JP3631918B2 - 押し花飾りの製造方法および押し花飾り用シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はシートに複数個の押し花を用いて作画して固定する押し花飾りの製造方法および押し花飾り用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数個の押し花を用いて作画する場合、台紙に接着剤や接着テープを用いて押し花を固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の台紙に押し花を接着剤や接着テープを用いて固定しながら作画する方法では、台紙に固定した押し花の位置替えや他の押し花との差し替え作業に手数がかかるとともに、このような作業を行なうと押し花を損傷させやすいという欠点があり、気軽に押し花を用いた作画をすることができないという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、簡単な操作で押し花を自由に位置替えや差し替えを行なって、押し花飾り用シート本体に仮止させながら作画することができるとともに、該作画中に押し花が損傷するのを効率よく防止することができる押し花飾りの製造方法および押し花飾り用シートを提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明かになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は通気性を有する材質で形成された押し花飾り用シート本体の表面に、複数個の押し花を用いて作画する場合には着脱可能に貼り付けることができるとともに、押し花の作画が完成した場合には所定の押し圧力で押し圧することにより固定的に貼り付けることができる粘着剤を吹き付け、あるいは塗布して粘着剤層を形成して押し花飾り用シートを形成する粘着剤層形成工程と、この粘着剤層形成工程後に複数個の押し花を粘着剤層に着脱させながら作画する押し花作画工程と、この押し花作画工程中や後に作画された押し花を所定の押し圧力で押し圧し、前記押し花飾り用シート本体に固定する作画固定工程とで押し花飾りの製造方法を構成している。
【0007】
また、本発明は通気性を有する材質で形成された押し花飾り用シート本体と、この押し花飾り用シート本体の表面に形成された複数個の押し花を用いて作画する場合には着脱可能に貼り付けることができるとともに、押し花の作画が完成した場合には所定の押し圧力で押し圧することにより固定的に貼り付けることができる粘着剤を用いた粘着剤層とで押し花飾り用シートを構成している。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1ないし図8に示す本発明の第1の実施の形態において、1は図2に示すように押し花飾り用シート本体2の表面に粘着剤層3を形成する粘着剤層形成工程で、この粘着剤層形成工程1で使用する前記押し花飾り用シート本体2は通気性を有する不織布、クロース、スポンジ、微小な凹凸が形成されたシートが使用されるとともに、粘着剤層3は複数個の押し花4を用いて作画する場合には着脱可能に貼り付けることができ、押し花4の作画が完成した場合には所定の押し圧力で押し圧することにより、固定的に貼り付けることができるDesignBond(商品名)等の粘着剤5を用い、前記押し花飾り用シート本体2の表面に吹き付けあるいは塗布、本発明の実施の形態では吹き付けにより押し花飾り用シート6を作る。
【0010】
7は前記粘着剤層形成工程1で作成された押し花飾り用シート6に、図3に示すように複数個の押し花4を粘着剤層3に着脱させながら作画する押し花作画工程で、この押し花作画工程7では押し花4を後で位置替えや差し替えができるように仮止め状態となるように粘着剤層3に係止させた状態で行なう。
【0011】
8は前記押し花作画工程7中や後に、図4に示すように作画された押し花4を所定の押し圧力で押し圧し、前記押し花飾り用シート本体2に固定する作画固定工程で、この作画固定工程8は作画された押し花4を指先で押し圧する作業で行なうが、この場合、作画された押し花4を汚したり、損傷させないように注意して行なう。
なお、ガラス板等で上部を覆った後、該ガラス板を押し圧して、作画された押し花4を固定してもよい。
【0012】
9は押し花で作画された押し花飾り用シート6を押し花飾りに仕上げる押し花飾り仕上げ工程で、この押し花飾り仕上げ工程9は図5ないし図7に示すようにアルミ箔10の上部に脱酸素剤11や乾燥剤12を位置させた後、押し花で作画された押し花飾り用シート6およびガラス板13を位置させる。
しかる後、前記アルミ箔10の外周部とガラス板13の外周部とを空気抜きを行ないながら接着剤で固定して押し花飾り本体14を作り、該押し花飾り本体14を図8に示すように額縁15に収納することにより、押し花飾り16ができ上がる。
【0013】
上記のような方法で製造された押し花飾り16は、押し花飾り用シート6が通気性を有するので、押し花飾り用シート本体2の裏面に脱酸素剤11や乾燥剤12を配置してガラス板13やアルミ箔10で密封して押し花飾り本体14に使用しても、押し花4の変色や劣化を表面から見えないように配置した脱酸素剤11や乾燥剤12で防止することができる。
【0014】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図9ないし図17に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】
図9ないし図11に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、押し花飾り用シート本体2の表面に通気性を有するホットメルトフィルム17を配置して押し花飾り用シート6Aを構成するホットメルトフィルム設置工程18後に押し花作画工程7を行ない、この押し花作画工程7中や後にホットメルトフィルム17上の押し花4の作画にアイロン19で加熱して押し花4の作画を押し花飾り用シート本体2にホットメルトフィルム17で溶着固定する作画固定工程8Aを行なった点で、このようにして押し花飾りの製造方法を行なってもよい。
なお、押し花4の作画上に重しを載せ、加熱炉内で加熱して作画固定工程を行なってもよい。
【0016】
図12ないし図14に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異なる点は、押し花飾り用シート本体2とホットメルトフィルム17とを接着剤や接着テープ等で固定した押し花飾り用シート6Bを構成するホットメルトフィルム設置工程18Aを行なった点で、このようなホットメルトフィルム設置工程18Aを用いて押し花飾りの製造方法を行なっても、前記本発明の第2の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0017】
