JP4285964B2 - 冷却器の除霜ヒータ取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却貯蔵庫等に装備される冷却器に除霜ヒータを取り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば業務用の冷蔵庫では、短時間で除霜を行うために、冷却器に除霜ヒータを備えたものがある。具体的には、管状をなす除霜ヒータが、冷却器の少なくとも一面において、フィンに形成されたU溝に嵌められつつ蛇行状に回曲されて配設されている。このうち特に、冷却器の下面側に除霜ヒータが配されるものでは、輸送中の振動等によって外れるおそれがあるため、強固に固定しておく必要がある。仮に外れると、冷却器の回りに配された冷却ダクト等の樹脂部品に触れて除霜運転中にこれを変形させたり、あるいは冷却器が有効に加熱されなくて除霜時間が長くなるという問題が生じる。
そのため従来では、図19に示すように、除霜ヒータ1の端部を、冷却器2のエンドプレート3の下縁に切り欠き形成されたU溝4に嵌め、その一方の側縁片5をかしめることで固定するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−274370号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに従来の方法では、多数箇所でかしめ作業をしなければならないので、組み立てに手間が掛かるという問題があった。また、冷蔵庫の設置使用後に、除霜ヒータの交換を行う場合には、かしめ部分をペンチ等で1箇所ずつ元に戻してから、新たなものを装着する必要があり、この場合も大いに時間が掛かる欠点があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、除霜ヒータの取り付け取り外しを簡単にかつ確実に行えるようにするところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る冷却器の除霜ヒータ取付構造は、多数枚並設されたフィンに蒸発管が貫通して配管された冷却器の面には、管状の除霜ヒータがジグザグ状に回曲されかつ当該下面に当接して配管されたものにおいて、前記冷却器のエンドプレートにおける奥行き方向の奥縁の下部には被係止部が、前縁の下部には被締結部が、それぞれ前記フィン側とは反対方向に曲げられて突出形成されているとともに、前記冷却器の奥行き方向に細長い帯状をなして前記除霜ヒータの端部を受けることが可能なホルダが備えられ、このホルダの奥端には前記被係止部に係止可能な係止部が、前端にはねじによって前記被締結部に着脱可能に締結される締結部がそれぞれ設けられており、前記ホルダの装着時には前記除霜ヒータを前記冷却器の面に当接した状態に保持可能となっている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、多数枚並設されたフィンに蒸発管が貫通して配管された冷却器の下面には、管状の除霜ヒータがジグザグ状に回曲されかつ当該下面に当接して配管されたものにおいて、前記冷却器のエンドプレートの下縁からは、フランジが前記フィン側とは反対方向に直角曲げされて突出形成され、前記フランジの下面に前記除霜ヒータの端部が当接されるとともに、前記エンドプレートのフランジに着脱されるホルダが備えられ、このホルダは、前記冷却器の奥行き方向に細長い方形の浅皿状をなし、前記エンドプレートと対向した前面板の上縁には前記除霜ヒータの端部を嵌めるU溝が形成されているとともに、後面板の上縁からは、係止板が前方に向けて当該ホルダの奥行きのほぼ中間位置まで突出形成されており、前記ホルダは、前記フランジの突出端側の下方から持ち上げられることで前記除霜ヒータの端部が前記前面板のU溝に嵌められ、次に前記エンドプレート側に押し込まれることで前記係止板が前記フランジに乗り上げた状態とされ、このホルダが前記フランジにねじで止められることにより、前記除霜ヒータを前記冷却器の下面に当接した状態に保持可能となっているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
