JPH04348715A - シート用表皮の接着方法 - Google Patents

シート用表皮の接着方法

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JPH04348715A
JPH04348715A JP11839391A JP11839391A JPH04348715A JP H04348715 A JPH04348715 A JP H04348715A JP 11839391 A JP11839391 A JP 11839391A JP 11839391 A JP11839391 A JP 11839391A JP H04348715 A JPH04348715 A JP H04348715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
pad
groove
seat
grooves
Prior art date
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Pending
Application number
JP11839391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Sueoka
末岡 良典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシート用表皮の接着方
法に関し、詳しくはシート用のパッド(一般に、シート
パッドあるいはパッド材ともいわれる。)に表皮を接着
するとともに、接着した表皮に線状深溝の意匠溝を形成
するシート用の表皮の接着方法に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のシートクッション、特
にバケットタイプのシートクッションはパッドに被着し
た表皮に意匠パターン付けとして表皮をパッド内へ引き
込んだ線状深溝の意匠溝が設けられる。そして、この意
匠溝はパッドに表皮を接着固定する際に同時に形成され
る。
【0003】従来は、図14〜図17に示す方法により
形成される。すなわち、図14及び図15に示すように
、パッド21を被うための表皮23はパッド21の溝部
22に対応する部分に予め縫着部24が設けられる。 この縫着部24は表皮23を裁断し帯状の芯材25を挟
んで縫着糸26にて縫い付けて形成される。縫着部24
を設けた表皮23は、図15に示すようにプレス下型2
8の上面(型面)28Aに配置し、上面28Aの支持突
起29の凹部29Aに縫着部24の芯材25を挿入させ
る。
【0004】そして、図14に示すように、表皮成形用
上型31を重ね、表皮23を下型28の上面形状になじ
ませる。次いで表皮成形用上型31を除去し、プレス下
型28の表皮23上に接着剤(図示せず。)を塗布し、
図16に示すように、プレス下型28の表皮23上には
溝部22を下向きにしたパッド21を配置し、溝部22
を表皮23の縫着部24に挿入させてパッド21を位置
決めする。しかる後、パッド21をプレス上型33にて
プレスし、プレス後は、プレス上型33及びプレス下型
28を外し、図17に示すように意匠溝35を有する状
態に表皮23をパッド21に接着させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の表皮接着方法はプレス下型28上面28Aの支
持突起29の凹部29Aに表皮23縫着部24の芯材2
5を挿入して、表皮23をプレス下型28に配置するの
で、本来は必要としない縫着部24の面倒な加工及び芯
材25を必要とする問題があった。また、支持突起29
の凹部29Aへの縫着部24芯材25の挿入および支持
突起29に挿着した縫着部24へのパッド21溝部22
の挿入は、作業者が見にくい状態において行うことより
適正位置に挿入しにくく、作業しにくい問題があった。 そして適正位置からずれた場合は表皮23にしわや接着
不良、あるいは浮きを生じて美しい意匠溝35が形成さ
れない問題があった。
【0006】そこで、本考案の課題は、前述した従来の
各問題点を解決せんとしたものであって、加工しにくい
縫着部を形成する必要がなく、かつ表皮をパッド溝部に
挿入する工程が、見易い状態で行うことができて作業者
が作業し易い、シート用表皮の接着方法を提供すること
にある。
【0007】また、本発明の他の課題は、パッドに配置
した表皮の寸法調整ができ、しわや浮きなどの不良品が
出ず、かつ線状深溝の美しい意匠線が得られるシート用
表皮の接着方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明はシート用のパッドの上面にシート用の
表皮を接着するとともに、接着した表皮に綿状深溝の意
匠溝を形成するシート用の表皮の接着方法であって、プ
レス下型(以下、単に下型という。)上には意匠溝形成
用の溝部を上面に設けたシート用のパッドを配置し、前
記溝部の位置を目印した表皮を、該目印と溝部が合致す
る状態にして前記パッドの上面を被い、表皮の目印部分
には溝部への差込み長が溝部の深さより短かい差込み片
を有する押え治具を配置して、目印部分の表皮を差込み
片にて溝部内に挿入保持した後、プレス上型(以下、単
に上型という。)にて表皮及び押え治具の露出部分をパ
ッドにプレスして表皮をパッドに接着固定することを特
徴とする。
【0009】
【作用】パッドの溝部を被う表皮の目印部分は押え治具
の差込み片により溝部内に挿入保持される。溝部内の底
面側には差込み片の挿入されない隙間が形成される。こ
の隙間は表皮のたるみ部分を挿入するのに役立つ。上型
は押え治具を押圧するのでパッドの溝部内に表皮を接着
する。押え治具の除去により、溝部は表皮が溝内に引き
込まれた線状深溝の意匠溝となる。表皮の目印部分は意
匠溝内に引き込まれていて外部からは見えない。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1〜図13に基づ
いて説明する。まず、図8に示すように下型1の上面1
Aにシートクッション用のパッド4が配置される。前記
パッド4は適度なクッション性を有し、その上面4Aは
左右の両側部が中央部より盛り上がった形状をなし、適
所に意匠溝14を形成するための溝部5が凹設されてい
る。本例の溝部5は、図7のパッド4に示すように、パ
ッド4の中央部と盛り上がり部分との接する位置に前後
方向に二本設けられている。パッド4の上面4A側には
