JPH11315528A - 水路式魚道ブロックおよび水路式魚道 - Google Patents

水路式魚道ブロックおよび水路式魚道

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JPH11315528A
JPH11315528A JP10135930A JP13593098A JPH11315528A JP H11315528 A JPH11315528 A JP H11315528A JP 10135930 A JP10135930 A JP 10135930A JP 13593098 A JP13593098 A JP 13593098A JP H11315528 A JPH11315528 A JP H11315528A
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fishway
waterway
shaped
forming
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JP10135930A
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English (en)
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Kunitaka Sasaki
国隆 佐々木
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Hokuetsu Co Ltd
Original Assignee
Hokuetsu Co Ltd
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Publication date
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B8/00Details of barrages or weirs ; Energy dissipating devices carried by lock or dry-dock gates
    • E02B8/08Fish passes or other means providing for migration of fish; Passages for rafts or boats
    • E02B8/085Devices allowing fish migration, e.g. fish traps
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 河川の急流部に形成される落差工、頭首工、
堰、ダム等に魚介類の遡上、降下対策として付設等して
部分的または全体的に用いられる床固め工と兼用の魚道
ブロックおよび該ブロックを用いて形成される魚道の提
供。 【構成】 U形、L形または箱形の水路形成用ブロック
1と魚道形成用部材2を組合わせて水路13内に魚道を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は河川の急流部に形成
される落差工、頭首工、堰、ダム等に魚介類の遡上、降
下対策として付設あるいは河床の段差部に部分的または
全面的に床固め工と兼用して用いられる魚道ブロックお
よび該ブロックを用いて形成される魚道に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から河川勾配の急な箇所においては
河床の安定を計り、一定流速に押えるため落差工や頭首
工を設けたり、貯水を兼ねた堰、ダム等を形成されてい
るが、上流側と下流側に分断されるため、魚介類の遡
上、降下を妨害することになり、それを防止するため従
前は現場打ちコンクリートで、近年はプレキャストで種
々の魚道が設置あるいは提案されている。しかし、現場
打ちの魚道は掘削、型組み、配筋、コンクリート打設、
脱型と施工に時間と手間がかかる。又、現場打ちに代え
て省人、省力化を計るため種々のプレキャスト製品が提
案され、使用されているが、河川の幅、流量、勾配、対
象魚種に合わせ形状、機能を変更しなければならず、型
枠費が嵩み、かつ大雨等の増水時の流水による流出なら
びに転石等による破損に対処するため、壁厚を厚く、重
量を重くしなければならず、経済的でなく、今日におけ
る工事費縮減、予算減少の世状に合わない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
現場打ちに代えてプレキャストの部分あるいは全面魚道
として各種提案されているが、全ての対象魚種、河川構
造に対応できるものでなく、都度条件に合わせて製作す
るとなると製品自体が多様化し、型枠も高く、形状も複
雑で手間もかかり需要量も僅少なものとならざるを得な
いため、必然的にかなり割高なものとならざるを得な
い。又、製品化しても、施工にあたっては河川の水を部
分的あるいは横断方向に塞ぎ止め、迂回路を形成させ、
基礎形成後製品を据え付けることになり、施工に時間が