除霜ヒータの端部をホルダで受け、ホルダの奥端の係止部をエンドプレートの奥縁側の被係止部に係止したのち、前端の締結部を前縁側の被締結部にねじで締結することにより、除霜ヒータが冷却器の面に当接された状態で強固に固定される。ねじを外したのち係止を外すことでホルダが取り外せ、除霜ヒータが外される。ホルダの奥端側を係止しまたは外すことと、前端側を締結しまたはその解除を行うだけで、除霜ヒータの取り付け取り外しを迅速に行うことができ、ひいては初めの組立作業や、設置後のヒータ交換作業を簡単にかつ正確に行うことができる。また、かしめ作業を不要としたことで、ヒータに傷が付くことが無くなり、ひいてはヒータの故障の発生を防止することができる。特に、目視できなくて手探りの作業となる奥側を係止構造としたから、能率良く作業できる。
【0009】
<請求項2の発明>
除霜ヒータはその端部をエンドプレートのフランジに当てた状態で冷却器の面に配され、ホルダの装着によって、係止板とホルダとの間にフランジと除霜ヒータの端部とが挟まれる。最後にホルダをフランジにねじで締結することによって、除霜ヒータが冷却器の面に当接された状態で強固に固定される。ねじを外してホルダを抜き取ると、除霜ヒータが外される。ホルダの挿抜と、ねじによる締結とその解除とを行うだけで、除霜ヒータの取り付け取り外しを迅速に行うことができ、ひいては初めの組立作業や、設置後のヒータ交換作業を簡単にかつ正確に行うことができる。また、かしめ作業を不要としたことで、ヒータに傷が付くことが無くなり、ひいてはヒータの故障の発生を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図6によって説明する。
まず、本実施形態の冷蔵庫における冷却器室付近の構造を図1によって説明する。冷蔵庫本体10の天井壁には開口部11が形成され、この開口部11の上面を塞ぐようにして、圧縮機13、凝縮器14等からなる冷凍装置12を載置した取付架台15が設置されているとともに、開口部11の前方側(同図の左側)における下側の口縁の位置から、奥壁に向かって、冷却ダクトを兼ねたドレンパン16が下り勾配で張設されており、取付架台15との間に冷却器室17が構成されている。
冷却器室17の天井面には、冷却器30がブラケット18を介して後ろ下がりの斜め姿勢で吊り下げ状に取り付けられ、上記した冷凍装置12と冷媒配管により循環接続されて、周知の冷凍サイクルが構成されている。また、ドレンパン16の上部側には、冷却ファン19が装備されている。
【0012】
そして冷却運転時において、冷凍装置12(圧縮機13)と冷却ファン19とが駆動されると、同図の矢線に示すように、冷蔵室20内の空気が冷却ファン19の位置から冷却器室17内に吸引され、冷却器30を通過する間に熱交換されて冷気が生成され、この冷気が吐出口21から冷蔵室20内に吹き出されるといったように循環されることで、冷蔵室20内が冷却される。
また冷却器30の下面には、詳しくは後記するように、除霜ヒータ40が配設されており、除霜運転時には、除霜ヒータ40に通電されて冷却器30が加熱され、冷却器30等からの除霜水は、ドレンパン16に滴下して受けられたのち、排水管22から奥壁に設けられた排水路を通って機外に排出されるようになっている。
【0013】
続いて、除霜ヒータ40の取付構造について詳細に説明する。
冷却器30は、図2に示すように、多数枚のフィン31が並設されるとともに、その左右両側に取付用のエンドプレート32が配され、フィン31並びにエンドプレート32に整列して開口された貫通孔33を通って蒸発管34が蛇行状に貫通して配管され、全体としてブロック状に形成されている。
この冷却器30の下面側に、除霜ヒータ40が取り付けられるようになっている。
【0014】
除霜ヒータ40は、図3に示すように、細長い管状のものが、冷却器30の下面の面積よりも横幅方向に若干広い領域において、ジグザグ状に回曲して形成されている。詳細には、互いに平行な複数の直線部41の隣り合う端部同士が、ヘアピン状のループ部42で順次に接続されたような形状となっている。
