JP2000105861A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2000105861A
JP2000105861A JP10275198A JP27519898A JP2000105861A JP 2000105861 A JP2000105861 A JP 2000105861A JP 10275198 A JP10275198 A JP 10275198A JP 27519898 A JP27519898 A JP 27519898A JP 2000105861 A JP2000105861 A JP 2000105861A
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fan
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blower
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Shokichi Nagumo
章吉 南雲
Hiroshi Ishida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一箇所のねじ止めで確実に送風ファン等を固定
でき、組み付け及びメンテナンスが容易な自動販売機を
提供する。 【解決手段】庫内を空気を循環する送風ユニット4を備
えた自動販売機において、送風ユニット4を矩形の送風
ファン41と送風ファン41が後面から嵌め込まれ送風
ファン41の後面及び側面を保持する矩形のファンダク
ト42とからなり、ファンダクト42の後面に送風ファ
ン41の前面を押さえる押さえ板43を取り付けた構造
となっている。これにより、送風ファン41の前面を押
さえ板43で押さえるだけで、送風ファン41をファン
ダクト42に固定できる。また、この送風ファン41を
ファンダクト42に取り付ける際に、押さえ板43の上
部フランジ431はねじ固定するが、下部フランジ43
2はファンダクト42に挿入係止するだけでよく、ねじ
本数を少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は庫内空気を循環する
送風ユニット及び加熱源であるヒータユニットの組み付
け構造を改良した自動販売機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の送風ユニット及びヒータ
ユニットを庫内に設置するときは、送風ユニットの送風
ファンとファンダクトとを前後に配置し、このファンダ
クトの後面に送風ファンをねじ止めし、更に、このファ
ンダクトに送風ファンの後側からヒータユニットをねじ
止めした構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、送風ファン
をファンダクトに固定する際、また、ヒータユニットを
はファンダクトに固定する際は、その取り付け強度を確
保するため、それぞれ少なくとも2個のねじを用いて固
定していた。
【0004】しかしながら、ねじ止め箇所が多数となる
ため、組み付け作業が面倒で、組み付け性更にはメンテ
ナンスの点でも不利なものとなっていた。
【0005】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、一
箇所のねじ止めで確実に送風ファン等を固定でき、組み
付け及びメンテナンスが容易な自動販売機を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の発明は、庫内を空気を循環する送
風ユニットを備えた自動販売機において、送風ユニット
を矩形の送風ファンと送風ファンが後面から嵌め込まれ
送風ファンの後面及び側面を保持する矩形のファンダク
トとからなり、ファンダクトの後面には送風ファンの前
面を押さえる押さえ板を取り付けた構造となっている。
【0007】この発明によれば、送風ファンの後面及び
側面がファンダクトにより保持されているため、送風フ
ァンの前面を押さえ板で押さえるだけで、送風ファンを
ファンダクトに固定できる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に係る押さえ
板において、この押さえ板の上部フランジはねじ固定す
るが、下部フランジはファンダクトに挿入係止するだけ
でよく、ねじ本数を少なくできる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に係る押さえ
板において、押さえ板が弾性材で形成され、その下部フ
ランジが横長穴に向かって屈曲しているので、押さえ板
をねじ固定した際に送風ファンが押さえ板の弾性力によ
り押さえられ、取り付け時に加わる送風ファンに対する
外力が小さくなっている。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
の自動販売機において、ヒータユニットの上部はねじ固
定されるが、下部は引っ掛け板をファンダクトの縦長穴
に挿入係止すればよく、これまたねじ本数を少なくでき
る。
【0011】請求項5の発明は、請求項4の引っ掛け板
において、この引っ掛け板をその案内溝に沿って縦長穴
に挿入し、嵌め込み溝を縦長穴の下端に引っ掛けること
により、ヒータユニットが固定される。ここで、案内溝
が溝幅が徐々に大きくなるよう斜め下方に向かって開い
ているので、縦長穴に引っ掛け板を容易に係止できる
し、取り付け後のガタを押さえることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明に係るショ
ーケースの一実施形態を示すもので、図1は自動販売機
の縦断面図、図2は送風ユニット及びヒータユニットの
組み付け斜視図、図3は送風ユニットの断面図、図4は
送風ユニット及びヒータユニットの上部断面図、図5は
