JP2000114130A - 半導体製造装置のための管理方法および管理システム - Google Patents

半導体製造装置のための管理方法および管理システム

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JP2000114130A JP10277043A JP27704398A JP2000114130A JP 2000114130 A JP2000114130 A JP 2000114130A JP 10277043 A JP10277043 A JP 10277043A JP 27704398 A JP27704398 A JP 27704398A JP 2000114130 A JP2000114130 A JP 2000114130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体製造装置の異常動作を正確に判定する
ことのできる管理方法を提供すること。 【解決手段】 半導体製造装置11の正常動作状態下で
少なくとも1つのパラメータについて複数のデータをサ
ンプリングし、サンプリングされたデータ群に基づいて
マハラノビス空間Aを作成し、該マハラノビス空間に基
づいて、半導体製造装置11の動作状態で得られる前記
パラメータについての測定値からマハラノビス距離D
を算出し、当該マハラノビス距離の値が所定の値を超え
たとき、半導体製造装置11が異常動作を生じたと判定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置の
管理方法および管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置のような製造装置の管理
システムでは、製造装置が正常に動作しているか否かを
判定するために、一般的には、製造装置の機能部分にお
ける温度あるいは圧力のようなパラメータについてのデ
ータを検出し、そのデータの値が異常値を示すとき、製
造装置の動作が停止するインターロック方式が採用され
ている。このインターロック方式によれば、異常データ
値を検出したとき、直ちに製造装置の作動を停止し、こ
れにより不良品の排出を最小限に抑えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たような従来のインターロック方式では、たとえばプラ
ズマエッチング装置のエッチング作業の開始から終了ま
での各エッチング工程をプラズマ発光強度の変化で管理
するとき、このプラズマ発光強度がエッチング工程の開
始から終了まで大きく変化することから、このプラズマ
発光強度をパラメータとしてその異常動作を検出するこ
とはできない。また、インターロック方式では、単一の
パラメータについてのデータ値が所定の範囲を超えるか
否かを判定するのみであり、データ値相互間の時経列的
な変化を捉えることはできないことから、異常動作を正
確に把握することは容易ではない。さらに、インターロ
ック方式では、複数のパラメータを組み合わせた場合で
あっても、個々のパラメータに相関性を与えることがで
きないことから、異常動作の正確な把握に問題があっ
た。
【0004】そこで、本発明の目的は、半導体製造装置
の異常動作を正確に判定することのできる管理方法およ
び管理システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体製造装
置の動作を管理する方法であって、前記半導体製造装置
の正常動作状態下で少なくとも1つのパラメータについ
て複数のデータをサンプリングし、サンプリングされた
データ群に基づいてマハラノビス空間を作成し、該マハ
ラノビス空間に基づいて、前記半導体製造装置の動作状
態で得られる前記パラメータについての測定値群からマ
ハラノビス距離を算出し、当該マハラノビス距離の値が
所定の値を超えたとき、前記半導体製造装置が異常動作
を生じたと判定することを特徴とする。
【0006】本発明に係る前記管理方法では、複数のデ
ータからなるデータ群に基づくマハラノビス空間が作成
され、このマハラノビス空間に基づいて、前記半導体製
造装置の動作状態で得られる前記パラメータについての
測定値からマハラノビス距離が算出され、このマハラノ
ビス距離の値に応じて前記半導体製造装置の動作状態の
正常動作および異常動作が判定される。
【0007】前記マハラノビス空間は、後述するような
データの集合体から導き出される相関行列の逆行列で表
現されることから、マハラノビス空間を用いることによ
り、たとえ単一のパラメータが採用されたとしても、マ
ハラノビス空間では、データ群が個々のデータ値として
単独に取り扱われることはなく、データ相互間の相関関
係が考慮される。
【0008】従って、本発明に係る前記管理方法によれ
ば、データ相互間の相関関係が考慮されない従来のイン
ターロック方式では得られない精度の高さで、正確に前
記半導体製造装置の動作状態が正常か否かを判定するこ
とができ、これにより従来に比較して高い精度で前記半
導体製造装置の動作を管理することができる。
【0009】さらに、予め、前記パラメータ以外の複数
のパラメータであってそれぞれが異常状況を示す前記複
数のパラメータのそれぞれについてそのパラメータ以外
の他のパラメータが正常状況を示す異常状態下でのマハ
ラノビス空間を予め作成し、前記マハラノビス距離の値
から異常動作を生じたと判定されたとき、異常状況を示
