JPS5944431B2 - 透孔布帛に色模様を形成する方法 - Google Patents

透孔布帛に色模様を形成する方法

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JPS5944431B2
JPS5944431B2 JP53020285A JP2028578A JPS5944431B2 JP S5944431 B2 JPS5944431 B2 JP S5944431B2 JP 53020285 A JP53020285 A JP 53020285A JP 2028578 A JP2028578 A JP 2028578A JP S5944431 B2 JPS5944431 B2 JP S5944431B2
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善造 中塚
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は透孔布帛、例えば粗目の紗、絽、網目織物、網
目編物等に色模様を形成する方法、特に転写箔による転
写技法、即ち基材シートの上面に離型剤層を介して転写
膜を積層した転写箔の転写膜を透孔布帛に転写して施す
透孔布帛に該転写膜による色模様を形成する方法に関し
、かつその転写膜の転写を熱感型接着剤を接着媒体とし
て行うものである。
発明の技術的背景とその問題点 転写箔による転写技法によりかつその転写膜の転写を熱
感型即ちホットメルト型接着剤を接着媒体として色模様
施工対象物に所望の図柄或いは模様の色模様を施すには
、そのような図柄或いは模様に従う部分的転写を可能す
ることが必要である。
従来、これを行うには全面的にホットメルト型接着剤に
より接着性を持たせた転写箔を色模様施工対称物に重ね
て、表面に凸版的模様を有するロール或いはプレートに
より加熱下、型押しする方法、或いは色模様施工対象物
に予め所望図柄或いは模様状にホットメルト型接着剤に
より接着性を持たせておき、これに転写箔を重ねて、加
熱加圧する方法に依存されている。
このような方法は色模様施工対象物が布帛の場合、通常
の目の詰った生地には効果があるが、透孔布帛には有効
でない。
即ち、これ等の方法では転写箔の転写膜は透孔布帛の糸
の部分にのみ転写耐着されるに過ぎず、生地の透孔の部
分で欠落してしまい、図柄或いは模様状の色模様の顕出
が透孔布帛にプリント法や染浴法て柄或いは模様付けし
た場合と同じように、輪郭のぼやけたものとなり、この
傾向は特に従来の上記前者方法が太きい。
布帛は毛羽があるため、これにホットメルト型接着剤を
接着媒体として転写膜を転写するには、ホットメルト型
接着剤が毛羽による接着阻害を克服するような厚塗りで
なければならず、従って転写膜にホットメルト型接着剤
をべた塗りした転写箔では凸版的模様の型押しをしても
、模様輪郭での接着剤の破断が接着剤の厚塗りのため不
良となって、良好な輪郭の模様付けは望めない。
また従来、転写膜層が印刷による模様層からなる転写箔
を用い、その転写膜層或いは被転写体に対する接着剤の
べた塗り、或いは転写箔と被転写体との間に挿入したフ
ィルム状の接着剤の介在下、転写箔と被転写体を圧着し
て、被転写体に印刷による模様層を転写する方法も知ら
れているが、これによっても透孔布帛に対する所望図柄
或いは模様の色模様の有効な模様付けはなし得ない。
即ち、この方法によれは、上記べた塗りの接着剤或いは
フィルム状の接着剤で布帛の透孔が全面図に閉鎖されて
、透孔布帛の透孔による特自の風合いを消失し、模様付
けされた布帛はもはや透孔布帛でなくなってしまう。
即ち、転写箔による転写技法によりかつホットメルト型
接着剤を接着媒体として、透孔布帛に鮮明な輪郭の図柄
或いは模様にて色模様を顕出する有効な方法が未だ確立
されていないのが実状である。
発明の目的 そこで本発明は転写箔による転写技法を理用しかつ熱感
型即ちホットメルト型接着剤を接着媒体として、透孔布
帛に鮮明な輪郭の図柄或いは模様にて色模様を顕出でき
、しかもこれを色模様付は以外の部分では透孔布帛の透
孔による風合いを保持したま\で達成し得る方法を提供
しようというものである。
発明の構成 本発明の透孔布帛に色模様を形成する方法は、基材シー
トの上面に離型剤層を介して転写膜を積層した転写箔の
転写膜を透孔布帛に転写して癩す透孔布帛に該転写膜に
よる色模様を形成する方法であって、上記転写箔として
、転写膜の面に熱感型の接着剤を任意の図柄或いは模様
