JP2008027937A - 真空処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スループットを向上した真空処理装置を提供する。
【解決手段】少なくとも2つの真空処理容器と、この処理容器の各々で処理されるウエハ複数を収納可能なカセットを着脱可能に載せるカセット台を同時に処理できるカセットの数より多く備え、前記カセット内の複数の全ウエハを連続して処理するウエハ処理装置であって、前記カセットと前記真空処理容器との間で前記ウエハをやりとりする搬送手段と、この搬送手段により前記カセット内のダミー(クリーニング用)ウエハ複数が収納される収納室とを備えた。
【選択図】図1

Description

複数の内部が真空にされた半導体ウエハ等の基板状の試料を処理する処理容器を備えた真空処理装置に係り、複数のカセット台上に載せられた試料用カセットと処理容器との間で試料を搬送する処理装置に関するものである。
上記のような真空処理装置では、複数カセット内の試料を真空処理室内で処理して、カセットに戻すと共に、真空処理室内のクリーニングやエージングを行うためのダミーウエハを処理室内に載置している。このためのダミーウエハ用カセットを製品用カセットと共に装置前面に載置している。このような従来技術の例としては、特許文献1特開2005−286103号公報,特許文献2特開2003−309089号公報が知られている。
特許文献1とは装置内に複数のウエハを収納するステーションを有するが、製品ウエハを未処理と処理済みウエハを混在させないために使用しており、ダミーウエハは専用のカセット載置台より供給して、クリーニングやエージングを行う真空処理装置を示している。
さらに特許文献2ではロード/アンロードステージの下に複数のダミーウエハを収納する専用のステーションを有し、ダミーウエハの搬入及び回収はカセット載置台のカセットから行う真空処理装置を示している。
特開2005−286103号公報 特開2003−309089号公報
しかし、特許文献1の技術では、少なくとも2組以上のプロセス処理装置を使って処理する真空処理装置でカセット載置台が3つの内の1つをダミーウエハ専用のカセットを設置していたため、同時に2つのカセットを処理できるが、同時に3つのカセットの処理できないことや、次に処理すべきカセットの交換待ちに掛かるスループットの低下という問題が潜んでいることを考慮されていなかった。
また、カセット載置台を増やすことで上記を解決可能であるが、カセット載置台は、収納されるウエハの有無を検知するマッピング機構やオペレータまたはRGVといったロボットでのカセットの設置に対応するためのインターフェイスが必要となりコストが掛る。さらに装置前面が横方向に延長され装置幅が増加するという問題が生じる。
さらに、特許文献2の技術では、上記の問題を解決するために、カセット載置台を増やさずに複数のダミーウエハを収納する専用のステーションを設けているが、ステーション内のダミーウエハを使い切った場合にこれらを交換する際に製品ウエハの処理に及ぼす影響を抑制するという課題については十分に考慮されていなかった。例えば、製品ウエハの処理中にダミーウエハの交換が必要となった場合に、製品ウエハの処理を一旦中断する場合があるが、このダミーウエハ交換により製品ウエハのスループットが低下してしまうという問題について考慮されていなかった。
本発明の目的は、スループットを向上した真空処理装置を提供することにある。
上記目的は、少なくとも2つの真空処理容器と、この処理容器の各々で処理されるウエハ複数を収納可能なカセットを着脱可能に載せるカセット台を同時に処理できるカセットの数より多く備え、前記カセット内の複数の全ウエハを連続して処理するウエハ処理装置であって、前記カセットと前記真空処理容器との間で前記ウエハをやりとりする搬送手段と、この搬送手段により前記カセット内のダミー(クリーニング用)ウエハ複数が収納される収納室とを備えたことにより真空処理装置により達成される。
