JP5463066B2 - ロット処理開始判定方法及び制御装置 - Google Patents

ロット処理開始判定方法及び制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、ロット処理開始判定方法及び基板処理システムを制御する制御装置に関する。
基板処理システムでは、基板を収納する基板収納容器と所定の真空状態に保持された基板処理室との間に大気搬送室を設けて両室を連結し、アーム等に基板を把持して該基板を基板処理室と基板収納容器との間で搬送する。基板処理室では、所定の処理として、例えば反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)処理が施される。基板を収納する収納容器は、たとえば、キャリア等と呼ばれている。
処理室では、製品を処理する前後や処理中にシーズニング処理やクリーニング処理が行われる。クリーニング処理等が行われるタイミングは、通常、レシピに設定されている。よって、基板処理システムを制御する制御装置は、レシピに基づき製品ウエハの処理前後や処理中にダミーウエハ(たとえば、クリーニングウエハやシーズニングウエハ)を用いたクリーニング又はシーズニングを行う。
ここで、ダミーウエハは、ダミー用キャリア内に収納されている。一方、エッチング処理等の実際のプロセスが行われるウエハを製品ウエハという。また、ダミー用キャリアに対して、製品ウエハが収納されたキャリアを製品用キャリアという。
クリーニング処理は、ある一定の枚数の製品ウエハの処理後にダミーウエハ(ここでは、クリーニングウエハ)を用いて処理室内に堆積した堆積物(デポジション)を除去する。特許文献1には、処理の種別に応じて最適なクリーニングを行う手段が開示されている。
シーズニング処理は、ダミーウエハ(ここでは、シーズニングウエハ)を用いて処理室内の温度を調節したり、前記クリーニング処理後の処理室の内壁に付着する堆積物の状態を調整するために実行される。特許文献2には、温度条件に基づき処理容器内の状態を整えるためのシーズニング処理が開示されている。
クリーニングウエハやシーズニングウエハは、製品ウエハのロット処理中に繰り返し使われる。このようにして、これらのダミーウエハは繰り返しプラズマ処理されることにより消耗して破損したり、ダミーウエハの表面に堆積物が過剰に付着してチャンバー内を汚染したりする問題が生じることがある。よって、一般に、これらの問題を回避するためにダミーウエハの使用回数には使用可能回数として上限値が設けられている。
各ダミーウエハは、使用される毎にそれぞれの使用回数がカウントされ、ダミー用キャリア内の少なくとも一つのダミーウエハが使用可能回数の上限値に到達すると、そのダミーウエハを新しいダミーウエハに交換するか、又はそのダミーウエハが収納されたダミー用キャリア毎交換する。ダミー用キャリア毎交換する場合には、ダミー用キャリア内に使用可能なダミーウエハがあってもすべてのダミーウエハを破棄し、未使用のダミーウエハのみが収納された新しいダミー用キャリアに交換される。
特開2007−250791号公報 特開2007−266410号公報
しかしながら、1ロット中に属する製品ウエハは25枚等の複数であるため、たとえば、製品ウエハを5枚処理する毎にダミー処理が必要な場合には、1ロット中の25枚の製品ウエハを全て処理するまでに、複数枚のダミーウエハが必要になる。また、必要なダミーウエハの枚数は、ウエハの搬送経路やクリーニングの頻度により異なる。このため、1ロット中に属する製品ウエハのすべてを処理する前に、ダミー用キャリア内のダミーウエハの使用回数がダミーウエハの使用可能回数を超え、ダミー用キャリアの交換又はダミーウエハの交換のためにロット処理を中断しなければならないという状況が起こりえる。
製品ウエハのロット処理中にこのような状況が生じると、上記交換が完了するまでの間に処理室内の温度等が変化してしまう結果、当該ロット内の製品ウエハの処理のバラツキは通常のロットの処理に比べて大きくなり、歩留まりが低下する可能性が高くなる。
上記問題に鑑み、本発明は、ダミー用キャリア内のダミーウエハの使用回数をカウントし、次に開始予定の製品用キャリア内のロットの製品ウエハ枚数とプロセス条件に基づき、そのロットで必要なダミーウエハの使用回数を計算する。この計算はロット開始前に実行され、上記カウントされている、ダミー用キャリア内のダミーウエハの使用回数に積算される。その積算結果が実際のダミーウエハの使用可能回数を超えている場合には当該ロット開始を抑制する方法及びそれを制御する制御装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様によれば、基板に所望の処理を施す基板処理室、ロット毎に製品用基板を収納する第1の基板収納容器、及びダミー用基板を収納する第2の基板収納容器を備える基板処理システムにおけるロット処理開始判定方法であって、前記第1の基板収納容器に収納された各ロットのプロセス条件と前記第2の基板収納容器に収納されたダミー用基板の使用可能回数とを所与のメモリに記憶する記憶ステップと、前記第2の基板収納容器に収納されたダミー用基板の使用回数をカウントする積算ステップと、前記メモリに記憶された各ロットのプロセス条件に基づき、前記第1の基板収納容器に収納され、次に処理予定のロットである次ロットに含まれる製品用基板のすべてを処理するために必要なダミー用基板の枚数を求め、求められた次ロットのダミー用基板の枚数を前記積算ステップにてカウントされたダミー用基板の使用回数に積算し、その積算値が前記メモリに記憶された前記ダミー用基板の使用可能回数を越えているかを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記積算値が前記ダミー用基板の使用可能回数を越えていると判定された場合、前記次ロットの処理開始を抑制する抑制ステップと、を含むロット処理開始判定方法が提供される。
