JP4088730B2 - シート状ヒータ及びその製造方法 - Google Patents

シート状ヒータ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4088730B2
JP4088730B2 JP27589598A JP27589598A JP4088730B2 JP 4088730 B2 JP4088730 B2 JP 4088730B2 JP 27589598 A JP27589598 A JP 27589598A JP 27589598 A JP27589598 A JP 27589598A JP 4088730 B2 JP4088730 B2 JP 4088730B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soft plastic
sheet
composite sheet
heating wire
metal foil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27589598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000106268A (ja
Inventor
良太 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hiroshima Metal and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hiroshima Metal and Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hiroshima Metal and Machinery Co Ltd filed Critical Hiroshima Metal and Machinery Co Ltd
Priority to JP27589598A priority Critical patent/JP4088730B2/ja
Publication of JP2000106268A publication Critical patent/JP2000106268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4088730B2 publication Critical patent/JP4088730B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被覆電熱線によるヒートエレメント及び熱伝導率の良好な金属箔を包含するシート状ヒータ及びその製造法に関する。シート状ヒータが熱伝導性の良好な金属箔を包含していると放熱性が良好である。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようなタイプのシート状ヒータの製造法としては、(1)ジグを適用して被覆電熱線を所要の配線パターンの態勢とし、このジグ上の前記配線パターンの態勢下の被覆電熱線に金属箔を覆い被せて、加圧加熱し、金属箔に予め積層されている熱溶融性フイルム又は塗布されている接着剤で、前記配線パターン態勢にある被覆電熱線と金属箔とを接合する仕様、及び(2)仕様(1)において、ジグの適用下に被覆電熱線を所要の配線パターンの態勢とするに先立ち、金属箔をジグ上にセットしておく点を除き、他は仕様(1)と同じものに相当する仕様が知られている。被覆電熱線を所要配線パターンの態勢にするためのジグは、基板に被覆電熱線の配線パターンに対応する配置にガイドピンを植設した構成のものである。
【0003】
これら(1)(2)の従来技術による製造法では、ガイドピンに従って所要の配線パターンとなるよう、ジグの基板上に被覆電熱線を手操作により配線する必要があって、これを行うのに熟練を必要とするし、配線間違いをすることがある。また生産性に劣る問題もある。熟練の必要性及び配線間違いの問題を解消するべく、被覆電熱線の配線をロボットによる自動化に改変しとしても、ジグ上で被覆電熱線と金属箔とを接合する工程、並びに被覆電熱線と接合した金属箔をジグから外す工程を必要とするので、生産性はそれほど改善されない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、制御回路によってステッチが種々のパターンとなるよう制御される様式の自動ミシンを適用して、所要パターン及び必要装着強度で、冒頭に述べたタイプのシート状ヒータにおける被覆電熱線の配線を達成することを可能にしようというものである。斯かる自動ミシンによる縫い付けで、被覆電熱線の所要パターン及び必要装着強度での配線が達成できれば、この種のシート状ヒータの生産性が飛躍的に向上することは自明である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題解決のため本発明では、軟質プラスチック織物に熱伝導性の良好な金属箔及び軟質プラスチックフィルムを積層した複合シートに、被覆電熱線をミシンで縫い付ける。
【0006】
ここで、ミシンとは、右に一針、左に一針とジグザグ状に縫い目が連続するジグザグ縫いミシンとか自動ミシン、針が定位置で作動され、これに対し生地が所要方向に移動される形式の刺繍機などのように、ステッチが直線的でなく左右に振れるようになっている縫い付け機械を指す。このことは、特許請求の範囲の項及び以下の記載についても同じである。
