JP3503477B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
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- JP3503477B2 JP3503477B2 JP18754598A JP18754598A JP3503477B2 JP 3503477 B2 JP3503477 B2 JP 3503477B2 JP 18754598 A JP18754598 A JP 18754598A JP 18754598 A JP18754598 A JP 18754598A JP 3503477 B2 JP3503477 B2 JP 3503477B2
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- Japan
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- cartridge
- guide plate
- case
- plate
- disk cartridge
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロッピーディスク
装置や光ディスク等の情報記録再生装置の記録媒体とし
て使用されるディスクカートリッジに関するものであ
る。
装置や光ディスク等の情報記録再生装置の記録媒体とし
て使用されるディスクカートリッジに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11,12は従来(次に説明する特開
平9−288876号の従来の技術に記載)のディスク
カートリッジの一例を示す斜視図である。このディスク
カートリッジ101は、内部にディスク状の記録媒体1
03を回転自在に収納する合成樹脂製のカートリッジケ
ース102と、カートリッジケース102の両面に一側
縁102aに沿って形成された凹部104,105と、
凹部104,105内に設けられ情報記録再生装置の録
再ヘッドが記録媒体103に接近するためのヘッド用開
口部106と、カートリッジケース102の一側縁10
2aを跨いだ状態で凹部104,105に沿って摺動自
在に取り付けられヘッド用開口部106を開閉する断面
コの字形のシャッタ107と、カートリッジケース10
2の一方の面に設けられシャッタ107の自由端部の表
面を押さえるガイド板108とを備えている。ガイド板
108はカートリッジケース102とは別体の部材(例
えば金属板)によって形成され、二面テープ等を介して
カートリッジケース102に貼着されている。なお、ガ
イド板108は0.15mm程度の厚さになっている。
平9−288876号の従来の技術に記載)のディスク
カートリッジの一例を示す斜視図である。このディスク
カートリッジ101は、内部にディスク状の記録媒体1
03を回転自在に収納する合成樹脂製のカートリッジケ
ース102と、カートリッジケース102の両面に一側
縁102aに沿って形成された凹部104,105と、
凹部104,105内に設けられ情報記録再生装置の録
再ヘッドが記録媒体103に接近するためのヘッド用開
口部106と、カートリッジケース102の一側縁10
2aを跨いだ状態で凹部104,105に沿って摺動自
在に取り付けられヘッド用開口部106を開閉する断面
コの字形のシャッタ107と、カートリッジケース10
2の一方の面に設けられシャッタ107の自由端部の表
面を押さえるガイド板108とを備えている。ガイド板
108はカートリッジケース102とは別体の部材(例
えば金属板)によって形成され、二面テープ等を介して
カートリッジケース102に貼着されている。なお、ガ
イド板108は0.15mm程度の厚さになっている。
【0003】このようなディスクカートリッジにおいて
は、ガイド板108をカートリッジケース102に貼着
する作業に非常に手間がかかっており、これがコストア
ップを招く要因となっているため、ガイド板108をカ
ートリッジケース102に一体成形したディスクカート
リッジが特開平9−288876号公報に提案されてい
る。
は、ガイド板108をカートリッジケース102に貼着
する作業に非常に手間がかかっており、これがコストア
ップを招く要因となっているため、ガイド板108をカ
