JP2003127600A - 額縁フレームの化粧方法 - Google Patents

額縁フレームの化粧方法

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JP2003127600A
JP2003127600A JP2001325875A JP2001325875A JP2003127600A JP 2003127600 A JP2003127600 A JP 2003127600A JP 2001325875 A JP2001325875 A JP 2001325875A JP 2001325875 A JP2001325875 A JP 2001325875A JP 2003127600 A JP2003127600 A JP 2003127600A
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frame
resin sheet
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color
color tone
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JP2001325875A
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Kazuchika Hirohashi
和親 広橋
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルマイト加工に見られないような金属光沢
の重厚な質感を有する独特の色合いを背景に模様が表
れ、しかも、色合い等に均一性が取れる額縁フレームの
化粧方法を提供する。 【解決手段】 透明または半透明の透過性を有する樹脂
シートの一面または両面に、透過性が維持されるように
して印刷または顔料の練り込みにより模様を形成し、額
縁のフレームとなるアルミ形材の表面にその樹脂シート
を貼り合わせ、アルミ形材の地肌が樹脂シートを透過す
る色調とともに模様が表現される化粧フレームを作るこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フレーム素材と
してのアルミ形材に模様を施す額縁フレームの化粧方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、額縁のフレーム素材は、一般的
に、木、合成樹脂、金属等であって、そのうち、木や合
成樹脂であると、そのままの地肌で用いられることもあ
るが、素材表面の不揃いを均一化し、さらには積極的に
カラー化、化粧化を図るために、塗装やシートラッピン
グ加工、木工パテ加工などが表面に施されることが多
い。また、金属製として一般的なアルミ形材では、アル
マイト加工により金属光沢を出し、あるいは木目模様が
表される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アルミ形材にアルマイ
ト加工により模様を表す場合には、木目模様にほぼ限ら
れるだけでなく、金属面の地肌の制約から木のような質
感を表すことが不可能であり、装飾的要素の強い額縁に
使用するには違和感があり適しなかった。そこで、額縁
においては、模様のないアルマイト加工のフレームが金
属の質感により作品を引き立たせるために好評を得て多
用される。しかし、アルマイト加工ではロット毎に色合
いに濃淡のバラツキが生じやすいため、額縁の枠組みに
色合いの均一性が得られ難い不都合があり、また、表面
に何らかの原因で傷がついたときには、商品価値を喪失
し使用できなく、廃棄処分することになるために、これ
がコストに影響していた。
【0004】一方、模様を付したフイルム等を貼り合わ
せるシートラッピング加工の場合であると、模様が印刷
等により限定されなく多様となり、また、傷を隠すこと
になる利点を有するが、シートで全ての表現とするもの
であったので、不透明なシート(例えば、裏面に発泡フ
イルムを貼り合わせたシート)を使用したり、全面に濃
い印刷によりフレームの地肌を見せない手法を取ってい
たので、これをアルミ形材に適用した場合には、額縁に
適している金属光沢を全く失うという問題があった。
【0005】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
アルマイト加工に見られないような金属光沢の重厚な質
感を有する独特の色合いを背景に模様が表れ、しかも、
色合い等に均一性が取れる額縁フレームの化粧方法を提
