JP2010098053A - クリーニング方法及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロットの切り替わりにおいても適切なクリーニング条件,かつ適切なタイミングでクリーニングを実行するクリーニング方法を提供する。
【解決手段】各ロットのプロセス条件とこれらプロセス条件にそれぞれ設定されたクリーニング条件とを予め記憶しておき,各処理室においてプロセス処理を実行する前に,クリーニング条件が異なるロットの切り替わりか否かを判断しS110,クリーニング条件が異なるロットの切り替わりであると判断した場合には,その処理室にクリーニング用基板を割込み搬送して,切り替わり前のロットのクリーニング条件を読み出してS120,その条件に基づいてクリーニング処理を実行しS140,クリーニング条件が同じロットの切り替わりであると判断した場合には,その処理室に対するクリーニング処理は実行しない。
【選択図】図6

Description

本発明は,基板処理装置に設けられた処理室の内部をクリーニングするクリーニング方法及び記録媒体に関する。
半導体デバイスの製造工程では,半導体ウエハやFPD用のガラス基板などの基板に対してエッチングや成膜など種々のプロセス処理がそれぞれの目的に合わせて異なるプロセス条件で実施される。例えばプラズマ処理装置などの基板処理装置では,複数枚の基板に対してプロセス処理が連続して行われる。
このような基板処理装置では,所定のタイミングで処理室内のクリーニングを実行することにより,プロセス処理の際に処理室の内壁などに堆積した反応生成物や処理室内に外部から混入する微粒子などのパーティクル(微細な粒子状の異物)を適切に除去するようにしている。
ところが,常に同じクリーニング条件でクリーニングを行っても,クリーニングの過不足が生じる虞がある。例えばクリーニング不足になると処理室内にパーティクルが発生したり,クリーニング過剰になると処理室内状態(例えば内壁に付着する反応生成物の量,処理室内の温度)などが最適にならず,プロセス処理に影響を与えたりするなどの不都合がある。これでは,基板上に製造される半導体デバイスの品質劣化にも繋がる虞もある。
このため,本発明者らは処理の種別(例えば処理室内状態調整処理,エッチング処理)ごとにクリーニング条件を設定し,その処理の種別ごとにその処理の終了後に,設定されたクリーニング条件で処理室内のクリーニングを実行することで,適切なクリーニングを行うことができる技術を提案した(例えば特許文献1参照)。
特開2007−250791号公報
ところで,複数枚の基板をロットごとに処理室に搬送してプロセス処理を実行する場合には,ロットの切り替わりでもクリーニングが必要な場合がある。例えば前のロットの処理とはプロセス条件が異なるロットの別の処理に切り替える場合には,クリーニングによって処理室内の状態を調整しておくことが好ましい。
しかしながら,このような場合にも,別の処理に設定されたクリーニング条件で処理室内をクリーニングしても,適切にクリーニングができない。すなわち,切り替わり前のロットの処理に設定されるクリーニング条件と,切り替わり後のロットの処理に設定されるクリーニング条件は異なるため,例えば切り替わり前の処理によって処理室内に堆積した付着物などは,切り替わり後のロットのクリーニング条件では適切に除去することができない。
さらに,各ロットのプロセス処理を複数の処理室で並行して実行する場合には,各処理室でプロセス処理される基板の枚数は,1つの処理室で処理する場合よりも少なくなるので,ロットの切り替わりごとに常にクリーニングを行うと,クリーニング過剰となる場合がある。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,ロットの切り替わりにおいても適切なクリーニング条件,かつ適切なタイミングでクリーニングを実行できるクリーニング方法等を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,複数枚の基板からなるロットが複数設定され,各ロットごとに前記基板を複数の処理室に搬送し,各処理室内で前記基板のプロセス処理を並行して実行する基板処理装置における各処理室のクリーニング方法であって,前記基板処理装置は,前記各ロットのプロセス条件とこれらプロセス条件にそれぞれ設定されたクリーニング条件とを記憶する記憶部を備え,前記各処理室においてプロセス処理を実行する前に,前記クリーニング条件が異なるロットの切り替わりか否かを判断し,前記クリーニング条件が異なるロットの切り替わりであると判断した場合には,その処理室にクリーニング用基板を割込み搬送して切り替わり前のロットのクリーニング条件に基づいてクリーニング処理を実行し,前記クリーニング条件が同じロットの切り替わりであると判断した場合には,その処理室に対するクリーニング処理は実行しないことを特徴とするクリーニング方法が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,複数枚の基板からなるロットが複数設定され,各ロットごとに前記基板を複数の処理室に搬送し,各処理室内で前記基板のプロセス処理を並行して実行する基板処理装置における各処理室のクリーニング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって,前記基板処理装置は,前記各ロットのプロセス条件とこれらプロセス条件にそれぞれ設定されたクリーニング条件とを記憶する記憶部を備え,前記基板処理方法は,前記各処理室においてプロセス処理を実行する前に,前記クリーニング条件が異なるロットの切り替わりか否かを判断し,前記クリーニング条件が異なるロットの切り替わりであると判断した場合には,その処理室にクリーニング用基板を割込み搬送して切り替わり前のロットのクリーニング条件に基づいてクリーニング処理を実行し,前記クリーニング条件が同じロットの切り替わりであると判断した場合には,その処理室に対するクリーニング処理は実行しないことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
このような本発明によれば,複数の基板のプロセス処理が並行して実行される各処理室において,前のロットとはクリーニング条件が異なるロットに切り替わる場合には,その処理室内のクリーニング処理が実行される。しかも,切り替わり後のロットのクリーニング条件は用いることなく,切り替わり前のロットのクリーニング条件が用いられる。これにより,例えば切り替わり前のロットのプロセス処理で処理室の内壁などに堆積した付着物などを効果的に除去できるので,次のロットのプロセス処理を適切に実行することができる。
