JP2010251507A - 半導体製造装置の制御システムおよび制御方法 - Google Patents

半導体製造装置の制御システムおよび制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の処理チャンバを備える半導体製造装置に対して最適なウェーハ搬送制御処理を実現し、半導体製造のリードタイムを短縮して効率性を高めることができる半導体製造装置の制御システムおよび制御方法を提供する。
【解決手段】半導体ウェーハをロット単位で処理する半導体製造装置の処理動作を指示する処理指示装置10の搬送制御判断部12は、装置状態データ収集部11、ロット処理データ収集部14および搬送制御データベース13から取得した、装置状態データ、在庫ロット数、ウェーハ処理時間、ロット間クリーニング時間およびウェーハ搬送制御内容を示すデータに基づいて、ウェーハ搬送制御内容ごとに全在庫ロットの平均リードタイムを算出する。搬送制御判断部12は、算出結果から最適なウェーハ搬送制御内容を選択し、処理指示部15が選択されたウェーハ搬送制御内容に従うウェーハ搬送を半導体製造装置16に実施させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路等を製造する半導体製造装置の制御システムおよび制御方法に関し、特に、複数の処理チャンバを備える半導体製造装置を制御対象とする制御システムおよび制御方法に関する。
半導体集積回路等を製造する半導体製造装置においては、製造時間(以下、リードタイムという)を短縮することが求められており、リードタイム短縮を実現する種々の技術が提案されている。例えば、ウェーハ処理枚数およびプロセス処理データ等の要素に基づくホストコンピュータの指示により、半導体製造装置を最適なロードロック方式に切り換えて半導体ウェーハ(以下、単にウェーハという)の処理をより短時間にする技術が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
図12は、特許文献1記載の従来の半導体製造装置の構成を示すブロック図である。図12において、カセットチャンバ101は、ゲートバルブ105bを介して搬送チャンバ103に連結され、また、この搬送チャンバ103は、ゲートバルブ105cを介してウェーハに対する所定処理(プロセス)が実施されるプロセスチャンバ106に連結されている。そして、搬送チャンバ103には、その内部にウェーハ待機バッファ104a、104bと搬送装置102とが設けられている。また、上記の各チャンバ101、102、103には、排気装置108a、108b、108cおよびベント装置109a、109b、109cがそれぞれ接続されている。
プロセスチャンバ106内のウェーハに施す処理は、プロセス制御装置107が制御し、搬送チャンバ103内の搬送装置102は搬送制御装置111が制御し、排気装置108a〜108cおよびベント装置109a〜109cは排気制御装置110が制御する。
また、カセットチャンバ101内のカセットに収容されているウェーハの枚数はウェーハ検出装置113により検出され、検出されたウェーハ枚数が記憶装置114に記憶される。記憶装置114には入力装置112等から入力された搬送シーケンスとプロセスデータ(プロセスチャンバ106の処理時間、ウェーハをカセットチャンバ101からプロセスチャンバ106に搬送する際の搬送時間等)等の制御情報が記憶されている。
プロセス制御装置107は、記憶装置114の記憶内容(搬送シーケンスとプロセスデータとウェーハ枚数等)に基づいて、プロセスチャンバ106内のプロセス制御を行うとともに、排気制御装置110が排気装置108a〜108cおよびベント装置109a〜109cを動作させて、カセットチャンバ101、搬送チャンバ103、およびプロセスチャンバ106の給排気制御を行う。また、比較演算装置115は、記憶装置114の記憶内容に基づいて、ウェーハ処理終了時間がより短時間となる搬送シーケンスを求め、この求めたロードロック方式に基づいて、搬送制御装置111がウェーハの搬送制御を行う。
図13は比較演算装置115の判定処理手順および搬送制御装置111の搬送処理手順を示したフローチャートである。
ウェーハ処理の開始に先立って、比較演算装置115に、記憶装置114に保存されたカセットチャンバ101内のウェーハ枚数とプロセス処理時間、真空引き、給気時間等から成るプロセス処理内容を示すデータを入力する(ステップS1201)。
比較演算装置115は、上記したウェーハ枚数とプロセスデータとに基づいて、ウェーハごとにロードロックする枚葉ロードロック方式を採用する場合の処理時間TCと、各ウェーハを一定単位で一括してロードロックする一括ロードロック方式を採用する場合の処理時間TLとをそれぞれ計算する(ステップS1202)。そして、いずれのウェーハ搬送方式がより短いウェーハ処理時間になって有利であるかを判定する(ステップS1203)。
ここで、プロセスデータの内容によって、例えば、ウェーハ1枚あたりの処理時間がウェーハ搬送時間より短くなる場合がある。すなわち、ウェーハの処理終了時間がウェーハ搬送時間により支配される場合、ウェーハの全処理時間とウェーハ枚数とは、図14に示すような関係となる。
