JP2702411B2 - アップリケの形成方法 - Google Patents

アップリケの形成方法

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JP2702411B2 JP18111294A JP18111294A JP2702411B2 JP 2702411 B2 JP2702411 B2 JP 2702411B2 JP 18111294 A JP18111294 A JP 18111294A JP 18111294 A JP18111294 A JP 18111294A JP 2702411 B2 JP2702411 B2 JP 2702411B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衣服や鞄等にアップ
リケを形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣服や鞄等の表地から成る基材上に模様
片を貼りつけてアップリケを形成する方法として、特公
昭56−37920号公報に示された装置を使用する方
法が知られている。
【0003】上記装置は、台盤上に弾性を有する支持枠
を設け、その支持枠に模様片の平面形状に一致する平面
形状の抜孔を形成し、上記支持枠より厚さが小さく、模
様片の輪郭線部分及び模様片内の画線部分に対応する突
条が上面に形成されたプレス金型を上記抜孔に嵌め込
み、上記支持枠の上方に加熱装置を備えたプレス盤を対
向配置したものであり、支持枠の抜孔内に模様片を裏返
して嵌め込み、その上に模様片と同一形状の熱可塑性合
成樹脂フィルムを嵌め込み、さらにその上に基材を裏返
して載置し、プレス盤を下降させて支持枠を圧縮しなが
ら基材の裏面を押圧加熱することにより模様片を基材に
溶着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置を使用する方法によると、ロゴタイプ等、多数の模様
片が断続的に配列されたアップリケを形成する際、分断
された各模様片をそれぞれ対応する抜孔に嵌め込まなけ
ればならないため、非常に手間を要するばかりでなく、
抜孔内で模様片の位置が微妙にずれ、各模様片の配列が
不揃いになることがあった。
【0005】そこで、この発明は、多数の模様片から成
るアップリケを容易に、かつ美しく形成できる方法を提
供することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、裏面に熱融解型接着剤層を有するアッ
プリケ素材に切り込み線を設け、その切り込み線の内側
に模様片を形成し、耐熱性を有する粘着フィルムを上記
アップリケ素材の表面に貼りつけ、上記粘着フィルムか
ら打抜かすを剥離して、粘着フィルムに模様片が保持さ
れた模様マスタを形成する工程と、プレス装置の台盤上
に載置された基材上に上記模様マスタを模様片を下にし
て載置し、位置決めする工程と、上記プレス装置の昇降
部材に取り付けられたプレス金型を下降させ、その金型
に設けられた加圧部で上記模様マスタの模様片を粘着フ
ィルムを介して加圧加熱し、模様片を基材に接着する工
程と、模様片の接着後に粘着フィルムを除去する工程と
から成る形成方法を採用したのである。
【0007】また、前記模様マスタの位置決めに際し、
模様片の輪郭線に対応する位置決めマークが記された透
明板と、台盤上に設けられ、プレス金型の下降時に、そ
の金型の加圧部と上記位置決めマークとが一致するよう
に上記透明板を位置決めする位置決め部材とを使用し、
上記透明板の下面に模様マスタを重ね、位置決めマーク
に模様片の輪郭線を一致させた状態で透明板に模様マス
タを仮止めし、上記位置決め部材により模様マスタが仮
止めされた透明板を位置決めした後、仮止めを外して透
明板を除去するようにしてもよい。
【0008】
【作用】多数の模様片から成るアップリケを形成する
際、各模様片が配列された状態で粘着フィルムに保持さ
れた模様片を形成し、全ての模様片を同時に基材に接着
するので、作業効率がよく、各模様片同士の位置関係が
ずれることもない。
【0009】また、模様マスタの位置決めに際し、透明
板と位置決め部材とを用いれば、プレス金型の下降時に
おける加圧部の位置に模様マスタの模様片の位置を正確
に合わせることができるため、基材に模様片を確実に接
着することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図3は、アップリケ形成用の模様マスタを
示す。この模様マスタ7は、耐熱性を有する粘着フィル
ム5に模様片4が保持されたものであり、図1に示すよ
うに、布地の裏面に熱融解型接着剤層1が設けられたア
ップリケ素材2に切り込み線3を設け、切り込み線3の
内側に模様片4を形成し、次いで、図2に示すように、
アップリケ素材2の表面に粘着フィルム5を貼りつけ、
この粘着フィルム5から打抜かす6を剥離することによ
り形成されている。
【0011】図4に示すプレス装置8は、台盤9の上方
にヒータ10を備えた昇降部材11が設けられ、その昇
降部材11に模様片4の輪郭線に対応する加圧部12を
有するプレス金型13が取り付けられたものである。
【0012】上記プレス装置8の台盤9上に、衣服や鞄
等の表地から成る基材14を載置し、さらに、その基材
14上に上記模様マスタ7を模様片4を下にして載置
し、プレス金型13の下降時に加圧部12と模様片4の
外輪郭部とが一致するように位置決めする。
【0013】そして、プレス金型13を下降させて上記