これに対して,前のロットとはクリーニング条件が同じロットに切り替わる場合には,その処理室内のクリーニング処理は実行されない。この場合には,次のロットにおいてもほぼ同様のプロセス処理が実行されるので,処理室内をクリーニングする必要がない場合が多く,しかも,複数の処理室で並行にプロセス処理を実行する場合においても,各処理室においてクリーニングが過剰となることを防止できる。このように,本発明によればロットの切り替わりにおいても適切なクリーニング条件,かつ適切なタイミングでクリーニングを実行できる。
また,上記クリーニング処理は,基板のプロセス処理を実行した回数に応じて算出したクリーニング時間で実行することが好ましい。これによれば,実際の実行回数に応じたクリーニング時間を設定することができるので,過不足のない適切なクリーニングを実行することができる。特に,複数の処理室で並行してプロセス処理を実行する場合には,いずれかの処理室が故障などによって稼働できなくなった場合に他の処理室で予定以上の枚数をプロセス処理が実行されたとしても,その実行回数に応じたクリーニング時間が設定されるので,過不足のないクリーニングを実行できる。
また,上記記憶部は,前記各ロットのプロセス条件をこれに設定されたクリーニング条件でグループ分けしたグループ分けデータを記憶し,前記クリーニング条件が異なるロットの切り替わりか否かの判断は,前記グループ分けデータに基づいて,異なるクリーニンググループに属するか否かによって判断するようにしてもよい。これによれば,次のロットのプロセス条件が異なるクリーニンググループに属するか否かを判断すれば足りるので,クリーニング条件が異なるロットの切り替わりか否かを簡単に判断することができる。
また,上記ロットの切り替わりによるクリーニング処理とは別に,前記各処理室ごとに前記ロットの切り替わりに拘わらず,同じプロセス条件でプロセス処理が実行された回数をカウントして,そのカウント値が予め設定された使用回数に達すると,その処理室にクリーニング用基板を搬送してクリーニング処理を行うことが好ましい。これによれば,例えば同じプロセス条件のロットの処理が多く続いたときに,ロットの切り替わりによるクリーニングが行われなかったとしても,その実行回数が予め設定された使用回数に達すればクリーニング処理が実行される。これにより,各処理室内のコンディションを常に最適な状態に保つことができる。
また,上記ロットの切り替わりによるクリーニング処理のタイミングと,前記実行回数によるクリーニング処理のタイミングが重なる場合には,前記ロットの切り替わりによるクリーニング処理を実行せずに,前記実行回数によるクリーニング処理を優先して実行することが好ましい。これにより,クリーニング過剰になることを防止できる。
なお,本明細書中1mTorrは(10−3×101325/760)Pa,1sccmは(10−6/60)m/secとする。
本発明によれば,ロットの切り替わりにおいても適切なクリーニング条件,かつ適切なタイミングでクリーニングを実行できる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(基板処理装置の構成例)
まず,本発明の実施形態にかかる基板処理方法を実施可能な基板処理装置について図面を参照しながら説明する。図1は,基板処理装置の概略構成を示す断面図である。この基板処理装置100は,基板例えば半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」ともいう。)Wに対して所定のプロセス処理を行う複数(ここでは6つ)のプラズマ処理装置PM〜PMを備える処理ユニット110と,この処理ユニット110に対して大気圧雰囲気中でウエハWを搬出入させる搬送ユニット120と,基板処理装置100全体の動作を制御する制御部300とを備える。
ここでの各プラズマ処理装置PM〜PMはプラズマエッチング装置として構成した場合を例に挙げる。各プラズマ処理装置PM〜PMはそれぞれ同様に構成される。すなわち処理室210を備え,その内部に配置したウエハW上に処理ガスのプラズマを生起してウエハ表面にプラズマエッチング処理を施すように構成される。なお,各プラズマ処理装置PM〜PMの具体的構成例は後述する。
なお,図1に示す基板処理装置100は,プラズマ処理装置を6つ設けた場合を例に挙げているが,これに限定されるものではなく,5つ以下のプラズマ処理装置を備えたものであってもよい。また,図1に示す基板処理装置100には,必ずしも同様のプラズマ処理装置を設けなくてもよく,エッチング以外のプロセス処理を行う処理装置(例えば熱処理装置,成膜装置など)を設けてもよい。
上記搬送ユニット120の搬送室130は,例えばNガス等の不活性ガスや清浄空気が循環される断面略矩形状の箱体により構成されている。搬送室130における断面略矩形状の長辺を構成する一側面には,複数のカセット台132A〜132Cが並設されている。これらカセット台132A〜132Cには,カセット容器134A〜134Cを載置される。搬送室130の側壁には,ウエハWの投入口としての3つのロードポート136A〜136Cが各カセット台132A〜132Cに対応するように設けられている。
図1では,例えば各カセット台132A〜132Cに3台のカセット容器134A〜134Cをそれぞれ1つずつ載置することができる例を挙げているが,カセット台とカセット容器の数はこれに限られず,例えば1台又は2台であってもよく,また4台以上設けてもよい。
各カセット容器134A〜134Cには,少なくとも1ロット分(例えば25枚)以上のウエハWを等ピッチで多段に載置して収容できるようになっており,内部は例えばNガス雰囲気で満たされた密閉構造となっている。そして,搬送室130はその内部へロードポート136A〜136Cを介してウエハWを搬出入可能に構成されている。
ここでは,各カセット容器134A〜134Cにはそれぞれ,各ロットのウエハWが収容される。具体的には,1ロット分(例えば25枚)のエッチング処理を施すための製品用ウエハWp,エッチング処理前に各処理室210内の状態を調整するための複数の調整用ウエハWd,各処理室210内のクリーニングを行うための複数のクリーニング用ウエハWfが収容される。各カセット容器134A〜134Cに収容される製品用ウエハWpは,同じプロセス条件でウエハの処理を実行するロットのもののみならず,異なるプロセス条件でウエハの処理を実行するロットのものであってもよい。
なお,これに限られることはなく,どのカセット容器134A〜134Cにどの種類のウエハが収容されていてもよい。例えばカセット容器134A〜134Cにはそれぞれ製品用ウエハWp,調整用ウエハWd,クリーニング用ウエハWfの種類ごとに収容されていてもよい。
