比例した周期のパルス信号を出力し、このパルス信号が制御装置に入力される。そして、制御装置は、入力されたパルス信号の周期から被検出体とともに回転する出力軸の回転数つまりスライドドアの移動速度を検出するとともにスライドドアが基準位置(例えば全閉位置)となったときを起点としてパルス信号を積算することによりスライドドアの開閉位置を検出し、これらの検出結果に基づいて電動モータの作動を制御するようになっている。
特開2000−177391号公報 特開2006−22513号公報
しかしながら、特許文献1に示される自動開閉装置では、被検出体や検出センサがギヤケースの内部に収容されるので、特別に防水処理を施す必要はないが、被検出体と検出センサがクラッチロータに対して径方向に並べて配置されているので、ギヤケースの径方向寸法が大きくなり、これにより、自動開閉装置が大型化することになる。
一方、特許文献2に示される自動開閉装置では、被検出体をクラッチ機構やドラム等に対して軸方向に並べて配置するようにしているので、ギヤケースの径方向寸法を小さくすることができるが、その分、出力軸の軸方向寸法が大きくなり、これにより、自動開閉装置が大型化することになる。また、被検出体や検出センサがギヤケースの外側に配置されるので、ケーブルを伝って侵入する雨水等に対する防水構造を設ける必要があり、この自動開閉装置の構造が複雑化することになる。さらに、特許文献2に開示されるような電磁クラッチにおいては、クラッチコイルへの通電により、クラッチヨーク、ロータ、アーマチュアを介して磁束経路が形成されることになるが、この構造においては、電磁クラッチのアーマチュアは出力軸の基端部(フランジ部)と磁性体同士によるスプライン結合構造となっており、この結合部位からの漏れ磁束が出力軸を介して被検出体へ影響することを考慮して、被検出体の被検出部(マグネット)を出力軸から離間させるようにしているが、これによっても被検出体の径方向寸法が大きくなって、自動開閉装置を小型化する上での課題となっていた。
本発明の目的は、出力軸の回転を検出するための被検出体と検出センサとを備えた車両用自動開閉装置を小型化することにある。
本発明の車両用自動開閉装置は、車両に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、回転軸を備えた電動モータと、前記回転軸と一体回転可能に設けられたウォームと、外周に設けられるギヤ部において前記ウォームに噛み合うウォームホイルと、前記ウォームと前記ウォームホイルとにより構成される減速機構を収容するギヤケースと、前記ウォームホイルと同軸に前記ギヤケースに回転自在に支持され、前記ウォームホイルが相対回転自在に取り付けられた出力軸と、前記ギヤケースの内部に設けられ、かつ、前記ウォームホイルと前記出力軸との間の動力伝達を断続するクラッチ機構と、前記出力軸の前記ギヤケースの外側に突出する先端部に固定され、前記出力軸の動力を前記開閉体に伝達して前記開閉体を開閉させる出力部材と、前記ウォームホイルに設けられ、かつ、そのウォームホイルの軸心を中心として軸方向に凹む凹部と、前記凹部の内部に位置して前記出力軸に固定され、前記出力軸とともに回転する被検出体と、前記被検出体に対向して前記ギヤケースの内部に配置され、前記被検出体とともに回転する前記出力軸の回転を検出する検出センサと、前記電動モータと前記検出センサとに接続され、前記検出センサの検出信号に基づいて前記開閉体の開閉位置を検出する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記クラッチ機構が動力伝達状態になると、前記電動モータの動力により前記開閉体が自動開閉動作される自動開閉モードと、前記クラッチ機構が動力遮断状態になると、手動による前記開閉体の開閉操作が可能となる手動開閉モードとを切り替えることができることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記出力軸は前記ギヤケースに軸方向位置が規定された状態で支持され、前記被検出体は周方向に並ぶ複数の磁極を備えた円環状の磁石と前記磁石が固定される円板状の本体部とを備えるとともに前記出力軸に設けられる位置決め部により前記本体部の前記出力軸への固定位置が規定され、前記検出センサは前記ギヤケースの内面に固定されることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記クラッチ機構は、前記ウォームホイルと一体回転可能に設けられた駆動回転体と、該駆動回転体と選択的に結合するよう前記出力軸に設けられた被駆動回転体を備え、前記被駆動回転体は、その内径側に前記出力軸と一体回転する接続部材を有するとともに、該接続部材と前記被駆動回転体とは連結部材を介して一体回転自在かつ軸方向移動自在に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、出力軸に固定される被検出体をウォームホイルに設けられる凹部に配置するようにしたので、ギヤケース内における被検出体とウォームホイルの配置スペースを重複させて、ギヤケースの軸方向寸法を低減することができ、これにより、被検出体と検出センサとを備えた車両用自動開閉装置を小型化することができる。