JP2000102113A - 電気自動車のクリープ力発生装置 - Google Patents

電気自動車のクリープ力発生装置

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JP2000102113A JP10267685A JP26768598A JP2000102113A JP 2000102113 A JP2000102113 A JP 2000102113A JP 10267685 A JP10267685 A JP 10267685A JP 26768598 A JP26768598 A JP 26768598A JP 2000102113 A JP2000102113 A JP 2000102113A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、無駄なモータの電力消費を抑制し
て、利用頻度の高い状況に適したクリープ力の発生が行
なえるクリープ力発生装置を提供する。 【解決手段】本発明のクリープ力発生装置は、車両の減
速時、車両が停止するまでは、ブレーキ操作にかかわら
ず、クリープ力を発生させず、車両が停止した後は、ク
リープ限界車速を越えるまでブレーキ操作が所定値以下
の状態で、クリープ力を発生させる制御を採用して、例
えば車庫入れや縦列駐車等の際、車両が車庫の入口や縦
列駐車場所の間口の付近で停止するまでの減速時は、ブ
レーキ操作にかかわらず、クリープ力が発生せず、停止
後、クリープ限界車速以下の車速で、車庫入れや縦列駐
車等の実行時(後退や前進)は、ブレーキペダルの踏込
み状態を所定値以下にゆるめてクリープ力を発生させ
て、無駄なモータの作動を抑えたクリープ力の発生を実
現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリープ走行に求
められるクリープトルクを発生させる電気自動車のクリ
ープ発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関を走行の動力源としたAT車
(トルクコンバータと自動変速機とを組み合せた車両)
は、トルクコンバータから発生するストールトルクによ
り、走行位置「D(ドライブ)ポジション」にシフト位
置があるときは、アクセルペダルが踏まれていなくと
も、極低速で走行する特性がある。このストールトルク
による走行をクリープ走行という。
【0003】このクリープ走行は、ブレーキ操作だけで
容易に車両の速度調整が行なえるので、このクリープ走
行を利用して、極低速での車両操作、例えば車庫入れや
縦列駐車などの車の取り回しが行われている。
【0004】これ対して、一般にモータを走行の駆動源
とした電気自動車は、無駄な電力消費を抑えるために、
走行位置にあるとき、アクセルペダルを踏まない限り、
モータにはトルクが発生させない制御が採用され、内燃
機関を用いたAT車のようなクリープ走行が行なえない
ようにしている。
【0005】このため、慣れ親しんだ内燃機関のAT車
から電気自動車に乗り換えると、クリープ走行ができな
いので、車庫入れ等といった車の取り回しの際、運転者
に違和感をもたらせる。
【0006】そこで、近時、電気自動車では、特許第2
741739号に示されるようにアクセルペダルおよび
ブレーキペダルが踏まれてなく、変速機が走行レンジに
設定されているとき、車速がクリープ速度より小さいと
きにだけ、モータにクリープトルクを発生させる制御
(ブレーキを踏んでいる限りモータは駆動されない制
御)を行なって、クリープ走行を可能とする提案がなさ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】クリープ走行を利用す
る頻度が高い後退動作からの車庫入れは、多くは車庫の
入口において、一旦、車両を停止させて「R(リバー
ス)ポジション」にシフトし、それからクリープ走行を
用いて、車両を微速で後退させて車庫内へ進入させるこ
とで行われている。縦列駐車も、多くは駐車場所の間口
で、一旦、車両を停止させて「R(リバース)ポジショ
ン」にシフトし、それからクリープ走行を用いて、車両
を微速で後退させて駐車場所へ進入させることで行われ
ている。
【0008】つまり、クリープ走行を利用する頻度が高
