JP2000080628A - 粗石魚道ブロックおよび粗石式魚道 - Google Patents

粗石魚道ブロックおよび粗石式魚道

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JP2000080628A JP11224387A JP22438799A JP2000080628A JP 2000080628 A JP2000080628 A JP 2000080628A JP 11224387 A JP11224387 A JP 11224387A JP 22438799 A JP22438799 A JP 22438799A JP 2000080628 A JP2000080628 A JP 2000080628A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 河川において魚類などの水棲生物の移動
の障害となる堰や落差工などに付設することにより、鳥
類などの外敵からの避難場所や休息場を有し、さらに最
短距離で遡上や降下を可能とすることができる、自然の
景観に調和した、魚道形成用ブロックおよびその魚道を
提供する。 【解決手段】 ブロック上面を傾斜させて、表面に大小
の擬石または擬岩等による阻流体を列状に配設して、阻
流体の一部あるいは全部の根元の全周あるいは下流側の
みを窪ませて浮き石状として形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、河川において魚類など
の水棲生物が移動する時の障害となる、堰や落差工など
に付設することにより、遡上や降下を可能とすることが
できる魚道形成用ブロックおよびその魚道に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から河川勾配の急な個所においては
河床の安定化を計り、一定流速に押さえるため落差工や
頭首工を設けたり、貯水を兼ねた堰、ダム等が形成され
るが、上流側と下流側に分断されるため、魚介類の遡
上、降下を阻害することになり、それを防止するため従
来現場打コンクリートで、近年はプレキャストコンクリ
ートブロックを利用して、種々の魚道が設置あるいは提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の河川工事の傾向
としては、多自然型工法の採用によって、あるいは河川
法の改正により、自然に近くかつ周囲の景観に調和した
ものが要求されるようになってきている。これに最も適
した魚道としては、階段式や導流壁式魚道のような人工
的な構造物に対し、河床に石をランダムに配置して形成
される粗石付き斜曲面式魚道が挙げられる。しかし、こ
の魚道は、粗石の配列や斜面の形状等の設計および設計
に見合った石材の確保が困難であると共に、斜面にコン
クリートを打設して、粗石を1個ずつ固定していく作業
は非常に手間がかかり、かつコストも割高にならざるを
得ないものだった。
【0004】こういった粗石式魚道を安価に提供するた
め、ブロックに阻流体となる擬石を一体化して形成され
たプレキャスト製品も各種提案されているが、設置する
条件や対象魚種により種々の形状のものを使い分ける必
要があり、またプレキャスト製品の特徴として阻流体と
なる擬石は構造的に裾野が広がった山形状とならざるを
得なかった。
【0005】これに対し、自然に大小の石が転がりなが
ら積み重なって斜面状に形成されたものは、流れに対し
て石の背面の根元が窪んでよどみ部となって休息場とな
ると共に、石の上部の出っ張りがひさしとなって太陽光
を遮り、影になることで鳥類などの天敵から身を守って
くれる隠れ場にもなる。しかし、現場打で形成される斜
曲面式魚道は、石の高さの3分の2程度がコンクリート
中に埋没されるため、突出部分は半球状となる。一方プ
レキャストの場合は山形状としかならないので、前述の
ような石背面の休息場を得ることは難しい。また、遊泳
力の弱い魚種のために部分的な凹みを設けて休憩場所を
設けたとしても、背を空中にさらした状態となるので鳥
類などに狙われ易いなどの問題がある。
【0006】さらに、自然に形成されたものも石の配置
はランダムであり、また本石を埋設したものであって
も、擬石で形成されるプレキャスト製品であっても、斜
面部の流速を減少させるため石をランダム状に配置して