す前記マハラノビス空間に基づいて、前記測定値群から
それぞれのマハラノビス空間に対応するマハラノビス距
離を算出し、前記複数のパラメータのうち、前記マハラ
ノビス距離が最も1の値に近いマハラノビス空間を与え
る前記パラメータに異常があった旨を推定することがで
きる。
【0010】各マハラノビス空間に基づいて算出された
マハラノビス距離のうち、測定値を与えた状況下に最も
近い状況下のマハラノビス空間を用いて算出したマハラ
ノビス距離が最も1に近くなる。従って、マハラノビス
距離を算出するのに用いた複数のマハラノビス空間のう
ち、最も1の値に近いマハラノビス距離を導き出すのに
用いたマハラノビス空間が測定値を与えた状況下に最も
近い状況下でのマハラノビス空間であるとみなすことが
でき、これにより、最も1の値に近いマハラノビス距離
を導き出したマハラノビス空間を導出する異常パラメー
タに、異常原因があったと推定することができる。
【0011】前記パラメータを相互に異なる複数のパラ
メータで構成することができる。これにより、所定の時
間毎における複数のパラメータのデータ群に基づいて所
定の時間毎のマハラノビス空間を作成することができる
ことから、各時間毎の前記マハラノビス空間に基づい
て、前記半導体製造装置の動作状態で得られる前記複数
のパラメータについての測定値群から各時間毎のマハラ
ノビス距離を算出することができる。
【0012】また、本発明に係る管理システムは、半導
体製造装置の正常動作状態を示すパラメータから得られ
たマハラノビス空間についてのデータを格納する記憶部
と、動作中の前記半導体製造装置装置から前記パラメー
タのデータ値を得るための検出機構と、前記記憶部に格
納された前記マハラノビス空間に基づいて、前記検出機
構により得られた前記パラメータ値からマハラノビス距
離を算出する演算回路と、該演算回路により算出された
前記マハラノビス距離が所定値を越えたか否かを判定す
る回路とを含むことを特徴とする。
【0013】本発明によれば、前記演算回路が、前記記
憶部に格納された前記マハラノビス空間に基づいて、前
記検出機構により得られた前記パラメータ値群からマハ
ラノビス距離を算出し、前記判定回路が、算出されたマ
ハラノビス距離が所定値を越えたか否かを判定すること
から、迅速かつ効果的に本願方法を実施することができ
る。
【0014】本願発明に係る管理システムをプラズマエ
ッチング装置の管理に適用することができる。プラズマ
エッチング装置のプラズマ発光強度を検出する検出機構
として、前記エッチング装置のプラズマ発光の所定の波
長についての強度を測定するためのプラズマ発光強度検
出器を備える検出機構を用いることができる。このプラ
ズマ発光強度検出器により検出されるプラズマ発光強度
についてのデータを用いて、前記したマハラノビス空間
およびマハラノビス距離を求めることができ、このマハ
ラノビス距離を用いた判定により、プラズマエッチング
装置が正常に動作したか否かを高精度で判定することが
できる。
【0015】また、前記検出機構として、プラズマエッ
チング装置に設けられる高周波発信器の高周波出力につ
いての電流値、電圧値および位相をそれぞれ求めるため
の電圧検出器および電流検出器を備える検出機構を用
い、これら電圧値、電流値および位相についてのデータ
から、前記したマハラノビス空間およびマハラノビス距
離を求めることができ、このマハラノビス距離を用いた
判定により、プラズマエッチング装置が正常に動作した
か否かを高精度で判定することができる。
【0016】前記検出機構に、さらに、前記電流検出器
および前記電圧検出器により検出された電流値および電
圧値から、前記高周波出力の基本波およびその高調波に
ついての電流値、電圧値および位相を算出するためのデ
ータ変換器を設けることができる。これにより、所定の
時間毎における、基本波およびその高調波についての電
流値、電圧値および位相からなる複数のパラメータのデ
ータ群に基づいて所定の時間毎のマハラノビス空間を作
成することができることから、各時間毎のマハラノビス
空間に基づいて、前記エッチング装置の動作状態で得ら
れる前記複数のパラメータについての測定値群から各時
間毎のマハラノビス距離を算出することができる。従っ
て、時系列的なマハラノビス距離の判定により、前記エ
ッチング装置の動作状態をデータ値相互間の時系列的な
変化に代えて、パラメータ相互間の相関関係で、前記エ
ッチング装置の作動状態を時系列的に好適に管理するこ
とができる。
【0017】前記エッチング装置の前記検出機構とし
て、プラズマ発光の複数の所定の波長についての強度を
測定するための発光分析器を備える検出機構を用いるこ
とができる。前記発光分析器は、所定の複数の波長につ
いての強度の測定を可能とすることから、プラズマ発光
に関して複数の波長のそれぞれの強度を各パラメータと
して取り扱うことができ、これにより、プラズマ発光の
波長毎の強度の相互間の相関関係で以て、前記エッチン
グ装置の作動状態を時系列的に好適に管理することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。 〈具体例1〉図1は、本発明に係る管理システムを半導
体製造装置の1つであるプラズマエッチング装置に適用
した例を示す。本発明に係る管理システム10が適用さ
れるプラズマエッチング装置11は、従来よく知られて
いるように、例えば、半導体ウエハのような半導体基板