供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、透明または半透明の透過性を有する
樹脂シートの一面または両面に、透過性が維持されるよ
うにして印刷または顔料の練り込みにより模様を形成
し、額縁のフレームとなるアルミ形材の表面にその樹脂
シートを貼り合わせ、アルミ形材の地肌が樹脂シートを
透過する色調とともに模様が表現される化粧フレームを
作ることを特徴とする額縁フレームの化粧方法を構成し
た。
【0007】
【作 用】上記の構成によれば、アルミ形材の地肌を樹
脂シートを通して見せることになるため、金属光沢に重
厚さが加わることによって独特の色合いが表出され、そ
れと、模様が織りなす奥深い工芸的表現となる。また、
アルミ形材の地肌に色のバラツキがあっても均一化さ
れ、傷があっても隠される。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明においては、アルミ形材
1にはアルマイト加工が施されていることは必ずしも要
しない。押出のままの素材であると、傷が生じやすいが
それが樹脂シート3で隠蔽されるし、アルマイト加工が
施されて色合いに不均一が生じていてもそれが均一化さ
れるので、いずれにしても不良品の発生がなくなり生産
管理も容易となり、結果的にコスト安となる。
【0009】色合いについては、樹脂シート3が無色で
あると、押出のままの地肌または灰色のアルマイト加工
において、ステンレス調となり、黄色のアルマイト加工
においてゴールド調となるというように色合いが様々と
なり、また、樹脂シートの色彩においてさらに色彩が多
様に変化し、いずれも、色調が安定化されるばかりでな
く、微妙な色合いや職人的色合いも印刷等の併合で表出
できる。
【0010】模様5については、作品を引き立たせるよ
う様々の表現を採ることができる(請求項2ないし
4)。ちなみに、額縁自体の装飾性を高めるために、草
花、動物等の象形模様を表せば、例えば子供向けに適す
ることになる。さらに、アルミ形材1にバフ、ブラス
ト、エッチング処理等で模様を施すことによって、樹脂
シート3の模様5と合わせ表現とすることもできる。
【0011】樹脂シート3の材質については、例えば、
塩化ビニール、ペット(PET)等のフイルムやシート
を好適に使用できる。また、複合化させることもある
(図12参照)。この樹脂シート3に印刷を施すにはグ
ラビア印刷が適しており、また、顔料の練り込みによる
ときには、例えば、樹脂シート3の表面を溶融させて顔
料を付着させる。顔料には、例えば、金属や岩石、パー
ル等の極微細ビーズや粉末を使用することにより、シー
ト内回折光を伴う地肌2の複雑な反射光が得られ、多彩
な光沢感のある額縁材料を作ることができる。また、色
の変化を点在化させることで、和紙に見られるような繊
維の透き絵や箔を散りばめたような模様を出すことがで
きる。そして、以上の手法を適宜組み合わせることで、
多彩な化粧を自在に施すことができる。
【0012】樹脂シート3の張り合わせには、例えば、
二液性の接着剤を使用し、これをシート側に塗布してア
ルミ形材1に貼り、加熱して活性化させて溶剤を飛ばし
て接着を強化できる。なお、接着位置を機械化するとき
には、樹脂シート3が透明であることから感度の良好な
センサーを使用する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、アルミ形材の地肌に透過性を有する樹脂シートを貼
り合わせるため、アルマイト加工に見られないような金
属光沢の重厚な質感を有する独特の色合いを自由に出す
ことができ、その色合いが背景となる模様を印刷等で表
すことになるので、作品に応じてそれを引き立たせる多
彩な化粧フレームの製造が自在となり、しかも、色合い
や模様に均一性が得られ、アルミ形材に傷があっても隠
れることから、殊に、アルマイト未処理の形材を使用す
ると、化粧フレームの製造がコスト安となる等の優れた
効果がある。
【0014】
【実施例】次に、この発明の代表的な幾つかの実施例を
図面に基づいて説明する。
【0015】この発明による額縁フレームの化粧方法
は、フレーム素材としてのアルミ形材1の表面に樹脂シ
ート3を貼り合わせて化粧フレームFを作るもので、そ
の樹脂シート3には予め模様5が形成される。
【0016】図1ないし図4は一実施例を示したもの
で、図1は模様5を形成した化粧フレームFを示し、図
2は樹脂シート3を貼り合わせる要領を示し、図3は図
1の化粧フレームFの平面図を示し、図4は組み立てら
れた額縁Gを示す。アルミ形材1は、アルマイト加工未
処理で灰色のシルバー色の地肌2を有する。なお、断面
については、額縁の裏側となる後面壁7と外周となる上