いる。このことが斜面部の水の流れ部に幅、深さ、流速
の多様な流れを形成することになり、魚のもつ遊泳力に
適した経路を選択しながら遡上していくことができる。
しかし、この流路は蛇行しているので、直線的に遡上す
ることに比べて遡上延長が長くなり、遊泳力の弱い魚種
にとっては遡上しにくい構造となっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記したよう
な課題を解消することについて創案されたものであり、
阻流体の根元の全周または部分的に窪みを設けて自然に
近い浮き石状としたり、ブロック内によどみ部となる凹
部を設けることで休息場を形成し、また自然に石がたま
って水生昆虫の棲み処となる。さらにこの阻流体を列状
に配置するとともに間隔を変化させることで直線状の最
短の遡上経路を形成し、さらにはブロック上面を斜面や
階段状として多様な幅や水深、流速を構成できるように
したもので、遊泳力や遡上方法の異なる多種の魚介類に
適合させることができると共に、阻流体とブロックとを
一体としてプレキャスト化することで、大量に安価に同
一のものが提供できる利点があり、別に成形した後で擬
石や本石を一体化する場合にあっても安価に多種多様の
ものが形成できるという利点があり、以下の如くであ
る。
【0008】(1) ブロック上面に河川の流れの方向
に対して阻流体を列状に配置し、列状として形成される
擬石や擬岩や擬木あるいは本石や本木から成る阻流体の
大きさをほぼ一定形状にしたことを特徴とする粗石魚道
ブロック。
【0009】(2) 河川の流れの横断方向に対してブ
ロック上面を片傾斜面、平行あるいは片傾斜させた階段
面、またはこれ等を中央部で組合せた緩いV字形、皿形
あるいは山形状に形成し、さらにブロック上面に配置さ
れた阻流体の一部または全部の上端高さが、ほぼ水平面
上に一定になるようにしたことを特徴とする前記(1)
項に記載の粗石魚道ブロック。
【0010】(3) 一部あるいは全部の阻流体の根元
に、全周あるいは下流側に窪みを設けて浮き石状とした
ことを特徴とする前記(1)〜(2)項の何れか1つに
記載の粗石魚道ブロック。
【0011】(4) ブロック上面の阻流体の一部ある
いは全部に代えて固定部材を埋設したり嵌合凹部を配設
し、固定部材や接着剤の何れか一方または双方を併用し
た固着手段を用いて、擬石や擬岩や擬木あるいは本石や
本木等の阻流体を配置固定することを特徴とする前記
(1)〜(3)項の何れか1つに記載の粗石魚道ブロッ
ク。
【0012】(5) 阻流体の周辺のブロック上面に、
幾何学模様や擬玉・擬石模様などの小さな凹凸を形成し
たことを特徴とする前記(1)〜(4)項の何れか1つ
に記載の粗石魚道ブロック。
【0013】(6) ブロック上面の阻流体の間に1つ
または複数の凹穴を形成するか、ブロックを敷設したと
きに凹部を形成できるような横断方向の切欠状の傾斜面
をブロック上端部に設けたことを特徴とする前記(1)
〜(5)項の何れか1つに記載の粗石魚道ブロック。
【0014】(7) ブロックの両端に阻流体より高い
側壁を設けて、水路状に形成したことを特徴とする前記
(1)〜(6)項の何れか1つに記載の粗石魚道ブロッ
ク。
【0015】(8) 前記(1)〜(7)項に記載の粗
石魚道ブロックを、河川の外側、水際または中央部に敷
設して、ブロックの両側に壁部材や現場打コンクリート
等で側壁部を形成して水路式の部分的魚道とし、あるい
は河川全面に敷設して全面魚道としたことを特徴とする
粗石式魚道。
【0016】
【発明の実施の形態】上記の本発明による具体的な実施
熊様を示した図面について説明する。図1で示されるも
のは、本発明である粗石魚道ブロックの基本形態となる
ものであり、上面を片傾斜とした粗石魚道ブロック1
は、コンクリートブロック部材11と、この部材上面2
2から突出した裾野の広がった山形状の擬石12、およ
び根元の全周を窪ませて浮き石状とさせた擬石12aの
3つの部分から構成される。また、使用用途によっては
阻流体の全てを山形状の擬石12のみとしたり、後述の
図13に示すような下流側のみ部分的に窪ませた擬石等
も適宣に採用したり、図2に示すように擬木塊32から
も構成される。なお、以後の説明において阻流体を概ね
擬石として説明するが、これを擬岩や擬木、または本石
や本木、あるいはこれらを適宜組み合わせて使用できる
