JP7034646B2 - 異常検知装置、及び異常検知方法 - Google Patents

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Description

本発明は、異常検知装置、及び異常検知方法に関する。
基板処理装置は、基板処理装置に何らかの障害(エラー)が発生すると、アラームを発生する(例えば、特許文献1参照)。アラームが発生することにより、基板処理装置(チャンバー)の使用の禁止が作業者に通知される。典型的には、基板処理装置の各パラメータのうちのいずれかのパラメータ値が、予め設定された閾値を超えると、アラームが発生する。
各パラメータに対する閾値は、一般的には、基板処理装置が基板に対して所定の処理プロセスを確実に施すことができるように設定される。換言すると、閾値は、第2種の過誤が起きないように設定される。すなわち、エラーの発生を見逃さないように設定される。基板処理装置のパラメータは、例えば、チャンバー排気圧、チャンバー内圧、チャンバー内温度、ニードルバルブの開度、処理液の流量、及び処理液の液温を含む。なお、第1種の過誤は、エラーの発生を誤検知する過誤である。
特開2008-004112号公報
しかしながら、第2種の過誤が起きないように閾値を設定した場合、第1種の過誤が増加する可能性がある。具体的には、実際は処理プロセスを実行可能な状態であるにもかかわらず、あるパラメータ値が閾値を超えて、アラームが発生する可能性がある。つまり、異常を誤検知する可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、異常を誤検知する可能性を低下させることができる異常検知装置、及び異常検知方法を提供することにある。
本発明に係る異常検知装置は、基板処理装置の異常を検知する。前記基板処理装置は、基板に対して所定の処理プロセスを実行する。前記異常検知装置は、記憶部と、制御部とを備える。前記記憶部は、複数の監視対象から得られる変動値の統計的な基準範囲を記憶する。前記制御部は、前記複数の監視対象から前記変動値を取得し、前記基準範囲に基づいて、取得した前記変動値の統計的な異常度を算出する。前記所定の処理プロセスは、第1処理工程と、前記第1処理工程とは異なる第2処理工程とを含む。前記複数の監視対象は、前記第1処理工程の実行時に監視される第1監視対象と、前記第2処理工程の実行時に監視される第2監視対象とを含む。前記第2監視対象は、前記第1監視対象と異なる。前記基準範囲は、前記所定の処理プロセスの基準範囲である。前記制御部は、前記所定の処理プロセスの異常度を算出する。前記制御部は、前記異常度を参照して、前記所定の処理プロセスの実行の可否を判定する。
ある実施形態において、前記第1処理工程で供給される薬液と、前記第2処理工程で供給される薬液とは異なる。
ある実施形態において、前記記憶部は、前記異常度に対する閾値を記憶する。
ある実施形態において、前記制御部は、前記異常度が前記閾値を超えるか否かにより、前記所定の処理プロセスの実行の可否を判定する。
ある実施形態において、前記異常検知装置は、作業者が操作する入力部を備える。前記入力部は、複数の閾値のうちの1つを選択する指示を受け付ける。前記記憶部は、選択された前記閾値を記憶する。
ある実施形態において、前記基板処理装置は、複数の処理プロセスを実行可能である。前記記憶部は、前記処理プロセスごとに前記基準範囲を記憶する。前記制御部は、前記複数の処理プロセスの各々の前記異常度を算出し、前記複数の処理プロセスのそれぞれの実行の可否を判定する。
ある実施形態では、前記監視対象が前記処理プロセスごとに異なる。
ある実施形態において、前記記憶部は、前記処理プロセスごとに、前記異常度に対する閾値を記憶する。
ある実施形態において、前記制御部は、前記複数の処理プロセスのそれぞれの前記異常度が、対応する前記閾値を超えるか否かにより、前記複数の処理プロセスのそれぞれの実行の可否を判定する。
ある実施形態において、前記異常検知装置は、作業者が操作する入力部を備える。前記入力部は、前記処理プロセスごとに、複数の閾値のうちの1つを選択する指示を受け付ける。前記記憶部は、選択された前記閾値を記憶する。
ある実施形態において、前記制御部は、異常検知法又は外れ値検知法に基づいて前記異常度を算出する。
ある実施形態において、前記記憶部は、前記基準範囲として単位空間を記憶する。前記制御部は、前記異常度としてマハラノビス距離を算出する。
本発明に係る異常検知方法は、基板処理装置の異常を検知する方法である。前記基板処理装置は、基板に対して所定の処理プロセスを実行する。前記異常検知方法は、基準範囲取得工程、異常度算出工程、及び異常判定工程を包含する。前記基準範囲取得工程において、複数の監視対象から得られる変動値の統計的な基準範囲を取得する。前記異常度算出工程において、前記複数の監視対象から前記変動値を取得し、前記基準範囲に基づいて、取得した前記変動値の統計的な異常度を算出する。前記異常判定工程において、前記異常度を参照して、前記所定の処理プロセスの実行の可否を判定する。前記所定の処理プロセスは、第1処理工程と、前記第1処理工程とは異なる第2処理工程とを含む。前記複数の監視対象は、前記第1処理工程の実行時に監視される第1監視対象と、前記第2処理工程の実行時に監視される第2監視対象とを含む。前記第2監視対象は、前記第1監視対象と異なる。前記基準範囲は、前記所定の処理プロセスの基準範囲である。前記異常度算出工程において、前記所定の処理プロセスの異常度を算出する。
ある実施形態において、前記第1処理工程で供給される薬液と、前記第2処理工程で供給される薬液とは異なる
ある実施形態において、前記異常検知方法は、前記異常度に対する閾値を設定する閾値設定工程を更に包含する。
ある実施形態では、前記異常判定工程において、前記異常度が前記閾値を超えるか否かにより、前記所定の処理プロセスの実行の可否を判定する。
ある実施形態では、前記閾値設定工程において、複数の閾値のうちから選択された閾値が設定される。
ある実施形態において、前記基板処理装置は、複数の処理プロセスを実行可能である。前記基準範囲取得工程において、前記処理プロセスごとに前記基準範囲を取得する。前記異常度算出工程において、前記複数の処理プロセスのうち、前記基板処理装置により実行中の前記処理プロセスの前記異常度を算出する。前記異常判定工程において、前記複数の処理プロセスのうち、前記基板処理装置により実行中の前記処理プロセスの実行の可否を判定する。
ある実施形態では、前記監視対象が前記処理プロセスごとに異なる。
ある実施形態において、前記異常検知方法は、前記処理プロセスごとに、前記異常度に対する閾値を設定する閾値設定工程を更に包含する。
ある実施形態では、前記異常判定工程において、前記基板処理装置により実行中の前記処理プロセスの前記異常度が、対応する前記閾値を超えるか否かにより、前記基板処理装置により実行中の前記処理プロセスの実行の可否を判定する。
ある実施形態では、前記閾値設定工程において、前記処理プロセスごとに、複数の閾値のうちから選択された閾値が設定される。
ある実施形態では、前記異常度算出工程において、異常検知法又は外れ値検知法に基づいて前記異常度を算出する。
ある実施形態では、前記基準範囲取得工程において、前記基準範囲として単位空間を取得する。前記異常度算出工程において、前記異常度としてマハラノビス距離を算出する。
本発明によれば、異常を誤検知する可能性を低下させることができる。
