JP2009206345A - 真空処理装置 - Google Patents

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憲利 西川
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Abstract

【課題】搬送の効率を向上してスループットを向上した真空処理装置を提供する。
【解決手段】複数のキャリアカセットが装着される大気搬送室31、複数の真空処理室71〜74、大気搬送装置32、複数のロック室51,52、真空搬送装置62、およびこれらを制御する制御装置101を備え前記キャリアカセットに収納されたウエハを大気搬送装置を介して複数のロック室と、前記処理室間とを搬送し、更に前記キャリアカセットに戻す真空処理装置において、前記制御装置は、処理済みの試料を前記ロック室を介して大気側に搬出する順番を定めた搬出順番テーブルおよび未処理の試料を前記ロック室を介して真空側に搬入する順番を定めた搬入順番テーブルを備え、搬出予約されていないロック室がある場合、搬出順番テーブルで最先の搬出順番待ちとなっているウエハを搬出する処理を、未処理の試料を前記ロック室を介して真空側に搬入する処理に優先して実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、真空容器の内部で半導体ウエハ等の基板状の試料を処理する真空処理装置に関する。
真空処理装置は、半導体ウエハ等の試料を真空容器内部の処理室内に配置して、真空容器内に形成したプラズマを用いて試料を処理して、半導体デバイスや液晶等の装置を製造していた。このような真空処理装置では、生産効率を向上してそのコストを低減するために、単位時間当たりの処理枚数をより大きくすることが求められてきた。
このため、真空処理装置に複数の真空容器を連結して、これらの真空容器内の各処理室で複数の試料を並行して処理したり、試料を一旦大気側に取り出すことなく異なる処理を試料に連続的に施したりすることが行われている。
また、このような真空処理装置には、複数の真空容器と、大気圧下で試料を収納するカセットとの間で試料をやりとりするため、真空圧と大気圧との間で内部の圧力を調節可能なロック室が少なくとも1つ配置されている。ロック室は、試料が搬入、搬出される開口(ゲート)を2つ備えており、内部に試料が収納されて保持された状態で内部と外部との間がゲートにより封止されて圧力が増減される空間が形成される。
単位時間当たりの処理の効率を向上させる上では、処理室とカセットとの間の試料の搬送に要する時間を低減することが重要であり、このために従来より、ロック室を複数備えたものが知られている。また、このように複数の処理室(真空容器)とロック室とを備えた真空処理装置においても、試料の搬送の時間を低減して単位時間当たりの処理枚数(スループット)を向上することが行われてきた。
例えば、特許文献1には、複数の処理容器(プロセスモジュール)とこれに連結された搬送機構とを備えた真空処理装置において、搬送機構が試料に対し複数の処理容器で順次行われる処理に応じて試料を各処理容器に搬入出していく際、処理前の試料と処理後の試料とを入れ換えていくことで、全体の搬送効率を向上するものが開示されている。
特許文献2には、複数の処理容器(プロセスモジュール)とこれに連結された搬送機構とを備えた真空処理装置において、カセットと複数の処理容器間の試料を搬送する所定の搬送路上の処理容器の処理が完了した時点で該当の搬送路上の試料の搬送を開始し、全体の効率を向上するものが開示されている
特開2006−190894号公報 特開2007−129171号公報
前記従来技術によれば、大気圧下においてカセットとロック室との間で試料を搬送するためのアームを備えたロボット等の搬送装置と、ロック室と処理容器との間の真空条件下で試料を搬送する搬送装置とは、各々独立に動作が調節されいる。このような場合には、処理容器内での処理が終了して搬出を要する試料を真空側の搬送装置が搬出する際にロック室のいずれもが内部に処理前の試料が配置されていたり、内部が大気圧の条件にされて大気側から処理前の試料が搬入されるのを待機している状態となったりしていて、前記処理後の試料はロック室内から処理前の試料が搬出されるまで待機しなければならなくなる場合が生じる。
このような場合、搬出が可能になった処理後の試料が搬出されるまで待機する待時間が生じるばかりでなく、特定の処理、例えば腐食性のガスを用いて試料表面をエッチングする処理した後にこのようなガスが未だ滞留している処理室内に試料が配置され続けることになると、試料に汚染が生じることがある。また、クリーニング等の処理前あるいは後に要する所定の処理を施すことができなくなり処理の効率が低下することがある。
また、大気側ではカセットから取り出して位置合わせ等の所定の作業を行った後ロック室へ向けて搬送されている場合において、ロック室の何れもが内部に処理後で大気側へ搬出されるべき試料を有している場合には、大気側の試料はロック室への搬送ができず搬送機構は搬送を停止しなければならない。
このように、真空側への処理前の試料の搬入と大気側への処理後の試料の搬出とがロック室を挟んで競合して、所謂デッドロックが生じてしまい、搬送の効率が損なわれることがある。
本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたもので、搬送の効率を向上してスループットを向上した真空処理装置を提供するものである。
本発明は上記課題を解決するため、次のような手段を採用した。