ことは言うまでもないことである。
【0017】上記したブロック部材11は、基本的に上
方から見て方形型である。その寸法は、幅、長さともに
1〜2.5mの範囲であり、使用場所によっては流水に
よってブロックが流されないための重量が必要なので、
ブロック厚を20〜80cmの範囲で適宜選定し、重量
を調整する。また、各側面の中央部に台形状の連結用溝
部13を設け、その内部に本ブロック1を連結するため
のU字形の連結筋14が付設されている。さらに、部材
上面22に傾斜をもたせることで、浅い水深から深い水
深へ可変的に変化させることのできるものである。
【0018】また、阻流体となる擬石は、通常の山形状
の擬石12、および根元の全周あるいは下流側に窪みを
設けて浮き石状とされた擬石12aとの組合せで構成さ
れる。阻流体の大きさとしては、径が小さいもので10
cmから、大きいもので50cm程のものを採用する。
浮き石状の擬石12aの成形方法の1例としては、擬石
12を形成する型枠に窪みに相当するアタッチ部材を付
設する等して、簡便に浮き石状の擬石12aを製造で
き、さらにアタッチ部材の形状を変更することで根元の
窪みを自在に成形できる。現場で実施しようとした場合
でのコンクリート打設、粗石の選定、アンカー打設、接
着等の作業を不要とし、設置コストを低減できる。
【0019】別に、浮き石状の擬石12aの根元をより
鋭角な狭い窪みとしたり、径が10〜50cm程度の擬
石を浮き石状とする方法としては、図3に示す如く部材
上面22の浮き石状の擬石12aを配置する部分に、接
合用凹部24およびアンカー筋埋設用縦穴25を形成
し、擬石塊あるいは本石12bからアンカー筋を突出さ
せたものを前もって製造しておき、モルタルまたは接着
剤等の接着部材28を用いて、図4に示すようにコンク
リートブロック部材11と後から一体化することができ
る。
【0020】または図5に示すように、部材上面22か
らアンカー筋26を突出させて、阻流体となる擬石塊あ
るいは本石12bにアンカー筋埋設用縦穴25を形成し
て一体化する方法や、図6に示すように部材上面22に
インサート31を埋設しておき、貫通孔を形成した擬石
塊あるいは本石12bを取付けボルト30等で連結し、
天端の穴29をモルタル等で充填して形成する方法等が
ある。なおこれらのブロック部材と阻流体とを一体化す
る方法は、図2に示すブロックの擬木塊32、あるいは
本木の場合においても同様に採用できることは言うまで
もない。
【0021】この場合、本石を用いることでより自然に
近付けることができるが、前述の通り石の入手は難しい
一面がある。このような鋭角状で奥行きのある隙間は水
流がより低減されるので、体長が小さく遊泳力の弱い稚
魚や底生魚もしくは甲殻類等に対して有効である。
【0022】この浮き石状の擬石12aの設置個数は、
使用場所、用途によって擬石全数の10分の1程度から
全数まで変化させて対応させる。また、部材上面22に
は、径が2〜8cm程度の小さな擬石による立体的な擬
玉模様21の凹凸が施されており、この表面の多数の凹
凸が魚道内の流速を抑えて自然の河床に近い構造とな
り、底生魚のみならず節足動物等の底生生物の遡上や移
動に適した状態となるが、河川勾配が緩く流速があまり
速くないような箇所においては設けないこともあるし、
阻流体の下流部に静水域が形成されるので、浮き石状と
しないで全て擬石12のみとすることもある。
【0023】次に、阻流体の配置であるが、図1に示す
如くブロック部材上面22に形成されている擬石12お
よび12a等を、流れ方向に対して列状に配置し、かつ
各列毎に阻流体の大きさをほぼ同一とすることで、列間
を流れる水路の幅および深さが流れ方向で一様となる。
これにより、各列間では上流から下流にわたって流速が
一定となるので、魚は途中で遡上不可能な流速に遭遇す
ることはなくなる。さらには列間幅を種々に変えること
で、各列間の水流は列間幅および水深に応じた各々の流
速となり、遡上魚は魚道入口で自己の遊泳力に適した流
路を選択して、一気に遡上できる。また、経路が直線状
で魚類の視界を遮ることがなく偏流も生じないため、魚
類は安全にかつ速やかに降下することもできる。
【0024】図7は、本発明のブロックにコンクリート
部材あるいは現場打コンクリートで壁部材15を付設し
て構成された粗石水路式魚道の断面図である。ブロック