ートリッジケース102に一体成形したディスクカート
リッジが特開平9−288876号公報に提案されてい
る。
【0004】図5〜図10は同号公報のディスクカート
リッジを示す図であり、図5は平面図、図6,7は底面
図、図8はカートリッジケースの底面側を形成するハー
フを表側から見た図、図9は図8のハーフを裏側から見
た図、図10は図8のA−A’線断面図である。
リッジを示す図であり、図5は平面図、図6,7は底面
図、図8はカートリッジケースの底面側を形成するハー
フを表側から見た図、図9は図8のハーフを裏側から見
た図、図10は図8のA−A’線断面図である。
【0005】図5〜図7に示すように、ディスクカート
リッジ1は、内部にディスク状の記録媒体3を回転自在
に収納するカートリッジケース2を備えている。カート
リッジケース2は互いに対向する上下一対の硬質合成樹
脂製のケースハーフ(以下、「ハーフ」と略)4,5を
対面させ、超音波溶着することにより形成されている。
リッジ1は、内部にディスク状の記録媒体3を回転自在
に収納するカートリッジケース2を備えている。カート
リッジケース2は互いに対向する上下一対の硬質合成樹
脂製のケースハーフ(以下、「ハーフ」と略)4,5を
対面させ、超音波溶着することにより形成されている。
【0006】後述の図2に拡大して示す通り、各ハーフ
4,5はプレート部22と、該プレート部22同士の対
向面から突設されたリブ21とを有している。
4,5はプレート部22と、該プレート部22同士の対
向面から突設されたリブ21とを有している。
【0007】このカートリッジケース2の両面には、一
側縁2aに沿って矩形の凹部6,7が形成されている。
凹部6,7には、情報記録再生装置の録再ヘッドが記録
媒体3に接近するためのヘッド用開口部8が設けられて
いる。底面側の凹部7内に、記録媒体3のセンターホー
ルに着脱される情報記録再生装置の駆動軸を挿入するた
めの駆動軸用開口部9が設けられており、この駆動軸用
開口部9はヘッド用開口部8と一体的につながった状態
で形成されている。
側縁2aに沿って矩形の凹部6,7が形成されている。
凹部6,7には、情報記録再生装置の録再ヘッドが記録
媒体3に接近するためのヘッド用開口部8が設けられて
いる。底面側の凹部7内に、記録媒体3のセンターホー
ルに着脱される情報記録再生装置の駆動軸を挿入するた
めの駆動軸用開口部9が設けられており、この駆動軸用
開口部9はヘッド用開口部8と一体的につながった状態
で形成されている。
【0008】カートリッジケース2の一側縁2aには、
ヘッド用開口部8及び駆動軸用開口部9を開閉するシャ
ッタ10が取り付けられている。シャッタ10は厚さ
0.3mmのステンレス板からなり、互いに対向する一
対の矩形の対向壁11,12と、これらの一端を互いに
連結する連結壁13とからなる断面コの字形に形成され
ており、カートリッジケース2の一側縁2aに沿って摺
動自在に取り付けられた合成樹脂製のスライダ14に一
側縁2aを跨いだ状態でネジ止めされている。
ヘッド用開口部8及び駆動軸用開口部9を開閉するシャ
ッタ10が取り付けられている。シャッタ10は厚さ
0.3mmのステンレス板からなり、互いに対向する一
対の矩形の対向壁11,12と、これらの一端を互いに
連結する連結壁13とからなる断面コの字形に形成され
ており、カートリッジケース2の一側縁2aに沿って摺
動自在に取り付けられた合成樹脂製のスライダ14に一
側縁2aを跨いだ状態でネジ止めされている。
【0009】シャッタ10は、スライダ14によって、
凹部6,7に沿って摺動自在に案内されており、図5,
6の位置にあるときにはヘッド用開口部8及び駆動軸用
開口部9を閉鎖し、図7の位置にあるときにはヘッド用
開口部8及び駆動軸用開口部9を開放する。なお、スラ
イダ14はバネ15によって閉方向(図6の左方向)に
弾性付勢されており、非使用時にはヘッド用開口部8及
び駆動軸用開口部9がシャッタ10によって閉鎖されて
いる。
凹部6,7に沿って摺動自在に案内されており、図5,
6の位置にあるときにはヘッド用開口部8及び駆動軸用
開口部9を閉鎖し、図7の位置にあるときにはヘッド用
開口部8及び駆動軸用開口部9を開放する。なお、スラ
イダ14はバネ15によって閉方向(図6の左方向)に
弾性付勢されており、非使用時にはヘッド用開口部8及
び駆動軸用開口部9がシャッタ10によって閉鎖されて
いる。
