JP2000109697A - 水分散性シリコーン組成物およびこれを用いた高分子材料用表面改質剤 - Google Patents
水分散性シリコーン組成物およびこれを用いた高分子材料用表面改質剤Info
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Abstract
性、撥水性等の特性を付与しするための水分散性のシリ
コーン組成物を提供する。 【解決手段】 ポリシロキサン基含有(共)重合体であ
るセグメントAと親水性基含有(共)重合体であるセグ
メントBとからなるA−B型ブロック共重合体と有機溶
剤および水、必要に応じて更に水溶性樹脂を含む水分散
性シリコーン組成物。
Description
ン組成物およびこれを用いる高分子材料用表面改質剤に
関するものである。さらに詳しくは、特定構造のA−B
型ブロック共重合体を含む水分散性シリコーン組成物、
および水溶性樹脂を含む水性塗料や水性粘着剤等にそれ
を添加してなる水分散性シリコーン組成物、あるいは基
材となる高分子材料に添加あるいは塗布することにより
表面にポリシロキサン基に基づく、離型性、低摩耗性、
非粘着性、撥水性等の特性を付与し、且つその特性が長
期に持続できる高分子材料用表面改質剤に関するもので
ある。
目的や水性粘着剤の粘着性を調整する目的で使用する場
合には、基材と水性塗料ないし水性粘着剤との密着性、
そして被膜表面における離型性、粘着性などの諸物性と
の両立が求められるが、実用的にはこれらの物性の両立
が達成されているとはいえずさらに改良が求められてい
る。また、高分子材料に添加あるいは塗布することによ
る表面改質剤として用いる場合には、高分子材料表面に
効果的にポリシロキサンの機能が付与されることと、改
質効果の持続性が長期に持続できることの両立が求めら
れるが、未だこの両特性を兼ね備える表面改質剤はな
く、さらに検討を加える必要があった。
質剤として2種のシリコーンエマルションタイプが提案
されている。例えば、特開昭54−131661号公報
には、アミノ基、エポキシ基、あるいはメルカプト基を
有するオルガノアルコキシシランと環状オルガノシロキ
サンとを乳化重合して得られるポリオルガノシロキサン
ラテックスが開示されている。また、特開昭59−12
2548号公報にはシラノール基を含むポリオルガノシ
ロキサンの乳化物にアルミナゾルを配合したシリコーン
エマルションが開示されている。
開昭54−131661号公報に開示されたポリオルガ
ノシロキサンラテックスは全成分を一液として保存する
ことが可能で、しかも硬化被膜を得るのに比較的高温に
加熱する必要がないが、得られた硬化被膜の機械的強度
や密着性が不十分であり、コーティング剤として使用す
るには不適当であった。また、特開昭59−12254
8号公報に開示されたシリコーンエマルションの硬化被
膜は不透明であり、基材に対する密着性が満足できるも
のでなかった。本発明の目的は、特定構造のA−B型ブ
ロック共重合体を含む水分散性のシリコーン組成物、お
よび水性塗料や水性粘着剤樹脂等にそれを添加してなる
水分散性シリコーン組成物、あるいは基材となる高分子
材料に添加あるいは塗布することにより、ポリシロキサ
ン基に基づく、離型性、低摩耗性、非粘着性、撥水性等
の特性を付与し、且つその特性が長期に持続できる高分
子材料用表面改質剤を提供することにある。
リコーン組成物は、ポリシロキサン基含有(共)重合体
であるセグメントAと親水性基含有(共)重合体である
セグメントBとからなるA−B型ブロック共重合体と有
機溶剤および水とを含んでいる。第2の発明は、第1の
発明の水分散性シリコーン組成物に更に水溶性樹脂を含
む水分散性シリコーン組成物である。第3の発明は、第
1の発明または第2の発明の水分散性シリコーン組成物
からなる高分子材料用表面改質剤である。
説明する。第1の発明の水分散性シリコーン組成物は、
ポリシロキサン基含有(共)重合体であるセグメントA
と親水性基含有(共)重合体であるセグメントBとから
なるA−B型ブロック共重合体と有機溶剤および水とを
含んでいる。A−B型ブロック共重合体中のセグメント
Aであるポリシロキサン基含有(共)重合体とは、ポリ
シロキサン基含有単量体の単独重合体、ポリシロキサン
基含有単量体と水溶性ビニル系単量体との共重合体、ポ
リシロキサン基含有単量体とビニル系単量体との共重合
体、又はポリシロキサン基含有単量体と水溶性ビニル系
単量体とビニル系単量体との共重合体である。一方、A
−B型ブロック共重合体中のセグメントBである親水性
基含有(共)重合体とは、水溶性ビニル系単量体の単独
重合体、又は水溶性ビニル系単量体とビニル系単量体と
の共重合体である。
ついて以下に説明する。ポリシロキサン基含有単量体
は、ケイ素原子と酸素原子とが交互に結合して鎖式構造
を形成しているポリシロキサン基を有する、下記の一般