い状況の多くは、通常の前進走行から減速して、一旦、
停止させ、この後、「Rポジション」にシフトしてか
ら、クリープ走行で後退や前進を繰り返して、車庫入れ
や縦列駐車を行なっている。
【0009】ところで、車庫入れや縦列駐車を行なう場
所へ向かうときの減速は、ブレーキペダルを停止するま
で踏み続けているだけでなく、多くはクリープ限界速度
(クリープトルクの発生を規定する速度)内に入ってか
ら停止するまでの間において、踏んだブレーキペダルを
開放したり、再びブレーキペダルを踏むといった操作を
繰り返して、車両位置を位置決めることが行われてい
る。
【0010】ところが、先の特許は、クリープ限界速度
より小さな速度まで減速された状態から、ブレーキペダ
ルを開放すると、モータがクリープトルクを発生させる
ように駆動される。つまり、先の特許だと、車庫入れや
縦列駐車のために、車両を車庫の入口や縦列駐車場所の
間口の近くで停車するよう減速させる際、車両がクリー
プ限界速度より小さな極低速域にまで減速されてから、
ブレーキペダルを開放すると、モータが駆動されてしま
う。これでは、限られた電気自動車の電力が無駄に消費
されてしまう。
【0011】電気自動車は、できるだけ無駄な電力消費
を抑制したいので、こうした無駄なモータの作動なく車
庫入れや縦列駐車などが行なえるようにした技術が望ま
れている。
【0012】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、無駄なモータの電力消費
を抑制して、利用頻度の高い使用状況に適したクリープ
力の発生が行なえる電気自動車のクリープ力発生装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載した電気自動車のクリープ力発生装置
は、シフト位置検出手段が走行位置に設定され、ブレー
キペダルの踏込み状態が所定値以下の状態で、車速検出
手段による車速が略ゼロを検出してのちクリープ限界車
速に至るまでの第1走行状態と車速がクリープ限界車速
を越えたのち略ゼロとなるまでの第2走行状態とのいず
れかを検出する走行状態検出手段と、第1状態のときモ
ータをクリープ力が発生されるよう低トルクで作動さ
せ、前記第2状態のときクリープの発生を禁止するモー
タ制御手段とを設けて、車両の減速時、車両が停止する
までは、ブレーキ操作にかかわらず、クリープ力を発生
させず、車両が停止した後は、クリープ限界車速を越え
るまで、ブレーキ操作(ブレーキペダル踏込み状態)が
所定値以下の状態で、クリープ力を発生させるようにし
たことにある。
【0014】これにより、例えば車庫入れや縦列駐車等
を行なうとき、車両が車庫の入口や縦列駐車場所の間口
の付近で停止するまで減速するときは、ブレーキ操作に
かかわらず、クリープ力が発生しない。また停止後、ク
リープ限界車速以下の車速で、車庫入れや縦列駐車等の
実行(後退や前進)をするときは、ブレーキペダルの踏
込み状態を所定値以下にゆるめて、クリープ力を発生さ
せて、クリープ走行を利用した車庫入れや縦列駐車等が
行なえるようになる。
【0015】つまり、無駄なモータの電力消費を抑制し
つつ、利用頻度の高い車庫入れや縦列駐車等に適したク
リープ力の発生が行なえる。
【0016】請求項2に記載した電気自動車のクリープ
力発生装置は、上記目的に加え、車両を停止するまでの
区間で、より多くの運動エネルギーを回生するために、
モータ制御手段に、第2走行状態のとき、モータを、運
動エネルギーの回生を行なう発電機として作用させる機
能を加えて、より多くの運動エネルギーの回生を可能と
したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図3に
示す一実施形態にもとづいて説明する。
【0018】図1は電気自動車の概略構成を示し、図中
1は例えば後輪2,2間に配置された走行用モータ、3
は同モータ1の出力部に連結されたトランスミッション
である。
【0019】トランスミッション3の出力部は、例えば
ディファレンシャルギヤ3aを介して、それぞれ後輪
2,2に接続されていて、走行用モータ1を動力源とし
て後輪2,2を駆動できるようにしてある。
【0020】車体(図示しない)の中央には、バッテリ
4が搭載されている。そして、このバッテリ4の端子
