JP2000110662A - エンジンのカバー構造 - Google Patents

エンジンのカバー構造

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JP2000110662A
JP2000110662A JP10292905A JP29290598A JP2000110662A JP 2000110662 A JP2000110662 A JP 2000110662A JP 10292905 A JP10292905 A JP 10292905A JP 29290598 A JP29290598 A JP 29290598A JP 2000110662 A JP2000110662 A JP 2000110662A
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JP
Japan
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engine
timing belt
cover
bracket
mount bracket
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JP10292905A
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English (en)
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Fumiaki Kawamura
文昭 川邨
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/0043Arrangements of mechanical drive elements
    • F02F7/0046Shape of casings adapted to facilitate fitting or dismantling of engine parts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/024Belt drive

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンのカバー構造において、タイミング
ベルトカバーの位置決めを容易にして、その組付作業性
を向上することにある。 【構成】 シリンダブロックにエンジンマウントブラケ
ットを固定して設け、このエンジンマウントブラケット
の一部とエンジン補機の一部とをタイミングベルトカバ
ーの内方から外方に貫通して設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンのカバ
ー構造に係り、特にタイミングベルトカバーを取付ける
エンジンのカバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図20〜22に示す如く、車両のエンジ
ン202にあっては、シリンダブロック204とこのシ
リンダブロック204に載置されたシリンダヘッド20
6とを設け、シリンダブロック204にクランク軸20
8を軸支して設け、このクランク軸208にクランクタ
イミングプーリ210をクランクプーリ取付ボルト21
2で固定して設け、シリンダヘッド206にカム軸21
4を軸支して設け、このカム軸214にカムタイミング
プーリ216をカムプーリ取付ボルト218で固定して
設け、クランクプーリ210とカムプーリ216とにタ
イミングベルト220を巻掛けて設けている。
【0003】また、シリンダブロック204には、タイ
ミングベルト220で作動されるエンジン補機としての
ウォータポンプ222のウォータポンプケース224が
複数のウォータポンプ締付ボルト226で取付けられて
いるとともに、タイミングベルト220のベルトテンシ
ョナ228がテンショナ取付ボルト230で取付けら
れ、また、クランク軸208で駆動されるオイルポンプ
232が設けられている。
【0004】また、シリンダブロック204とシリンダ
ヘッド206との端面で、シリンダヘッド206とウォ
ータポンプ222とオイルポンプ232とには、タイミ
ングベルトインサイドカバー234が複数のインサイド
カバー締付ボルト(図示せず)で取付けられている。
【0005】また、タイミングベルトインサイドカバー
234とウォータポンプ222とオイルポンプ232と
には、タイミングベルト220を覆ってベルト室236
を形成するタイミングベルトカバー238が周縁部位で