式(1)又は(2)で表される単量体である。
R2はメチル基、エチル基、フェニル基または
たはCPH2P+1、R6はメチル基、エチル基、フェニル
基、mは1〜2000の整数、Pは1〜10の整数であ
る。)、R3は水素原子、フェニル基またはCQH2Q+1、
R4はメチル基、エチル基、水酸基、またはフェニル
基、nは1〜2000の整数、Qは1〜10の整数であ
る。]
2はメチル基、エチル基、フェニル基または
たはCPH2P+1、R6はメチル基、エチル基、フェニル
基、mは1〜2000の整数、Pは1〜10の整数であ
る。)、R3は水素原子、フェニル基またはCQH2Q+1、
nは1〜2000の整数、Qは1〜10の整数であ
る。] 上記一般式(1)又は(2)中のR1〜R6、m、n、
P、Qは、一般式(1)又は(2)の単量体の種類に基
づいて適宜設定される。また、一般式(1)または
(2)に表されるR2、R3、R4は、上記で規定した置
換基の中で同一であっても、異なっていてもよい。ま
た、ポリシロキサン基の機能を効果的に発揮させるため
には、ポリシロキサン基が枝状に結合されていることが
好ましい。また、片末端にビニル基を有する前記一般式
(1)で表される単量体を用いた場合、片末端のみが固
定化されることによって、一方の末端であるポリシロキ
サン基部分が被膜表面を自由に動くことができ、低表面
張力を持続的に発現することができる。
般式(2)で表される単量体を用いた場合、一般式
(1)で表される単量体より両末端が固定される分、被
膜表面を自由に動くことができなくなり、低表面張力に
よる性能が若干低下するが、一方で被膜強度が高くなる
傾向がある。一般式(1)および(2)で表される単量
体を併用した場合は、それぞれの単量体の効果がバラン
スよく発現される傾向にあるが、初期からの離型性を発
現するためには、ポリシロキサン基含有単量体の仕込量
に対して一般式(1)の割合が25重量%以上であること
が好ましい。また、ポリシロキサン基含有単量体は、市
販品として入手することができる。例えば、商品名サイ
ラプレーンFM−0711,サイラプレーンFM−07
21,サイラプレーンFM−0725,サイラプレーン
FM−7711,サイラプレーンFM−7721,サイ
ラプレーンFM−7725(チッソ(株)製)等がこの
化合物に相当する。
中に占めるポリシロキサン基含有単量体から形成される
重合体の好ましい範囲は、1〜90重量%である。さら
に好ましい範囲は、5〜70重量%である。この割合が
1重量%未満ではシリコーンの特性の一つである離型性
を十分に発現しにくくなり、90重量%を越えると、高
い重合転化率が得られにくくなる傾向にある。また、ポ
リシロキサン基含有単量体のポリシロキサン基の数平均
分子量(ゲル濾過クロマトグラフィーにより測定し、ポ
リスチレン換算値である。以下同様)のは、300〜5
0000が好ましく、さらに好ましくは1000〜20
000である。数平均分子量が300未満ではポリシロ
キサン基に由来する離型性が得られなくなる傾向にあ
る。一方、数平均分子量が50000を越すとポリシロ
キサン基の導入が困難となる傾向にある。
を形成する水溶性ビニル系単量体(以下、この単量体を
水溶性成分−1と称する)及びBセグメントを形成する
水溶性ビニル系単量体(以下、この単量体を水溶性成分
−2と称する)は、A−B型ブロック共重合体を水に分
散できるようにする目的で原料モノマー中に加えられ
る。前記水溶性成分−1、2としては、同種の水溶性ビ
ニル系単量体を用いても、異なる水溶性ビニル系単量体
を用いてもよいが、製造の容易さという観点から、例え
ば、(メタ)アクリル酸{以下、アクリル酸とメタクリ
ル酸を総称して(メタ)アクリル酸と略記する。}、イ
タコン酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、グルタ
コン酸、アコニット酸、シトラコン酸、メサコン酸、チ
グリン酸、ムロン酸、イソクロトン酸、3−ブテン酸等
のカルボン酸基含有ビニル型単量体、及びそれらのアル
カリ金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩;(メタ)
アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒド
ロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2,3−ジヒドロ
キシプロピル、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコ
ールモノエステル(ここで、ポリエチレングリコールの
分子量は176〜8800が好適である)、(メタ)ア
クリル酸メトキシポリエチレングリコールエステル(こ
こで、ポリエチレングリコールの分子量は396〜88
00が好適である)等の水酸基含有ビニル型単量体;ス