搬送室130内には,例えば屈伸・昇降・旋回可能に構成された多関節アームよりなる搬送ユニット側搬送機構160が設けられている。この搬送ユニット側搬送機構160は,ウエハWをその長手方向(図1に示す矢印方向)に沿って搬送するように構成されている。具体的には搬送ユニット側搬送機構160は基台162上に固定され,この基台162は搬送室130内の中心部を長手方向に沿って設けられた図示しない案内レール上を例えばリニアモータ駆動機構によりスライド移動可能に構成されている。搬送ユニット側搬送機構160は例えば図1に示すような2つのピックを備えるダブルアーム機構であってもよく,また1つのピックを備えるシングルアーム機構であってもよい。
搬送室130の一端部,すなわち断面略矩形状の短辺を構成する一方の側面には,ウエハWの位置決め装置としてのオリエンタ(プリアライメントステージ)137が設けられている。オリエンタ137は,例えば内部に回転載置台138とウエハWの周縁部を光学的に検出する光学センサ139とを備え,ウエハWのオリエンテーションフラットやノッチ等を検出して位置合せを行う。
次に,処理ユニット110の構成例について説明する。本実施形態にかかる基板処理装置100がクラスタツール型であることから,処理ユニット110は図1に示すように,断面多角形(例えば六角形)に形成された共通搬送室112を備える。共通搬送室112の周囲には各プラズマ処理装置PM〜PMが各ゲートバルブ240を介して接続されている。
また,共通搬送室112の周囲には,第1,第2ロードロック室114M,114Nの先端がそれぞれゲートバルブ(真空圧側ゲートバルブ)240を介して接続されており,第1,第2ロードロック室114M,114Nの基端は,それぞれゲートバルブ(大気圧側ゲートバルブ)118を介して搬送室130における断面略多角形状の長辺を構成する他側面に接続されている。
共通搬送室112は,その内部を所定の真空圧力に制御できるように構成されており,プラズマ処理装置PM〜PMの各処理室210間,又は各処理室210と各第1,第2ロードロック室114M,114Nとの間でウエハWを搬出入する機能を有する。
第1,第2ロードロック室114M,114Nは,ウエハWを一時的に保持して圧力調整後に,次段へパスする機能を有している。第1,第2ロードロック室114M,114Nの内部にはそれぞれ,ウエハWを載置可能な受渡台116が設けられている。
共通搬送室112内には,例えば屈伸・昇降・旋回可能に構成された多関節アームよりなる処理ユニット側搬送機構150が設けられている。処理ユニット側搬送機構150は,2つのピック152A,152Bを有しており,一度に2枚のウエハWを取り扱うことができるようになっている。
処理ユニット側搬送機構150は基台154に回転自在に支持されている。基台154は,共通搬送室112内の基端側から先端側にわたって配設された案内レール156上を例えば図示しないスライド駆動用モータによりスライド移動自在に構成されている。なお,基台154には例えばアーム旋回用のモータなどの配線を通すためのフレキシブルアーム158が接続されている。
このように構成された処理ユニット側搬送機構150によれば,この処理ユニット側搬送機構150を案内レール156に沿ってスライド移動させることにより,第1,第2ロードロック室114M,114N及びプラズマ処理装置PM〜PMの各処理室210にアクセス可能となる。例えば処理ユニット側搬送機構150を第1,第2ロードロック室114M,114N及び対向配置されたプラズマ処理装置PM,PMの各処理室210にアクセスさせる際には,処理ユニット側搬送機構150を案内レール156に沿って共通搬送室112の基端側寄りに位置させる。
また,処理ユニット側搬送機構150を他の4つのプラズマ処理装置PM,PM,PM,PMの各処理室210にアクセスさせる際には,処理ユニット側搬送機構150を案内レール156に沿って共通搬送室112の先端側寄りに位置させる。これにより,1つの処理ユニット側搬送機構150により,共通搬送室112に接続されているすべての処理室210と第1,第2ロードロック室114M,114Nにアクセス可能となる。
なお,処理ユニット側搬送機構150の構成は上記のものに限られず,2つの搬送機構によって構成してもよい。すなわち,共通搬送室112の基端側寄りに屈伸・昇降・旋回可能に構成された多関節アームよりなる第1搬送機構を設けるとともに,共通搬送室112の先端側寄りに屈伸・昇降・旋回可能に構成された多関節アームよりなる第2搬送機構を設けるようにしてもよい。また,処理ユニット側搬送機構150のピックの数は,2つに限られることはなく,例えば1つのみとしてもよい。
(プラズマ処理装置の構成例)
次に,上記プラズマ処理装置PM〜PMの構成例について図面を参照しながら説明する。なお,これらプラズマ処理装置PM〜PMは同様の構成であるため,ここではプラズマ処理装置PMによって代表して説明する。図2はこのようなプラズマ処理装置PMの概略構成を示す断面図を示す断面図である。ここでは,プラズマ処理装置PMを平行平板型のプラズマエッチング装置として構成した場合を例に挙げる。
図2に示すように,プラズマ処理装置PMは,例えばアルミニウム製,ステンレス製などの金属製の円筒形の処理室(チャンバ)210を有しており,この処理室210内にはその底部に下部電極としてのサセプタ211を備える。サセプタ211は,ウエハWを載置するステージとしても機能する。すなわち,サセプタ211は,円柱状に形成され,その上面に例えば直径が300mmのウエハWを載置できるようになっている。
処理室210の側壁とサセプタ211との間には,サセプタ211の上方の気体を処理室210の外へ排出する流路として機能する排気路212が形成されている。この排気路212の途中には環状のバッフル板213が配設されており,排気路212のバッフル板213から下の空間は,可変式バタフライバルブである自動圧力制御弁(以下,「APC(Adaptive Pressure Control)バルブ」という)214に通じている。APCバルブ214は,真空引き用の排気ポンプであるターボ分子ポンプ(以下,「TMP」という)215に接続されており,さらにこのTMP215を介して排気ポンプであるドライポンプ(以下,「DP」という)216に接続されている。これらAPCバルブ214,TMP215,およびDP216によって構成される排気流路(以下,「本排気ライン」という)は,処理室210内を高真空状態になるまで減圧するためのものである。そして処理室210内の圧力は,APCバルブ214によって調節される。