これによれば、まず、メモリに記憶された各ロットのプロセス条件に基づき、前記第1の基板収納容器に収納され、次に処理予定のロットである次ロットに含まれる製品用基板のすべてを処理するために必要なダミー用基板の枚数を計算する。次に、計算されたダミー用基板の枚数を積算ステップにてカウントしたダミー用基板の使用回数に積算する。次に、その積算値が前記メモリに記憶された前記ダミー用基板の使用可能回数を越えているかを判定する。その結果、前記積算値が前記ダミー用基板の使用可能回数を越えていると判定された場合、次ロットの処理開始は抑制される。
これによれば、次ロットに必要なダミー用基板の枚数を、当該次ロット開始前に現時点でのダミー用基板の使用回数に予め積算しておき、その積算値がダミー用基板の使用可能回数を越えていると判定されたとき、次ロットの処理開始を抑制する。これにより、次ロットの処理中に第2の基板収納容器内で使用できるダミー用基板がなくなることを防ぐことができる。よって、次のロット処理が第2の基板収納容器の交換やダミー用基板の交換のために途中で中断されることはない。これにより、ロット処理中の基板処理室内の温度を安定化させ、当該次ロット内の製品用基板にバラツキのないプラズマ処理を施すことができる。この結果、歩留まりの低下を防ぐことができる。
前記次ロットの処理開始が抑制された場合、前記第2の基板収納容器の交換又は前記第2の基板収納容器へのダミー用基板の交換を実行する交換ステップを含んでいてもよい。これにより、次のロット処理が抑止されている状態を次のロット処理が開始できる状態に変えることができる。
前記次ロットの処理開始が抑制された場合、モニタに前記次ロットの処理開始が抑制されたことを示すアラームを表示してもよい。
前記抑制ステップにて前記次ロットの処理開始が抑制された場合、モニタに前記次ロットの処理開始が抑制されたことを示すアラームを表示してもよい。
処理中の現ロットの処理が完了した場合、前記判定ステップは、再度、処理開始が抑制されている次ロットに対して前記次ロットに含まれる製品用基板のすべてを処理するために必要なダミー用基板の枚数を前記積算ステップにてカウントされたダミー用基板の使用回数に積算し、その積算値が前記メモリに記憶された前記ダミー用基板の使用可能回数を越えているかを判定し、前記判定ステップにより前記積算値が前記ダミー用基板の使用可能回数以内であると判定された場合、前記次ロットの処理の開始を許可する処理開始許可ステップを含んでいてもよい。
前記抑制ステップにて前記次ロットの処理開始が抑制された場合、前記判定ステップは、前記次ロットに続く待ちロットに対して該待ちロット処理中に必要なダミー用基板の枚数を前記積算ステップにてカウントされたダミー用基板の使用回数に積算し、その積算値が前記メモリに記憶された前記ダミー用基板の使用可能回数を越えているかを判定し、前記判定ステップにより積算値が前記ダミー用基板の使用可能回数以内であると判定された場合、前記処理開始許可ステップは、前記待ちロットの処理を前記次ロットの処理に先行して開始してもよい。
前記積算ステップは、次ロットに含まれる製品用基板のすべてを処理するために必要と見込まれるダミー用基板の最大の枚数を前記積算ステップにてカウントされたダミー用基板の使用回数に積算してもよい。
前記ダミー用基板は、クリーニング用基板又はシーズニング用基板の少なくともいずれかであってもよい。
上記課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、基板に所望の処理を施す基板処理室、ロット毎に製品用基板を収納する第1の基板収納容器、及びダミー用基板を収納する第2の基板収納容器を備える基板処理システムを制御する制御装置であって、前記第1の基板収納容器に収納された各ロットのプロセス条件と前記第2の基板収納容器に収納されたダミー用基板の使用可能回数とを所与のメモリに記憶し、前記第2の基板収納容器に収納されたダミー用基板の使用回数をカウントし、前記メモリに記憶された各ロットのプロセス条件に基づき、前記第1の基板収納容器に収納され、次に処理予定のロットである次ロットに含まれる製品用基板のすべてを処理するために必要なダミー用基板の枚数を求め、求められた次ロットのダミー用基板の枚数を前記カウントされたダミー用基板の使用回数に積算し、その積算値が前記メモリに記憶された前記ダミー用基板の使用可能回数を越えているかを判定し、前記前記積算値が前記ダミー用基板の使用可能回数を越えていると判定された場合、前記次ロットの処理開始を抑制する制御装置が提供される。