複数のキャリアカセットが装着される大気搬送室、複数の真空処理室、大気搬送装置、複数のロック室、真空搬送装置、およびこれらを制御する制御装置を備え、前記キャリアカセットに収納されたウエハを大気搬送装置を介して複数のロック室のいずれか搬送し、真空搬送装置により前記ロック室から前記処理室に搬送し、搬送された処理室内で処理を施されたウエハを真空搬送装置により複数のロック室のいずれかに搬送し、更に大気搬送装置により前記キャリアカセットに戻す真空処理装置において、前記制御装置は、処理済みの試料を前記ロック室を介して大気側に搬出する順番を定めた搬出順番テーブルおよび未処理の試料を前記ロック室を介して真空側に搬入する順番を定めた搬入順番テーブルを備え、搬出予約されていないロック室がある場合、搬出順番テーブルで最先の搬出順番待ちとなっているウエハを搬出する処理を、未処理の試料を前記ロック室を介して真空側に搬入する処理に優先して実施する。
本発明は、以上の構成を備えるため、真空処理装置における搬送の効率を向上してスループットを向上することができる。
以下、最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用される真空処理装置を説明する図である。
図1に示す真空処理装置は、装置前面にウエハが収納されたキャリアを装置に搭載するため脱着可能なキャリア搬入出部21〜23と、大気圧状態で真空搬送室へウエハを搬送するための大気搬送室31と、真空状態または大気圧より低い状態でウエハを処理する真空搬送室61を有している。
大気搬送室31と隣接してキャリア搬入出部21〜23とアライメントユニット40が設けられている。キャリア搬入出部21〜23は、ウエハが収納されたキャリアの投入、払出しに用いられる。アライメントユニット40ではウエハの所定の位置および向きを合わせるために用いられる。
大気搬送室31に設けられている大気搬送ロボット32は、伸縮可能な搬送アームを2つ有することで2つのウエハを積込むことが可能であり、水平方向に移動するとともに、昇降、旋回可能であり、大気搬送用コントローラ110の下で動作し、キャリア搬入出部21〜31に設置されたキャリアとアライメントユニット40および2つのロック室51、52の間を行き来してウエハを1枚または2枚単位で搬送する。
ロック室51、52は、大気圧状態と真空状態を切替えることにより、大気圧状態の大気搬送室31と真空状態に排気されている真空搬送室61を連結することができる。
真空搬送室61には、旋回および伸縮可能な一対の搬送アームを有する真空搬送ロボット62が設けられており、軸の両端にウエハ搬送機能が付いており、2枚のウエハを搬送することが可能である。この搬送ロボットは、真空搬送用コントローラ111の下で動作し、2つのロック室51、52および周囲の各処理室71〜74との間でウエハの受け渡しを行う。搬送アームの何れか一方を選択し挿入または引き抜いてウエハの搬入/搬出を行うことができる。
装置には、前記の各処理部を制御する処理制御コントローラ101と大気ロボット32を制御する大気搬送用コントローラ110と真空ロボットを制御する真空搬送用コントローラ111、および操作入力や装置の状態を表示する上位操作パソコン102を備えており、処理制御コントローラ101では、上位操作パソコン102の操作内容を記憶し、保持された各種データと真空装置の状態を検知する各種センサー等により、前記真空処理部61と大気処理部31の制御及び各動作の開始から終了を監視し情報収集を常に行う。また、装置状態及び結果情報を上位操作パソコン102にも報告する。
上位操作パソコン102の搬送手順に従い、各キャリアに入っている未処理ウエハは、大気ロボット32により取り出され、アライメントユニット40を経てロック室51、52のいずれかを大気圧復帰し、ロック室へ搬送後真空引きする。真空ロボット61は真空引きされたロック室から処理室71〜74のいずれかの処理室へ搬送され、その処理室でプロセス処理を行う。処理が終了すると処理済ウエハは真空ロボット61により真空引きされたいずれかのロック室51、52に搬送され、ロック室は大気圧復帰する。大気ロボット32は大気圧復帰されたロック室から処理済ウエハを元のキャリアに戻す。
図2〜図12は、本発明に関する真空側からのロック室の搬出予約処理及び大気側からのロック室の搬入予約処理を示すフローチャートである。
図2は、真空側からロック室でのウエハの搬出要求と大気側からのウエハの搬入要求に伴うロック室の処理を説明する図である。真空側と大気側では非同期により処理が進行するため、真空側の搬出を優先しつつ大気側のウエハの搬入も行う。
ここでは、処理室71で処理を終了したウエハと、アライメントユニット40に到着したウエハに対してのロック室の予約処理を例にして説明する。
真空側から大気側への搬出では、処理室71が処理終了(200)するまで監視し、処理が終了すれば処理室71に処理済ウエハが存在(201)する場合、次の搬送がロック室であるかを判断(202)し、次の搬送場所がロック室51、52であれば、ロック室の搬送を行うため、搬出順番テーブルに処理室71のウエハが搬出待ちであることを登録する。
大気側から真空側への搬入では、搬送中の未処理ウエハがアライメントユニット40に到着(210)すれば、ロック室の搬送を行うために、搬入順番テーブルにアライメントユニット40のウエハが搬入待ちであることを登録する。
この搬出順番テーブル及び搬入順番テーブルは、ロック室での搬入出を制御するためにどの処理が待ち状態となっているかを認識するものである。
ロック室への真空側から搬出及び大気側からの搬入に際しては、一定間隔時間で監視しロック室の搬入出を抑制しながら、そのときの最適なウエハを搬送するために、真空側の処理済ウエハを早く出し次の処理であるウエハ無しクリーニングの開始を早めることで、処理室へのウエハの搬入待ち時間を少なくする。