チレンスルホン酸、スルホン酸エトキシ(メタ)アクリ
レートのようなスルホン酸基を有するラジカル重合性不
飽和単量体、及びそれらのアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩、有機アミン塩;2−ヒドロキシ−3−メタクリル
オキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドのよ
うな(メタ)アクリル酸から誘導される四級アンモニウ
ム塩、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、ビニ
ルピリジン、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル
のようなアミノ基を有するアルコールの(メタ)アクリ
ル酸エステル、及びそれらの四級アンモニウム塩;(メ
タ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメ
チル(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プ
ロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メ
タ)アクリルアミド、N,N’−ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N’−ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)ア
クリルアミド、N−(メタ)アクリロイルピペリジン、
N−(メタ)アクリロイルモルホリン、t−ブチルアク
リルアミドスルホン酸等のアミド基含有ビニル型単量体
が挙げられる。これらの親水性ビニル単量体の、一種ま
たは二種以上を使用することができる。
共重合のしやすさという観点から、(メタ)アクリル酸
ポリエチレングリコールモノエステル(ここで、ポリエ
チレングリコールの分子量は176〜8800が好適で
ある)、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリ
コールエステル(ここで、ポリエチレングリコールの分
子量は396〜8800が好適である)、(メタ)アク
リル酸ジメチルアミノエチルのようなアミノ基を有する
アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、及びそれら
の四級アンモニウム塩、N,N−ジメチル(メタ)アク
リルアミドなどを好ましいものとして挙げることができ
る。また、親水性を向上させる目的でアルカリ金属塩、
アンモニウム塩、有機アミン塩等にする場合には、予め
処理されたものを使用する方法、共重合体を生成中ある
いは共重合体を生成した後に処理する方法のいずれを用
いる方法であってもよい。A−B型ブロック共重合体に
占める親水性ビニル単量体から形成される重合体の好ま
しい範囲は、1〜80重量%である。さらに好ましい範
囲は、5〜70重量%である。この割合が1重量%未満
では水に対する分散性が発現しにくくなる傾向にあり、
80重量%を越えると、シリコーンの特性である離型性
が発現しにくくなる傾向にある。
ントA中の親水性成分−1とセグメントB中の親水性成
分−2との割合は、重量比で0/100〜90/10が
好ましく、0/100〜70/30がさらに好ましい。
重量比が90/10を越えると、セグメントAに親水性
ビニル単量体の割合が増加し、親水性が増すためポリシ
ロキサン基に由来する離型性等の特性を発現しにくくな
る傾向にある。さらに、A−B型ブロック共重合体のセ
グメントAを形成するビニル系単量体(以下、この単量
体を親和性成分−1と称する)及びセグメントBを形成
するビニル系単量体(以下、この単量体を親和性成分−
2と称する)は、各種用途に応じて適宜選ばれる。即ち
親和性成分−1,2を種々選択することによって、高分
子材料との親和性が向上し、ポリシロキサン基によりシ
リコーンの特性を長期に渡って発現することができる。
ビニル系単量体を用いても、異なるビニル系単量体を用
いてもよいが、製造の容易さという観点から、例えば
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリ
ル酸イソプロピルなどの(メタ)アクリル酸低級アルキ
ル;(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル
酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メ
タ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シク
ロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、