この除霜ヒータ40を配設するために、各フィン31の下縁には、直線部41を嵌めるべく下向きのU溝36が、複数個所定のピッチで切り欠き形成されている。
【0015】
一方、エンドプレート32は、図4に示すように、その下縁が、フィン31の下縁よりも所定寸法上の位置(U溝36の奥の位置)に留められている。このエンドプレート32の下縁からは、その全長にわたり、フランジ37が外方に直角曲げされて形成されている。
したがって除霜ヒータ40が、各直線部41をU溝36に嵌めつつ冷却器30の下面に当てられると、除霜ヒータ40の左右両端の各ループ部42が、フランジ37の下面に全面的に当てられるようになっている。
【0016】
それに加え、ホルダ50が備えられている。ホルダ50は、金属板を素材としており、全体としては、図1に示すように、上記したフランジ37の正面から見た横幅よりも少し幅広で、逆に奥行寸法が短い浅皿状に形成されている。このホルダ50の前面板51における上縁には、上記した除霜ヒータ40における各直線部41とループ部42との接続部43付近を嵌合可能な上向きのU溝52が、複数個所定のピッチで切り欠き形成されている。
【0017】
ホルダ50の後面板53の上縁には、その幅方向の中央部において、前方に直角曲げされた係止板54が形成されている。この係止板54は、図4にも示すように、奥行き方向のほぼ中間位置まで突出しており、先端縁に斜め上方を向いたガイド部55が形成されている。また係止板54は、U溝36に直線部41とループ部42との接続部43付近を嵌めつつ、ホルダ50がループ部42の下面に当てられた場合に、フランジ37の上面に係止可能な高さ位置に来るように形成されている。
また、ホルダ50の底板56における後縁側の幅方向の中央位置と、係止板54におけるその直上位置とには、ねじ57の挿通孔58が開口されているとともに、エンドプレート32のフランジ37における対応位置には、ねじ孔38が形成されている。なお、ホルダ50の前面板51と底板56とが、本発明の受け板に相当する。
【0018】
続いて、本実施形態の作用を説明する。除霜ヒータ40を組み付けるに当たっては、まず各直線部41をフィン31の下向きのU溝36に下方から嵌めつつ、除霜ヒータ40を冷却器30の下面に当てる。これに伴い、図4に示すように、除霜ヒータ40の左右両端の各ループ部42が、エンドプレート32のフランジ37の下面に当てられる。
次に、同図の鎖線に示すように、ホルダ50をフランジ37の先端側の下方に位置するように持ち来し、同図の矢線Xに示すように持ち上げると、同図の実線に示すように、除霜ヒータ40における各直線部41とループ部42との接続部43付近が、ホルダ50の前面板51の上向きのU溝52に嵌まって受けられた状態となる。
【0019】
この状態から、図4の矢線Yに示すように、ホルダ50をエンドプレート32側に向けて押し込むと、ガイド部55を介して係止板54がフランジ37の上面に乗り上げ、フランジ37の突出端が後面板53に当たったところで押し込みが停止される。これにより、図5にも示すように、ホルダ50の係止板54と前面板51のU溝52との間に、フランジ37と除霜ヒータ40のループ部42とが弾性的に挟持された状態となる。
このとき、ホルダ50側の挿通孔58,58と、フランジ37のねじ孔38とが整合した状態にあるから、図6に示すように、底板56の挿通孔58からねじ57を挿通してフランジ37のねじ孔38に螺合し、係止板54の挿通孔58に逃がしつつねじ57を締め付けると、ホルダ50がフランジ37に対して固定される。
冷却器30の左右反対側でも、同様にホルダ50が固定される。これにより、除霜ヒータ40が冷却器30の下面に当接された状態で強固に固定される。
【0020】
冷蔵庫を設置、使用後に除霜ヒータ40を交換する場合は、まずねじ57を緩めて外したのち、ホルダ50をフランジ37の先端側に引くと、係止板54がフランジ37の上面から外れるから、引き続いてホルダ50を下げると、除霜ヒータ40における直線部41とループ部42との接続部43付近がU溝52から抜けつつホルダ50が外される。左右のホルダ50を外したら、続いて除霜ヒータ40全体を下に引っ張ると、直線部41がフィン31のU溝36から抜けつつ除霜ヒータ40が外される。
