JPH0791249A - 部材取付構造および内燃機関のウォータポンプ取付構造 - Google Patents

部材取付構造および内燃機関のウォータポンプ取付構造

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JPH0791249A
JPH0791249A JP23396493A JP23396493A JPH0791249A JP H0791249 A JPH0791249 A JP H0791249A JP 23396493 A JP23396493 A JP 23396493A JP 23396493 A JP23396493 A JP 23396493A JP H0791249 A JPH0791249 A JP H0791249A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイミングチェーンにて駆動するようにチェ
ーン室内に収容したウォータポンプユニット32を簡単
に取り外せるようにし、かつフランジ部44aの大型化
を回避する。 【構成】 チェーン室を形成するチェーンケースリヤ4
のポンプ取付部36にポンプハウジング44が嵌合す
る。チェーン室の前面には、ポンプハウジング44を出
し入れ可能なようにカバーで閉塞された作業用開口部が
形成されている。ポンプハウジング44のフランジ部4
4aには、固定用ボルトが貫通する貫通孔57が形成さ
れているが、この貫通孔57の内周に、固定用ボルトよ
りも大径なプーラ用ボルト61が螺合可能な雌ねじ部6
0が形成されている。ポンプユニット32取り外し時に
は、固定用ボルトを抜いた後に、プーラ用ボルト61を
螺合し、徐々にねじ込んでいけば、ポンプハウジング4
4が引き出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、互いに嵌合した2部
材をボルトで結合固定した部材取付構造およびチェーン
室内に収容したウォータポンプのポンプユニットをボル
トでシリンダブロック側に結合固定した内燃機関のウォ
ータポンプ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のウォータポンプは、一般に、
機関のシリンダブロック前面に冷却水入口を凹設すると
ともに、該入口部を覆うようにポンプユニットを取り付
けて構成されている。そして、このウォータポンプは、
いわゆる補機ベルトを用いたベルト伝動機構を介してク
ランクシャフトにより駆動されるようになっている。つ
まり、ポンプハウジングに軸受を介して駆動軸が回転自
在に支持されており、その一端に、補機ベルトが巻き掛
けられるウォータポンププーリが取り付けられていると
ともに、他端にインペラが取り付けられ、シリンダブロ
ックとポンプハウジングとの間のポンプ室内で該インペ
ラが回転する構成となっている(例えば、実開平1−9
5529号公報参照)。
【0003】従って、上記ポンプユニットは実質的には
機関外部に開放された形となっており、例えば、上記軸
受の故障等によりポンプユニットを交換する場合に、外
部から比較的容易に作業を行うことができる。
【0004】これに対し、動弁機構をタイミングチェー
ンを介して駆動するチェーン駆動式の内燃機関では、ウ
ォータポンプを補機ベルトではなくタイミングチェーン
にて駆動することが考えられている(実開平2−141
625号公報等)。この場合、ウォータポンプユニット
がチェーン室内に配置される形となる。尚、上記公報の
ものでは、ウォータポンプユニットの本体部分はチェー
ン室外部に配置し、スプロケット部分のみをチェーン室
内へ突出させた構成となっているが、本出願人は、ウォ
ータポンプユニットをチェーン室内のシリンダブロック
側に固定し、その着脱を、チェーンケースに設けた作業
用開口部を通して行うようにした構成を提案している。
【0005】しかし、このようにチェーン室内にポンプ
ユニットを収容した構成を採用すると、点検や交換に際
して、その脱着作業が非常に面倒となる。つまり、ウォ
ータポンプのポンプハウジングは、一般にシリンダブロ
ック側のポンプ取付部内周に嵌合した構成となってお
り、更にポンプハウジング端部のフランジ部が複数本の
ボルトにてシリンダブロック側に結合固定されている。
従って、ポンプユニットを取り外す際には、機関の前方
へ強く引き抜く必要があり、しかもこれを非常に狭い空