面壁9とからなるL字形を基本として、後面壁7と上面
壁9との間に前方へ開口する蟻溝11がL字形の連結金
具の挿入口として形成され、その下に裏板を止める係止
溝13を設け、上面壁9の端に前面縁15を形成し、こ
れで作品や透明板の係止溝17が設けられる。
【0017】樹脂シート3には塩化ビニールの透明フイ
ルムを使用し、その表面に言わばパルプ繊維を無秩序に
重ね配した模様5をグラビア印刷により表わした。これ
を額縁において見える全範囲、つまり、後面壁7の下端
内側から前面縁15の下端内側に至るまで貼り合わせる
(図2)。アルミ形材1の地肌2は、樹脂シート3と繊
維の疎密模様5を通って光沢が淡く緩和され、透き和紙
調の外観を呈するので、例えば、寂のある風景の日本画
を展示する額縁Gに適する。これとは違って、地肌2を
金色にアルマイト加工されていると、きらびやかな装飾
画の展示に適する額縁Gとなる。
【0018】図5および図6は他の実施例を示したもの
で、この場合は、樹脂シート3に色彩を付するととも
に、一端から他端に徐々にその色彩を薄くすることによ
り、透明度を変化させてある(グラデーション模様)。
図面ではその表現が難しいので、線の疎密により表し
た。このようなグラデーション模様によれば、視線を額
縁の枠内に誘導しやすい。
【0019】図7および図8は、樹脂シート3に交互に
色彩を変えたツートンカラー(複数カラー)の場合であ
って、この模様5では、化粧フレームFの識別がはっき
りするので、額縁に納まる作品が室内空間から区画され
やすい。
【0020】図9ないし図11は、アルミ形材1の幅中
央部に樹脂シート3を貼り合わせたものであるが、その
両端の縁がアルミ形材1の窪み屈折箇所に位置させてあ
るため、樹脂シート3が剥離するおそれはない。また、
この場合は、樹脂シート3に顔料16を練り込みにより
付着して梨地模様5が表されている(図11)。
【0021】図12は、和紙18の両面に透明フイルム
19,19を貼り合わせた複合樹脂シート3を示したも
ので、このようにした場合には、和紙の模様が透けて暮
れ模様に表れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明により製造した化粧フレームを一部切
り欠いて示す斜視図である。
【図2】同化粧フレームの製造においてアルミ形材に樹
脂シートを貼り合わせる要領を説明する断面図である。
【図3】同化粧フレームの平面図である。
【図4】同化粧フレームにより組み立てた額縁を示す正
面図である。
【図5】他の実施例を示す図2に対応する断面図であ
る。
【図6】同実施例による化粧フレームの平面図である。
【図7】他の実施例を示す図2に対応する断面図であ
る。
【図8】同実施例による化粧フレームの平面図である。
【図9】他の実施例を示す図2に対応する断面図であ
る。
【図10】同実施例による化粧フレームの平面図であ
る。
【図11】同実施例における樹脂シートの拡大断面図で
ある。
【図12】他の実施例を示す樹脂シートの拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
F 化粧フレーム 1 アルミ形材 2 地肌 3 樹脂シート 5 模様

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明または半透明の透過性を有する樹脂
    シートの一面または両面に、透過性が維持されるように
    して印刷または顔料の練り込みにより模様を形成し、額
    縁のフレームとなるアルミ形材の表面にその樹脂シート
    を貼り合わせ、アルミ形材の地肌が樹脂シートを透過す
    る色調とともに模様が表現される化粧フレームを作るこ
    とを特徴とする額縁フレームの化粧方法。
  2. 【請求項2】 樹脂シートに形成する模様を、幅方向に
    徐々に色の濃度、透明度、彩度、色調等で変化するグラ
    デーション模様とすることを特徴とする請求1記載の額
    縁フレームの化粧方法。
  3. 【請求項3】 樹脂シートに形成する模様を、複数の色
    彩からなるツートンカラーとすることを特徴とする請求
    項1記載の額縁フレームの化粧方法。
  4. 【請求項4】 樹脂シートに形成する模様を、凹凸加工
    により表すことを特徴とする請求項1記載の額縁フレー
    ムの化粧方法。
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Citations (6)

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