図14から理解できるように、ウェーハ枚数が少ない場合は、枚葉ロードロック方式の方が処理時間が短く有利であり、ウェーハ枚数が多くなると一括ロードロック方式の方が処理時間が短くなって有利になる。そこで、ウェーハ枚数が比較的少なくてTC<TLならば、枚葉ロードロック方式を採用し(ステップS1205)、ウェーハ枚数が比較的多くてTC≧TLならば一括ロードロック方式を採用する(ステップS1204)。
このように、上記の従来技術では、ウェーハ処理枚数およびプロセスデータにより、最適なロードロック方式に切り換えることにより、半導体製造装置の製造時間の短縮化(QTAT:Quick Turn Around Time)を実現するようにしている。
特開2000−21948号公報
しかしながら、上述の従来の半導体製造装置においては、未だ次の課題が残されている。すなわち、処理チャンバが複数設けられている半導体製造装置では、各処理チャンバへの搬送制御パターンが複数設定される場合がある。また、ロット処理の間にチャンバクリーニング等の準備処理が必要である場合もある。このような場合、単にロードロック方式を切り換えるだけでは、ウェーハ処理時間そのものは短くなっても、半導体製造装置にセットされる全在庫ロットが全て処理される時間は、必ずしも短くなるとは限らない。その理由は、上記従来法では単にウェーハ処理時間の大小のみを考慮していて、ロット処理間に準備処理が挿入された場合のロス時間や、半導体製造装置がもつ全在庫ロットのリードタイム等が考慮されていないからである。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、処理チャンバを複数備え、当該処理チャンバへの搬送制御パターンを複数設定することが可能な半導体製造装置に対して、ロット処理間に準備処理に要するロス時間が存在する場合でも、常に最適なウェーハ搬送制御処理を行うことができる半導体製造装置の制御システムおよび制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の技術的手段を採用している。まず、本発明に係る半導体製造装置の制御システムは、半導体ウェーハをロット単位で処理する半導体製造装置と、該半導体製造装置の処理動作を制御する処理指示装置とを有する。そして、本発明に係る半導体製造装置の制御システムは、処理指示装置が、装置状態データ収集部、ロット処理データ収集部、搬送制御データベース、搬送制御判断部および処理指示部を備える。装置状態データ収集部は、半導体製造装置から得られる現在の稼動状態および現在の在庫ロットに関するデータを収集する。ロット処理データ収集部は、半導体製造装置で処理予定の各ロットについての処理内容を示すレシピに応じたウェーハ処理時間および各ロット単位処理の間に発生するロス時間に関するデータを収集する。ここで、ロス時間とは、各ロット処理間で実施される、チャンバクリーニング等の準備処理に要する時間を指す。搬送制御データベースには、半導体製造装置内での半導体ウェーハのウェーハ搬送制御内容を示すデータが予め登録されている。搬送制御判断部は、装置状態データ収集部、ロット処理データ収集部および搬送制御データベースからそれぞれ得られる各データに基づいて、上記ウェーハ搬送制御内容ごとに全在庫ロットの平均リードタイムをそれぞれ算出する。また、搬送制御判断部は、算出した各平均リードタイムの大小関係に基づいてウェーハ搬送制御内容を選択する。そして、処理指示部は、半導体製造装置に対して、搬送制御判断部が選択したウェーハ搬送制御内容に従う半導体ウェーハの搬送制御の実施を指示する。
この構成により、処理チャンバを複数備え、当該処理チャンバへの搬送制御パターンを複数設定することができる半導体製造装置に対して、ロット処理間にロス時間が存在する場合でも、半導体製造装置に対して最適なウェーハ搬送制御処理を指示することができる。そのため、従来よりもリードタイムを短縮化でき、効率良く半導体集積回路等を製造することができる。
また、上記搬送制御判断部は、半導体製造装置に新たなロットが到着した際に、上記レシピに応じたウェーハ処理時間、ロット間ロス時間および在庫ロット数に基づいて上記ウェーハ搬送制御内容ごとに全在庫ロットの平均リードタイムを算出する構成とすることができる。この構成によれば、新たなロットが半導体製造装置に到着し、現在の在庫ロット数が変動した場合に、在庫ロット数の変動をウェーハ搬送制御の選択に反映させることができる。
さらに、上記搬送制御判断部は、例えば、平均リードタイムが最小の1つのウェーハ搬送制御内容を選択する構成にすることができる。この構成によれば、在庫ロット数の変動に応じて変動する平均リードタイムが最小となるウェーハ搬送制御内容を常に選択することができ、半導体製造装置の生産性を高めることができる。
一方、上記半導体製造装置は、複数の処理チャンバと、処理対象のロットが設置される複数のロードポートと、各処理チャンバと各ロードポートとの間を接続する搬送チャンバとを有し、各処理チャンバへの半導体ウェーハの搬入は、処理指示装置の処理指示部から指示されたウェーハ搬送制御内容に従う1つの搬送制御パターンにより行われることが好ましい。この構成によれば、搬送制御パターンが1つであるので、複数の搬送制御パターンが混在することがなく、複数のウェーハの搬送先が互いに干渉することを防止できる。