状に部分コーティングしたものを用い、該転写箔の転写
膜の側に透孔布帛及び離型シートを順次重ねて、透孔布
帛と転写箔の三者を上記部分コーティングの接着剤の個
所においてのみ接着させた後、透孔布帛より転写箔及び
離型シートを引離し、以て透孔布帛の片面に転写箔にお
ける転写膜を上記接着剤の部分コーティングに従う図柄
或いは模様通りに転写することを特徴としている。
発明の効果 本発明において用いる転写箔はその転写膜の面に熱感型
の接着剤を任意の図柄或いは模様状に部分コーティング
したものであるから、該転写箔の転写膜の側に透孔布帛
及び離型シートを順次重ねて、これら三者を上記接着剤
の常法に従う活性化により接着する、即ち加熱下圧着す
ると、透孔布帛と転写箔が上記部分コーティングの接着
剤の活性化でこれの個所においてのみ接着される。
従って、この接着後透孔布帛より転写箔及び離型シート
を引離せば、透孔布帛には転写箔を重ねた側の面に転写
箔の転写膜が上記接着剤の部分コーティングに従う図柄
或いは模様通りに転写されるこさになる。
この場合、接着剤は透孔に相当する部分では該布帛に耐
着しないで遊離した状態にあるが、透孔布帛が汎用メツ
シュ(一般的に平方インチ当りはゾ10〜500メツシ
ュ)であれば、接着剤自体の接着結合により、その癩さ
れた図柄或いは模様状のコーティングが部分的に欠落す
ることなく透孔布帛に転着する。
またこの際、透孔布帛には転写箔を重ねた側と反対側に
離型シートが重ねられているので、接着剤が透孔布帛の
当該反対側で当初の図柄或いは模様の輪郭を実質的に超
えて他の部分に耐着することはない。
これ等の結果、転写箔の転写膜による色模様は透孔布帛
に上記接着剤の部分コーティングに従う所望の図柄或い
は模様通りに施される。
斯くして本発明によれば、転写箔による転写技法を利用
しかつ熱感型即ちホットメルト型接着剤を接着媒体とし
て、透孔布帛に鮮明な輪郭の図柄成し)は模様にて色模
様を顕出することが保証される。
しかも透孔布帛に対する接着剤の耐着は部分的であるか
ら、全面的なべた塗り或いはフィル状接着剤のように布
帛の透孔を全面的に閉鎖してしまうことかなく、所望の
色模様付けを色模様付は以外の部分では透孔布帛の透孔
による風合いを保持したま5で達成し得る。
転写箔による転写技法の利用になるかつ熱感型接着剤を
接着媒体とする透孔布帛の色模様付けは、透孔布帛及び
転写箔に長尺のスI−IJツブを用い、その転写箔の転
写膜の面に対する熱感型接着剤の任意図柄或いは模様状
部分コーティングをスクリーンプリント法、彫刻ロール
プリント法で癩し、透孔布帛と転写箔の圧着を熱圧ロー
ルで行うことにより、所期の色模様付けを工業的に量産
態勢の下に行い得る。
本発明においては所定の転写箔の転写膜の側に透孔布帛
、及び該転写箔と同様な別の転写箔の転写側を順次重ね
て、これ等三者を先に述べたと同様に処理すれば、透孔
布帛の両面に所望の図柄或いは模様の色模様を同時に施
すことができる。
またこれによれば、転写箔は透孔布帛を介して重なり合
っているため、接着剤が当初の図柄或いは模様の輪郭を
実質的に超えて透孔布帛の不要な部分に耐着するのを回
避するのにも寄与する。
この場合、接着剤は一方の転写箔の転写膜の面に施して
おくだけで充分である。
本発明においては必要に応じ、転写膜が有色薄膜及び金
属薄膜の積層複合体からなる、或いは有色薄膜、金属薄
膜及び有色薄膜を順次積層した複合体からなる転写箔を
適用することができ、その前者転写箔では色模様に金属
光沢が加味され、後者転写箔によると複合色模様上金属
光沢が顕出される。
発明の実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図に透孔布帛の片面に色模様を施す場合の一実施例
が拡大断面図の形で示され、第2図にそれによる仕上り
品の断面図が示され、第3図に色模様を透孔布帛の両面
に施す場合の一実施例が第1図と同様な形で示され、第
4図に第3図の実施例による仕上り品の断面図が示され
ている。
第1図でAが転写箔、Bが透孔布帛であり、本例におい
て転写箔Aは基材シート1、該シート上面に形成された
離型剤層2、該層の上に形成された有色薄膜3、金属薄
膜4及び有色薄膜5の積層複合体になる転写膜を具備し
ている。
有色薄膜3゜5は金属蒸着法、或いは合成樹脂其他適宜
の材料の印刷に(5)形成することができ、印刷による
場合、単色刷りでもよいし、二色以上の多色刷りでも構
わない。
金属薄膜4の形成は金属蒸着法により施せばよい。