かかることは言うまでもないし、生棲する魚介類への影
響も大である。
【0004】更に、既存の落差工や頭首工あるいは堰に
魚道を形成しようとする場合においては、構造物を部分
あるいは全体的に取りこわしてから施工せざるを得ず、
その点からも時間もかかり不経済でもある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術における課題を解消することについて検討を重
ねて創案されたものであって、従来一般に水路形成用と
して使用されてきたU形、L形または箱形ブロックは形
状が単純で寸法も大から小まで多数用意されていて生産
性が良く、コスト的に低廉で、強度上も問題がなく、主
に河川外に施工することで、河川環境を乱すことなく目
的を達成することができることから、このブロックを用
いながら魚道形成用部材を組合せないし加工を施こすこ
とによって好ましい水路式魚道ブロックあるいはブロッ
クを用いた水路式魚道を形成することに成功したもので
あって、以下の如くである。
【0006】(1) U形、L形または箱形の水路形成
用ブロックと魚道形成用部材を組合わせて水路内に魚道
を形成するようにしたことを特徴とする水路式魚道ブロ
ック。
【0007】(2) 水路形成用ブロック間または側壁
に嵌合段部を形成した水路形成用ブロックに水路を横断
する魚道形成用の越流型隔壁ブロック部材を挟み込んで
設定したことを特徴とする前記(1)項に記載の水路式
魚道ブロック。
【0008】(3) 水路形成用ブロックの底面に固定
部材を埋設したり嵌合凹部を配設し、固定部材や接着剤
の何れか一方または双方を併用した固着手段を用いて柱
材や筒体、塊状体などの魚道形成用の阻流ブロック部材
を配設固定したことを特徴とする前記(1)項に記載の
水路式魚道ブロック。
【0009】(4) 水路形成用ブロックの両側壁に取
付孔や固定部材を配設し、両端に取付部を形成したメッ
シュの網状材または多孔の穿孔板部材をボルト等で中央
部が低いメガネ状または幅の狭い方を低くした台形状に
重合して固定したり、ブロック底面に列設柱材若しくは
列設柱材を連結した棚材を同形状に固定部材や接着材で
固着し、その充填部に玉石や礫材などの天然石材や塊状
ないし粒状とした擬玉材による装填域を構成した斜路式
の透過型階段部を形成したことを特徴とする前記(1)
項に記載の水路式魚道ブロック。
【0010】(5) 水路形成用ブロックの底面部材を
厚くして凹部や切込状の凹陥部を形成したことを特徴と
する前記(1)〜(4)項の何れか1つに記載の水路式
魚道ブロック。
【0011】(6) 水路形成用ブロックの底面に一体
または一体的に隔壁を形成して複断面としたり、別の水
路形成用ブロックを併設してブロックの一方を呼び水水
路として形成し、他方に魚道部を形成したことを特徴と
する前記(1)〜(5)項の何れか1つに記載の水路式
魚道ブロック。
【0012】(7) ブロック体の内面や外面あるいは
両面に本石を埋設したり擬岩や擬石または擬木等凹凸模
様を形成したことを特徴とする前記(1)〜(6)項の
何れか1つに記載の水路式魚道ブロック。
【0013】(8) 前記(1)〜(7)項に記載の水
路式魚道ブロックを河川の外側にバイパス状の水路また
は河川の水際や中央部に列設した部分的魚道、あるいは
全面に敷き並べて呼び水水路と組合せた全面魚道として
形成したことを特徴とする水路式魚道。
【0014】
【発明の実施の形態】上記したような本発明によるもの
の具体的な実施態様を添附図面に示すものについて説明
すると、図1には本発明で用いる水路形成用U形ブロッ
クの基本的形態が示され、断面U形として形成されたU
形ブロック1の両端上部および底部両側にはそれぞれ突
出部11が一体として形成され、両側壁12、12間に
水路13が形成されている。即ちこのようなU形ブロッ
ク1自体は従来から広く知られたもので、寸法的にも幅
が0.3〜4m、深さが0.3〜3mで長さが0.6〜2m程
度の範囲で多様な製品があり、本発明においてはこのよ
うなブロック1を基本的にそのままないし部分変更して
採用し、量産性、低コスト性や強度特性などのメリット
を確保する。
【0015】上記したようなU形ブロック1を部分変形
して採用する基本的な態様の1つは図2と図3に示され
ている如くで、前記したような両側壁12、12の一端
部または両端部に部分的な切欠段部14または14、1
4を形成したものとし、このような切欠段部14または
連設された両U形ブロック1、1間の切欠段部14、1
4に代表例として図6〜図9に示されるような越流型隔
壁ブロック部材2〜2cの何れか1つを組込み図10か
ら図14に示すような水路式魚道ブロック20を列設し
て水路式魚道を形成する。
【0016】また本発明によるものは落差の大きい場所
において地表に露出させない条件下で暗渠化した水路式
魚道として実施することができ、このような場合には図
5に示すような箱型ブロック1aを採用し、斯うした箱
型ブロック1aの一端部(または両端部)に切欠段部1
4を形成して上述同様に図5〜図8に示すような越流型