12上に積層された絶縁膜のような上層部分12aにコ
ンタクト孔を形成すべく、この上層部分12aにドライ
エッチング処理を施すために、用いられる。
【0019】プラズマエッチング装置11は、図1に示
されているように、ハウジング13と、該ハウジング内
に収容されたプラズマ保持用反応槽14と、該反応槽内
に規定された反応室14aに相互に間隔をおいて配置さ
れる一対の電極15(15aおよび15b)と、プラズ
マ発生用の高周波発生源たる高周波発生器16と、プラ
ズマエッチング装置11の高周波発生器16を含む各部
の動作を制御するための制御部17とを備える。
【0020】一方の電極15aは、接地されており、他
方の電極15bは、インピーダンス調整のためのマッチ
ングボックス18を経て、高周波発生器16からの高周
波出力を受ける。高周波発生器16からの出力を受ける
電極15b上には、被加工面たる上層部分12aを上方
に向けて、半導体基板12が配置される。半導体基板1
2の前記被加工面12aには、従来よく知られているよ
うに、必要に応じて選択エッチングのための選択マスク
が施される。
【0021】反応槽14内の反応室14aには、図示し
ないが従来よく知られたガス導入系を経て、例えばCF
のような反応ガスが導入され、反応室14a内の雰囲
気が所定のガス圧に維持されるように、順次、排気系を
経て排出される。
【0022】プラズマエッチング装置11では、従来よ
く知られているように、制御部17の動作により、高周
波発生器16から他方の電極15bへ高周波電力が出力
されると、両電極15aおよび15b間でのグロー放電
により、ラジカルと呼ばれる活性な分子および原子を含
むプラズマが形成され、このラジカルの化学反応によ
り、半導体基板12の上層部分12aがエッチングを受
ける。
【0023】このとき、プラズマの発光は、エッチング
の進行に関連して変化する。すなわち、半導体基板12
と材質の異なる絶縁層である上層部分12aのエッチン
グの進行に伴い増大するある特定の波長の光の強度は、
エッチング作用が上層部分12aの下層たる半導体基板
12に及ぶと、減少する。この光強度の変化が図2のグ
ラフに示されている。図2の横軸は、エッチング開始か
らの時間(秒)を表し、その縦軸はエッチング工程にお
ける反応室14a内でのプラズマ発光による光強度を表
す。
【0024】図2のグラフの特性線19は、プラズマ発
光によるある特定の波長の光強度の変化を示す。この特
性線19で示されているように、時間0で開始された上
層部分12aのエッチングによって生じるプラズマ発光
の強度は、時間X、XおよびXの経過に伴う上層
部分12aのエッチングの促進に伴い、Y′、Y′
およびY′と、増大する。
【0025】時間Xでプラズマ発光強度がほぼ飽和に
達する(Y′)と、上層部分12aの膜厚の減少に伴
ってその発光強度は減少し、時間Xで、その発光強度
が所定値Y′を下回る。この時点で、エッチングが半
導体基板12に達したと判断することができ、このこと
から、上層部分12aを貫通するコンタクトホールのた
めの所定のエッチングが終了したことを知ることができ
る。
【0026】このようなプラズマ発光におけるある波長
の光を観察してエッチング工程の終了点を知る管理シス
テムは、EPD(End Point Detect)システムとして知
られている。本発明に係る管理システム10は、このプ
ラズマ発光における所定の波長の光の観察により、プラ
ズマエッチング装置11が正常に動作したか否かを判定
することを可能とする。
【0027】再び図1を参照するに、本発明に係る管理
システム10は、反応室14a内のプラズマ発光におけ
る所定の波長の光強度を検出すべく反応室14aに設け
られる光センサ20と、該光センサにより検出された信
号をデータ処理するためのモニタ21を経て受信する情
報処理装置22とを備える。
【0028】プラズマ発光は、反応室14a内の前記活
性ガス、エッチングを受ける上層部分12aあるいはそ
の他の運転条件によって、その波長領域は異なるが、所
定の波長領域にピーク値を示す。光検出機構の光強度検
出器として設けられた光センサ20は、この所定の波長
領域の光を受光するためのフィルタまたはモノクロメー
タを備え、この所定の波長領域の光強度を電気信号に変
換してモニタ21に送る。
【0029】モニタ21は、プラズマ発光強度検出器た
る光センサ20からの電気信号を受けて、図2に沿って
説明したとおり、発光強度の観察によりエッチング終了
時点を検出する。また、モニタ21は、前記光センサ2
0からの電気信号を情報処理装置22に送出する。
【0030】情報処理装置22は、図示の例では、コン
ピュータからなる。コンピュータ22は、後述するマハ
ラノビス空間についてのデータを格納するための記憶部
23と、光強度検出器たる前記光センサ20から得られ
た光強度についての信号すなわちパラメータ信号で表さ
れるデータを演算処理するための演算回路24と、比較
回路25とを備える。演算回路24および比較回路25
は、コンピュータ22をプログラムで制御することによ
り、後述する所定の演算機能を達成すべくソフト的に実
現することが望ましい。
【0031】本発明に係る管理システム10を稼動する
に先立ち、プラズマエッチング装置11の正常動作状態
下でのマハラノビス空間が作成される。このマハラノビ
ス空間を作成するために、ある1つの半導体基板12上
の上層部分12aにエッチング孔を形成する過程でのプ
ラズマ発光における所定の波長の強度が光センサ20に
