JP2000111655A - 安全装置 - Google Patents

安全装置

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JP2000111655A
JP2000111655A JP10277897A JP27789798A JP2000111655A JP 2000111655 A JP2000111655 A JP 2000111655A JP 10277897 A JP10277897 A JP 10277897A JP 27789798 A JP27789798 A JP 27789798A JP 2000111655 A JP2000111655 A JP 2000111655A
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signal
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photoelectric switch
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Takehiko Kito
剛彦 鬼頭
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Panasonic Industrial Devices SUNX Co Ltd
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Sunx Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の正常時に判定信号が遮光側に誤ってロ
ックされることがなく、装置の故障時に判定信号を確実
に遮光側にロックできる安全装置を提供すること。 【解決手段】 光電スイッチ2あるいは4で故障が生じ
ると、光電スイッチ2および4からの出力信号が一致せ
ず、ラッチ回路13から第2のアンド回路16にロウレ
ベルにラッチされた故障信号が与えられるので、第2の
アンド回路16からの判定信号が遮光側のロウレベルに
ロックされる。また、装置の正常状態で遮光物が侵入す
ると、光電スイッチ2あるいは4から相手側に遮光信号
が与えられ、光電スイッチ2および4の双方から遮光信
号が出力される。このため、ラッチ回路13から第2の
アンド回路16にハイレベル信号が与えられるので、第
2のアンド回路16からの判定信号が遮光側に誤ってロ
ックされることが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電スイッチ等の
故障に基づいて遮光側の判定信号を生成する安全装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばプレス機械においては、プレス機
械内に遮光物が侵入したことを光電スイッチによって検
出し、光電スイッチからの出力信号を遮光側にロックす
ることが行われている。この構成の場合、二重化された
回路の出力状態が一致するか否かに基づいて故障を検出
し、検出信号を遮光側にロックしている。しかしなが
ら、投受光素子および投受光回路が二重化されていない
ので、投受光素子および投受光回路で生じる故障を検出
できない。このため、投受光素子および投受光回路で故
障が生じた際に検出出力を遮光側にロックできず、非安
全な受光側の検出信号が出力される。
【0003】これを対策するには投受光素子および投受
光回路を二重化すれば良い。しかしながら、この構成で
は投受光素子によって形成される検出領域が二重化され
るので、遮光物が検出領域を通過する際に一方の受光回
路から出力される検出信号と他方の受光回路から出力さ
れる検出信号との間に時間的なずれが生じる。このた
め、装置が正常であるにも拘らず故障と判断され、両受
光回路からの出力信号に基づいて生成される判定信号が
遮光側にロックされるので、遮光物を正常に検出できな
くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開昭59−1264
37号には、2つの光電スイッチから出力される検出信
号の時間的なずれを積分回路によってキャンセルするこ
とが記載されている。しかしながら、この構成では両出
力信号の時間的なずれを積分回路の時定数によって設定
された範囲内でしかキャンセルできないので、遮光物が
検出領域内に低速度で侵入した場合に対応できない。
【0005】これを対策するには、積分回路の時定数を
十分に長くすれば良い。しかしながら、この構成では一
方の回路が受光側に故障した状態で遮光物が高速度で検