は、走行用モータ1の接続端子から延びている配線5に
接続されていて、バッテリ4の電力を走行用モータ1へ
供給できるようにしてある。
【0021】前輪6,6間には、発電ユニット7が搭載
されている。発電ユニット7は、エンジン8と、このエ
ンジン8の出力部に連結された発電機9とから構成され
ていて、エンジン8を駆動源として発電機9が駆動でき
るようにしている。
【0022】発電機9の出力端子は、配線5の延出端に
接続されていて、配線5を通じて、発電機9で発電され
た電力をバッテリ4、走行用モータ1へ供給できるよう
にしてある。
【0023】一方、10はコントローラ(モータ制御手
段、走行状態検出手段に相当)である。コントローラ1
0は、例えばマイクロコンピュータから構成してある。
このコントローラ10には、それぞれ走行用モータ1、
バッテリ4に装着されている充電容量センサ4a、エン
ジン8、ディファレンシャルギヤ3aに取付けた車速セ
ンサ11(車速検出手段に相当)、シフト装置12のシ
フト位置[走行状態(前進、後退)、非走行状態(ニュ
ートラル、駐車など)]を検出するシフト位置センサ1
3(シフト位置検出手段に相当)が接続してある。な
お、ここでいう走行状態とは、図示しないアクセルペダ
ルの操作により駆動力を発生して走行可能なシフトでの
走行を指し、シフト位置がニュートラルで、惰性走行
(惰性)するような場合は含まれない。
【0024】このコントローラ10には、普段はバッテ
リ4だけの電力で走行させる機能、バッテリ4の電力が
所定値以下に低下するとエンジンを始動させる機能、バ
ッテリ4が所定の電力量まで充電されると、エンジン8
の運転を停止する機能が設定してあり、バッテリ4の電
力の走行、バッテリ4を充電しながらの走行が行われる
ようにしてある。なお、いずれの走行もアクセルペダル
(図示しない)のペダル操作で行われる。さらにコント
ローラ10には、ブレーキペダル14の操作が行われる
と、走行用モータ1を発電機に切換える機能が設定され
ていて、減速時の運動エネルギーを該発電機(モータ
1)から回生できるようにしてある。
【0025】このコントローラ10、上記走行用モータ
1、上記シフト位置センサ13、さらにはブレーキペダ
ル14の踏込み量(踏込み状態)を検出する踏込量セン
サ15(ブレーキペダル状態検出手段に相当)との組み
合わせから、本実施形態の要部が構成されている。
【0026】本実施形態では、電気自動車が減速時、車
速がクリープ限界車速を越えて略ゼロ、例えば停車(車
速がゼロ)するまではクリープ力が発生させず、その後
の停車してからクリープ限界車速に至るまでにおいてク
リープ力を発生させるようにしている。
【0027】具体的には、コントローラ10は、各セン
サ(車速センサ11、シフト位置センサ13、踏込量セ
ンサ15)の出力から、電気自動車の減速時、クリープ
限界車速αを検出してから停車(車速がゼロ)を検出す
るまでの走行状態A(第2走行状態に相当)を検出する
機能と、この停止(車速がゼロ)を検出してからブレー
キペダル14の踏込み状態が所定値以下(クリープ走行
をもたらすブレーキ踏込み)でクリープ限界車速αを検
出するまでの走行状態B(第1走行状態に相当)を検出
する機能とを備えている。またコントローラ10は、走
行状態Aのときは、モータ1にはクリープトルクの発生
を禁止する機能、走行状態Bのときは、モータ1からク
リープ力を発生(モータ1を低トルクで作動)させる機
能が設定されている。
【0028】またコントローラ10は、走行状態Aのと
き、走行用モータ4を発電機として作用させるモータ/
発電機の切換も行い、走行状態Aのとき、減速時の運動
エネルギーを回生できるようにしている。
【0029】そして、こうした制御により、無駄なモー
タ電力消費を抑えて、利用頻度の高い車庫入れや縦列駐
車等といった際、有効にクリープ力が発生されるように
している。
【0030】この制御の一例が図2のフローチャートに
示されている。
【0031】このフローチャートにもとづきクリープ力
の発生について説明すれば、今、例えば車庫入れを行な
うべく、バッテリ4の電力で市街を前進走行(シフト装
置12がDポジション)している電気自動車を車庫の入
口近くで位置決め停止させるとする。
【0032】このときには、まず、電気自動車は、ブレ
ーキペダルを踏込んで減速しながら車庫の入口へ向か