以上説明したように、本発明によれば、ダミー用キャリアの交換やダミーウエハの交換のために1ロットに属する製品ウエハの処理が途中で中断されることを防ぐことができる。これにより、ロット処理中の基板処理室内の温度を安定化させ、当該ロット内の製品ウエハにバラツキのないプラズマ処理を施すことができる。この結果、歩留まりの低下を防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る基板処理システム及び制御装置を示した図である。 ロット処理開始判定処理を示したフローチャートである。 ロット処理開始許可の一例を示した図である。 ロット処理開始許可の他の例を示した図である。 ロット処理開始抑制の一例を示した図である。 ロット処理開始抑制の他の例を示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の一実施形態に係る基板処理システム10及び制御装置20のハードウエハ構成について、図1を参照しながら説明する。
[基板処理システムのハードウエハ構成]
基板処理システム10は、第1のプロセスシップPS1、第2のプロセスシップPS2、第3のプロセスシップPS3、第4のプロセスシップPS4、大気搬送室TM、位置合わせ機構AL、ロット毎に製品ウエハを収納する、第1の基板収納容器としての製品用キャリアLP1〜LP3、およびダミー用ウエハを収納する、第2の基板収納容器としてのダミー用キャリアLP4を有している。
第1のプロセスシップPS1は、基板処理室PM1及びロードロック室LL1を有する。基板処理室PM1は、所定の真空状態にてウエハに所望の処理を施す。ロードロック室LL1は、大気搬送室TMと基板処理室PM1との間に設けられ、所定の減圧状態にてアームAM1にウエハを把持しながら大気空間と真空空間との間でウエハを搬送する。具体的には、アームAM1は、次に処理するウエハWを把持しながらロードロック室LL1内で待機し、前のウエハWのプラズマ処理が終了したら前のウエハWと交換で次のウエハWを基板処理室PM1に搬送し、前のウエハWを大気搬送室TMへ搬送する。各室の連結部分にはゲートバルブGVが設けられ、各室の気密を保持するようになっている。第2のプロセスシップPS2、第3のプロセスシップPS3、第4のプロセスシップPS4も同様に、基板処理室PM2及びロードロック室LL2、基板処理室PM3及びロードロック室LL3、基板処理室PM4及びロードロック室LL4をそれぞれ有していて、各室の連結部分にはゲートバルブGVが設けられている。
基板処理室PM1、PM2、PM3、PM4は、プラズマを用いてウエハに反応性イオンエッチング(RIE)処理が施されたり、RIE処理が施されたウエハに対してCOR(Chemical Oxide Removal)処理及びPHT(Post Heat Treatment)処理等が施される。なお、各基板処理室では、成膜処理やスパッタ処理等の処理が実行されてもよい。
大気搬送室TMは、ロードロック室LL1,LL2,LL3,LL4を介して製品用キャリアLP1〜LP3、ダミー用キャリアLP4及び基板処理室PM1、PM2、PM3、PM4を連結する。大気搬送室TMの内部には、アームAM2や図示しないレール等からなる基板搬送ユニットTUが設けられ、基板処理室PM1〜PM4と製品用キャリアLP1〜LP3及びダミー用キャリアLP4との間にてウエハの搬送を行う。
位置合わせ機構ALは、ウエハを載置した状態で回転台AL1を回転させながら、光学センサAL2によりウエハの周縁部の状態を検出することにより、ウエハの位置合わせを行うようになっている。
製品用キャリアLP1〜LP3及びダミー用キャリアLP4は、大気搬送室TMの側壁に設けられた、図示しないカセットステージ上に載置されている。製品用キャリアLP1〜LP3には、最大で25枚の製品ウエハが多段に収納されている。ダミー用キャリアLP4には、最大で25枚のダミーウエハが多段に収納されている。ダミーウエハと製品ウエハとは混在しない。前述したように、ダミーウエハには、クリーニングウエハ及びシーズニングウエハの少なくともいずれかが含まれる。ダミーウエハは、複数回使用することが可能である。ダミーウエハの使用限界値は、ダミーウエハの使用可能回数であってもよく、ダミー用ウエハが基板処理室内にて処理される際の処理可能時間の上限値であってもよい。
なお、製品ウエハは、製品用基板の一例であり、ダミーウエハは、ダミー用基板の一例である。製品用基板及びダミー用基板は、円状であっても角形であってもよい。
[制御装置のハードウエハ構成]
つぎに、制御装置20のハードウエハ構成について説明する。制御装置20は、ROM205、RAM210、CPU215、バス220及びインタフェース225を有している。
ROM205には、制御装置20にて実行される基本的なプログラムや、異常時に起動するプログラム等が記録されている。RAM210には、各種プログラムやレシピや各種パラメータ等が記憶されている。オペレータは、予めパラメータを設定することにより、ダミーウエハの使用可能回数(使用限界値)を定める。
エッチング処理時に用いるレシピには、製品ウエハやダミーウエハに対してエッチング処理を実行するための手順やその際のプロセス条件(たとえば、設定温度)が定義されている。
RAM210には、製品用キャリアLP1〜LP3に収納された各ウエハのロット番号及びウエハ番号が記憶される。RAM210には、ダミー用キャリアLP4の使用回数等もカウントされる。なお、ROM205およびRAM210はメモリの一例であり、EEPROM、光ディスク、光磁気ディスク、ハードディスクなどであってもよい。