隔壁ブロック部材2〜2cの何れかを組込み、暗渠化し
た水路式魚道を形成する。
【0017】図5にはU型ブロック1ではあるが、その
底部を厚肉状とし、この厚肉底部に凹陥部15を形成し
た本発明における魚道用ブロックが示されている。即ち
このような図5のU型ブロック1が水路中に設けられる
ことによって水路内の流れに澱み部ないし緩流部が形成
され、遡上ないし流下する魚類に対する休憩場所を提供
することができ、好ましい魚道水路を形成する。
【0018】前記した切欠段部14の形成は公知のよう
に反転した倒U字状として型内にコンクリートを充填成
形するに当り、切欠段部14に相当した部分的な補助型
を成形型内にセットすることにより一般的なこの種U形
ブロック1の成形と全く同様に実施することができ、従
って型費や成形上の特別なコストは殆んどなく、強度的
にも高いものとして得られる。図5のような凹陥部も倒
U字状内型の上に凹陥部15に相当した補助型をセット
するだけでよい。尚、上記したU形ブロック1は後述す
る図54、55に示す如く、水路幅を自在に調整できる
L形ブロック37、傾斜L形ブロック37aとして2分
割して成形し、底板部を現場打ち鉄筋コンクリートある
いは連結金具で一体化してU形に形成することができる
が、これらは一例であって、いろいろな使い方が可能で
あり、それらについては代表的なU形ブロックを主体と
して以下説明する。
【0019】また上記したような越流型隔壁ブロック部
材2〜2cは場合によってはこれらの部材2〜2c自体
を本発明における部分的な魚道形成用ブロック部材とし
て採用し、即ち図10と図11に示すようにU形ブロッ
ク1を前記隔壁ブロック部材2および2cの厚みだけ介
在した状態に列設し、そうしたU形ブロック1、1間に
それぞれ該隔壁部材2および2cを介装して連結するこ
とができる。図10は設置勾配を緩くした場合で、図1
1はU形ブロックを階段状に使用して設置勾配を急とし
た場合である。
【0020】前記した図6〜図9に示すものにおいて越
流型隔壁ブロック部材2〜2cの隔壁21においては階
段状または傾斜による部分的に凹入した越流部22、2
2aまたは潜孔流部23が形成され、図6、図7は全面
越流型の隔壁ブロック部材で、背面がプール部3とされ
流量が少ない場合は低い越流段部22で越流し、流量が
多くなると全面で越流する。図9も全面越流型である
が、斜めにしてあるので越流水深が浅い箇所から深い箇
所へと変化しているので各種魚種に対応できる。また越
流部を形成する隔壁21はどの部材も水の流れがスムー
ズに流れるよう上部に緩く、上端は円弧にしてある。図
8は中央部背面にU型形状の非越流壁22bによる静援
域を設け、遊泳力の弱い魚の一時休息場としたアイスハ
ーバー型の魚道ブロック部材で、潜孔流部23は底棲魚
の通行あるいは水流が極端に少ない場合の流水部であ
り、何れにしても図10〜図14に示すようにU形ブロ
ック列による水路式魚道ブロック20ではその上段部の
貯水を下段に越流させることは図示の如くであって、各
ブロック1または複数個のブロック1、1に亘って適切
にプール部3が形成されると共にプール部3が越流壁で
つながった水路式魚道を形成することができる。
【0021】図12は図3のU形ブロックにおける両端
側の切欠段部14に2本のU形ブロックに股がって隔壁
ブロック部材2bを介装したもので、図13は片側のみ
に設けられた切欠段部14に隔壁ブロック部材2bを載
置したものである。なお、水路巾が大きくなった場合に
は魚道形成用ブロック部材を分割して製造してよいこと
は云うまでもない。次の図14に示すように図4に示し
たようなブロック1の中間底部を厚くし、この厚肉底部
に凹陥部15を形成したものを採用し、該凹陥部15に
天然石材7等を配列したもので鰻、カジカ、ヨシノボリ
などの底生魚やモズクガニやエビ等の甲殻類の生息遡上
に好ましい条件を形成し得る。
【0022】堰やダムなどの落差が大きく、地上に水路
を設置する場所を確保し難いような条件下においては図
15に示すように堰43を貫通せしめて図5に示したよ
うな箱型の暗渠ブロック1aに各種の隔壁ブロック部材
2〜2cを組み合わせて水路を形成することにより下流
域とダムなどの形成された上流域とに亘って好ましい魚
道水路を形成することができる。
【0023】図16と図17および図18にはブロック
1の一側に魚道部へ魚介類を誘導する射出流となる呼び
水水路16が形成された場合が示され、即ち中間仕切壁
17を形成した複断面水路となし、残部に前記した図6
〜図9に示したような隔壁部材2または2a〜2cの底
部ないし両側を図16や図17および図18に示すよう
な切欠段部14に取付けて図18に示すようなプール部
3を形成するものである。この中間仕切壁は別に製作
し、後で一体化しても、また、別に魚道部より水路幅を
狭くしたU形ブロック1を併設して設置しても同様の効
果を得ることができる。
【0024】即ちこの図16〜18に示すものは河川敷
きに水際に平行あるいはジグザグの階段状に流路の落差
に合わせて地表上又は水路天端を地表面に併せて埋設し
て使用されるもので、新たに河川を改修するような場合