また,排気路212のバッフル板213から下の空間は,本排気ラインとは別の排気ライン(以下,「粗引きライン」という)にも接続されている。この粗引きラインは,途中にバルブV2を備えた排気管217とDP216によって構成されている。処理室210内の気体は通常,本排気ラインよりも先にこの粗引きラインによって排出されることになる。
下部電極としてのサセプタ211には高周波電源218が導線250を介して接続されており,高周波電源218から所定の高周波電力が印加される。導線250には,整合器219と,導線250の導通および切断を切り替えるスイッチ251が備えられている。整合器219は高周波電源218の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させるためのもので,処理室210内にプラズマが生成されている時に高周波電源218の内部インピーダンスと負荷インピーダンスが見かけ上一致するように機能する。
上記スイッチ251は,電気的にサセプタ211と高周波電源218の間に位置しており,サセプタ211の電気的状態をフローティング(浮遊)状態と導通状態のいずれかに設定することができる。例えば,ウエハWがサセプタ211の上面に載置されていないとき,スイッチ251は,サセプタ211を電気的フローティング状態とする。
サセプタ211の内部の上方には,ウエハWを静電吸着するための導電膜からなる円板状の電極板220が設けられている。電極板220には直流電源222が電気的に接続されている。ウエハWは,直流電源222から電極板220に印加される直流電圧に応じて発生するクーロン力またはジョンソン・ラーベク(Johnsen−Rahbek)力によってサセプタ211の上面に吸着保持される。円環状のフォーカスリング224は,シリコン等からなり,サセプタ211の上方に発生したプラズマをウエハWに向けて収束させるものである。
サセプタ211の内部には,冷媒室225が配置されている。この冷媒室225には,チラーユニット(図示せず)から配管226を介して所定温度の冷媒(例えば冷却水)が循環供給される。サセプタ211に載置されたウエハWの処理温度は,冷媒室225によって温度制御される。
サセプタ211の上面においてウエハWが吸着する部分(以下,「吸着面」という)には,複数の伝熱ガス供給孔227と伝熱ガス供給溝(図示せず)が形成されている。これら伝熱ガス供給孔227と伝熱ガス供給溝は,サセプタ211内部に備えられた伝熱ガス供給ライン228とバルブV3を有する伝熱ガス供給管229を経由して伝熱ガス供給部(図示せず)に繋がっており,ここからの伝熱ガス(例えばHeガス)を吸着面とウエハWの裏面との隙間に供給する。これによってウエハWとサセプタ211との熱伝導性が向上する。なお,伝熱ガス供給孔227と伝熱ガス供給溝に対する伝熱ガスの供給量は,バルブV3によって調整される。
また,吸着面には,サセプタ211の上面から突出自在なリフトピンとしての複数のプッシャーピン230が備えられている。これらのプッシャーピン230は,モータ(図示せず)の回転運動がボールねじ等によって直線運動に変換されることにより,図中上下方向に移動する。プッシャーピン230は,ウエハWが吸着面に吸着保持されているときにはサセプタ211に収容されており,所定の処理(例えば,エッチング処理)が終了したウエハWを処理室210から搬出するときにはサセプタ211の上面から突出してウエハWをサセプタ211から上方へ持ち上げる。
処理室210の天井部には,上部電極233が配設されている。上部電極233には整合器253を介して高周波電源252が接続されており,所定の高周波電力が印加される。整合器253は,高周波電源252の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させるもので,処理室210内にプラズマが生成されている時に高周波電源253の出力インピーダンスと負荷インピーダンスが見かけ上一致するように機能する。
上部電極233は,処理室内にガスを導入するためのシャワーヘッドの機能も兼ねている。上部電極233は,多数のガス通気孔234を有する電極板235と,この電極板235を着脱可能に支持する電極支持体236とから構成される。電極支持体236の内部には,バッファ室237が設けられており,このバッファ室237には処理ガス供給部(図示せず)から延びている処理ガス導入管238が接続されている。この処理ガス導入管238の途中にはバルブV1が備えられており,このバルブV1によってバッファ室237に対するガス供給量が調整される。
処理室210の側壁には,ウエハWの搬入出口231を開閉するゲートバルブ240が取り付けられている。このプラズマ処理装置PMの処理室210内に処理ガスが供給され,上部電極233に高周波電力が印加されると,プラズマ生成空間Sに高密度のプラズマが発生し,イオンやラジカルが生成され,これによりウエハWにエッチング処理が施される。
そしてプラズマ処理装置PMには,装置全体の動作を制御する制御部300が設けられている。制御部300は,所定のプログラムにより所定の設定情報に基づいて各部を制御することにより,例えば処理室内状態の調整処理,エッチング処理,処理室内のクリーニング処理などを行うようになっている。
(制御部の構成例)
このような制御部300の具体的な構成例について図面を参照しながら説明する。制御部300は,図3に示すように,制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)310,CPU310が各部を制御するデータなどを一時的に格納するメモリ320を備える。
また制御部300は,操作画面や選択画面などを表示するタッチパネルなどで構成される操作部330,基板処理装置100の各部を制御するための各種コントローラ340,基板処理装置100の処理を行うプログラムを格納するプログラム記憶部350,およびプログラムに基づく処理を実行するときに使用するレシピなどの各種のデータを記憶するデータ記憶部360を備える。
プログラム記憶部350とデータ記憶部360は,例えばフラッシュメモリ,ハードディスク,CD−ROMなどの記録媒体で構成され,必要に応じてCPU310によってデータが読み出される。また,CPU310と,メモリ320,操作部330,各種コントローラ340,プログラム記憶部350,データ記憶部360とは,制御バス,システムバス,データバス等のバスラインによって電気的に接続されている。
各種コントローラ340には,バルブV1,V2,V3,APCバルブ214,TMP215,DP216,高周波電源218,252,直流電源222,スイッチ251などを制御するコントローラも含まれる。
