JP3817902B2 - 自動販売機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動販売機のキャビネット庫内に配線したハーネスをカバーする配線カバーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
頭記した自動販売機では、キャビネットの庫内に搭載した商品収納ラック,冷却/加熱ユニットに対して、商品収納ラックに装備したベンド機構のアクチュエータ(モータ,ソレノイド),売切検知スイッチ、冷却/加熱ユニットに内蔵した庫内ファン,ヒータ,サーモスタットなどの各種電装部品と機内の機械室に配した電源,制御用の電装ボックスとの間を接続してキャビネット庫内に電源,制御ラインのハーネスが配線されており、かつこのハーネスを庫内に備えた配線カバ
ーで覆うようにしている。
【0003】
次に、自動販売機の庫内に装備した前記配線カバーの従来の取付構造を図2,図3に示す。図2において、1は自動販売機のキャビネット、2はその前面外扉、2aは外扉2に備えた商品取出口、3は断熱内扉、4は商品収納ラック、4aはベンド機構、5は冷却/加熱ユニット、6は商品搬出シュータ、7は機械室8
の室内に配した電装ボックス、9は電装ボックス8から引き出して庫内側の各種電装部品との間に配線したハーネス、10がハーネス9の配線カバーである。なお、図示されてないが機械室8には電装ボックス7のほかに冷凍機のコンデンシングユニットなども収容されている。
【0004】
ここで、前記キャビネット1は内箱1aと外箱1bとの壁板間に断熱材(ウレタンフォームなどの発泡樹脂)1cを充填した断熱筐体であり、その庫内には断熱仕切壁(2枚の板の間に断熱材(発泡樹脂)を充填した構造)を設置して複数の部屋に仕切られている。また、ハーネス9はキャビネット1の庫内側壁,あるいは断熱仕切壁の壁面に沿って敷設されており、このハーネス9を包囲して配線カバー10が図3で示すように庫内側壁,断熱仕切壁に装着されている。
【0005】
すなわち、配線カバー10は板金加工されたり樋状体であり、その上下,左右の四隅には背後に突き出して先端をナイフ状に尖らした鉤形爪(フック)10aを備えている。また、この鉤形爪10aに対向して庫内側壁の内箱1aには配線カバー取付穴(角穴)1dが開口している。そして、配線カバー10を装着する際には、あらかじめ庫内に配線されているハーネス9を覆って前方から配線カバー10を被せ、その上部の爪10aをカバー取付穴1dの中に差し込んで裏面側の断熱材1cに突き刺した上でカバー全体を上方に押し上げる。次に下部の爪を同じ要領でカバー取付穴1dに差し込んで下方に若干引き下げる。これにより、配線カバー10が庫内側壁に係止固定される。なお、庫内の断熱仕切壁に配線カバー10を装着する場合も前記と同様な取付構造を採用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した配線カバーの従来の取付構造では、組立作業性の面で次記のような難点がある。すなわち、図3で述べたように、配線カバー10を庫内側壁に固定するには、カバーの四隅に設けた鉤形爪10aを上部と下部との2工程に分けた上で、カバー取付穴1dに差し込んで断熱材1cに突き刺しながら配線カバー10を押し上げ,引下げる作業が必要である。しかも、断熱材1cであるウレタンフォームに係止爪10aを突き刺すにはかなりの力を要し、手指の力が弱い女性作業員では中々困難である。そのために、実際の作業現場ではドライバなどの先端が鋭利な治具を使って事前にカバー取付穴1dから断熱材1cに切り込み穴を開けておき、その後に配線カバー10を装着するようにしているが、その作業には手間が掛かることからその改善策が要望されている。
【0007】
この発明は上記の点にかんがみなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、簡易な取付け作業,少ない工数で配線カバーを庫内側壁に装着できるよう改良した自動販売機の庫内配線用カバーの取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、商品収納ラックを搭載した断熱筐体としてなるキャビネットの庫内に、庫内の電装部品に配線したハーネスを包囲して庫内側壁に樋状の配線カバーを装着した自動販売機において、前記配線カバーを次記のような取付構造で装着するものとする。
【0009】
配線カバーの四隅から背後に突き出すフックを断熱壁の壁板に開口した配線カバー取付穴に差し込んで係止固定するようにし、ここで上部のフックをその上部先端が鋭利に尖った鉤形爪となして壁板の裏面側に充填されている断熱材に突き刺し、一方、下部のフックをその先端にクリック部を切り起こした押し込み固定式爪となして前記クリック部を壁板の裏面に引っ掛けて係止固定し、配線カバーの下部フックに対向して庫内側壁にカバー取付穴としてダルマ穴を開口し、該ダルマ穴の下穴は前記クリック部が自由にすり抜けられる大きさに形成する。
【0010】