この場合、上記搬送制御パターンは、上記複数のロードポートの内、特定の1つのロードポートに設置されるロットに含まれる半導体ウェーハを、上記複数の処理チャンバの内の特定の1つにのみ搬入する構成にすることができる。また、上記搬送制御パターンは、上記複数のロードポートの内、特定の1つのロードポートに設置されるロットに含まれる半導体ウェーハを、上記複数の処理チャンバにまたがって搬入する構成にすることもできる。前者の構成では、複数ロットを同時に処理することが可能であり、各ロット処理完了後に発生するロス時間が、複数ロットに対して同時に発生することになる。したがって、後者の構成と比較して、ロット間ロス時間の総計を削減することができる。また、後者の構成では、同一ロットのウェーハに対する処理が並行に進行するため、1ロット単位でみると前者の構成と比較して、1ロット単位の処理時間を短縮することができる。
さらに、半導体ウェーハを前記複数の処理チャンバにまたがって搬入する搬送制御パターンは、上記特定の1つのロードポートに設置されたロットの処理開始時に、処理待機中の各処理チャンバに当該ロットが含む半導体ウェーハを順次搬入し、以降、その搬入順に従って、当該ロットが含む半導体ウェーハを各処理チャンバに、順次、搬入する構成であることが好ましい。この構成によれば、異なる処理チャンバへのウェーハの搬入が同時に発生しないため、1つのウェーハ処理と次のウェーハ処理との間に、搬送機構の処理完了まで待機が発生することを防止できる。そのため、ロット単位内でウェーハを連続処理することができる。
一方、他の観点では、本発明は、半導体ウェーハをロット単位で処理する半導体製造装置の処理動作を制御する半導体製造装置の制御方法を提供することもできる。すなわち、本発明に係る半導体製造装置の制御方法は、まず、半導体製造装置から得られる現在の稼動状態および現在の在庫ロットに関するデータを取得する。また、半導体製造装置で処理予定の各ロットについての処理内容を示すレシピに応じたウェーハ処理時間および各ロット単位処理の間に生じるロス時間に関するデータを取得する。さらに、半導体製造装置内での半導体ウェーハのウェーハ搬送制御内容を示すデータを取得する。次いで、取得した各データに基づいて、取得したウェーハ搬送制御内容ごとに全在庫ロットの平均リードタイムを算出し、算出した各平均リードタイムの大小関係に基づいてウェーハ搬送制御内容を選択する。そして、半導体製造装置に対して、選択したウェーハ搬送制御内容に従う半導体ウェーハの搬送制御の実行を指示する。
本発明によれば、処理チャンバを複数備え、当該処理チャンバへの搬送制御パターンを複数設定することができる半導体製造装置に対して、ロット間にチャンバクリーニング等の準備処理を実施するためのロス時間が存在する場合でも、最適なウェーハ搬送制御処理を指示することができる。そのため、半導体製造装置のリードタイムを短縮化でき、従来よりも一層効率良く半導体集積回路等を製造することができる。
本発明の一実施形態における半導体製造装置の制御システムを示す概略構成図 本発明の一実施形態における半導体製造装置の構成の一例を示すブロック図 ウェーハ搬送制御Aについての制御内容を示す説明図 ウェーハ搬送制御Bについての制御内容を示す説明図 搬送制御データベースに格納されたデータの一例を示す説明図 ロット間クリーニングを示す説明図 ウェーハ搬送制御Aに対応する各ロットのリードタイムを示す模式図 ウェーハ搬送制御Bに対応する各ロットのリードタイムを示す模式図 最適搬送制御決定処理の内容を示すフローチャート ロット処理データの一例を示す図 在庫ロット数と平均リードタイムとの関係の一例を示す図 従来の半導体製造装置の構成を示すブロック図 従来の半導体製造装置の搬送処理手順を示すフローチャート 従来の半導体製造装置の選択動作に基づくウェーハ枚数と処理時間との関係を示す説明図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、2つの処理チャンバを備える半導体製造装置に適用した事例により本発明を具体化している。
図1は、本実施形態における半導体製造装置の制御システム(以下半導体製造制御システムという。)を示す構成図である。この半導体製造制御システムは、処理指示装置10と半導体製造装置16とを備え、処理指示装置10と半導体製造装置16とは、LAN等の通信回線17を介して互いに接続されている。
図1に示すように処理指示装置10は、装置状態データ収集部11、搬送制御判断部12、搬送制御データベース13、ロット処理データ収集部14、および処理指示部15を備えている。