出領域内に侵入した場合、遮光状態になったにも拘らず
故障信号が出力されず、非安全な受光側の判定信号が出
力される。
【0006】尚、上記のような安全用に回路を二重化し
て特別に設計された高価な専用スイッチに対し、汎用の
安価な光電スイッチにも安全性がある程度求められてお
り、故障検出機能を持たせたものが数多くある。この具
体的な手段としては、外部からの投光停止信号により投
光停止させることに基づいて強制的に遮光状態とする機
能を投光器に持たせ、外部制御装置から投光停止信号を
入力したときの受光器からの検出信号の状態を外部制御
装置によって判断することに基づいて故障を検出し、外
部制御装置を介して外部へ出力される光電スイッチの検
出信号を遮光側にロックしている。
【0007】しかしながら、上記構成の場合、外部制御
装置の始業時あるいは所定時間毎に投光停止信号が入力
されたときにしか故障を検出できない。このため、投光
停止信号が入力されていないときに故障が発生した場合
には故障を検出できず、非安全な受光側の判定信号が出
力されてしまう。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、装置の正常時に判定信号が遮光側に
誤ってロックされることがなく、装置の故障時に判定信
号を確実に遮光側にロックできる安全装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の安全装置は、検
出領域を挟んで対向配置される投光器および受光器を有
し検出領域内の遮光物の有無に応じて遮光信号および受
光信号を出力する複数の光電スイッチと、前記複数の光
電スイッチの少なくとも1個から遮光信号が出力される
ことに基づいて遮光側の判定信号を出力する遮光物検出
手段と、前記複数の光電スイッチからの出力信号が一致
していないことに基づいて故障信号を出力する故障検出
手段と、前記故障検出手段から故障信号が出力されるこ
とに基づいて前記遮光物検出手段から出力される判定信
号を遮光側にロックするロック手段とを備え、前記各光
電スイッチが別の光電スイッチから遮光信号が与えられ
ることに基づいて投光動作あるいは受光動作を停止して
遮光信号を出力するところに特徴を有している。
【0010】上記手段によれば、複数の光電スイッチか
らの出力信号に基づいて故障を検出し、遮光物検出手段
から出力される判定信号をロック手段によって遮光側に
ロックしている。このため、投受光素子や投受光回路等
で故障が生じた場合,外部から投光停止信号が与えられ
ていな状態で故障が生じた場合には判定信号が安全な遮
光側に確実にロックされる。
【0011】また、光電スイッチから別の光電スイッチ
に遮光信号を与えることに基づいて別の光電スイッチか
ら遮光信号を出力させたので、第1に装置の正常状態で
遮光物が検出領域内に侵入した場合には、複数の光電ス
イッチから故障検出手段に遮光物の侵入速度に拘らず遮
光信号が与えられる。このため、故障検出手段から故障
信号が出力されず、遮光物検出手段からの判定信号が遮
光側にロックされることが防止されるので、遮光物の正
常な検出動作が実行される。
【0012】第2に複数の光電スイッチからの出力信号
の変化をキャンセルする積分回路が不要になるので、所
定の光電スイッチが受光側に故障した状態で遮光物が検
出領域内に侵入した場合には、複数の光電スイッチから
の出力信号が遮光物の侵入速度に拘らず不一致になる。
このため、故障検出手段から故障信号が出力されるの
で、遮光物検出手段から出力される判定信号が遮光側に
ロックされる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。矢印Aはプレス機械1内への遮光物
の侵入方向を示すものであり、プレス機械1の反矢印A
方向側には、右側(紙面後側)に位置して第1の光電ス
イッチ2の投光器3および第2の光電スイッチ4の受光
器5が矢印A方向に沿って隣接配置され、左側(紙面前
側)に位置して第1の光電スイッチ2の受光器5および
第2の光電スイッチ4の投光器3が矢印A方向に沿って
隣接配置されている。これら第1の光電スイッチ2およ
び第2の光電スイッチ4は同一構成をなすものであり、
次のように構成されている。
【0014】<投光器3について>投光器3は縦一列に
並ぶ複数の投光素子6を有している。これら複数の投光
素子6は投光回路(図示せず)に接続されており、投光
回路は複数の投光素子6にパルス状の投光信号を順に与
え、複数の投光素子6を順に発光させる。また、投光器
3には投光停止入力端子7が設けられている。この投光
停止入力端子7は投光停止回路(図示せず)に接続され
ており、投光停止入力端子7から投光停止回路にロウレ