には河川の端部または中間部に設置して上述したように
構成されるが、川幅の広い場合にはこのようにして形成
されたブロック1列における魚道の入口が確認し難い傾
向があり、上記のように呼び水水路16を設営すること
によって流速の早い流れが魚道の入口からかなりの下流
位置にまで形成されるので遡上する魚類等は流速の緩や
かな魚道部として形成される水路13部分を容易に発見
し、進入し易くなる。
【0025】図19と図20にはU形ブロック内に阻流
ブロック部材を配設、固定するのに好ましい態様が示さ
れている。即ち図19のものはブロック1の底面に浅い
円形状の凹部18を形成し、該凹部18の中心部にイン
サート部体5を埋設したもので、図20のものはブロッ
クの底部を厚くしてU形の凹陥部15aを形成し浅い方
形状の凹部18を設けたもので、前記した如く該凹陥部
に底生の魚介類のために天然石材等を配設できるように
したもので、このような凹部18に図25〜図29に示
すような断面円形の柱状阻流ブロック部材4や自然石ま
たは自然石状擬石材40などを取付けるようにしたもの
であり、その固定には図25と図26および図27に示
すようにインサート部体5に対しボルト等の取付手段6
を螺入し、あるいは打込んで固定する。
【0026】上記したようなことによる図21と図22
に示す水路内の流速は壁や柱状部材に近づくほど緩やか
で、更に底に行く程遅くなり、離れるほど速くなる、多
様な水の流れを形成する柱状阻流式魚道とするもので、
阻流ブロック間はよどみ部となり遊泳力の弱い魚種の休
息場となる。阻流ブロック部材4は柱状ないし棒状体の
他、図29に示すように自然石または自然石状の擬石材
40を採用することができ、図23、図24に凹陥部に
天然石材を配した粗石阻流式魚道は更なる流れの多様性
が得られ、また石の影の部分が庇となり鳥類などからの
避難場ともなり、景観的にも自然らしく、周囲の石材の
隙間が底生魚の遡上路で、水棲昆虫の生息場ともなり、
遡上魚に餌を提供することになる。更に石の表面は甲殻
類の遡上路であってコケや水草の生育で遡上魚の餌とも
なる。またこれらの各種阻流ブロック部材に対して図2
8と図29に示す如く接着剤などによる接着部8を適宜
に採用して実施することができる。なお、勾配が緩く、
流量による揚圧力が小さい場合には、底面に凹部18を
形成しないで、単にインサート部体5の埋設のみでの使
用でよいことは自明のことである。
【0027】ブロック1には、また図30に示すように
その両側壁12、12に取付孔19を配設したり、図3
1に示す如く両側壁にインサート部体5を埋設し、また
底部を厚くして両端に切欠凹部15bを設け、休憩のた
めの深みあるいは底生の魚介類の生棲、遡上のための天
然石材の配設部を設けることができ、このような図30
または図31に示す両側に取付部41を設けたものは図
32に示すように上縁を緩いV形として中央部を低くし
防錆処理を施した鋼線あるいはステンレス材等によるメ
ッシュ材24を用いた透過パネル10、10aまたは図
33に示す多孔の穿孔板部材25による通過パネル10
b、10cを設定することができる。これらの透過また
は通過パネル10〜10cは図34に示すように中間部
で屈曲したもの10、10bと、平板状のもの10a、
10cを重合状態として組合わせるもので、図34の如
く充填部に玉石や礫材等の天然石材や塊状ないし粒状と
した擬石材を投入し、下流に向かって中間部が透過性が
大で両側が抵抗性の大きいブロックとして設定されて越
流する阻流部30が側壁端側ほど厚く、高くなる透過タ
イプの斜路式階段魚道とするもので、下流側は図31の
ブロックを列設したもので、上流側は図30のブロック
の間に図4のブロックを介在させ、阻流部30の間隔を
大きくとったものである。図35は図34の使用例の縦
断面図である。
【0028】図36は透過パネル10、10aを用いて
形成される粗石斜路式透過型越流部とした阻流部30の
正面図で、水流が少ない時は中央部のみを、多い時は全
面越流し、中央側に向かうほど水深が深く、流速が早
く、遊泳力の違いによる各種の魚種に対応でき、充填部
材間の透過流速も中央部は早く、端部側に行く程遅くな
るので、底生魚の遊泳力に合った遡上路を選択できる
し、網などであるので甲殻類にも対処できる。図37、
図38は透過パネルを他方を低く、透過壁を薄くなるよ
うに構成した片傾斜として透過型階段魚道としたもの
で、機能は前述のものと同じで、水路幅に合わせ選択さ
れる。
【0029】なお本発明によるものは図39および図4
0に示すようにブロック1による水路を越流高さに即応
した低いものとすると共に河川横断面の全幅方向に敷き
並べて設置し全断面魚道として形成することができ、中
間には適宜に呼び水水路16を別体成形部体によって形
成する。また上記したようなメッシュ材24や穿孔板部
材25による透過パネルの取付けを的確に得るために図
41に示すようにブロック1の取付孔19にメッシュ材
の取付部41を取付ボルト26と取付ナット27を用
い、あるいは図42に示すようにインサート部材5と取
付ボルト26を採用して固定することができる。