プログラム記憶部350には,例えばウエハにエッチング処理や処理室内状態の調整処理を実行するためのプロセス処理プログラム,処理室内のクリーニングを実行するためのクリーニング処理プログラムの他,ウエハを搬送制御するための搬送プログラムなどが記憶される。
データ記憶部360には,例えばプロセス処理プログラム,クリーニング処理プログラムなどにより各部を制御する際のプロセス条件(エッチング条件,処理室内調整条件),クリーニング条件などが複数記憶される。これらの条件は例えば処理室内圧力,ガス流量,高周波電力などからなるレシピで構成される。なお,プロセス条件は,各ロットごとに設定されている。これにより,各ロットの処理を開始する際には,設定されたプロセス条件が読み出され,そのプロセス条件に基づいてそのロットのウエハのプロセス処理が実行される。
データ記憶部360には,クリーニング設定データとして,図4に示すクリーニング条件割付データテーブル,図5に示すグループ分けデータテーブルで管理されるデータが記憶されている。図4に示すクリーニング条件割付データテーブルは,プロセス条件ごとにクリーニング条件が設定できるように構成されている。図4では,プロセス条件a,bにはそれぞれ同じクリーニング条件Aが設定されており,プロセス条件cには異なるクリーニング条件Bが設定されている。
また,図5に示すグループ分けデータテーブルは,各プロセス条件を,それに対応するクリーニング条件ごとにグループ分けしたものである。すなわち,同じクリーニング条件が割り当てられているプロセス条件は同じクリーニンググループに属するようにグループ分けされている。ここでは,ロットa,bのプロセス条件a,bはそれぞれ同じクリーニング条件Aが設定されているので同じグループAに属し,ロットcのプロセス条件cには異なるクリーニング条件Bが設定されているので,異なるグループBに属する。なお,これらのグループは図5に示すようにグループ名で管理してもよく,またディレクトリ名(クラス名)で管理してもよい。
このようなクリーニンググループによって,クリーニング条件の異なるロットに切り替わったか否かを判断することができる。すなわち,各ロットごとにプロセス条件が設定されているので,そのプロセス条件が含まれるクリーニンググループが,同じ場合にはクリーニング条件が同じロットと判断でき,異なる場合にはクリーニング条件が異なるロットであると判断できる。
なお,プロセス条件,クリーニング条件の内容やクリーニング条件割付データテーブルの内容は,例えば上述した操作部330などからオペレータの操作により更新できるようになっている。また,制御部300にネットワーク(図示せず)を介して接続されるホスト装置(図示せず)から更新することも可能である。
(基板処理装置の動作)
次に,上述したように構成された基板処理装置100の動作について説明する。本実施形態にかかる基板処理装置100では,1ロット分25枚の製品用ウエハWpを複数のプラズマ処理装置で並行してエッチング処理を実行するようになっている。ここでは,カセット容器134Aに収容されている最初のロットaの製品用ウエハWpのエッチング処理を,プラズマ処理装置PM,PM,PMで並行して実行する場合を例に挙げて説明する。
先ず,製品用ウエハWpのエッチング処理を行う前に,各プラズマ処理装置PM,PM,PMの各処理室210内の状態を安定化させるために,処理室内状態調整処理を実行する。処理室内状態調整処理は,例えば複数(例えば1〜3枚)の調整用ウエハWdを各処理室210内に搬送して,エッチング条件とほぼ同様の調整用レシピに基づいて実行する。
これにより,処理室内の温度や処理室の内壁などに付着する反応生成物の量を調整し,処理室210内を後に続くエッチング処理に適した状態にすることができる。なお,調整用ウエハWdは,例えば製品用ウエハWpと同じカセット容器134Aに収容されており,製品用ウエハWpと同様のものが用いられる。
次に,処理室内状態調整処理が終了すると,製品用ウエハWpのエッチング処理が開始される。最初は各プラズマ処理装置PM,PM,PMはすべて空いているため,各処理室210に1〜3番目の製品用ウエハWpが1枚ずつ順番に搬送される。具体的には,各製品用ウエハWpはそれぞれ順番にカセット容器134Aから取り出され,ロードロック室114M,共通搬送室112を経て各処理室210に搬送される。そして,各処理室210にて並行してエッチング処理が実行される。
各処理室210でのエッチング処理は,予め設定されたプロセス条件に基づいて実行される。具体的には処理室210の内部が減圧され,上部電極233から処理ガス(例えばCガス,Oガス,Arガスを含む混合ガス)を所定の流量および流量比で処理室210内に導入される。このとき,APCバルブ214等により処理室210内は所定の真空圧力に保持される。この状態で高周波電源218から高周波電力がサセプタ211に印加されるとともに,高周波電源252から高周波電力が上部電極233に印加されると,プラズマ生成空間Sにおいて処理ガスのプラズマが発生する。このプラズマによって生成されるラジカルやイオンにより,製品用ウエハWpの表面が物理的または化学的にエッチングされる。
そして,製品用ウエハWpのエッチング処理が終了すると,処理室210から取り出され,共通搬送室112,ロードロック室114N,搬送室130を介してカセット容器134Aに戻される。このとき,各プラズマ処理装置PM,PM,PMによって終了するタイミングが異なるので,製品用ウエハWpが搬出されて実行可能になったプラズマ処理装置PM,PM,PMに,次の製品用ウエハWpが搬送される。こうして,最初のロットの製品用ウエハWpのエッチング処理が終了すると,続いて例えばカセット容器134Bに収容されている次のロットのエッチング処理が実行される。
ところで,このような製品用ウエハWpのエッチング処理が連続して実行されるうちに,処理室210内にエッチングによる反応生成物などのパーティクルが発生し処理室210の側壁などに徐々に堆積していく。このようなパーティクルは,次の製品用ウエハWpを処理する際に剥がれて製品用ウエハWpに付着する虞がある。パーティクルが製品用ウエハWpに付着すると,製品用ウエハWp上に形成される半導体デバイスの配線ショート等の原因となり,ひいては歩留り低下の要因となる。
このため,基板処理装置100では,所定のタイミングで各処理室210にクリーニング用ウエハWfを搬送して処理室210内のパーティクルを除去するクリーニング処理を行うようになっている。クリーニング処理は,例えば予め設定されたクリーニング処理条件(例えば処理室内圧力,ガス種,ガス流量などからなるクリーニングレシピ)に基づいて実行される。クリーニング処理は,例えばエッチング処理と同様の条件で行ってもよく,また異なる条件で行ってもよい。本実施形態におけるクリーニング処理は,ロットの切り替わりのタイミングで実行される。