図8に示すように予めホットメルト型(湿気硬化タイプ
)の接着剤8が塗布され、乾燥状態にされている。なお
、本実施例の他の図面においては接着剤8の表示は省略
する。
【0011】次いで、パッド4上には該パッド4を被う
表皮6が配置される。表皮6はファブリック地などの装
飾性を有する単層のシート材(図4の表皮6参照)、あ
るいはファブリック地などのシート材の裏面にポリウレ
タンなどのクッション層をラミネートした複層のシート
材(図6の表皮6A参照)が用いられ、図2に示すよう
に、パッド4の溝部5に対応する位置には予め線状の目
印7が付されている。前記目印7は図3及び図4に示す
ようにミシン目状の抜き孔とされている。なお、目印7
は図5及び図6に示す目印7Aのように複層シートの表
皮6Aに高周波溶着による破線状の溶着線などの目印手
段を付したものとしてもよい。
【0012】一方、表皮6を溝部5に差込むための治具
として図9に示す押え治具10が用意される。押え治具
10は耐熱性の硬質部材よりなり、溝部5に挿入する差
込み片11と帯状の押え板12とにより略T字状に形成
され、かつ溝部5のほぼ全長に挿入し得る長さにされて
いる。差込み片11はその差込み長が溝部5の深さより
少し短くされていて、この差込み片11にて表皮6を溝
部5に差込んだ際は溝部5の底部に適当な隙間5Aが形
成されるようになっている。なお、押え治具10の形状
は本例のものに限定するものではない。
【0013】しかして、パッド4を被った表皮6の目印
7部分には、押え治具10を配置し、押圧して図9及び
図10に示すように目印7の表皮6部分を溝部5に挿入
させる。押え治具10の差込み片11によって、目印7
の表皮6部分は容易に溝部5へ挿入させることができる
。なお、差込み片11の挿入によって溝部5の底部側に
は隙間5Aが形成される。押え治具10を両溝部5に差
込むことによって、表皮6はパッド4上面4Aに沿った
たるみのない状態に保持される。
【0014】なお、表皮6寸法のバラツキによってパッ
ド4上面4Aの表皮6がたるみ状態にあるときは、押え
治具10を外し、適宜手段によりたるみに影響する表皮
6の余剰部分を溝部5の底部の隙間5Aに差込んでたる
みをなくした後に、押え治具10を表皮6上より溝部5
に差込む。
【0015】しかる後、図1に示すように、押え治具1
0で固定した表皮6の上方には接着剤8を溶かす温度に
加熱した上型2を配置する。上型2のプレス面2Aはパ
ッド4の上面4Aに対応する形状に形成され、かつ押え
治具10の押え板12に当接部分は押え板12のほぼ厚
さ分程度の押え板用凹部3が形成され、押圧した上型2
により押え治具10が位置ずれしないようにされている
。なお、パッド4の上面4A中央部の凹みが少ない形状
の場合は上型2のプレスの際の押え治具10のずれの心
配がないので上型2プレス面2Aに押え板用凹部3を設
けなくてよい。
【0016】しかして、上型2をパッド4にプレスする
(図1参照)。プレスされた表皮6はパッド4に接着さ
れる。上型2は押え治具10をもプレスするので、押え
治具10で押えこまれた表皮6部分は溝部5に接着され
る。なお、本例では上型2のプレスの際、押え治具10
の押え板12は押え板用凹部3に嵌まってプレスされる
ので、位置ずれしない。しかる後、プレスが解かれ、上
型2、押え治具10を除去し、下型1から表皮6の接着
したパッド4が外され(図11参照)、シートクッショ
ン15を得る。
【0017】このシートクッション15は表皮6がパッ
ド4上面4Aに良好に接着されていた。パッド4の溝部
5は図11に示すように、表皮6の目印7が深く挿入し
た状態で接着され、表皮6による意匠溝14は見栄えの
良いものであった。なお、接着しない表皮6の外周部分
は適度に絞り込み、パッド4の底面に配置した支持パネ
ル16(図11参照)の外周部に固定し、シートバック
17と組合せ、所定シート18のシートクッション15
とされる(図12、及び図13参照)。
【0018】前記した実施例ではホットメルト型の接着
剤8をパッド4の上面4Aに塗布処理したが、ホットメ
ルト型の接着剤8はパッド4上面4Aに塗布する代わり
に、予め表皮6の裏面に塗布処理したものを用いてもよ
い(図示せず)。また、前記実施例はシートクッション
15の場合について説明したが、シートバック17に対
しても適用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明はパッドに配置した表皮の目印部
分を押え治具にてパッドの溝部に挿入するので、表皮を
パッド溝部に挿入する工程が、見易い状態で行うことが
できて作業者が作業し易い。そして、本発明は押え治具
の、溝部の深さより短い差込み片にて表皮の目印部分を
溝部に挿入保持するので、溝部内の底面側には差込み片
の挿入されない隙間が設けられることより、表皮寸法の
バラツキ、とくにシワが生じ易い大寸の場合は、表皮の
余剰部分を隙間内へ挿入させることで、寸法調整ができ
、パッドに接着した表皮にしわや浮き等の不良品が出な
い。本発明は意匠線の形成において押え治具を用いるの
で、溝部から表皮部分が位置ずれすることなく、線状の
深溝が形成でき、溝部に確実に沿って表皮が接着された
美しい意匠溝を得ることができる。また、本発明は表皮
を押え治具にて溝部内に直接差込むので、従来のように
加工しにくい縫着部を形成する必要がなくて都合がよい
【図面の簡単な説明】
【図1】上型プレス前の状態図。
【図2】目印を付した表皮の斜視図。
【図3】表皮目印の拡大図。
【図4】図3のIV−IV 線における断面図。
【図5】表皮目印の他例図。
【図6】図5のVI−VI 線における断面図。
【図7】パッドの平面図。
【図8】表皮の配置工程図。
【図9】押え治具の差込み工程図。
【図10】押え治具の差込み状態図。
【図11】押え治具の取外し工程図。
【図12】表皮を接着したシートクッションの平面図。
【図13】シートクッションを組付けたシートの斜視図
【図14】表皮のなじみ加工工程の従来図。
【図15】図14における仮想線枠XIV 部分の拡大
図。
【図16】クッションパッドのプレス工程の従来図。
【図17】表皮接着加工した従来シートクッションの断
面図。
【符号の説明】
1  下型 2  上型 2A  プレス面 4  パッド 4A  上面 5  溝部 5A  隙間 6,6A  表皮 7,7A  目印 10  押え治具 11  差込み片 12  押え板 14  意匠線 15  シートクッション