【0030】また本発明においては図43や図44、4
5に示すようにメッシュ材24や穿孔板部材25による
透過パネルに代え、木材やパイプ、コンクリート棒等に
よる高さの異なる柱材28を単に列設し、あるいは横杆
29をも採用して柵状となし、これに天然石材や擬玉材
等を投入して粗石斜路式透過型越流部とする阻流部30
を形成して同様の作用を得しめることができる。図4
3、図44に示すような柱材28の単なる列設より図4
5のように横杆29を併用することにより全体的な結合
関係を強固となし、一般的に必要部材28の数、量を減
少せしめ得る。
【0031】図46から図52には本発明によるもう1
つの構成態様として周囲を補強した網材と天然石材等を
組合わせた魚道形成用部材の仔細が示されている。即ち
図46に示すような定形U形ブロック1の底面コーナ部
には取付のためのインサート部体5が埋設され、このよ
うなU形ブロック底面に対して図47に示すように周囲
に比較的太い補強材33を配設したメッシュ網34に対
し自然石または擬石材による配設粒状体35、35aが
図49のように単なる接着剤31のみにより固定され、
あるいは図50のようにメッシュ網を介して連結筋42
を粒状体の取付凹部32にはめ込みあるいは接着剤31
等で定着したものである。
【0032】配設粒状体としては図47に示すように径
25〜50cm程度のほぼ同一の大きさの大型配設粒状体
35を流れ方向に列状に配し、周囲にランダムに径10
〜15cm程度の小型の配設粒状体35aを配設して組み
合わせ、前述したメッシュ網34の線材間隔(目)とし
ては3〜6cm程度のものを用いることより実用的にセッ
ト状態の安定した部材を得ることができ、前記した図4
6のインサート部体5にボルト等の連結具で的確にセッ
トすることで、図51に示す如く図23、図24と同様
の粗石阻流式魚道を得ることができる。更に図48に示
す如く石の大きさを変化させた大型配設粒状体35と小
型配設粒状体35aの組合わせ配列関係を流れの横断方
向に変えることにより図52に示す如く図36、図37
と同様の斜路式透過型階段魚道を得しめることは明かで
ある。これは、従来の水路にアンカー筋やインサートの
ような固定具を取り付けることは容易にできることから
汎用性が大幅に広がる。
【0033】図53〜図55には内面に擬石模様36あ
るいは本石埋設による凹凸構造を形成した態様が示され
ており、図53のものは擬石模様36による一体型のU
形ブロック1、図54、図55のものは分割型のL形あ
るいは傾斜L形ブロック37、37aを用いるものであ
って分割型のL形ブロック37は図56または図57の
ように対設連結されて水路を形成するものであるが、何
れもその内側面に立体的な本石埋設または擬石模様36
が配設されている。即ち内側面に本石を埋設したり擬石
模様36を設けることによりブロック体内面部における
流速を低下し、また甲殻類その他の水中生物の這い上り
を助け、更には藻類の生育を容易として魚介類の生育に
好ましい環境を形成する。勿論景観を改善し環境を良好
とした水路を形成することができる。
【0034】図56は、図7の越流型隔壁ブロック部材
2aを組合せたもので、L形ブロック37を対設しブロ
ックより突出している鉄筋38に配筋して現場打ちコン
クリート38aを打設して水路式魚道ブロックとするも
ので、図57は高さの異なる柱材28を列設して天然石
材や擬玉石等を埋設して阻流部30を形成併用したもの
で、傾斜L形ブロック37aを対設して、底部中央部で
埋設された箱型の連結金具同子をボルト26等で固着し
て水路式魚道ブロックを形成するものである。
【0035】図58には上記のような図53〜図57の
ものとは異り、ブロック体の外面にも鉄平石や天然石材
あるいは擬石材を用いた外面立体模様40を形成した場
合が示されている。即ちダムや砂防等に対する外付け用
魚道として地上部分に設置したような場合において周辺
景観になじみ、美観に配慮した水路式魚道を形成するの
に好ましいブロックであることは明かである。
【0036】本発明によるものはU形、L形または箱形
の水路形成用ブロックと魚道水路形成用部材を組合わせ
た水路式魚道ブロックとして水路内に魚道を形成し、こ
れを列設して水路式魚道とするようにしたことにより製
作が容易で強度的にも好ましく容易に入手することので
きる大小の規格をもったU形、L形または箱形ブロック
のメリットを充分に活かし、各種の魚道形成用部材と組
み合せることにより外付けを主体とすることから現況の
河川構造物や生息環境を破壊することなく、河川の大き
さ、流量、設置箇所の地形や遡上、降下される対象魚介
類に合せて最も適した大きさと機能をもつ水路式魚道ブ
ロックを選択することができ、自然環境によく適合し、
またブロックを比較的低コストに提供せしめ、施工も容
易で工期も早いので非常に経済的でもある。特にU形ブ
ロックは水路形成ブロックとして一般的に普及し、比較
的低コストであると共に強度的にも好ましいものであっ
て、このものを主体として採用し魚道水路形成用部材を
組合わせることによって本発明の特質性、有利性を高度