さらには、前記カセット台と前記真空容器との間に配置され大気圧下で前記カセットに対して前記ウエハを出し入れする搬送手段を内部に有する大気搬送室を備えた大気搬送容器を備え、前記収納室が前記大気搬送室に連通されて配置されたことにより達成される。さらにまた、前記収納室に前記ダミーウエハが収納され、かつ前記複数のカセット台上に各々に製品製造のためのウエハを収納したカセットを載せて、これらウエハを処理可能なことにより達成される。
さらに、前記収納室内のダミーウエハが使用限度に達する前に予め、それを報知する手段を備え、この報知を受けて、前記複数カセット台上のカセット複数のうち処理が開始されていないカセットと、交換用のダミーウエハを収納したカセットとが交換されることにより達成される。さらに、前記報知を受けた後、前記処理が開始されているカセット内のウエハの処理を禁止することにより達成される。さらには、前記収納室内のダミーウエハが使用限度に達する前に予め、それを報知する手段を備え、この報知を受けた後、新たにカセットの処理の開始を禁止することにより達成される。
本発明の実施の形態を、以下、図面を用いて説明する。
以下、本発明の実施例を図面1乃至図7を用いて説明する。図1は、本発明に係る真空処理装置の構成の概略を示す上面図である。真空処理装置1は、カセットが装着される前方向の大気側ブロックと真空処理室が配置される真空ブロックの2つのブロックで構成されている。真空側ブロックは、ウエハ2(2−1,2−2,2−3,2−4)を真空処理する複数の真空処理室7(7−1,7−2,7−3,7−4)と該真空処理室にウエハ2を搬入出する真空搬送手段8と、前記真空処理室7へウエハ2を搬入出するための大気雰囲気もしくは真空雰囲気に切り替え可能なロードロック室9(9−1,9−2)とで構成されている。
図2は、図1の実施例の大気側ブロックの構成を示す正面図である。この大気側ブロックは、大気圧下に配置され、複数のウエハを収納可能なカセット3が上面に載せられる複数のカセット載置台10(10−1,10−2,10−3)をその前面に備えた略直方体形状の大気搬送容器20を有し、この大気搬送容器20内には、内部にウエハが搬送される空間を有する搬送室11と、この搬送室11内に配置されカセット載置台10に載置されるカセット内のウエハを抜き取りまたは挿入が可能なように上下方向及び左右方向に移動可能に構成されたロボットアーム等の大気搬送手段4と、大気搬送容器20の図上右側面に配置された複数の特定のウエハを収納するステーション5と左側面に配置されたウエハの位置合わせを行う機構6と、前記大気搬送容器20の背面に取り付けられ真空側ブロックと搬送室11内とを連結し、大気圧と真空圧とに内部の室の圧力が切り替え可能な複数のロードロック室9−1,9−2とで構成されている。なお、カセット載置台10または大気搬送容器20は、ウエハの有無を検知するマッピング機構やオペレータまたはRGVといったロボットでのカセットの設置に対応するためのインターフェイスを有する。
図3は、図1に示す真空処理装置の装置正面を示す正面図である。略直方体形状の大気搬送容器20内部の搬送室11内は大気搬送手段4が配置され、ステーション5及びウエハの位置合わせ機構6が連通されて配置されている。この大気搬送手段4は大気搬送容器20前面のカセット載置台10または、側面のステーション5,ウエハの位置合わせ機構6またはロードロック室9の内部に、ウエハを保持したアームが到達可能に配置されており、カセット3内部とウエハの取出し収納等やり取りを行う。ウエハ搬送中に大気搬送手段4またはウエハに異物が付着することを抑制するため、大気搬送容器上部の搬送室11上方にファン12を、下方に開口21を配置し、このファン12の回転動作により、大気搬送容器20周囲の空気が搬送室11内に誘引され、搬送室11内を上下方向に移動して開口21から流出する空気の流れ(ダウンフロー)を発生させている。