CPU215は、製品用キャリアLP1〜LP3内の製品ウエハに対する処理やウエハの搬送を制御する。また、CPU215は、ダミー用キャリアLP4内のダミー用ウエハの使用状況を管理し、必要に応じて次ロットの処理開始を抑制し、各ロットがダミー用キャリアの交換又はダミーウエハの交換のために中断することを回避する。
バス220は、各デバイス間で情報をやりとりする経路である。インタフェース225は、オペレータの操作により図示しないキーボード等の入力機器からパラメータ値を入力するとともに、必要な情報を図示しないモニタやスピーカに出力する。たとえば、後述するロット処理開始判定処理により次ロットの処理開始が抑制された場合、モニタには次ロットの処理開始が抑制されたことを示すアラームが表示される。また、インタフェース225は、基板処理システム10の各アクチュエータを駆動するために所望のデータを送受信する。
[制御装置の動作]
次に、制御装置20の動作について図2〜図6を参照しながら説明する。図2は、制御装置20によって実行されるロット処理開始判定処理を示したフローチャートである。
図3(a)及び図3(b)、図4(a)及び図4(b)、図5(a)及び図5(b)、図6(a)及び図6(b)、は、上記処理で使われるレシピやパラメータの設定状態及びダミー用キャリアLP4内の状態を示す。図3(c)、図4(c)、図5(c)、図6(c)は、後述する計算結果を示した図である。
図3〜図6に示した項目は同じであるため、図3を用いて各項目を説明すると、図3(a)の一番目の項目であるクリーニングまでのPM使用回数は、基板処理室PM1〜PM4まですべて5枚に設定されている。この項目は、各基板処理室PMにて製品ウエハを5枚処理したらその度にクリーニングウエハを用いてクリーニング処理を実行することを示している。この項目は、オペレータの入力によりパラメータに予め設定されている。
図3(a)の二番目の項目であるPM使用回数積算値は、クリーニング処理後各基板処理室PMにて処理された製品ウエハの枚数をカウントしたものである。PM使用回数積算値は、RAM210等のメモリに記憶されている。この場合、クリーニング処理後各基板処理室PMにて処理された製品ウエハの枚数は4枚であるから、各基板処理室PMにて製品ウエハをあと1枚ずつ処理したらクリーニングウエハを用いてクリーニング処理を実行する必要がある。
図3(a)の三番目の項目であるシーズニングウエハの必要枚数では、ロット処理開始前に行うシーズニングに必要なシーズニングウエハの枚数が定められている。ここでは、基板処理室PM毎に1枚必要であることを示している。この項目は、システムレシピにて定められている。
図3(a)の最後の項目である搬送経路は、製品ウエハの搬送方法が示されている。ここでは、基板処理室PM1、PM2,PM3,PM4のOR搬送、すなわち、基板処理室PM1、基板処理室PM2、基板処理室PM3、基板処理室PM4のうち、処理が可能ないずれかの基板処理室に基板を搬送する方式が採用されている。この項目は、システムレシピに設定されている。
図3(b)には、ダミー用キャリアLP4内の状態が示されている。スロット1〜4には、シーズニングウエハが4枚収納されている。スロット5〜17には、クリーニングウエハが21枚収納されている。
シーズニングウエハの使用可能回数は4枚とも25回であり、シーズニングウエハの現時点での使用回数は4枚とも24回である。よって、スロット1〜4のシーズニングウエハはそれぞれ残り1回ずつ、合計で4回使用することができる。
スロット5〜17のクリーニングウエハは使用可能回数100回をすべて使用済である。スロット18〜25のクリーニングウエハは使用可能回数100回を99回使用したので、残り1回ずつ、合計で8回使用することができる。
以上に説明したように、ロット処理開始判定処理前に、製品用キャリアに収納された各ロットのプロセス条件とダミー用キャリアに収納されたダミー用基板の使用可能回数とが予め所与のメモリに記憶されている(記憶ステップ)。
(ロット処理開始判定処理)
この状態で、制御装置20は、図2のロット処理開始判定処理を実行すると、ます、ステップS200にてメモリに記憶されたシステムレシピや各種パラメータ値から次ロットのプロセス条件と次ロットの製品ウエハの処理枚数とを取得する。プロセス条件としては、クリーニングまでのPM使用回数、PM使用回数積算値、シーズニングウエハの必要枚数、搬送経路等が挙げられる。
次に、制御装置20は、ステップS205にて、ダミー用キャリアに収納されたダミーウエハ(クリーニングウエハ及びシーズニングウエハ)の使用回数をそれぞれカウントする(積算ステップ)。
次に、制御装置20は、ステップS210にて、取得した情報に基づき次に処理予定のロットである次ロットに含まれる製品ウエハのすべてを処理するために必要なクリーニングウエハの枚数及びシーズニングウエハの枚数を計算する。
次に、制御装置20は、ステップS215にてメモリに記憶されているダミー用キャリア内のクリーニングウエハの使用可能回数及びシーズニングウエハの使用可能回数を取得する。