より検出される。この光センサ20での強度検出によ
り、図2に示した時間(X、X、X……X)で
のそれぞれの発光強度(Y′、Y′、Y′……
Y′)についてのデータがサンプリングを受ける。
【0032】正常動作状態下で、さらに他の半導体基板
12についてのエッチング孔形成過程での前記したと同
様なデータについてのサンプリングが行われる。その結
果、正常動作状態下での単一のパラメータすなわち、こ
の例では、プラズマ発光における所定の波長強度につい
て、複数回のエッチング処理工程で得られるデータ群が
形成される。
【0033】図3(a)は、このサンプリングにより得
られた測定データ群を示す。ある半導体基板12のエッ
チング処理(1)について各発光強度(Y′
Y′、Y′……Y′)の測定データがy′1・1
……y′n・1で示されており、以下、他の半導体基板
12のエッチング処理(2……m)についての同様な発
光強度の測定データがy′1・2……y′n・mで示さ
れている。
【0034】これら測定データ(y′1・1……y′
n・m)は、次式 Yn・m =(Y′n・m−Ave)/σ…(1) を用いて基準化される。ここで、Aveは、各時間毎
(X、X、X……X)についての各データの平
均値である。すなわち、Aveは、y′1・1……y′
1・mの平均値を表し、以下同様に、Aveは、y′
n・1……y′n・mを表す。また、σは、各時間毎
におけるそれぞれのデータの標準偏差である。
【0035】図3(b)は、図3(a)に示された測定
データ群を式(1)を用いて基準化して得られた基準化
データ群である。この基準化データ群を得るための式
(1)の演算をコンピュータ22の演算回路24で行う
ことができる。
【0036】図3(b)に示された基準化データ群に基
づき図4(a)に示す相関行列Rが求められる。相関行
列Rの行列要素ri・jおよびrj・i(i,j=1〜n)
は、図3(b)の式(2)で示されるとおり、基準化デ
ータ群の各データyi・jおよびyj・iの関数で示され
る。
【0037】前記基準化データ群から相関行列Rが求め
られると、この相関行列Rの逆行列Aすなわち、プラズ
マエッチング装置11が正常な動作状態下でのマハラノ
ビス空間A(基礎空間A)が求められる。このマハラノ
ビス空間を得るための演算処理は、すべて演算回路24
で行うことができる。また、マハラノビス空間Aたる逆
行列Aの各行列要素ai・j(i,j=1〜n)は、コ
ンピュータ22の記憶部23に格納される。
【0038】前記したマハラノビス空間Aを得た後、プ
ラズマエッチング装置11が半導体基板12のエッチン
グ処理のために、通常の運転状態におかれると、前記し
たと同様に、光センサ20を介して、プラズマエッチン
グ装置11の反応室14a内でのプラズマ発光における
所定の波長強度のデータがサンプリングされる。
【0039】半導体基板12のエッチング処理の終了に
よって、一連の測定データy′……y′が得られる
と、この測定データは、Aveおよびσを用いる式
(1)により、前記したと同様な基準化処理を受け、図
3(b)に示したと同様な一連の基準化データy……
が求められる。
【0040】一連の基準化データが求められると、演算
回路24での図4(c)に示された式(3)の演算の実
行により、マハラノビス距離Dが求められる。式
(3)に示されたy、yは、通常の運転状況下で得
られた基準化データy……yからの値であり、他
方、ai・jは、予め求めたマハラノビス空間Aの行列
要素である。
【0041】このようにして演算回路24で求められた
マハラノビス距離Dは、この距離を求める根拠となっ
た一連のデータy……yと、マハラノビス空間Aを
求める根拠となった基礎データ群y1・1……yn・m
との類似度が高い程、1に近い値を示す。すなわち、マ
ハラノビス空間Aがプラズマエッチング装置11の正常
運転状況下でのデータ群により、形成されている限り、
前記マハラノビス距離Dが1に近い程、正常運転に近
く、これとは逆に、マハラノビス距離Dが1から離れ
る程、正常運転からずれることを意味する。
【0042】従って、マハラノビス距離Dがある閾値
を超えたか否かを比較回路25で判定することにより、
一連のデータy……yを与えたエッチング作業が正
常に終了したか否かを判定することができる。
【0043】比較回路25により、異常と判定されたと
き、警報手段として、図示しない発音器、表示灯等を作
動させることができる。また、コンピュータ22は、プ
ラズマエッチング装置11の制御部17にその作動の停
止信号を送出することができる。
【0044】前記した閾値は、管理の厳密度合いに応じ
て、例えば、2ないし4の間で、適宜選択することがで
きる。
【0045】本発明に係る前記管理システム10によれ
ば、プラズマエッチング装置のプラズマ発光を観察する
EPD(End Point Detect)システムの光センサ20か
らの情報を利用して、エッチング工程が正常に終了した
か否かを各エッチング工程毎に判定することができ、こ
れにより、エッチング工程を好適に管理することができ
る。
【0046】前記したところでは、エッチング工程の管
理の例について説明したが、本願発明に係る前記管理方
法は、プラズマエッチング装置11の定期点検後あるい
はオーバホール後等の立ち上げ運転時の異常検出に適用
することができる。立ち上げ時における正常動作状況下
のデータ群から前記したと同様なマハラノビス空間Aを