本発明の実施形態1に係る異常検知システムを示す図である。 本発明の実施形態1に係る基板処理装置の構成を示す図である。 (a)~(e)は、本発明の実施形態1に係る5種類の洗浄処理プロセスを示す図である。 本発明の実施形態1に係る操作装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る操作装置が実行する前処理のフローを示す図である。 本発明の実施形態1に係る閾値設定画面を示す図である。 本発明の実施形態1に係る操作装置が実行する異常検知処理のフローを示す図である。 (a)~(e)は、本発明の実施形態1に係る異常度を算出する対象の他例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る異常検知システムを示す図である。 本発明の実施形態2に係る基板処理装置の構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の異常検知装置及び異常検知方法に係る実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されない。図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
図1は、本実施形態に係る異常検知システム100を示す図である。図1に示すように、異常検知システム100は、基板処理装置101、及び操作装置102を備える。
基板処理装置101は、基板Wに対して所定の処理プロセスを実行する。操作装置102は、作業者からの指示に基づき、基板処理装置101を動作させる。操作装置102は、本発明に係る異常検知装置に相当する。本実施形態において、操作装置102は、基板処理装置101の異常を検知する。
続いて図2を参照して、基板処理装置101の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る基板処理装置101の構成を示す図である。本実施形態において、基板処理装置101は、基板Wを1枚ずつ洗浄する枚葉式の洗浄装置である。また、本実施形態において、基板Wは半導体ウエハである。
図2に示すように、基板処理装置101は、スピンチャック1、SC1供給機構2、SC2供給機構3、HF供給機構4、SPM供給機構5、リンス液供給機構6、チャンバー7、チャンバー内温度センサ71、及びチャンバー内圧力センサ72を備える。本実施形態に係る基板処理装置101は、基板Wに対して5種類の薬液(SC1、SC2、HF、SPM、及びリンス液)を供給することができる。
スピンチャック1は、回転軸11の回転軸線AXを中心に基板Wを回転させる。詳しくは、スピンチャック1は、回転軸11、スピンベース12、複数の挟持部材13、駆動装置14、及び回転数検知センサ15を備える。
回転軸11は、スピンベース12を支持する。スピンベース12は、典型的には円盤状の平板である。複数の挟持部材13は、スピンベース12の周縁部に、間隔をあけて配置される。複数の挟持部材13は、互いに協働して1枚の基板Wを挟持する。具体的には、複数の挟持部材13は、回転軸11の回転軸線AXが基板Wの中心を通るように、基板Wを挟持する。
駆動装置14は、回転軸線AXを中心に回転軸11を回転させる。この結果、回転軸線AXを中心に基板Wが回転する。駆動装置14は、典型的には、回転数の制御が可能なモーターである。
回転数検知センサ15は、回転軸11の回転数を検知する。換言すると、回転数検知センサ15は、基板Wの回転数を検知する。回転数検知センサ15は、検知した回転数を示す信号を出力する。具体的には、回転数検知センサ15の出力は、基板Wの回転数を時系列に沿って示す。換言すると、回転数検知センサ15の出力は、基板Wの回転数の変動値を示す。回転数検知センサ15は、例えば、光学式のロータリーエンコーダであり得る。
続いて、SC1供給機構2、SC2供給機構3、HF供給機構4、SPM供給機構5、及びリンス液供給機構6について説明する。但し、SC1供給機構2、SC2供給機構3、HF供給機構4、SPM供給機構5、及びリンス液供給機構6の構成は略同様であるため、SC1供給機構2の構成についてのみ詳細に説明し、その他の薬液供給機構(SC2供給機構3、HF供給機構4、SPM供給機構5、及びリンス液供給機構6)の構成については、SC1供給機構2と異なる点についてのみ説明する。
SC1供給機構2は、回転している基板Wに薬液SC1を供給する。薬液SC1は、「NH4OH」、「H22」、及び「H2O」を含む混合液である。基板Wに薬液SC1が供給されると、基板Wの表面に付着しているパーティクルが除去される。SC1供給機構2は、第1ノズル21、第1供給管22、第1バルブ23、第1流量センサ24、及び第1液体温度センサ25を備える。
第1ノズル21は、薬液SC1を吐出する。典型的には、第1ノズル21は、連続流の状態で薬液SC1を吐出するストレートノズルである。第1ノズル21は、その吐出口が下方に向けられた状態で、スピンチャック1よりも上方に配置される。第1ノズル21は、固定ノズルであってもよいし、スキャンノズルであってもよい。具体的には、第1ノズル21は、チャンバー7内の所定位置に固定されていてもよいし、薬液SC1の着液位置が基板Wの表面中央部と基板Wの表面周縁部との間で移動するように、チャンバー7内で移動してもよい。
第1供給管22は、第1ノズル21に接続する。第1供給管22は、第1ノズル21に薬液SC1を供給する。第1バルブ23は、第1供給管22に介装されて、第1ノズル21への薬液SC1の供給、及び薬液SC1の供給停止を切り換える。
第1流量センサ24は、第1供給管22を流れる薬液SC1の流量を検知する。第1流量センサ24は、検知した流量を示す信号を出力する。具体的には、第1流量センサ24の出力は、薬液SC1の流量を時系列に沿って示す。換言すると、第1流量センサ24の出力は、薬液SC1の流量の変動値を示す。
第1液体温度センサ25は、第1供給管22を流れる薬液SC1の温度(液温)を検知する。第1液体温度センサ25は、検知した液温を示す信号を出力する。具体的には、第1液体温度センサ25の出力は、薬液SC1の液温を時系列に沿って示す。換言すると、第1液体温度センサ25の出力は、薬液SC1の液温の変動値を示す。
SC2供給機構3は、回転している基板Wに薬液SC2を供給する。薬液SC2は、「HCl」、「H22」、及び「H2O」を含む混合液である。基板Wに薬液SC2が供給されると、基板Wの表面に付着している重金属(例えば、Fe、Ni、Cr、Cu)が除去される。SC2供給機構3は、第2ノズル31、第2供給管32、第2バルブ33、第2流量センサ34、及び第2液体温度センサ35を備える。
第2流量センサ34は、第2供給管32を流れる薬液SC2の流量を検知する。第2流量センサ34は、検知した流量を示す信号を出力する。具体的には、第2流量センサ34の出力は、薬液SC2の流量を時系列に沿って示す。換言すると、第2流量センサ34の出力は、薬液SC2の流量の変動値を示す。
第2液体温度センサ35は、第2供給管32を流れる薬液SC2の温度(液温)を検知する。第2液体温度センサ35は、検知した液温を示す信号を出力する。具体的には、第2液体温度センサ35の出力は、薬液SC2の液温を時系列に沿って示す。換言すると、第2液体温度センサ35の出力は、薬液SC2の液温の変動値を示す。
HF供給機構4は、回転している基板Wに薬液HF(フッ化水素酸)を供給する。基板Wに薬液HFが供給されると、基板Wの表面に形成されている自然酸化膜が除去される。HF供給機構4は、第3ノズル41、第3供給管42、第3バルブ43、第3流量センサ44、及び第3液体温度センサ45を備える。
第3流量センサ44は、第3供給管42を流れる薬液HFの流量を検知する。第3流量センサ44は、検知した流量を示す信号を出力する。具体的には、第3流量センサ44の出力は、薬液HFの流量を時系列に沿って示す。換言すると、第3流量センサ44の出力は、薬液HFの流量の変動値を示す。
第3液体温度センサ45は、第3供給管42を流れる薬液HFの温度(液温)を検知する。第3液体温度センサ45は、検知した液温を示す信号を出力する。具体的には、第3液体温度センサ45の出力は、薬液HFの液温を時系列に沿って示す。換言すると、第3液体温度センサ45の出力は、薬液HFの液温の変動値を示す。
SPM供給機構5は、回転している基板Wに薬液SPMを供給する。薬液SPMは、「H2SO4」、及び「H22」を含む混合液である。基板Wに薬液SPMが供給されると、基板Wの表面に付着している有機物が除去される。具体的には、薬液SPMは、レジスト膜を剥離するために用いられる。SPM供給機構5は、第4ノズル51、第4供給管52、第4バルブ53、第4流量センサ54、及び第4液体温度センサ55を備える。