次に、制御装置20は、ステップS220にて、次ロットのウエハ処理が終了する前にクリーニングウエハの交換が必要かを判定する。具体的には、制御装置20は、計算された次ロットに必要なクリーニングウエハの枚数を前記積算ステップにてカウントしたクリーニングウエハの使用回数に積算し、その積算値がクリーニングウエハの使用可能回数を越えているかを判定する(判定ステップ)。
積算値がクリーニングウエハの使用可能回数を越えている場合、次ロット処理中にクリーニングウエハの交換又はダミー用キャリアの交換が必要であるから、ステップS225に進んで、制御装置20は、当該ロットの処理開始を抑制する(抑制ステップ)。
次に、制御装置20は、ステップS230に進んでダミー用キャリアの交換又はダミー用キャリア内の該当使用済みクリーニングウエハの交換を行った後(交換ステップ)、ステップS240にて当該ロットの処理の開始を許可し(処理開始許可ステップ)、本処理を終了する。
一方、ステップS220にて、積算値がクリーニングウエハの使用可能回数を越えていない場合、クリーニングウエハの交換は不要である。この場合、制御装置20は、ステップS235に進んで、次ロットのウエハ処理が終了する前にシーズニングウエハの交換が必要かを判定する。具体的には、制御装置20は、計算された次ロットに必要なシーズニングウエハの枚数を前記積算ステップにてカウントしたシーズニングウエハの使用回数に積算し、その積算値がシーズニングウエハの使用可能回数を越えているかを判定する(判定ステップ)。
次のロット処理中にシーズニングウエハの交換が必要と判定された場合、ステップS225に進んで、制御装置20は、当該ロットの処理開始を抑制し(抑制ステップ)、ステップS230にてダミー用キャリアの交換又はシーズニングウエハの交換を行った後(交換ステップ)、ステップS240にて当該ロットの処理の開始を許可し(処理開始許可ステップ)、本処理を終了する。
一方、次のロット処理中にシーズニングウエハの交換が不要と判定された場合、ステップS240に進んで、制御装置20は、当該ロットの処理の開始を許可し(処理開始許可ステップ)、本処理を終了する。
これによれば、次ロットに含まれるすべての製品ウエハの処理に必要なダミー用ウエハの枚数を、その時点でのダミー用ウエハの使用回数に積算し、その積算値がダミー用ウエハの使用可能回数を越えていると判定されたとき、次ロットを仕掛けずにその処理開始が抑制される。これにより、次ロットの処理中にダミー用キャリア内で使用できるダミーウエハがなくなることを防ぐことができる。よって、次のロット処理がダミー用キャリアの交換やダミーウエハの交換のために途中で中断されることはない。これにより、ロット処理中の基板処理室内の温度を安定化させ、当該次ロット内の製品ウエハにバラツキのないプラズマ処理を施すことができる。この結果、歩留まりの低下を防ぐことができる。
(ロット開始許可例1)
ロット開始許可の具体例を説明する。図3に示したロット開始許可例1では、1ロットに属する25枚の製品ウエハを処理するために必要なダミーウエハの枚数を求める。たとえば、図3(a)及び図3(b)の条件で、制御装置20がステップS210の計算を実行すると、図3(c)に示したように、基板処理室PM1〜PM4のロット処理前にシーズニングウエハが1枚ずつ合計で4枚必要になる。PM使用回数積算値は、いずれの基板処理室PMも4枚なので、基板処理室PM1〜PM4ではシーズニング処理後の製品ウエハの処理は1枚しか実行できず、その後、基板処理室PM1〜PM4にクリーニングウエハが1枚ずつ合計で4枚必要になる。
各基板処理室PMのクリーニング処理後、基板処理室PM2〜PM4にてエラーが発生したとすると、基板処理室PM1のみにウエハを搬送することになる。そこで、基板処理室PM1には、製品ウエハを5枚処理する毎にクリーニングウエハを1枚使用してクリーニング処理が実行される。ここで、ダミー用ウエハの使用枚数の計算は、ダミー用ウエハが使用される複数のパターンのうち、ダミー用ウエハが最も多く使用されるパターン(ダミー用ウエハの最大枚数)で計算される。以上の計算の結果、制御装置20は、次ロットに属する25枚の製品ウエハが処理されるまでに4枚のシーズニングウエハと8枚のクリーニングウエハが必要であると判定する。
図3(a)及び図3(b)の条件の場合には、ダミー用キャリアに収納されたスロット18〜25のクリーニングウエハが1回ずつ合計で8回使用することができる。また、スロット1〜4のシーズニングウエハが1回ずつ合計で4回使用することができる。よって、ロット処理中にダミーウエハの交換は不要であることがわかる。よって、この場合には、制御装置20は、ステップS240にてロット処理開始を許可する。
(ロット開始許可例2)
図4に示したロット開始許可例2では、図4(b)の搬送経路に示したように、まず、ロットAに属する25枚の製品ウエハを処理するために必要なダミーウエハの枚数を求めた後、ロットBに属する25枚の製品ウエハを処理するために必要なダミーウエハの枚数を求める。
図4(a)及び図4(b)の条件で、制御装置20がステップS210の計算を実行すると、制御装置20は、まず、基板処理室PM1、PM2にOR搬送されるロットAを対象に計算を行い、その次に、基板処理室PM3、PM4にOR搬送されるロットBを対象に計算を行う。その結果を図4(c)に示す。
ロットAを対象とした計算では、基板処理室PM1、PM2のロットA処理前にシーズニングウエハが1枚ずつ合計で2枚必要になる。PM使用回数積算値は、いずれの基板処理室PMも4枚なので、基板処理室PM1、PM2ではシーズニング処理後の製品ウエハの処理は1枚しか実行できず、その後、基板処理室PM1、PM2にクリーニングウエハが1枚ずつ合計で2枚必要になる。
