JP2573578Y2 - 光輝模様シート - Google Patents
光輝模様シートInfo
- Publication number
- JP2573578Y2 JP2573578Y2 JP1992051375U JP5137592U JP2573578Y2 JP 2573578 Y2 JP2573578 Y2 JP 2573578Y2 JP 1992051375 U JP1992051375 U JP 1992051375U JP 5137592 U JP5137592 U JP 5137592U JP 2573578 Y2 JP2573578 Y2 JP 2573578Y2
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- Japan
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- sheet
- film
- perforated
- glittering
- pattern
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、非常に美麗な壁紙や包
装用シート材、その他各種の装飾用シートとして利用で
きる光輝模様シートに関するものである。
装用シート材、その他各種の装飾用シートとして利用で
きる光輝模様シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国マール社より「オーロラフイルム」
と称して販売されている光輝性フイルムは、オーロラ調
またはレインボー調の変幻性のある光輝を呈し、非常に
美麗な透明性のフイルムとして知られている。なお、こ
の「オーロラフイルム」は結晶性の異なる透明フイルム
を重ね合せて一体化したものと言われており、光の屈折
や干渉、偏光作用などによって変幻性の光輝を放つもの
とされている。
と称して販売されている光輝性フイルムは、オーロラ調
またはレインボー調の変幻性のある光輝を呈し、非常に
美麗な透明性のフイルムとして知られている。なお、こ
の「オーロラフイルム」は結晶性の異なる透明フイルム
を重ね合せて一体化したものと言われており、光の屈折
や干渉、偏光作用などによって変幻性の光輝を放つもの
とされている。
【0003】この光輝性フイルムを種々の洋紙や和紙か
らなる基材紙に貼り合せたり、この貼り合せ後に種々の
エンボス加工を施したりすると優美な装飾シートになる
ことは公知の事実となっている。しかしながら、この光
輝性フイルムに他の装飾用シートとして良く知られてい
る金属蒸着フイルム等の金属光沢シートを貼り合せて
も、その金属光沢シートの装飾性は向上しないのであ
る。その理由としては、銀色または金色などに仕上げら
れた金属光沢シートはその金属性光沢があまりにも強
く、この表面に前記の「オーロラフイルム」すなわち透
明性の光輝性フイルムを全面接着しても、この光輝性フ
イルムの変幻性光輝は下層の金属性光沢により減殺され
てしまい期待される相乗効果が発揮されないからと考え
られる。
らなる基材紙に貼り合せたり、この貼り合せ後に種々の
エンボス加工を施したりすると優美な装飾シートになる
ことは公知の事実となっている。しかしながら、この光
輝性フイルムに他の装飾用シートとして良く知られてい
る金属蒸着フイルム等の金属光沢シートを貼り合せて
も、その金属光沢シートの装飾性は向上しないのであ
る。その理由としては、銀色または金色などに仕上げら
れた金属光沢シートはその金属性光沢があまりにも強
く、この表面に前記の「オーロラフイルム」すなわち透
明性の光輝性フイルムを全面接着しても、この光輝性フ
イルムの変幻性光輝は下層の金属性光沢により減殺され
てしまい期待される相乗効果が発揮されないからと考え
られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、光輝性フイ
ルム(オーロラフイルム)を使用して金属光沢シートの
金属性光沢をオーロラ調或はレインボー調に変幻させる
ことができたならば宝石のような光輝が得られると考
え、その様な貼り合せシートを得ることを目的として開
発されたものであり、宝石を散りばめた様な光輝模様を
有する装飾シートを提供しようとするものである。