複数のベルトカバー締付ボルト240で取付けられてい
る。
【0006】そして、このタイミングベルトカバー23
8を取付ける際には、このタイミングベルトカバー23
8に形成した複数のベルトカバーボルト挿通孔(図示せ
ず)とタイミングベルトインサイドカバー234等に形
成した複数のベルトカバーボルトねじ穴242との位置
とを一致させてから、ベルトカバー締付ボルト240を
締付けている。
【0007】このようなタイミングベルトカバーの構造
としては、例えば、実公平6−25652号公報、実用
新案登録第2545119号公報、実開平5−7919
5号公報、実開昭63−146256号公報、実開昭6
3−9444号公報、特開平7−259578号公報、
特開平6−193460号公報、特開平5−20301
9号公報、実開平5−89845号公報、実開平3−4
3563号公報に開示されている。
【0008】実公平6−25652号公報に記載のもの
は、ウォータポンプのポンプケースとエンジンマウント
ブラケットとを隣接して設け、また、ウォータポンプケ
ースの外面に環状リブを設けて、シール性を向上するも
のである。実用新案登録第2545119号公報に記載
のものは、タイミングベルトカバーを複数に分割したも
のである。実開平5−79195号公報に記載のもの
は、タイミングベルトカバーをポンプケースに弾性部材
を介して取付けたものである。実開昭63−14625
6号公報に記載のものは、タイミングベルトカバーを分
割し、また、このタイミングベルトカバーにエンジンマ
ウントブラケットを設けたものである。実開昭63−9
444号公報に記載のものは、エンドカバーにエンジン
マウントブラケット座を設けたものである。特開平7−
259578号公報に記載のものは、タイミングベルト
カバーにエンジンマウント取付座を設けたものである。
特開平6−193460号公報に記載のものは、チェー
ンカバーのブロック側の部位とエンジンマウントブラケ
ットの下部とを共締めしたものである。特開平5−20
3019号公報に記載のものは、フロントカバーにエン
ジンマウントブラケットを設けたものである。実開平5
−89845号公報に記載のものは、タイミングベルト
カバーの長手方向の一部に高強度部を設け、この高強度
部にエンジン本体に対する取付部を設けたものである。
実開平3−43563号公報に記載のものは、エンジン
マウントの構造を開示し、放射状のリブを設け、このリ
ブでボスとカムジャーナル等の肉厚部との間を連結した
ものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、タイ
ミングベルトカバーをタイミングベルトインサイドカバ
ー等に取付ける際に、タイミングベルトカバーが各ベル
トカバーボルトねじ穴に対してフリー状態であり、それ
らの位置合せが目視で行われることから、タイミングベ
ルトカバーのベルトカバーボルト挿通孔とベルトカバー
ボルトねじ穴とがずれて、ベルトカバー締付ボルトが入
らず、このため、この位置合せを数回繰り返すことが多
く、よって、その組付け時間が長くなって作業性が低下
し、また、ベルトカバー締付ボルトを無理に締付けよう
とすると、ベルトカバーねじ穴を損傷してしまうという
不都合があった。
【0010】また、タイミングベルトカバーの位置決め
をするために、別途に部品を設けると、部品点数が増加
し、構成が複雑になるとともに、高価になるという不都
合があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、エンジンのシリンダブロ
ックにエンジン補機を固定して設けるとともにクランク
軸を軸支して設け、このクランク軸にクランクタイミン
グプーリを固定して設け、前記エンジンのシリンダヘッ
ドにカム軸を軸支して設け、このカム軸にカムタイミン
グプーリを固定して設け、前記クランクタイミングプー
リと前記カムタイミングプーリとにタイミングベルトを
巻掛けて設け、このタイミングベルトを覆うようにタイ
ミングベルトカバーを前記エンジンにベルトカバー締付
ボルトで取付けるエンジンのカバー構造において、前記
シリンダブロックにエンジンマウントブラケットを固定
して設け、このエンジンマウントブラケットの一部と前
記エンジン補機の一部とを前記タイミングベルトカバー
の内方から外方に貫通して設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明は、タイミングベルトカ
バーを取付ける際には、シリンダブロックに設けたエン
ジン補機の一部とエンジンマウントブラケットの一部と
をタイミングベルトカバーに貫通させるので、タイミン