各基板処理室PMのクリーニング処理後、基板処理室PM1、PM2には、製品ウエハを5枚処理する毎にクリーニングウエハを1枚使用してクリーニング処理が実行される。以上の計算の結果、制御装置20は、ロットAに属する25枚の製品ウエハが処理されるまでに2枚のシーズニングウエハと6枚のクリーニングウエハが必要であると判定する。
つぎに、ロットBを対象に計算を行う。基板処理室PM3、PM4のロットB処理前にシーズニングウエハが1枚ずつ合計で2枚必要になる。PM使用回数積算値は、いずれの基板処理室PMも4枚なので、基板処理室PM3、PM4ではシーズニング処理後の製品ウエハの処理は一枚しかできず、その後、基板処理室PM3、PM4にクリーニングウエハが1枚ずつ合計で2枚必要になる。
各基板処理室PMのクリーニング処理後、基板処理室PM3、PM4には、製品ウエハを5枚処理する毎にクリーニングウエハを1枚使用してクリーニング処理が実行される。以上の計算の結果、制御装置20は、ロットBに属する25枚の製品ウエハが処理されるまでに2枚のシーズニングウエハと6枚のクリーニングウエハが必要であると判定する。
図4(a)及び図4(b)の条件の場合では、ダミー用キャリアに収納されたスロット13〜25のクリーニングウエハが1回ずつ合計で12回使用することができる。また、スロット1〜4のシーズニングウエハが1回ずつ合計で4回使用することができる。よって、ロット処理中にダミーウエハの交換は不要であることがわかる。以上から、この場合には、制御装置20は、ステップS240にてロット処理開始を許可する。
(ロット開始抑制例1)
次に、ロット開始抑制の具体例を説明する。図5に示したロット開始抑制例1では、1ロットに属する25枚の製品ウエハを処理するために必要なダミーウエハの枚数を求める。
図5(a)及び図5(b)の条件で、制御装置20がステップS210の計算を実行すると、図5(c)に示したように、基板処理室PM1〜PM4のロット処理前にシーズニングウエハが1枚ずつ合計で4枚必要になる。PM使用回数積算値は、いずれの基板処理室PMも4枚であるので、基板処理室PM1〜PM4ではシーズニング処理後の製品ウエハの処理は1枚しか実行できず、その後、基板処理室PM1〜PM4にクリーニングウエハが1枚ずつ合計で4枚必要になる。
各基板処理室PMのクリーニング処理後、基板処理室PM2〜PM4にてエラーが発生したとすると、OR搬送方法によっても基板処理室PM1のみにウエハを搬送することになる。そこで、基板処理室PM1には、製品ウエハを5枚処理する毎にクリーニングウエハを1枚使用してクリーニング処理が実行される。以上の計算の結果、制御装置20は、次ロットに属する25枚の製品ウエハが処理されるまでに4枚のシーズニングウエハと8枚のクリーニングウエハが必要であると判定する。
ところが、図5(b)の条件の場合、ダミー用キャリアに収納されたスロット19〜25のクリーニングウエハは残り7回しか使用することができない。これにより、ロット処理中にクリーニングウエハの交換が必要になることがわかる。よって、この場合には、制御装置20は、ステップS225にてロット処理開始を抑制し、ステップS230にてダミー用キャリアの交換を待ってからステップS240にてロット処理開始を許可する。
(ロット開始抑制例2)
図6に示したロット開始抑制例2では、図6(a)の搬送経路に示したように、ロットCに属する25枚の製品ウエハを処理するために必要なダミーウエハの枚数を求めた後、ロットDに属する25枚の製品ウエハを処理するために必要なダミーウエハの枚数を求める。
図6(a)及び図6(b)の条件で、制御装置20がステップS210の計算を実行すると、制御装置20は、まず、基板処理室PM1、PM2及びPM3にOR搬送されるロットCを対象に計算を行い、その次に、基板処理室PM3及びPM4にOR搬送されるロットDを対象に計算を行う。その結果を図6(c)に示す。
基板処理室PM1、PM2及びPM3のロットC処理前には、シーズニングウエハが1枚ずつ合計で3枚必要になる。PM使用回数積算値は、いずれの基板処理室PMも4枚であるので、基板処理室PM1、PM2及びPM3ではシーズニング処理後の製品ウエハの処理は1枚しか実行できず、その後、基板処理室PM1、PM2及びPM3にクリーニングウエハが1枚ずつ合計で3枚必要になる。
各基板処理室PMのクリーニング処理後、基板処理室PM1、PM2及びPM3には、製品ウエハを5枚処理する毎にクリーニングウエハを1枚使用してクリーニング処理が実行される。以上の計算の結果、制御装置20は、ロットCに属する25枚の製品ウエハが処理されるまでに3枚のシーズニングウエハと6枚のクリーニングウエハが必要であると判定する。
つぎに、ロットDを対象に計算を行う。基板処理室PM3及びPM4のロットD処理前にシーズニングウエハが1枚ずつ合計で2枚必要になる。基板処理室PM3で実行されるプロセスは、ロットCとロットDでは異なる場合を考慮して、基板処理室PM3においてもロットCの実行後に再びシーズニングを実行する。