ルム(オーロラフイルム)を使用して金属光沢シートの
金属性光沢をオーロラ調或はレインボー調に変幻させる
ことができたならば宝石のような光輝が得られると考
え、その様な貼り合せシートを得ることを目的として開
発されたものであり、宝石を散りばめた様な光輝模様を
有する装飾シートを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに種々検討した結果、金属光沢シートと光輝性フイル
ムを接着させるに際して、模様状に非接着部を形成させ
この部分に空気を抱き込ませてやると、金属性光沢が空
気層を介して光輝性フイルムを透過するため、この光輝
性フイルムの特性が作用して金属性光沢そのものがオー
ロラ調、レインボー調に変化し宝石のような輝きを発す
ることを見い出したのである。
めに種々検討した結果、金属光沢シートと光輝性フイル
ムを接着させるに際して、模様状に非接着部を形成させ
この部分に空気を抱き込ませてやると、金属性光沢が空
気層を介して光輝性フイルムを透過するため、この光輝
性フイルムの特性が作用して金属性光沢そのものがオー
ロラ調、レインボー調に変化し宝石のような輝きを発す
ることを見い出したのである。
【0006】そして更に、上記の原理を一般的なシート
製品に応用することを検討したところ、レース地の様な
有孔シートと組み合せて、まずこの有孔シートに光輝性
フイルムを接着するとその有孔部において光輝性フイル
ムは垂みを生じ、ここへさらに金属光沢フイルムを貼り
合せてやると有孔部においては前記の垂みにより空気を
抱き込みつつ接着され、この部分が有孔部から浮き出し
て、まるで宝石を散りばめた様な光輝模様シートが得ら
れることを知ったのである。
製品に応用することを検討したところ、レース地の様な
有孔シートと組み合せて、まずこの有孔シートに光輝性
フイルムを接着するとその有孔部において光輝性フイル
ムは垂みを生じ、ここへさらに金属光沢フイルムを貼り
合せてやると有孔部においては前記の垂みにより空気を
抱き込みつつ接着され、この部分が有孔部から浮き出し
て、まるで宝石を散りばめた様な光輝模様シートが得ら
れることを知ったのである。
【0007】すなわち本考案は、金銀等の金属光沢を有
する金属光沢シートと有孔部を模様状に設けた有孔シー
トとの間に光輝性フイルムを接着した貼り合せシートで
あって、前記有孔シートの有孔部において前記光輝性フ
イルムは前記金属光沢シートと接着することなく空気を
抱き込んで盛り上がり前記有孔部から浮き出しているこ
とを特徴とする光輝模様シートを要旨とするものであ
り、この光輝性フイルムを予めエンボス加工にて凹凸模
様を施したものにしておくと、一層好適なものになるの
である。
する金属光沢シートと有孔部を模様状に設けた有孔シー
トとの間に光輝性フイルムを接着した貼り合せシートで
あって、前記有孔シートの有孔部において前記光輝性フ
イルムは前記金属光沢シートと接着することなく空気を
抱き込んで盛り上がり前記有孔部から浮き出しているこ
とを特徴とする光輝模様シートを要旨とするものであ
り、この光輝性フイルムを予めエンボス加工にて凹凸模
様を施したものにしておくと、一層好適なものになるの
である。
【0008】本考案を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本考案シートの1実施例の拡大断面図である。こ
の図のように本考案は、有孔部(1)を模様状に設けた
有孔シート(2)の片面にオーロラフイルムと称されて
いる光輝性フイルム(3)が貼り合されており、その光
輝性フイルム(3)の面に金属光沢シート(4)が貼り
合されているのである。つまり、有孔シート(2)と金
属光沢シート(4)との間に光輝性フイルム(3)が貼
り合された3層構造となっている。
図1は本考案シートの1実施例の拡大断面図である。こ
の図のように本考案は、有孔部(1)を模様状に設けた
有孔シート(2)の片面にオーロラフイルムと称されて
いる光輝性フイルム(3)が貼り合されており、その光
輝性フイルム(3)の面に金属光沢シート(4)が貼り
合されているのである。つまり、有孔シート(2)と金
属光沢シート(4)との間に光輝性フイルム(3)が貼
り合された3層構造となっている。
【0009】この光輝性フイルム(3)は有孔シート