(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウ
リル、(メタ)アクリル酸ステアリル等の(メタ)アク
リル酸高級アルキル;(メタ)アクリル酸2−パーフル
オロヘキシルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフル
オロオクチルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフル
オロデシルエチル等の(メタ)アクリル酸パーフルオロ
アルキル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等の低級脂
肪酸ビニルエステル;酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、
2−エチルヘキサン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステ
アリン酸ビニル等の高級脂肪酸ビニルエステル;スチレ
ン、ビニルトルエン、ビニルピロリドン等の芳香族ビニ
ル型単量体;(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコー
ル(ここで、ポリエチレングリコールの分子量は44〜
352が好適である)、(メタ)アクリル酸メトキシポ
リエチレングリコール(ここで、ポリエチレングリコー
ルの分子量は44〜352が好適である)等のエーテル
基含有ビニル型単量体;ブタジエン、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、(メタ)アクリルニトリル、フマル酸ジブ
チル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アリル
グリシジルエーテルが挙げられる。これらのビニル単量
体の、一種または二種以上を使用することができる。さ
らに高分子材料への親和性やポリシロキサン基含有単量
体との共重合性という観点から、(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メ
タ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブ
チル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリ
ル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸ステアリルなどを好ましいものとし
て挙げられる。
は、0〜70重量%の範囲が好ましく、20〜50重量
%の範囲がさらに好ましい。親和性成分が無くても水溶
性成分により高分子材料に対する親和性を発現すること
が可能であるが、親和性成分が70重量%を越えると、
ポリシロキサン基に基づくシリコーンの特性が低下する
傾向にあり、さらにA−B型ブロック共重合体の水分散
性が低下する傾向にある。親和性成分を使用した場合、
A−B型ブロック共重合体のセグメントA中の親和性成
分−1とセグメントB中の親和性成分−2との割合は、
重量比で5/95〜80/20が好ましく、10/90
〜70/30がさらに好ましい。重量比が5/95未満
ではポリシロキサンの重合体部分への転化率が低下し、
重量比が80/20を越えると、ポリシロキサン基に基
づくシリコーンの特性が低下する傾向となる。
ントAに対するセグメントBの重量比は、25/75〜
90/10であることが好ましく、40/60〜70/
30であることがさらに好ましい。重量比が25/75
未満では、ポリシロキサン基に由来するシリコーンの特
性が十分に発現されず、重量比が90/10を越える
と、ブロック型の共重合体の効果が減少し水分散性や高
分子材料に対する親和性が低下する傾向にある。この発
明のA−B型ブロック共重合体の合成は、溶液重合法、
懸濁重合法、エマルション、塊状重合法等の常法に従っ
て行われる。A−B型ブロック共重合体の溶液重合法の
場合、ポリメリックペルオキシドを重合開始剤として二
段階の重合を行うことによって所望のA−B型ブロック
共重合体が得られる。この重合方法は、公知の製造プロ
セス(例えば特公平5−41668号公報、特公平5−
59942号公報、特公平8−26160号公報記載)
により製造される。
用いられるポリメリックペルオキシドとは、1分子中に
2個以上のペルオキシ結合を持つ化合物である。ポリメ
リックペルオキシドとしては、特公平5−41668号
公報記載の各種ポリメリックペルオキシドを一種または
二種以上を使用することができる。例えば、下記一般式
(3)〜(5)で示されるものが使用できる。
である。前記A−B型ブロック共重合体の合成方法を更
に詳細に説明すると、まず第一工程としてポリメリック