に得しめる。
【0037】また本発明においては、水路形成用ブロッ
ク間または側壁に嵌合段部を形成した水路形成用ブロッ
クに水路を横断する魚道形成用の越流型隔壁ブロック部
材を挟み込んで設定したことにより短小な部材によって
簡易に水路式魚道ブロックを形成することができ、低コ
スト且つ平易に目的の水路式魚道ブロックを提供せし
め、施工その他も容易である。
【0038】更に本発明では、水路形成用ブロックの底
面に固定部材を埋設したり嵌合凹部を配設し、固定部材
や接着剤の何れか一方または双方を併用した固着手段を
用いて柱材や筒体、塊状体などの魚道形成用の阻流ブロ
ック部材を配設固定したことにより、同じく粒状体を組
み込んだメッシュ材の採用、配設で簡易且つ低コストに
水路式魚道ブロックを形成せしめ、施工性なども優れて
いる。
【0039】なお本発明においては、水路形成用ブロッ
クの両側壁に取付孔や固定部材を配設し、両端に取付部
を形成したメッシュの網状材または多孔の穿孔板部材を
ボルト等で中央部が低いメガネ状または幅の狭い方を低
くした台形状に重合して固定したり、ブロック底面に列
設柱材若しくは列設柱材を連結した棚材を同形状に固定
部材や接着材で固着し、その充填部に玉石や礫材などの
天然石材や塊状ないし粒状とした擬玉材による装填域を
構成したり、粒状体を配設したメッシュ材で斜路式の透
過型階段部を形成したことによって、水路の全域を利用
したような魚道であっても平易且つ任意に変化した水路
式魚道ブロックを形成せしめ、低コスト性を確保し、変
化性に富んだ水路式魚道ブロックを有効に提供せしめ
る。
【0040】また本発明のものは、水路形成用ブロック
の底面部材を厚くして凹部や切込状の凹陥部を形成した
ことにより水路内における水の流れに変化を与え、遡上
する魚類に休息域を形成し、また魚道に好ましい変化を
与えて底生魚介類などの生息に適した条件を形成する。
【0041】更に本発明では、水路形成用ブロックの底
面に一体的に中間仕切壁を形成して複断面としブロック
の一方を呼び水水路として形成し、他方に魚道部を形成
したことにより、流速の速い流れが下流域まで形成され
るので、遡上する魚介類に魚道部の位置を発見させ易く
する有効な水路式魚道ブロックを提供する。
【0042】また本発明において、ブロック体の内面や
外面あるいは両面に本石を埋設したり擬岩や擬石または
擬木凹凸模様を形成したことにより周辺環境に馴染んだ
水路式魚道ブロックを形成し、又水中生物の這い上りや
藻類、苔類などの活着、生長を図って魚類などの餌とな
り好ましい自然的な生育条件を形成する。
【0043】前記したような水路式魚道ブロックを河川
の外側にバイパス状の水路または河川の水際や中央部に
列設した部分的魚道、あるいは全面に敷き並べて呼び水
水路と組合わせた全面魚道として形成したことにより河
川の全域を利用したような好ましい水路式魚道を適宜に
形成せしめ、またそれぞれの施工現場における立地条件
に適合した水路式魚道設備を簡易且つ低コストに提供せ
しめる。
【0044】
【発明の効果】上記したような本発明によるならば水路
形成用ブロックに魚道形成用部材を組合せて好ましい水
路式魚道ブロックを形成し魚類その他の水辺生物と共存
し自然環境に即応し、景観などとも融和した設備を提供
することができ、また一般に使用されているU形、L形
または箱形ブロック等をそのまま、あるいは一部加工し
て利用するものであることからして比較的低コストで、
しかも強度その他の特性に優れた設備を提供することが
できるなどの効果を有しており、工業的にその効果の大
きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において採用するU形水路形成用ブロッ
クの1例を示した斜面図である。
【図2】本発明においてU形ブロックを部分変形して採
用する基本的な態様の1つを示した斜面図である。
【図3】本発明でU形ブロックを部分変形して採用する
もう1つの態様を示した斜面図である。
【図4】本発明のU形ブロックに関しその底部に凹部を
形成して遡上する魚類の休息域や、天然石材等を充填し
て底生魚や甲殻類の遡上域などを形成するようにしたも
のの斜面図である。
【図5】本発明の箱形水路形成用ブロックについての部
分変形して採用する1つの態様を示した斜面図である。
【図6】本発明において採用する魚道形成用越流型隔壁
ブロック部材の1例を示した斜面図である。
【図7】図6に示したものとは別の例を示した斜面図で
ある。
【図8】図6、7のものとは更に別の例を示した斜面図
である。
【図9】図6〜8のものとは異ったもう1つの例を示し
た斜面図である。
【図10】図6または図9に示したような魚道水路形成
用部材と図1の水路形成用ブロックを組合せて用いて形
成された本発明水路式魚道ブロックを列設してなる水路
式魚道の1例についての断面図である。
【図11】図2の水路形成用ブロックとした図10の本
発明による水路式魚道ブロックを階段状に列設してなる
水路式魚道の断面図である。
【図12】図8に示した魚道形成用部材を図3に示した
U形ブロックに組合わせて採用した本発明の水路式魚道