ベル信号(0)が与えられると、全ての投光素子6の発
光動作が強制的に停止される。
【0015】<受光器5について>受光器5は縦一列に
並ぶ複数の受光素子8を有している。これら各受光素子
8はプレス機械1を挟んで投光素子6に対向配置された
ものであり、投光素子6から投射された光を受光するこ
とに基づいて受光信号を出力する。また、各受光素子8
は受光回路(図示せず)に接続されている。これら各受
光回路は、受光素子8からの受光信号を受光素子8に対
応する投光素子6の投光タイミング(投光信号)に同期
して順次有効化するものであり、各受光回路からの受光
信号は判定回路(図示せず)に与えられる。
【0016】判定回路は受光回路からの受光信号を基準
電圧と比較するものであり、少なくとも1個の受光回路
から与えられる受光信号が基準電圧より小さい場合にロ
ウレベル(0)の遮光信号を判定出力端子9に与え、こ
れ以外の状態ではハイレベル(1)の入光信号を判定出
力端子9に与える。
【0017】<第1の光電スイッチ2および第2の光電
スイッチ4間の接続状態について>第1の光電スイッチ
2の判定出力端子9は隣接する第2の光電スイッチ4の
投光停止入力端子7に接続されており、第1の光電スイ
ッチ2の判定出力端子9から第2の光電スイッチ4の投
光停止入力端子7にロウレベル(0)の遮光信号が与え
られると、第2の光電スイッチ4の全ての投光素子6が
投光動作を停止し、第2の光電スイッチ4の判定出力端
子9から遮光信号が出力される。
【0018】第2の光電スイッチ4の判定出力端子9は
隣接する第1の光電スイッチ2の投光停止入力端子7に
接続されており、第2の光電スイッチ4の判定出力端子
9から第1の光電スイッチ2の投光停止入力端子7にロ
ウレベル(0)の遮光信号が与えられると、第1の光電
スイッチ2の全ての投光素子6が投光動作を停止し、第
1の光電スイッチ2の判定出力端子9から遮光信号が出
力される。
【0019】<コントローラ10について>第1の光電
スイッチ2の判定出力端子9は排他的論理和回路11の
一方の入力端子および第1のアンド回路12の一方の入
力端子に接続され、第2の光電スイッチ4の判定出力端
子9は排他的論理和回路11の他方の入力端子および第
1のアンド回路12の他方の入力端子に接続されてい
る。
【0020】排他的論理和回路11の出力端子はラッチ
回路13の入力端子に接続されている。このラッチ回路
13の出力端子は自己診断出力端子14およびインバー
タ回路15の入力端子に接続され、インバータ回路15
の出力端子は第2のアンド回路16の一方の入力端子に
接続されている。また、第1のアンド回路12の出力端
子は第2のアンド回路16の他方の入力端子に接続さ
れ、第2のアンド回路16の出力端子は判定出力端子1
7に接続されている。
【0021】尚、排他的論理和回路11は故障検出手段
に相当するものである。また、第1のアンド回路12は
遮光物検出手段に相当するものである。また、ロック回
路18はロック手段に相当するものであり、ラッチ回路
13とインバータ回路15と第2のアンド回路16とか
ら構成されている。
【0022】次にコントローラ10の動作を装置の正常
時および故障時に分けて説明する。尚、コントローラ1
0の動作は、第1の光電スイッチ2が故障した場合およ
び第2の光電スイッチ4が故障した場合のいずれでも同
一である。従って、第2の光電スイッチ4が故障した場
合を例示し、第1の光電スイッチ2が故障した場合につ
いては詳細な説明を省略する。
【0023】<装置の正常時> プレス機械1内に遮光物が存在しない場合 第1の光電スイッチ2の判定出力端子9および第2の光
電スイッチ4の判定出力端子9から排他的論理和回路1
1の両入力端子にハイレベル(1)の入光信号が与えら
れ、排他的論理和回路11の出力端子からロウレベル信
号(0)が出力される。これと共に、第1の光電スイッ
チ2の判定出力端子9および第2の光電スイッチ4の判
定出力端子9から第1のアンド回路12の両入力端子に
ハイレベル(1)の入光信号が与えられ、第1のアンド
回路12の出力端子からハイレベル信号(1)が出力さ
れる。
【0024】排他的論理和回路11から出力されたロウ
レベル信号(0)はラッチ回路13を通して自己診断出
力端子14に自己診断信号として与えられる。これと共
に、ラッチ回路13からインバータ回路15に与えら
れ、インバータ回路15によってハイレベル信号(1)
に反転された後、第2のアンド回路16の一方の入力端
子に与えられる。
【0025】第1のアンド回路12から出力されたハイ
レベル信号(1)は第2のアンド回路16の他方の入力
端子に与えられる。すると、第2のアンド回路16は、