ペルオキシドを重合開始剤として用い、例えばポリシロ
キサン基含有単量体と親水性成分−1と親和性成分−1
を構成する単量体を溶液中で重合することにより、連鎖
中にペルオキシ結合及びポリシロキサン基を含有する共
重合体が得られる。次に、第二工程として、第一工程で
得られた溶液中に例えば親水性成分−2と親和性成分−
2を構成する単量体を加えて重合を行うと、ペルオキシ
結合及びポリシロキサン基を含有する共重合体中のペル
オキシ結合において開裂することにより、効率よくA−
B型ブロック共重合体が得られる。なお、上記のような
二段階重合において、第一工程のポリシロキサン基含有
単量体と親水性成分−1と親和性成分−1を構成する単
量体を第二工程に、そして第二工程の親水性成分−2と
親和性成分−2を構成する単量体を第一工程に用いても
よい。
いるポリメリックペルオキシドの量は、第一工程で用い
る単量体100重量部に対して通常0.5〜20重量部
であり、そのときの温度は40〜130℃、重合時間は
2〜12時間程度である。また、第二工程での重合温度
は通常40〜140℃、重合時間は3〜15時間程度で
ある。本発明の水分散性シリコーン組成物は、A−B型
ブロック共重合体を有機溶剤中あるいは水と有機溶剤の
混合媒体中で合成し、さらに水を加えて分散させたもの
を使用する方法が好ましい。この点からいえば、前記重
合法として特に溶液重合法を採用するのが望ましい。
アルコール、エチルアルコ−ル、プロピルアルコール、
2−プロピルアルコール、1−ブチルアルコール、2−
ブチルアルコール、2−メチル−1−プロパノール、2
−メチル−2−プロパノール、1−ペンタノール、2−
ペンタノール、3−ペンタノール、シクロペンタノー
ル、2−ヘキサノール、3−ヘキサノール、シクロヘキ
サノール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、セロ
ソルブアセテート、アセトン、2−ブタノン、3−メチ
ル−2−ブタノン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、
2−メチル−3−ペンタノン、3−メチル−2−ペンタ
ノン、4−メチル−2−ペンタノン、2,4−ジメチル
−3−ペンタノン、4,4−ジメチル−2−ペンタノ
ン、2−ヘキサノン、3−ヘキサノン、シクロペンタノ
ン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノ
ン、4−ヘプタノン、2−メチル−3−ヘキサノン、5
−メチル−2−ヘキサノン、5−メチル−3−ヘキサノ
ン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソ
プロピル、酢酸ブチル、トリメチル酢酸メチル、酢酸イ
ソブチル、酢酸s−ブチル、酢酸ペンチル、酢酸イソア
ミル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロ
ピオン酸プロピル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸
イソブチル、プロピオン酸t−ブチル、プロピオン酸イ
ソブチル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸プロピル、酪
酸イソプロピル、イソ酪酸メチル、イソ酪酸エチル、2
−メチル−酪酸メチル、カプロン酸メチル、ベンゼン、
トルエン、エチルベンゼン、キシレン、シクロヘキサ
ン、ヘキサン、イソヘキサン、イソヘキセン、ヘプタ
ン、オクタン、イソオクタン、ノナン、イソノナン、デ
カン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、イソパラフ
ィン系溶剤(日本油脂(株)製:NAS−3,NAS−
4,NAS−5H)、ホルムアミド、アセトアミド、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニ
トリル、テトラヒドロフラン、メチルクロロホルム等が
挙げられる。
用して水に溶解または分散させることができれば問題な
く使用できる。これらの中で特に、A−B型ブロック共
重合体を溶解または分散させ、水にも安定に溶解または
分散するのに良好な溶媒として、メチルアルコール、エ
チルアルコール、プロピルアルコール、2−プロピルア
ルコール、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、イソ
パラフィン系溶剤(日本油脂(株)製:NAS−3,N
AS−4,NAS−5H)、酢酸メチル、酢酸エチル、
酢酸プロピル、アセトン、2−ブタノンが挙げられる。
の重量比は、25/0.05/0.1〜99.5/50
/50の範囲で安定な溶液が得られやすくなる傾向にあ
り、さらに好ましい重量比は30/0.5/1〜98.
