JPH0111519Y2 - - Google Patents

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JPH0111519Y2
JPH0111519Y2 JP1981158478U JP15847881U JPH0111519Y2 JP H0111519 Y2 JPH0111519 Y2 JP H0111519Y2 JP 1981158478 U JP1981158478 U JP 1981158478U JP 15847881 U JP15847881 U JP 15847881U JP H0111519 Y2 JPH0111519 Y2 JP H0111519Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は陶磁器、ガラス製品、ホウロウ製品、
アルマイト製品、プラスチツク製品のような成型
品表面に絵付するための転写材に関し、更に詳し
くは図柄を一旦転写用パツドに転写した後、該転
写用パツドより転写することにより成型品表面に
絵付するための転写材に関するものである。
本考案の目的とするところは、美麗な図柄を効
率良く絵付することができ且つ経済的な転写材を
提供せんとすることにある。
陶磁器、ガラス製品、ホウロウ製品、アルマイ
ト製品、プラスチツク製品のような主として三次
元曲面を呈する成型品を絵付する方法のひとつと
して、転写材を用い、この転写材から一旦転写用
パツドに転写した後、更に転写用パツドより転写
することにより成型品表面に絵付する方法があ
る。この方法に用いる転写材としては、従来、特
開昭56−27350号公報、特願昭55−168241号、特
願昭56−65067号に記載の転写材がある。これは、
紙等の基体シート上にワツクス層を塗布した所謂
ワツクスペーパー上に、接着剤層、図柄層、カバ
ーコート層等を形成した構成からなるものであ
る。
しかしこれらは、基体シート上にロールコート
法、バーコート法等でワツクス層を全面に形成し
たワツクスペーパーを用いるものであるから、転
写工程に際して種々の問題点を有していた。即ち
(1)転写材と転写用パツドとを圧接する際、又は転
写用パツドと成型品とを圧接する際、加熱された
転写材のワツクス層が溶融状態にあるため転写用
パツドの圧接によりワツクス層が動き、その結果
成型品上に形成される図柄が損なわれ、転写材に
形成した図柄を忠実に転写することができないと
いう問題点、(2)転写材と転写用パツドとを圧接す
る際、図柄層部分以外の余分なワツクス層が転写
用パツドに転移し、この余分なワツクス層の粘着
力により転写用パツドと成型品とを圧接した後転
写用パツドを除去する際、成型品が転写用パツド
と容易に離れずに成型品が持ち上がつてしまい、
その結果生産効率が悪くなるという問題点、(3)転
写材を加熱する際、図柄の周囲のワツクス層が溶
融状態となり、近接する図柄に悪影響を及ぼすこ
とがあるため、図柄の相互間距離を大きくとらな
ければならないという問題点、等があつた。
本考案者等は前記種々問題点に鑑み、鋭意研
究、実験の結果、従来の様にワツクス層を全面に
設けたワツクスペーパーを用いることなく基体シ
ート上に、印刷手段を用いワツクス層を図柄部分
と大略一致させて形成することにより前記問題点
を全て解消できることを見出し本考案を完成する
に至つたものである。即ち本考案は、基体シート
上に、図柄層を形成する部分に大略一致したワツ
クス層を形成し、該ワツクス層上に図柄層を形成
したことを特徴とする転写用パツドを用いて絵付
するための転写材である。
以下図面を用い、本考案に係る転写材について
詳細に説明する。
本考案に係る転写材は、基体シート1、ワツク
ス層2及び図柄層3から成り(第1図参照)、絵
付する成型品の種類等に応じて適宜接着剤層4を
形成したもの(第2図参照)、樹脂層5を形成し
たもの(第3図参照)から成る。
基体シート1は通常の転写材に供されるもので
よく、上質紙、コート紙、クラフト紙等の紙類或
いはポリエチレンテレフタレート等のフイルム類
を用いる。
本考案の特徴とするところのワツクス層2は、
該基体シート1上に図柄層3を形成する部分に大
略一致するようにスクリーン印刷法、グラビア印
刷法等にて形成する。該ワツクス層2は、変性モ
ンタンろう、パラフインろう、或いは常温では粘
着性を有することなく加熱により粘着性を帯び一
定時間その粘着性を持続するような熱可塑性物質
を用い形成する。このような性質の熱可塑性物質
としては、合成含金ワツクス、酸化変性ワツク
ス、パラフイン系ワツクス、動植物ろう、熱可塑
性炭化水素樹脂等の主にろう状の混合物等があ
る。
次に該ワツクス層2上に大略見当を合わせて図
柄層3を形成する。該図柄層3は前記ワツクス層
2に変性モンタンろう、パラフインろう等を用い
た場合、感熱接着性インキを用い形成する。この
ようなものとしては例えば、50℃〜100℃で接着
性を示すポリアミド系、ネオプレン系又は共重合
ナイロン接着剤等をインキのバインダーとして使
用するとよい。
尚、前記図柄層3に感熱接着性インキを使用す
るかわりに該ワツクス層2と図柄層3との間に接
着剤層4を形成してもよい(第2図参照)。接着
剤層4を形成するに際しては、常温では粘着性を
有することなく加熱により粘着性を帯び、一定時
間その粘着性を持続し、その後固化し、完全接着
性を有するような接着剤を使用する。このような
接着剤としては例えばスチレン系樹脂とビニルト
ルエン、ブタジエン、イソプレン等との共重合
体、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体にロジン
及びその誘導体、テルペン系樹脂等の粘着付与
剤、更にジシクロヘキシルフタレート、ジフエニ
ルフタレート等の結晶性可塑剤を適量加えたもの
を使用することができる。
又、前記図柄層3の上又は下に必要に応じてエ
ラストマーな性質を有する樹脂層5を形成しても
よい(第3図参照)。この樹脂層5は転写用パツ
ドによる転写の際に図柄層3が崩れるのを防ぐた