第1のアンド回路12からのハイレベル信号(1)およ
びインバータ回路15からのハイレベル信号(1)を受
け、判定出力端子17に入光側のハイレベルの判定信号
(1)を与える。
【0026】プレス機械1内に遮光物が侵入した場合 第1の光電スイッチ2の判定出力端子9からロウレベル
(0)の遮光信号が出力される。すると、第1の光電ス
イッチ2の判定出力端子9から第2の光電スイッチ4の
投光停止入力端子7に遮光信号が与えられ、第2の光電
スイッチ4の投光動作が停止する。そして、第2の光電
スイッチ4の判定出力端子9からロウレベル(0)の遮
光信号が出力される。
【0027】第1の光電スイッチ2および第2の光電ス
イッチ4からロウレベル信号(0)が出力されると、排
他的論理和回路11の両入力端子に与えられ、排他的論
理和回路11の出力端子からロウレベル信号(0)が出
力される。これと共に、第1の光電スイッチ2および第
2の光電スイッチ4から第1のアンド回路12の両入力
端子にロウレベル信号(0)が与えられ、第1のアンド
回路12の出力端子からロウレベル信号(0)が出力さ
れる。
【0028】排他的論理和回路11から出力されたロウ
レベル信号(0)はラッチ回路13に与えられ、ラッチ
回路13から自己診断出力端子14に自己診断信号とし
て与えられる。これと共に、ラッチ回路13からインバ
ータ回路15に与えられ、インバータ回路15によって
ハイレベル信号(1)に反転された後、第2のアンド回
路16の一方の入力端子に与えられる。
【0029】第1のアンド回路12から出力されたロウ
レベル信号(0)は第2のアンド回路16の他方の入力
端子に与えられる。すると、第2のアンド回路16は、
インバータ回路15からのハイレベル信号(1)および
第1のアンド回路12からのロウレベル信号(0)を受
け、判定出力端子17に遮光側のロウレベルの判定信号
(0)を与える。尚、判定出力端子17はプレス機械1
の駆動回路(図示せず)に接続されており、駆動回路
は、判定出力端子17から遮光側のロウレベルの判定信
号が与えられることに基づいてプレス機械1を駆動停止
する。
【0030】<装置の異常時> 第2の光電スイッチ4が断線等で遮光側に故障した場
合 第2の光電スイッチ4が遮光側に故障すると、第2の光
電スイッチ4の判定出力端子9からロウレベル(0)の
遮光信号が出力され、第1の光電スイッチ2の投光停止
入力端子7に与えられる。すると、第1の光電スイッチ
2が投光動作を停止し、第1の光電スイッチ2の判定出
力端子9からロウレベル(0)の遮光信号が出力され
る。
【0031】第1の光電スイッチ2および第2の光電ス
イッチ4からロウレベル信号(0)が出力されると、排
他的論理和回路11の両入力端子および第1のアンド回
路12の両入力端子に与えられる。すると、「プレス
機械1内に遮光物が侵入した場合」で説明したように、
ラッチ回路13から自己診断出力端子14にロウレベル
(0)の自己診断信号が与えられ、第2のアンド回路1
6から判定出力端子17に遮光側のロウレベル(0)の
判定信号が与えられる。
【0032】この状態でプレス機械1内に遮光物が侵入
しても、第1の光電スイッチ2および第2の光電スイッ
チ4からロウレベル(0)の遮光信号が出力され、排他
的論理和回路11の両入力端子および第1のアンド回路
12の両入力端子に与えられる。従って、ラッチ回路1
3から自己診断出力端子14にロウレベル(0)の自己
診断信号が与えられ、第2のアンド回路16から判定出
力端子17に遮光側のロウレベル(0)の判定信号が与
えられる。
【0033】第2の光電スイッチ4が短絡等で入光側
に故障した場合 プレス機械1内に遮光物が侵入していない状態では、第
1の光電スイッチ2の判定出力端子9および第2の光電
スイッチ4の判定出力端子9からハイレベルの入光信号
が出力され、排他的論理和回路11の両入力端子および
第1のアンド回路12の両入力端子に与えられる。従っ
て、「プレス機械1内に遮光物が存在しない場合」で
説明したように、ラッチ回路13から自己診断出力端子
14にロウレベル(0)の自己診断信号が与えられ、第
2のアンド回路16から判定出力端子17に入光側のハ
イレベル(1)の判定信号が与えられる。
【0034】この状態でプレス機械1内に遮光物が侵入
すると、第1の光電スイッチ2の判定出力端子9から排
他的論理和回路11の一方の入力端子および第1のアン
ド回路12の一方の入力端子にロウレベル(0)の遮光
信号が与えられる。このとき、第1の光電スイッチ2の
判定出力端子9から第2の光電スイッチ4の投光停止入
力端子7にロウレベル(0)の遮光信号が与えられる
が、第2の光電スイッチ4からの出力信号がハイレベル