被検出体と検出センサとは共にギヤケースの内部に収容されるので、これらの部材に対する防水構造を別に設けることを不要として、この車両用自動開閉装置の構造を簡素化することができる。
また、本発明によれば、ギヤケースの内部にクラッチ機構を設けるようにしても、ギヤケース内における被検出体とウォームホイルの配置スペースを重複させることにより当該ギヤケースの軸方向寸法を低減させて、車両用自動開閉装置を小型化することができる。
さらに、本発明によれば、クラッチ機構が動力伝達状態になると、電動モータの動力により開閉体が自動開閉動作される自動開閉モードとなり、クラッチ機構が動力遮断状態になると、手動による開閉体の開閉操作が可能となる手動開閉モードとなる。
さらに、本発明によれば、出力軸の軸方向位置をギヤケースにより規定し、被検出体を出力軸に設けられる位置決め部により位置決めした状態で当該出力軸に固定し、検出センサをギヤケースの内面に固定するようにしたので、被検出体と検出センサとの位置関係を規定することができる。したがって、被検出体と検出センサとの間隔を規定の寸法に設定することができ、これにより、検出センサにより被検出体の検出性を高めることができる。また、被検出体と検出センサとの間隔を狭めることができるので、検出センサや被検出体として感度の低い安価なものを用いて車両用自動開閉装置のコストを低減させることができる。
さらに、本発明によれば、クラッチ機構をウォームホイルと一体回転可能に設けられた駆動回転体と、駆動回転体と選択的に結合するよう出力軸に設けられた被駆動回転体とから構成し、被駆動回転体をその内径側に前記出力軸と一体回転する接続部材を有するとともに、接続部材と被駆動回転体とは連結部材を介して一体回転自在かつ軸方向移動自在に構成したので、クラッチ機構として電磁式のものを用いた場合でも、被検出体に対してクラッチコイルの磁束の影響を小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はワンボックスタイプの車両を示す側面図であり、図2は本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置を示す上面図である。
図1に示す車両11はワンボックスタイプの乗用車であり、その車体12の側部には開閉体としてのスライドドア13が設けられている。このスライドドア13は、車体12の側部に固定されたガイドレール14に沿って移動して、図1中に実線で示す全閉位置と一点鎖線で示す全開位置との間で開閉自在となっており、乗員の乗降や荷物の積み下ろしなどを行う際には所望の開度にまで開けて使用される。
図2に示すように、スライドドア13にはローラアッシー15が設けられ、このローラアッシー15がガイドレール14に案内されることにより、スライドドア13は車両11の前後方向に移動自在となっている。また、ガイドレール14の車両前方側には車室内側に湾曲する曲部14aが設けられ、ローラアッシー15が曲部14aに案内されることにより、スライドドア13は車体12の側面と同一面に収まるように車体12の内側に引き込まれた状態で閉じられるようになっている。図示はしないが、ローラアッシー15は、図示する部位(センター部)以外にスライドドア13の前端部の上下部分(アッパー部・ロア部)にも設けられ、これらに対応して車体12の開口部の上下部位にもアッパー部・ロア部に対応する図示しないガイドレールが設けられており、スライドドア13は車体12に計3カ所において支持されている。
図2に示すように、この車両11には、スライドドア13を自動的に開閉するために、車両用自動開閉装置21(以下、開閉装置21とする。)が設けられている。この開閉装置21はガイドレール14の車両前後方向の略中央部に隣接して車体12の内部に固定される駆動ユニット22を有しており、この駆動ユニット22から車両前方側に引き出される閉側ケーブル23aがガイドレール14の前端に設けられた反転プーリ24aを介して車両前方側(閉側)からローラアッシー15に接続され、駆動ユニット22から車両後方側に引き出された開側ケーブル23bがガイドレール14の後端に設けられた反転プーリ24bを介して車両後方側(開側)からローラアッシー15に接続されている。そして、駆動ユニット22は、閉側ケーブル23aまたは開側ケーブル23bのいずれか一方を引くことにより、当該ケーブル23a,23bにより牽引してスライドドア13を自動開閉動作させるようになっている。
