JP3763213B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、缶,壜商品を販売する自動販売機、詳しくは自動販売機の庫内底部に組み込んだ商品搬出シュータの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、図3にサーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自動販売機の構成を示す。図において、1は断熱筐体としてなるキャビネット、2はその前面扉、3は前面扉2の下部に開口する商品取出口、4は断熱内扉、5はキャビネット1庫内に収設したサーペンタイン式商品収納ラック、5aはベンド機構であり、庫内底部側には冷却/加熱ユニット6,および商品収納ラック5から落下搬出した商品7を受け止めて商品取出口3に送出する商品搬出シュータ8が配備されている。ここで、商品搬出シュータ8はその底面に多数の通風穴をパンチングした板金加工品としてなり、図示のような前傾姿勢で庫内底部に装着されている。なお、9は庫内の背面側に敷設した庫内を循環する冷気,ないし暖気を冷却/加熱ユニット6に導風する背面ダクトである。
【0003】
かかる構成で、販売指令に基づいて商品収納ラック5から下方に落下搬出した商品7はシュータ8の上に着地し、シュータの斜面を滑動して商品取出口3に送出される。
次に、前記した商品搬出シュータ8の従来における取付け構造を図4,図5に示す。すなわち、シュータ8の前後端縁には舌片状に突き出した左右一対の爪部8a,およびねじ穴を開けたねじ座8bが形成されている。一方、前記爪部8a,ねじ座8bに対向して、キャビネット庫内の後部に配した背面ダクト9には前記爪部8aを差し込むスリット溝9aを形成し、さらにキャビネット1の庫内底板(商品収納庫の底を仕切る断熱壁で、薄鋼板に断熱材を貼り合わせたパネル)1aにはその前縁から起立するシュータ支持座1a-1が形成してある。そして、シュータ8を庫内に組み込むには、後部側の爪部8aを背面ダクト9のスリット溝9aに差し込み、前縁側のねじ座8bと底板1aのシュータ支持座1a-1に開けたねじ穴との間にねじ10を螺合して締結固定するようにしている。また、前記底板1aの前縁に沿って樹脂成形品で作られた帯状の化粧枠11が装着されている。この化粧枠11は断面L字形の取付基部11aの前面から上向きに鰭状の前壁部11bが張り出した溝付き形状になり、その取付基部11aと前壁部11bとの間の隙間に底板1aの鋼板を差し込み、かつ前壁部11bの前面には長手方向に沿って断熱内扉4(図3参照)との間をシールするガスケット12が被着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した商品搬出シュータ8の従来における取付け構造では、その取扱い面で次に記すような難点がある。
すなわち、図5で示したように従来構造ではシュータ8の前縁側ねじ座8bを底板1aにねじ止め固定している。一方、自動販売機を据付けたロケーション先で庫内の清掃,冷却/加熱ユニットなどの点検,補修を行う場合には、その都度商品搬出シュータ8を取り外す必要がある。この場合に、商品搬出シュータ8が庫内の底板1aにねじ止めされていると、ドライバを使って締結ねじ10を着脱する厄介な作業を要する。
【0005】
この発明は上記の点にかんがみなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、ねじ操作を一切要することなく、庫内底部に配した商品搬出シュータをワンタッチ操作で簡単に着脱できるよう改良して保守,点検時のサービス性改善を図った自動販売機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、キャビネットの庫内底部に、庫内の商品収納ラックから落下搬出した商品を商品取出口へ送出する商品搬出シュータを備えた自動販売機において、前記商品搬出シュータの前後端縁に差し込み爪部を突き出し形成し、後縁側の爪部をキャビネット庫内の背面ダクトに形成したスリット穴に前方から差し込み、前縁の爪部をキャビネット庫内の底板前縁に敷設した溝付き化粧枠の溝に嵌め込んで商品搬出シュータを定位置に係止固定する(請求項1)ものとする。
【0007】
また、前記化粧枠は、その取付基部の前面から鰭状に張り出した前壁部を有し、かつこの前壁部の上縁から背後に突出して商品搬出シュータの前縁側爪部と係合し合うストッパ部を形成した構成とする(請求項2)。
かかる構成によれば、商品搬出シュータの着脱にはねじ操作が一切必要なく、シュータの前後端縁に突き出し形成した差し込み爪部を背面ダクト,および内箱の底板前縁に敷設した溝付き化粧枠の溝に嵌め込むだけのワンタッチ操作でシュータを簡単に着脱することがでる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1(a),(b),および図2の実施例に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図5に対応する同一部材には同じ符号が付してある。
〔実施例1〕
図1(a),(b)において、商品搬出シュータ8の前縁には図5のねじ座8bに代えて、先端を前方に折り返した舌片状の差し込み爪部8cが形成されている。一方、庫内側の底板1aの前縁に装着した化粧枠(樹脂成形品)11には、その前壁部11bの上縁から背後に向けて鉤形に突き出すストッパ部11b-1が形成されている。なお、図示されてないが、商品搬出シュータ8の後縁側には従来例(図4参照)と同様に、庫内の背面ダクト9のスリット溝9aに差し込む爪部8aが形成されている。