装置状態データ収集部11は、半導体製造装置16の「Productive」、「Standby」等の稼動状態と、現在の在庫ロットの各情報を取得する。ロット処理データ収集部14は、処理しようとするロットに関して、各ロットについてのプロセス処理内容(以下、プロセスレシピという)に応じた、ウェーハ1枚当たりに要する処理時間や1つのロット処理から次のロット処理の間に実施される準備処理に要する時間等のロット処理データを取得する。本実施形態では当該準備処理として処理チャンバのクリーニングが実施される。以下、当該クリーニングに要する時間をロット間クリーニング時間という。当該データは、半導体製造装置16自体や図示しない半導体製造装置16の生産を管理する上位ホストコンピュータから取得することができる。搬送制御データベース13には、搬送制御内容を示すデータが予め登録されており、搬送制御判断部12が必要に応じてこのデータを呼び出す。また、搬送制御判断部12は、装置状態データ収集部11、搬送制御データベース13およびロット処理データ収集部14からそれぞれ得られる情報に基づいて半導体製造装置16の全在庫ロットの平均リードタイムを計算し、ウェーハ搬送制御の内容ごとに平均リードタイムの大小を比較判断する。処理指示部15は、搬送制御判断部12で決定した搬送制御内容に応じた制御パターンを半導体製造装置16に指示する。
図2は、半導体製造装置16の構成の一例を示すブロック図である。この半導体製造装置16は、第1チャンバMと第2チャンバNとの2つの処理チャンバ、および第1のロードポートPと第2のロードポートQとの2つのロードポートを備える。また、各処理チャンバM、Nと各ロードポートP、Qとの間を接続する搬送チャンバRを備える。
各処理チャンバM、Nは、共にウェーハを処理する箇所であり、本例では、同じ内容のウェーハ処理を行う場合、相互の処理チャンバM、Nの処理能力が等しく、かつ処理チャンバM、N間に差がないことを前提としている。各ロードポートP、Qは、それぞれロットが設置されて処理が始まるまで待機する箇所である。また、搬送チャンバRは、各ロードポートP、Q上に設置された各ロットからウェーハを取り出し、第1処理チャンバMまたは第2処理チャンバNへ搬送する機能を有し、その内部に図示しない搬送ロボット等のウェーハ移載機構を備えている。また、搬送チャンバRは各処理チャンバM、Nで処理が終了した各ウェーハを各処理チャンバM、Nから取り出して各ロードポートP、Qへ戻す搬送も行う。
図3および図4は、図2に示した構成の半導体製造装置16において実施される、ウェーハ搬送制御の制御内容の一例を示す説明図である。説明の便宜上、本実施形態では、半導体製造装置16は、2種類の搬送制御(搬送制御Aおよび搬送制御B)を行うものとする。図3は一方のウェーハ搬送制御Aについての制御内容を示す模式図であり、図4は他方のウェーハ搬送制御Bについての制御内容を示す模式図である。また、これらのウェーハ搬送制御A、Bの制御内容は、搬送制御データベース13に予め登録されている。図5は、搬送制御データベース13に登録されたウェーハ搬送制御A、Bの制御内容を示す図である。また、特に限定されないが、本実施形態では、半導体装置製造装置16は、いずれか一方の搬送制御により処理ロットの搬送を行っている。すなわち、搬送制御Aと搬送制御Bとが同時に実行されることはないため、ウェーハの搬送先が互いに干渉することがない。
図5に示すように、ウェーハ搬送制御Aに関しては、第1ロードポートPに設置されたロットの全ウェーハが第1処理チャンバMのみで処理される。また、第2ロードポートQに設置されたロットの全ウェーハが第2処理チャンバNのみで処理される。したがって、各ロードポートP、Qに設置されたロットは、各処理チャンバM、Nで独立して並列処理が可能である。
また、ウェーハ搬送制御Bに関しては、第1ロードポートPに設置されたロットの1枚目のウェーハは、第1処理チャンバMか第2処理チャンバNのいずれかの空いている側で処理される。また、2枚目のウェーハは1枚目と別の処理チャンバで処理される。以降、順次、奇数枚目のウェーハは1枚目と同じ処理チャンバで処理され、偶数枚目のウェーハは2枚目と同じ処理チャンバで処理される。第2ロードポートQに設置されたロットも同様に、1枚目のウェーハは、第1処理チャンバMか第2処理チャンバNのいずれか空いている側で処理される。また、2枚目のウェーハは1枚目と別の処理チャンバで処理される。以降、順次、奇数枚目のウェーハは1枚目と同じ処理チャンバで処理され、偶数枚目のウェーハは2枚目と同じ処理チャンバで処理される。したがって、第1、第2ロードポートP、Qの内で先に1つのロードポートに設置されたロットにより第1、第2処理チャンバM、Nが共に占有され、そのロットに含まれる全ウェーハの処理が終了した後、他のロードポートに設置された次のロットの処理が始まる。
次に、ロット間クリーニングについて説明する。図6は、本実施形態のロット間クリーニングを示す模式図である。図6に示すように、本実施形態では、ロット処理が完了した後、次ロットの処理が開始されるまでの間に、必ず各処理チャンバM、Nについてロット間クリーニングCが行われる。このロット間クリーニングCは、例えば、半導体製造装置16が成膜装置である場合、各処理チャンバM、N内に堆積した生成物を取り除き、ロット処理環境に悪影響を及ぼさないようにするためのものである。ロット間クリーニングCを行う際、ロットはロードポートP、Q上に待機される。ロット間クリーニングCが終了すると、次ロットの処理が開始される。
