JP4671355B2 - 基板処理装置のクリーニング方法,基板処理装置,プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

基板処理装置のクリーニング方法,基板処理装置,プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は,基板処理装置のクリーニング方法,基板処理装置,プログラムを記録した記録媒体に関する。
例えば,半導体デバイスを製造するプラズマ処理装置などの基板処理装置は,処理室を備え,この処理室内に半導体ウエハや液晶基板などの基板を搬入して,基板に対してエッチングや成膜などの処理を施すようになっている。
このような基板処理装置では,処理室内で基板を処理する際に発生する反応生成物や処理室内に外部から混入する微粒子などのパーティクル(微細な粒子状の異物)を適切に除去することが重要となる。
例えば処理室内に配設される基板の載置台にパーティクルが残留していると,その載置台上に載置された基板の裏面にパーティクルが付着し,次工程において問題が拡大する虞がある。また,処理室内にパーティクルが残留していると,基板上に付着し,その基板の処理に影響を与える虞があり,基板上に最終的に製造される半導体デバイスの品質が確保できない等の不具合が発生してしまう。
このような処理室内のパーティクルを効果的に除去する方法として,例えば特許文献1には,処理室内にラジカルを発生させ,このラジカルと載置台に堆積した反応生成物との間に化学反応を起こさせて,載置台から反応生成物を離脱させるクリーニング方法が記載されている。また,特許文献2には,2段階に電極間距離を変えてプラズマを発生させて処理室内のパーティクルを除去するクリーニング方法が開示されている。このような処理室内のクリーニングは,処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に実行される。
特開2006−19626号公報 特開平8−176828号公報
ところで,処理室内で行われる所定の処理としては複数の種類がある場合がある。例えば基板に対してエッチングなどを行うプロセス処理や,このプロセス処理を行う前に,内壁に付着する反応生成物の量や処理室内の温度などの処理室内状態(チャンバコンディション)を調整する処理室内状態調整処理がある。
しかしながら,このような所定の処理の種類(種別)に拘らず,同様の条件(例えばレシピやタイミングなど)で処理室内のクリーニングを実行するようにすれば,クリーニングの過不足が生じる場合がある。例えば処理の種別によっては,クリーニング不足でパーティクルが発生したり,クリーニング過剰で処理室内状態(例えば内壁に付着する反応生成物の量,処理室内の温度)などが最適にならず,プロセス処理に影響を与えたりするなどの不都合がある。これでは,基板上に製造される半導体デバイスの品質劣化にも繋がる虞もある。
また,処理室で行われる処理の種別によっては,クリーニングを毎回行う必要がない場合もあるが,このような処理においても,その処理が終了するごとにクリーニングを毎回行うようにすると,所定枚数の基板に対する処理が完了するまでにかかる時間が長くなり,スループットが低下する。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,処理の種別に応じたクリーニングを行うことによって,処理の種別ごとに最適なクリーニングを行うことができる基板処理装置のクリーニング方法等を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法であって,前記処理室で行われる処理の種別ごとに予め設定されるクリーニング設定情報に基づいて,前記処理の種別に応じた前記クリーニングを実行することを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置であって,前記処理室で行われる処理の種別ごとに設定可能なクリーニング設定情報が記憶される設定情報記憶手段と,前記クリーニングを行う際,前記設定情報記憶手段からのクリーニング設定情報に基づいて,前記処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する制御部とを備えることを特徴とする基板処理装置が提供される。
このような本発明によれば,処理室内で行われる処理の種別ごとのクリーニング設定情報(例えばクリーニングレシピ,クリーニングタイミング)が用意されるので,これらを最適な値に設定することによって,処理の種別に応じたクリーニングを実行することができる。これにより,処理室内の状態(チャンバコンディション)を最適な状態にすることができ,またスループットを向上させることができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法であって,前記処理室で行われる処理の種別ごとに設定情報記憶手段に予め記憶されるクリーニングレシピに基づいて,前記処理の種別に応じたレシピで前記クリーニングを実行することを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法が提供される。
このような本発明によれば,処理室内で行われる処理の種別ごとのクリーニングレシピが用意されるので,各クリーニングレシピを調整することにより,処理の種別に応じた最適なクリーニングを実行することができる。
また,上記処理室で行われる処理の種別としては,例えば処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とがある。この場合には,上記設定情報記憶手段には,少なくとも前記処理の種別ごとにクリーニングレシピが別々に記憶される。
このようなクリーニングレシピは例えば実行時間と処理室内温度を含み,前記処理室内状態調整処理後に行う前記クリーニングの実行時間処理室内温度のうちの一方又は両方は,前記プロセス処理で必要となる処理室内の状態に応じて設定される。これによれば,処理室内の状態に応じた最適なクリーニングを実行することができる。
例えば上記処理の種別が前記処理室内状態調整処理の場合における前記クリーニングの実行時間は,前記処理の種別が前記プロセス処理の場合における前記クリーニングの実行時間よりも長い時間に設定される。これによれば,処理室内状態調整処理におけるクリーニング不足が生じないように調整することができるので,処理室内の状態を最適な状態にすることができる。
また,上記処理の種別が前記処理室内状態調整処理の場合における前記クリーニングの処理室内温度は,前記処理の種別が前記プロセス処理の場合における前記クリーニングの処理室内温度よりも高い温度に設定される。これによれば,クリーニング時間を長くしなくても,処理室内状態調整処理におけるクリーニング不足が生じないように調整することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法であって,前記処理室で行われる処理の種別ごとに設定情報記憶手段に予め記憶されるクリーニングタイミングに基づいて,前記処理の種別に応じたタイミングで前記クリーニングを実行することを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法が提供される。
このような本発明によれば,処理室内で行われる処理の種別ごとのクリーニングタイミングが用意されるので,各クリーニングタイミングを調整することにより,処理の種別に応じた最適なタイミングでクリーニングを実行することができる。これにより,クリーニングの回数を減らすことができるので,スループットを向上させることができる。
また,上記処理室で行われる処理の種別は少なくとも,前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とがある。この場合,上記設定情報記憶手段には,少なくとも前記処理の種別ごとにクリーニングタイミングが別々に記憶される。