(クリーニング処理)
ここで,本実施形態におけるクリーニング処理について図面を参照しながら説明する。図6は,本実施形態にかかるクリーニング処理の具体例を示すフローチャートである。このクリーニング処理は各プラズマ処理装置において各ロットのウエハWを処理する前に実行される。先ず,ステップS110にてクリーニング条件が異なるロットの切り替わりか否かを判断する。具体的には,図5に示すクリーニンググループ分けデータテーブルに基づいて,これから実行する次のロットと前のロットのクリーニンググループが異なるか否かにより判断することができる。クリーニンググループが異なれば,クリーニング条件が異なるロットの切り替わりと判断し,クリーニンググループが同じであれば,クリーニング条件が同じロットの切り替わりと判断する。
ステップS110にてクリーニング条件が異なるロットの切り替わりであると判断した場合は,ステップS120にて前ロットのクリーニング条件を読出す。前のロットのクリーニング条件でクリーニングを実行するためである。ここで,後のロットのクリーニング条件を用いずに,前のロットのクリーニング条件を用いるのは,以下の理由による。すなわち,前のロットのプロセス処理によって処理室210内に堆積した付着物などを除去するのであるから,前のロットのクリーニング条件を用いた方がクリーニング効果が大きいからである。
次に,ステップS130にて実行前チェックを行う。実行前チェックは処理室210がクリーニングを正常に実行できる状態にあるかどうかをチェックするものである。例えばウエハWのプロセス処理が実行されている場合,処理室210内にウエハWが存在する場合,処理室210からウエハWが搬出されている途中である場合,あるいは処理室210のメンテナンスが実行されている場合などには,処理室210がクリーニングを正常に実行できる状態にはない。例えば,処理ガスの導入中,ウエハWの温度調整等のためのバックガスの導入中,ウエハWを吸着保持する電極板220(静電チャック)の制御中,および高周波電源の制御中などは,ウエハWのプロセス処理中と判断される。また,処理室210のゲートバルブ240が開いているときは,ウエハWの搬入出途中であると判断され,処理室210の蓋が開放されているときは,メンテナンスが実行されている判断される。
ステップS130にて実行前チェックによって処理室210の状態がクリーニングに適さないと判断した場合,例えばクリーニングをエラー終了する(図示せず)。これに対して,ステップS130にて処理室210がクリーニングを正常に実行できる状態にあると判断した場合には,ステップS140にて処理室内のクリーニングを実行する。
ここで,ステップS140におけるクリーニングの実行内容の具体例を図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず,制御部300は,ステップS210にてクリーニングを実行する処理室210にクリーニング用ウエハWfを割込み搬送する。続いて,ステップS220にてAPCバルブ214,ターボ分子ポンプ(TMP)215,ドライポンプ(DP)216を制御して処理室210内を所定の真空圧力例えば100mTorrに調整し,上部電極233,下部電極としてのサセプタ211,処理室210の内壁の各温度を60℃,60℃,20℃に調整する。また,スイッチ251を切り替えることによって,サセプタ211を電気的フローティング状態に設定する。同様に,電極板220と直流電源222との導通を断って,電極板220を電気的フローティング状態に設定する。
次いで,ステップS230において,上部電極233からクリーニングガスとしてのOガスを処理室210内に供給する。このときのガス流量は例えば800sccmに調整される。そして,ステップS240において,高周波電源252から上部電極233に所定の高周波電力例えば300Wが印加される。
これにより,処理室210内のプラズマ生成空間Sにクリーニングガスがプラズマ化し,イオンやラジカルが生成される。このときサセプタ211が電気的フローティング状態に設定されているため,サセプタ211に大きなセルフバイアスが発生することはなく,サセプタ211へのイオンの引き込み力が緩和される。つまり,サセプタ211の上面に到達したイオンはこの上面に小さい運動エネルギーをもって衝突することになるため,サセプタ211上面がイオンによって削られてしまうことはない。
一方,イオンと同様にサセプタ211の上面に到達したラジカルは,サセプタ211の上面に堆積した反応生成物に接触し,他の揮発性反応生成物を生成する。この揮発性反応生成物は,サセプタ211の上面から容易に離脱(揮発)し,本排気ラインや粗引きラインを経由して処理室210の外へ排出される。こうして,サセプタ211の上面やその他の部位のクリーニングが行われて処理室210内の清浄化が進む。
そして,ステップS250にてクリーニング時間が経過したか否かを判断する。ここでのクリーニング時間は,前回のクリーニング処理後からカウントした処理済みウエハWの枚数に応じて計算される。この場合,予め所定枚数(例えば25枚)分のウエハ処理実行後のクリーニング時間を設定しておいて,このクリーニング時間を処理済みウエハWの枚数で割り算して算出する。また,予め1枚のウエハ処理実行後のクリーニング時間を設定しておいて,このクリーニング時間を処理済みウエハWの枚数でかけ算して算出するようにしてもよい。これにより,最適なクリーニング時間を算出できる。なお,クリーニング時間は,これに限られるものではなく,クリーニング条件で設定されたクリーニング時間を用いてもよい。
ステップS250にてクリーニング時間が経過したと判断した場合は,ステップS260にて上部電極233への高周波電力の印加を停止し,ステップS270にてクリーニングガスであるOガスの処理室210内への供給を停止する。そして,スイッチ251を切り替えて,サセプタ211と高周波電源218を電気的に接続させる。こうして,処理室210内のクリーニングが終了すると,次のロットの処理が開始される。
このような本実施形態におけるクリーニング処理によれば,プラズマ処理装置PM〜PMを用いて複数ロットの処理を連続して並行処理する際には,例えば図8に示すように,プロセス条件aのロットからプロセス条件cのロットに切り替わる際にはクリーニング条件が異なるので,プロセス条件cのロットの処理前にクリーニング用ウエハWfが割込み搬送されて各処理室210内のクリーニング処理が実行される。次に,プロセス条件cのロットからプロセス条件aのロットに切り替わる際にもクリーニング条件が異なるので,プロセス条件aのロットの処理前にクリーニング用ウエハWfが割込み搬送されて各処理室210内のクリーニング処理が実行される。