間で作業しなければならないので、非常に作業性が悪
い。
【0006】ところで、このようなウォータポンプハウ
ジングの引き抜きに際して、プーラ用ボルトを利用する
方法が知られている。これは、プーラ用ボルトをポンプ
ハウジングのフランジ部に螺着し、その先端をシリンダ
ブロック側のフランジ面、詳しくはねじ孔を具備しない
箇所に突き当てて、徐々にねじ込んでいくことにより、
ポンプハウジングを強制的に引き出す方法である。この
ような手法を採用するためには、フランジ部に予めプー
ラ用ボルトをねじ込むためのプーラ用ねじ孔を形成して
おく必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにプーラ用ボルトを利用するためには、フランジ部
に、固定用ボルトが貫通するボルト貫通孔に加えて、プ
ーラ用ねじ孔を加工しなければならず、フランジ部がそ
れだけ大型化してしまうという欠点がある。従って、フ
ランジ部の大きさに制約がある場合には、好ましくな
く、かつ無用な重量増を招くことになる。
【0008】特に、チェーン駆動式のウォータポンプの
取付においては、フランジ部が大きくなると、脱着時に
チェーンとの干渉が生じたり、フランジ部を通すだけの
作業用開口部の確保が困難になる等、他の面で支障が生
じ、一層作業性が悪化してしまう。
【0009】尚、上記公報記載のようにポンプユニット
がチェーン室の内外にまたがって配置されていると、ポ
ンプユニットの交換に際して必ずチェーン室を分解する
必要が生じ、その作業は一層面倒なものとなる。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、プ
ーラ用ボルトのねじ孔と固定用ボルトの貫通孔とを兼用
するようにした。すなわち、請求項1の部材取付構造
は、互いに嵌合した嵌合部を有するとともに、一方の部
材のフランジ部にボルト挿通用の貫通孔が、他方の部材
にねじ孔がそれぞれ形成され、両部材の嵌合挿入方向と
平行なボルトでもって両部材が結合固定された部材取付
構造において、上記貫通孔の内周に、上記固定用ボルト
よりも大径なプーラ用ボルトが螺合可能な雌ねじ部を形
成したことを特徴としている。
【0011】また請求項2は、シリンダブロック前面に
形成されるチェーン室内にポンプユニットが収容され、
このポンプユニットのポンプハウジングがチェーン室内
のポンプ取付部内周に嵌合するとともに、ポンプハウジ
ング端部のフランジ部にボルト挿通用の貫通孔が、シリ
ンダブロック側にねじ孔がそれぞれ形成され、ポンプユ
ニットの嵌合挿入方向と平行な複数本のボルトでもって
ポンプユニットが結合固定された内燃機関のウォータポ
ンプ取付構造において、チェーン室前面を覆うチェーン
ケースに、ポンプユニットを抜き差し可能な大きさの作
業用開口部を設けるとともに、上記貫通孔の内周に、上
記固定用ボルトよりも大径なプーラ用ボルトが螺合可能
な雌ねじ部を形成したことを特徴としている。
【0012】
【作用】固定状態では、フランジ部の貫通孔に挿入され
た固定用ボルトが他方の部材例えばシリンダブロック側
等に設けられたねじ孔に螺合して結合されている。この
固定された部材例えばポンプハウジングを取り外す際に
は、先ず上記固定用ボルトを抜き取り、かつその貫通孔
の雌ねじ部を利用して、固定用ボルトより大径なプーラ
用ボルトを螺合させる。そして、このプーラ用ボルトを
徐々にねじ込んでいけば、先端がシリンダブロック側等
のねじ孔周縁に当接した状態となり、逆にフランジ部が
押し出されてくる。これにより、嵌合状態にあるポンプ
ハウジング等の部材を取り外すことができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明をウォータポンプ1の取付構
造に適用した一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0014】図2は、この発明に係るウォータポンプ1
を備えたV型内燃機関の前端部の構成を示す分解斜視図
である。
【0015】このV型内燃機関は、シリンダブロック2
の左右バンクの上面にそれぞれシリンダヘッド3が固定
されているとともに、これらのシリンダブロック2とシ
リンダヘッド3との前面を覆うように、例えばアルミダ
イキャストにて板状に形成したチェーンケースリヤ4が
取り付けられている。そして、このチェーンケースリヤ