続いて、以上のような半導体製造装置16においてウェーハ搬送制御A、Bが実施された場合の各ウェーハ搬送制御におけるリードタイムについて説明する。図7はウェーハ搬送制御Aの処理手順とロットごとのリードタイム期間の一例を示す模式図である。また、図8はウェーハ搬送制御Bの処理手順とロットごとのリードタイム期間の一例を示す模式図である。なお、ここでは、説明の便宜上、半導体製造装置16には、ロットL1からロットL4の4ロットが在庫として存在するものとする。また、ここでは、これらロットのリードタイムの起算点を、半導体製造装置16において最初のロットの処理が開始された時点としている。
図3で説明したように、ウェーハ搬送制御Aは、第1、第2ロードポートP、Qに設置された各ロットをそれぞれ独立して並列に処理可能であるので、2つのロットの処理を同時に開始することができる。したがって、図7に示すように、第1ロードポートPに最初に処理されるロットL1が設置されて第1処理チャンバMで処理が開始されるのと同時に、第2ロードポートQに設置されたロットL2が第2処理チャンバNで処理が開始される。この場合、両ロットL1、L2に対する処理が完了した時点が両ロットL1、L2に関するリードタイム集計終了時点である。その後、ロット間クリーニングCが行われ、これが終了次第、次の両ロットL3、L4の処理が開始される。そして、両ロットL3、L4に対する処理が完了した時点が両ロットL3、L4に関するリードタイム集計終了時点である。ウェーハ搬送制御Aによれば、各ロット処理完了後に発生するロス時間が、複数ロットに対して同時に発生することになる。したがって、以下に詳述するウェーハ搬送制御Bと比較して、ロット間クリーニング時間の総計が短くなる。
一方、ウェーハ搬送制御Bは、図4で説明したように、先に設置したロットが第1、第2の両処理チャンバM、Nを占有し、当該ロットの全ウェーハの処理が終了した後、次に設置したロットの処理が始まる。したがって、図8に示すように、各ロットは1ロットずつ順に処理される。この場合、ロットL1に対する処理が完了した時点がロットL1に関するリードタイム集計終了時点である。その後、ロット間クリーニングCが行われ、終了次第、次のロットL2の処理が開始される。そして、ロットL2に対する処理が完了した時点がロットL2に関するリードタイム集計終了時点である。以下、ロットL3、ロットL4のリードタイムについても同様である。ウェーハ搬送制御Bによれば、同一ロットのウェーハに対する処理が並行に進行するため、1ロット単位でみると、上述のウェーハ搬送制御Aと比較して、1ロット単位の処理時間が短くなる。また、ウェーハ搬送制御Bでは、1つのロードポートに設置されたロットが含むウェーハを、待機中の各処理チャンバに順次搬入し、以降、その搬入順に従って各処理チャンバに当該ロットが含むウェーハを順次搬入する。このため、各処理チャンバでのウェーハ処理の開始タイミングを適宜調整することで異なる処理チャンバへのウェーハの搬入が同時に発生することを確実に防止できる。この場合、1つのウェーハ処理と次のウェーハ処理との間に待機時間が発生せず、ロット単位内でウェーハを連続処理することが可能になる。なお、各処理チャンバでのウェーハ処理の開始タイミングは、例えば、一方の処理チャンバでのウェーハ処理を、他方の処理チャンバで進行するウェーハ処理の中間点で開始する等にすることができる。
次に、上記状況下において、処理指示装置10を構成する搬送制御判断部12が実行する最適搬送制御決定処理について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
搬送制御判断部12は、まず、例えば、所定の時間間隔で、半導体製造装置16にロットが到着したか否かを判定する(ステップS501)。新たなロットが到着していれば次ステップの処理を実行し(ステップS501Yes)、到着していなければ当該処理が繰り返される(ステップS501No)。このように、半導体製造装置16に新たなロットが到着した際に、以降の処理を実施する構成を採用することで、在庫ロット数が変動した場合に、在庫ロット数の変動を最適搬送制御決定に反映させることができる。
次に、搬送制御判断部12は、装置状態データ収集部11が収取した、半導体製造装置16の「Productive」、「Standby」等の稼動状態を取得する(ステップS502)。稼動状態を表すステータスは、例えば、半導体業界統一基準(SEMIスタンダード)により「Productive」、「Standby」、「Unscheduled Down」、「Scheduled Down」、「Engineering」、「Non Scheduled」の6種類が定義されている。この内、「Unscheduled Down」、「Scheduled Down」、「Non Scheduled」は半導体製造装置16が稼動できない状態を示す。他の3種のステータスは半導体製造装置16が可稼動状態であることを示す。
搬送制御判断部12は、取得した半導体製造装置16の稼動状態が可稼動状態であるか否かを判定する(ステップS503)。可稼動状態であれば次ステップの処理を実行する(ステップS502Yes)。可稼動状態でなければロット処理が不可能であるため、以降の処理をすることなく、ステップS501を実行する(ステップS502No)。すなわち、半導体製造装置16が可稼動状態になったときに、次ステップの処理が実行されることになる。