う。
【0033】ここで、電気自動車の当初の車速は、車速
がクリープ限界車速αを越える車速であるから、コント
ローラ10は、停止したか否かを判定するステップS
1,車速がクリープ限界車速α以下か否かを判定するス
テップS2を経て、ステップS3へ進み、クリープ限界
車速αを越える速度から減速であることを示すフラグ1
を付与する。続いて、クリープ走行を禁止するステップ
S4へ至り、ブレーキ操作にかかわらず、走行用モータ
1の作動を禁止させる(クリープ走行:無)。なお、こ
の減速中、走行用モータ1を発電機として切換え、該発
電機から運動エネルギーを回生する。
【0034】ついで、電気自動車はクリープ限界車速α
以下にまで減速され、車両を位置決めながら、車庫の入
口付近で停止させるとする。
【0035】このときには、フラグは「1」であるか
ら、ステップ1から、ステップS2、クリープ走行を行
なうか否かを判定するステップ5、クリープ限界車速α
を越える車速からの減速であるか否かを判定するステッ
プS6を経て、クリープ走行を禁止するステップS4へ
と進む。このクリープ走行を禁止する処理が、ブレーキ
操作にかかわらず、電気自動車が停止(車速がゼロ)す
るまでの間、継続する。
【0036】つまり、コントローラ10は、例えば図3
中に示されるようにクリープ限界車速αから停車(車速
がゼロ)までに至る走行状態Aを検出すること、および
この走行状態Aのときには、ブレーキペダルの踏込量に
かかわらず、走行用モータ1を作動させない、すなわち
クリープ力が発生しないようにする制御を実行する。
【0037】これにより、減速時、クリープ限界車速α
を越えてから車庫の入口付近に停止するまでの間は、ブ
レーキペダルの踏込量を小さくしたり、ブレーキペダル
を開放させたり、再びブレーキペダルを踏込む等といっ
た操作を繰り返しても、クリープ力は発生しない。この
ときにも、走行用モータ1は発電機として継続して機能
していて、該発電機から運動エネルギーを回生してい
る。
【0038】ついで、車庫の入口付近において、電気自
動車が車庫内に進入しやすい向きで、一旦、停止した
ら、シフト装置12を「Rポジション」に切換え、クリ
ープ走行(微速)の後退や前進を繰り返して、車両をリ
アから車庫内へ進入させる。
【0039】このときには、コントローラ10は、車速
ゼロの判定により、ステップS1からステップS8に至
り、一旦、停止したことを示すフラグ「0」に戻してか
ら、ステップS2,ステップS5,ステップS6を経
て、ステップS7へ進み、車速がクリープ限界車速αを
越えない、あるいはクリープ走行を規定する所定値を越
えるまでブレーキペダルを所定値より大きく踏み込まな
い限り、走行用モータ1を低トルクで作動させてクリー
プ力を発生させる。なお、クリープ限界車速αを越える
と、ステップS2からステップS3へ進み、フラグは
「1」に切り換わり、先に述べた減速時のクリープ無の
制御に備える。
【0040】このようにクリープ限界車速αを越えた車
速から減速してから停止するまでは、クリープ力の発生
を禁止し、停止後、クリープ限界車速αを越える車速ま
では、クリープ走行を行なったので、車両が減速をして
いる最中、走行用モータ1が作動されるという、無駄な
走行用モータ1の電力消費を解消できる。これは、車庫
入れだけでなく、この他、縦列駐車といったクリープ走
行で車両を誘導するときでも同様である。
【0041】それ故、利用頻度の高い車庫入れや縦列駐
車等を行なうのに適したクリープ力を発生させることが
できる。しかも、停止するまでの減速は、走行用モータ
1が作動することはないので、減速に抗して前方へ車両
を進めるような流れ感の発生もない。そのうえ、車庫入
れや縦列駐車等を実行する際は、常にクリープ力が作用
しているので、ブレーキ操作だけで必要な速度の加減調
整が滑らかに行なえる利点がある。
【0042】また減速時、停止するまでの区間では、走
行用モータ1を発電機として切換え、該発電機で減速時
の車両の運動エネルギーを回生するようにしたので、よ
り多くの運動エネルギーを回生することができ、電気自
動車の効率の向上が図れる。
【0043】なお、上述した一実施形態では、車両の停
止でなく、極めて低車速となるときを境として、クリー
プ力の発生の有無を制御してもよい。要は、車速が略ゼ