4の前面を覆うように更にカバー状のチェーンケースフ
ロント5が取り付けられ、両者間にチェーン室6(図
1,図3参照)が形成されるようになっている。図4
は、このようなV型内燃機関においてチェーンケースフ
ロント5を取り外した状態つまりチェーン室6内部の構
成を示している。尚、チェーン室6の上部は、図4に示
すように、シリンダヘッドカバー7前端部によって覆わ
れている。
【0016】このV型内燃機関は、DOHC型動弁機構
を有するもので、図4に示すように、シリンダブロック
2下部のクランクシャフト8にクランクスプロケット9
が設けられており、バンク内側の吸気側カムシャフト1
0に設けた第1カムスプロケット11と上記クランクス
プロケット9との間に、略三角形をなすように1本のタ
イミングチェーン12が巻き掛けられている。また吸気
側カムシャフト10には、第1カムスプロケット11に
重ねて小径な第2カムスプロケット13が設けられてお
り、バンク外側に位置する排気側カムシャフト14のカ
ムスプロケット15とこれに隣接する第2カムスプロケ
ット13との間に、それぞれサブタイミングチェーン1
6が巻き掛けられている。つまり、図4で矢印A方向に
回転するクランクシャフト8によってバンク内側の吸気
側カムシャフト10が駆動され、これにサブタイミング
チェーン16を介してバンク外側の排気側カムシャフト
14が連動する構成となっている。
【0017】上記タイミングチェーン12の緩み側とな
る図4左方の第1カムスプロケット11とクランクスプ
ロケット9との間には、下端が回動可能に支持され、か
つ上端部に油圧式チェーンテンショナ17を備えたチェ
ーンガイド18が配設されており、これによってタイミ
ングチェーン12に適宜な張力が付与されている。また
左右一対の第1カムスプロケット11の間には、チェー
ンガイド19が取り付けられており、タイミングチェー
ン12を僅かに内周側に押圧している。
【0018】一方、タイミングチェーン12の張り側と
なる図4右方の第1カムスプロケット11とクランクス
プロケット9との間には、ウォータポンプ1が配設され
ており、その駆動軸20に取り付けたウォータポンプス
プロケット21がタイミングチェーン12の背面側つま
り外周側に噛み合っている。上記ウォータポンプスプロ
ケット21は、第1カムスプロケット11とクランクス
プロケット9の略中間に位置し、タイミングチェーン1
2を内周側に押し込む形となっている。またウォータポ
ンプスプロケット21の上下には、それぞれチェーンガ
イド22,23が配設されている。
【0019】そして、上記ウォータポンプ1とその上方
の排気側カムスプロケット15との間では、チェーンケ
ースリヤ4の側部が部分的に凹んでおり、ここにサーモ
スタットハウジング24が配置されている。このサーモ
スタットハウジング24は、図2,図3に示すように、
シリンダヘッド3前端部に前方を向いたカップ状に形成
されたもので、その内部にサーモスタット弁25を収容
した上でインレットチューブ26が取り付けられるよう
になっている。
【0020】上記ウォータポンプ1は、図1,図3に示
すように、シリンダブロック2の前面に凹設されたポン
プ室31と、このポンプ室31に対応してチェーンケー
スリヤ4に装着されたポンプユニット32とから大略構
成されている。上記ポンプ室31は図2に示すように、
略円形をなし、その上部から接線方向に沿ってシリンダ
ブロック2中央部に吐出ポート部33が延びている。こ
の吐出ポート部33は、左右バンクの図示せぬウォータ
ジャケットに連通している。また上記ポンプ室31の裏
側には、上端がサーモスタットハウジング24内部に連
通した冷却水通路部34が形成されており、該冷却水通
路部34と上記ポンプ室31とが円形の開口部35を介
して互いに連通している。そして、上記ポンプ室31の
前面に位置するチェーンケースリヤ4には、上記ポンプ
室31に対応して円形のポンプ取付部36が貫通形成さ
れているとともに、その周縁に平坦なフランジ面37が
形成されている。尚、チェーンケースリヤ4はシリンダ
ヘッド3前面に複数本のボルト38によって固定されて
いるが、両者間のシール面、例えばポンプ室31周囲な
どにはシール剤として所謂液体ガスケットが塗布されて
いる。
【0021】ポンプユニット32は、上記チェーンケー
スリヤ4のポンプ取付部36に取り付けられるポンプハ
ウジング44と、駆動軸20を回転自在に支持する軸受
