JPS644853Y2 - - Google Patents

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JPS644853Y2
JPS644853Y2 JP5009286U JP5009286U JPS644853Y2 JP S644853 Y2 JPS644853 Y2 JP S644853Y2 JP 5009286 U JP5009286 U JP 5009286U JP 5009286 U JP5009286 U JP 5009286U JP S644853 Y2 JPS644853 Y2 JP S644853Y2
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JP
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fabric
tape
thread
sheet
back side
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JP5009286U
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JPS62162273U (ja
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、引箔糸に関するもので、帯地等を製
織する場合に使用される。
(従来技術とその問題点) 引箔糸は、和紙の表面に渋や礬水を塗布してに
じみ止め層を形成したあと、漆、ラツカー、金銀
箔、転写箔等を使用して適宜の図柄を表現したシ
ート体を形成し、これを糸順を確保して細幅に裁
断して形成されている。
引箔による製織は、この箔糸を緯糸として使用
し、経糸を順次開口させながら一本ずつ織込んで
シート体上に表した図柄をそのまま織物の中に再
現する織技法である。
この技法においては、細い経糸に一枚の素材シ
ートから形成した細幅の緯糸を織り込むため、製
織された図柄が平面的となり、織目そのものも立
体的に再現することができない不都合があつた。
(技術的課題) 本考案は、引箔糸において、製織される図柄が
立体的に強調できるようにすることを課題とした
ものである。
(技術的手段) この技術的課題を解決するための技術的手段
は、 (イ) 裏面にホツトメルト接着剤層を設けたテープ
で織物を製織し、 (ロ) これを加熱加圧して経緯のテープ同志を接着
一体化し、 (ハ) 次いでこの織物体を糸順を確保して細幅に裁
断して形成すること、 である。
(技術的手段の作用) テープで織物を製織すると、織目の大きい織物
が形成され、経緯糸のテープは、織目で広い面積
をもつて重合する。
テープの裏面には、ホツトメルト接着剤層が設
けてあるために、この織物を加熱加圧すると、接
着剤が溶融して経緯糸のテープが重合部全ての箇
所で互いに接着し、織物全体が不離一体となる。
この場合、織物の裏面全体に接着剤層が現われ
るため、加熱加圧時には、離型剤を塗布したシー
ト体を敷いて他に接着しないようにしたり、薄肉
の和紙を敷いて織物の裏面に和紙を接着させるよ
うにしておけば良い。
経緯糸のテープが織目で接着した織物を細幅に
裁断して糸を形成すると、糸幅はテープ幅より小
幅となるが、テープ同志が重合する織目で互いに
接着しているため、テープの織目が崩れたり、外
れたりすることなく糸を形成することができる。
細幅に裁断された糸は、糸順が確保されている
ために、裁断して糸がバラバラになることがな
く、引箔によつて製織する際には、糸が順番に緯
糸として織込まれ、テープで製織した織物がその
まま再現されることになり、図柄が立体的に強調
される訳である。
(本考案の効果) 織物の中にテープで予め製織した図柄をそのま
ま再現して立体性を強調できる結果、従来の引箔
法による平面的な図柄の表現とは趣を異にした図
柄となる利点がある。
また、織物の一部、例えば帯地の太鼓部だけに
本考案の引箔糸を使用すると、細い糸で製織され
た中に太幅のテープを経糸緯糸とした図柄が現れ
ることになり、織物構成ものものも極めて変化に
富んだものとなる利点がある。
(実施態様) 上記の技術的手段におけるテープは、通常テー
プとして販売されているものに接着剤層を設けた
ものの他、素材シートの裏面に接着剤層を形成し
た後太幅に裁断したものであつても良い。
後者の場合、素材シートとして、従来から使用
されている引箔糸形成用のシートを用いても良
い。
素材シートは、単一のシートを太幅に裁断して
経糸緯糸として使用しても良いが、複数の異種及
び/又は異色のシートを使用して、テープによる
織物自体に模様、例えば市松模様、モザイク模様
等を表すようにしても良い。
(実施例) 次に、上記技術的手段の具体例を図面を参酌し
て説明する。
第1図は、従来から使用されている引箔糸形成
用の二枚の素材シートA,Bの表面図であり、素
材シートAは縦方向に、素材シートBは横方向に
夫々太幅にスリツトが形成してある。
素材シートBのスリツトテープ3を素材シート
Aのスリツトテープ2一本宛交互上下に浮き沈み
させて製織すると、第2図に示した織物1が形成
される。
この織物1の織目は、第3図に示した如くであ
るが、各テープ2,3の裏面には、ホツトメルト
接着剤フイルム4,4が被着させてあつて、テー
プの重合面には必ず接着剤が介在することにな
り、加熱加圧することによつてテープ同志が接着
し、織物全体が一枚のシート状体となる。
そこで、この織物1を一側縁を残して細幅に裁
断してやると、糸順が確保された引箔糸が完成す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、技術的手段の具体例を説明するための
もので、第1図は引箔糸形成用素材シートの表面
図、第2図はそのシートのスリツトテープで製織
した織物の表面図、第3図は織物の断面図であ
る。 A,B……素材シート、1……織物、2,3…
…スリツトテープ、4……接着剤フイルム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 裏面にホツトメルト接着剤層を設けたテープ
    で織物を製織し、これを加熱加圧して経緯のテ
    ープ同志を接着一体化し、次いでこの織物を糸
    順を確保して細幅に裁断して形成した引箔糸。 (2) テープが素材シートの裏面に接着剤層を形成
    した後太幅に裁断して形成される実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の糸。 (3) 素材シートが複数である実用新案登録請求の
    範囲第2項に記載の糸。 (4) 素材シートが引箔糸形成用のシートである実
    用新案登録請求の範囲第2又は第3項に記載の
    糸。
JP5009286U 1986-04-02 1986-04-02 Expired JPS644853Y2 (ja)

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JP5009286U JPS644853Y2 (ja) 1986-04-02 1986-04-02

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62162273U JPS62162273U (ja) 1987-10-15
JPS644853Y2 true JPS644853Y2 (ja) 1989-02-07

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ID=30873130

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JPS62162273U (ja) 1987-10-15

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