図4は、図1に示す真空処理装置の側面に配置されるステーション5の構成の概略を示す縦断面図である。このステーション5は、大気搬送室側面に装着可能に取付けられ、その高さはウエハが収納される最下位位置がカセット載置台10の高さと等しい高さに配置されている。ステーション5は、その内部に配置されたダミーウエハ(プラズマクリーニング用ウエハ)を複数枚収納できるカセット3−4及びカセット3−4の載置を検出するカセット載置センサー13,ステーション5の上方向からカセット3−4内のウエハを検出するウエハセンサー14を有し、さらに、メンテナンス時に上部に配置されたヒンジを中心に回転され上方に開放されるカバー15とを備えている。
なお、真空搬送手段8および大気雰囲気内の搬送手段4に具備されたウエハを搬送中に保持するハンドは図に示されるように1本に限らない。
このような構成の本実施例では、カセット3−1内に収納された製品ウエハを処理するに際し、その処理の前に対応の真空処理室7をエージングする必要がある処理条件の場合、ステーション5に収納されている複数のダミーウエハ2−4のうちの1枚が大気雰囲気下に設けられた搬送手段4にて搬出されて、ウエハ位置合わせ機構6において位置合わせされた後、ロードロック室9−1または9−2を介して真空側ブロックに搬送され、前記真空搬送手段8によって対応の真空処理室7(例えば、7−1)に搬送され図示しない真空処理室7内に配置された試料台上に載せられて保持される。この後、試料台表面をダミーウエハ2−4により覆われて保護された状態で、処理室7−1内のエージング処理が行われて処理室7−1内表面が製品ウエハの処理に適合する状態になるように調節される。このエージング処理が終わったダミーウエハ2−4は、真空処理室7−1に搬送された手順とは逆に(但し、位置合わせ機構6は通らずに)ステーション5の元の位置へ戻される。
このように、本実施例では、カセット載置台10−1,10−2,10−3のいずれか上に、上述のマッピング機構やオペレータまたはRGVといったロボットにより搬送されて来たダミーウエハ複数を収納するカセット(ダミーカセット)内のダミーウエハは、一旦、ステーション5内のカセット3−4へ、大気搬送手段により移送されて収納される。所定の枚数の移送を終えたダミーカセットは、大気搬送容器20の前面から搬出される。この状態では、本実施例の真空処理装置は、大気搬送容器20の前面に配置された3つのカセット載置台10−1,10−2,10−3の何れも製品ウエハを収納したカセット3−1,3−2,3−3を載せて、製品ウエハの処理を行うことが出来る。
エージング用のダミーウエハ搬出後に、大気搬送容器20前面に配置された製品ウエハを収納した何れかのカセット、例えば、カセット載置台10−1上に載せられたカセット3−1から大気搬送手段4により搬出された1枚の製品ウエハ2−1は、ウエハ位置合わせ機構6を経由して、ロードロック室9−1または9−2を通り、前記真空搬送手段8によって先にエージングされた真空処理室7−1へ搬送されてエッチング処理が施される。
真空処理室7−1,7−2,7−3,7−4のうちの複数で同じ処理条件(レシピ)で処理する場合には、引き続きカセット3−1内から2枚目の製品ウエハ2−1がウエハ位置合わせ機構6を経由して目的の真空処理室7−3へ搬送され、エッチング処理が開始される。同様にn枚目の製品ウエハ2−1もいずれかの真空処理室7−1でエッチング処理される。
エッチング処理が終わった製品ウエハ2−1はカセット3−1の元の位置に戻される。その後、カセット3−1内の全ての製品ウエハが真空処理室7−1,7−2,7−3,7−4のいずれかで処理された後、これらの処理室のいずれかがクリーニングが必要であると判断された場合には、ステーション5に収納されているダミーウエハがクリーニングが必要な真空処理室、例えば真空処理室7−1に搬送され、クリーニング処理が実行される。クリーニング処理が終わったダミーウエハ2−4は、ステーション5へ戻される。つまり、ステーション5はダミーウエハ専用のステーションとして運用される。
以下、本実施例の真空処理装置における、製品ウエハおよびダミーウエハを用いた処理の流れについて、図5乃至図7を用いて説明する。図5は、図1に示す実施例に係る真空処理装置のダミーウエハ交換の時間に伴う動作を示すチャートである。図6及び図7は、図1に示す実施例に係る真空処理装置のウエハの処理の流れを示すフローチャートである。