図3は図2に示す駆動ユニットの詳細を示す正面図であり、図4は図3に示す駆動ユニットの出力軸に沿う断面図である。
図3、図4に示すように、駆動ユニット22は減速機付きモータ25を有し、この減速機付きモータ25は電動モータ26と電動モータ26に固定される減速機27とを備え、電動モータ26の回転は減速機27により所定の回転数にまで減速して出力軸28から出力されるようになっている。電動モータ26としては回転軸(アーマチュア軸)26aを備えた所謂ブラシ付き直流モータが用いられており、その回転軸26aは正逆両方向に回転可能となっている。また、電動モータ26には制御手段としての制御装置29が接続されており、電動モータ26の作動制御は、図示しない開閉スイッチ等からの指令信号に基づいて、制御装置29により行われるようになっている。
一方、減速機27は、図4に示すように、バスタブ状に形成された樹脂製のケース本体31aとケース本体31aを閉塞する金属製のカバー31bとからなるギヤケース31と、当該ギヤケース31の内部に収容される減速機構としてのウォームギヤ機構32とを有している。図示する場合では、ウォームギヤ機構32を構成するウォーム33はギヤケース31の内部に突出する電動モータ26の回転軸26aの外周面に一体的に設けられており、回転軸26aが回転すると、ウォーム33は回転軸26aとともに回転するようになっている。また、ギヤケース31には、前述の出力軸28が玉軸受34a,34bにより回転自在に支持されており、この出力軸28には当該出力軸28と同軸且つ相対回転自在にウォームホイル35が装着されている。
このウォームホイル35は樹脂材料により円板状に形成され、その一方の軸方向端面には凹部35aが設けられている。この凹部35aは、ウォームホイル35の軸心を中心として軸方向に凹む円環状に形成されており、ウォームホイル35が出力軸28に装着されたときには、当該凹部35aはギヤケース31の内面に対向するようになっている。また、ウォームホイル35の外周にはギヤ部35bが形成されており、ウォームホイル35はこのギヤ部35bにおいてウォーム33に噛み合わされて当該ウォーム33とによりウォームギヤ機構32を構成している。これにより、電動モータ26が作動すると、回転軸26aの回転はウォームギヤ機構32により所定の回転数にまで減速されて出力軸28から出力される。
ギヤケース31の内部には、ウォームギヤ機構32に隣接して、クラッチ機構としての電磁クラッチ36が収容されており、ウォームホイル35の回転はこの電磁クラッチ36を介して出力軸28に伝達されるようになっている。つまり、この電磁クラッチ36により、回転軸26aと出力軸28との間の動力伝達を断続することができるようになっており、電磁クラッチ36が動力伝達状態になると電動モータ26によりスライドドア13が自動開閉動作される自動開閉モードとなり、電磁クラッチ36が動力遮断状態になると手動によるスライドドア13の開閉操作が可能となる手動開閉モードとなる。
この電磁クラッチ36は所謂摩擦式となっており、駆動回転体としてのクラッチロータ37と被駆動回転体としてのアーマチュア38とを備えている。クラッチロータ37は鋼材により断面略コの字形状の円環状に形成されており、そのウォームホイル35側を向く軸方向端面は摩擦面37aとなっている。また、クラッチロータ37の内周側にはボス部37bが設けられており、クラッチロータ37はこのボス部37bにおいて滑り軸受41を介して出力軸28に相対回転自在に装着されている。アーマチュア38はクラッチロータ37とほぼ同径の円環状に形成され、その軸方向の一端面は摩擦面38aとなっており、この摩擦面38aがクラッチロータ37の摩擦面37aと僅かな間隔を空けて対向するように、アーマチュア38はウォームホイル35とクラッチロータ37の間にクラッチロータ37に対して軸方向に並べて配置されている。また、アーマチュア38の軸心に形成される貫通孔38bの内側には円環状に形成された接続部材42が配置され、この接続部材42は出力軸28の中間部に形成されたセレーション部28aに固定されており、アーマチュア38と接続部材42とは連結部材としての板ばね43により連結され、板ばね43とアーマチュア38、接続部材42とは、それぞれリベット等で固定されている。