一定時間が経過すれば、ロック室の真空側からの搬出ができるか判断するため、ロック室の搬出場所(搬出予約されていないロック室があるか)に空きがあるか判断(220)し、ロック室への搬出の空きがあると判断すれば、搬出順番テーブルで搬出待ちとなっているウエハがあるか(221)を判断する。搬出待ちのウエハがあれば、ロック室の搬出予約処理(222)を実施する(この搬出予約方法については、図3〜図6を用いて後述する)。
ロック室の搬出予約処理(222)で、処理室71〜74からいずれかのロック室へ搬出できると判断すれば、他からのアクセスを抑制するため、搬出予約なるものを登録する。他にもロック室が空いており、搬出待ちのウエハがあれば、一定時間が経過後に再度ロック室の搬出予約の判断(220)から実施する。
上記でロック室の搬出予約ができないと判断すれば、次に大気側からのウエハの搬入を行うために、大気側の搬入待ちウエハがロック室から搬入できるかを判断する。ロック室の搬入場所(搬入予約されていないロック室があるか)に空きがあるか判断(223)し、ロック室への搬入の空き場所があると判断すれば、搬入順番テーブルで搬入待ちとなっているウエハがあるか判断(224)し、搬入待ちのウエハがあれば、ロック室の搬入予約処理(225)を実施する(この搬入予約方法については、図7〜図12を用いて後述する)。
ロック室の搬入予約処理(225)で、アライメントユニット40からロック室へ搬入可能か動作中の装置情報から搬入できるか否かを判断し、搬入できるロック室があれば、他のアクセスを抑制するために搬入予約なるものを登録する。搬入予約に関しては、予約有無に関係なく、搬入予約に関する処理が終了したら、一定時間が経過後に再度ロック室の搬出予約の判断(220)から実施する。
図3〜図6は、処理室71が処理終了し、ロック室へ搬送待ちとなっているときのロック室のウエハの搬入出パターン毎の搬出予約処理について説明する図である。
搬出予約に関しては、次の搬出先のロック室を決定した時点で登録し、ロック室にウエハを搬送後、ロック室のベント処理が実施され、大気圧状態後、大気側の大気ロボットによりウエハを取り出すことで搬出予約を削除する。
図3において、処理室71が処理終了(300)し、ウエハ搬出待ちの処理済ウエハをロック室へ搬出できるかを決定する。ロック室では、真空状態と大気状態を切替えながら動作させることで、それぞれの搬送処理部31、61へウエハの搬送が可能となる。真空側から大気側への搬出では、真空圧状態となっているロック室に搬送する方が早くできることから、搬出の決定は、真空圧状態、排気中(真空状態に移行中)の順に搬出できるかを判断する。真空側からの搬出を優先して行うことを考慮し、大気側で搬入出の作業がない場合は、必ずロック室を真空圧状態で保持する。
両方のロック室にウエハ無し(予約されていない)の場合(301)での真空処理室71からの搬出について説明する。ロック室51とロック室52がウエハ無し(予約されていない)場合(301)では、どちらも、搬出可能であるが真空圧状態となっているロック室に決定した方が効率的に良い。ロック室51が真空圧状態(302)であれば、ロック室51を次の搬出先と決定し搬出予約に登録(303)し、処理室71で搬出待ちとなっているウエハの次の行き先をロック室51に変更(304)し、搬出順番テーブルから処理室71の情報を削除(305)する。搬出順番テーブルから処理室71のウエハ待ち情報を削除することで、次のウエハ待ち情報を抽出することが可能となる。
その後、真空搬送用コントローラ111に処理室71のウエハの積込み要求(306)を実施する。真空搬送用コントローラ111で搬送可能と判断すれば、真空ロボット62により、積込み要求順にウエハを積込み、指定の場所へと搬送する。
ここで上記ロボット動作について簡単に説明する。真空ロボット62で、処理室71のウエハを積込み、ロック室51へウエハを降ろす。この場合の真空ロボット62はアーム上に別のウエハを積込んでいてもロック室が空いているため、片方のアームを使用して搬送することも可能である。ロック室51へウエハが降ろされた後、ロック室51のベント処理(大気圧状態に移行)が開始され、大気圧状態となった後、大気搬送用コントローラ110の指示の下に大気ロボット32により、ロック室51からウエハが取り出され、元のキャリアに戻る。
ロック室51からウエハが取り出されることで、搬出予約のウエハ情報を削除し、搬入予約が登録されていれば、ロック室51はそのまま大気圧状態で待たせるが、搬入予約が登録されていなければ、ロック室51は排気処理を開始する。
ロック室51が真空圧状態(302)でない場合は、ロック室52が真空圧状態(307)か判断し、真空圧状態であれば、ロック室52を次の搬出先と決定し搬出予約に登録(308)し、処理室71で搬出待ちとなっているウエハの次の行き先をロック室52に変更(309)する。その後、搬出順番テーブルから処理室71の情報を削除(305)し、真空搬送用コントローラ111に処理室71のウエハの積込み要求(306)を実施し、処理室71からの搬出待ちとする。
ロック室51及びロック室52が真空でないと判断(307)した場合、ロック室51が排気中か判断(310)する。ロック室51が排気中(310)の場合、ロック室52の状態も判断(311)し、ロック室51及びロック室52ともに排気中であれば、ロック室51の排気に要する時間とロック室52の排気に要する時間を処理制御用コントローラ101より求め、早く排気が終了するロック室を次のロック室とする。ロック室51の排気が早く終了すると判断(312)すれば、ロック室51を次の搬出先と決定し、ロック室52の排気が早く終了すると判断すれば、ロック室52を次の搬出先と決定する。
