JP2000106268A - シート状ヒータの製造法 - Google Patents

シート状ヒータの製造法

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JP2000106268A
JP2000106268A JP10275895A JP27589598A JP2000106268A JP 2000106268 A JP2000106268 A JP 2000106268A JP 10275895 A JP10275895 A JP 10275895A JP 27589598 A JP27589598 A JP 27589598A JP 2000106268 A JP2000106268 A JP 2000106268A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属箔を構成要素として包含する複合シートを
配線対象体として、被覆電熱線を装着するシート状ヒー
タにおいて、制御回路でステッチが種々パターンとなる
よう制御される様式の自動ミシンを用いて、所要パター
ン及び必要装着強度で、被覆電熱線の配線を達成できる
ようにする。 【解決手段】軟質プラスチック織物3に熱伝導性の良好
な金属箔4及び軟質プラスチックフィルム5を積層した
複合シート1に、被覆電熱線2を前示自動ミシンで縫い
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被覆電熱線による
ヒートエレメント及び熱伝導率の良好な金属箔を包含す
るシート状ヒータの製造法に関する。シート状ヒータが
熱伝導性の良好な金属箔を包含していると放熱性が良好
である。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなタイプのシート状ヒー
タの製造法としては、(1)ジグを適用して被覆電熱線
を所要の配線パターンの態勢とし、このジグ上の前記配
線パターンの態勢下の被覆電熱線に金属箔を覆い被せ
て、加圧加熱し、金属箔に予め積層されている熱溶融性
フイルム又は塗布されている接着剤で、前記配線パター
ン態勢にある被覆電熱線と金属箔とを接合する仕様、及
び(2)仕様(1)において、ジグの適用下に被覆電熱
線を所要の配線パターンの態勢とするに先立ち、金属箔
をジグ上にセットしておく点を除き、他は仕様(1)と
同じものに相当する仕様が知られている。被覆電熱線を
所要配線パターンの態勢にするためのジグは、基板に被
覆電熱線の配線パターンに対応する配置にガイドピンを
植設した構成のものである。
【0003】これら(1)(2)の従来技術による製造
法では、ガイドピンに従って所要の配線パターンとなる
よう、ジグの基板上に被覆電熱線を手操作により配線す
る必要があって、これを行うのに熟練を必要とするし、
配線間違いをすることがある。また生産性に劣る問題も
ある。熟練の必要性及び配線間違いの問題を解消するべ
く、被覆電熱線の配線をロボットによる自動化に改変し
としても、ジグ上で被覆電熱線と金属箔とを接合する工
程、並びに被覆電熱線と接合した金属箔をジグから外す
工程を必要とするので、生産性はそれほど改善されな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、制御回路に
よってステッチが種々のパターンとなるよう制御される
様式の自動ミシンを適用して、所要パターン及び必要装
着強度で、冒頭に述べたタイプのシート状ヒータにおけ
る被覆電熱線の配線を達成することを可能にしようとい
うものである。斯かる自動ミシンによる縫い付けで、被
覆電熱線の所要パターン及び必要装着強度での配線が達
成できれば、この種のシート状ヒータの生産性が飛躍的
に向上することは自明である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため本発
明では、軟質プラスチック織物に熱伝導性の良好な金属
箔及び軟質プラスチックフィルムを積層した複合シート
に、被覆電熱線をミシンで縫い付ける。
【0006】ここで、ミシンとは、右に一針、左に一針
とジグザグ状に縫い目が連続するジグザグ縫いミシンと
か自動ミシン、針が定位置で作動され、これに対し生地
が所要方向に移動される形式の刺繍機などのように、ス
テッチが直線的でなく左右に振れるようになっている縫
い付け機械を指す。このことは、特許請求の範囲の項及
び以下の記載についても同じである。
【0007】上記のように本発明では、金属箔を包含す
る配線対象体に、軟質プラスチック織物及び軟質プラス
チックフィルムを構成要素として具有する複合シートを
充てている。斯かる特定な複合シートの適用が、ミシン
による縫い付けで、配線対象体に対する被覆電熱線の配
線を可能にしている。
【0008】即ち、本発明に係る複合シートでは、被覆
電熱線の縫い付け後、金属箔の針穴が裂けて広がること
が実質上なく、またミシン針の針穴が最小限に抑えられ
ることが認められた。
【0009】この成果が得られるのは、複合シートにお
けるプラスチック織物及びプラスチックフィルムが軟質
であることが起因しているようである。因みに、配線対
象体が、軟質プラスチックフィルムまたはシートと金属
箔の積層体による複合シートの場合では、ミシンによる
縫付けで配線対象体に被覆電熱線を配線すると、プラス
チックフィルムまたはシートが軟質であるものの、針穴
はミシン針の太さの約1.4倍の大きさであった。この
ような大きさの針穴では、ミシン縫いでの前後の隣接ス
テッチの間隔が比較的狭いことから、被覆電熱線の逢着
後、複合シートの通常の取り扱いで、前後に隣接する針
穴が裂け広がって連なることが多く発生し、被覆電熱線
の必要装着強度が喪失されてしまう。即ち、金属箔を包
含する複合シートを配線対象体とし、これにミシン縫い
で被覆電熱線を配線する実効性が得られない。