この板ばね43は鋼板等を所定の形状に打ち抜いた円板状に形成されており、軸方向に弾性変形自在であるとともに周方向には所定の剛性を有している。これにより、アーマチュア38は出力軸28との間で板ばね43により動力伝達可能つまり出力軸28とともに回転するように連結されるとともに、その摩擦面38aがクラッチロータ37の摩擦面37aと係合(接触)する係合位置と、その係合が解除される解除位置との間で軸方向に移動自在となっている。つまり、アーマチュア38が解除位置にあるときには板ばね43は弾性変形しない自然状態となり、アーマチュア38が係合位置に移動したときに軸方向に弾性変形するように形成されている。これにより、係合位置にあるアーマチュア38は板ばね43のばね力により解除位置に向けて付勢され、解除位置にまで移動したときには板ばね43により当該解除位置に保持される。一方、板ばね43は、その周方向には所定の剛性を有しているので、アーマチュア38と出力軸28の間で、これらの間の回転動力を伝達することができる。つまり、アーマチュア38が回転すると、その回転は板ばね43を介して出力軸28に伝達され、出力軸28が回転すると、その回転は板ばね43を介してアーマチュア38に伝達される。
図5はロータリングのウォームホイルおよびクラッチロータとの連結構造を示す分解斜視図であり、ウォームホイル35とクラッチロータ37とはロータリング44により連結されている。このロータリング44は、所定の剛性を有する樹脂材により円筒状に形成されており、その軸方向の一端には周方向に並ぶ複数の係合突起44aが設けられ、軸方向の他端における内周面にはセレーション部44bが形成されている。一方、ウォームホイル35には円盤状のフランジ部45が形成され、このフランジ部45の外周縁部には当該フランジ部45を軸方向に貫通する複数の係合孔45aが周方向に並べて形成されており、ロータリング44は、各係合突起44aが対応するウォームホイル35の係合孔45aに挿通されることにより、その一端側において出力軸28と同軸となってウォームホイル35の外周縁部に連結されるようになっている。また、クラッチロータ37のウォームホイル35側の外周縁部にはセレーション部37cが形成されており、ロータリング44は、セレーション部44bがクラッチロータ37のセレーション部37cに係合することにより、その他端側において出力軸28と同軸となってクラッチロータ37の外周縁部に連結されるようになっている。これにより、ウォームホイル35とクラッチロータ37とはロータリング44を介して連結され、ウォームホイル35とクラッチロータ37の間の動力伝達はロータリング44を介して行われる。
図4に示すように、ギヤケース31の内部には、クラッチロータ37の背面側つまりクラッチロータ37を挟んでアーマチュア38と対向するように、クラッチコイル46が収容されている。このクラッチコイル46は断面コの字の円環状に形成されるクラッチヨーク47に巻装されており、アーマチュア38の全周に亘って当該アーマチュア38に対向するようになっている。また、クラッチコイル46は図示しない配線を介して制御装置29に接続されており、制御装置29から電力が供給されると磁気吸引力を発生して、アーマチュア38をクラッチロータ37に近づく方向に引きつけるようになっている。したがって、アーマチュア38が解除位置にあるときにクラッチコイル46に通電されると、アーマチュア38は解除位置から係合位置にまで移動し、クラッチロータ37とアーマチュ
ア38の摩擦面37a,38aが互いに圧着して電磁クラッチ36は動力伝達状態に切り替えられ、電動モータ26と出力軸28との間で動力が伝達される。一方、クラッチコイル46への通電が停止されると、アーマチュア38は板ばね43のばね力によりクラッチロータ37から離間する方向に付勢され、クラッチロータ37から離れた解除位置に保持される。これにより、クラッチロータ37とアーマチュア38との係合が解除され、電磁クラッチ36は動力遮断状態となり、電動モータ26と出力軸28との間の動力伝達が遮断されることになる。
ケース本体31aにはユニットケース48が一体に形成されており、このユニットケース48の内部(ギヤケース31の外側)には出力部材としてのドラム51が収容されている。ドラム51は出力軸28のギヤケース31の外側に突出する先端部にナット52により固定されて出力軸28とともに回転するようになっており、その外周面に形成される螺旋状の案内溝51aには閉側ケーブル23aと開側ケーブル23bが互いに同一方向に複数回掛け渡され(巻き掛けられ)ている。各ケーブル23a,23bの端部はドラム51に固定されており、ドラム51が電動モータ26により駆動されて正転または逆転すると、閉側ケーブル23aまたは開側ケーブル23bのいずれか一方がドラム51に巻き取られるとともにいずれか他方がドラム51から巻き戻されるようになっている。つまり、ドラム51は出力軸28に固定されるとともに各ケーブル23a,23bを介してスライドドア13に連結されることにより、出力軸28の回転をスライドドア13に伝達するようになっている。