めのものであり、特に繊細な図柄に対して有効で
ある。
本考案に係る転写材は、以上の様な構成からな
るものであるから、これを用いて成型品表面に絵
付をすると次のような効果を有する。
先ず転写材と転写用パツドとを圧接する際、転
写材に図柄層が存在しない部分、即ちワツクス層
が存在しない部分は転写材の基体シートと転写用
パツドとが直接に接するので転写用パツドが基体
シートと密着し、ワツクス層によつて転写用パツ
ドがずれることはなく、その結果、図柄層が損な
われることはない。
又、この転写用パツドと成型品とを圧接する際
も同様に図柄層の周囲の部分は転写用パツドと成
型品とがワツクス層を介さずに直接に接し、ワツ
クス層によつて転写用パツドがずれることはな
く、その結果、成型品表面に、転写材に形成した
美麗な図柄をそのまま忠実に形成することができ
る。
更に転写材上には図柄層が存在する部分以外に
はワツクス層がないので、転写材と転写用パツド
とを圧接する際に余分なワツクス層が転写用パツ
ドに転移することなく、この余分なワツクス層に
よる障害、即ちワツクス層の粘着力により転写時
に成型品が持ち上がることがなくなり、効率よく
絵付することができる。
又、高価なワツクスは必要分だけでよく、更に
は転写時に近接する図柄による熱による影響が少
ないので、基体シート上に、より多くの図柄を形
成することができ、従来の転写材と比較し経済的
な転写材を得ることができる。
以上説明した様に本考案に係る転写材は種々の
利点を有するものであり、産業上利用価値の極め
て高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る転写材の拡大断面模式図
であり、第2図及び第3図は他の実施例を示す図
である。 図中、1……基体シート、2……ワツクス層、
3……図柄層、4……接着剤層、5……樹脂層、
6,6′,6″……転写材、7……転写用パツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 基体シート上に、図柄層を形成する部分に大
    略一致したワツクス層を形成し、該ワツクス層
    上に、必要に応じて接着剤層を形成した後、図
    柄層を形成したことを特徴とする転写用パツド
    を用いて絵付するための転写材。 2 ワツクス層が、常温では粘着性を有すること
    なく加熱により粘着性を帯び一定時間その粘着
    性を持続するような熱可塑性物質により構成さ
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の転写用パツドを用いて絵付す
    るための転写材。 3 接着剤層が、常温では粘着性を有することな
    く加熱により粘着性を帯び、一定時間その粘着
    性を持続し、その後固化し、完全接着性を有す
    るような接着剤により構成されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    転写用パツドを用いて絵付するための転写材。 4 図柄層が、ワツクス層の軟化温度で接着性を
    示す感熱接着性インキにより構成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の転写用パツドを用いて絵付するための転
    写材。 5 図柄層の上又は下にエラストマーな性質を有
    する樹脂層が形成されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の転写用パ
    ツドを用いて絵付するための転写材。
JP15847881U 1981-10-24 1981-10-24 転写用パツドを用いて絵付するための転写材 Granted JPS5862671U (ja)

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JP15847881U JPS5862671U (ja) 1981-10-24 1981-10-24 転写用パツドを用いて絵付するための転写材

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5862671U JPS5862671U (ja) 1983-04-27
JPH0111519Y2 true JPH0111519Y2 (ja) 1989-04-04

Family

ID=29950973

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JP15847881U Granted JPS5862671U (ja) 1981-10-24 1981-10-24 転写用パツドを用いて絵付するための転写材

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JP (1) JPS5862671U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5343331A (en) * 1976-09-29 1978-04-19 Hitachi Ltd Method of controlling steering angle of optically guided unmanned vehicle

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5343331A (en) * 1976-09-29 1978-04-19 Hitachi Ltd Method of controlling steering angle of optically guided unmanned vehicle

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JPS5862671U (ja) 1983-04-27

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