図6において、大気搬送容器20前面のカセット載置台10−1,10−2,10−3の何れかに、内部に製品ウエハが収納された製品ウエハカセットが設置される(ステップ601)。この際に、本実施例では、「カセット設置完了」が使用者または上流のオペレータ等に報知される(ステップ602)。次に、装置制御部は、通信可能に構成された記憶装置内に予め記録されたデータベースから次に処理を行う製品ウエハの処理の条件のデータを入手する(ステップ603)。
製品ウエハの処理を開始する前に、装置制御部はダミーウエハの使用枚数が事前交換通知枚数に到達し、且つ全てのカセット載置台10−1,10−2,10−3上に製品ウエハ用のカセット3−1,3−2,3−3が設置され、インターフェイスが使用中または使用可能な状態にあるか、つまり処理を行う製品カセットが無いカセット載置台の有無を確認する(ステップ604)。
ステーション5内のダミーウエハには、使用回数に限度があり、いずれのダミーウエハ2−4も使用回数の限度に達した場合には、ステーション5内のダミーウエハ2−4を交換する必要がある。この交換は、3つのカセット載置台10−1,10−2,10−3上に載せられたカセット3−1,3−2,3−3のうち2つに収納された製品ウエハを処理中に、残るカセット載置台上に交換用ダミーカセットを搬送して行う。
交換に際しては、カセット載置台10−1,10−2,10−3のいずれかにウエハが入っていない交換用カセットを載置して、ステーション5内のダミーウエハを大気雰囲気下に設けられた搬送手段4にて交換用カセットへの搬送(回収)を行う。回収を終了した交換用カセットを搬出後、カセット載置台10−1,10−2,10−3のいずれかにダミーウエハが入ったダミーカセットを載置して、ダミーカセット内のダミーウエハを搬送手段4によりステーション5へ搬送を行う。
また、本実施例の真空処理装置に設置された図示しない装置制御部は、ステーション5内の各ダミーウエハ2−4の使用回数を検出して、ステーション5内のダミーウエハ2−4の使用限度が近付いてきた場合には、図5に示すように、ダミーウエハ交換の事前通知(101)を報知する機能を有しており、このことにより真空処理装置の処理のスループットの低下を抑制してダミーウエハの交換を行うことができる。
ダミーウエハの使用回数の限度の検出は、オペレータまたは上位コンピュータによって変更可能な定数であるダミーウエハ一枚当りのダミーウエハ繰り返し使用回数a1が設定され、上記装置制御部においてこのダミーウエハ繰り返し使用回数a1とステーション5内に収納されたダミーウエハ枚数a2により、ダミーウエハの使用枚数の上限値a0が以下の式(1)により決定される。
a0=a1×a2 (1)
さらに、装置制御部では、図7に示すようにダミーウエハの取出し毎にダミーウエハの使用枚数がカウントアップ(704)され、上限値に達した場合には、ダミーウエハの回収要求(702)を行いこれを上位コンピュータへ報知する。真空処理装置は回収要求が報知された後は、ダミーウエハの交換待ち(703)状態となり、ステーション5ではダミーウエハ2−4を用いた新たなクリーニングやエージングに伴うダミーウエハ2−4の搬出ができなくなる。
このように、ダミーウエハ2−4の搬出ができなくなると、製品ウエハの処理のスループットが低下するため、本実施例の真空処理装置は、ダミーウエハ事前交換通知(101)を報知する。このダミーウエハ事前交換通知(101)は、オペレータまたは上位コンピュータによって設定された変更可能な定数である事前交換通知設定枚数b1と装置制御部が検出したダミーウエハ2−4の使用回数及びダミーウエハの使用枚数の上限値a0とを用いて、装置制御部がダミーウエハ事前交換通知設定枚数b1から以下の式(2)により、ダミーウエハ事前交換通知枚数b0を決定しする。
b0=a0−b1 (2)
上記の通り、ダミーウエハ2−4の使用回数が、ダミーウエハ事前交換通知枚数b0に達したか否かが確認され、達したと判定された場合には上位コンピュータ等へ報知する
(図7ステップ709)。この報知により、上位コンピュータがダミーウエハの交換の準備を行うことができ、ダミーウエハ交換待ち状態での製品ウエハ処理の停滞の防止ができる。