なお、図3に示す符号53a,53bはそれぞれテンショナー機構であり、各ケーブル23a,23bにはこれらのテンショナー機構53a,53bにより所定の張力が付与され、当該ケーブル23a,23bに緩みが生じないようにされている。
図4に示すように、ギヤケース31の内部には、出力軸28の回転を検出するために、回転センサ61が設けられ、制御装置29は、この回転センサ61により検出される出力軸28の回転に基づいて電動モータ26の作動を制御するようになっている。
図6は回転センサの詳細を示す斜視図であり、この回転センサ61は出力軸28に固定される被検出体としてのマグネットユニット62と、検出センサとしての磁気センサ63とを有している。
マグネットユニット62は本体部62aとセンサマグネット(磁石)62bとを有しており、本体部62aは鋼板等により円板状に形成され、この本体部62aにはその軸心を通る円筒部62cが一体に設けられている。円筒部62cは出力軸28に軸方向から圧入され、これにより本体部62aつまりマグネットユニット62は出力軸28に固定される。出力軸28には、円筒部62cが圧入される部分とこれより大径の大径部分との間に、位置決め部としての段差面64が設けられており、この段差面64は軸方向に垂直な平面に形成され、円筒部62cの軸方向端部がこの段差面64に当接して、本体部62aの出力軸28への固定位置が規定されるようになっている。つまり、円筒部62cの軸方向端部が段差面64に当接する位置まで本体部62aを出力軸28に圧入することにより、本体部62aの出力軸28への固定位置が規定される。これにより、センサマグネット62bを出力軸28の所定位置に固定することができる。そして、出力軸28に固定された本体部62aつまりマグネットユニット62は、出力軸28が回転すると出力軸28とともに回転するようになっている。
センサマグネット62bは周方向に並ぶ複数の磁極が着磁された円環状の多極着磁磁石となっており、その軸心が本体部62aの軸心と一致するように本体部62aの一端面に接着等により固定されている。したがって、本体部62aが出力軸28とともに回転すると当該センサマグネット62bも出力軸28とともに回転する。
一方、磁気センサ63は、センサ基板63a上に一対のホール素子63b,63cを固定した構造となっており、図4に示すように、センサ基板63aはウォームホイル35の軸方向端面と対向するようにギヤケース31の内面に固定されている。センサ基板63aがギヤケース31の内面に固定されると、各ホール素子63b,63cはそれぞれセンサマグネット62bに所定の間隔を空けて対向するようになっており、出力軸28とともにセンサマグネット62bが回転すると、その回転数に比例した周期のパルス信号が各ホール素子63b,63cから出力されるようになっている。また、各ホール素子63b,63cは互いに周方向にずれて配置されており、これにより、各ホール素子63b,63cが出力するパルス信号の周期は互いに位相が90度ずれるようになっている。各ホール素子63b,63cは、センサ基板63a上に設けられる配線等を介して制御装置29に接続されており、各ホール素子63b,63cのパルス信号つまり検出信号は制御装置29に入力されるようになっている。つまり、センサマグネット62bとともに回転する出力軸28の回転を検出する磁気センサ63の検出信号が制御装置29に入力される。制御装置29は、入力されたパルス信号の周期からセンサマグネット62bとともに回転する出力軸28の回転数つまりスライドドア13の移動速度を検出するとともにスライドドア13が基準位置(例えば全閉位置)となったときを起点としてパルス信号を積算することによりスライドドア13の開閉位置を検出する。そして、制御装置29は、これらの検出結果に基づいて電動モータ26の作動を制御するようになっている。