第4流量センサ54は、第4供給管52を流れる薬液SPMの流量を検知する。第4流量センサ54は、検知した流量を示す信号を出力する。具体的には、第4流量センサ54の出力は、薬液SPMの流量を時系列に沿って示す。換言すると、第4流量センサ54の出力は、薬液SPMの流量の変動値を示す。
第4液体温度センサ55は、第4供給管52を流れる薬液SPMの温度(液温)を検知する。第4液体温度センサ55は、検知した液温を示す信号を出力する。具体的には、第4液体温度センサ55の出力は、薬液SPMの液温を時系列に沿って示す。換言すると、第4液体温度センサ55の出力は、薬液SPMの液温の変動値を示す。
リンス液供給機構6は、回転している基板Wにリンス液を供給する。具体的には、リンス液供給機構6は、他の薬液(SC1、SC2、HF、又はSPM)が基板Wに供給された後に、リンス液を基板Wに供給する。基板Wにリンス液が供給されることにより、基板Wの表面から他の薬液が洗い流される。リンス液は、例えば、超純水(脱イオン水)、炭酸水、電解イオン水、水素水、オゾン水、アンモニア水、又は希釈された塩酸水(例えば、濃度が10ppm~100ppm程度の塩酸水)である。リンス液供給機構6は、第5ノズル61、第5供給管62、第5バルブ63、第5流量センサ64、及び第5液体温度センサ65を備える。
第5流量センサ64は、第5供給管62を流れるリンス液の流量を検知する。第5流量センサ64は、検知した流量を示す信号を出力する。具体的には、第5流量センサ64の出力は、リンス液の流量を時系列に沿って示す。換言すると、第5流量センサ64の出力は、リンス液の流量の変動値を示す。
第5液体温度センサ65は、第5供給管62を流れるリンス液の温度(液温)を検知する。第5液体温度センサ65は、検知した液温を示す信号を出力する。具体的には、第5液体温度センサ65の出力は、リンス液の液温を時系列に沿って示す。換言すると、第5液体温度センサ65の出力は、リンス液の液温の変動値を示す。
続いて、チャンバー7、チャンバー内温度センサ71、及びチャンバー内圧力センサ72について説明する。チャンバー7は、スピンチャック1、及び第1ノズル21~第5ノズル61を収容する。チャンバー7は、隔壁によって区画された処理室であり、基板処理装置101は、チャンバー7内で基板Wの洗浄処理プロセスを実行する。
チャンバー内温度センサ71は、チャンバー7の内部空間の温度を検知して、検知した温度を示す信号を出力する。具体的には、チャンバー内温度センサ71の出力は、チャンバー7の内部空間の温度を時系列に沿って示す。換言すると、チャンバー内温度センサ71の出力は、チャンバー7の内部空間の温度の変動値を示す。なお、以下の説明において、チャンバー7の内部空間の温度を「チャンバー内温度」と記載する場合がある。
チャンバー内圧力センサ72は、チャンバー7の内部空間の圧力を検知して、検知した圧力を示す信号を出力する。具体的には、チャンバー内圧力センサ72の出力は、チャンバー7の内部空間の圧力を時系列に沿って示す。換言すると、チャンバー内圧力センサ72の出力は、チャンバー7の内部空間の圧力の変動値を示す。なお、以下の説明において、チャンバー7の内部空間の圧力を「チャンバー内圧力」と記載する場合がある。
本実施形態において、図1を参照して説明した操作装置102は、図2を参照して説明した「基板Wの回転数」、「SC1の流量」、「SC1の液温」、「SC2の流量」、「SC2の液温」、「HFの流量」、「HFの液温」、「SPMの流量」、「SPMの液温」、「リンス液の流量」、「リンス液の液温」、「チャンバー内温度」、及び「チャンバー内圧力」を監視する。操作装置102は、これらの監視対象から得られる変動値に基づき、基板処理装置101の異常を検知する。具体的には、図2に示す回転数検知センサ15、第1流量センサ24、第1液体温度センサ25、第2流量センサ34、第2液体温度センサ35、第3流量センサ44、第3液体温度センサ45、第4流量センサ54、第4液体温度センサ55、第5流量センサ64、第5液体温度センサ65、チャンバー内温度センサ71、及びチャンバー内圧力センサ72(以下、「各センサ」と記載する場合がある)の出力(変動値)に基づき、基板処理装置101の異常を検知する。
続いて図3(a)~図3(e)を参照して、基板処理装置101が実行可能な洗浄処理プロセスについて説明する。本実施形態の基板処理装置101は、5種類の洗浄処理プロセスを実行することができる。
図3(a)~図3(e)は、本実施形態に係る5種類の洗浄処理プロセスを示す図である。詳しくは、図3(a)は第1洗浄処理プロセス111の工程を示し、図3(b)は第2洗浄処理プロセス112の工程を示し、図3(c)は第3洗浄処理プロセス113の工程を示し、図3(d)は第4洗浄処理プロセス114の工程を示し、図3(e)は第5洗浄処理プロセス115の工程を示す。
具体的には、図3(a)~図3(e)は、複数の薬液を基板Wに供給する順序を時系列に沿って示す。例えば、第1洗浄処理プロセス111を実行する基板処理装置101は、図3(a)に示すように、「SC1」、「リンス液」、「SC2」、「リンス液」の順に、各薬液を基板Wに供給する。同様に、第2洗浄処理プロセス112を実行する基板処理装置101は、図3(b)に示す順序で各薬液を基板Wに供給する。第3洗浄処理プロセス113を実行する基板処理装置101は、図3(c)に示す順序で各薬液を基板Wに供給する。第4洗浄処理プロセス114を実行する基板処理装置101は、図3(d)に示す順序で各薬液を基板Wに供給する。第5洗浄処理プロセス115を実行する基板処理装置101は、図3(e)に示す順序で各薬液を基板Wに供給する。
また、図3(a)~図3(e)に示すように、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115の最後の工程は、いずれも乾燥工程である。乾燥工程は、基板Wを乾燥させる工程である。典型的には、乾燥工程において、基板処理装置101は、スピンドライ処理を実行する。具体的には、基板処理装置101は、基板Wの回転速度を薬液供給時よりも増加させる。この結果、基板Wに付着しているリンス液に大きな遠心力が作用して、リンス液が基板Wの周囲に振り切られる。したがって、スピンドライ処理を実行することにより、基板Wからリンス液が除去されて、基板Wが乾燥する。
本実施形態において、図1を参照して説明した操作装置102は、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115ごとに異常を検知する。換言すると、操作装置102が異常を検知する対象は、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115の各処理プロセスである。
続いて図1~図4を参照して、操作装置102の構成について説明する。図4は、操作装置102の構成を示す図である。図4に示すように、操作装置102は、表示部121、入力部122、記憶部123、及び制御部124を備える。
表示部121は、各種の画面を表示する。表示部121は、典型的には、液晶表示装置又は有機EL(electroluminescence)表示装置のような表示装置である。本実施形態において、表示部121は、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115のうちのいずれかの洗浄処理プロセスの実行中に異常が検知されると、アラーム画面を表示する。アラーム画面は、異常が発生したことを作業者に通知するメッセージを含む。
入力部122は、作業者が操作するユーザーインターフェース装置である。入力部122は、作業者の操作に応じた指示(制御信号)を制御部124に入力する。また、入力部122は、作業者の操作に応じたデータを制御部124に入力する。入力部122は、典型的には、キーボード及びマウスを有する。なお、入力部122は、タッチセンサーを有してもよい。タッチセンサーは、表示部121の表示面に重畳されて、作業者の表示面に対するタッチ操作を示す信号を生成する。作業者は、タッチ操作により、操作装置102に対して各種の指示を入力することができる。