このようなクリーニングタイミングは例えば前記基板の処理枚数によって設定され,前記処理室で行われる処理の種別が前記処理室内状態調整処理の場合には,設定された枚数に相当する調整用基板の処理室内状態調整処理が終了するごとのみに前記クリーニングを実行し,前記処理室で行われる処理の種別が前記プロセス処理の場合には,設定された枚数に相当するプロセス処理用基板のプロセス処理が終了するごとのみに前記クリーニングを実行するようにしてもよい。これにより,処理の種別ごとに最適なタイミングでクリーニングを実行することができ,クリーニングの回数を減らすことができるので,スループットを向上させることができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法であって,前記処理室で行われる処理の種別ごとに設定情報記憶手段に予め記憶されるクリーニングレシピとクリーニングタイミングに基づいて,前記所定の処理の種別に応じたレシピとタイミングで前記クリーニングを実行することを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法が提供される。これによれば,処理の種別に応じてクリーニングレシピとクリーニングタイミングとの両方を設定することにより,より適切なレシピとタイミングでクリーニングを実行できるので,処理室内の状態を最適な状態にすることができるとともに,スループットを向上させることができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法であって,前記処理室で行われる処理の種別ごとに設定可能なクリーニング設定情報が記憶される設定情報記憶手段を備え,前記処理室で行われた処理の種別を判定する工程と,判定した処理の種別に対応するクリーニング設定情報を前記設定情報記憶手段から取得する工程と,取得したクリーニング設定情報に基づいて,前記処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する工程とを備えることを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置であって,前記処理室で行われる処理の種別ごとに設定可能なクリーニング設定情報が記憶される設定情報記憶手段と,前記クリーニングを行う際,前記処理室で行われた処理の種別を判定し,判定した処理の種別に対応するクリーニング設定情報を前記設定情報記憶手段から取得し,取得したクリーニング設定情報に基づいて,前記処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する制御部とを備えることを特徴とする基板処理装置が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法を実行するためのプログラムを記録する記録媒体であって,前記基板処理装置は,前記処理室で行われる処理の種別ごとに設定可能なクリーニング設定情報が記憶される設定情報記憶手段を備え,コンピュータに,前記処理室で行われた処理の種別を判定するステップと,判定した処理の種別に対応するクリーニング設定情報を前記設定情報記憶手段から取得するステップと,取得したクリーニング設定情報に基づいて,前記所定の処理の種別に応じた前記クリーニングを実行するステップとを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
このような発明によれば,処理室で行われる処理の種別に応じた最適なクリーニングを実行することができ,これにより,処理室内の状態(チャンバコンディション)を最適な状態にすることができ,またスループットを向上させることができる。
なお,本発明にかかるクリーニングは,処理室内にプラズマを発生させて行うものでもよく,また処理室内にプラズマを発生させないで行うものでもよい。また本発明にかかるクリーニングは,処理室内に基板がない状態で行うものでもよく,また処理室内に基板がある状態で行うものでもよい。
本発明によれば,処理の種別に応じたクリーニングを行うことができるので,処理の種別ごとに最適なクリーニングを行うことができる。これにより,処理室内の状態を最適な状態に保つことができ,またスループットも向上させることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書および図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
まず,本発明の第1実施形態にかかる基板処理装置としてのプラズマ処理装置100について図面を参照しながら説明する。図1は,プラズマ処理装置100の概略構成を示している。このプラズマ処理装置100は,被処理基板としての半導体ウエハ(以下,「ウエハ」という)Wにエッチング処理を施すエッチング処理装置として構成されている。プラズマ処理装置100は,金属製(例えば,アルミニウム製またはステンレス製)の円筒形の処理室(チャンバ)110を有しており,この処理室110の中に例えば直径が300mmのウエハWを載置するステージとしての円柱状のサセプタ111を備えている。
処理室110の側壁とサセプタ111との間には,セサプタ111の上方の気体を処理室110の外へ排出する流路として機能する排気路112が形成されている。この排気路112の途中には環状のバッフル板113が配設されており,排気路112のバッフル板113から下の空間は,可変式バタフライバルブである自動圧力制御弁(以下,「APC(Adaptive Pressure Control)バルブ」という)114に通じている。APCバルブ114は,真空引き用の排気ポンプであるターボ分子ポンプ(以下,「TMP」という)115に接続されており,さらにこのTMP115を介して排気ポンプであるドライポンプ(以下,「DP」という)116に接続されている。これらAPCバルブ114,TMP115,およびDP116によって構成される排気流路(以下,「本排気ライン」という)は,処理室110内を高真空状態になるまで減圧するためのものである。そして処理室110内の圧力は,APCバルブ114によって調節される。
また,排気路112のバッフル板113から下の空間は,本排気ラインとは別の排気ライン(以下,「粗引きライン」という)にも接続されている。この粗引きラインは,途中にバルブV2を備えた排気管117とDP116によって構成されている。処理室110内の気体は通常,本排気ラインよりも先にこの粗引きラインによって排出されることになる。
下部電極としてのサセプタ111には高周波電源118が導線150を介して接続されており,高周波電源118から所定の高周波電力が印加される。導線150には,サセプタ111からの高周波電力の反射を低減して,この高周波電力のサセプタ111への入射効率を最大限とする整合器119と,導線150の導通および切断を切り替えるスイッチ151が備えられている。このスイッチ151は,電気的にサセプタ111と高周波電源118の間に位置しており,サセプタ111の電気的状態をフローティング(浮遊)状態と導通状態のいずれかに設定することができる。例えば,ウエハWがサセプタ111の上面に載置されていないとき,スイッチ151は,サセプタ111を電気的フローティング状態とする。
サセプタ111の内部の上方には,ウエハWを静電吸着するための導電膜からなる円板状の電極板120が設けられている。電極板120には直流電源122が電気的に接続されている。ウエハWは,直流電源122から電極板120に印加される直流電圧に応じて発生するクーロン力またはジョンソン・ラーベク(Johnsen-Rahbek)力によってサセプタ111の上面に吸着保持される。円環状のフォーカスリング124は,シリコン等からなり,サセプタ111の上方に発生したプラズマをウエハWに向けて収束させるものである。
サセプタ111の内部には,冷媒室125が配置されている。この冷媒室125には,チラーユニット(図示せず)から配管126を介して所定温度の冷媒(例えば冷却水)が循環供給される。サセプタ111に載置されたウエハWの処理温度は,冷媒室125によって温度制御される。
サセプタ111の上面においてウエハWが吸着する部分(以下,「吸着面」という)には,複数の伝熱ガス供給孔127と伝熱ガス供給溝(図示せず)が配されている。これら伝熱ガス供給孔127と伝熱ガス供給溝は,サセプタ111内部に備えられた伝熱ガス供給ライン128とバルブV3を有する伝熱ガス供給管129を経由して伝熱ガス供給部(図示せず)に繋がっており,ここからの伝熱ガス(例えばHeガス)を吸着面とウエハWの裏面との隙間に供給する。これによってウエハWとサセプタ111との熱伝導性が向上する。なお,伝熱ガス供給孔127と伝熱ガス供給溝に対する伝熱ガスの供給量は,バルブV3によって調整される。
また,吸着面には,サセプタ111の上面から突出自在なリフトピンとしての複数のプッシャーピン130が備えられている。これらのプッシャーピン130は,モータ(図示せず)の回転運動がボールねじ等によって直線運動に変換されることにより,図中上下方向に移動する。プッシャーピン130は,ウエハWが吸着面に吸着保持されているときにはサセプタ111に収容されており,所定の処理(例えば,エッチング処理)が終了したウエハWを処理室110から搬出するときにはサセプタ111の上面から突出してウエハWをサセプタ111から上方へ持ち上げる。
処理室110の天井部には,上部電極133が配設されている。上部電極133には高周波電源152が接続されており,所定の高周波電力が印加される。