ブロックを列設して形成された水路式魚道の断面図であ
る。
【図13】図2のU形ブロックと図8の魚道形成用部材
による本発明の水路式魚道ブロックを階段状に列設して
形成された水路式魚道の断面図である。
【図14】図4のU形ブロックと図7の魚道形成用部材
による本発明の水路式魚道ブロックを列設してなる水路
式魚道の断面図である。
【図15】図5の箱形ブロックと図6または図9の魚道
形成用部材を組合せて落差の大きい箇所に埋設し形成さ
れた本発明水路式魚道ブロックを列設してなる水路式魚
道の断面図である。
【図16】U形水路形成用ブロックの一部に呼び水水路
を形成した複断面式U形ブロックの1例についての斜面
図である。
【図17】図16のものに図6に示した魚道形成用部材
を用いて形成された本発明の水路式魚道ブロックを列設
してなる水路式魚道の横断面図である。
【図18】図17に示したものによる水路の縦断側面図
である。
【図19】U形水路形成用ブロックに柱材や筒体を用い
るようにした本発明の1例についての斜面図である。
【図20】底部に凹陥部を設けて図19とは別の角形凹
部を形成したU形ブロックの斜面図である。
【図21】図19に示すU形ブロックと図25〜図28
に示すような魚道形成用の阻流ブロック部材を組合せて
形成された本発明の水路式魚道ブロックを列設してなる
水路式魚道の縦断面図である。
【図22】図21に示したものの横断面図である。
【図23】図20のU形ブロックと図29の天然石材ま
た擬玉塊状体の阻流ブロック部材を組合せて形成された
本発明水路式魚道ブロックを列設してなる水路式魚道の
縦断面図である。
【図24】図23に示したものの横断面図である。
【図25】魚道形成用の筒形阻流ブロック部材の1例に
ついての取付状態を示した断面図である。
【図26】図25とは別の筒形阻流ブロック部材取付状
態の断面図である。
【図27】木柱、石柱またはコンクリート柱などの阻流
ブロック部材取付状態の1例を示した断面図である。
【図28】図27の阻流ブロック部材などの接着剤のよ
うな別の固着手段による取付状態を示した断面図であ
る。
【図29】天然石材または擬玉塊状体にアンカー筋を配
置した阻流ブロック部材をモルタルやセメントペースト
その他の接着剤で取付けた状態の断面図である。
【図30】透過パネルに対する取付孔を配設したU形水
路形成用ブロックの1例についての斜面図である。
【図31】図30とは別に底部両端に切欠凹部を形成
し、取付孔をインサート部体として形成したU形ブロッ
クについての斜面図である。
【図32】メッシュ材による透過パネルの斜面図であ
る。
【図33】穿孔板部材による透孔パネルについての斜面
図である。
【図34】図31または図30に示したU形ブロックに
図32に示したメッシュ材透過パネルを重合した間に天
然石材等を充填して斜路式の透過型階段魚道部を形成し
た水路式魚道ブロックを列設してなる水路式魚道を中間
省略状態で示した平面図である。
【図35】図34に示したものの縦断面図である。
【図36】図30のU形ブロックと図32の透過パネル
を組合して形成された水路式魚道ブロックの正面図であ
る。
【図37】図32の透過パネルの変形例として上縁が傾
斜されて形成された水路式魚道ブロック水路工の正面図
である。
【図38】図37に示した水路式魚道ブロックについて
の平面図である。
【図39】U形ブロックを透過パネルの越流高さに即応
した低姿勢とし呼び水水路をも併用して河川幅全般に水
路式魚道ブロックを敷き並べて形成してなる水路式魚道
の断面図である。
【図40】図39に示したものの平面図である。
【図41】図30に示したブロック側壁に対する透過パ
ネル取付状態を示した部分的断面図である。
【図42】図31に示したブロック側壁に対する透過パ
ネル取付状態の部分的断面図である。
【図43】U形ブロックに木材やパイプ、コンクリート
棒状材などの阻止材を用いて斜路式の透過型階段魚道部
を形成した本発明の水路式魚道ブロックの平面図であ
る。
【図44】図43に示した水路式魚道ブロックの横断面
図である。
【図45】図44に示したものに横材を併用し連結した
水路式魚道ブロックの正面図である。
【図46】U形ブロック底面に板状メッシュ材を取付け
るためのインサート部体配設状態を示した斜面図であ
る。
【図47】図46に示したものに取付ける大小の粒状体
を粗石阻流式魚道を形成するよう配設された板状メッシ
ュ材の斜面図である。
【図48】斜路式透過型魚道を形成するように大小の粒
状体を配設した板状メッシュ材のもう1つの例を示した
斜面図である。
【図49】粒状体を接着材等による取付状態を示した部
分的な断面図である。
【図50】粒状体を連結筋を用いて図49と同様に取付
けた状態の断面図である。
【図51】図46のU形ブロックに対する粗石阻流式魚
道形成用板状メッシュ材取付状態の水路式魚道ブロック
の断面図である。
【図52】同じく図46のU形ブロックに対し図48の
斜路式透過型魚道形成用板状メッシュ材を取付けた水路
式魚道ブロックの断面図である。
【図53】内面に擬石模様を形成したU形水路形成用ブ