5/40/30の範囲で安定な溶液が得られる傾向にあ
る。水の使用量が99.5重量%を越える、あるいは有
機溶剤の使用量が0.05重量%未満であると安定な溶
液が得られなくなる傾向にあり、A−B型ブロック共重
合体が0.1重量%未満であると製膜性とシリコーンの
特性が発現されにくい傾向にある。 一方、A−B型ブ
ロック共重合体が50重量%を越えると増粘して作業性
が悪くなる傾向にある。また、水の使用量が25重量%
未満あるいは有機溶剤の使用量が50重量%を越えると
水溶性樹脂に溶け難くなる傾向にある。
更に水溶性樹脂と有機溶剤および水とを含んだ水分散性
シリコーン組成物である。前記水溶性樹脂とは水に可溶
な樹脂類をいい、例えばポリビニルアルコールのような
水溶性高分子、ユリア樹脂製造の際の中間生成物である
メチロール尿素樹脂、フェノールとホルマリンを付加縮
合反応する場合、苛性ソーダなどのアルカリを触媒とし
て用いて得られる水性フェノール樹脂やカルボン酸基を
含んだアクリル樹脂のアルカリ金属塩、アンモニウム
塩、有機アミン塩等が挙げられる。第3の発明は第1又
は第2の発明の水分散性シリコーン組成物からなる高分
子材料用表面改質剤である。
の合成高分子や天然高分子であり、具体的には塗料、接
着剤、膜、シーラント、紙、合成紙、繊維、ゴム等であ
る。この発明の高分子材料用表面改質剤の使用方法は特
に限定されないが、水性塗料に離型性や低摩擦性を付与
する目的で使用する場合、水性塗料の樹脂分100重量
%に対して、A−B型ブロック共重合体を0.01重量
%以上添加することが好ましく、さらに好ましくは、1
重量%以上添加することが好ましい。A−B型ブロック
共重合体が0.01重量%未満であると要求特性である
離型性や低摩擦性を発現しにくくなる傾向にある。
で使用する場合、水性粘着剤の樹脂分100重量%に対
して、A−B型ブロック共重合体を0.1重量%以上添
加することが好ましく、さらに好ましくは、1重量%以
上添加することが好ましい。A−B型ブロック共重合体
を0.1重量%未満であると要求特性である粘着性の調
整ができにくくなる傾向にある。さらに、プラスチック
板や紙等の高分子材料に添加することによる離型性、低
摩擦性、非粘着性、撥水性等の機能を付与する目的で使
用する場合、高分子材料100重量%に対して、A−B
型ブロック共重合体を0.01重量%以上添加すること
が好ましい。さらに好ましくは、1重量%以上の添加が
有効である。A−B型ブロック共重合体の添加量が0.