上面を斜面としているので、流量が大きくブロック全面
を流れる場合は、多様な水深の部分が形成され、水深の
深い左側の水路部分は流速も速く大型や遊泳力の強いサ
ケやアユ等の魚の遡上路や、魚道入り口から下流までの
突出流となり、魚類を魚道に導くための呼び水水路とも
なる。逆に水深の浅い右側の水路部分は流速が遅くなる
ので、ヨシノボリ等の底生魚や遊泳力の弱い稚魚等、あ
るいはモズクガニ等の甲殻類の遡上、降下路となる。
【0025】一方、図8に示すように流量が少ない場合
でも、流水は低い部分に集まり遡上に必要な水深が確保
され、河道の流量に変化が生じても魚道としての機能は
損なわれない。また、この粗石魚道ブロックの横断方向
の傾斜は、設置条件や流量条件により適した勾配に設定
できる。
【0026】なお、洪水時の如く思わぬ大量の流量が流
れて、水位が変動して阻流体を越流する状態になること
も考えられるが、この場合は表面の流速が著しく増加し
遅いはずの水路内の流速が表面流速に引きずられて増加
し、魚道内に泡がたち遊泳魚の視界を遮ることにもなる
ので遡上しにくくなる。
【0027】そのようなことが考えられる箇所における
使用にあたっては、図示していないが、ブロック上面の
擬石12、12aを柱状の細長い形状として高さを調整
することで、水位が変動しても擬石の頭が突き出すこと
になり、越流部分が発生しなくなる。さらには全ての擬
石の高さをほぼ水平とすることにより、水面から突出す
る阻流体の高さは一様となり、景観にも配慮することが
できる。なお、周囲の景観に合わせ、擬石に代えて阻流
体を擬岩や擬木、あるいは本石や本木としてよいことは
前述した通りである。
【0028】図9は、前述の粗石水路式魚道の縦断面図
であって、浮き石状の擬石12aの背面に遡上途中の魚
が休んでいる状態を示したもので、阻流体の一部または
全部を浮き石状の擬石12aとすることで、擬石12a
の背面下部に流速の弱い部分を形成し、遊泳力の弱い魚
に休息場を提供する。
【0029】図10は、擬石の根元の括れた部分の様子
を鉛直上方から見たもので、矢印は水の流れを示してい
る。遡上魚が擬石背面の流速の緩やかな部分で休憩して
おり、魚体の一部が擬石の下部に隠れ、日陰になるとと
もに鳥などの天敵から隠れることができる。
【0030】さらに図11のように、窪んだ根元の断面
形状を、背面を平らにした三角形状のおむすび形とする
ことにより、水流が大きく湾曲して、平らな面の背面に
より大きな静水域が形成され、遊泳力の弱い魚や甲殻
類、水生昆虫等に隠れ家や休息場を提供する。また、図
12に示すように背面を大きく窪ませることにより、大
型魚の休息場とすることができる。なお、図13に示す
如く、下流側のみを窪ませる場合においては、幅の広い
静水域が形成され、多数の魚類に休憩場を提供すること
ができる。
【0031】本発明のブロックは、図1に示すように所
定の位置に連結用溝部13と連結筋14を設けるととも
に、壁部材15にも同様に付設することにより、図14
の平面図に示される如く粗石魚道ブロック1同士、ブロ
ック1と壁部材15、および壁部材15同士が連結され
て図7〜9に示される粗石水路式魚道が形成される。そ
の連結方法は、図15、図16に示すように連結筋14
がシャックル16などの連結金具で固定される。また、
図示していないが、ブロックと壁部材の連結は、ブロッ
クの壁部材側にインサートを埋設し、壁部材に形成した
貫通孔を介してボルト等で締め付けて一体化する方法等
もある。
【0032】このブロックの連結は、別にブロックの上
下方向に相欠きを設けて重ね合わせたり、平面状での嵌
合せ構造とすることもでき、どの方法を採用するかは現
場条件、ブロックの大きさによって決めることができ
る。
【0033】なお、図17に示す如くブロックの両端
に、阻流体よりも高い側壁17を設けて粗石魚道ブロッ
クを形成することにより、壁部材が不要となり、単にブ
ロックを列設するだけで粗石水路式魚道を形成できる。
この場合、連結後の魚道ブロック2同士が強度的に安定
するように、連結用溝部13の位置および個数を変える
場合がある。
【0034】本発明によるものは、図18に示すように
河川横断面の全幅方向に敷き並べて設置して、全面魚道
として形成することもできる。この際、ブロック1は図
19の断面図に示す如く、ブロックの厚みの小さい部分