PM使用回数積算値は、いずれの基板処理室PMも4枚であるので、基板処理室PM3ではシーズニング処理後の製品ウエハの処理は2枚、基板処理室PM4では1枚しか実行できない。クリーニング処理後、基板処理室PM3及びPM4には、製品ウエハを5枚処理する毎にクリーニングウエハを1枚使用してクリーニング処理が実行される。以上の計算の結果、制御装置20は、ロットDに属する25枚の製品ウエハが処理されるまでに2枚のシーズニングウエハと6枚のクリーニングウエハが必要であると判定する。
図6(b)の条件の場合、ダミー用キャリアに収納されたスロット13〜25のクリーニングウエハは残り12回使用することができ、スロット1〜4のシーズニングウエハは残り4回使用することができる。よって、ロットCは、ロットC処理中にダミーウエハの交換が必要とされない。以上から、制御装置20は、ロットCの処理開始を許可する。
ところが、ロットCを処理したことにより、スロット13〜25のクリーニングウエハは残り6回しか使用することができず、スロット1〜4のシーズニングウエハは残り1回しか使用することができなくなる。よって、ロットD処理中にシーズニングウエハの交換が必要となる。この結果に基づき、制御装置20は、ロットDの処理開始を抑制する。
(アラーム)
制御装置20は、ロットの処理開始を抑制した場合、コントロールパネルにダミー用キャリアの交換又はダミーウエハの交換を促すためのアラームを表示する。アラームは表示とともに音声出力してもよい。これに対して、システム管理者は、ダミー用キャリアを交換するか、ダミー用キャリア中の使用済みダミーウエハを交換する。これにより、次のロット処理を開始することができる。なお、コントロールパネルは、システム管理者がシステムを監視及び管理するためのモニタに相当する。
(補正)
制御装置20は、各ロットが終了する毎に次のロット以降に使用するダミーウエハの枚数を再計算する。たとえば、図6のロット開始抑制例2では、ロットC終了直後にロットDについて再計算し、ロットDが処理開始できるかどうかを再度判定する。たとえば、ロットCとロットDとのプロセスが同一である場合、基板処理室PM3にてロットDの処理開始前のシーズニングは不要となる、よって、この場合には、再計算により、ロットDに必要なシーズニングウエハは1枚、クリーニングウエハは6枚だけとなる。この結果、制御装置20は、再計算によりロットDの処理開始を許可する。
また、ロットCが処理中、ロットD(ロットCの次ロット)が処理開始抑制中の場合において、ロットE(次ロットに続く待ちロット)が処理待ちになった場合には、ロットEについての上記計算を行う。計算の結果、ロットEの処理の途中にダミーウエハの交換が不要であると判定された場合には、制御装置20は、ロットDより先にロットEの処理を開始するようにしてもよい。
上記実施形態において、各部の動作は互いに関連しており、互いの関連を考慮しながら、一連の動作として置き換えることができる。これにより、ロット処理開始判定方法が実行される基板処理システムを制御する制御装置の実施形態をロット処理開始判定方法の実施形態とすることができる。
よって、以上に説明した制御装置20の各動作は、以下に示すロット処理開始判定方法の各ステップと置き換えることができる。すなわち、本実施形態に係るロット処理開始判定方法は、基板に所望の処理を施す基板処理室、ロット毎に製品用基板を収納する第1の基板収納容器、及びダミー用基板を収納する第2の基板収納容器を備える基板処理システムにおけるロット処理開始判定方法であって、前記第1の基板収納容器に収納された各ロットのプロセス条件と前記第2の基板収納容器に収納されたダミー用基板の使用可能回数とを所与のメモリに記憶する記憶ステップと、前記第2の基板収納容器に収納されたダミー用基板の使用回数をカウントする積算ステップと、前記メモリに記憶された各ロットのプロセス条件に基づき、前記第1の基板収納容器に収納され、次に処理予定のロットである次ロットに含まれる製品用基板のすべてを処理するために必要なダミー用基板の枚数を求め、求められた次ロットのダミー用基板の枚数を前記積算ステップにてカウントされたダミー用基板の使用回数に積算し、その積算値が前記メモリに記憶された前記ダミー用基板の使用可能回数を越えているかを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記積算値が前記ダミー用基板の使用可能回数を越えていると判定された場合、前記次ロットの処理開始を抑制する抑制ステップと、を含む。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、基板処理システム10では、3つの製品用キャリアLP1〜LP3と1つのダミー用キャリアLP4が設置されたが、それぞれのキャリアの設置個数は、これに限られない。
また、各キャリアに含まれるウエハの枚数も25枚に限られず、任意の枚数を設定することができる。
また、パラメータに設定された数値、レシピに設定された数値、その他のメモリに設定された数値は、他の記憶領域に設定されてもよい。たとえば、上記実施形態では、PM使用回数クリーニング設定はパラメータに設定され、PM使用回数積算値は、今の状態をメモリに保持し、ダミーウエハの積算値は、今の状態をメモリに保持し、シーズニングウエハ枚数は、システムレシピに定められた。また、搬送経路はシステムレシピに設定された。しかしながら、パラメータに設定された数値がレシピに設定されていてもよく、レシピに設定された数値がパラメータに設定されていてもよい。
