JP2000076818A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2000076818A
JP2000076818A JP10241898A JP24189898A JP2000076818A JP 2000076818 A JP2000076818 A JP 2000076818A JP 10241898 A JP10241898 A JP 10241898A JP 24189898 A JP24189898 A JP 24189898A JP 2000076818 A JP2000076818 A JP 2000076818A
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JP
Japan
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upright
upright portion
halves
case half
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Pending
Application number
JP10241898A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyake
博之 三宅
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクカートリッジを構成するハーフ同士
を堅固に結合する。 【解決手段】 記録媒体3を回転自在に収納するカート
リッジケースは、互いに対向する上下一対の硬質合成樹
脂製のケースハーフ1,2を対面させ、超音波溶着する
ことにより形成されている。ハーフ1,2はプレート部
1a,1bと、該プレート部1a,1b同士の対向面か
ら突設されたボス状の連結用起立部4,5を有してい
る。起立部4は、その先端面から凹陥する凹穴6を有し
ており、この凹穴6の入口部分の内周縁に段部7が周設
されている。段部7の底面7bには超音波溶着用のリブ
8が設けられ段部7の周壁面7bに縦長にリブ10が設
けられている。段部底面7aと周壁面7bとの交叉角度
aは起立部5の先端面と外周面との交叉角度bよりも大
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
ク装置や光ディスク等の情報記録再生装置の記録媒体と
して使用されるディスクカートリッジに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5〜図7は従来のディスクカートリッ
ジを示す図であり、図5は分解斜視図、図6(a),
(b)は各ケースハーフを内側から見た図、図7は起立
部の構成図である。
【0003】内部にディスク状の記録媒体3を回転自在
に収納するカートリッジケースは、互いに対向する上下
一対の硬質合成樹脂製のケースハーフ(以下、「ハー
フ」と略)1,2を対面させ、超音波溶着することによ
り形成されている。各ハーフ1,2はプレート部1a,
2aと、該プレート部1a,2a同士の対向面から突設
されたボス状の連結用起立部4,5を有している。起立
部4は、その先端面から凹陥する凹穴6を有しており、
この凹穴6の入口部分の内周縁に段部7が周設されてい
る。7aは段部7の底面、7bは段部7の周壁面を示
す。この段部7の底面7aには超音波溶着用のリブ8が
設けられている。このリブ8は、超音波溶着時に発生す
る摩擦熱によって軟化ないし溶融する。
【0004】起立部5は、その先端面から凹陥する凹穴
9を備えている。ハーフ1,2同士を結合するには、図
7(a),(c),(d)の如く起立部5を起立部4の
段部7に差し込み、超音波振動を加えて超音波溶着す
る。リブ8が起立部5の先端面との摩擦熱によって軟化
ないし溶融し、このリブ8の軟化物ないし溶融物が段部
底面7aと起立部5の先端面との間に広がる。超音波振
動の印加を停止すると、この軟化ないし溶融物が冷却固
化し、起立部4,5同士の結合が完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる超音波溶着によ
って起立部4,5同士を結合したハーフ1,2よりなる
ディスクカートリッジにあっては、起立部5を段部7に
挿入し易くするために起立部5の先端の外周縁がR付け
された丸みを帯びたものとなっている。このため、図7
(d)の通り、起立部5の先端面と段部底面7aとの接
触面積が小さく、ケースハーフ1,2同士の結合力もこ
の小さな接触面積に起因してそれだけ小さなものとなっ
ている。
【0006】本発明はこのケースハーフの起立部同士の
結合がきわめて堅固なディスクカートリッジを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクカート
リッジは、カートリッジケース内にディスク状の記録媒
体を回転自在に収納したディスクカートリッジであっ
て、該カートリッジケースは、1対のプレート状のケー
スハーフを対面させて超音波溶着したものであり、各ケ
ースハーフは、プレート部と、該プレート部の対向面に
立設された柱状の結合用起立部とを有してなり、一方の
第1のケースハーフの起立部にあっては、先端面に凹穴
が形成されており、該先端面の凹穴内周面に沿って段部
が形成され、該段部は、前記プレート部と略平行な段部
底面と、該底面から立ち上がる段部周壁面とで囲まれて
おり、他方の第2のケースハーフの起立部は、その先端
が該段部に嵌合し、その先端面が該段部底面に超音波溶
着されているディスクカートリッジにおいて、該第1の
ケースハーフの起立部の段部底面と段部周壁面との交叉
角度aは、該第2のケースハーフの起立部の先端面と外
周面との交叉角度bよりも大であり、該第2のケースハ
ーフの起立部の先端の外縁部が0.05R以下且つ0.