本実施形態において、作業者は、入力部122を操作して、表示部121に表示された画面の入力欄に各種の情報を入力(登録又は設定)することができる。また、作業者は、入力部122を操作して、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115のうちの1つ洗浄処理プロセスを基板処理装置101に実行させることができる。
記憶部123は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)によって構成される。記憶部123は、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115の各々に対応するレシピを記憶している。各レシピは、基板処理装置101を動作させるために必要な情報を示す。具体的には、第1洗浄処理プロセス111のレシピは、図3(a)を参照して説明した工程を示す。同様に、第2洗浄処理プロセス112~第5洗浄処理プロセス115のレシピは、図3(b)~図3(e)を参照して説明した工程を示す。
更に、記憶部123は、図1及び図2を参照して説明した複数の監視対象から得られる変動値の統計的な基準範囲を記憶している。具体的には、記憶部123は、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115ごとに基準範囲を記憶している。また、記憶部123は、制御プログラム、及び各種画面のレイアウト情報等を記憶している。
制御部124は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)のような演算回路によって構成される。制御部124は、記憶部123に記憶された制御プログラム(コンピュータープログラム)に基づいて操作装置102の各部の動作を制御する。更に、制御部124は、基板処理装置101を制御する。具体的には、制御部124は、作業者からの指示に従い、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115のうちのいずれかの洗浄処理プロセスを基板処理装置101に実行させる。制御部124は、洗浄処理プロセスを基板処理装置101に実行させる際に、実行させる洗浄処理プロセスに対応するレシピを参照する。
本実施形態において、制御部124は、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115のそれぞれの実行の可否を判定する。具体的には、制御部124は、洗浄処理プロセスの実行中に異常を検知すると、洗浄処理プロセスを中止(停止)する。更に、制御部124は、中止した洗浄処理プロセスの実行を許可しないことを決定して、アラーム画面を表示部121に表示させる。アラーム画面は、中止した洗浄処理プロセスの実行を禁止することを作業者に通知するメッセージを含む。
詳しくは、制御部124は、図2を参照して説明した複数の監視対象から変動値を取得する。具体的には、制御部124は、図2を参照して説明した各センサの出力に基づき、図2を参照して説明した各変動値の時系列データを生成する。換言すると、制御部124は、多変量データ群を生成する。例えば、制御部124は、各センサの出力から所定の時間間隔ごとに変動値を抽出することにより、時系列データを生成する。あるいは、制御部124は、各センサの出力(変動値)の平均値、微分値、又は積分値を所定の時間間隔ごとに算出することにより、時系列データを生成する。
更に、制御部124は、記憶部123が記憶する基準範囲に基づいて、図2に示す各センサの出力から取得した変動値(多変量データ群)の統計的な異常度を算出する。具体的には、制御部124は、統計的手法によって異常度を算出する。異常度は、多変量データ群の統計量が基準範囲から離れているか否かを示す。制御部124は、算出した異常度を参照して、異常が発生しているか否かを検知する。典型的には、異常度は、多変量データ群の原点からの距離を示す。
より詳しくは、制御部124は、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115ごとに異常度を算出して、算出した異常度が、予め設定した閾値を超えるか否かにより、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115のそれぞれの実行の可否を判定する。以下、異常度に対する閾値を「第1閾値」と記載する場合がある。第1閾値は、記憶部123に記憶される。
本実施形態において、制御部124は、使用する薬液の違いに応じて、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115ごとに異なる監視対象を監視する。
続いて、図1~図4を参照して、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115の監視対象について具体的に説明する。
制御部124は、図3(a)に示す第1洗浄処理プロセス111の実行時に、図2に示す回転数検知センサ15、第1流量センサ24、第1液体温度センサ25、第2流量センサ34、第2液体温度センサ35、第5流量センサ64、第5液体温度センサ65、チャンバー内温度センサ71、及びチャンバー内圧力センサ72の出力から変動値を取得する。すなわち、第1洗浄処理プロセス111の実行時に、制御部124は、図3(a)に示す工程に沿って、基板Wの回転数、SC1の流量、SC1の液温、SC2の流量、SC2の液温、リンス液の流量、リンス液の液温、チャンバー内温度、及びチャンバー内圧力のそれぞれの変動値を取得する。更に、制御部124は、各変動値に基づいて多変量データ群を生成し、第1洗浄処理プロセス111の基準範囲に基づいて、多変量データ群(以下、「第1多変量データ群」と記載する)の統計的な異常度を算出する。
同様に、制御部124は、図3(b)に示す第2洗浄処理プロセス112の実行時に、図2に示す回転数検知センサ15、第1流量センサ24、第1液体温度センサ25、第2流量センサ34、第2液体温度センサ35、第3流量センサ44、第3液体温度センサ45、第5流量センサ64、第5液体温度センサ65、チャンバー内温度センサ71、及びチャンバー内圧力センサ72の出力から変動値を取得する。すなわち、第2洗浄処理プロセス112の実行時に、制御部124は、図3(b)に示す工程に沿って、基板Wの回転数、SC1の流量、SC1の液温、SC2の流量、SC2の液温、HFの流量、HFの液温、リンス液の流量、リンス液の液温、チャンバー内温度、及びチャンバー内圧力のそれぞれの変動値を取得する。更に、制御部124は、各変動値に基づいて多変量データ群を生成し、第2洗浄処理プロセス112の基準範囲に基づいて、多変量データ群(以下、「第2多変量データ群」と記載する)の統計的な異常度を算出する。
また、制御部124は、図3(c)に示す第3洗浄処理プロセス113の実行時に、図2に示す回転数検知センサ15、第1流量センサ24、第1液体温度センサ25、第2流量センサ34、第2液体温度センサ35、第3流量センサ44、第3液体温度センサ45、第4流量センサ54、第4液体温度センサ55、第5流量センサ64、第5液体温度センサ65、チャンバー内温度センサ71、及びチャンバー内圧力センサ72の出力から変動値を取得する。すなわち、第3洗浄処理プロセス113の実行時に、制御部124は、図3(c)に示す工程に沿って、基板Wの回転数、SC1の流量、SC1の液温、SC2の流量、SC2の液温、HFの流量、HFの液温、SPMの流量、SPMの液温、リンス液の流量、リンス液の液温、チャンバー内温度、及びチャンバー内圧力のそれぞれの変動値を取得する。更に、制御部124は、各変動値に基づいて多変量データ群を生成し、第3洗浄処理プロセス113の基準範囲に基づいて、多変量データ群(以下、「第3多変量データ群」と記載する)の統計的な異常度を算出する。