送風ユニット及びヒータユニットの下部拡大断面図であ
る。
【0013】本発明に係る自動販売機は、図1に示すよ
うに、内部に商品を収納するサーペンタインラック1を
複数有するもので、その下部及び背面には送風ダクト2
を形成している。この送風ダクト2の下部には庫内冷却
用の蒸発器3、送風ユニット4及び庫内加熱用のヒータ
ユニット5を有している。この送風ユニット4を駆動す
ることにより蒸発器3で冷却された空気やヒータユニッ
ト5で加熱された空気が実線矢印に示すように庫内に循
環し、コールド商品或いはホット商品を冷却或いは加熱
するようになっている。
【0014】このような構成は従来の自動販売機におい
ても同様であり、本発明はこの送風ユニット4及びヒー
タユニット5の組み付け構造に特徴を有する。
【0015】まず、この送風ユニット4の構造を図2及
び図3を参照して説明する。この送風ユニット4は送風
ファン41と、この送風ファン41を収容するファンダ
クト42と、送風ファン41をファンダクト42内に保
持する弾性材(例えばスチールプレート)で形成された
押さえ板43で構成されている。この送風ファン41は
扁平矩形状のファンケーシング411にDCモータ41
2を内蔵するもので、小型のものを使用している。
【0016】ファンダクト42は前方を開口した矩形状
の筐体421で構成され、この筐体421の後面には送
風ファン41を挿入するファン出し入れ口422を形成
している。このファン出し入れ口422の上下端にはそ
れぞれ前方に向かって延設した上板423及び下板42
4を有しており、この上下板423,434により収容
された送風ファン41のファンケーシング411の上下
面を保持している。また、各上下板423,424の先
端コーナ部には前ストッパ425が上下に屈曲してお
り、この前ストッパ425により送風ファン41のファ
ンケーシング411の後面を押さえている。更に、ファ
ン出し入れ口422の左右には前方に屈曲した左右スト
ッパ426が形成され、この左右ストッパ426により
ファンケーシング411を左右から保持している。更に
また、筐体421の背面で上部中央には上下に2個のね
じ穴427a,427bを穿設する一方、下部中央には
スリット状の横長穴428を形成し、更に下部両側には
2個のスリット状の縦長穴429を形成している。
【0017】押さえ板43はファン出し入れ口422よ
り多少大きく形成した矩形状の板であり、上端中央には
上方に突出した上部フランジ431を形成し、下部中央
には下方に突出した下部フランジ432を形成してい
る。この上部フランジ431はその中央にねじ穴433
を穿設し、このねじ穴433及び筐体421のねじ穴4
27aにねじ434を通し、押さえ板43の上部をファ
ンダクト42に固定している。一方、下部フランジ43
2は筐体421の横長穴428に挿入されるもので、こ
の挿入により押さえ板43の下部をファンダクト42に
固定している。なお、この下部フランジ432は、図3
に示すように、ファンダクト42の内側に向かって多少
屈曲している。
【0018】ヒータユニット5は矩形状のヒータケーシ
ング51と電熱ヒータ52とから構成されたもので、ヒ
ータケーシング51の前側上部には上方に突出した取り
付けフランジ511が形成されている。また、この取り
付けフランジ511の中央にはねじ穴512が穿設さ
れ、このねじ穴512及び筐体421のねじ穴427b
にねじ513を通し、図4に示すように、ヒータユニッ
ト5の上部をファンダクト42に固定している。一方、
ヒータケーシング51の下部両側には引っ掛け板514
が前方に突出するよう形成されている。この引っ掛け板
514は筐体421の縦長穴429に挿入係止されるも
ので、図5に示すように、縦長穴429の深さ寸法より
僅かに大きい溝幅を有する嵌め込み溝514aと、嵌め
込み溝514aから溝幅が徐々に大きくなるよう斜め下
方に向かって開いた案内溝514bとを有しており、こ
の両者の溝514a,514bを通じて引っ掛け板51
4を縦長穴429に挿入係止している。
【0019】電熱ヒータ52は蛇行状にヒータユニット
5内に配置されている。また、図4に示すように、ヒー
タケーシング51はその上板及び側板に内側に向かって
切り起こされた取り付け板515を有し、この取り付け
板515に碍子516を介して電熱ヒータ52を取り付
け、ヒータケーシング51内に固定されている。
【0020】次に、以上のように構成された送風ユニッ
ト4及びヒータユニット5の組み付け方法を特に図2を
参照して説明する。
【0021】まず、ファン出し入れ口422を通じて送
風ファン41をファンダクト42内に挿入し、上下板4
23,424間に嵌め込む。これにより、送風ファン4
1の上下面が上下板423,424で、送風ファン41
の後面が前ストッパ425で、送風ファン41の左右が
左右ストッパ426でそれぞれ保持される。
【0022】このように送風ファン41をファンダクト
42内に収納した後、押さえ板43をファン出し入れ口
422の後側から当て、下部フランジ432を横長穴4
28に挿入する。しかる後、上部フランジ431をファ
ンケーシング42の前面側に当て、各ねじ穴433,4
27aを通じてねじ434で止める。これにより、送風
ファン41の前面側が押さえ板43で押さえられ、送風
ファン41がファンダクト42内に完全に収納される。
【0023】以上の工程で送風ユニット4の組立が完了
し、その後ヒータユニット5を送風ユニット4に組み付
ける。即ち、ヒータユニット5の引っ掛け板514をフ
ァンダクト42の縦長穴429に挿入する。ここで、引
っ掛け板514はその案内溝514bを通じて縦長穴4
29の下端が嵌め込み溝514aに導かれ、縦長穴42
9の下端に嵌め込み溝514aが嵌め込まれる。この嵌
め込み作業が終了したときは、取り付けフランジ511
のねじ穴512及びファンケーシング42のねじ穴42
7bを通じてねじ513で止める。これにより、ヒータ