(1)に保持されるので、第2の光電スイッチ4から排
他的論理和回路11の他方の入力端子および第1のアン
ド回路12の他方の入力端子にハイレベル信号(1)が
与えられる。
【0035】排他的論理和回路11の両入力端子にハイ
レベル信号(1)およびロウレベル信号(0)が与えら
れると、排他的論理和回路11の出力端子からラッチ回
路13にハイレベル信号(1)が与えられ、ラッチ回路
13から自己診断出力端子14に与えられる自己診断信
号がハイレベル(1)にラッチされる。これと共に、ラ
ッチ回路13からインバータ回路15にハイレベル信号
(1)が与えられ、インバータ回路15によってロウレ
ベル信号(0)に反転された後、第2のアンド回路16
の一方の入力端子に与えられる。
【0036】第1のアンド回路12の両入力端子にハイ
レベル信号(1)およびロウレベル信号(0)が与えら
れると、第1のアンド回路12の出力端子から第2のア
ンド回路16の他方の入力端子にロウレベル信号(0)
が与えられる。すると、第2のアンド回路16は、イン
バータ回路15からのロウレベル信号(0)および第1
のアンド回路12からのロウレベル信号(0)を受け、
判定出力端子17に遮光側のロウレベル(0)の判定信
号を与える。
【0037】この後、遮光物がプレス機械1内を通過す
ると、第1の光電スイッチ2の判定出力端子9から排他
的論理和回路11の一方の入力端子にハイレベル信号
(1)が与えられるので、排他的論理和回路11からの
出力信号がロウレベル(0)に切換わる。しかしなが
ら、ラッチ回路13からの出力信号がハイレベル(1)
にラッチされているので、ラッチ回路13から自己診断
出力端子14にハイレベル(1)の自己診断信号が与え
られる。これと共に、ラッチ回路13からインバータ回
路15を通して第2のアンド回路16の入力端子にロウ
レベル信号(0)が与えられるので、第2のアンド回路
16から判定出力端子17に与えられる判定信号が遮光
側のロウレベル(0)にロックされる。
【0038】上記実施例によれば、第1の光電スイッチ
2からの出力信号および第2の光電スイッチ4からの出
力信号が一致していない場合には排他的論理和回路11
からハイレベル(1)の故障信号を出力した。このた
め、コントローラ10,投光素子6,受光素子8,投光
回路,受光回路等で故障が生じた場合に加え、外部から
投光停止信号が入力されていない状態で故障が生じた場
合にも判定信号を安全な遮光側に確実にロックできる。
【0039】また、第1の光電スイッチ2および第2の
光電スイッチ4から相手側に遮光信号を与えることに基
づいて相手側の投光動作を停止させたので、第1に装置
の正常状態で遮光物がプレス機械1内に侵入した場合に
は、光電スイッチ2および第2の光電スイッチ4から排
他的論理和回路11に遮光物の侵入速度に拘らず遮光信
号が与えられ、排他的論理和回路11からラッチ回路1
3にロウレベル信号が与えられる。すると、ラッチ回路
13からインバータ回路15を通して第2のアンド回路
16にハイレベル信号が与えられるので、装置が正常で
あるにも拘らず遮光物を正常に検出できなくなることが
防止される。
【0040】第2に第1の光電スイッチ2からの出力信
号の変化および第2の光電スイッチ4からの出力信号の
変化の時間的なずれをキャンセルする積分回路が不要に
なるので、第1の光電スイッチ2および第2の光電スイ
ッチ4の一方が受光側に故障した場合には、第1の光電
スイッチ2および第2の光電スイッチ4の正常側から排
他的論理和回路11に遮光物の侵入速度に拘らずロウレ
ベルの遮光信号が与えられる。このため、排他的論理和
回路11からラッチ回路13にハイレベル信号が与えら
れ、ラッチ回路13からインバータ回路15を通して第
2のアンド回路16にロウレベル信号が与えられるの
で、第2のアンド回路16から受光側の誤った判定信号
が出力されることが防止される。従って、既存の投光停
止機能を有する汎用の光電スイッチ2および4を利用し
て安全装置が簡単に構成されるので、処理回路が二重化
された特別設計の専用センサを利用する場合に比べて装
置が安価になる。
【0041】また、プレス機械1の一方側に第1の光電
スイッチ2の投光器3および第2の光電スイッチ4の受
光器5を設置し、プレス機械1の反対側に第1の光電ス
イッチ2の受光器5および第2の光電スイッチ4の投光
器3を設置した。このため、第1の光電スイッチ2の投
光器3からの投射光が第2の光電スイッチ4の受光器5
に入射したり、第2の光電スイッチ4の投光器3からの
投射光が第1の光電スイッチ2の受光器5に入射するこ
とが防止されるので(光の相互干渉防止)、第1の光電
スイッチ2による遮光物の検出動作および第2の光電ス