求めるために、半導体基板12に変わる試料として、例
えば未処理のシリコン半導体基板をダミー試料として用
いることができる。
【0047】このダミー試料を用いて前記したと同様な
プラズマ発光についての図3(a)に示したと同様な測
定データ群を求め、この測定データ群から図3(b)に
示したと同様な基準化データ群を求め、この基準化デー
タ群から前記したと同様な正常動作状況下でのマハラノ
ビス空間Aを求める。その後の立ち上げ運転では、その
ときに得られる前記したと同様な測定データの基準化に
より求められた基準化データから、前記マハラノビス空
間Aに基づき、前記したと同様なマハラノビス距離D
が求められる。従って、このマハラノビス距離Dの値
によって、立ち上げ運転が正常か否かを判定することが
できる。
【0048】このとき、予め多数のパラメータのうち、
例えば反応室14a内の圧力についてのパラメータ、そ
の温度についてのパラメータあるいは高周波出力につい
てのパラメータのような1つのパラメータのみを通常と
異なる値に設定し、他のパラメータを正常な通常値に設
定した状態で、それぞれある1つのパラメータのみを通
常と異なる状況下で、それぞれのマハラノビス空間
(B、C・・)を作成しておくことができる。
【0049】プラズマエッチング装置11が異常運転で
あると判定されたとき、異常であると判定された動作状
況下で得られた基準化データ群を用い、前記マハラノビ
ス空間Aに代えて、それぞれが異なる1つのあるパラメ
ータのみを通常と異なる状況下で得られたマハラノビス
空間(B、C・・)に基づいて、順次それらのマハラノ
ビス距離Dを求める。これらのマハラノビス距離のう
ち、最も1に近いマハラノビス距離を与えるマハラノビ
ス空間(BまたはC・・)が、異常であると判定された
動作状況下に最も類似していると考えられる。
【0050】従って、最も1に近いマハラノビス距離D
を与える前記マハラノビス空間(BまたはC・・)を
導出するのに用いたデータ群を得たときの異常パラメー
タに、異常が生じたであろうと、推定することができ
る。すなわち、例えば高周波出力を通常と異なる値にし
て求められたマハラノビス空間に基づいて算出されたマ
ハラノビス距離Dが最も1に近いとき、基準化データ
群を与えた異常運転は、高周波出力に異常の原因があっ
たと推定することができる。このことから、異常パラメ
ータ下でのマハラノビス空間を用い、前記したマハラノ
ビス距離Dの比較により、異常原因の推定が可能とな
る。
【0051】〈具体例2〉プラズマエッチング装置11
では、高周波発生器16から電極15bに供給される高
周波電力は、反応室14aのインピーダンス変化に極め
て敏感に反応することから、このインピーダンス変化に
伴う高周波電力の変化を把握することにより、プラズマ
エッチング装置11に異常が生じたか否かを知ることが
できる。
【0052】図5に示す管理システム10では、プラズ
マエッチング装置11の動作管理に、この高周波電力の
電圧、電流および位相を含む複数のパラメータが採用さ
れており、これらのデータを得るために、マッチングボ
ックス18と電極15bとの間には、電圧検出器20a
および電流検出器20bを備える検出機構20が挿入さ
れている。電圧検出器20aからの電気信号(V)およ
び電流検出器20bからの電気信号(I)は、検出機構
20のデータ変換器20cに入力される。
【0053】データ変換器20cは、両電気信号(V、
I)を受けることにより、図6に示されているように、
高周波発生器16からの例えば13.56MHzの高周
波出力についての各時点(Time 1, Time 2,…Time
n)ごとの基本波成分における電流値I、および1
次、2次、3次および4次の各高調波成分におけるそれ
ぞれの電流値I、I、I、Iと、基本波成分に
おける電圧値V、および1次、2次、3次および4次
の各高調は成分におけるそれぞれの電圧値V、V
、Vと、位相Θとをコンピュータ22に出力す
る。
【0054】図6は、正常動作状況下でのマハラノビス
空間Aを求めるためのデータ群を示す。図6の例では、
測定データが既に前記したと同様な基準化処理を受けた
後の基準化データ群として示されている。また、図6の
例では、データの基準化のために、各時間毎における各
電流値I 、I、I、I、I、各電圧値V
、V、Vおよび位相Θについてのそれぞれの標
準偏差σが用いられ、各データ平均値Aveを求めるため
に、2組からなるデータ群が用いられた。
【0055】図6に示したように、各時間毎に相互に異
なる複数のパラメータのデータを複数の試料についてサ
ンプリングし、それらの基準化を図ることにより、各時
間毎で図3(b)に示した基準化データ群に対応する基
準化データ群を得ることができる。これら各測定時間毎
の基準化データ群を得ることにより、図4に示したよう
な相関行列Rおよびこの相関行列Rから導き出されるマ
ハラノビス空間Aを、データ測定時間毎に作成すること
ができる。
【0056】従って、予めデータ測定時間毎のマハラノ
ビス空間Aを求めておくことにより、この各マハラノビ
ス空間Aに基づいて、エッチング処理中に得られる前記
したと同様な測定データ群(電流値I、I、I
、I、電圧値V、V 、V、Vおよび位相
Θ)から、測定時間毎に、逐次、前記したと同様なマハ
ラノビス距離Dを算出するための式(3)で示した演
算処理を各時間毎に行うことができ、これにより、各測
定時間毎のマハラノビス距離Dを求めることが可能と
なる。