ロを境としてクリープ力の発生の有無を制御すればよ
い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、車両の減速時、車両が停止するまでは、ブ
レーキ操作にかかわらず、クリープ力を発生させず、車
両が停止した後は、クリープ限界車速を越えるまで、ブ
レーキ操作(ブレーキペダル踏込み状態)が所定値以下
の状態で、クリープ力を発生させるので、例えば車庫入
れや縦列駐車等を行なうとき、車両が車庫の入口や縦列
駐車場所の間口の付近で停止するまで減速するときは、
ブレーキ操作にかかわらず、クリープ力が発生せず、停
止後、クリープ限界車速以下の車速で、車庫入れや縦列
駐車等の実行(後退や前進)をするときは、ブレーキペ
ダルの踏込み状態を所定値以下にゆるめて、クリープ力
を発生させて、クリープ走行を利用した車庫入れや縦列
駐車等が行なえる。
【0045】したがって、無駄なモータの電力消費を抑
制しつつ、利用頻度の高い車庫入れや縦列駐車等に適し
たクリープ力の発生を行なうことができる。しかも、停
止するまでの減速では、モータが作動しないので、車両
を進めるような流れ感の発生もない。そのうえ、車庫入
れや縦列駐車等を実行する際は、常にクリープ力が作用
しているので、ブレーキ操作だけで必要な速度の加減調
整が行なえる。
【0046】請求項2に記載の発明によれば、上記効果
に加え、車両を停止するまでの区間を利用して、より多
くの運動エネルギーを回生することができ、電気自動車
の効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気自動車のクリー
プ力発生装置を説明するための図。
【図2】同クリープ力発生装置におけるクリープ力の発
生制御を説明するためのフローチャート。
【図3】同クリープ発生装置におけるクリープ限界車速
付近でのクリープの有無を示す線図。
【符号の説明】
1…走行用モータ(モータ) 4…バッテリ 7…発電ユニット 10…コントローラ(モータ制御手段、走行状態検出手
段) 11…車速センサ(車速検出センサ) 13…シフト位置センサ(シフト位置検出手段) 15…踏込量センサ(ブレーキペダル状態検出手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 信章 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 5H115 PA01 PA11 PC06 PG04 PI16 PI22 PI29 PO06 PU01 PU24 PU26 QE10 QE20 QI04 QN03 RB08 RB17 RB21 RE01 SE04 TB01 TI01 TO23 TO30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気自動車を走行駆動させるモータと、 前記電気自動車が走行状態にあるかを検出するシフト位
    置検出手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 ブレーキペダルの踏込み状態を検出するブレーキぺダル
    状態検出手段と、 前記シフト位置検出手段が走行位置に設定され、前記ブ
    レーキペダルの踏込み状態が所定値以下の状態で、前記
    車速検出手段による車速が略ゼロを検出してのちクリー
    プ限界車速に至るまでの第1走行状態と、前記車速がク
    リープ限界車速を越えたのち略ゼロとなるまでの第2走
    行状態とのいずれかを検出する走行状態検出手段と、 前記第1状態のとき前記モータを低トルクで作動させて
    クリープ力を発生させ、前記第2状態のときクリープの
    発生を禁止するモータ制御手段とを有することを特徴と
    する電気自動車クリープ力発生装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ制御手段は、前記第2走行状
    態のとき前記モータを、運動エネルギーの回生を行なう
    発電機として作用させる機能を有している特徴とする請
    求項1に記載の電気自動車のクリープ力発生装置。
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