これに対して,図9に示すように,プロセス条件aのロットからプロセス条件bのロットに切り替わる際にはクリーニング条件が同じなので,クリーニング処理は実行されない。その後,プロセス条件bのロットからプロセス条件aのロットに切り替わる際にもクリーニング条件が同じなので,クリーニング処理は実行されない。
このように,クリーニング条件が異なるロットに切り替わるときだけ,処理室内のクリーニング処理を実行させることができる。このため,適切なタイミングでクリーニングを実行できる。例えば図8に示すようにクリーニング条件が異なるロットの切り替わりでは,プロセス条件も変わるので,処理室210内をクリーニングしてその状態をリセットすることが好ましい。しかも,この場合には,前のロットのクリーニング条件でクリーニングを実行するので,処理室210内の状態を的確にリセットできる。
これに対して,図9に示すようにクリーニング条件が同じロットの切り替わりでは,プロセス条件もほとんど変わらないので,処理室210内をクリーニングしてその状態をリセットする必要はない。また,プロセス条件aのロット(製品用ウエハWp25枚分)をプラズマ処理装置PM,PM,PMで並行して処理すると,各プラズマ処理装置PM,PM,PMでは製品用ウエハWpを7〜8枚しか処理していないことになる。しかも,その後のロットは,クリーニング条件が同じなのでプロセス条件bもほとんど変わらない。
従って,このようにクリーニング条件が同じロットの切り替わりで,もしクリーニングを実行するようにすれば,クリーニング過多になってしまう。本実施形態ではこのような場合にはクリーニングを行わないことで,クリーニング過多になることを防止することができる。また,クリーニング回数を減らすことができるので,スループットを向上させることができる。
また,クリーニング処理を実行する時間は,前回のクリーニング処理からカウントされたウエハ処理の実行回数に基づいて設定されるので,クリーニング過不足のない,適切なクリーニング処理を行うことができる。これによれば,例えばプラズマ処理装置PM,PM,PMのうちのいずれかの装置が故障などで稼働できなくなったときでも,適切なクリーニング処理を実行できる。
すなわち,装置が稼働できない場合には他の装置にウエハを振り分けてプロセス処理を実行することになる。その場合には他の装置のウエハの処理枚数が予定よりも増えるため,もしクリーニング処理の時間を一定に設定してあると,クリーニング不足が生じる。この点,本実施形態では,実際の処理枚数に応じてクリーニング時間を設定することができるので,このような場合にも過不足のない適切なクリーニングを実行できる。
なお,上述したように処理室210内のクリーニング処理をロットの切り替わりのタイミングで行うだけでなく,さらにプロセス処理の実行回数が予め設定された回数(例えば25回)に達したときのタイミングでクリーニング用ウエハWtを搬送してクリーニングを実行するようにしてもよい。
ところが,これらのクリーニング処理を別々に行うと,両者のタイミングが重なる場合がある。例えば図10に示すように,同じプロセス条件aのロットを連続して実行する場合には,処理室内状態調整処理(ウエハWd)を省略することができる。この場合,クリーニングのための実行回数のカウントは,ロットが切り替わってもそのまま継続することが好ましい。この場合には,ロットが切り替わりのタイミングでクリーニング処理が行われないため,そのまま設定回数25回に達する可能性が高い。従って,図10に示すように25回に達した後の次のロットがクリーニング条件の異なるロットであると,そのロットの切り替わりでのクリーニングのタイミングと重なってしまう。
このような場合には,ロットの切り替わりにおけるクリーニング処理を実行せずに,実行回数によるクリーニング処理を実行する。これにより,クリーニングが過多になることを防止できる。
また,基板処理装置100を断電してメンテナンスなどを実行する際には,断電する前のロットのクリーニング条件を記憶しておき,再起動したときには最初のロットの処理を実行する前に断電前のロットのクリーニング条件でクリーニング処理を実行する。これにより,再起動後の処理室内の状態をリセットすることができる。
また,上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムを記憶した記憶媒体等の媒体をシステムあるいは装置に供給し,そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に記憶されたプログラムを読み出して実行することによっても,本発明が達成され得る。
この場合,記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり,そのプログラムを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムを供給するための記憶媒体等の媒体としては,例えば,フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−RW,DVD+RW,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどが挙げられる。また,媒体に対してプログラムを,ネットワークを介してダウンロードして提供することも可能である。
なお,コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより,上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく,そのプログラムの指示に基づき,コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い,その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も,本発明に含まれる。