ユニット5の送風ユニット4への組み付けが完了する。
【0024】本実施形態によれば、送風ファン41をフ
ァンダクト42に収納する際、送風ファン41の後面及
び側面が各ストッパ425,426で保持されているた
め、送風ファン41の前面を押さえ板43で押さえるだ
けで、送風ファン41をファンダクト42に固定でき
る。
【0025】また、押さえ板43をファンダクト42に
取り付ける際に、押さえ板43の下部フランジ432が
ファンダクト42の内側に向かって屈曲しているので、
この押さえ板43が板バネ性を備えこの弾発力により送
風ファン41を保持する。従って、送風ファン41の取
り付け時の外力が小さくて済み、送風ファン41に対す
る過度な固定が防止される。
【0026】更に、ヒータユニット5の引っ掛け板51
4をファンダクト42の縦長穴429に挿入係止する際
に、引っ掛け板514が傾斜した案内溝514bを通じ
て嵌め込み溝514aに容易に案内されるため、ヒータ
ユニット5の組み付け作業が簡単になるし、また、一
旦、縦長穴429が嵌め込み溝514aに嵌め込まれた
後は、容易に外れることがない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、送風ファンの後面及び側面がファンダクトによ
り保持されているため、送風ファンの後面を押さえ板で
押さえるだけで、送風ファンをファンダクトに固定でき
る。
【0028】請求項2の発明によれば、押さえ板の上部
フランジはねじ固定するが、下部フランジはファンダク
トに挿入係止するだけでよく、ねじ本数を少なくでき、
メンテナンスが容易になるとともに、コスト安になる。
【0029】請求項3の発明によれば、下部フランジは
横長穴に向かって屈曲しているので、押さえ板をねじ固
定した際に送風ファンが押さえ板の弾性力により押さえ
られており、送風ファンに対する外力が小さく、送風フ
ァンの変形等を防止できる。
【0030】請求項4の発明によれば、ヒータユニット
の上部はねじ固定されるが、下部は引っ掛け板をファン
ダクトの縦長穴に挿入係止すればよく、これまたねじ本
数を少なくでき、メンテナンスが容易になるとともに、
コスト安になる。
【0031】請求項5の発明によれば、ヒータユニット
を送風ユニットに容易に取り付けることができるし、ま
た、取り付け後のガタの発生を押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動販売機の縦断面図
【図2】送風ユニットとヒータユニットの組み付け斜視
【図3】送風ユニットの縦断面図
【図4】ヒータユニットの上部の組み付け状態を示す断
面図
【図5】ヒータユニットの下部の組み付け状態を示す拡
大断面図
【符号の説明】
4…送風ユニット、5…ヒータユニット、41…送風フ
ァン、42…ファンダクト、43…押さえ板、52…電
熱ヒータ、425,426…ストッパ、428…横長
穴、429…縦長穴、431…上部フランジ、432…
下部フランジ、511…取り付けフランジ、514…引
っ掛け板、514a…嵌め込み溝、514b…案内溝。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内を空気を循環する送風ユニットを備
    えた自動販売機において、 前記送風ユニットを矩形の送風ファンと該送風ファンが
    後面から嵌め込まれ該送風ファンの後面及び側面を保持
    する矩形のファンダクトとからなり、該ファンダクトの
    後面には該送風ファンの前面を押さえる押さえ板を取り
    付けたことを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記押さえ板はその上部に上方に突出す
    る上部フランジを、その下部には下方に突出する下部フ
    ランジをそれぞれ有するとともに、該上部フランジは前
    記ファンダクトにねじ止めされ、該下部フランジは該フ
    ァンダクトの後面の横長穴に挿入係止されることを特徴
    とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記押さえ板は弾性材で形成するととも
    に、下部フランジは前記長穴に向かって僅かに屈曲して
    いることを特徴とする請求項2記載の自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記押さえ板の後面にヒータユニットを
    配置するとともに、該ヒータユニットはその上部に上方
    に突出する取り付けフランジを、その下部両側に前方に
    突出する引っ掛け板をそれぞれ有し、該取り付けフラン
    ジは前記ファンダクトにねじ止めされ、各引っ掛け板は
    縦長穴に挿入係止されることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3の何れか1項記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記引っ掛け板は前記縦長穴の下端に嵌
    め込まれる嵌め込み溝と、該嵌め込み溝から溝幅が徐々
    に大きくなるよう斜め下方に向かって開き該縦長穴の下
    端を該嵌め込み溝に案内する案内溝とを有することを特
    徴とする請求項4記載の自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007072963A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Sanden Corp 自動販売機
JP2010160573A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機の庫内送風構造

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