グベルトカバーがエンジン補機の一部とエンジンマウン
トブラケットとの一部とによってその位置が決定される
ことから、タイミングベルトカバーを適正な位置に容易
に設置させ、その組付けの作業性を向上するとともに、
位置決めのための部品を不要とし、構成を簡単にし、し
かも、廉価とすることができる。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜12は、この発明の第1
実施例を示すものである。図1〜3において、2は車両
(図示せず)に搭載されるエンジン、4はシリンダブロ
ック、6はシリンダヘッド、8はシリンダヘッドカバー
である。
【0014】シリンダブロック4には、クランク軸10
が軸支して設けられ、また、エンジン補機として、端面
でクランク軸10で駆動されるトロコイド式のオイルポ
ンプ12が設けられている。このオイルポンプ12は、
オイルポンプケース14とポンププレート16とが一体
的に構成され、そして、オイルポンプケース14がノッ
クピン(図示せず)及びオイルポンプ締付ボルト(図示
せず)によって正確に位置決めされてシリンダブロック
4の端面のスタッドボルトねじ穴4aに取付けられてい
る。
【0015】クランク軸10の端部位には、クランクタ
イミングプーリ18とクランクプーリ20とがクランク
プーリ取付ボルト22で取付けられている。
【0016】シリンダヘッド6には、カム軸24が軸支
して設けられている。このカム軸24には、カムタイミ
ングプーリ26がカムプーリ取付ボルト28で取付けら
れている。
【0017】クランクタイミングプーリ18とカムタイ
ミングプーリ26とには、タイミングベルト30が巻掛
けて設けられている。
【0018】シリンダブロック4には、エンジン補機と
して、ウォータポンプ32が設けられる。このウォータ
ポンプ32は、ウォータポンプケース34とウォータポ
ンプ軸36とを有している。ウォータポンプケース34
の一端側は、図7、8に示す如く、シリンダブロック4
の端面のスタッドボルトめじ穴4aに固定した2本のス
タッドボルト38、38によってその位置決めがなさ
れ、このスタッドボルト38、38及び他のウォータポ
ンプ締付ボルト40によってシリンダブロック4の端面
に取付けられる。このスタッドボルト38の端部位38
aには、ナット42が螺着される。ここで、図7に示す
如く、ウォータポンプケース34のスタッドボルト38
を挿通するスタッドボルト挿通孔44の径D1は、スタ
ッドボルト38の最大径に合わせて他のウォータポンプ
締付ボルト40を挿通するウォータポンプボルト挿通孔
46の径D2よりも少し小さく設定されている。これに
より、ウォータポンプケース34をシリンダブロック4
に正確に位置決めして取付けることができるものであ
る。このウォータポンプケース34には、ベルトテンシ
ョナ取付座48が設けられている。このベルトテンショ
ナ取付座48には、タイミングベルト30の張力を調整
するベルトテンショナ50が取付けられる。このベルト
テンショナ50は、ベルトテンショナ取付座48に形成
した軸穴52に設けた回動軸54を中心に揺動されるも
のである。
【0019】ウォータポンプ軸36は、クランク軸10
と同じ方向に延設し、小径の一端側にポンプインペラ5
6が設けられている。このポンプインペラ56は、シリ
ンダブロック4のウォータジャケット58内の冷却水を
循環させるものである。また、ウォータポンプ軸36の
一端側は、軸用シール部材60でウォータポンプケース
34内の一端側に保持されている。更に、ウォータポン
プ軸34の大径の他端側は、ウォータポンプケース34
の他端側に保持されている。このウォータポンプ軸34
のウォータポンプケース34の端面よりも突出した端部
位には、取付フランジ62が固定されている。この取付
フランジ62には、ウォータポンププーリ64がポンプ
プーリ取付ボルト66で取付けられている。このウォー
タポンププーリ64とクランクプーリ20とは、後述す
るタイミングベルトカバー98がエンジン2に取り付け
られた後に取り付けられるものである。このウォータポ
ンププーリ64とクランクプーリ20とには、駆動用ベ
ルト68が巻掛けて設けられている。
【0020】また、図5、6に示す如く、シリンダブロ
ック4の端面には、エンジンマウントブラケット70が
取付けられる。このエンジンマウンドブラケット70
は、シリンダブロック4側の固定側部71と、この固定
側部72に連設してウォータポンプ軸36と平行に延設
するマウント取付ボス部74とからなる。固定側部72
は、ブラケットボルト挿通孔76に挿通するブラケット