半導体製造装置16が可稼動状態であると判定した、搬送制御判断部12は、次いで、装置状態データ収集部11から現在の在庫ロットの情報を取得する(ステップS504)。本実施形態では、在庫ロットの情報として在庫ロット数およびそれぞれの在庫ロットに適用されるレシピ名(レシピID)を取得する。搬送制御判断部12は、取得した在庫ロットのレシピ名をキーとして、ロット処理データ収集部14から当該レシピ名に対応するウェーハ1枚当たりに要する処理時間と、ロット間クリーニングに要する時間とを取得する(ステップS505)。図10は、ロット処理データ収集部14が格納するロット処理データの一例を示す図である。図10に示すように、ロット処理データ収集部14は、各々のレシピ名(レシピID)に対応づけられた、ウェーハ1枚当たりの処理時間とロット間クリーニング時間とを格納している。
各在庫ロットについての、ウェーハ1枚当たりの処理時間とロット間クリーニング時間を取得した搬送制御判断部12は、取得した各データに基づいて、ウェーハ搬送制御種ごとに、現時点での全在庫ロットの平均リードタイムを計算する(ステップS506)。
以下、図7および図8に示したウェーハ搬送制御A、Bに対応した具体的な全在庫ロットの平均リードタイムの計算手法を説明する。特に限定されないが、ここでは、半導体製造装置16の第1、第2の処理チャンバM、Nは、ウェーハを1枚ずつ処理する構成であるとする。また、処理チャンバM、Nで処理される全在庫ロットは、図10に示したレシピ名「REC10」の処理が適用されるものとする。この場合、図10に示すように、ウェーハ1枚当たりの処理時間(ウェーハ搬入出時間を含む)は「3.65分」であり、ロット間クリーニング時間は、「5分」である。
まず、図7に示したウェーハ搬送制御Aについて説明する。ウェーハ搬送制御Aに関しては、ロットの1枚目のウェーハは、処理開始後、3.65分後にロードポートに戻ってくることになる。また、ロットが一方のチャンバのみで処理されるので2枚目以降のウェーハは3.65分間隔でロードポートに戻ってくることになる。
ここで、各ロットを構成するウェーハの枚数をxとすると、1ロット当たりのレシピの処理時間yaは、次の式(1)で与えられる。
ya=3.65x ・・・(1)
例えば、在庫ロットが全て1ロット当たりx=25枚のウェーハで構成されているとすると、1ロット当たりのレシピの処理時間yaは、ya=3.65×25=91.25分になる。
図7に示すように、ウェーハ搬送制御Aでは、最大2ロットを同時にそれぞれの処理チャンバM、Nで処理可能であるので、在庫ロットが1ロット(25枚×1)である場合と、在庫ロットが2ロット(25枚×2)である場合、各ロットのリードタイムは、いずれも最短で91.25分になる。また、図7に示すように、在庫ロットが3ロット(25枚×3)である場合と、在庫ロットが4ロット(25枚×3)である場合、3ロット目および4ロット目は、1ロット目および2ロット目の処理が完了してロット間クリーニングCが実施された後に実施される。したがって、3ロット目と4ロット目のリードタイムは、いずれも最短で91.25+5+91.25=187.5分になる。同様に、5ロット目と6ロット目のリードタイムは、いずれも最短で91.25+5+91.25+5+91.25=283.75分になる。したがって、在庫ロット数と全在庫ロットの平均リードタイムとの関係は、以下の表1に示す関係になる。
Figure 2010251507
以上より、ウェーハ搬送制御Aを使用してロット処理する場合の、全在庫ロットの数に応じた最短の平均リードタイムTAは、一般化すると下記の式(2)または式(3)で表される。なお、式(2)、式(3)において、記号zはロット間クリーニング時間である。
Figure 2010251507
次に、図8に示したウェーハ搬送制御Bについて説明する。ウェーハ搬送制御Bに関しては、ロットの1枚目のウェーハは、処理開始後、3.65分後にロードポートに戻ってくることになる。また、2枚目以降のウェーハは、2つの処理チャンバM、Nでロットが並行に処理されるので、上述のように一方の処理チャンバでのウェーハ処理を、他方の処理チャンバで進行するウェーハ処理の中間点で開始する場合、3.65分の半分である1.825分間隔でロードポートに戻ってくることになる。
ここで、各ロットを構成するウェーハの枚数をxとすると、1ロット当たりのレシピの処理時間ybは、次の式(4)で与えられる。
yb=1.825(x−1)+3.65
=1.825x+1.825 ・・・(4)
ウェーハ搬送制御Aの場合と同様、例えば、在庫ロットは全て1ロット当たりx=25枚のウェーハで構成されているとすると、1ロット当たりのレシピの処理時間ybは、yb=1.825×24+1.825=47.45分になる。
図8に示すように、ウェーハ搬送制御Bでは、全在庫ロットがロット間クリーニングCを挟んで直列に処理されることになるため、在庫ロットが2ロット(25枚×2)である場合、2ロット目のリードタイムは、最短で47.45+5+47.45=99.9分になる。また、3ロット目のリードタイムは、最短で47.45+5+47.45+5+47.45=152.35分になる。同様に、3ロット目のリードタイムは、最短で47.45+5+47.45+5+47.45+5+47.45=204.8分になり、3ロット目のリードタイムは、最短で47.45+5+47.45+5+47.45+5+47.45+5+47.45=257.25分になる。したがって、在庫ロット数と全在庫ロットの平均リードタイムとの関係は、以下の表2に示す関係になる。