図15ないし図17に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と主に異なる点は、押し花飾り用シート本体2の表面にホットメルト溶剤20を通気性を有するようにブラシを用いて塗布あるいは吹き付け塗布してホットメルトフィルム層21を形成した押し花飾り用シート6Cを構成するホットメルトフィルム設置工程18Bを行なった点で、このようなホットメルトフィルム設置工程18Bを用いて押し花飾りの製造方法を行なっても、前記本発明の第2の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0019】
(1)通気性を有する材質で形成された押し花飾り用シート本体の表面に、複数個の押し花を用いて作画する場合には着脱可能に貼り付けることができるとともに、押し花の作画が完成した場合には所定の押し圧力で押し圧することにより固定的に貼り付けることができる粘着剤を吹き付け、あるいは塗布して粘着剤層を形成して押し花飾り用シートを形成する粘着剤層形成工程と、この粘着剤層形成工程後に複数個の押し花を粘着剤層に着脱させながら作画する押し花作画工程と、この押し花作画工程中や後に作画された押し花を所定の押し圧力で押し圧し、前記押し花飾り用シート本体に固定する作画固定工程とからなるので、押し花飾り用シートの粘着剤層に複数個の押し花を着脱可能に係止させながら押し花の作画を行なうことができる。
したがって、押し花の位置替えや差し替えを押し花を損傷することなく容易に行なうことができる。
よって、押し花の位置替えや差し替えを行ないながら自分の好みに応じた押し花の作画を気軽に作成することができる。
【0020】
(2)前記(1)によって、押し花飾り用シートは通気性を有しているので、背面に脱酸素剤や乾燥剤を配置しても、表面の押し花の作画の変色や劣化を該脱酸素剤や乾燥剤で図ることができる。
【0021】
(3)前記(1)によって、粘着剤を吹き付けたり、複数個の押し花で作画したり、押し圧力で固定したりする作業でよいので、誰でもが簡単に特殊な用具を用いることなく行なうことができる。
したがって、誰でもが気軽に経済的に実施することができる。
【0022】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の工程図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の粘着剤層形成工程の説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の押し花作画工程の説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の作画固定工程の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の押し花飾り本体の分解斜視図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の押し花飾り本体の平面図。
【図7】図6の7−7線に沿う断面図。
【図8】押し花飾りの説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の工程図。
【図10】ホットメルトフィルム設置工程の説明図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の作画固定工程の説明図。
【図12】本発明の第3の実施の形態の工程図。
【図13】ホットメルトフィルム設置工程の説明図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の押し花飾り用シートの説明図。
【図15】本発明の第4の実施の形態の工程図。
【図16】ホットメルトフィルム設置工程の説明図。
【図17】本発明の第4の実施の形態の押し花飾り用シートの説明図。
【符号の説明】
1:粘着剤層形成工程、 2:押し花飾り用シート本体、
3:粘着剤層、 4:押し花、
5:粘着剤、
6、6A、6B、6C:押し花飾り用シート、
7:押し花作画工程、 8、8A:作画固定工程、
9:押し花飾り仕上げ工程、
10:アルミ箔、 11:脱酸素剤、
12:乾燥剤、 13:ガラス板、
14:押し花飾り本体、 15:額縁、
16:押し花飾り、 17:ホットメルトフィルム、
18、18A、18B:ホットメルトフィルム設置工程、
19:アイロン、 20:ホットメルト溶剤、
21:ホットメルトフィルム層。
Claims (2)
- 通気性を有する材質で形成された押し花飾り用シート本体の表面に、複数個の押し花を用いて作画する場合には着脱可能に貼り付けることができるとともに、押し花の作画が完成した場合には所定の押し圧力で押し圧することにより固定的に貼り付けることができる粘着剤を吹き付け、あるいは塗布して粘着剤層を形成して押し花飾り用シートを形成する粘着剤層形成工程と、この粘着剤層形成工程後に複数個の押し花を粘着剤層に着脱させながら作画する押し花作画工程と、この押し花作画工程中や後に作画された押し花を所定の押し圧力で押し圧し、前記押し花飾り用シート本体に固定する作画固定工程とを含むことを特徴とする押し花飾りの製造方法。
- 通気性を有する材質で形成された押し花飾り用シート本体と、この押し花飾り用シート本体の表面に形成された複数個の押し花を用いて作画する場合には着脱可能に貼り付けることができるとともに、押し花の作画が完成した場合には所定の押し圧力で押し圧することにより固定的に貼り付けることができる粘着剤を用いた粘着剤層とからなることを特徴とする押し花飾り用シート。
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JP15019399A JP3631918B2 (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 押し花飾りの製造方法および押し花飾り用シート |
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JP15019399A Expired - Lifetime JP3631918B2 (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 押し花飾りの製造方法および押し花飾り用シート |
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JP2008001600A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Yoshio Sugino | 半立体ドライフラワーの製造方法 |
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1999
- 1999-05-28 JP JP15019399A patent/JP3631918B2/ja not_active Expired - Lifetime
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