また、制御部124は、図3(d)に示す第4洗浄処理プロセス114の実行時に、図2に示す回転数検知センサ15、第1流量センサ24、第1液体温度センサ25、第2流量センサ34、第2液体温度センサ35、第3流量センサ44、第3液体温度センサ45、第4流量センサ54、第4液体温度センサ55、第5流量センサ64、第5液体温度センサ65、チャンバー内温度センサ71、及びチャンバー内圧力センサ72の出力から変動値を取得する。すなわち、第4洗浄処理プロセス114の実行時に、制御部124は、図3(d)に示す工程に沿って、基板Wの回転数、SC1の流量、SC1の液温、SC2の流量、SC2の液温、HFの流量、HFの液温、SPMの流量、SPMの液温、リンス液の流量、リンス液の液温、チャンバー内温度、及びチャンバー内圧力のそれぞれの変動値を取得する。更に、制御部124は、各変動値に基づいて多変量データ群を生成し、第4洗浄処理プロセス114の基準範囲に基づいて、多変量データ群(以下、「第4多変量データ群」と記載する)の統計的な異常度を算出する。
また、制御部124は、図3(e)に示す第5洗浄処理プロセス115の実行時に、図2に示す回転数検知センサ15、第1流量センサ24、第1液体温度センサ25、第4流量センサ54、第4液体温度センサ55、第5流量センサ64、第5液体温度センサ65、チャンバー内温度センサ71、及びチャンバー内圧力センサ72の出力から変動値を取得する。すなわち、第5洗浄処理プロセス115の実行時に、制御部124は、図3(e)に示す工程に沿って、基板Wの回転数、SC1の流量、SC1の液温、SPMの流量、SPMの液温、リンス液の流量、リンス液の液温、チャンバー内温度、及びチャンバー内圧力のそれぞれの変動値を取得する。更に、制御部124は、各変動値に基づいて多変量データ群を生成し、第5洗浄処理プロセス115の基準範囲に基づいて、多変量データ群(以下、「第5多変量データ群」と記載する)の統計的な異常度を算出する。
続いて図1~図4を参照して、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115の基準範囲について具体的に説明する。制御部124は、正常に動作する基板処理装置101に第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115を実行させることにより、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115の基準範囲を取得する。
詳しくは、制御部124は、正常に動作する基板処理装置101に第1洗浄処理プロセス111を実行させることにより、基準となる第1多変量データ群を生成する。更に、制御部124は、第1洗浄処理プロセス111の基準範囲として、基準となる第1多変量データ群が分布する範囲を統計的手法によって求める。
同様に、制御部124は、正常に動作する基板処理装置101に第2洗浄処理プロセス112~第5洗浄処理プロセス115を実行させることにより、基準となる第2多変量データ群~第5多変量データ群を生成する。更に、制御部124は、第2洗浄処理プロセス112~第5洗浄処理プロセス115の各々の基準範囲として、基準となる第2多変量データ群~第5多変量データ群の各々が分布する範囲を統計的手法によって求める。
続いて図1~図4を参照して、操作装置102について更に説明する。制御部124は、洗浄処理プロセスの実行中に取得する多変量データ群に基づき、異常度を増加させた監視対象を特定する。詳しくは、制御部124は、各監視対象の変動値から取得した時系列データのSN比を算出する。制御部124は、異常度が第1閾値を超えることにより、異常を検知すると、異常を検知した際のSN比のデータ群を参照し、各監視対象のSN比のうちから、予め設定された閾値を超えるSN比を判定する。以下、SN比に対する閾値を「第2閾値」と記載する場合がある。第2閾値は、記憶部123に記憶されている。SN比が第2閾値を超える監視対象は、異常度を増加させた可能性があるため、制御部124は、異常度を増加させた監視対象として、SN比が第2閾値を超える監視対象を特定する。
続いて図1~図7を参照して、基板処理装置101及び操作装置102について更に説明する。図5は、操作装置102が実行する前処理のフローを示す図である。図6は、本実施形態に係る閾値設定画面601を示す図である。
図5に示す前処理は、作業者が入力部122を操作して前処理の実行を選択することにより、開始される。作業者は、前処理の実行を選択した後、入力部122を操作して、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115のうちから、基板処理装置101に実行させる洗浄処理プロセスを選択する(ステップS501)。また、作業者は、基板処理装置101に実行させる洗浄処理プロセスを選択した後、入力部122を操作して、選択した洗浄処理プロセスの実行を指示する。この際、作業者は、処理対象の基板Wの枚数(例えば、100枚)を指定する。
作業者が洗浄処理プロセスの実行を指示すると、制御部124は、作業者が選択した洗浄処理プロセスの基準範囲を取得する(ステップS502)。詳しくは、制御部124は、作業者が選択した洗浄処理プロセスを基板処理装置101に実行させる。更に、制御部124は、実行中の洗浄処理プロセス(作業者が選択した洗浄処理プロセス)に対応する各センサの出力に基づいて、基準となる多変量データ群を生成する。この結果、記憶部123に、指定された基板Wの枚数分の多変量データ群が記憶される。制御部124は、指定された枚数の基板Wに対する洗浄処理プロセスが終了すると、記憶部123に記憶された多変量データ群に基づき、作業者が選択した洗浄処理プロセスの基準範囲を取得する。
より詳しくは、本実施形態において、制御部124は、多次元の統計的手法である異常検知法又は外れ値検知法に基づいて、基準範囲を取得する。具体的には、制御部124は、異常検知法又は外れ値検知法の一例であるマハラノビス・タグチ・システムのMT法、又はMTA法により、基準範囲として、単位空間(マハラノビス空間)を取得する。具体的には、単位空間として、相関係数行列の逆行列、又は分散共分散行列の余因子行列を求める。制御部124は、単位空間を取得すると、図6に示す閾値設定画面601を表示部121に表示させる(ステップS503)。
図6に示すように、閾値設定画面601は、ラジオボタン610、第1数値設定欄615、第2数値設定欄616、及び「OK」ボタン620を表示する。閾値設定画面601は、図5に示すステップS501において作業者が選択した洗浄処理プロセス(以下、「選択洗浄処理」と記載する場合がある)に対する第1閾値を設定するための画面である。具体的には、本実施形態の閾値設定画面601は、マハラノビス距離の閾値を設定するための画面である。「OK」ボタン620は、閾値設定画面601に登録された情報を確定するためのボタンであり、作業者が入力部122を操作して「OK」ボタン620を押下する指示を入力すると、閾値設定画面601に登録された情報が確定して、図5に示す処理が終了する。
ラジオボタン610は、第1項目611~第4項目614を含む。作業者は入力部122を操作して、第1項目611~第4項目614のうちの1つを選択することができる。
作業者が第3項目613又は第4項目614を選択した場合、第1数値設定欄615又は第2数値設定欄616への数値の入力が許可される。第1数値設定欄615は、χ2値の有意水準を任意の値に設定するための設定欄である。第2数値設定欄616は、選択洗浄処理の異常度(マハラノビス距離)に対する閾値(第1閾値)を任意の値に設定するための設定欄である。作業者は、第3項目613又は第4項目614を選択した場合、入力部122を操作して、第1数値設定欄615又は第2数値設定欄616に任意の値を入力する。
第1項目611が選択された状態で、作業者が「OK」ボタン620を押下する指示を入力した場合、制御部124は、選択洗浄処理の単位空間を求める際に使用した多変量データ群のχ2分布を取得し、選択洗浄処理の異常度に対する閾値(第1閾値)として、χ2値の有意水準が5%となる値を設定する。