この上部電極133は,処理室内にガスを導入するためのシャワーヘッドの機能も兼ねている。上部電極133は,多数のガス通気孔134を有する電極板135と,この電極板135を着脱可能に支持する電極支持体136とから構成される。電極支持体136の内部には,バッファ室137が設けられており,このバッファ室137には処理ガス供給部(図示せず)から延びている処理ガス導入管138が接続されている。この処理ガス導入管138の途中にはバルブV1が備えられており,このバルブV1によってバッファ室137に対するガス供給量が調整される。ここで,下部電極を構成するサセプタ111と上部電極133との間の距離(電極間距離)Dは,例えば35±1mm以上に設定される。
処理室110の側壁には,ウエハWの搬入出口131を開閉するゲートバルブ132が取り付けられている。このプラズマ処理装置100の処理室110内に処理ガスが供給され,上部電極133に高周波電力が印加されると,空間Sに高密度のプラズマが発生し,イオンやラジカルが生成される。
そしてプラズマ処理装置100には,装置全体の動作を制御する制御部200が設けられている。制御部200は,所定のプログラムにより所定の設定情報に基づいて各部を制御することにより,例えば処理室内状態調整処理,プロセス処理など処理室内での所定の処理や,処理室内のクリーニングなどを行うようになっている。
(制御部の構成例)
このような制御部200の具体的な構成例について図面を参照しながら説明する。制御部200は,図2に示すように,制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)210,CPU210が各部を制御するデータなどを格納するROM(リード・オンリ・メモリ)220,CPU210が行う各種データ処理のために使用されるメモリエリア等を設けたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)230,操作画面や選択画面などを表示する液晶ディスプレイなどで構成される表示手段240,オペレータによる種々のデータの入出力などを行うことができる入出力手段250,例えばブザーのような警報器等で構成される報知手段260,基板処理装置100の各部を制御するための各種コントローラ270,基板処理装置100の処理を行うプログラムデータを格納するプログラムデータ記憶手段280,およびプログラムデータに基づく処理を実行するときに使用するレシピデータなどの各種設定情報を記憶する設定情報記憶手段290を備える。プログラムデータ記憶手段280と設定情報記憶手段290は,例えばフラッシュメモリ,ハードディスク,CD−ROMなどの記録媒体で構成され,必要に応じてCPU210によってデータが読み出される。
これらのCPU210,ROM220,RAM230,表示手段240,入出力手段250,報知手段260,各種コントローラ270,プログラムデータ記憶手段280,および設定情報記憶手段290は,制御バス,システムバス,データバス等のバスラインによって電気的に接続されている。
各種コントローラ270には,バルブV1,V2,V3,APCバルブ114,TMP115,DP116,高周波電源118,152,直流電源122,スイッチ151などを制御するコントローラも含まれる。
プログラムデータ記憶手段280には,例えばクリーニングプログラム282の他,ウエハ処理プログラムなどが記憶される。設定情報記憶手段290には,例えばクリーニング処理により各部を制御する際の印加電圧などのレシピデータからなるクリーニング設定情報292の他,プロセス処理において各部を制御する際の処理室内圧力,ガス流量,高周波電力などのレシピデータからなるプロセス処理設定情報などが記憶される。このクリーニング設定情報292の詳細については後述する。また,設定情報記憶手段290には,各ウエハについての処理の種別を含む処理情報を記憶するようにしてもよい。この各ウエハの処理情報は,例えば処理室内のクリーニングを行う際に各ウエハの処理の種別を判定する際に用いる。
(処理室内で行われる処理の具体例)
次に,本実施形態にかかるプラズマ処理装置100において処理室110内で行われる所定の処理の具体例について図面を参照しながら説明する。すなわち,プラズマ処理装置100は,処理室110内に基板を搬入して所定の処理を行う。このような所定の処理としては処理の段階に応じて複数の種別がある。処理の種別としては例えば図3に示すように,処理室内状態調整処理(処理室内状態安定化処理)310と,その後に行うエッチング処理320とがある。
処理室内状態調整処理310は,例えば処理室内に調整用基板(ダミー基板)を搬入して,エッチング処理320とほぼ同様の条件(例えばレシピ,タイミングなど)の処理を実行することにより,処理室内の温度や処理室の内壁などに付着する反応生成物の量を調整し,処理室110内を後に続くエッチング処理320に適した状態にすることを目的として行われる。この処理室内状態調整処理310は,複数枚(例えば3枚)の調整用のウエハ(以下,「ダミーウエハ」という)が処理室110内に搬入されるごとに連続して実行される。
処理室内状態調整処理310では,例えば処理室110に処理室110内にダミーウエハWdを搬入し,調整用レシピに基づいてダミーウエハWdに対して処理を実施する。この調整用レシピは,例えばエッチング処理320で用いられるエッチングレシピとほぼ同様の内容に設定される。また,ダミーウエハWdは,例えばエッチング処理320が施されて最終的に製品となるプロセス処理用のウエハ(以下,「プロセス処理用ウエハ」という)Wpと同様のものが用いられる。こうして例えば3枚のダミーウエハWdが順次連続して処理されることによって,処理室110内がその後のエッチング処理を行うのに最適な状態に調整され,処理室110内を安定化させることができる。
エッチング処理320は,複数枚の処理室内状態調整処理310が行われた後に実行される。エッチング処理320は,処理室110内のプロセス処理用ウエハに対して所定のエッチングレシピに基づいてエッチングを行うための処理である。エッチング処理320は,複数枚(例えば1ロット25枚)のプロセス処理用ウエハWpが処理室110内に搬入されるごとに連続して実行される。
エッチング処理320では例えば先ずゲートバルブ132を開状態にしてエッチング処理対象であるプロセス処理用ウエハWpを処理室110内に搬入してサセプタ111の上に載置する。ここで,直流電源122から直流電圧を電極板120に印加してプロセス処理用ウエハWpをサセプタ111に吸着させる。
次に,上部電極133から処理ガス(例えば,Cガス,Oガス,およびArガスを含む混合ガス)を所定の流量および流量比で処理室110内に導入し,APCバルブ114等を用いて処理室110内の圧力を制御する。さらに,高周波電源118から高周波電力をサセプタ111に印加すると共に,高周波電源152から高周波電力を上部電極133に印加する。これによって,上部電極133から吐出された処理ガスが空間Sにおいてプラズマ化する。このプラズマによって生成されるラジカルやイオンは,フォーカスリング124によってプロセス処理用ウエハWpの表面に収束され,それによりプロセス処理用ウエハWpの表面は物理的または化学的にエッチングされる。
このようなエッチング処理が完了すると,その処理済みのプロセス処理用ウエハWpを処理室110から搬出する。こうして,1ロット例えば25枚のプロセス処理用ウエハWpに対するエッチング処理320を連続して行った後,一連の処理を完了する。
ところで,上記のようにエッチング処理320が連続して行われると,処理室110内にパーティクルが発生する虞がある。また,処理室内状態調整処理310においても,エッチング処理320と同様の処理が連続して行われるため,処理室110内にパーティクルが発生する可能性がある。このため,このような処理室内で行われる処理の後には,パーティクルを除去するために,処理室内をクリーニングする必要がある。
ところが,処理室内状態調整処理310においても,例えばエッチング処理320と同様の条件で処理室110内のクリーニングを実行すると,クリーニングの過不足が生じる場合がある。例えばクリーニング不足の場合にはパーティクルが発生したり,クリーニング過剰の場合には処理室内状態(例えば内壁に付着する反応生成物の量,処理室内の温度)などが最適にならず,製品用ウエハのプロセス処理に影響を与えたりするなどの不都合がある。これでは,製品用ウエハ上に製造される半導体デバイスの品質劣化にも繋がる虞もある。
そこで,本発明にかかる処理室内のクリーニングでは,処理の種別に応じたクリーニングを行うことができるようにした。これによれば,処理の種別ごとに最適なクリーニングを行うことができるので,クリーニングの過不足を防止することができる。これにより,処理室内の状態を最適な状態に保つことができる。
(処理室内クリーニング)
このような本実施形態にかかる処理室110内のクリーニングについて説明する。プラズマ処理装置100において,処理室110内のクリーニングは,処理室内状態調整処理310やエッチング処理320と同様に制御部200によって制御されるものであり,具体的には制御部200に備えられたプログラムデータ記憶手段280に格納されているクリーニングプログラム282が実行されることによって実現されるものである。このときクリーニングプログラム282は,設定情報記憶手段290に格納されているクリーニング設定情報292を参照する。