01重量%未満であると要求性能である離型性、低摩擦
性、非粘着性、撥水性等の機能を発現しにくくなる傾向
にある。高分子材料にこの発明の表面改質剤を添加し
て、水または有機溶剤等を用いて初期粘度を100ポイ
ズ以下の条件で溶解し、その後に水と溶媒を揮発させる
ための加熱又は真空乾燥等の処理を行って高分子材料の
成形体を得れば、ポリシロキサン基に由来する機能が成
形体の空気に接した界面(表面)あるいは低エネルギー
界面に付与され、使用方法として特に適切である。ま
た、塗布する場合、高分子材料1m2当たり,A−B型
ブロック共重合体を0.1g以上使用することが好まし
い。更に好ましくは、1g以上使用することが有効であ
る。
をさらに具体的に説明する。%は重量%を示す。 実施例1 <ペルオキシ結合含有共重合体の合成>温度計、撹拌機
及び還流冷却器を備えた反応器に、2−プロピルアルコ
ールを50g仕込み、窒素ガスを吹き込みながら70℃
に加熱した。それに、2−プロピルアルコール78g、
下記(6)式で示されるポリシロキサン含有単量体(数
平均分子量=10000)25g、下記(7)式で示さ
れるポリシロキサン含有単量体(数平均分子量=100
00)5g、メタクリル酸メチル25g、メタクリル酸
2−ヒドロキシエチル5g、下記(8)式で示されるポ
リメリックペルオキシド12gとからなる混合液を1時
間かけて仕込み、さらに5時間重合反応を行ってペルオ
キシ結合含有共重合体溶液を得た。
のペルオキシ結合含有共重合体溶液200gに、メタク
リル酸10g、メタクリル酸メチル30g、2−プロピ
ルアルコール93.3gを混合して溶解後、温度計、撹
拌機及び還流冷却器を備えた反応器に仕込んだ。そし
て、これを窒素ガスを吹き込み、撹拌しながら80℃で
5時間反応させて、A−B型ブロック共重合体溶液を得
た。得られたA−B型ブロック共重合体中のメタクリル
酸に対して等モル量の25%アンモニア水7.9gを加
えて第4級アンモニウム塩を生成させて水溶化を行い、
樹脂分が15%になるようにイオン交換水405.4g
を用いて調整したものを水分散性シリコーン組成物とし
た。なお、この組成物の組成比は樹脂分(A−B型ブロ
ック共重合体)が15%、有機溶剤(2−プロピルアル
コール)30%、水55%であった。得られた水分散性
シリコーン組成物を用いて、離型フィルム及び離型紙を
下記試験片の作成方法により作成し、更に各種試験を行
い評価した結果を表1に示した。 <試験片の作成方法>離型フィルム又は離型紙は、厚さ
20μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(表
中、PETと略記した。)あるいは上質紙(表中、紙と
略記した。)にバーコーターを用いて塗工して、80℃
で30分間加熱乾燥させて約5〜10μm膜厚の塗膜を
形成させた。
より目視の判定をした。 ○:無色透明 △:白色透明 ×:白色不透明
粘着テープ(積水化学製セロテープ252)をゴムロー
ルにて圧着したものを粘着テープ剥離抵抗を測定するサ
ンプルとした。そして23℃の恒温室で引っ張り試験機
により剥離角度180゜、剥離速度200mm/min
の定速で測定した値を剥離力として求めた。
を80℃の温水に5時間浸漬後、常温で24時間乾燥さ
せたものをサンプルとして用い、前記剥離性試験で記載
した方法と同じやり方で剥離力を求めた。
キシ結合含有共重合体の合成時のメタクリル酸2−ヒド
ロキシエチル5gの代わりにメタクリル酸n−ブチル5
g、A−B型ブロック共重合体の合成時のメタクリル酸
メチル30gの代わりにメタクリル酸n−ブチル30g
を仕込む他は、すべて実施例1と同じ方法でA−B型ブ
ロック共重合体を得た。実施例1同様、得られたA−B
型ブロック共重合体中のメタクリル酸に対して等モル量
の25%アンモニア水7.9gを加えて第4級アンモニ
ウム塩を生成させて水溶化を行い、樹脂分が15%にな
るようにイオン交換水を用いて調整したものを水分散性
シリコーン組成物(組成比は実施例1と同じ)とした。
得られた水分散性シリコーン組成物を用いて、実施例1
と同様に離型フィルム又は離型紙の試験片を作成し、更
に各種試験を行い評価した結果を表1に示した。