第2項目612が選択された状態で、作業者が「OK」ボタン620を押下する指示を入力した場合、制御部124は、選択洗浄処理の単位空間を求める際に使用した多変量データ群のχ2分布を取得し、選択洗浄処理の異常度に対する閾値(第1閾値)として、χ2値の有意水準が1%となる値を設定する。
第3項目613が選択された状態で、作業者が「OK」ボタン620を押下する指示を入力した場合、制御部124は、選択洗浄処理の単位空間を求める際に使用した多変量データ群のχ2分布を取得し、選択洗浄処理の異常度に対する閾値(第1閾値)として、χ2値の有意水準が第1数値設定欄615の入力値となる値を設定する。
第4項目614が選択された状態で、作業者が「OK」ボタン620を押下する指示を入力した場合、制御部124は、選択洗浄処理の異常度に対する閾値(第1閾値)として、第2数値設定欄616の入力値を設定する。
以上、図5及び図6を参照して、制御部124が実行する前処理について説明した。作業者は、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115のそれぞれの単位空間(基準範囲)及び第1閾値を取得するまで、図5に示す前処理を操作装置102に実行させる。
続いて図1~図7を参照して、操作装置102が実行する異常検知処理について説明する。図7は、操作装置102が実行する異常検知処理のフローを示す図である。
図7に示す異常検知処理は、作業者が入力部122を操作して異常検知処理の実行を選択することにより、開始される。作業者は、異常検知処理の実行を選択した後、入力部122を操作して、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115のうちから、基板処理装置101に実行させる洗浄処理プロセスを選択する(ステップS511)。また、作業者は、基板処理装置101に実行させる洗浄処理プロセスを選択した後、入力部122を操作して、選択した洗浄処理プロセスの実行を指示する。この際、作業者は、処理対象の基板Wの枚数を指定する。
作業者が洗浄処理プロセスの実行を指示すると、制御部124は、作業者が指定した枚数の基板Wに対する洗浄処理プロセスが終了するまで、ステップS512~ステップS514の処理を繰り返す。
詳しくは、制御部124は、作業者が選択した洗浄処理プロセスを基板処理装置101に実行させる。更に、制御部124は、実行中の洗浄処理プロセス(作業者が選択した洗浄処理プロセス)に対応する各センサの出力に基づいて、多変量データ群を生成する。更に、制御部124は、実行中の洗浄処理プロセスの単位空間に基づき、実行中の洗浄処理プロセスの異常度として、マハラノビス距離MDを算出する(ステップS512)。
制御部124は、マハラノビス距離MDを算出すると、図6に示す閾値設定画面601において設定された第1閾値をマハラノビス距離MDが超えるか否かを判定する(ステップS513)。
制御部124は、マハラノビス距離MDが第1閾値を超えないと判定した場合(ステップS513のNo)、作業者が指定した枚数の基板Wに対する洗浄処理プロセスが終了したか否かを判定する(ステップS514)。
制御部124は、作業者が指定した枚数の基板Wに対する洗浄処理プロセスが終了していないと判定すると(ステップS514のNo)、ステップS512に戻り、ステップS512~ステップS514の処理を繰り返す。
制御部124は、作業者が指定した枚数の基板Wに対する洗浄処理プロセスが終了したと判定すると(ステップS514のYes)、異常検知処理を終了する。
また、制御部124は、マハラノビス距離MDが第1閾値を超えたと判定した場合(ステップS513のYes)、洗浄処理プロセスを中止(停止)する。更に、制御部124は、中止した洗浄処理プロセスの実行を許可しないことを決定して、アラーム画面を表示部121に表示させる(ステップS515)。アラーム画面は、中止した洗浄処理プロセスの実行を禁止することを作業者に通知するメッセージを含む。
更に、制御部124は、洗浄処理プロセスを中止した後、マハラノビス距離MDを増加させた監視対象を特定する(ステップS516)。具体的には、制御部124は、マハラノビス距離MDが第1閾値を超えた際(異常を検知した際)のSN比のデータ群を参照し、マハラノビス距離MDを増加させた監視対象として、SN比が第2閾値を超えた監視対象を特定する。更に、制御部124は、特定した監視対象を作業者に通知する画面を表示部121に表示して、異常検知処理を終了する。
なお、マハラノビス距離MD(異常度)を算出する際に、多変量データ群を構成するメンバーの増加に応じて、センサの出力から得る時系列データの分解能を上げることが好ましい。分解能を上げることにより、異常の検知をより正確に行うことが可能となる。例えば、センサの出力から所定の時間間隔ごとに変動値を抽出する場合、メンバー数が少ない間は、変動値を抽出する時間(タイミング)の間隔を広くし、メンバー数の増加に応じて、変動値を抽出する時間(タイミング)の間隔を徐々に狭くしてもよい。各センサの出力(変動値)の平均値、微分値、又は積分値を所定の時間間隔ごとに算出する場合も同様に、メンバー数が少ない間は、平均値、微分値、又は積分値を求める時間(タイミング)の間隔を広くし、メンバー数の増加に応じて、平均値、微分値、又は積分値を求める時間(タイミング)の間隔を徐々に狭くしてもよい。
以上、実施形態1について説明した。本実施形態によれば、処理プロセスの異常を検知するための閾値(第1閾値)を監視対象(パラメータ)ごとに設定する必要がないため、第1種の過誤を減少させることができる。また、複数の監視対象から取得する変動値(パラメータ値)の統計的な異常度に基づいて、処理プロセスの異常を検知することにより、第2種の過誤を減少させることができる。したがって、異常を誤検知する可能性を低下させることができる。
更に、本実施形態によれば、複数の洗浄処理プロセス(図3(a)~図3(e)に示す第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115)のそれぞれの実行の可否を判定するため、ある洗浄処理プロセスの実行を許可しないことが決定されても、他の洗浄処理プロセスを実行することができる。したがって、基板処理装置101の稼働率を上げることができる。
なお、制御部124は、ある洗浄処理プロセスの実行を許可しないことを決定した場合、作業者が洗浄処理プロセスを選択する際に(図7のステップS511)、実行を許可しない洗浄処理プロセスを作業者に通知する画面を表示部121に表示してもよい。
また、本実施形態では、基板処理装置101が、図3(a)~図3(e)に示す5種類の洗浄処理プロセス(第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115)を実行する構成について説明したが、基板処理装置101が実行する洗浄処理プロセスの種類は2つ以上であればよい。
また、本実施形態では、図7に示す異常検知処理において、アラーム画面を表示部121に表示する工程(ステップS515)の後に、マハラノビス距離MDを増加させた監視対象を特定する工程(ステップS516)が実行されたが、ステップS515とステップS516との順序は入れ替えることができる。
また、本実施形態では、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115のそれぞれの実行の可否を判定したが、可否の判定対象(処理プロセス)は、任意に設定できる。換言すると、異常度を算出する対象(処理プロセス)を任意に設定できる。具体的には、異常度を算出するために生成する多変量データ群を任意に設定できる。
例えば、図3(c)に示す第3洗浄処理プロセス113の異常を検知する際に、図3(b)に示す第2洗浄処理プロセス112に対応する多変量データ群(第2多変量データ群)を生成してもよい。図3(c)に示す第3洗浄処理プロセス113の工程は、図3(b)に示す第2洗浄処理プロセス112の工程を含むため、第2多変量データ群に基づいて異常度を算出することにより、第3洗浄処理プロセス113の異常を検知することができる。