05C以下の尖角状であることを特徴とするものであ
る。
【0008】かかる本発明のディスクカートリッジにあ
っては、第2のケースハーフの起立部の先端の外縁が尖
角状となっているため、この先端面と第1のケースハー
フの起立部の段部底面との接触面積が大きなものとな
り、ケースハーフ同士の結合がきわめて強固なものとな
る。
【0009】また、上記角度aを角度bよりも大きくし
ているから、第2のケースハーフの起立部の先端角縁を
尖角状にしてもこれを段部にスムーズに挿入することが
できる。
【0010】本発明では、この段部の周壁面に起立部の
起立方向に延在するリブを設け、このリブを介して起立
部同士を超音波溶着することにより、ケースハーフ同士
の結合がさらに強固なものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0012】図1,2は、実施の形態に係るディスクカ
ートリッジの超音波溶着部の構成を示すものであり、図
1(a)は起立部4,5の断面図、図1(b)は図1
(a)のB−B線矢視図、図2は図1のII部分の拡大図
である。
【0013】この実施の形態にあっては、起立部5の先
端面の外縁部は尖角状となっている。即ち、この外縁部
の曲率半径Rは0.05mm以下、面取り幅Cは0.0
5mm以下となっている。このR,Cはいずれも0.0
3mm以下であることが好ましい。なお、本発明は、こ
の外縁部がR状或いはC面取り状となるように成形した
ものに限定されない。即ち、ケースハーフの金型の精度
上、この外縁部はミクロ的に見れば必ずR状又はC面取
り状となっている。本発明において、この外縁部のR,
Cが0.05mm以下であるとは、R状である場合、R
は0.05mm以下であり、Cが0.05mm以下であ
るとは、C面取り状である場合、Cが0.05mm以下
であることを示す。ただし、本発明では0.05mm以
下のR又はCとなるようにR付け或いはC面取りしても
良い。
【0014】この実施の形態にあっては起立部4の段部
底面7aと段部周壁面7bとの交叉角度aは、起立部5
の先端面と周壁面との交叉角度bよりも大となってい
る。
【0015】また、この実施の形態にあっては、段部7
の周壁面7bに縦長に(即ち、起立部4の起立方向に延
在するように)リブ10が設けられている。このリブ1
0は周壁面7bの周方向の4等分位置に合計4条設けら
れているが、この数は4条以外(例えば1〜20条)で
あっても良い。段部7の底面のリブ8は四分円弧状であ
り、リブ10同士の間の位置に4条ずつ設けられてい
る。リブ8,10を4条に分け、それらを互い違い状に
配置したのは超音波溶着時に凹穴6,9内の空気をそれ
らの間の部分から逃し易くするためである。
【0016】この起立部4,5及び各ハーフ1,2のそ
の他の構成は前記図5〜7の従来例と同じである。
【0017】この起立部4,5を嵌合させるようにして
超音波溶着することによりディスクカートリッジが形成
されるが、図3(c)のように本発明例にあっては起立
部5の先端面と起立部4の段部底面7bとの接触面積が
大きく、両者の結合が強固である。
【0018】また、リブ10を追加したことにより、起
立部4,5を超音波溶着した場合、段部7の周壁面7b
と起立部5の先端部の外周面も溶着するようになり、起
立部4,5の結合力がきわめて高いものとなる。
【0019】なお、角度aは90〜150°とくに90
〜120°が好ましく、角度bは90〜150°とくに
90〜120°であることが好ましい。(a−b)は
0.5〜15°とくに1〜5°であることが好ましい。
【0020】なお、図3(a)はa=bとした比較例、
図3(b)はa<bとした比較例を示すものである。図
3(b),(c)の対比から明らかな通り、Lb<Lc
あり、本発明例によると前記の接触面積が図3(b)に
比べ著しく大きい。図3(a),(c)ではLa=Lc
あり、起立部4,5同士の接触面積は同じであるが、段
部7の入口は図3(c)の方が大きいので、起立部5を
起立部4の段部7に挿入し易い。
【0021】図4はリブ10と起立部5との係合関係を
説明するものであり、図4(a)ではa=b、図4
(b)ではa<b、図4(c)ではa>bである。図4
(c)の本発明例では、起立部5を段部7に挿入すると
きに起立部5の先端面の外周縁近傍領域がリブ10の上
面に重なるので、この先端面とリブ10上面との間で摩