【0057】図7〜図9および図11は、図5に示した
具体例2における各測定データ(I 、I、I、I
、I、V、V、V、VおよびΘ)の値の変
化およびマハラノビス距離Dの変化の一例を示すグラ
フである。この事例は、エッチング処理の開始から約9
0〜100秒後に、プラズマエッチング装置11の動作
に異常が生じた事例である。
【0058】図7のグラフの横軸は、エッチング開始か
らエッチング終了までの時間(秒)を示し、その縦軸は
電圧値(V)を示す。図7に示された特性線26および
27は、高周波発生器16から出力される高周波出力の
基本波成分の電圧値Vおよびその1次高調波成分の電
圧値Vの変化をそれぞれ示す。両特性線26および2
7によれば、ノイズ分であると考えられる微少な電圧変
動が観察されるが、図7のグラフからは、ノイズ分以外
に、変動を示す傾向は見受けられない。
【0059】図8のグラフの横軸は、時間(秒)を示
し、その縦軸は電圧値(V)または電流値(A)を示
す。図8に示された特性線28、29および30は、2
次、3次および4次の高調波成分の電圧値V、V
よびVの変化をそれぞれ示し、また、特性線31は、
前記高周波出力の基本波の電流値Iの変化を示す。
【0060】各特性線28〜31によれば、特性線26
および27におけると同様に、ノイズ成分と考えられる
電圧変動あるいは電流変動が観察されるものの、これら
のノイズによりそれ以外の変動を見つけ出すことはでき
ない。
【0061】図9のグラフの横軸は、時間(秒)を示
し、その縦軸は電流値(A)を示す。図9のグラフに示
された特性線32〜35は、前記高周波出力の1次、2
次、3次および4次の各高調波成分における電流値
、I、IおよびIの変化をそれぞれ示す。特
性線32にエッチング処理開始から100秒の時点の前
後で僅かに全体的な変化が見られるが、明確ではなく、
またこの特性線32と同様に、ノイズ成分を含む各特性
線33〜35からは、ノイズ以外の変動を見つけ出すこ
とはできない。
【0062】他方、横軸が時間(秒)を示し、縦軸が位
相角(度)を示す図10のグラフでは、その位相変化を
示す特性線36の変化から明らかなように、この特性線
36にノイズ成分が含まれていても、約100秒の時点
の前後で、位相角が変化していることを明確に判定する
ことができる。
【0063】しかしながら、図10のグラフから明らか
なように、このときの位相の変化量は、約−50度から
約−45度への僅かに5度の位相変化に過ぎないことか
ら、大きなS/N比を得ることはできない。
【0064】これらに対し、図11に示すマハラノビス
距離Dの変化を示すグラフによれば、このマハラノビ
ス距離Dの極めて大きな変化が明確に観察される。図
11のグラフの横軸は、時間(秒)を示し、その縦軸が
マハラノビス距離D を示す。特性線37は、エッチン
グ処理の開始から終了に至るまでの前記した各測定時間
毎に求められた各測定データ(I、I、I
、I、V、V、V、VおよびΘ)から、
それぞれの測定時間毎のマハラノビス空間Aに基づいて
算出されたマハラノビス距離Dを、各測定時間毎にプ
ロットして得られた。
【0065】特性線37には、微視的に見れば、前記し
た各特性線26〜36におけると同様なノイズ成分が含
まれている。しかしながら、これらのノイズ成分による
変化量を越える極めて大きな変化が時間軸の約100秒
の時点の前後に見受けられる。
【0066】すなわち、図11のグラフ上では、特性線
37は、ほぼ零に近いマハラノビス距離Dの値(実際
には1)を示すが、エッチングの開始から約90秒ない
し150秒の間に、ほぼ250の値に向けて急激に立ち
上がっている。
【0067】従って、異常値を示すマハラノビス距離D
の閾値を例えば250に設定することにより、通常時
の値の約250倍の変化量で以て、異常時を検出するこ
とができ、前記した位相の変化のみによる検出に比較し
て、極めて高いS/N比で異常状態を検出することがで
きる。
【0068】前記したマハラノビス距離Dの閾値は、
適宜選択することができるが、例えば1あるいは50の
値に設定することができ、これらのいずれに値に設定し
ても、前記した位相のみをパラメータとして異常を検出
する例に比較して高いS/N比でプラズマエッチング装
置11の動作の異常を正確に検出することができる。
【0069】具体例2に示した管理システム10によれ
ば、前記したように、データの測定時間毎にマハラノビ
ス距離Dが所定の値を超えたか否かを判定することが
でき、これにより、ある1つの半導体基板12について
のエッチング作業中に異常が生じると、異常が生じた時
点で、直ちに、異常を検出することができる。従って、
より迅速に、異常を検出してこれに対処すべく、直ちに
警告を発し、あるいはプラズマエッチング装置11の動
作を停止させることができる。
【0070】前記した具体例2の例においても、例えば
単一のパラメータのみを意図的に異常の値に設定し、そ
の他のパラメータが正常な値を示す条件下でのマハラノ
ビス距離空間をそれぞれ求めておくことにより、これら
を前記具体例1に沿って説明した例におけると同様に、
異常パラメータの推定に使用することができる。
【0071】〈具体例3〉図12に示す管理システム1
0では、プラズマエッチング装置11の反応室14aの
プラズマによる発光を複数の波長の光を相互に異なるパ
ラメータとし、それぞれの波長についての光強度がデー
タとしてサンプリングされる。
【0072】反応室14a内のプラズマ発光から相互に