また、例えば、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115の各々から乾燥工程(最後の工程)を除いた各処理プロセスを、異常度を算出する対象としてもよい。
また、例えば、図8(a)~図8(e)に示す第1処理プロセス151~第5処理プロセス155を、異常度を算出する対象としてもよい。図8(a)~図8(e)は、異常度を算出する対象の他例を示す図である。詳しくは、第1処理プロセス151は、図8(a)に示すように、「SC1」、「リンス液」の順に各薬液を基板Wに供給する処理プロセスである。同様に、第2処理プロセス152~第4処理プロセス154は、図8(b)~図8(d)に示す順序で各薬液を基板Wに供給する処理プロセスである。第5処理プロセス155は、「リンス液」を基板Wに供給した後に基板Wを乾燥させる処理プロセスである。
例えば、第1処理プロセス151の実行時に異常が検知された場合、制御部124は、第1処理プロセス151を含む洗浄処理プロセスの実行を許可しないこと(実行を禁止すること)を決定する。具体的には、図3(a)~図3(e)に示す第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115は、いずれも図8(a)に示す第1処理プロセス151を含むため、第1処理プロセス151の実行時に異常が検知された場合、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115の全ての実行が禁止される。
[実施形態2]
続いて図3~図10を参照して本発明の実施形態2について説明する。但し、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態2は、基板処理装置101が複数のチャンバーを備える点で実施形態1と異なる。実施形態2に係る基板処理装置101は、各チャンバー内で異なる洗浄処理プロセスを実行する。
図9は、本実施形態に係る異常検知システム100を示す図である。図9に示すように、本実施形態に係る基板処理装置101は、第1チャンバー7a~第5チャンバー7eを備える。また、本実施形態に係る基板処理装置101は、第1チャンバー7a~第5チャンバー7eごとに、チャンバー内温度センサ71、及びチャンバー内圧力センサ72を備える。
基板処理装置101は、第1チャンバー7aにおいて、第1洗浄処理プロセス111を実行する。同様に、基板処理装置101は、第2チャンバー7b~第5チャンバー7eにおいて、第2洗浄処理プロセス112~第5洗浄処理プロセス115を実行する。
基板処理装置101は、第1チャンバー7a~第5チャンバー7eのうちの1つのチャンバー内に基板Wを搬送する。基板Wが搬送されるチャンバーは、作業者が操作装置102の入力部122(図4参照)を操作して第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115のうちから選択した洗浄処理プロセスに対応する。
図10は、本実施形態に係る基板処理装置101の構成を示す図である。図10に示すように、第1チャンバー7aは、第1ノズル21、第2ノズル31、及び第5ノズル61を収容する。第2チャンバー7bは、第1ノズル21、第2ノズル31、第3ノズル41、及び第5ノズル61を収容する。第3チャンバー7cは、第1ノズル21、第2ノズル31、第3ノズル41、第4ノズル51、及び第5ノズル61を収容する。第4チャンバー7dは、第1ノズル21、第2ノズル31、第3ノズル41、第4ノズル51、及び第5ノズル61を収容する。第5チャンバー7eは、第1ノズル21、第3ノズル41、及び第5ノズル61を収容する。なお、図示しないが、第1チャンバー7a~第5チャンバー7eはそれぞれ、図2を参照して説明したスピンチャック1を収容している。
実施形態2に係る操作装置102(制御部124)は、実施形態1に係る操作装置102と同様に、予め設定された複数の処理プロセス(例えば、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115)のそれぞれの異常度を算出して、予め設定された複数の処理プロセスのそれぞれの実行の可否を判定する。例えば、可否の判定対象が、第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115であり、第1洗浄処理プロセス111の異常度が、対応する第1閾値を超えた場合、操作装置102は、第1洗浄処理プロセス111の実行を許可しないことを決定する。具体的には、操作装置102は、第1チャンバー7aへの基板Wの搬送を許可しないことを決定する。
以上、実施形態2について説明した。実施形態2によれば、実施形態1と同様に、処理プロセスの異常を検知するための閾値(第1閾値)を監視対象(パラメータ)ごとに設定する必要がないため、第1種の過誤を減少させることができる。また、複数の監視対象から取得する変動値(パラメータ値)の統計的な異常度に基づいて、処理プロセスの異常を検知することにより、第2種の過誤を減少させることができる。したがって、異常を誤検知する可能性を低下させることができる。
更に、実施形態2によれば、複数の洗浄処理プロセスのそれぞれの実行の可否を判定するため、ある洗浄処理プロセスの実行を許可しないことが決定されても、他の洗浄処理プロセスを実行することができる。具体的には、第1洗浄処理プロセス111の実行を許可しないことが決定されても、第2洗浄処理プロセス112~第5洗浄処理プロセス115を実行することができる。換言すると、第1チャンバー7aへの基板Wの搬入が禁止されても、第2チャンバー7b~第5チャンバー7eに基板Wを搬入することができる。したがって、基板処理装置101の稼働率を上げることができる。
なお、本実施形態では、複数のチャンバー内において異なる処理を実行する基板処理装置101の一例として、第1チャンバー7a~第5チャンバー7eにおいて第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115を実行する基板処理装置101を説明したが、基板処理装置101が実行する複数の処理プロセスは特に限定されない。例えば、基板処理装置101は、半導体ウエハに対するエッチング処理プロセスが実行されるチャンバー、半導体ウエハからレジスト膜を剥離する剥離処理プロセスが実行されるチャンバー、及び半導体ウエハを洗浄する洗浄処理プロセスが実行されるチャンバーを備え得る。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
例えば、本発明による実施形態では、異常度が第1閾値を超えるか否かに基づいて異常を検知したが、異常度が基準範囲を超えるか否かに基づいて異常を検知してもよい。例えば、異常度としてマハラノビス距離を算出する場合、マハラノビス距離の値が「1」を超えるか否か、換言するとマハラノビス距離が単位空間を超えるか否かに基づいて、異常を検知してもよい。具体的には、マハラノビス距離の値が「1」を超えた場合に、異常を検知してもよい。
また、本発明による実施形態では、基板Wを保持する構成として、基板Wを挟持する挟持式のチャックについて説明したが、基板Wを保持する構成として、バキューム式のチャックが採用されてもよい。
また、本発明による実施形態では、表示部121がアラーム画面を表示することにより、作業者にアラームが通知されたが、アラームは音声によって作業者に通知されてもよい。この場合、操作装置102は、スピーカーを備える。
また、本発明による実施形態では、基板Wが半導体ウエハである形態について説明したが、基板Wは半導体ウエハに限定されない。基板Wは、フォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基板、有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ用の基板、光ディスク用の基板、磁気ディスク用の基板、又は光磁気ディスク用の基板等であり得る。