【0007】
上記のように本発明では、金属箔を包含する配線対象体に、軟質プラスチック織物及び軟質プラスチックフィルムを構成要素として具有する複合シートを充てている。斯かる特定な複合シートの適用が、ミシンによる縫い付けで、配線対象体に対する被覆電熱線の配線を可能にしている。
【0008】
即ち、本発明に係る複合シートでは、被覆電熱線の縫い付け後、金属箔の針穴が裂けて広がることが実質上なく、またミシン針の針穴が最小限に抑えられることが認められた。
【0009】
この成果が得られるのは、複合シートにおけるプラスチック織物及びプラスチックフィルムが軟質であることが起因しているようである。因みに、配線対象体が、軟質プラスチックフィルムまたはシートと金属箔の積層体による複合シートの場合では、ミシンによる縫付けで配線対象体に被覆電熱線を配線すると、プラスチックフィルムまたはシートが軟質であるものの、針穴はミシン針の太さの約1.4倍の大きさであった。このような大きさの針穴では、ミシン縫いでの前後の隣接ステッチの間隔が比較的狭いことから、被覆電熱線の逢着後、複合シートの通常の取り扱いで、前後に隣接する針穴が裂け広がって連なることが多く発生し、被覆電熱線の必要装着強度が喪失されてしまう。即ち、金属箔を包含する複合シートを配線対象体とし、これにミシン縫いで被覆電熱線を配線する実効性が得られない。
【0010】
ミシンによる縫付けで配線対象体に被覆電熱線の配線が可能であると、制御回路によってステッチが種々のパターンとなるよう制御される様式の自動ミシンを適用して、被覆電熱線の所要パターン及び必要装着強度での配線が達成でき、冒頭に述べたタイプのシート状ヒータの生産性を従来より飛躍的に向上し得る。
【0011】
配線対象体の針穴の裂け広がり回避は、複合シートが、表裏面に軟質プラスチックフィルムを積層した金属箔を軟質プラスチック織物に積層したものである場合、金属箔が表裏から軟質プラスチックフィルムで補強されるため良化される。尚、軟質プラスチック織物が、軟質プラスチックのリボンヤーンによる織物であると、針穴の裂け広がり回避が更に良好であることが認められた。
【0012】
必要ならば本発明では、太さ3mm以上のヒータ線(被覆電熱線 定格100〜200V用)でも、ミシン縫付けによる配線が可能である。これを達成するには、飾り糸等の線状物を送り込むための左右に変位可能な線状物送込み器を備え、送込み器により線状物縫付け対象体(布等)に送り込まれる線状物を、線状物縫付け対象体に任意パターンに縫い付けるようになっている、それ自体公知の自動ミシンを充当して、複合シートに被覆電熱線を縫い付け、その縫付けに当たり、線状物送込み器を左右に変位させ、その左右変位と反対方向へ複合シートを変位させることが有効である。この場合、複合シートの変位は、自動ミシンに装備されている線状物縫付け対象体を左右に変位させる送り器を利用すれば良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。図1に本発明に係るシート状ヒータの一例が模式的に示されている。図1に示されたシート状ヒータIは、被覆電熱線の配線対象体としての複合シート1、及び複合シート1にミシンによる縫付けで所要パターンに配線された被覆電熱線2を具有する。複合シート1は、軟質プラスチック織物3例えばポリエチレン織物、熱伝導性の良好な金属箔4例えばアルミニューム箔及び軟質プラスチックフィルム5例えばポリエチレンフィルムを構成要素として包含する。複合シート1における軟質プラスチック織物3には、熱伝導性の良好な金属箔4及び軟質プラスチックフィルム5が積層されている。被覆電熱線2は、複合シート1における金属箔4の側に縫い付けられる。軟質プラスチックフィルム5は、図2に示すように金属箔4の表裏両面に積層してもよいし、片面に積層してもよい。金属箔4に対し軟質プラスチックフィルム5を片面積層とする場合、軟質プラスチックフィルム5が複合シート1の外面側となるようにされる。また、軟質プラスチックフィルム5を片面積層とする場合、軟質プラスチック織物3の表面に金属箔4を蒸着法等により形成し、その金属箔4上面に軟質プラスチックフィルム5を積層して、複合シート1を作るとよい。
【0014】
上記軟質プラスチック織物3には、限定的ではないが一般的には厚み100μm程度、幅約5mmの軟質プラスチックのリボンヤーンを1インチ当たり経10本、緯10本で平織とした織物を充当するとよく、上記金属箔4には、限定的ではないが一般的には4〜40μm程度の厚みのものを充てるとよく、上記軟質プラスチックフィルム5には、限定的ではないが一般的には30μm程度の厚みのものを充てるとよい。
【0015】
【発明の効果】
上記のように本発明によると、冒頭に述べたタイプのシート状ヒータにおいて、制御回路によってステッチが種々のパターンとなるよう制御される様式の自動ミシンの適用の下、所要パターン及び必要装着強度で、被覆電熱線の配線を可能にすることの課題達成が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状ヒータの一例を模式的示す示す斜視図である。
【図2】本発明で適用する被覆電熱線の配線対象体である複合シートの一例の拡大断面図を示す。
【符号の説明】
I シート状ヒータ
1 複合シート
2 被覆電熱線
3 軟質プラスチック織物
4 金属箔
5 軟質プラスチックフィルム