異なる複数の所定の波長についてのデータを得るための
検出手段20として、反応室14a内のプラズマによる
光をプラズマエッチング装置11の外方へ案内する光フ
ァイバ20が設けられている。光ファイバ20により導
出されたプラズマ光は発光分析器21に案内される。発
光分析器21は、このプラズマ光の所定の波長について
の強度ピーク値をその波長についてのデータと共に演算
回路24に出力する。
【0073】図13は、前記発光分析器20により得ら
れた、正常動作状況下でのマハラノビス空間Aを求める
ためのデータ群を示す。図13の例では、測定データが
既に前記したと同様な基準化処理を受けた後の基準化デ
ータ群として示されている。
【0074】図13に示すデータ群では、具体例2につ
いて説明したと同様に、各測定時間毎に相互に異なる複
数のパラメータ(波長λ1、λ2……λ11)のデータ
が複数の試料についてサンプリングを受けていることか
ら、各時間毎で図3(b)に示した基準化データ群に対
応する基準化データ群を得ることができる。従って、こ
れら各測定時間毎の基準化データ群を得ることにより、
図4に示したような相関行列Rおよびこの相関行列Rか
ら導き出されるマハラノビス空間Aを、具体例2におけ
ると同様に、データ測定時間毎に作成することができ
る。
【0075】図14は、従来におけると同様な単一の波
長についての発光ピーク値の強度変化を示すグラフであ
り、その横軸はエッチング開始からの経過時間を示し、
またその縦軸は発光強度を示す。図14に示す事例は、
エッチング処理の開始からある時間T秒で、プラズマエ
ッチング装置11の動作に異常が生じた事例であるが、
単なる発光ピーク値強度の変化を示す特性線38によれ
ば、前記時間T前後での顕著な変化は見いだせない。
【0076】他方、図15のグラフは、前記した時間T
秒で異常が生じた事例における時間と、マハラノビス距
離Dとの関係を表すグラフである。このグラフに示さ
れた特性線39は、前記した各波長λ1、λ2……λ1
1におけるピーク値のデータをサンプリングし、それら
の各時間毎での基準化データ群から導出された各測定時
間毎のマハラノビス空間Aを求め、このマハラノビス空
間Aに基づいて、前記した時間T秒で異常が生じた事例
の各測定データから各測定時間毎のマハラノビス距離D
を算出したときのマハラノビス距離D距離Dの変化
を示す。
【0077】特性線39によれば、前記時間Tの前後
で、図15のグラフに示された発光強度を示す特性線3
8では観測できなかった大きな変化がマハラノビス距離
の変化として、明瞭に示されている。従って、具体
例3の管理システム10によれば、発光強度のみの変化
では検出し得ないプラズマエッチング装置11の反応室
14a内の微少なプラズマ変化をも検出することがで
き、これにより、プラズマエッチング装置11の動作の
より高精度な管理が可能となる。
【0078】前記したところでは、プラズマエッチング
装置の動作を管理するためのパラメータとしてプラズマ
発光に関する光パラメータあるいは高周波電力に関する
電圧、電流および位相のような電気パラメータについて
説明した。本願発明は、これに限らず、質量分析器等の
検出器を用いることにより、プラズマエッチング装置の
反応室のガス圧力、APC等、プラズマエッチング装置
の動作状態を表す種々の装置パラメータを用いることが
できる。また、前記したプラズマエッチング装置の管理
に代えて、その他の半導体製造装置の管理に本願発明に
係る管理方法を適用することができる。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る前記管理方法によれば、前
記したように、データ群が個々のデータ値として単独に
取り扱われることはなく、複数のデータからなるデータ
群で構成され、データ相互間の相関関係が考慮されるマ
ハラノビス空間に基づいて、前記半導体製造装置の正常
動作および異常動作が判定されることから、データ相互
間の相関関係を考慮しない従来のインターロック方式で
は得られない精度の高さで、正確に前記半導体製造装置
の動作状態を管理すること可能となる。
【0080】また、本発明に係る前記管理システムによ
れば、前記したように、前記演算回路が、前記記憶部に
格納された前記マハラノビス空間に基づいて、前記検出
機構により得られた前記パラメータ値からマハラノビス
距離を算出し、前記判定回路が、算出されたマハラノビ
ス距離が所定値を越えたか否かを判定することから、迅
速かつ効果的に本願方法を実施することができ、これに
より、比較的単純な構成で以って高精度で半導体製造装
置の動作状態を管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体製造装置の管理システムを
概略的に示す構成図である。
【図2】図1に示した管理システムの検出機構により検
出されるデータの変化例を示す発光強度のグラフであ
る。
【図3】図1に示した管理システムに用いられるマハラ
ノビス空間を求めるためのデータ群を示す説明図であ
る。
【図4】マハラノビス空間を求めるためのデータ処理方
法を示す説明図である。
【図5】本発明に係る半導体製造装置の管理システムの
他の例を概略的に示す図1と同様な図面である。
【図6】図5に示した管理システムの検出機構により検
出された複数のパラメータについてのデータからなるデ
ータ群を示す説明図である。
【図7】図6に示したデータ群のデータ変化を示すグラ