ロック室52が真空でなく、ロック室51が排気中でない場合、ロック室52が排気中(313)であれば、ロック室52を次の搬出先と決定する。ロック室51が真空でなく、ロック室52が排気中でない場合、ロック室51、52は大気圧状態もしくはベント中(大気圧復帰中)なので、次のロック室の状態変化により処理を決定する。
図4では、ロック室51は大気側からの未処理ウエハがあるが、または搬入中(搬入予約有り)で、ロック室52はウエハなし(予約されていない)の場合(320)での処理室71のウエハ搬出について説明する図である。この場合、ロック室52が空いていることから、ロック室52が真空圧状態(321)であれば、ロック室52を次の搬出先と決定し搬出予約に登録(322)し、処理室71で搬出待ちとなっているウエハの次の行き先をロック室52に変更(323)する。その後、搬出順番テーブルから処理室71の情報を削除(325)し、真空搬送用コントローラ111に処理室71のウエハの積込み要求(325)を実施し、処理室71からの搬出待ちとする。
ロック室52が真空状態でない(321)場合、処理室71で搬出を待っているウエハとロック室51に搬入予定のウエハの処理室への搬送経路が同じか否かを判断(326)する。処理室への搬送経路が違うと判断(326)した場合は、空いているロック室52を次の搬送先と決定(322からの処理を行う)する。
処理室71で待っているウエハとロック室51に搬入予定のウエハの処理室への搬送経路が同じと判断(326)した場合は、真空搬送内でウエハの入替えが可能となるが、ロック室51のウエハの搬送先の処理室が処理中で、すぐに搬送できない場合もあるため、どちらのロック室を選択した方が早く搬送できるかを以降の処理にて決定する。
ロック室51の次処理室の残り時間(Tc1)を処理制御用コントローラ101より抽出(327)し、次処理の残り時間(Tc1)とロック室51の排気に要する時間の合計とロック室52の排気に要する時間でどちらが早く終了するかを判断(328)する。ロック室52の排気が早いと判断した場合は、ロック室52を次の搬出先と決定し搬出予約に登録(322)し、処理室71で搬出待ちとなっているウエハの次の行き先をロック室52に変更(323)する。ロック室52の排気が遅いと判断した場合は、ロック室51を次の搬出先と決定し搬出予約に登録(329)し、処理室71で搬出待ちとなっているウエハの次の行き先をロック室51に変更(330)する。その後、搬出順番テーブルから処理室71の情報を削除(324)し、真空搬送用コントローラ111に処理室71のウエハの積込み要求(325)を実施し、処理室71からの搬出待ちとする。
図5は、図4でのロック室状態が入れ替わった場合である。ロック室51はウエハなし(予約されていない)で、ロック室52は大気側から未処理ウエハがあるまたは搬入中(搬入予約有り)の場合(340)での処理室71のウエハ搬出について説明する。この場合、ロック室51が空いていることから、ロック室51が真空圧状態(341)であれば、ロック室51を次の搬出先と決定し搬出予約に登録(342)し、処理室71で搬出待ちとなっているウエハの次の行き先をロック室52に変更(343)する。その後、搬出順番テーブルから処理室71の情報を削除(344)し、真空搬送用コントローラ111に処理室71のウエハの積込み要求(345)を実施し、処理室71からの搬出待ちとする。
ロック室51が真空状態でない(321)場合、処理室71で待っているウエハとロック室52に搬入予定のウエハの処理室への搬送経路が同じか否かを判断(346)する。処理室への搬送経路が違うと判断(346)した場合は、空いているロック室51を次の搬送先と決定(342からの処理を行う)する。
処理室71で待っているウエハとロック室52に搬入予定のウエハの処理室への搬送経路が同じと判断(346)した場合は、真空搬送内でウエハの入替えが可能となるが、ロック室52のウエハの搬送先の処理室が処理中で、すぐに搬送できない場合もあるため、どちらのロック室を選択した方が早く搬送できるかを以降の処理にて決定する。
ロック室52の次処理室の残り時間(Tc1)を処理制御用コントローラ101より抽出(347)し、次処理の残り時間(Tc1)とロック室52の排気に要する時間の合計とロック室51の排気に要する時間でどちらが早く終了するかを判断(348)する。ロック室51の排気が早いと判断した場合は、ロック室51を次の搬出先と決定し搬出予約に登録(342)し、処理室71で搬出待ちとなっているウエハの次の行き先をロック室51に変更(343)する。ロック室51の排気が遅いと判断した場合は、ロック室52を次の搬出先と決定し搬出予約に登録(349)し、処理室71で搬出待ちとなっているウエハの次の行き先をロック室52に変更(350)する。その後、搬出順番テーブルから処理室71の情報を削除(344)し、真空搬送用コントローラ111に処理室71のウエハの積込み要求(345)を実施し、処理室71からの搬出待ちとする。
図6で、片方のロック室に処理済ウエハありまたは処理済ウエハを処理室から搬出中で、もう一方のロック室はウエハなし(予約されていない)場合での処理室71のウエハ搬出処理を説明する。ロック室51に処理済ウエハありまたは処理済ウエハを処理室から搬出中で、ロック室52はウエハなし(予約されていない)場合(360)では、ロック室51は既に搬出予約されており、ロック室52は空いているので、ロック室52を次の搬出先と決定し搬出予約に登録(361)し、処理室71で搬出待ちとなっているウエハの次の行き先をロック室52に変更(362)する。