キシ結合含有共重合体の合成時のメタクリル酸2−ヒド
ロキシエチル5gの代わりにN,N−ジメチルアクリル
アミド5g、A−B型ブロック共重合体の合成時のメタ
クリル酸10gの代わりにN,N−ジメチルアクリルア
ミド10gを仕込む他は、すべて実施例1と同じ方法で
A−B型ブロック共重合体を得た。得られたA−B型ブ
ロック共重合体の樹脂分が15%になるようにイオン交
換水を用いて調整したものを水分散性シリコーン組成物
(組成比は実施例1と同じ)とした。得られた水分散性
シリコーン組成物を用いて、実施例1と同様に離型フィ
ルム又は離型紙の試験片を作成し、更に各種試験を行い
評価した結果を表1に示した。
塞され、25℃における粘度が1000センチストーク
スのポリジメチルシロキサン20gを、ジヘキサデシル
ジメチルアンモニウムクロライド4g、ポリオキシエチ
レン20モル付加ソルビタンモノステアレート1g、水
75g、ともに撹拌混合した後、アイガージャパン製タ
イガーモーターミルに通して前駆体エマルションAを得
た。次に前駆体エマルションA70gにアルミナゾルB
(Al2O3含有量10重量%、pH=4)30gを配合
たものをシリコーンエマルションとした。得られたシリ
コーンエマルションを用いて、実施例1と同様に離型フ
ィルム又は離型紙の試験片を作成し、更に各種試験を行
い評価した結果を表1に示した。
ジメチルアンモニウムクロライド4gの代わりにオクタ
デシルジメチルアンモニウムクロライド4gを仕込む他
は、すべて比較例1と同じ方法でシリコーンエマルショ
ンとした。得られたシリコーンエマルションを用いて、
実施例1と同様に離型フィルム又は離型紙の試験片を作
成し、更に各種試験を行い評価した結果を表1に示し
た。
学工業製、商品名:ウォーターゾールS−744)の樹
脂分100重量部に対して、前記の実施例1、2、3で
得た水分散性シリコーン組成物又は比較例1、2で得た
シリコーンエマルションを樹脂分(有効成分)で3重量
部又は10重量部となるようにそれぞれ添加した後、各
水性アクリル塗料の全体の樹脂分が15%になるように
水で希釈して高分子材料用表面改質剤とした。得られた
高分子材料用表面改質剤を用いて、実施例1と同様に離
型フィルム又は離型紙の試験片を作成し、更に各種試験
を行い評価した結果を表2に示した。
9は良好な塗膜外観と離型性を示すことが明らかとなっ
た。これに対して比較例1〜6は、塗膜が不透明であ
り、十分な離型性能を発現することができなかった。特
に基材に対する密着性に起因する耐水試験後の剥離性に
ついては、明らかに実施例が良好な結果を示しているこ
とが確認された。
ポリシロキサン基含有(共)重合体であるセグメントA
と親水性基含有(共)重合体であるセグメントBとから
なるA−B型ブロック共重合体と有機溶剤および水で構
成されている。従ってA−B型ブロック共重合体中のポ
リシロキサン基含有(共)重合体であるセグメントAを
形成するポリシロキサン基が低表面張力を有するため、
選択的に表面に配向して離型性を発現できる。また、A
−B型ブロック共重合体中の親水性基含有(共)重合体
であるセグメントBでは、A−B型ブロック共重合体の
安定した水分散性を与える。さらに被塗物となる基材に
対する親和性、及び水系塗料や水性接着剤へ混入した場
合の親和性を考慮したビニル系単量体を用いることによ
り、A−B型ブロック共重合体の脱落を防ぐことができ
るため、長期離型持続性を発現できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリシロキサン基含有(共)重合体であ
るセグメントAと親水性基含有(共)重合体であるセグ
メントBとからなるA−B型ブロック共重合体と有機溶
剤および水とを含む水分散性シリコーン組成物。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の水分散性シリコーン
組成物に更に水溶性樹脂を含む水分散性シリコーン組成
物。 - 【請求項3】 前記請求項1または請求項2に記載の水
分散性シリコーン組成物からなる高分子材料用表面改質
剤。
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