フ(その1)である。
【図8】図6に示したデータ群のデータ変化を示すグラ
フ(その2)である。
【図9】図6に示したデータ群のデータ変化を示すグラ
フ(その3)である。
【図10】図6に示したデータ群のデータ変化を示すグ
ラフ(その4)である。
【図11】図5に示した管理システムで求められたマハ
ラノビス距離の変化を示すグラフである。
【図12】本発明に係る半導体製造装置の管理システム
のさらに他の例を概略的に示す図1と同様な図面であ
る。
【図13】図9に示した管理システムの検出機構により
検出された複数のパラメータについてのデータからなる
データ群を示す説明図である。
【図14】図13に示した半導体製造装置における従来
のEPD波形の一例を示すグラフである。
【図15】図13に示した半導体製造装置の管理システ
ムで求められたマハラノビス距離の変化を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
10 管理システム 11 (プラズマエッチング装置)半導体製造装置 12 半導体基板 14a 反応室 20(20a、20b) 検出器 22 情報処理装置 23 記憶部 24 演算回路 25 比較回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体製造装置の動作を管理する方法で
    あって、前記半導体製造装置の正常動作状態下で少なく
    とも1つのパラメータについて複数のデータをサンプリ
    ングし、サンプリングされたデータ群に基づいてマハラ
    ノビス空間を作成し、該マハラノビス空間に基づいて、
    前記半導体製造装置の動作状態で得られる前記パラメー
    タについての測定値群からマハラノビス距離を算出し、
    当該マハラノビス距離の値が所定の値を超えたとき、前
    記半導体製造装置が異常動作を生じたと判定することを
    含む、半導体製造装置のための管理方法。
  2. 【請求項2】 さらに、予め、前記パラメータ以外の複
    数のパラメータであってそれぞれが異常状況を示す前記
    複数のパラメータのそれぞれについてそのパラメータ以
    外の他のパラメータが正常状況を示す異常状態下のマハ
    ラノビス空間を予め作成し、前記マハラノビス距離の値
    から異常動作を生じたと判定されたとき、前記異常状態
    下の前記マハラノビス空間に基づいて、前記測定値群か
    らそれぞれのマハラノビス空間に対応するマハラノビス
    距離を算出し、それぞれが異常状況を示す前記複数のパ
    ラメータのうち、前記マハラノビス距離が最も1に近い
    値を与えるマハラノビス空間を導出した異常状況を示す
    前記パラメータに異常があった旨を推定することを含む
    請求項1記載の管理方法。
  3. 【請求項3】 前記パラメータは、相互に異なる複数の
    パラメータであり、所定の時間毎における前記複数のパ
    ラメータのデータ群に基づいて前記所定の時間毎のマハ
    ラノビス空間が作成され、各時間毎の前記マハラノビス
    空間に基づいて、前記半導体製造装置の動作状態で得ら
    れる前記複数のパラメータについての各測定値群から各
    時間毎のマハラノビス距離が算出される請求項1記載の
    管理方法。
  4. 【請求項4】 半導体製造装置の正常動作状態を示すパ
    ラメータから得られたマハラノビス空間についてのデー
    タを格納する記憶部と、動作中の前記半導体製造装置装
    置から前記パラメータのデータ値を得るための検出機構
    と、前記記憶部に格納された前記マハラノビス空間に基
    づいて、前記検出機構により得られた前記パラメータ値
    群からマハラノビス距離を算出する演算回路と、該演算
    回路により算出された前記マハラノビス距離が所定値を
    越えたか否かを判定する回路とを含む、半導体製造装置
    のための管理システム。
  5. 【請求項5】 前記半導体製造装置はプラズマの発光を
    伴うプラズマエッチング装置であり、前記検出機構は、
    前記エッチング装置のプラズマ発光の所定の波長につい
    ての強度を測定するためのプラズマ発光強度検出器を備
    える請求項4記載の管理システム。
  6. 【請求項6】 前記半導体製造装置はプラズマ発光のた
    めの高周波発信器を備えるプラズマエッチング装置であ
    り、前記検出機構は、前記高周波発信器の高周波出力に
    ついての電流値、電圧値および位相をそれぞれ求めるた
    めの電圧検出器および電流検出器を備える請求項4記載
    の管理システム。
  7. 【請求項7】 前記検出機構は、さらに、前記電流検出
    器および前記電圧検出器により検出された電流値および
    電圧値から、前記高周波出力の基本波およびその高調波
    についての電流値、電圧値および位相を算出するための
    データ変換器を備える請求項6記載の管理システム。
  8. 【請求項8】 前記半導体製造装置はプラズマの発光を
    伴うプラズマエッチング装置であり、前記検出機構は、
    前記エッチング装置のプラズマ発光の複数の所定の波長
    についての強度を測定するための発光分析器を備える請
    求項4記載の管理システム。
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