また、本発明に係る基板処理システムで処理される被処理体は、円盤状のウエハに限られず矩形状の基板も含まれる。
10 基板処理システム
20 制御装置
205 ROM
210 RAM
215 CPU
TM 大気搬送室
TU 基板搬送ユニット
PM1,PM2,PM3,PM4 基板処理室
LL1,LL2,LL3、LL4 ロードロック室
LP1,LP2,LP3 製品用キャリア
LP4 ダミー用キャリア
PS1,PS2,PS3,PS4 プロセスシップ
AL 位置合わせ機構

Claims (8)

  1. 基板に所望の処理を施す基板処理室、ロット毎に製品用基板を収納する第1の基板収納容器、及びダミー用基板を収納する第2の基板収納容器を備える基板処理システムにおけるロット処理開始判定方法であって、
    前記第1の基板収納容器に収納された各ロットのプロセス条件と前記第2の基板収納容器に収納されたダミー用基板の使用可能回数とを所与のメモリに記憶する記憶ステップと、
    前記第2の基板収納容器に収納されたダミー用基板の使用回数をカウントする積算ステップと、
    前記メモリに記憶された各ロットのプロセス条件に基づき、前記第1の基板収納容器に収納され、次に処理予定のロットである次ロットに含まれる製品用基板のすべてを処理するために必要なダミー用基板の枚数を求め、求められた次ロットのダミー用基板の枚数を前記積算ステップにてカウントされたダミー用基板の使用回数に積算し、その積算値が前記メモリに記憶された前記ダミー用基板の使用可能回数を越えているかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記積算値が前記ダミー用基板の使用可能回数を越えていると判定された場合、前記次ロットの処理開始を抑制する抑制ステップと、を含むロット処理開始判定方法。
  2. 前記次ロットの処理開始が抑制された場合、前記第2の基板収納容器の交換又は前記第2の基板収納容器へのダミー用基板の交換を実行する交換ステップを含む請求項1に記載のロット処理開始判定方法。
  3. 前記次ロットの処理開始が抑制された場合、モニタに前記次ロットの処理開始が抑制されたことを示すアラームを表示する請求項1又は2のいずれかに記載のロット処理開始判定方法。
  4. 処理中の現ロットの処理が完了した場合、前記判定ステップは、再度、処理開始が抑制されている次ロットに対して前記次ロットに含まれる製品用基板のすべてを処理するために必要なダミー用基板の枚数を前記積算ステップにてカウントされたダミー用基板の使用回数に積算し、その積算値が前記メモリに記憶された前記ダミー用基板の使用可能回数を越えているかを判定し、
    前記判定ステップにより前記積算値が前記ダミー用基板の使用可能回数以内であると判定された場合、前記次ロットの処理の開始を許可する処理開始許可ステップを含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のロット処理開始判定方法。
  5. 前記次ロットの処理開始が抑制された場合、前記判定ステップは、前記次ロットに続く待ちロットに対して該待ちロット処理中に必要なダミー用基板の枚数を前記積算ステップにてカウントされたダミー用基板の使用回数に積算し、その積算値が前記メモリに記憶された前記ダミー用基板の使用可能回数を越えているかを判定し、
    前記判定ステップにより積算値が前記ダミー用基板の使用可能回数以内であると判定された場合、前記処理開始許可ステップは、前記待ちロットの処理を前記次ロットの処理に先行して開始する請求項4に記載のロット処理開始判定方法。
  6. 前記積算ステップは、次ロットに含まれる製品用基板のすべてを処理するために必要と見込まれるダミー用基板の最大の枚数を前記積算ステップにてカウントされたダミー用基板の使用回数に積算する請求項1〜5のいずれか一項に記載のロット処理開始判定方法。
  7. 前記ダミー用基板は、クリーニング用基板又はシーズニング用基板の少なくともいずれかである請求項1〜6のいずれか一項に記載のロット処理開始判定方法。
  8. 基板に所望の処理を施す基板処理室、ロット毎に製品用基板を収納する第1の基板収納容器、及びダミー用基板を収納する第2の基板収納容器を備える基板処理システムを制御する制御装置であって、
    前記第1の基板収納容器に収納された各ロットのプロセス条件と前記第2の基板収納容器に収納されたダミー用基板の使用可能回数とを所与のメモリに記憶し、
    前記第2の基板収納容器に収納されたダミー用基板の使用回数をカウントし、
    前記メモリに記憶された各ロットのプロセス条件に基づき、前記第1の基板収納容器に収納され、次に処理予定のロットである次ロットに含まれる製品用基板のすべてを処理するために必要なダミー用基板の枚数を求め、
    前記求められた次ロットのダミー用基板の枚数を前記カウントされたダミー用基板の使用回数に積算し、その積算値が前記メモリに記憶された前記ダミー用基板の使用可能回数を越えているかを判定し、
    前記積算値が前記ダミー用基板の使用可能回数を越えていると判定された場合、前記次ロットの処理開始を抑制する制御装置。
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