上記のロック室の状態が入れ替わった場合(365)では、ロック室52は既に搬出予約されており、ロック室51は空いているので、ロック室52を次の搬出先と決定し搬出予約を登録(366)し、ウエハの次の行き先をロック室52に変更(367)する。その後、搬出順番テーブルから処理室71の情報を削除(363)し、真空搬送用コントローラ111に処理室71のウエハの積込み要求(364)を実施し、処理室71からの搬出待ちとする。
両方のロック室に真空側に搬送中の未処理ウエハがある(搬入予約あり)場合(368)について説明する。両方のロック室に未処理ウエハがある場合は、ロック室に搬入された順が次の処理室の処理順であるため、ロック室に早く搬送された方(369)とする。ロック室51に早く未処理ウエハが搬送された場合は、ロック室51を次の搬送先のロック室と決定(366からの処理を行う)する。ロック室52に早く未処理ウエハが搬送された場合は、ロック室52を次の搬送先のロック室と決定(361からの処理を行う)する。この場合の真空ロボットの動作は、処理室から搬送した処理済ウエハと未処理ウエハをロック室で入れ替えることになる。
以上のロック室の状態以外は、ロック室の状態が変化したことにより、再度、搬出予約処理を新たに行うことで、最適な搬出方法を決定する。
次に、図7〜図12でアライメントユニット40からのロック室の搬入に関してロック室のウエハ搬入出パターン毎の搬入予約処理について説明する。
搬入予約に関しては、次の搬入先のロック室を決定した時点で登録し、ロック室にウエハを搬送後、ロック室の排気処理が実施され、真空圧状態後、真空側の真空ロボットによりウエハを取り出すことで搬入予約を削除する。
先に述べたようにロック室では、真空圧状態と大気圧状態とを切替ながら動作させている。大気側からの搬入も真空側からのウエハの搬出状態を確認しながら真空側からの搬出ウエハを優先的に搬送することで、真空内の搬送処理を効率よく行えるようにする。大気側から真空への搬送は、大気圧状態となっているロック室に搬送する方が効率がよいことから、ロック室が大気圧状態、ベント中(大気状態に移行中)、真空圧状態の順番に搬入できるかを判断する。
図7でアライメントユニット40にウエハが到着(400)し、次の搬送場所のロック室へ搬入する処理を説明する。
両方のロック室から真空側のウエハが搬出中の場合について説明する。両方のロック室から真空側のウエハが搬出中(401)の場合は、処理済ウエハを搬出後、両方のロック室は空きとなるため、ロック室が早く大気圧状態なるロック室と決定した方が早く真空側へ搬送できる。そこで、ロック室に早く搬出した方のロック室(402)を次の搬送先とする。ロック室51の搬出が早い場合は、ロック室51を次の搬入先と決定し搬入予約に登録(403)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室51に変更(404)する。また、ロック室52の搬出が早い場合は、ロック室52を次の搬送先と決定し搬入予約に登録(407)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室52に変更(408)する。その後、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(405)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(406)を実施する。大気搬送用コントローラ110で搬送可能と判断すれば、大気ロボット32により、積込み要求順にウエハを積込み指定の場所へと搬送する。
ここでロボット動作について簡単に説明する。大気搬送用コントローラ110は、アライメントユニット40は、ウエハが搬入されるロック室の位置に対応する位置にウエハを合わせて配置し、大気ロボット32は、搬送アーム上にアライメントユニット40のウエハを積込み、空いている片方の搬送アームで処理済ウエハを取り出し搬出予約を削除する。そして、アライメントユニット40から積込んだウエハを搬入先のロック室へ降ろす。その後、ロック室のベント処理を実施し、真空圧状態で処理室へ搬送されるのを待つ。真空側では、真空搬送用コントローラ111によって、ロック室からウエハを積込む。ここで処理室のウエハ無しの処理があれば、処理室の処理の終了をまった後、指定の処理室へ降ろし処理室での処理を開始する。真空ロボットによりロック室のウエハが取り出されたことで、ロック室の搬入予約を削除する。
図8では、ロック室51は処理済ウエハがあるまたは処理済ウエハが搬入中(搬出予約あり)で、ロック室52はウエハ無し(予約されていない)の場合(410)について説明する。ロック室が2つとも未処理ウエハが搬入されていない場合は、片方のロック室に未処理ウエハを搬入して処理室への搬入待ちとする。ここでは、未処理ウエハがないため(搬入予約がない)、両方とも搬入可能であるが、ロック室51が既に真空側から搬出中であるので、ロック室51を次の搬入先と決定し搬入予約に登録(411)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室51に変更(412)する。その後、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(413)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(414)を実施し、アライメントユニット40からの搬入を待つ。