図4に示すように、本体部62aはギヤケース31の内部であってウォームホイル35よりもドラム51側において出力軸28に固定され、当該本体部62aが出力軸28の所定位置に固定されると、マグネットユニット62はウォームホイル35に設けられた凹部35aの内部に位置するようになっている。凹部35aの内部に位置するマグネットユニット62は、電磁クラッチ36が動力遮断状態となってウォームホイル35が出力軸28に対して相対回転自在となったときには、当該ウォームホイル35に対して相対回転することができるようになっている。これにより、ギヤケース31の内部にマグネットユニット62を配置するようにしても、ウォームホイル35の配置スペースの範囲内にマグネットユニット62が配置、つまりマグネットユニット62とウォームホイル35の配置スペースを重複させて、出力軸28やギヤケース31の軸方向寸法を低減させることができる。したがって、回転センサ61をギヤケース31の内部に設けるようにしても、ギヤケース31が大型化することなく、この開閉装置21を小型化することができる。
このように、この開閉装置21では、出力軸28に固定されるマグネットユニット62をウォームホイル35に設けられる凹部35aに配置するようにしたので、ギヤケース31の軸方向寸法を低減して、この開閉装置21を小型化することができる。
また、この開閉装置21では、回転センサ61はギヤケース31の内部に収容されるので、各ケーブル23a,23bやドラム51等を伝ってユニットケース48の内部に侵入した雨水等が回転センサ61に掛かることを防止することができる。したがって、回転センサ61に対する防水構造を別に設ける必要がなく、これにより、この開閉装置21の構造を簡素化することができる。
また、この開閉装置21では、ギヤケース31の内部に電磁クラッチ36を設けるようにしても、マグネットユニット62とウォームホイル35の凹部35aに収容することにより、ギヤケース31の軸方向寸法を低減して、この開閉装置21を小型化することができる。
出力軸28は一対の玉軸受34a,34bにより挟み込まれた状態でギヤケース31に支持されており、これにより、出力軸28はギヤケース31により軸方向位置が規定された状態となっている。また、マグネットユニット62は段差面64により出力軸28に位置決めされており、さらに、磁気センサ63はギヤケース31の内面に固定されて出力軸28に対する軸方向位置が規定されている。つまり、センサマグネット62bと磁気センサ63は、ギヤケース31と出力軸28とにより互いの軸方向位置が規定されている。したがって、磁気センサ63のホール素子63b,63cとセンサマグネット62bとの間隔を規定の寸法に設定することができ、これにより、磁気センサ63の検出性を高めることができる。
このように、この開閉装置21では、出力軸28の軸方向位置をギヤケース31により規定し、マグネットユニット62を出力軸28に設けられる段差面64により位置決めした状態で当該出力軸28に固定し、磁気センサ63をギヤケース31の内面に固定するようにしたので、マグネットユニット62と磁気センサ63との軸方向の位置関係を正確に規定することができる。したがって、マグネットユニット62と磁気センサ63との間隔を狭める設定とすることができ、これにより、磁気センサ63の検出性を高めることができる。また、マグネットユニット62と磁気センサ63との間隔を狭めることができるので、磁気センサ63に感度の低い安価なホール素子63b,63cを用い、あるいは、センサマグネット62bとして磁力の弱い安価なものを用いて、この開閉装置21のコストを低減させることができる。
次に、この開閉装置21の作動について簡単に説明する。
例えば、図示しない開閉スイッチの閉側が操作されてスライドドア13を閉方向へ作動させる指令信号が制御装置29に入力されたときには、クラッチコイル46に通電されてクラッチヨーク47、クラッチロータ37、アーマチュア38を介して磁束経路が形成され、これによりアーマチュア38がクラッチロータ37に吸引され、電磁クラッチ36は動力伝達状態に切り替えられる。このとき、アーマチュア38と接続部材42とは板ばね43を介して連結しているため、この部位からの磁束の漏れを低減させることができる。次いで、電動モータ26が正転方向に作動すると、ドラム51が図3において反時計回り方向に回転し、閉側ケーブル23aがドラム51に巻き取られてスライドドア13は閉側ケーブル23aに牽引されて全閉位置へ向かって移動する。反対に、開閉スイッチの開側が操作されてスライドドア13を開方向へ作動させる指令信号が制御装置29に入力されたときには、電動モータ26が逆転し、ドラム51が図3において時計回り方向に回転して、開側ケーブル23bがドラム51に巻き取られてスライドドア13は開側ケーブル23bに牽引されて全開位置へ向かって移動する。スライドドア13が全開位置あるいは全閉位置に到達し、あるいは開閉スイッチが停止操作されると、電動モータ26が停止され、次いで電磁クラッチ36が遮断状態に切り替られて、自動開閉動作が終了する。