(2)の有孔部(1)において垂みを生じて有孔部
(1)内へ盛り上り、金属光沢シート(4)との間に空
気(5)を抱き込んで、有孔部(1)へ浮き出ている様
になっている。その結果、前記したようにこの模様状の
有孔部(1)においては金属光沢シート(4)の金属性
光沢は空気層を介して光輝性フイルム(3)を透過する
ために光輝性フイルム(3)の作用を受けてオーロラ
調、レインボー調に変幻し宝石の如き光輝を放つのであ
る。
(2)の有孔部(1)において垂みを生じて有孔部
(1)内へ盛り上り、金属光沢シート(4)との間に空
気(5)を抱き込んで、有孔部(1)へ浮き出ている様
になっている。その結果、前記したようにこの模様状の
有孔部(1)においては金属光沢シート(4)の金属性
光沢は空気層を介して光輝性フイルム(3)を透過する
ために光輝性フイルム(3)の作用を受けてオーロラ
調、レインボー調に変幻し宝石の如き光輝を放つのであ
る。
【0010】本考案における有孔シート(2)として
は、有孔模様状に織り上げた織物、同じく有孔状の編
物、布地レース、ビニールレース、有孔模様状不織布、
有孔模様状レーヨン紙などが挙げられる。このような有
孔シート(2)に、まず光輝性フイルム(3)を接着さ
せるのである。
は、有孔模様状に織り上げた織物、同じく有孔状の編
物、布地レース、ビニールレース、有孔模様状不織布、
有孔模様状レーヨン紙などが挙げられる。このような有
孔シート(2)に、まず光輝性フイルム(3)を接着さ
せるのである。
【0011】この光輝性フイルム(3)は、前述した通
り、米国マール社より販売されている「オーロラフイル
ム」であり、通常10〜20μの厚さを有している。有
孔シート(2)と光輝性フイルム(3)との接着は、予
めこの光輝性フイルム(3)に熱融着性の樹脂を全面コ
ートしてヒートシール性を与えておき、無地エンボスロ
ールにて有孔シート(2)に熱圧着加工すれば良い。
り、米国マール社より販売されている「オーロラフイル
ム」であり、通常10〜20μの厚さを有している。有
孔シート(2)と光輝性フイルム(3)との接着は、予
めこの光輝性フイルム(3)に熱融着性の樹脂を全面コ
ートしてヒートシール性を与えておき、無地エンボスロ
ールにて有孔シート(2)に熱圧着加工すれば良い。
【0012】この有孔シート(2)と光輝性フイルム
(3)との熱圧着加工において、有孔部(1)に位置す
る光輝性フイルム(3)は貼り合せの際に加熱による伸
長作用が働き微妙な垂みが生じて有孔部(1)内にめり
込んだ状態となるのである。ついで、金属光沢シート
(4)をこの光輝性フイルム(3)面に接着すると、前
記の有孔部(1)内にめり込んだ部分においては金属光
沢シート(4)と光輝性フイルム(3)とは接着せず、
その間に空気(5)を抱き込み盛り上った様になって有
孔部(1)に浮き出るのである。
(3)との熱圧着加工において、有孔部(1)に位置す
る光輝性フイルム(3)は貼り合せの際に加熱による伸
長作用が働き微妙な垂みが生じて有孔部(1)内にめり
込んだ状態となるのである。ついで、金属光沢シート
(4)をこの光輝性フイルム(3)面に接着すると、前
記の有孔部(1)内にめり込んだ部分においては金属光
沢シート(4)と光輝性フイルム(3)とは接着せず、
その間に空気(5)を抱き込み盛り上った様になって有
孔部(1)に浮き出るのである。
【0013】この金属光沢シート(4)としては、金属
蒸着フイルム、アルミニウム箔、アルミニウム貼合紙な
どが挙げられ、好ましくはアルミニウム蒸着フイルムが
最も一般的であり、これを無着色のまま銀色光沢シー
ト、或は黄色に着色して金色光沢シートとして使用すれ
ば良い。なお、金属蒸着フイルムを金属光沢シート
(4)として用いる場合、その金属蒸着層を内側として
貼っても良いが、基材フイルム面を内側とした方が接着
性においてすぐれている。
蒸着フイルム、アルミニウム箔、アルミニウム貼合紙な
どが挙げられ、好ましくはアルミニウム蒸着フイルムが
最も一般的であり、これを無着色のまま銀色光沢シー
ト、或は黄色に着色して金色光沢シートとして使用すれ
ば良い。なお、金属蒸着フイルムを金属光沢シート
(4)として用いる場合、その金属蒸着層を内側として
貼っても良いが、基材フイルム面を内側とした方が接着