45と、駆動軸20の先端に取り付けられたインペラ4
6と、ウォータポンプスプロケット21とを主体として
いる。上記ポンプハウジング44は、上記ポンプ取付部
36内周に嵌合して配置され、かつ前端部に形成された
フランジ部44aが上記フランジ面37に密接した状態
で3本の固定用ボルト47にて固定されている。この固
定用ボルト47は、ポンプハウジング44の嵌合挿入方
向と平行に配設されている。なお、ポンプハウジング4
4とチェーンケースリヤ4との間は、一対のOリング5
3によりシールされている。また上記ポンプハウジング
44とインペラ46との間にメカニカルシール48が介
装されていて、両者間を回転可能な形でシールしてい
る。尚、上記メカニカルシール48を通過した僅かな冷
却水や水蒸気を外部へ排出するように、チェーンケース
リヤ4に連通孔49が形成されており、シリンダブロッ
ク2との間の大気開放された空間50に連通している
(図3参照)。
【0022】また、上記のように全体がチェーン室6内
に収容されたポンプユニット32の取付位置に対応し
て、チェーンケースフロント5には、図2に示すような
作業用の開口部51が設けられており、これを別体のカ
バー52でもって閉塞してある。上記開口部51は、ポ
ンプユニット32を前方から抜き差しし得る大きさを有
しており、チェーンケースフロント5を取り外すことな
くポンプユニット32の着脱作業が行えるようになって
いる。尚、図2において、58はチェーンテンショナ1
7の取付位置に対応してチェーンケースフロント5に設
けられた作業用の開口部、59は該開口部58を閉塞す
るカバーである。
【0023】ここで、上記ポンプハウジング44のフラ
ンジ部44aは、図5に詳示するように、チェーン軌跡
に沿う一側部が略円弧形をなしており、かつチェーン軌
跡よりも外側となる3箇所に、固定用ボルト47挿入用
の貫通孔54を有する取付部55が外周側に膨らんで形
成されている。尚、チェーン軌跡と重なる部分では、フ
ランジ部44a前面44bに対し60°〜45°程度傾
斜したガイド面56が、ウォータポンプスプロケット2
1の歯先円に略沿うように形成されている。そして、図
7に示すように、上記貫通孔54の位置に対応して、チ
ェーンケースリヤ4のポンプ取付部36周縁のフランジ
面37にねじ孔57が形成されており、上記貫通孔54
を貫通した固定用ボルト47が該ねじ孔57に螺合して
ポンプハウジング44を堅固に結合固定するようになっ
ている。また、上記の3個の貫通孔54の中で180°
離れた位置にある2カ所の貫通孔54においては、その
内周にさらに雌ねじ部60が加工されている(図5参
照)。この雌ねじ部60は、固定用ボルト47よりも大
径な後述するプーラ用ボルト61に対応する規格で形成
されている。例えば、固定用ボルト47としてM6のボ
ルトが用いられるのに対し、プーラ用ボルト61として
はM8のボルトが用いられ、これが螺合可能なように雌
ねじ部60が形成されている。
【0024】次に、上記実施例の構成におけるウォータ
ポンプユニット32の脱着作業について説明する。
【0025】軸受45の焼付等によりポンプユニット3
2を取り外す必要が生じたら、先ずチェーンケースフロ
ント5のカバー52,59を取り外し、作業用の開口部
51,58を開放する。そして、開口部51を通して、
ポンプユニット32のフランジ部44aにおける固定用
ボルト47を取り外す。同時に、開口部58を通してチ
ェーンテンショナ17を操作し、タイミングチェーン1
2に付与していたテンションを緩める。これによって、
タイミングチェーン12をチェーン内周側へ撓ませるこ
とが可能となるので、手指等で押し込んでポンプスプロ
ケット21の歯先から外す。図7は、このときのタイミ
ングチェーン12等の位置関係を示したものである。タ
イミングチェーン12がポンプスプロケット21の歯先
から外れたら、ポンプユニット32を前方へ引き出す。
【0026】このポンプユニット32の引き抜きの際に
は、図9に示すように、プーラ用ボルト61を貫通孔5
4の雌ねじ部60に螺合させ、これを徐々にねじ込んで
いく。このプーラ用ボルト61の先端は、ねじ孔57の
周縁に当接するものの該ねじ孔57内には螺合し得ない
ので、さらにねじ込んでいくと、図9に示すように、O
リング53を介して密に嵌合していたポンプハウジング
44が強制的に引き出される。