ここでクリーニング設定情報292の内容について図4を参照しながら説明する。このクリーニング設定情報292には,例えば図4(a)に示したクリーニングレシピデータテーブルと,図4(b)に示したクリーニングレシピ割付データテーブルで管理されるデータが含まれる。
図4(a)のクリーニングレシピデータテーブルは,少なくともクリーニングレシピAとクリーニングレシピBが設定できるように構成されており,クリーニングレシピの設定項目としては,例えば,処理室内圧力(P,P),電極印加電力(W,W),クリーニングガス種(Gガス,Gガス),クリーニングガス流量(Q,Q),クリーニング時間(t,t),処理室内温度(T,T)が用意される。このうち,電極印加電力には,上部電極印加電力および下部電極印加電力が含まれ,処理室内温度には,上部電極温度,下部電極温度,および処理室内壁温度が含まれる。以下,クリーニングレシピAとクリーニングレシピBの例を挙げる。
[クリーニングレシピA]
処理室内圧力(P): 100mT
上部電極/下部電極印加電力(W): 300W/0W
クリーニングガス種(Gガス): Oガス
クリーニングガス流量(Q): 800sccm
クリーニング時間(t): 40sec
上部電極/下部電極/処理室内壁温度(T): 60℃/60℃/20℃
[クリーニングレシピB]
処理室内圧力(P): 100mT
上部電極/下部電極印加電力(W): 300W/0W
クリーニングガス種(Gガス): Oガス
クリーニングガス流量(Q): 800sccm
クリーニング時間(t): 20sec
上部電極/下部電極/処理室内壁温度(T): 60℃/60℃/20℃
本実施の形態においては,クリーニングレシピAとクリーニングレシピBの違いはクリーニング時間のみであるが,より多様なデータをクリーニングレシピデータテーブルに入力することが可能である。また,さらに多くのレシピを登録することも可能である。
図4(b)のクリーニングレシピ割付データテーブルは,図3に示した処理種別ごとにクリーニングレシピが設定できるように構成されている。ここの例では,処理室内状態調整処理310にはクリーニングレシピAが設定されており,エッチング処理320にはクリーニングレシピBが設定されている。
なお,図4(a)のクリーニングレシピデータテーブルと図4(b)のクリーニングレシピ割付データテーブルは,クリーニングレシピをキーとして関連付けされている。したがって,想定されるクリーニングレシピを予めクリーニングレシピデータテーブルにいくつか登録しておくことで,クリーニングレシピ割付データテーブルの更新,すなわち各種処理に対するクリーニングレシピの割付変更が容易となる。
これらクリーニングレシピデータテーブルとクリーニングレシピ割付データテーブルの内容は,例えば上述した入出力手段250(図2参照)などからオペレータの操作により更新可能である。また,制御部200にネットワーク(図示せず)を介して接続されるホスト装置(図示せず)から更新することも可能である。
次に,第1実施形態にかかる処理室内のクリーニングを実行する場合のプラズマ処理装置100の処理について図面を参照しながら説明する。図5は,本実施形態にかかるプラズマ処理装置が行う処理を示すブロック図である。ここでは,処理室内で行われる処理として,例えば3枚のダミーウエハWdに対して連続してエッチング処理と同様のエッチングレシピで処理室内状態調整処理310を行った後,続いて例えば1ロット25枚のプロセス処理用ウエハWpに対して連続してエッチング処理320を行う場合を例に挙げる。
このような処理室内で行われるウエハ1枚の処理が終了するごとに,その処理の種別に応じて処理室内のクリーニングを行う。具体的には,図5に示すように,制御部200は1枚のダミーウエハWdによる処理室内状態調整処理310が終了するごとに,例えばダミーウエハWdを搬出した状態で処理室110内のクリーニングを実行し,1枚のプロセス処理用ウエハWpに対する処理が終了するごとに,例えばプロセス用ウエハWpを搬出した状態で処理室110内のクリーニングを実行する。
なお,図5において,“SS”はダミーウエハWd1枚あたりの処理室内状態調整処理310を示し,“E”はプロセス処理用ウエハWp1枚あたりのエッチング処理320を示し,“C”は処理室110内のクリーニングを示している。なお,図5は,処理室内状態調整処理310を行う時間の方がエッチング処理320を行う時間よりも長い場合の具体例を示す。
この場合の処理室内のクリーニングの具体例を図面を参照しながら説明する。図6は本実施形態にかかる処理室内のクリーニングの具体例を示すフローチャート,図7は図6に示すクリーニング実行内容の具体例を示すフローチャートである。
図6に示すように,先ずステップS110にて制御部200は処理室110で行われた処理の種別を判定する。具体的には例えば設定情報記憶手段290に各ウエハについての処理の種別を含む処理情報を予め記憶しておき,その処理情報に基づいて処理の種別を判定する。なお,処理の種別の判定は,上記の他,例えば設定情報記憶手段290にウエハごとの処理履歴情報を記憶しておき,その処理履歴情報に基づいて判定するようにしてもよい。
次いで,ステップS120にて,制御部200はクリーニングレシピ割付データテーブル(図4参照)から上記ステップS110で判定した処理の種別に割り付けられているクリーニングレシピを読み出す。本実施形態では,処理の種別が処理室内状態調整処理310であると判断した場合にはクリーニングレシピAを読み出し,処理の種別がエッチング処理320である場合と判定した場合にはクリーニングレシピBを読み出す。
そして,制御部200は上記ステップS120において読み出したクリーニングレシピに基づいてプラズマ処理装置100の動作を制御して,ステップS130以降の処理にて処理室110内のクリーニングを実行する。
先ず制御部200は処理室内のクリーニングを実行するのに先立って,ステップS130にて実行前チェックを行う。この実行前チェックは処理室110がクリーニングを正常に実行できる状態にあるかどうかをチェックするものである。
例えばウエハWのプロセス処理が実行されている場合,処理室110内にウエハWが存在する場合,処理室110からウエハWが搬出されている途中である場合,あるいは処理室110のメンテナンスが実行されている場合などには,処理室110がクリーニングを正常に実行できる状態にはない。例えば,処理ガスの導入中,ウエハWの温度調整等のためのバックガスの導入中,ウエハWを吸着保持する電極板120(静電チャック)の制御中,および高周波電源の制御中などは,ウエハWのプロセス処理中と判断される。また,処理室110のゲートバルブ132が開いているときは,ウエハWの搬入出途中であると判断され,処理室110の蓋が開放されているときは,メンテナンスが実行されている判断される。なお,この実行前チェックは処理の種別の判定前に行うようにしてもよい。
制御部200は,この実行前チェックによって処理室110の状態がクリーニングに適さないと判断した場合,例えばクリーニングをエラー終了する(図示せず)。これに対して,処理室110がクリーニングを正常に実行できる状態にあると判断した場合には,ステップS200にて処理室内のクリーニングを実行する。
ここで,ステップS200におけるクリーニングの実行内容の具体例を図7を参照しながら説明する。まず,制御部200は,ステップS210にてAPCバルブ114,TMP115,およびDP116を制御して処理室110内の圧力を100mTに調整し,上部電極としての上部電極133,下部電極としてのサセプタ111,および処理室110の内壁の各温度を60℃,60℃,20℃に調整する。また,スイッチ151を切り替えることによって,サセプタ111を電気的フローティング状態に設定する。同様に,電極板120と直流電源122との導通を断って,電極板120を電気的フローティング状態に設定する。
次いで,制御部200は,ステップS220において,上部電極133からクリーニングガスとしてのOガスを処理室110内の空間Sに供給する。このときの流量は,クリーニングレシピAまたはクリーニングレシピBに従って,800sccm(cm/min,1atm,0℃)に調整される。
そして,ステップS230において,高周波電源152から上部電極133に所定の高周波電力,ここではクリーニングレシピAまたはクリーニングレシピBに従って300Wの高周波電力が印加される。これによって上部電極133の近傍で,クリーニングガスからプラズマが発生し,イオンやラジカルが生成される。
このときサセプタ111が電気的フローティング状態に設定されているため,サセプタ111に大きなセルフバイアスが発生することはなく,サセプタ111へのイオンの引き込み力が緩和される。つまり,サセプタ111の上面に到達したイオンはこの上面に小さい運動エネルギーをもって衝突することになるため,サセプタ111上面がイオンによって削られてしまうことはなくなる。