Figure 2010251507
以上より、ウェーハ搬送制御Bを使用してロット処理する場合の、全在庫ロットの数に応じた最短の平均リードタイムTBは、一般化すると下記の式(5)で表される。なお、式(5)において、記号zはロット間クリーニング時間である。
Figure 2010251507
なお、上記では、図2に示した構成の半導体製造装置16を前提として平均リードタイムを説明したが、処理チャンバ数が3以上またはロードポート数が3以上の半導体製造装置においても同様の考え方で計算可能である。この場合、搬送制御判断部12は、例えば、平均リードタイムが最小の1つのウェーハ搬送制御を選択する構成にすればよい。この場合、在庫ロット数の変動に応じて変動する平均リードタイムが最小となるウェーハ搬送制御内容を常に選択することができる。
以上のようにして、ウェーハ搬送制御パターンA、Bごとに現在の全在庫ロットの平均リードタイムTA、TBを計算した搬送制御判断部12は、各平均リードタイムTA、TBの大小関係を比較する(ステップS507)。
ここで、TA<TBのとき、すなわち、ウェーハ搬送制御Aの方がウェーハ搬送制御Bよりも全在庫ロットの平均リードタイムが短い場合、搬送制御判断部12は、半導体製造装置16のウェーハ搬送制御としてウェーハ搬送制御Aを選択し、搬送制御データベース13よりウェーハ搬送制御Aのデータを呼び出す(ステップS507Yes、ステップS508)。一方、TA≧TBのとき、すなわちウェーハ搬送制御Bの方がウェーハ搬送制御Aよりも全在庫ロットの平均リードタイムが短い場合、搬送制御判断部12は、半導体製造装置16のウェーハ搬送制御としてウェーハ搬送制御Bを選択し、搬送制御データベース13よりウェーハ搬送制御Bのデータを呼び出す(ステップS507No、ステップS509)。
図11は、上述の例における、在庫ロット数と平均リードタイムとの関係を示す図である。図11に示すように、上述の例では、在庫ロット数が11ロット数以下のときは、ウェーハ搬送制御B(図11中の実線)の平均リードタイムが短く、在庫ロット数が12ロット数以上のときは、ウェーハ搬送制御A(図11中の破線)の平均リードタイムが短い。よって、ウェーハ搬送制御を切り替える在庫ロット数の境界としては、12ロットになる。
以上のようにして、ウェーハ搬送制御を判定した搬送制御判断部12は、搬送制御データベース13から呼び出したウェーハ搬送制御データを処理指示部15に入力する。このとき処理指示部15は、入力されたウェーハ搬送制御データに基づくウェーハ搬送を半導体製造装置16に実行させる(ステップS510)。
したがって、半導体製造装置16は、処理指示装置10から指示されたウェーハ搬送制御内容に基づく制御パターンに沿ってウェーハを搬送する。すなわち、ウェーハ搬送制御Aが指示されたならば、図3に示した制御パターンに従って各ロットのウェーハを処理する。また、ウェーハ搬送制御Bが指示されたならば、図4に示した制御パターンに従って各ロットのウェーハを処理する。
以上説明したように、本発明によれば、処理チャンバを複数備え、当該処理チャンバへの搬送制御パターンを複数設定することができる半導体製造装置に対して、ロット処理間にロス時間が存在する場合でも、最適なウェーハ搬送制御を半導体製造装置に対して指示することができる。そのため、半導体製造装置のリードタイムを短縮でき、従来よりも一層効率良く半導体集積回路等を製造することができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において各種の変形や応用を加えることができる。すなわち、上記実施形態では、ウェーハ搬送制御は、A、Bの2つの制御パターンとしたが、さらに多くの制御パターンを有する場合にも本発明は当然に適用可能である。この場合であっても、各制御パターンについて、在庫ロットの各レシピに応じたウェーハ処理時間、ロット間クリーニング時間および在庫ロット数に基づいて全在庫ロットの平均リードタイムをそれぞれ計算し、これらの平均リードタイムを比較して最短のウェーハ搬送制御の制御パターンを選択・指示することで、リードタイムを短縮することができる。また、上記ではロット処理間の準備処理をチャンバクリーニングとしたが、他の任意の処理に対しても同様に適用可能である。
また、装置状態データ収集部11、搬送制御判断部12、ロット処理データ収集部14および処理指示部15等は、例えば、専用の演算回路、あるいは、プロセッサとRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリとを備えたハードウェア、および当該メモリに格納され、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実現することができる。また、搬送制御データベース13は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置に格納された形態により実現することができる。