ロックの正面図である。
【図54】L形ブロックを対設して水路幅を自在に調整
するようにした本発明部体L形水路形成用ブロックの側
壁部内面に天然石材埋設あるいは擬石模様とした正面図
である。
【図55】側壁部を傾斜させた図54と同様な傾斜L形
水路形成用ブロック部体の正面図である。
【図56】図54のL形ブロックと図7に示した魚道形
成用部材を組合わせて形成した全面越流型の水路式魚道
ブロックの正面図である。
【図57】図55の傾斜L形ブロックに魚道形成用阻流
ブロック部材を配設して形成した斜路式透過型の水路式
魚道ブロックの断面図である。
【図58】U形ブロックの側壁頂面や外面に鉄平石など
の板状石材または擬石材等の外面立体模様を設けてダ
ム、砂防等の外づけ水路式魚道として景観に配慮するよ
うにしたものの斜面図である。
【符号の説明】
1 U形水路形成用ブロック 1a 箱形水路形成用ブロック 2 越流型隔壁ブロック部材 2a 越流型隔壁ブロック部材 2b 越流型隔壁ブロック部材 2c 越流型隔壁ブロック部材 3 プール部 4 阻流ブロック部材 5 インサート部体 6 取付手段 7 天然石材 8 接着部 9 取付孔 10 透過パネル 10a 透過パネル 10b 通過パネル 10c 通過パネル 11 突出部 12 側壁 13 水路 14 切欠段部 15 凹陥部 15a 凹陥部 15b 凹陥部 16 呼び水水路 17 中間仕切壁 18 凹部 19 取付孔 20 水路式魚道ブロック 21 隔壁 22 越流部 22a 越流部 22b 非越流部 23 潜孔流部 24 メッシュ材 25 穿孔板部材 26 取付ボルト 27 取付ナット 28 柱材 29 横杆 30 阻流部 31 接着剤 32 取付凹部 33 補強材 34 メッシュ網 35 大型配設粒状体 35a 小型配設粒状体 36 擬石模様 37 L形水路形成用ブロック 37a 傾斜L形水路形成用ブロック 38 鉄筋 38a 現場打ち鉄筋コンクリート 39 箱型の連結金具 40 外面立体模様 41 取付部 42 連結筋 43 堰

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U形、L形または箱形の水路形成用ブロ
    ックと魚道形成用部材を組合わせて水路内に魚道を形成
    するようにしたことを特徴とする水路式魚道ブロック。
  2. 【請求項2】 水路形成用ブロック間または側壁に嵌合
    段部を形成した水路形成用ブロックに水路を横断する魚
    道形成用の越流型隔壁ブロック部材を挟み込んで設定し
    たことを特徴とする請求項1に記載の水路式魚道ブロッ
    ク。
  3. 【請求項3】 水路形成用ブロックの底面に固定部材を
    埋設したり嵌合凹部を配設し、固定部材や接着剤の何れ
    か一方または双方を併用した固着手段を用いて柱材や筒
    体、塊状体などの魚道形成用の阻流ブロック部材を配設
    固定したことを特徴とする請求項1に記載の水路式魚道
    ブロック。
  4. 【請求項4】 水路形成用ブロックの両側壁に取付孔や
    固定部材を配設し、両端に取付部を形成したメッシュの
    網状材または多孔の穿孔板部材をボルト等で中央部が低
    いメガネ状または幅の狭い方を低くした台形状に重合し
    て固定したり、ブロック底面に列設柱材若しくは列設柱
    材を連結した棚材を同形状に固定部材や接着材で固着
    し、その充填部に玉石や礫材などの天然石材や塊状ない
    し粒状とした擬玉材による装填域を構成した斜路式の透
    過型階段部を形成したことを特徴とする請求項1に記載
    の水路式魚道ブロック。
  5. 【請求項5】 水路形成用ブロックの底面部材を厚くし
    て凹部や切込状の凹陥部を形成したことを特徴とする請
    求項1〜4の何れか1つに記載の水路式魚道ブロック。
  6. 【請求項6】 水路形成用ブロックの底面に一体または
    一体的に隔壁を形成して複断面としたり、別の水路形成
    用ブロックを併設して、ブロックの一方を呼び水水路と
    して形成し、他方に魚道部を形成したことを特徴とする
    請求項1〜5の何れか1つに記載の水路式魚道ブロッ
    ク。
  7. 【請求項7】 ブロック体の内面や外面あるいは両面に
    本石を埋設したり擬岩や擬石または擬木等の凹凸模様を
    形成したことを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに
    記載の水路式魚道ブロック。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7に記載の水路式魚道ブロッ
    クを河川の外側にバイパス状の水路または河川の水際や
    中央部に列設した部分的魚道、あるいは全面に敷き並べ
    て呼び水水路と組合せた全面魚道として形成したことを
    特徴とする水路式魚道。
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