一方、電動モータ26が停止した状態のもとで電磁クラッチ36が動力遮断状態に切り替えられると、開閉装置21は手動開閉モードとなり、手動によるスライドドア13の開閉操作力を低減させることができる。
図7は図4に示す開閉装置の変形例を示す断面図であり、本図においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号が付されている。
図4に示す開閉装置21では、ウォームホイル35とクラッチロータ37の外周縁部に円筒形状に形成されたロータリング44を軸方向に移動自在に連結し、このロータリング44を介してウォームホイル35の動力をクラッチロータ37に伝達するようにしている。これに対して、図7に示す車両用自動開閉装置71(以下、開閉装置71とする。)では、ロータリング72は、ウォームホイル35に軸方向に並べて配置される環状の円板部72aと、円板部72aの外周部分から軸方向に突出する円筒部72bとが一体に形成された底付き円筒状に形成され、円板部72aに設けられた複数の環状の係合突起72cがウォームホイル35の軸方向端面に形成された係合凹部73に軸方向から係合することにより、ウォームホイル35と一体回転自在に連結されるようになっている。また、円筒部72bはアーマチュア38の外側に配置され、その軸方向端部に設けられたセレーション部72dはクラッチロータ37のセレーション部37cに軸方向から係合しており、これによりロータリング72はクラッチロータ37の外周縁部に連結されている。このような構造により、ウォームホイル35とクラッチロータ37との間でロータリング72を介してアーマチュア38の外側から動力伝達が行われる。
そして、この開閉装置71においても、ウォームホイル35には軸心を中心として軸方向に凹む凹部35aが形成されており、回転センサ61を構成するマグネットユニット62は、この凹部35aの内部に位置するように出力軸28に固定され。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、本実施の形態においては、開閉体はスライド式に開閉するスライドドア13とされているが、これに限らず、乗降用のヒンジ式の横開きドアや車両後端部に設けられるバックドアなど、他の開閉体としてもよい。
また、本実施の形態においては、センサマグネット62bとしては円環状に形成された多極着磁磁石が用いられ、磁気センサ63は常にセンサマグネット62bと対向するようになっているが、これに限らず、センサマグネット62bとして矩形、円形その他の形状のものを用い、出力軸28が所定の回転位置となったときにのみ当該センサマグネット62bが磁気センサ63と対向する構成としてもよい。
さらに、本実施の形態においては、被検出体としてマグネットユニット62を備えるとともに検出センサとして磁気センサ63を備えた回転センサ61が用いられているが、これに限らず、例えば、スリットが設けられた円板と光学式のセンサ等を備えた回転センサなど、他の方式の回転センサを用いるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、磁気センサ63はウォームホイル35の凹部35a内に配置されたマグネットユニット62のセンサマグネット62bに対して軸方向に対向するようにギヤケース31の内面に固定されているが、これに限らず、例えば、磁気センサ63をウォームホイル35の凹部35a内においてセンサマグネット62bの外周側に磁気センサ63が位置するようにギヤケース31の内面側から立設させるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、ウォーム33は電動モータ26の回転軸26aの外周面に一体的に設けられているが、これに限らず、回転軸26aに圧入固定したり、また、回転軸26aとは別体のウォーム33用の軸を設け、ウォーム33をこの軸に設けるようにしてもよい。
ワンボックスタイプの車両を示す側面図である。 本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置を示す上面図である。 図2に示す駆動ユニットの詳細を示す正面図である。 図3に示す駆動ユニットの出力軸に沿う断面図である。 ロータリングのウォームホイルおよびクラッチロータとの連結構造を示す分解斜視図である。 回転センサの詳細を示す斜視図である。 図4に示す開閉装置の変形例を示す断面図である。
符号の説明
11 車両
12 車体
13 スライドドア(開閉体)
14 ガイドレール
14a 曲部
15 ローラアッシー