性においてすぐれている。
【0014】上記の金属光沢シート(4)と光輝性フイ
ルム(3)面との接着においても、金属光沢シート
(4)に予め熱融着性樹脂による全面コートを施しヒー
トシール性を与えておき、無地エンボスロールにて前記
貼り合せシートの光輝性フイルム(3)面に熱圧着加工
すれば良いのである。この様に本考案においては、無地
エンボスロールによる貼り合せを2度に分けて行うた
め、有孔部(1)において光輝性フイルム(3)と金属
光沢シート(4)との間に空気層ができ、金属性光沢と
光輝性フイルム(3)とが相乗効果を奏してオーロラ
調、レインボー調の金属性光沢すなわち宝石状光輝模様
が得られるのである。
ルム(3)面との接着においても、金属光沢シート
(4)に予め熱融着性樹脂による全面コートを施しヒー
トシール性を与えておき、無地エンボスロールにて前記
貼り合せシートの光輝性フイルム(3)面に熱圧着加工
すれば良いのである。この様に本考案においては、無地
エンボスロールによる貼り合せを2度に分けて行うた
め、有孔部(1)において光輝性フイルム(3)と金属
光沢シート(4)との間に空気層ができ、金属性光沢と
光輝性フイルム(3)とが相乗効果を奏してオーロラ
調、レインボー調の金属性光沢すなわち宝石状光輝模様
が得られるのである。
【0015】図2は本考案シートの他の実施例の拡大断
面図である。この図の実施例では、光輝性フイルム
(3)を有孔シート(2)に貼る前に、予めエンボス加
工により凹凸模様を施したものとなっている。この場
合、光輝性フイルム(3)の凹凸は有孔シート(2)の
有孔部(1)内に複数個が入り込むように出来るだけ小
さい凹凸が好ましく、例えば梨子模様、布目模様などの
凹凸が好適である。
面図である。この図の実施例では、光輝性フイルム
(3)を有孔シート(2)に貼る前に、予めエンボス加
工により凹凸模様を施したものとなっている。この場
合、光輝性フイルム(3)の凹凸は有孔シート(2)の
有孔部(1)内に複数個が入り込むように出来るだけ小
さい凹凸が好ましく、例えば梨子模様、布目模様などの
凹凸が好適である。
【0016】なおこの場合、上記の光輝性フイルム
(3)には予め熱融着性樹脂によるヒートシール性が施
してあるため、凹凸を与えるためのエンボス加工の温度
はこの熱融着性樹脂の融着温度よりも20〜30℃ほど
低い目の温度に設定しておく必要がある。
(3)には予め熱融着性樹脂によるヒートシール性が施
してあるため、凹凸を与えるためのエンボス加工の温度
はこの熱融着性樹脂の融着温度よりも20〜30℃ほど
低い目の温度に設定しておく必要がある。
【0017】この様に凹凸加工を施した光輝性フイルム
(3)を使用して有孔シート(2)に接着すると、有孔
部(1)における光輝性フイルム(3)の垂みが一層発
生しやすくなり、本考案における宝石状光輝がより効果
的に得られるようになると共に、この凹凸模様と宝石状
光輝とが複雑に関係し合って独特な光輝模様を呈する様
になるのである。
(3)を使用して有孔シート(2)に接着すると、有孔
部(1)における光輝性フイルム(3)の垂みが一層発
生しやすくなり、本考案における宝石状光輝がより効果
的に得られるようになると共に、この凹凸模様と宝石状
光輝とが複雑に関係し合って独特な光輝模様を呈する様
になるのである。
【0018】
【実施例】米国マール社製の厚さ12μの「オーロラフ
イルム」(光輝性フイルム)の片面に、塩化ビニール系
の熱融着性樹脂(固形分60%の溶剤型)をウェットに
て10g/m2の割合でグラビヤコーターにより全面コー
トし、80℃以下の低温で乾燥してヒートシール性を付
与した。特にこの乾燥には熱ボケが発生しないように注
意して行う必要があった。
イルム」(光輝性フイルム)の片面に、塩化ビニール系
の熱融着性樹脂(固形分60%の溶剤型)をウェットに
て10g/m2の割合でグラビヤコーターにより全面コー
トし、80℃以下の低温で乾燥してヒートシール性を付
与した。特にこの乾燥には熱ボケが発生しないように注
意して行う必要があった。
【0019】次に、川島織物株式会社から市販されてい
る花柄の布地レースに、上記ヒートシール性を付与した
光輝性フイルムのヒートシール面を接着させた。その接
着は、無地エンボスロールによって、温度140〜15