締付ボルト78でシリンダブロック4の端面のブラケッ
トボルトめじ穴4bに固定される。このとき、エンジン
マウントブラケット70の位置決めをするために、固定
側部72には、ウォータポンプケース34側でスタッド
ボルト38側に突出して位置決め用延設部80が連設さ
れている。この位置決め用延設部80には、スタッドボ
ルト38の端部位38aからナット42を螺着した際に
突出するスタッドボルト38の端部位38aを挿通させ
る位置決め用孔82が形成されている。これにより、エ
ンジンマウントブラケット70の固定側部72をブラケ
ット締付ボルト78でシリンダブロック4に締付けた際
に、位置決め用孔82をスタッドボルト38の端部位3
8aに嵌挿することによって、エンジンマウントブラケ
ット70の位置決めを行わせ、エンジンマウントブラケ
ット70を所定位置に正確に位置させることができると
ともに、ナット42が緩んでも、位置決め用延設部80
によってこのナット42が落下するのを防止するもので
ある。また、エンジンマウントブラケット70のマウン
ト取付ボス部74の端面には、マウント取付ねじ穴84
が形成されている。
【0021】このエンジンマウントブラケット70にあ
っては、図10に示す如く、位置決めのために、ブラケ
ット取付ボルト78のブラケットボルト挿通孔76の中
心76cとブラケット取付ボルト78の中心78とが距
離L1で偏倚しているとともに、位置決め用孔82の中
心82cとスタッドボルト38の中心38cとが距離L
2で偏倚している。
【0022】また、図3、11、12に示す如く、シリ
ンダブロック4とシリンダヘッド6の端面には、タイミ
ングベルトインサイドカバー86がインサイドカバー締
付ボルト88で取付けられている。このインサイドカバ
ー締付ボルト86は、タイミングインサイドカバー86
のインサイドカバーボルト挿通孔90にグロメット92
を介して挿通され、シリンダヘッド6等に螺着されるも
のである。
【0023】このタイミングベルトインサイドカバー8
6の周縁部位には、複数のベルトカバーボルトねじ穴9
4が形成されている。
【0024】そして、タイミングベルトインサイドカバ
ー86とウォータポンプケース34とオイルポンプケー
ス14とには、タイミングベルト30を覆ってベルト室
96を形成するタイミングベルトカバー98が周縁部位
のベルトカバー締付ボルト100で取付けられている。
このため、タイミングベルトカバー98の周縁部位に
は、複数のカバーボルト挿通孔(図示せず)が形成され
ている。
【0025】このタイミングベルトカバー98には、ウ
ォータポンプケース34の一部である他端側を貫通させ
るポンプ側貫通孔102と、エンジンマウントブラケッ
ト70の一部であるマウント取付ボス部74を貫通させ
るブラケット側貫通孔104が所定の形状で形成されて
いる。
【0026】つまり、タイミングベルトカバー98にあ
っては、ウォータポンプケース34側において、図4に
示す如く、ウォータポンプケース34の他端側を、補機
側シール部材であるポンプ側シール部材106を介して
保持しているとともに、ウォータポンプケース34のE
リング用溝108に取付けたEリング110によってポ
ンプ側シール部材106を保持するとともにポンプ側貫
通孔102を閉塞している。
【0027】また、図5に示す如く、エンジンマウント
ブラケット70にあっては、マウント取付ボス部74
を、ブラケット側シール部材112を介して保持してい
る。
【0028】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0029】シリンダブロック4及びシリンダヘッド6
にポンプケース34がスタッドボルト38の最大径に合
わせて他のウォータポンプボルト挿通孔46の径D1よ
りも小径D2のスタッドボルト挿通孔44をスタッドボ
ルト38に挿通させることにより、ウォータポンプ32
をシリンダブロック4に正確に位置決めして取付けるこ
とができる。
【0030】また、エンジンマウントブラケット70
は、ブラケット取付ボルト78と位置決め用孔82がス
タッドボルト38の端部位38aに嵌挿するとともに、
ブラケットボルト挿通孔76の中心76cとブラケット
取付ボルト78の中心78cが距離L1だけ偏倚し、且
つ、位置決め用孔82の中心82cとスタッドボルト3
8の中心38cとが距離L2だけ偏倚していることによ
り、その位置決めが正確になされてシリンダブロック4
に取付けられる。
【0031】一方、オイルポンプ32にあっては、ノッ
クピンとオイルポンプ締付ボルト(図示せず)によって
シリンダブロック4の端面に正確に位置決めされてい