本発明は、処理チャンバを複数備えた半導体製造装置に対して最適なウェーハ搬送制御処理を実行させることができ、半導体製造装置の制御システムおよび制御方法として有用である。
10 処理指示装置
11 装置状態データ収集部
12 搬送制御判断部
13 搬送制御データベース
14 ロット処理データ収集部
15 処理指示部
16 半導体製造装置
17 通信回線
M 第1処理チャンバ
N 第2処理チャンバ
R 搬送チャンバ
P 第1ロードポート
Q 第2ロードポート

Claims (8)

  1. 半導体ウェーハをロット単位で処理する半導体製造装置と、当該半導体製造装置の処理動作を制御する処理指示装置とを有する半導体製造装置の制御システムであって、
    前記処理指示装置が、
    前記半導体製造装置から得られる現在の稼動状態および現在の在庫ロットに関するデータを収集する装置状態データ収集部と、
    前記半導体製造装置で処理予定の各ロットについての処理内容を示すレシピに応じたウェーハ処理時間および各ロット単位処理の間に生じるロス時間に関するデータを収集するロット処理データ収集部と、
    前記半導体製造装置内での前記半導体ウェーハのウェーハ搬送制御内容を示すデータが予め登録された搬送制御データベースと、
    前記装置状態データ収集部、前記ロット処理データ収集部および前記搬送制御データベースからそれぞれ得られる各データに基づいて、前記ウェーハ搬送制御内容ごとに全在庫ロットの平均リードタイムを算出するとともに、算出した各平均リードタイムの大小関係に基づいてウェーハ搬送制御内容を選択する搬送制御判断部と、
    前記半導体製造装置に対して、前記搬送制御判断部が選択したウェーハ搬送制御内容に従う前記半導体ウェーハの搬送制御の実行を指示する処理指示部と、
    を備えることを特徴とする半導体製造装置の制御システム。
  2. 前記搬送制御判断部は、前記半導体製造装置に新たなロットが到着した際に、前記レシピに応じたウェーハ処理時間、ロット間のロス時間および在庫ロット数に基づいて前記ウェーハ搬送制御内容ごとに全在庫ロットの平均リードタイムを算出することを特徴とする請求項1記載の半導体製造装置の制御システム。
  3. 前記搬送制御判断部は、前記平均リードタイムが最小の1つのウェーハ搬送制御内容を選択することを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体製造装置の制御システム。
  4. 前記半導体製造装置は、複数の処理チャンバと、前記処理対象のロットが設置される複数のロードポートと、前記各処理チャンバと前記各ロードポートとの間を接続する搬送チャンバとを有し、
    前記各処理チャンバへの前記半導体ウェーハの搬入は、前記処理指示装置の前記処理指示部から指示されたウェーハ搬送制御内容に従う1つの搬送制御パターンにより行われることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の半導体製造装置の制御システム。
  5. 前記搬送制御パターンは、前記複数のロードポートの内、特定の1つのロードポートに設置される前記ロットに含まれる半導体ウェーハを、前記複数の処理チャンバの内の特定の1つにのみに搬入する搬送であることを特徴とする請求項4記載の半導体製造装置の制御システム。
  6. 前記搬送制御パターンは、前記複数のロードポートの内、特定の1つのロードポートに設置される前記ロットに含まれる前記半導体ウェーハを、前記複数の処理チャンバにまたがって搬入する搬送であることを特徴とする請求項4記載の半導体製造装置の制御システム。
  7. 前記半導体ウェーハを前記複数の処理チャンバにまたがって搬入する搬送制御パターンは、前記特定の1つのロードポートに設置されたロットの処理開始時に、処理待機中の各処理チャンバに当該ロットが含む半導体ウェーハを順次搬入し、以降、その搬入順に従って、当該ロットが含む半導体ウェーハを各処理チャンバに、順次、搬入することを特徴とする請求項6記載の半導体製造制御システム。
  8. 半導体ウェーハをロット単位で処理する半導体製造装置の処理動作を制御する半導体製造装置の制御方法であって、
    前記半導体製造装置から得られる現在の稼動状態および現在の在庫ロットに関するデータを取得するステップと、
    前記半導体製造装置で処理予定の各ロットについての処理内容を示すレシピに応じたウェーハ処理時間および各ロット単位処理の間に生じるロス時間に関するデータを取得するステップと、
    前記半導体製造装置内での前記半導体ウェーハのウェーハ搬送制御内容を示すデータを取得するステップと、
    取得した各データに基づいて、前記取得したウェーハ搬送制御内容ごとに全在庫ロットの平均リードタイムを算出するステップと、
    算出した各平均リードタイムの大小関係に基づいてウェーハ搬送制御内容を選択するステップと、
    前記半導体製造装置に対して、選択したウェーハ搬送制御内容に従う前記半導体ウェーハの搬送制御の実行を指示するステップと、
    を含むことを特徴とする半導体製造装置の制御方法。
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