を突き合わせて、緩いV字形を形成していくことによ
り、幅、深さ、流速の異なる多種多様な水路部が形成さ
れることは前述した通りであり、またV字形の最も深い
部分は流速が速く、魚道入口で突出して、下流まで流れ
の速い箇所となるので、魚類を魚道入口に誘導する呼び
水としての効果が期待できる。
【0035】次に、図20および図21に示したもの
は、コンクリートブロック部材上面22を階段状の片傾
斜とし、段差部間の平坦面上に擬石を配置した粗石魚道
ブロック3の例である。なお、部材上面を階段状とする
場合は、図示していないが段差部に擬石を配置して、阻
流体の列間を平坦とする場合もある。また、図22は、
傾斜を中央で折り返して緩いV字形とした粗石魚道ブロ
ック4の例であり、この他にもブロック部材上面を、図
23に示すような階段状のV字形とした粗石魚道ブロッ
ク5や、図24に示すような皿形とした粗石魚道ブロッ
ク6等がある。
【0036】何れの場合も設置場所や流量等の条件に応
じて、段差や階段数および横断方向の勾配を変更でき、
前述した通り水路内の水深が変化することにより多様な
流れが形成され、流量変化に対応できる形状となってい
る。
【0037】なお、施工条件やブロックの形状により、
図20および図23に示すようにコンクリートブロック
部材の四隅に、角取り面23を設けて、この部分に連結
筋14を付設する場合もある。
【0038】図25は、部材上面22の中央部に、プー
ル部となる凹穴18を設けて片傾斜とした粗石魚道ブロ
ック7の例であり、この凹穴18に水が滞留することに
よって魚道内の流速を低減するとともに、遡上魚の休息
場が形成される。また、この凹穴18に直径が5〜20
cm程度の転石が自然にまたは人為的に充填すること
で、底生魚や遊泳力の弱い稚魚等の遡上経路や休息場と
なったり、甲殻類等の水棲生物の棲み処ともなるし、自
然石の表面に苔等が付着することで、遡上魚の餌場とも
なる。
【0039】逆に、直径が20〜50cm程度の大きな
自然石を前記凹穴にセットすることにより、表面に苔等
が繁茂したり、自然石間に多様な空間が創出されること
で、魚類や各種水生生物にとっての餌場や住処、休憩場
等を兼ね備えた粗石魚道として形成することができる。
また図26は、ブロック上面22を階段状の片傾斜とす
るとともに、2個の凹穴18を設けた粗石魚道ブロック
8の例を示したものである。
【0040】図27は、図25で示したブロック7や、
図26で示したブロック8といった凹穴18を設けたも
のを敷設した例を示しており、遡上途中の魚は、ブロッ
ク上面に形成した凹穴18で休息がとれる。また、落差
が大きかったり急勾配となる河床においては、図28に
示すように、流れの縦断方向に対して階段状に段設する
ことで、1種のプール式の階段式魚道として使用でき、
魚道延長を短くすることができる。
【0041】図29は、列設したときによどみ部となる
凹部を形成できるように、ブロック部材上面22の上下
流の端部に、切欠状の傾斜面19を設けて片傾斜とした
粗石魚道ブロック9の例であり、さらに図30は、階段
状のブロックに図29と同様の傾斜面19を設けて、階
段状の片傾斜とした粗石魚道ブロック10の例を示して
おり、河道の幅、流量、勾配、対象魚種、水棲生物に合
わせて、各種の粗石魚道ブロックを使用して、河川の外
側または河道内に、部分的あるいは全断面の魚道を形成
することができることは前述の通りである。
【0042】また、図30に示すブロック10のよう
に、部材の厚い側の側面に環状溝20を設けて、図31
に示すように敷設すると、円筒状の空洞部27が形成さ
れ、影になる大きな休息場を部分的に形成することがで
きる。なお、空洞部の形状は、方形状や台形状といった
他の形状にも変更できる。
【0043】上記したような本発明において、ブロック
上面を傾斜させたり、階段状あるいはそれを組合せたV
字形、皿形とし、さらにブロック上面に、裾野の広がっ
た山形状あるいは根元の全周あるいは下流側を窪ませて
浮き石状とした擬石や擬岩や擬木、または浮き上がらせ
るように後から取り付けた擬石塊や擬木塊あるいは本石
や本木等を、流れに平行に列状に配設して水路の幅、深
さを変化させ、遊泳力の異なる各種の魚に対応できるよ
うにしたことで、一直線の最短距離で遡上あるいは降下
できるようになる。このように本発明を用いることで、