上記のロック室状態が入れ替わった場合(415)では、ロック室52が既に真空側から搬出中であるので、ロック室52を次の搬入先と決定し搬入予約に登録(416)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室52に変更(417)する。その後、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(413)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(414)を実施し、アライメントユニット40からの搬入を待つ。
図9、図10、図11では、片方のロック室に未処理ウエハを搬入している場合にもう一方のロック室へ搬入するか否かを制御する処理について説明する。
既に片方のロック室は未処理ウエハが搬入されて、処理室への搬送待ちとなっている状態で、その搬入しているウエハの次の処理室の処理時間が長く、他の処理室で処理終了しロック室へ搬出したいウエハがある場合に、何も制御せずに次の処理の未処理ウエハを搬入すれば、真空側からの搬出口がなくなってしまい、ウエハ無しクリーニング処理の開始時間を遅らせ、次のウエハも処理待ちとなり搬送効率が低下する。そこで、大気側からのロック室への搬入を処理室の状態により待たせる(図10の510以降)ことで、処理室からロック室への搬出を先に行うことで、真空処理室61内のウエハの搬送をスムーズに行えるように改善する。
図9で、ロック室51は処理済ウエハがあるまたは処理済ウエハが搬入中(搬出予約あり)で、ロック室52は既に未処理ウエハがある(搬入予約あり)の場合(420)について説明する。ロック室51が大気側に搬送中であるため、アライメントユニット40とのウエハをと入替えによる搬送が考えられる。しかし、既にロック室52は未処理ウエハが搬入され処理室への搬送待ちとなっているため、ロック室51へ搬入するか否かを判断(421)する。
アライメントユニット40の未処理ウエハが次に搬送する処理室を見付け、処理の残り時間(Tca)(510)を処理制御用コントローラ101にて抽出する。次に、アライメントユニット40から真空搬送に要する時間(Taa)(511)を抽出する。更に、ロック室に搬送される最終処理で一番早く処理が終了するウエハの処理の残り時間(Tce)(512)を抽出する。
動作中の各処理時間をもとに、次処理室の残り時間(Tca)が真空搬送に要する時間(Tca)より早く終了する場合(513)もしくは、真空搬送に要する時間(Tca)の方が早く終了する場合でも、真空搬送に要する時間(Tca)が最終処理室の残り時間(Tce)と排気時間とベント時間とを足した時間より早く終了すると判断した(514)場合は、ロック室51を次の搬入先と決定し搬入予約に登録(422)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室51に変更(423)する。その後。搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(424)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(425)を実施し、アライメントユニット40からのウエハ搬入を待つ。
上記のロック室状態が入れ替わった場合(426)について説明する。ロック室52が大気側に搬送中であるため、アライメントユニット40とのウエハをと入替えによる搬送が考えられる。しかし、既にロック室51は未処理ウエハが搬入されて、処理室への搬送待ちとなっているため、ロック室52へ搬入するか否かを判断(427)する。
アライメントユニット40の未処理ウエハが次に搬送する処理室を見付け、処理の残り時間(Tca)(510)を処理制御用コントローラ101にて抽出する。次に、アライメントユニット40から真空搬送に要する時間(Taa)(511)を抽出する。更に、ロック室に搬送される最終処理で一番早く処理が終了するウエハの処理の残り時間(Tce)(512)を抽出する。
動作中の各処理時間をもとに、次処理室の残り時間(Tca)が真空搬送に要する時間(Tca)より早く終了する場合(513)もしくは、真空搬送に要する時間(Tca)の方が早く終了する場合でも、真空搬送に要する時間(Tca)が最終処理室の残り時間(Tce)と排気時間とベント時間とを足した時間より早く終了すると判断した(514)場合は、ロック室52を次の搬入先と決定し搬入予約に登録(427)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室52に変更(428)する。その後、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(424)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(425)を実施し、アライメントユニット40からのウエハ搬入を待つ。
図11では、ロック室51はウエハ無し(予約無し)で、ロック室52は既に未処理ウエハがある(搬入予約あり)場合(430)について説明する。既にロック室52は未処理ウエハが搬入されて、処理室への搬送待ちとなっているため、ロック室51へ搬入するか否かを判断(431)する。
アライメントユニット40の未処理ウエハが次に搬送する処理室を見付け、処理の残り時間(Tca)(510)を処理制御用コントローラ101にて抽出する。次に、アライメントユニット40から真空搬送に要する時間(Taa)(511)を抽出する。更に、ロック室に搬送される最終処理で一番早く処理が終了するウエハの処理の残り時間(Tce)(512)を抽出する。