擦熱が十分に発生する。そして、その後、リブ10が超
音波溶着の摩擦熱で十分に溶融しながら起立部5が段部
7内に押し込まれる。超音波溶着後にあっては、十分な
量のリブ10の溶融物が段部周壁面7bと起立部5の外
周面との間に介在し、起立部4,5の結合が堅固なもの
となる。
【0022】これに対し、図4(b)の比較例にあって
は、起立部5を段部7に挿入して超音波溶着する場合、
起立部5の先端面がリブ10の上面に殆ど重ならない。
しかも、その後起立部5が段部7内に差し込まれても起
立部5の先端部外周面とリブ10との接触面積が小さ
く、リブ10の溶融量が少ない。また、溶着ホーンの加
圧力、或いはホーンの自重により、リブ10の角が破損
してしまい、リブ10が十分には溶融されず、溶着不良
となることもある。この結果、図4(c)の場合に比べ
超音波溶着後のリブ10による結合力が小さいものとな
る。
【0023】図4(a)の場合は、図4(c)の場合と
同じく起立部4,5同士の結合力は高いが、前記の通り
超音波溶着時に起立部5を段部7に挿入しにくい。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明によるとディスクカ
ートリッジを構成するハーフ同士の結合が堅固なものと
なり、ディスクカートリッジの耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るディスクカートリッジのハー
フの起立部を説明する構成図である
【図2】図1のII部分の拡大図である。
【図3】ディスクカートリッジのハーフの起立部同士の
結合を説明する平面図である。
【図4】縦リブと起立部との結合関係の説明図である。
【図5】従来のディスクカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図6】従来のディスクカートリッジのハーフの平面図
である。
【図7】従来のハーフの起立部の構成説明図である。
【符号の説明】
1,2 ハーフ 4,5 起立部 6,9 凹穴 7 段部 7a 段部底面 7b 段部周壁面 8,10 リブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジケース内にディスク状の記
    録媒体を回転自在に収納したディスクカートリッジであ
    って、 該カートリッジケースは、1対のプレート状のケースハ
    ーフを対面させて超音波溶着したものであり、 各ケースハーフは、プレート部と、該プレート部の対向
    面に立設された柱状の結合用起立部とを有してなり、 一方の第1のケースハーフの起立部にあっては、先端面
    に凹穴が形成されており、該先端面の凹穴内周面に沿っ
    て段部が形成され、 該段部は、前記プレート部と略平行な段部底面と、該底
    面から立ち上がる段部周壁面とで囲まれており、 他方の第2のケースハーフの起立部は、その先端が該段
    部に嵌合し、その先端面が該段部底面に超音波溶着され
    ているディスクカートリッジにおいて、 該第1のケースハーフの起立部の段部底面と段部周壁面
    との交叉角度aは、該第2のケースハーフの起立部の先
    端面と外周面との交叉角度bよりも大であり、 該第2のケースハーフの起立部の先端の外縁部が0.0
    5R以下且つ0.05C以下の尖角状であることを特徴
    とするディスクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1のケースハ
    ーフの起立部の段部周壁面に該起立部の起立方向に延在
    するリブが設けられており、該リブが前記第2のケース
    ハーフの起立部の外周面に対し超音波溶着されているこ
    とを特徴とするディスクカートリッジ。
JP10241898A 1998-08-27 1998-08-27 ディスクカートリッジ Pending JP2000076818A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101150887B (zh) * 2006-09-21 2011-06-22 丰达电机(香港)有限公司 扬声器机壳的超声波熔敷接合方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323