イッチ4による遮光物の検出動作が正確に行われる。
【0042】尚、上記実施例においては、第1の光電ス
イッチ2および第2の光電スイッチ4として多光軸形の
ものを用いたが、これに限定されるものではなく、例え
ば単光軸形のものを用いても良い。
【0043】また、上記実施例においては、プレス機械
1の一方側に第1の光電スイッチ2の投光器3および第
2の光電スイッチ4の受光器5を設置し、プレス機械1
の反対側に第1の光電スイッチ2の受光器5および第2
の光電スイッチ4の投光器3を設置したが、これに限定
されるものではなく、例えばプレス機械1の一方側に第
1の光電スイッチ2の投光器3および第2の光電スイッ
チ4の投光器3を設置し、プレス機械1の反対側に第1
の光電スイッチ2の受光器5および第2の光電スイッチ
4の受光器5を設置しても良い。
【0044】この場合、第1の光電スイッチ2および第
2の光電スイッチ4間で投光周波数を相違させることに
基づいて光の相互干渉を防止したり、第1の光電スイッ
チ2および第2の光電スイッチ4間を同期信号線で接続
して時分割で動作させることに基づいて光の相互干渉を
防止すると良い。または、第1の光電スイッチ2および
第2の光電スイッチ4の一方については、複数の投光素
子6および受光素子8の前面に偏光方向が同一な偏光フ
ィルターを設け、他方については一方とは異なる偏光状
態にすることに基づいて光の相互干渉を防止すると良
い。
【0045】また、上記実施例においては、第1の光電
スイッチ2の投光器3および受光器5をプレス機械1を
挟む左右方向に対向配置し、第2の光電スイッチ4の投
光器3および受光器5をプレス機械1を挟む左右方向に
対向配置したが、これに限定されるものではなく、例え
ば第1の光電スイッチ2の投光器3および受光器5をプ
レス機械1を挟む左右方向に対向配置し、第2の光電ス
イッチ4の投光器3および受光器5をプレス機械1を挟
む上下方向に対向配置しても良い。
【0046】また、上記実施例においては、第1の光電
スイッチ2からの遮光信号および第2の光電スイッチ4
からの遮光信号を相手側の投光器3に与えることに基づ
いて相手側の投光動作を停止させたが、これに限定され
るものではなく、例えば第1の光電スイッチ2からの遮
光信号および第2の光電スイッチ4からの遮光信号を相
手側の受光器5に与えることに基づいて相手側の受光器
5の受光動作を停止させ、相手側の受光器5から遮光信
号を強制的に出力させても良い。
【0047】また、上記実施例においては、自己診断出
力端子14から自己診断信号を出力する構成としたが、
これに限定されるものではなく、例えば自己診断端子1
4を廃止し、自己診断信号を外部に出力しない構成とし
ても良い。
【0048】
【発明の効果】本発明の安全装置によれば、複数の光電
スイッチからの出力信号に基づいて故障を検出すると共
に、光電スイッチから別の光電スイッチに遮光信号を与
えることに基づいて別の光電スイッチから遮光信号を強
制的に出力した。このため、装置の正常時には判定信号
が遮光側に誤ってロックされることが防止され、装置の
故障時には判定信号が確実に遮光側にロックされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(全体構成を概略的
に示す図)
【符号の説明】
2は第1の光電スイッチ(光電スイッチ)、3は投光
器、4は第1の光電スイッチ(光電スイッチ)、5は受
光器、11は排他的論理和回路(故障検出手段)、12
は第1のアンド回路(遮光物検出手段)、18はロック
回路(ロック手段)を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出領域を挟んで対向配置される投光器
    および受光器を有し、検出領域内の遮光物の有無に応じ
    て遮光信号および受光信号を出力する複数の光電スイッ
    チと、 前記複数の光電スイッチの少なくとも1個から遮光信号
    が出力されることに基づいて遮光側の判定信号を出力す
    る遮光物検出手段と、 前記複数の光電スイッチからの出力信号が一致していな
    いことに基づいて故障信号を出力する故障検出手段と、 前記故障検出手段から故障信号が出力されることに基づ
    いて前記遮光物検出手段から出力される判定信号を遮光
    側にロックするロック手段とを備え、 前記各光電スイッチは、別の光電スイッチから遮光信号
    が与えられることに基づいて投光動作あるいは受光動作
    を停止して遮光信号を出力することを特徴とする安全装
    置。
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