従来技術において求めることのできない作用を簡易かつ
有効に達成せしめ、しかもプレキャスト製品なので強度
的に安定し、各種の魚介類の遡上、降下の目的を有効に
達成することができる。
【0044】また、浮き石状とされた擬石や擬岩や擬木
等等とした阻流体の根元の断面形状を三角形状や下流側
のみの窪みとすることで、擬石や擬木背面の静水箇所の
大きさを調整して、多数の魚介類や甲殻類等に休息場や
外敵からの避難場あるいは隠れ場を提供する。さらに、
背面を窪ませることで大型魚にも対応でき、小型から大
型および遊泳力の弱い稚魚や底生魚まで幅広く応用でき
る。
【0045】ブロック上面に1個または数個のプール部
となる凹穴を形成し、または大きな窪みを形成できるよ
う片傾斜したブロック上面の上下流両端部に、傾斜面を
設けて敷設することにより、魚道内に流れの緩やかなよ
どみ部分を生じさせることができ、また、この凹部に天
然石を充填したり、自然に留まらせることで表面に苔等
が繁茂したり自然石間に適度な隙間ができ、水棲昆虫の
棲み場、あるいは稚魚や底生魚の休息場や餌場、および
カニ等の甲殻類に遡上経路を提供できる。
【0046】このような粗石魚道ブロックは、河川の大
小や勾配、流量の違いにより河床全面に敷き並べて全面
魚道としたり、ブロック両端に阻流体よりも高い壁部材
をプレキャストや現場打コンクリートで付設、もしくは
一体成形して、河床の中央あるいは水際に敷設して部分
的魚道としたり、河川に外付けしてバイパス魚道とした
りと幅広い応用が可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるなら
ば、粗石魚道ブロックを敷設することにより自然環境に
調和し、かつ種々の魚類に適合した魚道設備を従来より
も安価に提供することができるなどの効果を有してお
り、工業的にも効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による粗石魚道ブロックの基本的形態を
示した斜面図である。
【図2】本発明による粗石魚道ブロックの別の形態を示
した斜面図である。
【図3】本発明のブロック上面に凹部を設けて擬石や玉
石等を取り付けるようにした粗石魚道ブロックの斜面図
である。
【図4】阻流体となる擬石や玉石等の取り付け状態を示
した断面図である。
【図5】図4で示したものとは別の取り付け状態を示し
た断面図である。
【図6】図4〜5で示したものとはさらに別の取り付け
状態を示した断面図である。
【図7】図1に示したブロックを採用して、水路式粗石
魚道を形成するようにしたものの横断面図である。
【図8】図7よりも低い水位の例を示した横断面図であ
る。
【図9】図7に示した本発明の粗石魚道ブロックを列設
して形成する水路式粗石魚道の1例を示した縦断面図で
ある。
【図10】本発明において採用する浮き石状の擬石の根
元形状の1例を鉛直上方から示した断面図である。
【図11】図10とは別の例を示した断面図である。
【図12】図10および図11とは更に別の例を示した
断面図である。
【図13】図10〜図12とは更に別の例を示した断面
図である。
【図14】図7に示した水路式粗石魚道の平面図であ
る。
【図15】ブロックや壁部材の連結部分を示した平面図
である。
【図16】図15で示したものの側面図である。
【図17】本発明による粗石魚道ブロックの両端に側壁
を設けて水路状に形成したものの斜面図である。
【図18】本発明による粗石魚道ブロックの河川全幅で
の設定状態の1例を示した平面図である。
【図19】図18で示したものの横断面図である。
【図20】本発明による粗石魚道ブロックの別の形態を
示した斜面図である。
【図21】図20に示したブロックを採用して、水路式
粗石魚道を形成したものの横断面図である。
【図22】本発明による粗石魚道ブロックのさらに別の
形態を示した斜面図である。
【図23】本発明による粗石魚道ブロックのさらに別の
形態を示した斜面図である。
【図24】本発明による粗石魚道ブロックのさらに別の
形態を示した正面図である。
【図25】本発明による粗石魚道ブロックのさらに別の
形態を示した斜面図である。
【図26】本発明による粗石魚道ブロックのさらに別の
形態を示した斜面図である。
【図27】図25または図26に示したブロックを列設
して形成した粗石魚道の1例を示した断面図である。