0℃、圧力15トン、速度6〜8m/分の条件で熱圧着
加工することにより行なった。この場合、温度と圧力は
高い方が好適であり、速度は遅い方が良好な結果が得ら
れた。この様にして得られた貼り合せシートは、レース
柄の有孔部において光輝性フイルムが垂みを生じてその
有孔部内にめり込んだ状態となっていた。
る花柄の布地レースに、上記ヒートシール性を付与した
光輝性フイルムのヒートシール面を接着させた。その接
着は、無地エンボスロールによって、温度140〜15
0℃、圧力15トン、速度6〜8m/分の条件で熱圧着
加工することにより行なった。この場合、温度と圧力は
高い方が好適であり、速度は遅い方が良好な結果が得ら
れた。この様にして得られた貼り合せシートは、レース
柄の有孔部において光輝性フイルムが垂みを生じてその
有孔部内にめり込んだ状態となっていた。
【0020】別途に、厚さ12μのポリエステルフイル
ムの片面にアルミニウムを真空蒸着して黄色に着色して
得られた金色光沢シートを準備し、このフイルム面に前
記と同じ熱融着性樹脂を用いて前記と同様にしてヒート
シール性を付与した。この金属光沢シートのヒートシー
ル性付与面を、前述の貼り合せシートの光輝性フイルム
面に接着させた。この接着も前記と同じ無地エンボスロ
ールを使用し、その加工条件も前記と同様にして行なっ
た。
ムの片面にアルミニウムを真空蒸着して黄色に着色して
得られた金色光沢シートを準備し、このフイルム面に前
記と同じ熱融着性樹脂を用いて前記と同様にしてヒート
シール性を付与した。この金属光沢シートのヒートシー
ル性付与面を、前述の貼り合せシートの光輝性フイルム
面に接着させた。この接着も前記と同じ無地エンボスロ
ールを使用し、その加工条件も前記と同様にして行なっ
た。
【0021】その結果、レース柄の有孔部に垂みを生じ
てめり込んでいた光輝性フイルムは金色光沢シートとの
間に空気を抱き込んで有孔部に盛り上り浮き出た状態と
なって、布地レース側から見るとその模様状の有孔部で
あった部分が全て宝石の様な光輝を放ち、極めて美麗で
豪華な光輝模様シートになっていた。
てめり込んでいた光輝性フイルムは金色光沢シートとの
間に空気を抱き込んで有孔部に盛り上り浮き出た状態と
なって、布地レース側から見るとその模様状の有孔部で
あった部分が全て宝石の様な光輝を放ち、極めて美麗で
豪華な光輝模様シートになっていた。
【0022】また上記の実施例において用いた光輝性フ
イルムを、ヒートシール性を付与した後でこのヒートシ
ール樹脂に影響を及ぼさない70℃前後の温度で、圧力
10トン、速度20m/分の条件にて梨子柄、ダイヤ
柄、布目柄などのエンボス凹凸加工を施してから、布地
レースと貼り合せ以下前記と同様にして種々なる光輝模
様シートを製造したところ、前記実施例と同様あるいは
それ以上の美麗さと豪華さを有する宝石模様状のシート
が得られた。
イルムを、ヒートシール性を付与した後でこのヒートシ
ール樹脂に影響を及ぼさない70℃前後の温度で、圧力
10トン、速度20m/分の条件にて梨子柄、ダイヤ
柄、布目柄などのエンボス凹凸加工を施してから、布地
レースと貼り合せ以下前記と同様にして種々なる光輝模
様シートを製造したところ、前記実施例と同様あるいは
それ以上の美麗さと豪華さを有する宝石模様状のシート
が得られた。
【0023】
【考案の効果】本考案の効果は、従来にない極めて美麗
な光輝模様を有するシートを提供したということであ
る。この光輝模様シートは、オーロラ調、レインボー調
の変幻性光輝を放つ光輝性フイルム(オーロラフイル
ム)と金属光沢シートとを空気層を介して組み合せるこ
とにより得られたものであり、金属性光沢をオーロラ調
やレインボー調に変幻させ従来には全く存在しなかった
宝石状の光輝模様となり、その美麗さと豪華さには驚嘆
させられるのである。
な光輝模様を有するシートを提供したということであ
る。この光輝模様シートは、オーロラ調、レインボー調
の変幻性光輝を放つ光輝性フイルム(オーロラフイル
ム)と金属光沢シートとを空気層を介して組み合せるこ
とにより得られたものであり、金属性光沢をオーロラ調
やレインボー調に変幻させ従来には全く存在しなかった
宝石状の光輝模様となり、その美麗さと豪華さには驚嘆
させられるのである。
