JPS5839895Y2 - 壁紙 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は接着糊付きの壁紙に係るものである。

従来印刷面に透明塩化ビニールフィルムを被着しこれを
ロール状に持重した壁紙は、使用時テープを巻き戻すと
、表面の塩化ビニールフィルムと裏面の接着剤層との離
形性が悪くスムーズに巻き戻しができないし、又表面の
塩化ビニールフィルムに接着剤が残る・・・−・・等の
欠陥があった。

そこで本考案は斯様な従来品の欠陥を除去すると共に模
様等の印刷性に優れた壁紙を提供せんとするものである
。

以上の目的を達成するための本考案壁紙の要旨とすると
ころは接着剤層を裏面に設けた支持体層上に、ポリエチ
レンフィルム中間層、ポリエチレンフィルム透明表面層
とを順次重ね合せ、且つ前記中間層と透明表面層との一
方の接合面を酸化せしめてシボ状面に形成すると共に該
接合面に模様・・・・・・などの印刷を施し、これを持
重してなるものである。

以下本考案の一実施例を図面にもとづいて説明すると、
図中ａは接着剤層、ｂは支持体層、Ｃはポリエチレンフ
ィルム中間層、ｄは印刷層、ｅはポリエチレンフィルム
透明表面層を夫々示し、接着剤層ａは通常壁紙に使用さ
れる感圧性接着剤等で、この接着剤層ａを帯状に裁断し
た織布などの布、又は紙よりなる支持体層すの裏面に付
着し、この支持体層すの表面にポリエチレンフィルム中
間層Ｃを被着せしめ、更にこの中間層Ｃの表面に、ポリ
エチレンフィルム透明表面層ｅを接合し被着する。

この透明表面層ｅの接合面を酸化させてシボ状面ｆを形
成し、このシボ状面ｆに適宜所望の模様等ｄが印刷しで
ある。

この壁紙を紙芯（図示せず）にロール状に持重せしめて
持重体とする。

本考案は斜上の如く持重した際、接着剤層に接合するポ
リエチレンフィルム透明表面層は、従来の塩化ビニール
フィルムと比較して離型性が良いので、使用時テープを
巻き戻しても接着剤層がポリエチレンフィルム透明表面
層ｅに付着することなくスムーズに剥離できる。

しかも本考案はポリエチレンフィルム中間層を介して印
刷が設けられているから、接着剤が印刷面に浸出するの
を防止し模様等が接着剤によって歪む・・・・・・等の
憂いがない。

更に中間層と透明表面層との一方の接合面を酸化させて
シボ状面を形成し、このシボ状面に印刷を行うから、印
刷性が悪いポリエチレンフィルムに的確に印刷でき、商
品価値の高い壁紙を提供し得る。

依って所期の目的を達成する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は切欠して示す斜
視図、第２図は縦断面図である。 図中 ａは接着剤層、ｂは支持体層、Ｃはポリエチレン
フイルム中間層、ｄは印刷、ｅはポリエチレンフィルム
透明表面層、ｆはシボ状面を夫々示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 接着剤層を裏面に設けた支持体層上に、ポリエチレンフ
   ィルム中間層、ポリエチレンフィルム透明表面層とを順
   次重ね合せ、且つ前記中間層と透明表面層との一方の接
   合面を酸化させてシボ状面に形成すると共に該接合面に
   模様・・・・・・などの印刷を施し、これを持重してな
   る壁紙。