【0009】
かかる構成で、商品搬出シュータ8を庫内に組み込むには、図4で述べたと同様に後縁側の爪部を背面ダクトのスリット溝に前方から差し込んで係止した後、前縁側の爪部8cを図1(b) のように上方から化粧枠11の前壁部11bと底板1aの前縁から起立したシュータ支持座1a-1との間の隙間に押し込む。これにより、先端を折り返した爪部8cが化粧枠11の前壁部11bのストッパ部11b-1に引っ掛かってこの位置に係止固定される。また、商品搬出シュータ8を取り外す場合には、化粧枠11の前壁部11bを手前に引き寄せてそのストッパ部11b-1とシュータ8の爪部8cとの係合を外すことにより、化粧枠11の溝部から上方へ簡単に引き抜くことができる。
【0010】
〔実施例2〕
図2は先記実施例1の変形例の実施例である。この実施例においては、商品搬出シュータ8の前縁側爪部8cの板面に前方に向けて襞状の突起部が形成されている。そして、図1(b) で述べたと同様に粧枠11の溝内に上方から押し込むと、前記の襞状突起部が前壁部11bのストッパ部11b-1に引っ掛かってこの位置に係止固定される。また、シュータ8を取り外す場合には、化粧枠11の前壁部11bの上端を広げてそのストッパ部11b-1とシュータ8の爪部8cとの係合を外すことで、化粧枠11の溝部から上方へ引き抜くことができる。
【0011】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の構成によれば、商品搬出シュータの前後端縁に差し込み爪部を突き出し形成し、後縁側の爪部をキャビネット庫内の背面ダクトに形成したスリット穴に前方から差し込み、前縁の爪部をキャビネット庫内の底板前縁に敷設した溝付き化粧枠の溝に嵌め込んで商品搬出シュータを定位置に係止固定したことにより、キャビネットの庫内底部に配備した商品搬出シュータを嵌め込み式のワンタッチ操作で簡単に着脱することができ、シュータをねじ止めした従来の取付け構造と比べて保守,点検時のサービス性改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に対応する商品搬出シュータの前部取付け構造図であり、(a) はシュータの取付状態を表す断面側視図、(b) はその取付操作の説明図
【図2】この発明の実施例2に対応する商品搬出シュータの前部取付け構造を表す断面側視図
【図3】この発明の実施対象となる自動販売機の全体構成図
【図4】図3における商品搬出シュータの従来における取付け方を表した分解斜視図
【図5】図4における商品搬出シュータの前部取付け構造を表す拡大断面側視図
【符号の説明】
1 キャビネット
1a 庫内の底板
8 商品搬出シュータ
8a 後縁側の差し込み爪部
8c 前縁側の差し込み爪部
9 背面ダクト
9a スリット溝
11 化粧枠
11a 取付基部
11b 前壁部
11b-1 ストッパ部
Claims (2)
- キャビネットの庫内底部に、庫内の商品収納ラックから落下搬出した商品を商品取出口へ送出する商品搬出シュータを備えた自動販売機において、前記商品搬出シュータの前後端縁に差し込み爪部を突き出し形成し、後縁側の爪部をキャビネット庫内の背面ダクトに形成したスリット穴に前方から差し込み、前縁の爪部をキャビネット庫内の底板前縁に敷設した溝付き化粧枠の溝に嵌め込んで商品搬出シュータを定位置に係止固定したことを特徴とする自動販売機。
- 請求項1記載の自動販売機において、化粧枠がその取付基部の前面から鰭状に張り出した前壁部を有し、かつこの前壁部の上縁から背後に突出して商品搬出シュータの前縁側爪部と係合し合うストッパ部を形成したことを特徴とする自動販売機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP22611698A JP3763213B2 (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP22611698A JP3763213B2 (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 自動販売機 |
Publications (2)
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JP2000057427A JP2000057427A (ja) | 2000-02-25 |
JP3763213B2 true JP3763213B2 (ja) | 2006-04-05 |
Family
ID=16840095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22611698A Expired - Fee Related JP3763213B2 (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3763213B2 (ja) |
-
1998
- 1998-08-10 JP JP22611698A patent/JP3763213B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000057427A (ja) | 2000-02-25 |
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