すなわち、ステップ604では上記ダミーウエハの事前交換通知枚数の到達の判定とともに、製品ウエハカセットの使用状態が確認される。処理が行われていない製品ウエハカセットの存在が検出されると、真空処理装置の装置制御部がダミーウエハ事前交換通知を報知した(101)後、報知を受けた上位コンピュータは真空処理装置に対し製品ウエハが入ったカセットが載置されて処理を開始するのを待っている製品ウエハカセットが載せられた処理ポート、例えばカセット3−1,3−2に次いで内部に収納された製品ウエハ2−3に施される処理の待機状態にある(103)カセット載置台10−3上に載せられたカセット3−3の処理についてキャンセル指示を発信する(102)。すなわち、カセット載置台10−3及びカセット3−3の処理の進行を禁止する指令信号を発信し、これを使用者等に報知する(図6ステップ605)。
その後、RGV等によりカセット3−3が回収されて、真空処理装置はダミーウエハの交換のためのカセットの載置を待機している(図5の104及び図6ステップ606)。この待機中に誤って再度、製品ウエハのカセットを載置された場合は、ダミーウエハの交換ができずに製品ウエハの処理が停滞してしまうため、本実施例では、製品用ウエハ処理の開始をできないように、装置制御部はカセット載置台10−3及びこれに連動するインターフェイスに対してウエハ処理のための動作を停止する指令を発信する。
ダミーウエハ使用枚数が事前交換通知枚数に到達したと判定されず、また、全ての製品ウエハカセットが使用状態である判定された場合には、製品ウエハの処理を実行するため、上記取得した処理条件を参照し(ステップ607)、エージング処理が必要か否かが判定される(ステップ608)。エージング処理が必要と判定される場合はステップ609以下の動作を行ってエージング処理を行い、製品ウエハの処理を取得した処理条件に基づいて行う(ステップ611)。一方、不要と判定された場合には、そのままステップ611で製品ウエハの処理を行う。
製品ウエハの処理を行った後、真空処理容器のクリーニング処理の要否が判定される
(ステップ612)。必要と判定された場合には、ステップ608と同様に、ステップ
609に進んでクリーニング処理を行ってステップ613に進む。一方、不要と判定された場合には、クリーニング処理を行わずステップ613に進み、製品ウエハのカセットへの回収を行う(ステップ613)。
ステップ608またはステップ612において、エージングまたはクリーニングが必要と判定された場合には、図7に示すエージングまたはクリーニングの処理の流れに従って、真空処理室7−1,7−2,7−3,7−4の何れかの該当するものの内側表面が処理される。この処理においては、まず、ダミーウエハの使用回数(枚数)が上限値に達したか否かが判定される(ステップ701)。
すなわち、図5に示す回収要求(106)の発信の要否が判定される。ダミーウエハの使用回数(枚数)が上限値に達したと判定された場合には、真空処理装置では、さらに、処理を行うことは出来ないため、ステーション5の使用済みダミーウエハ2−4を使用前のものと交換するまで、処理が待機される(ステップ702)。上記上限値に達していないと判定された場合には、ステップ704以下に進みエージングまたはクリーニングの処理を行う。
エージングまたはクリーニングの処理を行うに際して、本実施例では、上記の通り、装置制御部においてダミーウエハの使用回数(枚数)をカウントアップしている(ステップ704)。その後、使用限度に達していない一枚のダミーウエハ2−4がステーション5から搬出されて、該当の真空処理室7−1,7−2,7−3,7−4の何れかに搬送されて所定の条件に基づいてエージングまたはクリーンングが行われる(ステップ706)。
エージングまたはクリーンング処理が終了後、使用されたダミーウエハ2−4がステーション5の元の位置に搬入されて(ステップ707)、次に、ダミーウエハ2−4の使用枚数が事前交換通知枚数に到達したかが判定される(ステップ708)。到達したと判定された場合には、使用者またはオペレータや上位のコンピュータに報知後、ステップ610に進んで、図6に示す処理の流れに戻る。到達していないと判断された場合も、ステップ610に進む。