21 車両用自動開閉装置
22 駆動ユニット
23a 閉側ケーブル
23b 開側ケーブル
24a,24b 反転プーリ
25 減速機付きモータ
26 電動モータ
26a 回転軸
27 減速機
28 出力軸
28a セレーション部
29 制御装置(制御手段)
31 ギヤケース
31a ケース本体
31b カバー
32 ウォームギヤ機構
33 ウォーム
34a,34b 玉軸受
35 ウォームホイル
35a 凹部
35b ギヤ部
36 電磁クラッチ(クラッチ機構)
37 クラッチロータ
37a 摩擦面
37b ボス部
37c セレーション部
38 アーマチュア
38a 摩擦面
38b 貫通孔
41 滑り軸受
42 接続部材
43 板ばね
44 ロータリング
44a 係合突起
44b セレーション部
45 フランジ部
45a 係合孔
46 クラッチコイル
47 クラッチヨーク
48 ユニットケース
51 ドラム(出力部材)
51a 案内溝
52 ナット
53a,53b テンショナー機構
61 回転センサ
62 マグネットユニット(被検出体)
62a 本体部
62b センサマグネット(磁石)
62c 円筒部
63 磁気センサ(検出センサ)
63a センサ基板
63b,63c ホール素子
64 段差面(位置決め部)
71 車両用自動開閉装置
72 ロータリング
72a 円板部
72b 円筒部
72c 係合突起
72d セレーション部
73 係合凹部

Claims (4)

  1. 車両に設けられる開閉体を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
    回転軸を備えた電動モータと、
    前記回転軸と一体回転可能に設けられたウォームと
    周に設けられるギヤ部において前記ウォームに噛み合うウォームホイルと、
    前記ウォームと前記ウォームホイルとにより構成される減速機構を収容するギヤケースと、
    前記ウォームホイルと同軸に前記ギヤケースに回転自在に支持され、前記ウォームホイルが相対回転自在に取り付けられた出力軸と、
    前記ギヤケースの内部に設けられ、かつ、前記ウォームホイルと前記出力軸との間の動力伝達を断続するクラッチ機構と、
    前記出力軸の前記ギヤケースの外側に突出する先端部に固定され、前記出力軸の動力を前記開閉体に伝達して前記開閉体を開閉させる出力部材と、
    前記ウォームホイルに設けられ、かつ、そのウォームホイルの軸心を中心として軸方向に凹む凹部と、
    前記凹部の内部に位置して前記出力軸に固定され、前記出力軸とともに回転する被検出体と、
    前記被検出体に対向して前記ギヤケースの内部に配置され、前記被検出体とともに回転する前記出力軸の回転を検出する検出センサと、
    前記電動モータと前記検出センサとに接続され、前記検出センサの検出信号に基づいて前記開閉体の開閉位置を検出する制御手段とを有することを特徴とする車両用自動開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用自動開閉装置において、
    記クラッチ機構が動力伝達状態になると、前記電動モータの動力により前記開閉体が自動開閉動作される自動開閉モードと、
    前記クラッチ機構が動力遮断状態になると、手動による前記開閉体の開閉操作が可能となる手動開閉モードとを切り替えることができることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用自動開閉装置において、前記出力軸は前記ギヤケースに軸方向位置が規定された状態で支持され、前記被検出体は周方向に並ぶ複数の磁極を備えた円環状の磁石と前記磁石が固定される円板状の本体部とを備えるとともに前記出力軸に設けられる位置決め部により前記本体部の前記出力軸への固定位置が規定され、前記検出センサは前記ギヤケースの内面に固定されることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  4. 請求項2または3記載の車両用自動開閉装置において、前記クラッチ機構は、前記ウォームホイルと一体回転可能に設けられた駆動回転体と、該駆動回転体と選択的に結合するよう前記出力軸に設けられた被駆動回転体を備え、
    前記被駆動回転体は、その内径側に前記出力軸と一体回転する接続部材を有するとともに、該接続部材と前記被駆動回転体とは連結部材を介して一体回転自在かつ軸方向移動自在に構成されていることを特徴とする車両用自動開閉装置。
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