【0024】この光輝模様シートを壁紙として使用すれ
ば、結婚式場等に適した豪華絢爛たる雰囲気になり、ま
た包装用の箱や袋に用いると非常にきらびやかな製品に
なるし、その他各種の装飾用シートとしての用途を有
し、極めて高度な有用性を発揮するものである。
ば、結婚式場等に適した豪華絢爛たる雰囲気になり、ま
た包装用の箱や袋に用いると非常にきらびやかな製品に
なるし、その他各種の装飾用シートとしての用途を有
し、極めて高度な有用性を発揮するものである。
【図1】本考案シートの1実施例の拡大断面図である。
【図2】本考案シートの他の実施例の拡大断面図であ
る。
る。
(1) 有孔部 (2) 有孔シート (3) 光輝性フイルム (4) 金属光沢シート (5) 空気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B44F 1/14 B44F 1/14
Claims (2)
- 【請求項1】 金銀等の金属光沢を有する金属光沢シー
トと有孔部を模様状に設けた有孔シートとの間に光輝性
フイルムを接着した貼り合せシートであって、前記有孔
シートの有孔部において前記光輝性フイルムは前記金属
光沢シートと接着することなく空気を抱き込んで盛り上
り前記有孔部から浮き出していることを特徴とする光輝
模様シート。 - 【請求項2】 光輝性フイルムに予めエンボス加工によ
り凹凸模様を施した請求項1記載の光輝模様シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051375U JP2573578Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 光輝模様シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992051375U JP2573578Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 光輝模様シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065952U JPH065952U (ja) | 1994-01-25 |
JP2573578Y2 true JP2573578Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=12885205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992051375U Expired - Lifetime JP2573578Y2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 光輝模様シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2573578Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003127600A (ja) * | 2001-10-24 | 2003-05-08 | Origin Kogyo Kk | 額縁フレームの化粧方法 |
JP2007030238A (ja) * | 2005-07-25 | 2007-02-08 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 金属調多層成形体および金属調多層成形体の製造方法 |
JP2014226782A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-08 | 象印マホービン株式会社 | 装飾構造及び装飾構造が配設された家電機器 |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP1992051375U patent/JP2573578Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH065952U (ja) | 1994-01-25 |
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