図5の104に示す状態で、大気搬送容器20前面に配置されたカセット3−3は、ダミーウエハ交換用のカセット搬送待ち状態となる。ダミーウエハ交換用のカセットがカセット載置台10−3に到達した際に、ステーション5内に使用限度に達していないダミーウエハ2−4がある場合、つまり、回収要求(106)が発信されていない状態では、ダミーウエハ2−4を用いて真空処理室7−1,7−2,7−3,7−4の何れかにおいてエージングまたはクリーニングを実施することが出来る。この場合、本実施例では、真空処理装置は、カセットへのステーション5内の使用済みダミーウエハ2−4の移送、あるいは、使用前ダミーウエハを収納したダミーカセットからダミーウエハのステーション5への移送を行わず、使用限度(回収要求(106)の発生)まで待機する(105)。
本実施例では、図5の105乃至108の処理に示すように、ダミーウエハの交換は、交換用のカセットを設置後に使用予定のダミーウエハが使い終わった後、または回収要求
106を報知した後に、製品ウエハ処理と平行してダミーウエハの交換を行うようにした。
すなわち、図5に示すように待機状態104,105においても、ステーション5内のダミーウエハ2−4を用いたエージングまたはクリーニングが行われる。
その後、回収要求(106)が装置制御部から発信されると、カセット載置台10−3上のカセットとステーション5との間でダミーウエハ2−4の移送が行われる。移送が完了すると、使用済みのダミーウエハ2−4が収納されたカセットは搬出されて、使用前のダミーウエハが収納されたダミーカセットが搬送されてカセット載置台10−3上に載せられる。この後、ダミーカセット内の使用前のダミーウエハがステーション5に移送される(107,108)。この移送終了後、ダミーカセットが搬出されてカセット載置台
10−3上から撤去される。この間、ダミーウエハを用いたクリーニングまたはエージングは行われないため、真空処理室7−1,7−2,7−3,7−4の何れかでクリーニングまたはエージングの必要が生じても、その真空処理室では行われない。
このため、クリーニングまたはエージングの必要が生じた真空処理室で処理を行っていた何れかのカセット3−1,3−2は、真空処理装置の他の処理室で処理を行うか、適切な処理の条件に設定されている真空処理室が他に無い場合にはそのカセットの処理が待機状態となり、スループットが低下する。特に、真空処理装置が各カセット単位で処理を連続して行う場合には、各カセット載置台10−1,10−2,10−3上の各カセット3−1,3−2,3−3の処理同士の間隔に合わせて、上記待機時間104,105が配置されるようにすること、ステーション5とダミーウエハとの交換の時間がより短時間で終了して、この間のエージングまたはクリーニング待ちの時間が短時間で終了するように、上記事前交換通知設定枚数b1は設定される必要がある。
また、本実施例では、搬送手段4のハンドが1本の場合でのダミーウエハ交換手順の内容を説明したが、本発明は、この方式に限定されるものではない。すなわち、搬送手段4のハンドを2本で運用しても良い。ダミーウエハの交換においては、いずれかのカセット3にダミーウエハが入ったカセットを載置して、上位コンピュータの指示によりカセット3のダミーウエハを大気雰囲気下に設けられた搬送手段4にて、ダミーウエハを抜き取り、ステーション5へ移動する。空いているハンドにてステーション5内のダミーウエハを抜き取り、もう一方のハンドで持っているダミーウエハを、抜き取ったダミーウエハと同じ段に収納する。以後、全てのダミーウエハを同様な手順で入れ替えることで、ダミーウエハの交換のスループットを向上できる。
さらに、上記図1の実施例は、ステーションを装置側面に配置した構成の例であるが、本発明は、この方式に限定されるものではなく、大気雰囲気下に設けられた搬送手段4の動作範囲であれば、どの位置にでもステーションを配置できる。具体的には、ウエハの位置合わせ機構6の上部等に配置すれば、装置の設置面積を増やさずに対応できる。