る。
【0032】従って、ウォータポンプ32とエンジンマ
ウントブラケット70とオイルポンプ12とは、相対的
に正確に位置決めされてシリンダブロック4に取付けら
れた状態になる。
【0033】そして、タイミングベルトカバー98を取
付ける際には、ウォータポンプ32のウォータポンプケ
ース34の他端側にポンプ側シール部材106と、エン
ジンマウントブラケット70のマウント取付ボス部74
のブラケット側シール部材112とをガイドとし、タイ
ミングベルトカバー98がウォータポンプ32とオイル
ポンプ12とに正確に位置決めされ、これにより、タイ
ミングベルトカバー98のカバーボルト挿通孔がウォー
タポンプ32、オイルポンプ12の各ベルトカバーボル
トねじ穴94に一致し、タイミングベルトカバー98の
取付けを短時間で容易に行わせるとともに、ベルトカバ
ーボルトねじ穴94が損傷するおそれがない。
【0034】また、タイミングベルトインサイドカバー
86にあっては、グロメット92を介してインサイドカ
バー取付ボルト88でシリンダヘッド6等に取付けられ
ているので、タイミングベルトカバー98の取付けの際
に、ベルトカバーボルトねじ穴94の位置を容易にして
タイミングベルトカバー98のベルトカバーボルト挿通
孔に合わせることができ、取付けに支障を来すおそれが
ない。
【0035】この結果、タイミングベルトカバー98を
ウォータポンプケース32の一部とエンジンマウントブ
ラケット70の一部にガイドさせて取付けるので、タイ
ミングベルトカバー98の位置決めを正確にさせて、そ
の作業を簡便にして行わせるとともに、別途に部品を設
けることなく、構成が簡単で、廉価とすることができ
る。
【0036】また、ポンプ側貫通孔102にポンプ側シ
ール部材106を設けるとともに、ブラケット側貫通孔
104にブラケット側シール部材112を設けたので、
タイミングベルトカバー98のガタツキがなくなり、タ
イミングベルトカバー98の位置決めを、正確に行わせ
ることができる。
【0037】更に、ウォータポンプ32のウォータポン
プケース34において、他のウォータポンプボルト挿通
孔44の径D1よりも小径D2の位置決め用孔82をス
タッドボルト38に挿通するので、スタッドボルト38
によってその位置決めが行われ、別途に部品を追加する
ことなく、ウォータポンプ32の位置決めを正確にする
ことができるとともに、廉価とすることができる。
【0038】更にまた、ブラケットボルト挿通孔76の
中心76cとブラケット締付ボルト78の中心78cと
が距離L1だけ偏倚し、且つ、位置決め用孔82の中心
982cとスタッドボルト38の中心38cとが距離L
2だけ偏倚していることにより、締付けた際に、エンジ
ンマウントブラケット70の位置を正確に出すことがで
きるとともに、別の部品を不要とし、構成が簡単で、廉
価とすることができる。
【0039】また、エンジンマウントブラケット70に
あっては、スタッドボルト38の端部位38aで位置決
めがなされるので、ノックピン等の別部品を不要とし、
部品点数を低減し、また、シリンダブロック4への穴加
工も不要とし、廉価とすることができる。
【0040】また、エンジンマウントブラケット70の
位置決め用延設部80がスタッドボルト38の端部位3
8aに位置しているので、ナット42が緩んでも、この
ナット42が脱落することがなく、ナット42のかみ込
み等によって他の部品に破損が生ずることがない。
【0041】また、エンジンマウントブラケット70と
他の部品であるウォータポンプ32等と共締めしないの
で、マウント取付ボス部74に取付けられるエンジンマ
ウントの振動の影響が、他の部品、例えば、ウォータポ
ンプ用ガスケット(図示せず)からの水洩れ等に、及ぶ
おそれがない。
【0042】図13〜15は、この発明の第2実施例を
示すものである。
【0043】以下の実施例にあっては、上述の実施例と
同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明する。
【0044】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、ウォータポンプケース34の一部
にポンプ側加工面122−1、122−2を形成すると
ともに、エンジンマウントブラケット70の一部にはポ
ンプ側加工面122−1、122−2に対応してブラケ
ット側加工面124−1、124−2を形成した。
【0045】この第2実施例の構成によれば、ウォータ
ポンプケース34のポンプ側加工面122−1、122
−2にエンジンマウントブラケット70のブラケット側