一方,イオンと同様にサセプタ111の上面に到達したラジカルは,サセプタ111の上面に堆積した反応生成物に接触し,他の揮発性反応生成物を生成する。この揮発性反応生成物は,サセプタ111の上面から容易に離脱(揮発)し,本排気ラインや粗引きラインを経由して処理室110の外へ排出される。こうして,サセプタ111の上面やその他の部位のクリーニングが行われて処理室110内の清浄化が進む。
そして,ステップS240にて所定時間が経過したか否かを判断する。ここでの所定時間は,例えばクリーニングレシピで設定されたクリーニング時間である。ステップS240にて所定時間が経過したと判断した場合は,ステップS250にて上部電極133への高周波電力の印加を停止し,ステップS260にてクリーニングガスであるOガスの処理室110内への供給を停止する。そして,スイッチ151を切り替えて,サセプタ111と高周波電源118を電気的に接続させる。こうして,処理室内のクリーニングが終了すると,次の処理室内の処理があればその処理が実行される。
このような本実施形態にかかる処理室内のクリーニングにおいては,例えば処理室内状態調整処理310が行われた後の場合は,上記ステップS120にて,図4(a)に示すクリーニングレシピデータテーブルおよび図4(b)に示すクリーニングレシピ割付データテーブルに基づいてクリーニングレシピAが読み出される。これにより,図5に示すようにダミーウエハWによる処理室内状態調整処理310が行われた後ごとに毎回,実質的に40secのクリーニングが実施される。
また,エッチング処理320の後の場合は,上記ステップS120において,図4(a)に示すクリーニングレシピデータテーブルおよび図4(b)に示すクリーニングレシピ割付データテーブルに基づいてクリーニングレシピBが読み出される。これにより,図5に示すように1枚の製品用ウエハWのエッチング処理が行われた後ごとに毎回,実質的に20secのクリーニングが実施される。
以上のように第1実施形態によれば,処理室110内で行われる処理の種別(処理室内状態調整処理310とエッチング処理320)ごとのクリーニング設定情報292(クリーニングレシピ)が用意されるので,これらを最適な値に設定することによって,処理の種別に応じたクリーニングを実行することができる。これにより,処理室110内の状態を最適な状態にすることができる。
また,処理室内状態調整処理310では,プロセス処理の内容に応じて必要となる処理室内の状態も異なる。このため,処理室内状態調整処理310におけるクリーニング時間は,プロセス処理で必要となる処理室の状態に応じて設定することが好ましい。例えば本実施形態では,処理室内状態調整処理310の場合におけるクリーニングの実行時間(例えば40sec)を,エッチング処理320(プロセス処理)の場合におけるクリーニングの実行時間(例えば20sec)よりも長い時間に設定している。これによれば,例えばエッチング処理よりも長い時間がかかるような処理室内状態調整処理310におけるクリーニング不足が生じないように調整することができるので,処理室110内の状態を最適な状態にすることができる。なお,プロセス処理で必要となる処理室の状態によっては,処理室内状態調整処理310の場合におけるクリーニングの実行時間をプロセス処理におけるクリーニング時間よりも短く設定するようにしてもよい。
そして,本実施形態においては,クリーニングレシピAとクリーニングレシピBのように,クリーニング時間のみが異なる場合を例に挙げて説明したが,他の設定項目,例えばクリーニングガス流量や処理室内温度を変えたクリーニングレシピを用意するようにしてもよい。例えば処理室内状態調整処理310の場合におけるクリーニングの処理室内温度をエッチング処理320(プロセス処理)の場合におけるクリーニングの処理室内温度よりも高い温度に設定すれば,本実施形態の具体例のようにクリーニング時間を長くしなくても,処理室内状態調整処理310におけるクリーニング不足が生じないように調整することができる。
また,本実施形態では例えば図4(b)に示すようなクリーニングレシピ割付データテーブルを備えるので,処理の数より多くのクリーニングレシピを用意しておけば,所望の処理の種別に対して所望のクリーニングレシピを選択して割付けるようにすることができるので,クリーニングレシピの設定をより簡単に行うことができる。なお,クリーニングレシピA,Bの設定項目は上記のものに限定されるものではなく,増減可能である。
(第2実施形態)
次に,本発明の第2実施形態にかかるプラズマ処理装置について説明する。第2実施形態にかかるプラズマ処理装置の構成を示すブロック図は,図1に示すものと同様であるため,その詳細な説明を省略する。第1実施形態では処理室110で行われる処理の種別ごとにクリーニングレシピを変えられる場合について説明したが,第2実施形態では処理室110で行われる処理の種別ごとにさらにクリーニングタイミングを変えられる場合について説明する。
具体的には,第2実施形態における制御部200の設定情報記憶手段290には,クリーニング設定情報292として,図4に示すようなクリーニングレシピデータテーブルとクリーニングレシピ割付データテーブルの他に,図8に示すようなクリーニングタイミングデータテーブルが記憶される。このクリーニングタイミングデータテーブルは,処理の種類ごとにどのようなタイミングでクリーニングを実行するかについての設定情報である。
ここでは,クリーニングタイミングをウエハの枚数で設定する場合の例を挙げる。具体的には処理室内状態調整処理310の場合のクリーニング実行のタイミングは,ダミーウエハWdの枚数に基づいて設定される。また,エッチング処理320の場合のクリーニング実行のタイミングは,プロセス処理用ウエハWpの枚数に基づいて設定される。例えば図8に示すクリーニングタイミングデータテーブルの例によれば,処理室内状態調整処理310の場合では,ダミーウエハWdが1枚処理されるごとにクリーニングが実行され,エッチング処理320の場合では,プロセス処理用ウエハWpが2枚処理されるごとにクリーニングが実行される。
(クリーニングの具体例)
次に,第2実施形態にかかる処理室内のクリーニングについて図面を参照しながら説明する。図9は本実施形態にかかるプラズマ処理装置が行う処理を示すブロック図である。ここでは,処理室内で行われる処理として,例えば3枚のダミーウエハWdに対して連続してエッチング処理と同様のエッチングレシピで処理室内状態調整処理310を行った後,続いて例えば1ロット25枚のプロセス処理用ウエハWpに対して連続してエッチング処理320を行う場合を例に挙げる。
このような処理室内で行われるウエハ1枚の処理が終了するごとに,その処理の種別に応じて処理室内のクリーニングを行う。本実施形態ではクリーニングタイミングを設定するので,設定されたクリーニングタイミングによっては,処理室内で行われる処理の後にクリーニングを行わない場合もある。
なお,図9においても,図5に示す場合と同様に,“SS”はダミーウエハWd1枚あたりの処理室内状態調整処理310を示し,“E”はプロセス処理用ウエハWp1枚あたりのエッチング処理320を示し,“C”は処理室110内のクリーニングを示している。
この場合の処理室内のクリーニングの具体例を図面を参照しながら説明する。図10は本実施形態にかかる処理室内のクリーニングの具体例を示すフローチャートである。図10に示すように,先ずステップS310にて制御部200は処理室110で行われた処理の種別を判定する。具体的には例えば設定情報記憶手段290に予め記憶されている各ウエハについての処理の種別を含む処理情報に基づいて処理の種別を判定する。
次いで,ステップS320にて制御部200は例えば図8に示すようなクリーニングタイミングデータテーブルに基づいて上記ステップS310で判定した処理の種別に割り付けられているタイミングデータを読み出す。本実施形態においては,処理の種別が処理室内状態調整処理310であると判定した場合にはタイミングデータ(1枚)を読み出し,処理の種別がエッチング処理320であると判定した場合にはタイミングデータ(2枚)を読み出す。
次いで,ステップS330にて読出した枚数がクリーニングタイミングの枚数であるか否かを判断する。具体的には例えば各処理が終了するごとにウエハの枚数をカウントし,カウント値を例えばRAM230に一時的に格納しておく。そして,上記ステップS320で読み出したタイミングデータの枚数とRAM230に格納されているカウント値の枚数とを比較して,クリーニングタイミングの枚数に達していないと判断した場合には,処理室内のクリーニングを実行しないで終了する。