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シート用のパッドの上面にシート用の
    表皮を接着するとともに、接着した表皮に綿状深溝の意
    匠溝を形成するシート用の表皮の接着方法であって、プ
    レス下型上には意匠溝形成用の溝部を上面に設けたシー
    ト用のパッドを配置し、前記溝部の位置を目印した表皮
    を、該目印と溝部が合致する状態にして前記パッドの上
    面を被い、表皮の目印部分には溝部への差込み長が溝部
    の深さより短かい差込み片を有する押え治具を配置して
    、目印部分の表皮を差込み片にて溝部内に挿入保持した
    後、プレス上型にて表皮及び押え治具の露出部分をパッ
    ドにプレスして表皮をパッドに接着固定することを特徴
    としたシート用表皮の接着方法。
JP11839391A 1991-05-23 1991-05-23 シート用表皮の接着方法 Pending JPH04348715A (ja)

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JP11839391A JPH04348715A (ja) 1991-05-23 1991-05-23 シート用表皮の接着方法

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JPH04348715A true JPH04348715A (ja) 1992-12-03

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JP (1) JPH04348715A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6059918A (en) * 1994-05-09 2000-05-09 Nhk Spring Co., Ltd. Seat and manufacturing method thereof
JP2012010935A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Kokuyo Co Ltd 椅子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6059918A (en) * 1994-05-09 2000-05-09 Nhk Spring Co., Ltd. Seat and manufacturing method thereof
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