動作中の各処理時間をもとに、次処理室の残り時間(Tca)が真空搬送に要する時間(Tca)より早く終了する場合(513)もしくは、真空搬送に要する時間(Tca)の方が早く終了する場合でも、真空搬送に要する時間(Tca)が最終処理室の残り時間(Tce)と排気時間とベント時間とを足した時間より早く終了すると判断した(514)場合は、ロック室51を次の搬入先と決定し搬入予約に登録(432)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室51に変更(433)し、真空側になっているロック室51を大気圧復帰させるため、ロック室51のベント処理(大気圧状態に移行)を開始(434)する。その後、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(435)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(436)を実施し、アライメントユニット40からのウエハ搬入を待つ。
上記のロック室状態が入れ替わった場合(437)では、既にロック室51は未処理ウエハが搬入されて、処理室への搬送待ちとなっているため、ロック室52へ搬入するか否かを判断(438)する。
アライメントユニット40の未処理ウエハが次に搬送する処理室を見付け処理の残り時間(Tca)(510)を処理制御用コントローラ101にて抽出する。次に、アライメントユニット40から真空搬送に要する時間(Taa)(511)を抽出する。更に、ロック室に搬送される最終処理で一番早く処理が終了するウエハの処理の残り時間(Tce)(512)を抽出する。
今現在の各処理時間をもとに、次処理室の残り時間(Tca)が真空搬送に要する時間(Tca)より早く終了する場合(513)もしくは、真空搬送に要する時間(Tca)の方が早く終了する場合でも、真空搬送に要する時間(Tca)が最終処理室の残り時間(Tce)と排気時間とベント時間とを足した時間より早く終了すると判断した(514)場合は、ロック室52を次の搬入先と決定し搬入予約に登録(439)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室52に変更(440)し、真空側になっているロック室52を大気圧復帰させるため、ロック室52のベント処理(大気圧状態に移行)を開始(441)する。その後、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(435)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(436)を実施し、アライメントユニット40からのウエハ搬入を待つ。
図12では、両方のロック室にウエハが無い場合(450)について説明する。この場合、ロック室へはまだ、真空側からも大気側からも搬送されるウエハはないため、どちらのロック室も搬入可能である。大気側からの搬入は、ロック室の状態が、大気圧状態、ベント中(大気圧状態に移行中)、真空圧状態の順番に搬入を決定した方が効率よく搬送できる。
両方のロック室にウエハが無い(予約なし)(450)場合は、ロック室51が大気圧状態(451)の場合は、ロック室51を次の搬入先と決定し搬入予約に登録(451)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室51に変更(453)する。既にロック室51は大気圧状態(454)のため、ベント処理は行わず、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(456)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(457)を実施し、アライメントユニット40からのウエハ搬入を待つ。
ロック室51が大気圧状態でなく、ロック室52が大気圧状態(458)の場合は、ロック室52を次の搬入先と決定し搬入予約に登録(459)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室52に変更(460)する。既にロック室52は大気圧状態(461)のため、ベント処理は行わず、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(456)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(457)を実施し、アライメントユニット40からのウエハ搬入を待つ。
ロック室52も大気圧状態でなく、ロック室51がベント処理中(463)の場合は、ロック室51が次の搬入先と決定し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室51に変更(453)する。ロック室51は大気圧復帰(454)のため、ベント処理は行わず、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(456)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(457)を実施し、アライメントユニット40からのウエハ搬入を待つ。
ロック室51が大気圧状態またはベント処理中でなく、ロック室52がベント処理中(464)の場合は、ロック室52を次の搬入先と決定し搬入予約に登録(459)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室52に変更(460)する。ロック室52は大気圧復帰(461)のため、ベント処理は行わず、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(456)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(457)を実施し、アライメントユニット40からのウエハ搬入を待つ。