新たな除霜ヒータ40は、既述したと同様の要領で取り付けられる。
【0021】
すなわち、この第1実施形態によれば、ホルダ50をエンドプレート32のフランジ37に対して挿抜することと、ねじ57の締め付けとその解除とを行うだけで、除霜ヒータ40の取り付け取り外しを迅速に行うことができる。その結果、初めの組立作業が簡単となって製造コストの低減が図れ、また設置後において除霜ヒータ40を交換する作業も簡単にかつ正確に行うことができる。
【0022】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図7ないし図11によって説明する。なお、第1実施形態と同一機能を有する部位については、同一符号を付すことで説明を省略または簡略化する。
この第2実施形態では、ホルダ60として図7に示すものが備えられている。このホルダ60は詳細には、全体としては長方形断面の角棒状に形成され、エンドプレート32の正面から見た横幅にほぼ等しい長さ寸法を有している。
【0023】
このホルダ60の上面には、除霜ヒータ40における各直線部41とループ部42との接続部43付近を圧入可能なほぼU字形をなす圧入溝61が、複数個所定のピッチで形成されている。圧入溝61内には、上記の直線部41とループ部42との接続部43がその直径分すっぽりと嵌まる設定となっている。ホルダ60の両端には、ねじ63の挿通孔62が開口されている。
一方、図9に示すように、冷却器30のエンドプレート32の下縁が、フィン31の下縁よりも所定寸法上の位置(U溝36の奥の位置)に留められ、その下縁から、ホルダ60の取り付け用としてのフランジ65が外方に直角曲げされて形成されている。このフランジ65の両端部には、ホルダ60のねじ63の挿通孔62と対応してねじ孔66が切られている。
【0024】
この第2実施形態の作用は以下のようである。除霜ヒータ40を組み付けるに当たっては、まず、除霜ヒータ40の左右両端部における直線部41とループ部42との接続部43の所定位置を、それぞれホルダ60の圧入溝61内にすっぽりと圧入する。これにより、図8にも示すように、除霜ヒータ40の左右両端部の所定位置に、ホルダ60が下面側から一体的に取り付けられる。
このようにホルダ60が取り付けられたら、各直線部41をフィン31の下向きのU溝36に下方から嵌めつつ、除霜ヒータ40を冷却器30の下面に当てる。これに伴い、図9に示すように、ホルダ60の上面がエンドプレート32のフランジ65の下面に当てられ、圧力溝61の上面開口が塞がれる。
【0025】
このとき、ホルダ60の挿通孔62と、フランジ65のねじ孔66とが整合した状態にあるから、図9に示すように、ホルダ60の挿通孔62に下方からねじ63を挿通し、フランジ65のねじ孔66に螺合して締め付けると、図10及び図11に示すように、両ホルダ60が対応するフランジ65に対して固定される。これにより、除霜ヒータ40が冷却器30の下面に当接された状態で強固に固定される。
【0026】
冷蔵庫を設置、使用後に除霜ヒータ40を交換する場合は、ねじ63を緩めて両ホルダ60をフランジ65から外すことにより、除霜ヒータ40をホルダ60ごと外す。そうしたら、外部において古い除霜ヒータ40からホルダ60を引き抜いて外し、新たな除霜ヒータ40にホルダ60を圧入して取り付ける。そののちは、既述したと同様の要領で、新たな除霜ヒータ40をホルダ60を介して冷却器30の下面に取り付けることができる。
【0027】
この第2実施形態によれば、ホルダ60を除霜ヒータ40に対して圧入により着脱することと、ホルダ60をねじ63によりエンドプレート32のフランジ65に着脱することとを行うだけで、除霜ヒータ40の取り付け取り外しを迅速に行うことができる。同様に、初めの組立作業が簡単となって製造コストの低減が図れ、また設置後に除霜ヒータ40を交換する作業も簡単にかつ正確に行うことができる。
【0028】
<第3実施形態>
図12ないし図18によって、本発明の第3実施形態を説明する。この第3実施形態は、上記第1実施形態と同様の系列に属し、以下には主に第1実施形態との相違点を説明する。その他、第1実施形態と同一機能を有する部位については、同一符号を付すことで説明を省略または簡略化する。