【0027】なお、このときタイミングチェーン12
は、ポンプスプロケット21の歯先から僅かに外れた図
7の位置にあるので、ポンプユニット32が前方へ引き
抜かれると、タイミングチェーン12がポンプハウジン
グ44のガイド面56に当接する。そして、ポンプユニ
ット32の前方への移動に伴い、図8に詳示するよう
に、タイミングチェーン12がガイド面56に沿って矢
印のようにチェーン内周側つまりフランジ部44a外周
側へ案内される。従って、ポンプユニット32を引っ張
るだけでタイミングチェーン12がフランジ部44aか
らスムースに外れ、ポンプユニット32を、開口部51
を通して引き出すことができる。すなわち、内燃機関を
車載状態としたままチェーンケースフロント5等の大掛
かりな分解作業を要さずにポンプユニット32を簡単に
取り外すことができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
によれば、プーラ用ボルトを螺合させるためのねじ孔が
固定用ボルトの貫通孔を兼ねたものとなっているため、
フランジ部に多数の孔を形成する必要がなくなり、フラ
ンジ部の大型化ならびに重量増加を回避できる。
【0029】特に、チェーン室内に収容したポンプユニ
ットの取付に適用することにより、ポンプユニットをチ
ェーン室前面の作業用開口部から脱着することが可能と
なり、その作業性向上が図れる。また脱着用の作業スペ
ースを最小限のものにでき、内燃機関の占有スペースを
実質的に小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るウォータポンプを備えた内燃機
関要部の断面図。
【図2】内燃機関前端部の分解斜視図。
【図3】同じく内燃機関前端部の断面図。
【図4】内燃機関のチェーン室内の構成を示す正面図。
【図5】ウォータポンプユニットのみを示す正面図。
【図6】図5のB−B線に沿った断面図。
【図7】ポンプユニット取り外し時の最初の段階を示す
説明図。
【図8】ポンプユニット取り外し時の中間段階を示す説
明図。
【図9】ポンプユニットをプーラ用ボルトにより押し出
している状態を示す説明図。
【符号の説明】
1…ウォータポンプ 2…シリンダブロック 4…チェーンケースリヤ 5…チェーンケースフロント 6…チェーン室 32…ポンプユニット 36…ポンプ取付部 44…ポンプハウジング 44a…フランジ部 47…固定用ボルト 51…作業用開口部 54…貫通孔 57…ねじ孔 60…雌ねじ部 61…プーラ用ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合した嵌合部を有するととも
    に、一方の部材のフランジ部にボルト挿通用の貫通孔
    が、他方の部材にねじ孔がそれぞれ形成され、両部材の
    嵌合挿入方向と平行なボルトでもって両部材が結合固定
    された部材取付構造において、上記貫通孔の内周に、上
    記固定用ボルトよりも大径なプーラ用ボルトが螺合可能
    な雌ねじ部を形成したことを特徴とする部材取付構造。
  2. 【請求項2】 シリンダブロック前面に形成されるチェ
    ーン室内にポンプユニットが収容され、このポンプユニ
    ットのポンプハウジングがチェーン室内のポンプ取付部
    内周に嵌合するとともに、ポンプハウジング端部のフラ
    ンジ部にボルト挿通用の貫通孔が、シリンダブロック側
    にねじ孔がそれぞれ形成され、ポンプユニットの嵌合挿
    入方向と平行な複数本のボルトでもってポンプユニット
    が結合固定された内燃機関のウォータポンプ取付構造に
    おいて、チェーン室前面を覆うチェーンケースに、ポン
    プユニットを抜き差し可能な大きさの作業用開口部を設
    けるとともに、上記貫通孔の内周に、上記固定用ボルト
    よりも大径なプーラ用ボルトが螺合可能な雌ねじ部を形
    成したことを特徴とする内燃機関のウォータポンプ取付
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002285998A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Aisin Seiki Co Ltd ウォータポンプ
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