加工面124−1、124−2を係合させることによ
り、ウォータポンプ32とエンジンマウントブラケット
70との位置を正確にすることができる。
【0046】図16、17は、この発明の第3実施例を
示すものである。
【0047】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、エンジンマウントブラケット70
の固定側部74には、スタッドボルト38の端部位38
aの端面近くでナット42を覆うように延長してウォー
タポンプケース34側に突出する位置決め部132を連
設する。そして、この位置決め部132には、ウォータ
ポンプケース34の面に向って位置決めピン134が設
けられている。また、ウォータポンプケース34の面に
は、位置決めピン134に対向して位置決め穴136が
形成されている。
【0048】この第3実施例の構成によれば、エンジン
マウントブラケット70の取付けの際に、位置決めピン
134を位置決め穴136に挿入することにより、エン
ジンマウントブラケット70が位置決めされ、そして、
エンジンマウントブラケット70がブラケット締付ボル
ト78でシリンダブロック4に取付けられるので、エン
ジンマウントブラケット70の位置決めを正確にするこ
とができる。
【0049】また、ナット42が緩んでも、このナット
42が位置決め部132でその落下が阻止されるので、
ナット42がかみ込み等によって他の部品が損傷するお
それがない。
【0050】図16は、この発明の第4実施例を示すも
のである。
【0051】この第4実施例の特徴とするところは、以
下の点にある(SG1)。即ち、例えば、エンジンマウ
ントブラケット70のマウント取付ボス部74をウォー
タポンプケース34よりも距離L3だけ突出させて、ウ
ォータポンプケース34とエンジンマウントブラケット
70との突出形状に段差を設けた。
【0052】この第4実施例の構成によれば、タイミン
グベルトカバー98の取付け時に、例えば、ブラケット
側貫通孔104をポンプ側貫通孔102よりも先に嵌挿
させ、これにより、組付性を向上することができる。
【0053】図19は、この発明の第5実施例を示すも
のである。
【0054】この第5実施例の特徴とするところは、以
下の点にある(SG2)。即ち、例えば、マウント取付
ボス部74には、タイミングベルトカバー98の取付け
時に、このタイミングベルトカバー98を嵌挿させる先
細りのガイド体142を着脱可能に設ける。このガイド
体142は、先細りの案内部144とマウント取付ボス
部74に装着されるスリット146が形成された重合部
148とからなる。
【0055】この第5実施例の構成によれば、タイミン
グベルトカバー98の取付け時に、マウント取付ボス部
74にガイド体142の重合部148を装着し、そし
て、タイミングベルトカバー98のブラケット側貫通孔
104を案内部144に嵌挿することによりタイミング
ベルトカバー98を容易にマウント取付ボス部74に嵌
挿させ、そして、マウント取付ボス部74にタイミング
ベルトカバー98が取り付かれた後に、ガイド体142
を引き抜くことによってマウント取付ボス部74から取
外し、もって、タイミングベルトカバー98の取付けを
容易とすることができる。
【0056】なお、この発明にあっては、ウォータポン
プ32とエンジンマウントブラケット70との位置を正
確に出すために、ウォータポンプ32とエンジンマウン
トブラケット70とを一体化したり、ウォータポンプ3
2とエンジンマウントブラケット70とをノックピンで
位置決めしたり、あるいは、ウォータポンプ32とエン
ジンマウントブラケット70とオイルポンプ12とを一
体化等の各方策を講ずることが可能である。
【0057】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、シリンダブロックにエンジンマウントブ
ラケットを固定して設け、このエンジンマウントブラケ
ットの一部とエンジン補機の一部とをタイミングベルト
カバーの内方から外方に貫通して設けたことにより、タ
イミングベルトカバーがエンジン補機の一部とエンジン
マウントブラケットとの一部とによってその位置が決定
されることから、タイミングベルトカバーを適正な位置
に容易に設置させ、その組付けの作業性を向上するとと
もに、位置決めのための部品を不要とし、構成を簡単に
し、しかも、廉価とし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの正面図である。
【図2】エンジンの一部切欠き断面図である。