図12及び図13に示すように、冷却器30の左右両面にはエンドプレート70が配されており、エンドプレート70の下縁にもフィン31と同様にU溝36が形成されている。このエンドプレート70における奥縁(図12の右側の縁部)の下端からは、被係止板71が外側に向けて曲げ形成されている。
エンドプレート70の前縁からは、全高にわたって縦向きのフランジ72が外側に向けて曲げ形成されている。前述したように、冷却器30は後下がりの斜め姿勢で取り付けられるが、エンドプレート70の前縁のフランジ72は、図12に示すように、冷却器室17の天井面17Aと直角をなすように形成されている。このフランジ72の下端部に、ねじ73(図14)が螺合可能なねじ孔74が切られている。
【0029】
一方ホルダ75は、図13に示す形状に形成されている。ホルダ75は帯状をなす受け部76を備えており、この受け部76はエンドプレート70の正面から見た下縁の横幅にほぼ等しい長さ寸法を有している。受け部76の奥端には、手前側に鈎状に曲げ形成されることで、エンドプレート70の奥縁の被係止板71に係止可能な係止部77が設けられている。受け部76の前端には締結板78が曲げ形成されており、ただしこの締結板78は、エンドプレート70のフランジ72に密着できるように、上端側が少し開いて形成されている。この締結板78には、ねじ73の挿通孔79が開口されている。
【0030】
第3実施形態の作用は以下のようである。除霜ヒータ40を組み付けるに当たっては、各直線部41を、図12の鎖線に示すように、フィン31並びにエンドプレート70の下向きのU溝36に下方から嵌める。このとき、図13に示すように、除霜ヒータ40の左右両端の各ループ部42が、エンドプレート70の外側に突出する。
次に、図14に示すように、エンドプレート70の外側にホルダ75を入れ、同図の鎖線に示すように、奥端の係止部77をエンドプレート70の被係止板71に係止する。続いて、受け部76により除霜ヒータ40のループ部42を受けつつ手前側を起こし、図15ないし図17に示すように、締結板78をフランジ72の手前側の面の下端部に密着させる。これにより、ねじ73の挿通孔79がねじ孔74に整合される。
【0031】
最後に、図14及び図18に示すように、ねじ73を前方から挿通孔79に通してねじ孔74に螺合し、ドライバDで締め付けると、ホルダ75は除霜ヒータ40のループ部42を押し、それに伴い直線部41をフィン31並びにエンドプレート70のU溝36に押し込みつつ固定される。
冷却器30の左右反対側でも、同様にホルダ75の奥端がまず係止され、前端がねじ73で締め付けられて固定される。これにより、除霜ヒータ40が冷却器30の下面に当接された状態で強固に固定される。
【0032】
冷蔵庫を設置、使用後に除霜ヒータ40を交換する場合は、図18に示すように、前方からドライバDを入れてねじ73を緩めて外したのち、ホルダ75を少し奥方に押しつつ被係止板71に対する係止を解除して取り外す。左右のホルダ75を外したら、続いて除霜ヒータ40全体を下に引っ張ると、直線部41がフィン31並びにエンドプレート70のU溝36から抜けつつ除霜ヒータ40が外される。
新たな除霜ヒータ40は、既述したと同様の要領で取り付けられる。
【0033】
この第3実施形態では、ホルダ75の奥端の係止部77をエンドプレート70の奥縁の被係止板71に係止しまたは外すことと、前端の締結板78をねじ73で締結しまたはその解除を行うだけで、除霜ヒータ40の取り付け取り外しを迅速に行うことができる。同様に、初めの組立作業が簡単となって製造コストの低減が図れ、また設置後において除霜ヒータ40を交換する作業も簡単にかつ正確に行うことができる。
特に、目視できなくて手探りの作業となる奥側を係止構造としたから、能率良く作業できる。また、前方でねじ止めする場合も、冷却器室17の天井面17Aと直角をなす面上で行えるようにしたから、ドライバDを水平姿勢で真直に入れれば良い等、ねじ73の締結または外し作業を簡単に行うことができる。