有色薄膜3,5及び金属薄膜4は転写膜の部分的接着転
写に即応するような小なる破断強度を有する。
転写箔Aは上記金属薄膜4及び有色薄膜5の積層複合体
、或いは有色薄膜5は省略してもよい。
転写箔Aの転写膜の面に熱感型の接着剤6を適当な手段
により任意の図柄或いは模様状に部分コーティングする
この接着剤6の任意図柄或いは模様状部分コーティング
付き転写箔Aの転写膜の側の透孔布帛Bを重ね、更にそ
の上から離型シート7を重ね、該転写箔A及び透孔布帛
Bを上記接着剤6の常法による活性化で接着させる。
然る後、透孔布帛Bから転写箔Aを剥離し、かつ離型シ
ート7を引離す。
斯くして、転写箔Aの転写膜による色模様8が片面に所
望の図柄或いは模様、即ち接着剤6の図柄或いは模様通
りに顕出された透孔布帛(第2図)を得る。
第3図において第1図と同符号を附した部分は同じ部分
を示し、第3図の例の場合、転写箔A′。
A′は第1図の転写箔Aにおいてその最外側の有色薄膜
5を省略したものに相当する構成を具備している。
二枚の転写箔A’ 、A’の何れかの転写膜の面に第
1図の実施例におけると同様な接着剤を同様な手段によ
り任意の図柄或いは模様状に部分コーティングする。
この接着剤部分コーティング付き転写箔A′の転写膜の
側に透孔布帛Bを重ね、更にその上から今一枚の転写箔
A′の転写膜側を重ねて、それ等三者を上記接着剤の常
法に従う活性化により接着させた後、透孔布帛Bより転
写箔A’、A’を剥離する。
斯くして、転写箔A’、A’の転写膜による色模様8が
両面に接着剤6の図柄或いは模様通りに施された透孔布
帛(第4図)を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は透孔布帛の片面に色模様を形成する場合の本発
明法の一実施例を示す拡大断面図、第2図は第1図の実
施例による仕上り品の断面図、第3図は透孔布帛の両面
に色模様を形成する場合の本発明法の一実施例を示す拡
大断面図、第4図は第3図の実施例による仕上り品の断
面図である。 A、A’は転写箔、Bは透孔布帛、1は基材シート、2
は離型剤層、3,5は有色薄膜、4は金属薄膜、6は接
着剤、7は離型シート、8は色模様。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材シートの上面に離型剤層を介して転写膜を積層
    した転写箔の転写膜を透孔布帛に転写して施す透孔布帛
    に該転写膜による色模様を形成する方法であって、上記
    転写箔さして、転写膜の面に熱感型の接着剤を任意の図
    柄或いは模様状に部分コーティングしたものを用い、該
    転写箔の転写膜の側に透孔布帛及び離型シートを順次重
    ねて、透孔布帛と転写箔の三者を上記部分コーティング
    の接着剤の個所においてのみ接着させた後、透孔布帛よ
    り転写箔及び離型シートを引離し、以て透孔布帛の片面
    に転写箔における転写膜を上記接着剤の部分コーティン
    グに従う図柄或いは模様通りに転写することを特徴とす
    る透孔布帛に色模様を形成する方法。 2 基材シートの上面に離型剤層を介して転写膜を積層
    した転写箔の転写膜を透孔布帛に転写して症す透孔布帛
    に該転写膜による色模様を形成する方法であって、上記
    転写箔として、転写膜の面に熱感型の接着剤を任意の図
    柄或いは模様状に部分コーティングしたものを用い、該
    転写箔の転写膜の側に透孔布帛、及び当該転写箔と同様
    な別の転写箔の転写膜側を順次重ねて、これら三者を上
    記部分コーティングの接着剤の個所においてのみ接着さ
    せた後、透孔布帛より転写箔を引離し、以て透孔布帛の
    両面に転写箔における転写膜を上記接着剤の部分コーテ
    ィングに従う図柄或いは模様通りに転写することを特徴
    とする透孔布帛に色模様を形成する方法。
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JP6959639B2 (ja) * 2017-10-09 2021-11-02 中塚株式会社 透光性布帛

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4880878A (ja) * 1972-02-05 1973-10-29

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