【図28】図27で示したものとは別に階段状に段設し
て形成した粗石魚道の1例を示した断面図である。
【図29】本発明による粗石魚道ブロックのさらに別の
形態を示した斜面図である。
【図30】本発明による粗石魚道ブロックのさらに別の
形態を示した斜面図である。
【図31】図30で示した魚道ブロックを河川の横断方
向に多列にわたり敷設して形成した粗石魚道の1例であ
る。
【符号の説明】
1 片傾斜とした粗石魚道ブロック 2 水路式の片傾斜とした粗石魚道ブロック 3 階段状の片傾斜とした粗石魚道ブロック 4 V字形とした粗石魚道ブロック 5 階段状のV字形とした粗石魚道ブロック 6 皿形とした粗石魚道ブロック 7 プール部を設け片傾斜とした粗石魚道ブロック 8 プール部を設け階段状の片傾斜とした粗石魚道ブロ
ック 9 切欠状の傾斜面を設け片傾斜とした粗石魚道ブロッ
ク 10 切欠状の傾斜面を設け階段状の片傾斜とした粗石
魚道ブロック 11 コンクリートブロック部材 12 山形状の擬石 12a 浮き石状の擬石 12b 擬石塊あるいは本石 13 連結用溝部 14 連結筋 15 壁部材 16 シャックル 17 側壁 18 凹穴 19 切欠状傾斜面 20 環状溝 21 擬玉模様 22 コンクリートブロック部材上面 23 角取り面 24 接合用凹部 25 アンカー筋埋設用縦穴 26 アンカー筋 27 空洞部 28 接着部材 29 天端の穴 30 取付けボルト 31 インサート 32 擬木塊

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロック上面に河川の流れの方向に対して
    阻流体を列状に配置し、列状として形成される擬石や擬
    岩や擬木あるいは本石や本木から成る阻流体の大きさを
    ほぼ一定形状にしたことを特徴とする粗石魚道ブロッ
    ク。
  2. 【請求項2】河川の流れの横断方向に対してブロック上
    面を片傾斜面、平行あるいは片傾斜させた階段面、また
    はこれ等を中央部で組合せた緩いV字形、皿形あるいは
    山形状に形成し、さらにブロック上面に配置された阻流
    体の一部または全部の上端高さが、ほぼ水平面上に一定
    になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の粗
    石魚道ブロック。
  3. 【請求項3】一部あるいは全部の阻流体の根元に、全周
    あるいは下流側に窪みを設けて浮き石状としたことを特
    徴とする請求項1〜2の何れか1つに記載の粗石魚道ブ
    ロック。
  4. 【請求項4】ブロック上面の阻流体の一部あるいは全部
    に代えて固定部材を埋設したり嵌合凹部を配設し、固定
    部材や接着剤の何れか一方または双方を併用した固着手
    段を用いて、擬石や擬岩や擬木あるいは本石や本木等の
    阻流体を配置固定することを特徴とする請求項1〜3の
    何れか1つに記載の粗石魚道ブロック。
  5. 【請求項5】阻流体の周辺のブロック上面に、幾何学模
    様や擬玉・擬石模様などの小さな凹凸を形成したことを
    特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の粗石魚道
    ブロック。
  6. 【請求項6】ブロック上面の阻流体の間に1つまたは複
    数の凹穴を形成するか、ブロックを敷設したときに凹部
    を形成できるような横断方向の切欠状の傾斜面をブロッ
    ク上端部に設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れ
    か1つに記載の粗石魚道ブロック。
  7. 【請求項7】ブロックの両端に阻流体より高い側壁を設
    けて、水路状に形成したことを特徴とする請求項1〜6
    の何れか1つに記載の粗石魚道ブロック。
  8. 【請求項8】請求項1〜7に記載の粗石魚道ブロック
    を、河川の外側、水際または中央部に敷設して、ブロッ
    クの両側に壁部材や現場打コンクリート等で側壁部を形
    成して水路式の部分的魚道とし、あるいは河川全面に敷
    設して全面魚道としたことを特徴とする粗石式魚道。
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