これに対して,ステップS330にてクリーニングタイミングの枚数に達したと判断した場合は,上記カウント値を0にしてステップS340以降にて処理室内のクリーニングを実行する。すなわち,ステップS340にて例えば図4に示すクリーニングレシピ割付データテーブルから上記ステップS310で判定した処理の種別に割り付けられているクリーニングレシピを読み出し,ステップS350にて実行前チェックを行う。このステップS350では図6に示すステップS130と同様の処理を行うため,その詳細な説明は省略する。なお,この実行前チェックは処理の種別の判定前に行うようにしてもよい。
この実行前チェックによって処理室110の状態がクリーニングに適さないと判断した場合,例えばクリーニングをエラー終了する(図示せず)。これに対して,処理室110がクリーニングを正常に実行できる状態にあると判断した場合,ステップS200にて上記クリーニングレシピに従って処理室110内のクリーニングを実行する。こうして,処理室内のクリーニングが終了すると,次の処理室内の処理があればその処理が実行される。
このような本実施形態にかかる処理室内のクリーニングにおいては,例えば処理室内状態調整処理310が行われた後の場合は,上記ステップS320にて図8に示すクリーニングタイミングデータテーブルに基づいてタイミングデータ“1枚”が読み出されるとともに,上記ステップS340にて図4(a)に示すクリーニングレシピデータテーブルおよび図4(b)に示すクリーニングレシピ割付データテーブルに基づいてクリーニングレシピAが読み出される。これにより,図9に示すようにダミーウエハWdによる処理室内状態調整処理310が行われた後ごとに毎回,実質的に40secのクリーニングが実施される。
また,エッチング処理320の後の場合は,上記ステップS320にて,図8に示すクリーニングタイミングデータテーブルに基づいてタイミングデータ“2枚”が読み出され,上記ステップS340にて図4(a)に示すクリーニングレシピデータテーブルおよび図4(b)に示すクリーニングレシピ割付データテーブルに基づいてクリーニングレシピBが読み出される。これにより,図9に示すように,プロセス処理用ウエハWp2枚のエッチング処理が連続して行われた後ごとに,実質的に20secのクリーニングが実施される。
以上のように第2実施形態によれば,処理室110内で行われる処理の種別(処理室内状態調整処理310とエッチング処理320)ごとのクリーニング設定情報292(クリーニングレシピとクリーニングタイミング)が用意されるので,これらを最適な値に設定することによって,処理の種別に応じたクリーニングを実行することができる。これにより,処理室110内の状態(チャンバコンディション)を最適な状態にすることができ,またスループットを向上させることができる。
なお,第2実施形態では,クリーニングタイミングはダミーウエハWdおよびプロセス処理用ウエハWpの枚数に基づいて設定される場合を例に挙げたが,必ずしもこれに限定されるものではなく,経過時間に基づいてクリーニングタイミングを設定するようにしてもよい。また,処理の種別ごとにクリーニング回数を設定して,各処理において,ほぼ均等な時間間隔で所定の回数のクリーニングが実行されるようにしてもよい。なお,例えばプロセス処理の連続回数が多くなるに従って処理室110内のパーティクルが増加していくと考えられるケースでは,最初は長い間隔をおいてクリーニングが実行され,次第に短い間隔でクリーニングが実行されるようにしてもよい。
また,クリーニングタイミングデータとしては,さらに処理室110での処理に先立って各ウエハについての処理情報(処理の種別を含む)に付加されるデータであってもよい。この付加データは,例えば図8に示すようなクリーニングタイミングデータテーブルに基づいてそのウエハの処理情報に付加する。
例えば複数のウエハを収容するウエハカセットから1枚ずつウエハを取出して処理室110へ搬送し,そのウエハの処理を実行するような基板処理装置の場合には,ウエハカセットからウエハを取出すごとにそのウエハの処理情報に付加データを付加するようにしてもよい。
具体的にはウエハカセットからウエハを取出すごとに枚数をカウントし,そのカウント値を例えばRAM230に各ウエハの処理の種別ごとに一時的に記憶しておく。そして,そのウエハ枚数のカウント値が例えば図8に示すようなクリーニングタイミングのウエハ枚数に達していないと判断した場合には処理室内のクリーニングを行わないとする付加データ(クリーニング無データ)を付加する。また,クリーニングタイミングのウエハ枚数に達したと判断した場合にはカウント値を0にして処理室内のクリーニングを行う付加データ(クリーニング有データ)を付加する。
ここで,上記のようにクリーニングタイミングをウエハの処理情報に付加される付加データに基づいて判断する場合の処理室内のクリーニングの具体例を図11に示す。図11に示すように,ステップS410にて処理の種別を判定し,ステップS420にてクリーニングタイミングデータを読み出し,ステップS430にてクリーニングするか否かを判断する。ここでは,ウエハについての処理情報(処理の種別を含む)に基づいて処理の種別を判定し,その処理情報に付加されている付加データをクリーニングタイミングデータとして読出して,この付加データに基づいて処理室内のクリーニングをするか否かを判断する。
ステップS430にて付加データが処理室内のクリーニングを実行しないクリーニング無データの場合には,処理室内のクリーニングを実行しないで終了する。これに対して,ステップS430にて処理室内のクリーニングを実行するクリーニング有データの場合には,ステップS440以降にて処理室内のクリーニングを実行する。
すなわち,ステップS440にて例えば図4に示すクリーニングレシピ割付データテーブルから上記ステップS410で判定した処理の種別に割り付けられているクリーニングレシピを読み出し,ステップS450にて実行前チェックを行う。このステップS450では図6に示すステップS130と同様の処理を行うため,その詳細な説明は省略する。なお,この実行前チェックは処理の種別の判定前に行うようにしてもよい。
この実行前チェックによって処理室110の状態がクリーニングに適さないと判断した場合,例えばクリーニングをエラー終了する(図示せず)。これに対して,処理室110がクリーニングを正常に実行できる状態にあると判断した場合,ステップS200にて上記クリーニングレシピに従って処理室110内のクリーニングを実行する。こうして,処理室内のクリーニングが終了すると,次の処理室内の処理があればその処理が実行される。
このように,図11に示すような処理室内のクリーニングによれば,ウエハの処理情報の付加データだけでクリーニングを実行するか否かを簡単に判断することができる。しかも,処理室内のクリーニングを実行するごとにクリーニングタイミングに達したか否かを判断しなくて済むので,スループットを向上させることができる。
なお,本発明を適用する基板処理装置としては,複数の処理室を備え,ウエハカセットから取出したウエハを各処理室に順番に搬送して連続処理するものであってもよい。このような基板処理装置に本発明を適用する場合には,各処理室110ごとに図6,図10,図11に示すフローチャートによりクリーニングを実行するようにしてもよい。これにより,各処理室110を処理の種別に応じて所望のタイミングでクリーニングすることができる。
さらに,各処理室110ごとに図11に示すフローチャートによりクリーニングを実行する場合には,各処理室での処理の前,例えばウエハカセットからウエハを取出す際に,各処理室ごとにウエハ枚数で設定されるクリーニングタイミングに基づいて,そのウエハの処理情報に各処理室ごとの付加データを付加するようにしてもよい。これにより,各処理室110でクリーニングを実行するか否かを簡単に判断することができる。
なお,上記第1,第2実施形態においては,処理室で行われる処理の種別として,処理室内に調整用ウエハWdを搬入して行う処理室内状態調整処理と,処理室内にプロセス処理用ウエハWpを搬入して行うエッチング処理を例に挙げて説明したが,その他,例えば1ロット(例えば25枚)のプロセス処理用ウエハWpのエッチング処理が終了した後に,処理室内にクリーニング用ウエハWcを搬入して他のクリーニング処理を行う場合には,このクリーニング処理も処理の種別の1つとしてもよい。
このような他のクリーニング処理は,1ロット(例えば25枚)のプロセス処理用ウエハWpのエッチング処理を実行する前や,そのエッチング処理の途中で行う場合もある。そのような他のクリーニング処理の後にさらに本発明にかかる処理室内のクリーニングを行う場合には,図4(a),(b)に示すクリーニングレシピのデータ,図8に示すクリーニングタイミングのデータを追加して,他の処理の種別とは別個にレシピとタイミングを設定できるようにしてもよい。なお,他のクリーニング処理の代用として本発明にかかる処理室内のクリーニングを行うことも可能である。