ロック室52が大気圧状態またはベント処理中でなく、ロック室51が真空圧状態(465)の場合は、ロック室51が次の搬入先と決定し搬入予約に登録(453)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室51に変更(453)する。ロック室51は真空状態(454)のため、ベント処理を開始(455)する。その後、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(456)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(457)を実施し、アライメントユニット40からのウエハ搬入を待つ。
ロック室51が真空圧状態でなく、ロック室52が真空圧状態(466)の場合は、ロック室52が次の搬入先と決定し搬入予約に登録(459)し、アライメントユニット40で搬送待ちとなっているウエハの行き先をロック室52に変更(460)する。ロック室52は真空状態(461)のため、ベント処理を開始(462)する。その後、搬入順番テーブルからアライメントユニット40の情報を削除(456)し、大気搬送用コントローラ110にアライメントユニット40のウエハの積込み要求(457)を実施し、アライメントユニット40からのウエハ搬入を待つ。
以上のロック室の状態以外は、ロック室の状態が変化したことにより、再度、搬入予約を新たに行うことで、最適な搬入方法を決定する。
以上説明したように、本実施形態によれば、真空側への処理前の試料の搬入と大気側への処理後の試料の搬出とがロック室を挟んで競合することを抑制することができるので搬送の効率を向上してスループットを向上した真空処理装置を提供することができる。
本発明が適用される真空処理装置を説明する図である。 真空側からロック室でのウエハの搬出要求と大気側からのウエハの搬入要求に伴うロック室の処理を説明する図である。 真空側からロック室への搬出制御を説明する図である(両方のロック室に予約なし)。 真空側からロック室への搬出制御を説明する図である(一方にみに搬入予約)。 真空側からロック室への搬出制御を説明する図である(一方にみに搬入予約)。 真空側からロック室への搬出制御を説明する図である(一方のみに搬出予約)。 大気側からロック室への搬入制御を説明する図である(両方のロック室に搬出予約)。 大気側からロック室への搬入制御を説明する図である(一方のみに搬出予約)。 大気側からロック室への搬入制御を説明する図である(一方に搬入予約、他方に搬出予約)。 大気側からロック室への搬入制御を説明する図である(搬入制限処理)。 大気側からロック室への搬入制御を説明する図である(一方のみに搬入予約)。 大気側からロック室への搬入制御を説明する図である(両方のロック室に予約なし)。
符号の説明
21,22,23 キャリア搬入出部
31 大気搬送室
32 大気ロボット
51,52 ロック室
61 真空搬送室
62 真空搬送ロボット
71,72,73,74 処理室
101 処理制御用コントローラ
102 上位操作パソコン
110 大気搬送用コントローラ
111 真空搬送用コントローラ

Claims (5)

  1. 複数のキャリアカセットが装着される大気搬送室、複数の真空処理室、大気搬送装置、複数のロック室、真空搬送装置、およびこれらを制御する制御装置を備え、
    前記キャリアカセットに収納されたウエハを大気搬送装置を介して複数のロック室のいずれか搬送し、真空搬送装置により前記ロック室から前記処理室に搬送し、搬送された処理室内で処理を施されたウエハを真空搬送装置により複数のロック室のいずれかに搬送し、更に大気搬送装置により前記キャリアカセットに戻す真空処理装置において、
    前記制御装置は、処理済みの試料を前記ロック室を介して大気側に搬出する順番を定めた搬出順番テーブルおよび未処理の試料を前記ロック室を介して真空側に搬入する順番を定めた搬入順番テーブルを備え、搬出予約されていないロック室がある場合、搬出順番テーブルで最先の搬出順番待ちとなっているウエハを搬出する処理を、未処理の試料を前記ロック室を介して真空側に搬入する処理に優先して実施することを特徴とする真空処理装置。
  2. 請求項1記載の真空処理装置において、
    前記制御装置は、複数のロック室のうち、ウエハの大気側への搬出のためのロック室の真空排気に要する時間が最短となるロック室を選択して使用することを特徴とする真空処理装置。
  3. 請求項1記載の真空処理装置において、
    ロック室内を大気圧にしてウエハを大気側に搬出した後に、未処理のウエハを搬入しない場合、ロック室内を減圧して待機することを特徴とする真空処理装置。
  4. 請求項1記載の真空処理装置において、
    ウエハを大気側から真空側へ搬送する場合、使用するロック室は、その状態が大気圧状態、大気圧に移行中、および真空状態の順に選択することを特徴とする真空処理装置。
  5. 請求項1記載の真空処理装置において、
    2つのロック室を有し、一方のロック室に未処理のウエハが搬入されて処理室への搬入待ちとなってる状態で、他方のロック室へ搬出できる処理済みウエハの発生が予測される場合、大気側からの他方のロック室へのウエハの搬入を抑止することを特徴とする真空処理装置。
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