また、本発明による実施形態では、基板処理装置101が、図3(a)~図3(e)に示す第1洗浄処理プロセス111~第5洗浄処理プロセス115を実行する構成について説明したが、基板処理装置101は他の洗浄処理プロセスを実行してもよい。
また、本発明による実施形態では、MT法、又はMTA法によって異常度(マハラノビス距離)を算出する構成について説明したが、異常度を算出する手法は、多変量解析によって異常(外れ値)を検知できる手法(異常検知法又は外れ値検知法)である限り特に限定されない。例えば、異常度を算出する手法として、距離ベース手法、又はOne Class Support Vector Machine等を採用し得る。
また、本発明による実施形態では、基板処理装置101が複数の処理プロセスを実行したが、本発明は、1つの処理プロセスを実行する基板処理装置101にも適用され得る。
本発明は、基板処理装置の異常検知に有用である。
1 スピンチャック
2 SC1供給機構
3 SC2供給機構
4 HF供給機構
5 SPM供給機構
6 リンス液供給機構
7 チャンバー
100 異常検知システム
101 基板処理装置
102 操作装置
111 第1洗浄処理プロセス
112 第2洗浄処理プロセス
113 第3洗浄処理プロセス
114 第4洗浄処理プロセス
115 第5洗浄処理プロセス
121 表示部
122 入力部
123 記憶部
124 制御部
W 基板

Claims (24)

  1. 基板に対して所定の処理プロセスを実行する基板処理装置の異常を検知する異常検知装置であって、
    複数の監視対象から得られる変動値の統計的な基準範囲を記憶する記憶部と、
    前記複数の監視対象から前記変動値を取得し、前記基準範囲に基づいて、取得した前記変動値の統計的な異常度を算出する制御部と
    を備え、
    前記所定の処理プロセスは、第1処理工程と、前記第1処理工程とは異なる第2処理工程とを含み、
    前記複数の監視対象は、前記第1処理工程の実行時に監視される第1監視対象と、前記第2処理工程の実行時に監視される第2監視対象とを含み、
    前記第2監視対象は、前記第1監視対象と異なり、
    前記基準範囲は、前記所定の処理プロセスの基準範囲であり、
    前記制御部は、前記所定の処理プロセスの異常度を算出し、
    前記制御部は、前記異常度を参照して、前記所定の処理プロセスの実行の可否を判定する、異常検知装置。
  2. 前記第1処理工程で供給される薬液と、前記第2処理工程で供給される薬液とは異なる、請求項1に記載の異常検知装置。
  3. 前記記憶部は、前記異常度に対する閾値を記憶する、請求項1又は請求項2に記載の異常検知装置。
  4. 前記制御部は、前記異常度が前記閾値を超えるか否かにより、前記所定の処理プロセスの実行の可否を判定する、請求項に記載の異常検知装置。
  5. 作業者が操作する入力部を備え、
    前記入力部は、複数の閾値のうちの1つを選択する指示を受け付け、
    前記記憶部は、選択された前記閾値を記憶する、請求項又は請求項に記載の異常検知装置。
  6. 前記基板処理装置は、複数の処理プロセスを実行可能であり、
    前記記憶部は、前記処理プロセスごとに前記基準範囲を記憶し、
    前記制御部は、前記複数の処理プロセスの各々の前記異常度を算出し、前記複数の処理プロセスのそれぞれの実行の可否を判定する、請求項1又は請求項2に記載の異常検知装置。
  7. 前記監視対象が前記処理プロセスごとに異なる、請求項に記載の異常検知装置。
  8. 前記記憶部は、前記処理プロセスごとに、前記異常度に対する閾値を記憶する、請求項又は請求項に記載の異常検知装置。
  9. 前記制御部は、前記複数の処理プロセスのそれぞれの前記異常度が、対応する前記閾値を超えるか否かにより、前記複数の処理プロセスのそれぞれの実行の可否を判定する、請求項に記載の異常検知装置。
  10. 作業者が操作する入力部を備え、
    前記入力部は、前記処理プロセスごとに、複数の閾値のうちの1つを選択する指示を受け付け、
    前記記憶部は、選択された前記閾値を記憶する、請求項又は請求項に記載の異常検知装置。
  11. 前記制御部は、異常検知法又は外れ値検知法に基づいて前記異常度を算出する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の異常検知装置。
  12. 前記記憶部は、前記基準範囲として単位空間を記憶し、
    前記制御部は、前記異常度としてマハラノビス距離を算出する、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の異常検知装置。
  13. 基板に対して所定の処理プロセスを実行する基板処理装置の異常を検知する異常検知方法であって、
    複数の監視対象から得られる変動値の統計的な基準範囲を取得する基準範囲取得工程と、
    前記複数の監視対象から前記変動値を取得し、前記基準範囲に基づいて、取得した前記変動値の統計的な異常度を算出する異常度算出工程と、
    前記異常度を参照して、前記所定の処理プロセスの実行の可否を判定する異常判定工程と
    を包含
    前記所定の処理プロセスは、第1処理工程と、前記第1処理工程とは異なる第2処理工程とを含み、
    前記複数の監視対象は、前記第1処理工程の実行時に監視される第1監視対象と、前記第2処理工程の実行時に監視される第2監視対象とを含み、
    前記第2監視対象は、前記第1監視対象と異なり、
    前記基準範囲は、前記所定の処理プロセスの基準範囲であり、
    前記異常度算出工程において、前記所定の処理プロセスの異常度を算出する、異常検知方法。
  14. 前記第1処理工程で供給される薬液と、前記第2処理工程で供給される薬液とは異なる、請求項13に記載の異常検知方法。
  15. 前記異常度に対する閾値を設定する閾値設定工程を更に包含する、請求項13又は請求項14に記載の異常検知方法。
  16. 前記異常判定工程において、前記異常度が前記閾値を超えるか否かにより、前記所定の処理プロセスの実行の可否を判定する、請求項15に記載の異常検知方法。
  17. 前記閾値設定工程において、複数の閾値のうちから選択された閾値が設定される、請求項15又は請求項16に記載の異常検知方法。
  18. 前記基板処理装置は、複数の処理プロセスを実行可能であり、
    前記基準範囲取得工程において、前記処理プロセスごとに前記基準範囲を取得し、
    前記異常度算出工程において、前記複数の処理プロセスのうち、前記基板処理装置により実行中の前記処理プロセスの前記異常度を算出し、
    前記異常判定工程において、前記複数の処理プロセスのうち、前記基板処理装置により実行中の前記処理プロセスの実行の可否を判定する、請求項13又は請求項14に記載の異常検知方法。
  19. 前記監視対象が前記処理プロセスごとに異なる、請求項18に記載の異常検知方法。
  20. 前記処理プロセスごとに、前記異常度に対する閾値を設定する閾値設定工程を更に包含する、請求項18又は請求項19に記載の異常検知方法。
  21. 前記異常判定工程において、前記基板処理装置により実行中の前記処理プロセスの前記異常度が、対応する前記閾値を超えるか否かにより、前記基板処理装置により実行中の前記処理プロセスの実行の可否を判定する、請求項20に記載の異常検知方法。
  22. 前記閾値設定工程において、前記処理プロセスごとに、複数の閾値のうちから選択された閾値が設定される、請求項20又は請求項21に記載の異常検知方法。
  23. 前記異常度算出工程において、異常検知法又は外れ値検知法に基づいて前記異常度を算出する、請求項13から請求項22のいずれか1項に記載の異常検知方法。
  24. 前記基準範囲取得工程において、前記基準範囲として単位空間を取得し、
    前記異常度算出工程において、前記異常度としてマハラノビス距離を算出する、請求項13から請求項23のいずれか1項に記載の異常検知方法。
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