【0010】ミシンによる縫付けで配線対象体に被覆電
熱線の配線が可能であると、制御回路によってステッチ
が種々のパターンとなるよう制御される様式の自動ミシ
ンを適用して、被覆電熱線の所要パターン及び必要装着
強度での配線が達成でき、冒頭に述べたタイプのシート
状ヒータの生産性を従来より飛躍的に向上し得る。
【0011】配線対象体の針穴の裂け広がり回避は、複
合シートが、表裏面に軟質プラスチックフィルムを積層
した金属箔を軟質プラスチック織物に積層したものであ
る場合、金属箔が表裏から軟質プラスチックフィルムで
補強されるため良化される。尚、軟質プラスチック織物
が、軟質プラスチックのリボンヤーンによる織物である
と、針穴の裂け広がり回避が更に良好であることが認め
られた。
【0012】必要ならば本発明では、太さ3mm以上の
ヒータ線(被覆電熱線 定格100〜200V用)で
も、ミシン縫付けによる配線が可能である。これを達成
するには、飾り糸等の線状物を送り込むための左右に変
位可能な線状物送込み器を備え、送込み器により線状物
縫付け対象体(布等)に送り込まれる線状物を、線状物
縫付け対象体に任意パターンに縫い付けるようになって
いる、それ自体公知の自動ミシンを充当して、複合シー
トに被覆電熱線を縫い付け、その縫付けに当たり、線状
物送込み器を左右に変位させ、その左右変位と反対方向
へ複合シートを変位させることが有効である。この場
合、複合シートの変位は、自動ミシンに装備されている
線状物縫付け対象体を左右に変位させる送り器を利用す
れば良い。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態につき、図面を
参照して説明する。図1に本発明に係るシート状ヒータ
の一例が模式的に示されている。図1に示されたシート
状ヒータIは、被覆電熱線の配線対象体としての複合シ
ート1、及び複合シート1にミシンによる縫付けで所要
パターンに配線された被覆電熱線2を具有する。複合シ
ート1は、軟質プラスチック織物3例えばポリエチレン
織物、熱伝導性の良好な金属箔4例えばアルミニューム
箔及び軟質プラスチックフィルム5例えばポリエチレン
フィルムを構成要素として包含する。複合シート1にお
ける軟質プラスチック織物3には、熱伝導性の良好な金
属箔4及び軟質プラスチックフィルム5が積層されてい
る。被覆電熱線2は、複合シート1における金属箔4の
側に縫い付けられる。軟質プラスチックフィルム5は、
図2に示すように金属箔4の表裏両面に積層してもよい
し、片面に積層してもよい。金属箔4に対し軟質プラス
チックフィルム5を片面積層とする場合、軟質プラスチ
ックフィルム5が複合シート1の外面側となるようにさ
れる。また、軟質プラスチックフィルム5を片面積層と
する場合、軟質プラスチック織物3の表面に金属箔4を
蒸着法等により形成し、その金属箔4上面に軟質プラス
チックフィルム5を積層して、複合シート1を作るとよ
い。
【0014】上記軟質プラスチック織物3には、限定的
ではないが一般的には厚み100μm程度、幅約5mm
の軟質プラスチックのリボンヤーンを1インチ当たり経
10本、緯10本で平織とした織物を充当するとよく、
上記金属箔4には、限定的ではないが一般的には4〜4
0μm程度の厚みのものを充てるとよく、上記軟質プラ
スチックフィルム5には、限定的ではないが一般的には
30μm程度の厚みのものを充てるとよい。
【0015】
【発明の効果】上記のように本発明によると、冒頭に述
べたタイプのシート状ヒータにおいて、制御回路によっ
てステッチが種々のパターンとなるよう制御される様式
の自動ミシンの適用の下、所要パターン及び必要装着強
度で、被覆電熱線の配線を可能にすることの課題達成が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状ヒータの一例を模式的示
す示す斜視図である。
【図2】本発明で適用する被覆電熱線の配線対象体であ
る複合シートの一例の拡大断面図を示す。
【符号の説明】
I シート状ヒータ 1 複合シート 2 被覆電熱線 3 軟質プラスチック織物 4 金属箔 5 軟質プラスチックフィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟質プラスチック織物に熱伝導性の良好な
    金属箔及び軟質プラスチックフィルムを積層した複合シ
    ートに、被覆電熱線をミシンで縫い付けることを特徴と
    するシート状ヒータの製造法。
  2. 【請求項2】複合シートが、表裏面に軟質プラスチック
    フィルムを積層した熱伝導性の良好な金属箔を軟質プラ
    スチック織物に積層したものである請求項1記載のシー
    ト状ヒータの製造法。
  3. 【請求項3】軟質プラスチック織物が、軟質プラスチッ
    クリボンヤーンによる織物である請求項1または2記載
    のシート状ヒータの製造法。
  4. 【請求項4】請求項1から3の何れかに記載のシート状
    ヒータの製造法において、左右に変位可能な線状物送込
    み器を有する自動ミシンで被覆電熱線を複合シートに縫
    い付け、その縫付けに当たり、線状物送込み器を左右に
    変位させ、その左右変位と反対方向へ複合シートを変位
    させることを特徴とするシート状ヒータの製造法。
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Cited By (3)

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WO2021100532A1 (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 ライオン株式会社 発熱体

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