また、ダミーウエハを収納するステーション5を真空雰囲気下、すなわち、真空側ブロックに配置しても良い。ダミーウエハの交換は、図1に示す実施例と同様に、カセット載置台10−1,10−2,10−3上に載置したカセット3−1,3−2,3−3により行う。また、クリーニングやエージング処理は上記実施例と同じタイミングで、真空雰囲気下に設けられたステーション5からダミーウエハ2−4の搬送を行う。真空側ブロックにステーション5を設けることで、ダミーウエハ2−4表面が大気に曝されることがなく、異物の軽減やスループットを向上することができる。
上記本発明の実施例によれば、ステーション5内のダミーウエハの交換に伴う試料処理の停滞を、ダミーウエハ2−4事前交換通知機能を使って、上位コンピュータに報知することによりダミーウエハ2−4の交換待ちの時間を抑制できスループットを向上することができる。
また、ダミーウエハ事前交換通知を上位コンピュータに報知後に、誤って試料用のカセットを載置された場合に試料処理の開始ができないように制御して、ダミーウエハの交換を優先することにより、試料処理効率の低下を防いでいる。
本発明に係る真空処理装置の構成の概略を示す上面図である。 図1の実施例の大気側ブロックの構成を示す正面図である。 図1に示す真空処理装置の装置正面を示す正面図である。 図1に示す真空処理装置の側面に配置されるステーションの構成の概略を示す縦断面図である。 図1に示す実施例に係る真空処理装置のダミーウエハ交換の時間に伴う動作を示すチャートである。 図1に示す実施例に係る真空処理装置のウエハの処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す実施例に係る真空処理装置のウエハの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…真空処理装置、2…ウエハ、3…カセット、4…大気搬送手段、5…ステーション、6…ウエハ位置合わせ機構、7…真空処理室、8…真空搬送手段、9…ロードロック室、10…カセット載置台、11…搬送室、12…ウエハ搬送室内用ファン、13…ステーション用カセット載置センサー、14…ステーション用ウエハセンサー。

Claims (6)

  1. 少なくとも2つの真空処理容器と、この処理容器の各々で処理されるウエハ複数を収納可能なカセットを着脱可能に載せるカセット台を同時に処理できるカセットの数より多く備え、前記カセット内の複数の全ウエハを連続して処理するウエハ処理装置であって、
    前記カセットと前記真空処理容器との間で前記ウエハをやりとりする搬送手段と、この搬送手段により前記カセット内のダミー(クリーニング用)ウエハ複数が収納される収納室とを備えた真空処理装置。
  2. 前記カセット台と前記真空容器との間に配置され大気圧下で前記カセットに対して前記ウエハを出し入れする搬送手段を内部に有する大気搬送室を備えた大気搬送容器を備え、前記収納室が前記大気搬送室に連通されて配置された請求項1の真空処理装置。
  3. 前記収納室に前記ダミーウエハが収納され、かつ前記複数のカセット台上に各々に製品製造のためのウエハを収納したカセットを載せて、これらウエハを処理可能な請求項1または2に記載の真空処理装置。
  4. 前記収納室内のダミーウエハが使用限度に達する前に予め、それを報知する手段を備え、この報知を受けて、前記複数カセット台上のカセット複数のうち処理が開始されていないカセットと、交換用のダミーウエハを収納したカセットとが交換される請求項3記載の真空処理装置。
  5. 前記報知を受けた後、前記処理が開始されているカセット内のウエハの処理を禁止する請求項4記載の真空処理装置。
  6. 前記収納室内のダミーウエハが使用限度に達する前に予め、それを報知する手段を備え、この報知を受けた後、新たにカセットの処理の開始を禁止する請求項3記載の真空処理装置。
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