上記第1,第2実施形態における処理室内のクリーニングは,処理室で行われる処理が終了してウエハが搬出された後に,処理室110内にウエハが存在しない状態で行うクリーニング(いわゆる,ウエハレスクリーニング)である場合について説明したが,必ずしもこれに限定されるものではなく,処理室110で行われる処理が終了してウエハが搬出された後に,さらに別のクリーニング用ウエハを処理室110内に搬入して,そのクリーニング用ウエハが存在する状態で行うクリーニングであってもよい。
また,上記第1,第2実施形態における処理室内のクリーニングは,処理室内にプラズマを発生させて行うクリーニングの場合について説明したが,必ずしもこれに限定されるものではなく,処理室内にプラズマを発生させないで行うクリーニング(いわゆるプラズマレスクリーニング)であってもよい。
なお,プラズマを発生させて行うクリーニングでは,発生したプラズマによる電極板120の静電除去作用があるので,電極板120の静電除去処理を別途行う必要がない。これに対して,プラズマレスクリーニングを行う場合にはプラズマが発生しないため,電極板120の静電除去処理を別途行う必要がある。
上記第1,第2実施形態により詳述した本発明については,複数の機器から構成されるシステムに適用しても,1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体等の媒体をシステムあるいは装置に供給し,そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムを読み出して実行することによっても,本発明が達成され得る。
この場合,記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり,そのプログラムを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムを供給するための記憶媒体等の媒体としては,例えば,フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−RW,DVD+RW,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどが挙げられる。また,媒体に対してプログラムを,ネットワークを介してダウンロードして提供することも可能である。
なお,コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより,上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく,そのプログラムの指示に基づき,コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い,その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も,本発明に含まれる。
さらに,記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムが,コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後,そのプログラムの指示に基づき,その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い,その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も,本発明に含まれる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上記第1,第2実施形態では,ウエハに対してエッチング処理を行うプラズマ処理装置に本発明を適用した場合について説明したが,必ずしもこれに限定されるものではなく,ウエハに対して成膜処理を行う例えばプラズマCVD装置,スパッタリング装置,熱酸化装置などの成膜装置に本発明を適用してもよい。さらに本発明は,基板としてウエハ以外の例えばFPD(フラットパネルディスプレイ),フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板処理装置やMEMS(マイクロエレクトロメカニカルシステム)製造装置にも適用できる。
本発明は,基板処理装置のクリーニング方法,基板処理装置,プログラムを記録した記録媒体に適用可能である。
本発明の第1実施形態にかかるプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。 図1に示す制御部の構成例を示すブロック図である。 同実施形態にかかる処理室内で行われる処理の具体例を示すブロック図である。 図2に示すクリーニング設定情報の具体例を示す図である。 同実施形態にかかるプラズマ処理装置の処理を示すブロック図である。 同実施形態にかかるクリーニングの具体例を示すフローチャートである。 図6に示すクリーニング実行内容の具体例を示すフローチャートである。 図2に示すクリーニング設定情報の具体例を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかるプラズマ処理装置の処理を示すブロック図である。 同実施形態にかかるクリーニングの具体例を示すフローチャートである。 同実施形態にかかるクリーニングの他の具体例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 プラズマ処理装置
110 処理室
111 サセプタ
112 排気路
113 バッフル板
114 APCバルブ
115 TMP
116 DP
117 排気管
118 高周波電源
119 整合器
120 電極板
122 直流電源
124 フォーカスリング
125 冷媒室
126 配管
127 伝熱ガス供給孔
128 伝熱ガス供給ライン
129 伝熱ガス供給管
130 プッシャーピン
131 搬入出口
132 ゲートバルブ
133 上部電極
134 ガス通気孔
136 電極支持体
137 バッファ室
138 処理ガス導入管
142 上部電極
144 真空排気口
150 導線
151 スイッチ
152 高周波電源
200 制御部
210 CPU
220 ROM
230 RAM
240 表示手段
250 入出力手段
260 報知手段
270 各種コントローラ
280 プログラムデータ記憶手段
282 クリーニングプログラム
290 設定情報記憶手段
292 クリーニング設定情報
310 処理室内状態調整処理
320 エッチング処理
W ウエハ
Wd 調整用ウエハ(ダミーウエハ)
Wp プロセス処理用ウエハ(製品用ウエハ)

Claims (12)

  1. 処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法であって,
    前記処理の種別として少なくとも前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とを含み,その処理の種別ごとに設定情報記憶手段に予め記憶されたクリーニングレシピに基づいて,前記処理の種別に応じたレシピで前記処理室内クリーニングを実行し,
    前記クリーニングレシピは,少なくとも前記処理室内クリーニングの実行時間を含み,前記処理室内状態調整処理後の前記処理室内クリーニングの実行時間は,前記プロセス処理後の前記処理室内クリーニングの実行時間よりも長い時間に設定したことを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法。
  2. 処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法であって,
    前記処理の種別として少なくとも前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とを含み,その処理の種別ごとに設定情報記憶手段に予め記憶されたクリーニングレシピに基づいて,前記処理の種別に応じたレシピで前記処理室内クリーニングを実行し,
    前記クリーニングレシピは,少なくとも前記処理室内の温度を含み,前記処理室内状態調整処理後の前記処理室内クリーニングにおける前記処理室内温度は,前記プロセス処理後の前記処理室内クリーニングにおける前記処理室内温度よりも高い温度に設定したことを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法。
  3. 処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法であって,
    前記処理の種別として少なくとも前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とを含み,その処理の種別ごとにクリーニングレシピを予め記憶する設定情報記憶手段を備え,
    前記処理室で行われた処理の種別を判定する工程と,
    判定した処理の種別に対応するクリーニングレシピを前記設定情報記憶手段から取得する工程と,