【0034】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)除霜ヒータを冷却器の側面に取り付ける形式のものにも、同様に適用することができる。
(2)本発明は、上記実施形態に例示した冷蔵庫に限らず、冷凍庫、凍結保存庫等の他の冷却貯蔵庫に配された冷却器に除霜ヒータを取り付ける場合全般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る冷却器室付近を示す断面図
【図2】 除霜ヒータの取付構造を示す分解斜視図
【図3】 除霜ヒータの一部切欠平面図
【図4】 ホルダを挿入動作を示す部分正面図
【図5】 ホルダの挿入完了時の斜視図
【図6】 ホルダが固定された状態を示す部分正面図
【図7】 第2実施形態に係るホルダの斜視図
【図8】 除霜ヒータにホルダを圧入した状態の底面図
【図9】 ホルダをねじ止めした状態を示す部分正面図
【図10】 同底面図
【図11】 同側面図
【図12】 第3実施形態に係る除霜ヒータの取付前の状態の側面図
【図13】 ホルダの装着前の状態の分解斜視図
【図14】 ホルダの装着動作を示す側面図
【図15】 ホルダをねじ止めする前の状態の斜視図
【図16】 同底面図
【図17】 同部分正面図
【図18】 ホルダへのねじの締結動作を示す冷却器室付近の断面図
【図19】 従来例の側面図
【符号の説明】
30…冷却器 31…フィン 32…エンドプレート 34…蒸発管 36…(フィン31の)U溝 37…フランジ 38…ねじ孔 40…除霜ヒータ 41…直線部 42…ループ部 43…接続部 50…ホルダ 51…前面板 52…(ホルダ50の)U溝 54…係止板 56…底板 57…ねじ 60…ホルダ 61…圧入溝(凹部) 63…ねじ 65…フランジ 66…ねじ孔 70…エンドプレート 71…被係止板 72…フランジ 73…ねじ 74…ねじ孔 75…ホルダ 76…受け部 77…係止部 78…締結板 79…挿通孔 D…ドライバ

Claims (2)

  1. 多数枚並設されたフィンに蒸発管が貫通して配管された冷却器の面には、管状の除霜ヒータがジグザグ状に回曲されかつ当該下面に当接して配管されたものにおいて、
    前記冷却器のエンドプレートにおける奥行き方向の奥縁の下部には被係止部が、前縁の下部には被締結部が、それぞれ前記フィン側とは反対方向に曲げられて突出形成されているとともに、
    前記冷却器の奥行き方向に細長い帯状をなして前記除霜ヒータの端部を受けることが可能なホルダが備えられ、
    このホルダの奥端には前記被係止部に係止可能な係止部が、前端にはねじによって前記被締結部に着脱可能に締結される締結部がそれぞれ設けられており、
    前記ホルダの装着時には前記除霜ヒータを前記冷却器の面に当接した状態に保持可能となっていることを特徴とする冷却器の除霜ヒータ取付構造。
  2. 多数枚並設されたフィンに蒸発管が貫通して配管された冷却器の下面には、管状の除霜ヒータがジグザグ状に回曲されかつ当該下面に当接して配管されたものにおいて、
    前記冷却器のエンドプレートの下縁からは、フランジが前記フィン側とは反対方向に直角曲げされて突出形成され、前記フランジの下面に前記除霜ヒータの端部が当接されるとともに、前記エンドプレートのフランジに着脱されるホルダが備えられ、
    このホルダは、前記冷却器の奥行き方向に細長い方形の浅皿状をなし、前記エンドプレートと対向した前面板の上縁には前記除霜ヒータの端部を嵌めるU溝が形成されているとともに、後面板の上縁からは、係止板が前方に向けて当該ホルダの奥行きのほぼ中間位置まで突出形成されており、
    前記ホルダは、前記フランジの突出端側の下方から持ち上げられることで前記除霜ヒータの端部が前記前面板のU溝に嵌められ、次に前記エンドプレート側に押し込まれることで前記係止板が前記フランジに乗り上げた状態とされ、
    このホルダが前記フランジにねじで止められることにより、前記除霜ヒータを前記冷却器の下面に当接した状態に保持可能となっていることを特徴とする冷却器の除霜ヒータ取付構造。
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