この構成によれば、配線カバーを装着する際に、上部側の鋭利な爪をカバー取付穴の中に突き刺してカバー全体を上方に押し上げた後、下部の爪をカバー取付穴の中に押し込むだけで配線カバーの取付け作業が完了する。また、配線カバーを取り外す場合には、カバー全体を引き下げることで下部側フックのクリック部を穴径が大きなダルマ穴の下穴を通して簡単に引き出すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1に示す実施例に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図3に対応する同一部材には同じ符号が付してある。
〔実施例1〕
図1(a) 〜(c) はこの発明の請求項1に対応する実施例を示すものである。この実施例においては、配線カバー10の四隅に設けたフックのうち、上部のフックは図3と同様にその上部先端をナイフ状に尖らしてL字状に突き出す鉤形爪10aである。これに対して下部側のフックは、図示のようにL字形に切り込みを入れてその先端部にクリック部10b-1を側方に曲げ起こした押し込み固定式爪10bとしてなる。
【0012】
一方、配線カバー10の四隅に設けた前記した爪10a,10bに対向して庫内側壁の内箱1a(あるいは断熱仕切壁)に開口したカバー取付穴のうち、上部の爪10aに対向するカバー取付穴1dは図3と同様な角穴であるのに対し、下部の爪10bに対向するカバー取付穴として、小径穴と大径穴を上下に組合せたダルマ穴1eが開口している。
【0013】
そして、配線カバー10を取付ける際には、ハーネス9を覆って前方から配線カバー10を庫内側壁に当てがい、先ず上部の鉤形爪10aをカバー取付穴1dに差し込んで裏面側の断熱材1cに突き刺した上で、カバー全体を若干上方に押し上げて爪10aを内箱1aに係止する。次に、下部の押し込み固定式爪10bをダルマ穴1eに押し込む。この押し込み操作で爪10bがダルマ穴1eの上穴(小径穴) をすり抜けて内箱1aの裏面側に突き出すと、爪10bのクリック部10b-1が側方へ張り出すように弾性復元し、図1(c) で示すように内箱1aの裏面に引っ掛かってこの位置に係止固定される。
【0014】
また、ハーネス9の点検,配線替えなどに際して配線カバー10を取り外す場合には、カバー全体を若干下方に引下げた後に手前に引き出す。この手順により、下部の押し込み固定式爪10bはそのクリック部10b-1がダルマ穴1eの下穴(大径穴)を自由にすり抜けて前方に引き出せる。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の構成によれば次記の効果が得られる。 請求項1の構成により、配線カバーの上部爪を庫内側壁に開口したカバー取付穴に差し込んだ後、配線カバーの下部を押し込むだけの操作で下部爪が係止されて配線カバーの取付けが完了する。したがって、従来と較べて取付け作業の工数が少なく、かつ手指の力が弱い女子作業員でも楽に配線カバーを取付けることができる。また、下部の押し込み固定式爪に対向するカバー取付穴をダルマ穴とすることで、配線カバーの取り外しが簡単に行える。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に対応する配線カバーの取付構造を表す図であり、(a) は分解斜視図、(b),(c) はそれぞれ配線カバーの装着状態における上部爪,下部爪に沿った横断面図
【図2】 キャビネット庫内に配線したハーネス,配線カバーの配置を表す自動販売機の全体構成図
【図3】 従来における配線カバーの取付構造を表す分解斜視図
【符号の説明】
1 キャビネット
1a 内箱(断熱壁の壁板)
1c 断熱材
1d カバー取付穴
1e ダルマ穴
9 ハーネス
10 配線カバー
10a 鉤形爪
10b 押し込み固定式爪
10b-1 クリック部
Claims (1)
- 商品収納ラックを搭載した断熱筐体としてなるキャビネットの庫内に、庫内の電装部品に配線したハーネスを包囲して庫内側壁に樋状の配線カバーを装着した自動販売機であって、
前記配線カバーの四隅から背後に突き出すフックを設け、該フックを断熱壁の壁板に開口した配線カバー取付穴に差し込んで係止固定するようにし、ここで上部のフックをその上部先端が鋭利に尖った鉤形爪となして壁板裏面側の断熱材に突き刺し、下部のフックをその先端にクリック部を切り起こし形成した押し込み固定式爪となして前記クリック部を壁板の裏面に係止した自動販売機の庫内配線用カバーの取付構造において、
配線カバーの下部フックに対向して庫内側壁にカバー取付穴としてダルマ穴を開口し、該ダルマ穴の下穴は前記クリック部が自由にすり抜けられる大きさに形成されたことを特徴とする自動販売機の庫内配線用カバーの取付構造。
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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- 1998-05-27 JP JP14548798A patent/JP3817902B2/ja not_active Expired - Fee Related
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