    取得したクリーニングレシピに基づいて,前記処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する工程と,を有し,
    前記クリーニングレシピは,少なくとも前記処理室内クリーニングの実行時間を含み,前記処理室内状態調整処理後の前記処理室内クリーニングの実行時間は,前記プロセス処理後の前記処理室内クリーニングの実行時間よりも長い時間に設定したことを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法。
  4. 処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法であって,
    前記処理の種別として少なくとも前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とを含み,その処理の種別ごとにクリーニングレシピを予め記憶する設定情報記憶手段を備え,
    前記処理室で行われた処理の種別を判定する工程と,
    判定した処理の種別に対応するクリーニングレシピを前記設定情報記憶手段から取得する工程と,
    取得したクリーニングレシピに基づいて,前記処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する工程と,を有し,
    前記クリーニングレシピは,少なくとも前記処理室内の温度を含み,前記処理室内状態調整処理後の前記処理室内クリーニングにおける前記処理室内温度は,前記プロセス処理後の前記処理室内クリーニングにおける前記処理室内温度よりも高い温度に設定したことを特徴とする基板処理装置のクリーニング方法。
  5. 前記クリーニングは,前記処理室内にプラズマを発生させることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の基板処理装置のクリーニング方法。
  6. 処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置であって,
    前記処理の種別として少なくとも前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とを含み,その処理の種別ごとにクリーニングレシピを予め記憶する設定情報記憶手段と,
    前記クリーニングを行う際,前記設定情報記憶手段から取得したクリーニングレシピに基づいて,前記処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する制御部と,を備え
    前記クリーニングレシピは,少なくとも前記処理室内クリーニングの実行時間を含み,前記処理室内状態調整処理後の前記処理室内クリーニングの実行時間は,前記プロセス処理後の前記処理室内クリーニングの実行時間よりも長い時間に設定したことを特徴とする基板処理装置。
  7. 処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置であって,
    前記処理の種別として少なくとも前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とを含み,その処理の種別ごとにクリーニングレシピを予め記憶する設定情報記憶手段と,
    前記クリーニングを行う際,前記設定情報記憶手段から取得したクリーニングレシピに基づいて,前記処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する制御部と,を備え
    前記クリーニングレシピは,少なくとも前記処理室内の温度を含み,前記処理室内状態調整処理後の前記処理室内クリーニングにおける前記処理室内温度は,前記プロセス処理後の前記処理室内クリーニングにおける前記処理室内温度よりも高い温度に設定したことを特徴とする基板処理装置。
  8. 処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置であって,
    前記処理の種別として少なくとも前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とを含み,その処理の種別ごとにクリーニングレシピを予め記憶する設定情報記憶手段と,
    前記クリーニングを行う際,前記処理室で行われた処理の種別を判定し,判定した処理の種別に対応するクリーニングレシピを前記設定情報記憶手段から取得し,取得したクリーニングレシピに基づいて,前記処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する制御部と,を備え,
    前記クリーニングレシピは,少なくとも前記処理室内クリーニングの実行時間を含み,前記処理室内状態調整処理後の前記処理室内クリーニングの実行時間は,前記プロセス処理後の前記処理室内クリーニングの実行時間よりも長い時間に設定したことを特徴とする基板処理装置。
  9. 処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置であって,
    前記処理の種別として少なくとも前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とを含み,その処理の種別ごとにクリーニングレシピを予め記憶する設定情報記憶手段と,
    前記クリーニングを行う際,前記処理室で行われた処理の種別を判定し,判定した処理の種別に対応するクリーニングレシピを前記設定情報記憶手段から取得し,取得したクリーニングレシピに基づいて,前記処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する制御部と,を備え,
    前記クリーニングレシピは,少なくとも前記処理室内の温度を含み,前記処理室内状態調整処理後の前記処理室内クリーニングにおける前記処理室内温度は,前記プロセス処理後の前記処理室内クリーニングにおける前記処理室内温度よりも高い温度に設定したことを特徴とする基板処理装置。
  10. 前記クリーニングは,前記処理室内にプラズマを発生させることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の基板処理装置。
  11. 処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって,
    前記基板処理装置は,
    前記処理の種別として少なくとも前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とを含み,その処理の種別ごとにクリーニングレシピを予め記憶する設定情報記憶手段を備え,
    前記クリーニング方法は,
    前記処理室で行われた処理の種別を判定する工程と,
    判定した処理の種別に対応するクリーニングレシピを前記設定情報記憶手段から取得する工程と,
    取得したクリーニングレシピに基づいて,前記所定の処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する工程と,を有し,
    前記クリーニングレシピは,少なくとも前記処理室内クリーニングの実行時間を含み,前記処理室内状態調整処理後の前記処理室内クリーニングの実行時間は,前記プロセス処理後の前記処理室内クリーニングの実行時間よりも長い時間に設定したことを特徴とする記録媒体。
  12. 処理室内に基板を搬入して所定の処理を行った後に,前記処理室内のクリーニングを行う基板処理装置のクリーニング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって,
    前記基板処理装置は,
    前記処理の種別として少なくとも前記処理室内にプロセス処理用基板を搬入して行うプロセス処理と,前記プロセス処理を行う前に前記処理室内に調整用基板を搬入して前記処理室内の状態を調整する処理室内状態調整処理とを含み,その処理の種別ごとにクリーニングレシピを予め記憶する設定情報記憶手段を備え,
    前記クリーニング方法は,
    前記処理室で行われた処理の種別を判定する工程と,
    判定した処理の種別に対応するクリーニングレシピを前記設定情報記憶手段から取得する工程と,
    取得したクリーニングレシピに基づいて,前記所定の処理の種別に応じた前記クリーニングを実行する工程と,を有し,
    前記クリーニングレシピは,少なくとも前記処理室内の温度を含み,前記処理室内状態調整処理後の前記処理室内クリーニングにおける前記処理室内温度は,前記プロセス処理後の前記処理室内クリーニングにおける前記処理室内温度よりも高い温度に設定したことを特徴とする記録媒体。
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