模様マスタ7の模様片4を粘着フィルム5を介して加圧
加熱し、模様片4を基材14に接着した後、粘着フィル
ム5を除去する。
【0014】上記の方法によると、図示のように多数の
模様片4から成るアップリケを形成する際、各模様片4
が配列された状態で粘着フィルム5に保持された模様片
4を形成し、全ての模様片4を同時に基材14に接着す
るので、作業効率がよく、各模様片4同士の位置関係が
ずれることもない。
【0015】また、模様マスタ7の位置決めに際し、図
5に示すように、透明板20と位置決め部材21とを用
いてもよい。
【0016】上記透明板20には、模様片4の輪郭線に
対応する位置決めマーク22が記されている。位置決め
部材21は外側部が台盤上に回動自在に支持された一対
の板体23、23から成り、各板体23の内側縁に設け
られた突片24に透明板20を当接すると、プレス金型
13の下降時に、加圧部12と上記位置決めマーク22
とが一致するようになっている。
【0017】上記透明板20と位置決め部材21とを使
用して位置決めするには、透明板20の下面に模様マス
タ7を重ね、位置決めマーク22に模様片4の輪郭線を
一致させた状態で透明板20に模様マスタ7をテープ2
5で仮止めし、各板体23の突片24に透明板20を当
接した後、図6に示すように、テープ25を外して透明
板20を除去する。
【0018】上記のように位置決めすると、プレス金型
13の下降時における加圧部12の位置に模様マスタ7
の模様片4の位置を正確に合わせることができるため、
基材14に模様片4を確実に接着することができる。
【0019】なお、基材14と模様片4の位置関係は、
台盤9上に基材14を載置する位置により決定されるの
で、模様片4を基材14上の所定位置に取り付けるた
め、台盤9に基材14を載置する位置を示す目印を設け
ておくとよい。
【0020】また、プレス金型13の加圧部12は、模
様片4の周縁部だけでなく、模様片4内部の画線部分や
模様片4全体を押圧するものであってもよい。
【0021】
【効果】この発明によれば、以上のように、多数の模様
片から成るアップリケを形成する際、各模様片が配列さ
れた状態で粘着フィルムに保持された模様片を形成し、
全ての模様片を同時に基材に接着するので、作業効率が
よく、アップリケを容易に形成できると共に、各模様片
を正確に配列することができ、美しい仕上がりを得るこ
とができる。
【0022】また、模様マスタの位置決めに際し、透明
板と位置決め部材とを用いれば、プレス金型の下降時に
おける加圧部の位置に模様マスタの模様片の位置を正確
に合わせることができるため、基材に模様片を確実に接
着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(I)は実施例の模様片形成状態を示す平面図 (II)は同上のa−a線に沿った断面図
【図2】(I)は同上の粘着フィルム貼着状態を示す平
面図 (II)は同上のb−b線に沿った断面図
【図3】(I)は同上の模様マスタを示す平面図 (II)は同上のc−c線に沿った断面図
【図4】模様片を基材に接着する工程を示す図
【図5】(I)は透明板及び位置決め部材を使用した位
置決め状態を示す平面図 (II)は同上のd−d線に沿った断面図
【図6】同上の手段により模様片を基材に接着する工程
を示す図
【符号の説明】
1 熱融解型接着剤層 2 アップリケ素材 3 切り込み線 4 模様片 5 粘着フィルム 6 打抜かす 7 模様マスタ 8 プレス装置 9 台盤 11 昇降部材 12 加圧部 13 プレス金型 14 基材 20 透明板 21 位置決め部材 22 位置決めマーク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に熱融解型接着剤層を有するアップ
    リケ素材に切り込み線を設け、その切り込み線の内側に
    模様片を形成し、耐熱性を有する粘着フィルムを上記ア
    ップリケ素材の表面に貼りつけ、上記粘着フィルムから
    打抜かすを剥離して、粘着フィルムに模様片が保持され
    た模様マスタを形成する工程と、プレス装置の台盤上に
    載置された基材上に上記模様マスタを模様片を下にして
    載置し、位置決めする工程と、上記プレス装置の昇降部
    材に取り付けられたプレス金型を下降させ、その金型に
    設けられた加圧部で上記模様マスタの模様片を粘着フィ
    ルムを介して加圧加熱し、模様片を基材に接着する工程
    と、模様片の接着後に粘着フィルムを除去する工程とか
    ら成るアップリケの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記模様マスタの位置決めに際し、模様
    片の輪郭線に対応する位置決めマークが記された透明板
    と、台盤上に設けられ、プレス金型の下降時に、その金
    型の加圧部と上記位置決めマークとが一致するように上
    記透明板を位置決めする位置決め部材とを使用し、上記
    透明板の下面に模様マスタを重ね、位置決めマークに模
    様片の輪郭線を一致させた状態で透明板に模様マスタを
    仮止めし、上記位置決め部材により模様マスタが仮止め
    された透明板を位置決めした後、仮止めを外して透明板
    を除去することを特徴とする請求項1に記載のアップリ
    ケの形成方法。
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