さらに,記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムが,コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後,そのプログラムの指示に基づき,その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い,その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も,本発明に含まれる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,基板処理装置に設けられた処理室の内部をクリーニングするクリーニング方法及び記録媒体に適用可能である。
本発明の実施形態にかかるクリーニング方法を実施可能な基板処理装置の概略構成を示す断面図である。 図1に示すプラズマ処理装置PMの構成例を示す断面図である。 図1に示す制御部の構成例を示すブロック図である。 クリーニング条件割付データテーブルの具体例を示す図である。 グループ分けデータテーブルの具体例を示す図である。 本実施形態におけるクリーニング処理の具体例を示すフローチャートである。 図6に示すクリーニング処理の実行内容の具体例を示すフローチャートである。 各プラズマ処理装置の処理室で実行されるロットの処理の具体例とクリーニング処理のタイミングを説明するための図である。 各プラズマ処理装置の処理室で実行されるロットの処理の具体例とクリーニング処理のタイミングを説明するための図である。 各プラズマ処理装置の処理室で実行されるロットの処理の具体例とクリーニング処理のタイミングを説明するための図である。
符号の説明
100 基板処理装置
110 処理ユニット
112 共通搬送室
114(114M,114N) ロードロック室
116 受渡台
118 ゲートバルブ
120 搬送ユニット
130 搬送室
132(132A〜132C) カセット台
134(134A〜134C) カセット容器
136(136A〜136C) ロードポート
137 オリエンタ
138 回転載置台
139 光学センサ
150 処理ユニット側搬送機構
152A,152B ピック
154 基台
156 案内レール
158 フレキシブルアーム
160 搬送ユニット側搬送機構
162 基台
210 処理室
211 サセプタ
212 排気路
213 バッフル板
214 APCバルブ
215 ターボ分子ポンプ(TMP)
216 ドライポンプ(DP)
217 排気管
218 高周波電源
219 整合器
220 電極板
222 直流電源
224 フォーカスリング
225 冷媒室
226 配管
227 伝熱ガス供給孔
228 伝熱ガス供給ライン
229 伝熱ガス供給管
230 プッシャーピン
231 搬入出口
233 上部電極
234 ガス通気孔
235 電極板
236 電極支持体
237 バッファ室
238 処理ガス導入管
240 ゲートバルブ
250 導線
251 スイッチ
252 高周波電源
253 整合器
300 制御部
310 CPU
320 メモリ
330 操作部
340 各種コントローラ
350 プログラム記憶部
360 データ記憶部
PM(PM〜PM) プラズマ処理装置
W ウエハ
Wd 調整用ウエハ
Wf クリーニング用ウエハ
Wp 製品用ウエハ
Wt クリーニング用ウエハ

Claims (6)

  1. 複数枚の基板からなるロットが複数設定され,各ロットごとに前記基板を複数の処理室に搬送し,各処理室内で前記基板のプロセス処理を並行して実行する基板処理装置における各処理室のクリーニング方法であって,
    前記基板処理装置は,前記各ロットのプロセス条件とこれらプロセス条件にそれぞれ設定されたクリーニング条件とを記憶する記憶部を備え,
    前記各処理室においてプロセス処理を実行する前に,前記クリーニング条件が異なるロットの切り替わりか否かを判断し,前記クリーニング条件が異なるロットの切り替わりであると判断した場合には,その処理室にクリーニング用基板を割込み搬送して,切り替わり前のロットのクリーニング条件に基づいてクリーニング処理を実行し,前記クリーニング条件が同じロットの切り替わりであると判断した場合には,その処理室に対するクリーニング処理は実行しないことを特徴とするクリーニング方法。
  2. 前記クリーニング処理は,基板のプロセス処理を実行した回数に応じて算出したクリーニング時間で実行することを特徴とする請求項1に記載のクリーニング方法。
  3. 前記記憶部は,前記各ロットのプロセス条件をこれに設定されたクリーニング条件でグループ分けしたグループ分けデータを記憶し,
    前記クリーニング条件が異なるロットの切り替わりか否かの判断は,前記グループ分けデータに基づいて,異なるクリーニンググループに属するか否かによって判断することを特徴とする請求項2に記載のクリーニング方法。
  4. 前記ロットの切り替わりによるクリーニング処理とは別に,前記各処理室ごとに前記ロットの切り替わりに拘わらず,同じプロセス条件でプロセス処理が実行された回数をカウントして,そのカウント値が予め設定された使用回数に達すると,その処理室にクリーニング用基板を搬送してクリーニング処理を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のクリーニング方法。
  5. 前記ロットの切り替わりによるクリーニング処理のタイミングと,前記実行回数によるクリーニング処理のタイミングが重なる場合には,前記ロットの切り替わりによるクリーニング処理を実行せずに,前記実行回数によるクリーニング処理を優先して実行することを特徴とする請求項4に記載のクリーニング方法。
  6. 複数枚の基板からなるロットが複数設定され,各ロットごとに前記基板を複数の処理室に搬送し,各処理室内で前記基板のプロセス処理を並行して実行する基板処理装置における各処理室のクリーニング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって,
    前記基板処理装置は,前記各ロットのプロセス条件とこれらプロセス条件にそれぞれ設定されたクリーニング条件とを記憶する記憶部を備え,
    前記基板処理方法は,
    前記各処理室においてプロセス処理を実行する前に,前記クリーニング条件が異なるロットの切り替わりか否かを判断し,前記クリーニング条件が異なるロットの切り替わりであると判断した場合には,その処理室にクリーニング用基板を割込み搬送して切り替わり前のロットのクリーニング条件に基づいてクリーニング処理を実行し,前記クリーニング条件が同じロットの切り替わりであると判断した場合には,その処理室に対するクリーニング処理は実行しないことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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