Claims (7)

  1. 軟質プラスチックフィルムが積層された熱伝導性の良好な金属箔を、軟質プラスチック織物に積層した複合シートに、被覆電熱線を前記複合シートにおける前記金属箔の側にミシンで縫い付けることを特徴とするシート状ヒータの製造法。
  2. 複合シートが、表裏面に軟質プラスチックフィルムを積層した熱伝導性の良好な金属箔を軟質プラスチック織物に積層したものである請求項1記載のシート状ヒータの製造法。
  3. 軟質プラスチック織物が、軟質プラスチックリボンヤーンによる織物である請求項1または2記載のシート状ヒータの製造法。
  4. 請求項1から3の何れかに記載のシート状ヒータの製造法において、左右に変位可能な線状物送込み器を有する自動ミシンで被覆電熱線を複合シートに縫い付け、その縫付けに当たり、線状物送込み器を左右に変位させ、その左右変位と反対方向へ複合シートを変位させることを特徴とするシート状ヒータの製造法。
  5. 軟質プラスチックフィルムが積層された熱伝導性の良好な金属箔を、軟質プラスチック織物に積層した複合シートに、被覆電熱線を前記複合シートにおける前記金属箔の側にミシンで縫い付けたことを特徴とするシート状ヒータ。
  6. 複合シートが、表裏面に軟質プラスチックフィルムを積層した熱伝導性の良好な金属箔を軟質プラスチック織物に積層したものである請求項5記載のシート状ヒータ。
  7. 軟質プラスチック織物が、軟質プラスチックリボンヤーンによる織物である請求項5または6記載のシート状ヒータ。
JP27589598A 1998-09-29 1998-09-29 シート状ヒータ及びその製造方法 Expired - Lifetime JP4088730B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27589598A JP4088730B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 シート状ヒータ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27589598A JP4088730B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 シート状ヒータ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000106268A JP2000106268A (ja) 2000-04-11
JP4088730B2 true JP4088730B2 (ja) 2008-05-21

Family

ID=17561943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27589598A Expired - Lifetime JP4088730B2 (ja) 1998-09-29 1998-09-29 シート状ヒータ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4088730B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101016434B1 (ko) * 2009-12-31 2011-02-18 (주)화인 단열 히트 재킷용 열선 고정 구조 및 그 고정 방법
KR101156550B1 (ko) 2011-12-08 2012-06-20 부광편직(주) 카본소재 발열원단 제조용 스티치본딩 편직기
JP2021082456A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 ライオン株式会社 発熱体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000106268A (ja) 2000-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0053639B1 (en) Heat adhesive tapes for finishing the hems of garments or other articles
KR0185703B1 (ko) 자동차 시이트용 다층 직물 생산 공정
JPH0628934B2 (ja) 歪まない複合積層針編み帆布材料とその製法
CN102741473A (zh) 纺织品的制造方法
JP4088730B2 (ja) シート状ヒータ及びその製造方法
JP7163208B2 (ja) 車両用シート
CN1385573A (zh) 刺绣方法
US4613538A (en) Fusible coatings for fabrics
JPS5929527Y2 (ja) スライドフアスナ−用テ−プ
WO2000071801A1 (fr) Vetement avec motif de broderie et procede de formation de motifs de broderie et fil de bobine pour metier a broder
JPH0744883B2 (ja) スライドファスナー用熱接着ストリンガーテープ
JPS6028568A (ja) 布帛に複合模様を形成する方法
JP2591372Y2 (ja) 刺繍織物
JPH02215078A (ja) 電気毛布本体とその製造方法
JP3041414U (ja) ボタンホール部補強テープ
KR100616554B1 (ko) 입체자수 방법
JP2951930B2 (ja) 羽毛布団の製造方法
JPS582510A (ja) テ−プ入り石油スト−ブ用芯及びその製造法
JPS6114277B2 (ja)
JPS6143183B2 (ja)
JPS5971455A (ja) 織布の製法
JPH0841745A (ja) 箔糸の製造方法
JPH0262614B2 (ja)
JP2020069217A (ja) シート及びその製造方法
JP2010056052A (ja) 面状発熱体及び面状発熱体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071220

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term