【図3】エンジンの断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】エンジンマウントブラケットの取付部位の側面
図である。
【図6】図5の矢印〓による側面図である。
【図7】シリンダブロックの正面図である。
【図8】図7の概略側面図である。
【図9】ウォータポンプケースの正面図である。
【図10】エンジンマウントブラケットの正面図であ
る。
【図11】タイミングベルトインサイドカバーの取付状
態の正面図である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】第2実施例におけるウォータポンプケースの
正面図である。
【図14】第2実施例におけるエンジンマウントブラケ
ットの正面図である。
【図15】第2実施例においてウォータポンプケースに
エンジンマウントブラケットを組付けた状態の正面図で
ある。
【図16】第3実施例におけるエンジンマウントブラケ
ットの取付状態の側面図である。
【図17】図16の側面図である。
【図18】第4実施例におけるエンジンマウントブラケ
ットとウォータポンプケースとの位置関係を示す図であ
る。
【図19】第5実施例におけるガイド体の側面図であ
る。
【図20】従来のエンジンの正面図である。
【図21】従来のエンジンの断面図である。
【図22】従来においてタイミングベルトカバーを取外
したエンジンの正面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 12 オイルポンプ 32 ウォータポンプ 38 スタッドボルト 70 エンジンマウントブラケット 98 タイミングベルトカバー 102 ポンプ側貫通孔 104 ブラケット側貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02F 11/00 F02F 11/00 P F16M 1/026 F16M 1/026 J

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダブロックにエンジン
    補機を固定して設けるとともにクランク軸を軸支して設
    け、このクランク軸にクランクタイミングプーリを固定
    して設け、前記エンジンのシリンダヘッドにカム軸を軸
    支して設け、このカム軸にカムタイミングプーリを固定
    して設け、前記クランクタイミングプーリと前記カムタ
    イミングプーリとにタイミングベルトを巻掛けて設け、
    このタイミングベルトを覆うようにタイミングベルトカ
    バーを前記エンジンにベルトカバー締付ボルトで取付け
    るエンジンのカバー構造において、前記シリンダブロッ
    クにエンジンマウントブラケットを固定して設け、この
    エンジンマウントブラケットの一部と前記エンジン補機
    の一部とを前記タイミングベルトカバーの内方から外方
    に貫通して設けたことを特徴とするエンジンのカバー構
    造。
  2. 【請求項2】 前記エンジン補機の一部と前記タイミン
    グベルトカバー間に補機側シール部材を設け、前記エン
    ジンマウントブラケットの一部と前記タイミングベルト
    カバー間にはブラケット側シール部材を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載のエンジンのカバー構造。
  3. 【請求項3】 前記エンジン補機は、他のボルト挿通孔
    の径よりも小径のボルト挿通孔に挿通したスタッドボル
    トで前記シリンダブロックに取付けられることを特徴と
    する請求項1に記載のエンジンのカバー構造。
  4. 【請求項4】 前記エンジンマウントブラケットには、
    ブラケット締付ボルトの中心から偏倚したブラケットボ
    ルト挿通孔と、スタッドボルトの中心から偏倚した位置
    決め用穴とが形成されたことを特徴とする請求項1に記
    載のエンジンのカバー構造。
  5. 【請求項5】 前記エンジンマウントブラケットは、他
    の部品を取付けるスタッドボルトの端部位で位置決めさ
    れることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのカバ
    ー構造。
  6. 【請求項6】 前記エンジンマウントブラケットは、前
    記スタッドボルトの端部位に螺着したナットを保持する
    ことを特徴とする請求項5に記載のエンジンのカバー構
    造。
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