【0010】16はシャッタ10の対向壁12の自由端
部12aの表面を押さえるガイド板であり、ハーフ5に
一体成形されているが、ハーフ4に設けられることもあ
る。ガイド板16は、後述の図4に拡大して示す通り、
凹部7の段差面のうち前記一側縁2aと平行な段差面3
1からハーフ5の表面と面一になるように突設されてい
る。
部12aの表面を押さえるガイド板であり、ハーフ5に
一体成形されているが、ハーフ4に設けられることもあ
る。ガイド板16は、後述の図4に拡大して示す通り、
凹部7の段差面のうち前記一側縁2aと平行な段差面3
1からハーフ5の表面と面一になるように突設されてい
る。
【0011】図10の通りハーフ5には、このガイド板
16と対向して貫通孔17が設けられている。この貫通
孔17は、ハーフ5の射出成形時にガイド板16を金型
の固定側と可動側の突き合わせのみによって形成するた
めのものである。
16と対向して貫通孔17が設けられている。この貫通
孔17は、ハーフ5の射出成形時にガイド板16を金型
の固定側と可動側の突き合わせのみによって形成するた
めのものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図2は、上記のハーフ
4,5に設けられたリブの形状を拡大して示すものであ
り、各リブ21はそれぞれプレート部22から垂直に突
設されている。図示の通り、リブ21とプレート部22
との交叉隅部は直角となっている。
4,5に設けられたリブの形状を拡大して示すものであ
り、各リブ21はそれぞれプレート部22から垂直に突
設されている。図示の通り、リブ21とプレート部22
との交叉隅部は直角となっている。
【0013】図4は、上記のガイド板16付近の構成を
拡大して示すものである。このガイド板16は凹部7に
臨む段差面31から垂直に突設されており、ガイド板1
6と段差面31との交叉隅部は直角となっている。
拡大して示すものである。このガイド板16は凹部7に
臨む段差面31から垂直に突設されており、ガイド板1
6と段差面31との交叉隅部は直角となっている。
【0014】このようにプレート部22との交叉隅部を
直角としたリブ21や段差面31との交叉隅部を直角と
したガイド板16を有するハーフ4,5をボス部Bの部
分において超音波溶着することがあるが、このようにハ
ーフ4,5同士を超音波溶着する場合、リブ21の基端
部に超音波振動や衝撃によりクラックが入ることがあ
る。また、ガイド板16の基端部にあっては、この片持
ち梁状のガイド板16の超音波振動の支点となり、ガイ
ド板16の超音波振動により熱が発生し、ガイド板16
の基端部の合成樹脂が溶融したりクラックが入ったりす
ることがあった。
直角としたリブ21や段差面31との交叉隅部を直角と
したガイド板16を有するハーフ4,5をボス部Bの部
分において超音波溶着することがあるが、このようにハ
ーフ4,5同士を超音波溶着する場合、リブ21の基端
部に超音波振動や衝撃によりクラックが入ることがあ
る。また、ガイド板16の基端部にあっては、この片持
ち梁状のガイド板16の超音波振動の支点となり、ガイ
ド板16の超音波振動により熱が発生し、ガイド板16
の基端部の合成樹脂が溶融したりクラックが入ったりす
ることがあった。
【0015】このようなクラックや溶融を防止するため
には、超音波溶着の溶着条件、つまり、溶着時間、振
幅、加圧力、発振開始タイミング、加圧開始タイミン
グ、ダウンスピード等の種々の設定を細かくコントロー
ルする必要があり、条件としてのマージンが狭くなる。
また、金型の異なる上下ケースの射出成形品を同一溶着
工程で接合させる場合には、その都度条件設定を変更す
る必要があり、適正な条件のマージンが狭い。なお、ヒ
ューマンエラーによるオペレーションミスにより、クラ
ック等が生じることもある。
には、超音波溶着の溶着条件、つまり、溶着時間、振
幅、加圧力、発振開始タイミング、加圧開始タイミン
グ、ダウンスピード等の種々の設定を細かくコントロー
ルする必要があり、条件としてのマージンが狭くなる。
また、金型の異なる上下ケースの射出成形品を同一溶着
工程で接合させる場合には、その都度条件設定を変更す
る必要があり、適正な条件のマージンが狭い。なお、ヒ
ューマンエラーによるオペレーションミスにより、クラ
ック等が生じることもある。
【0016】 本発明は、上記のリブやガイド板の基端
部の破損等が確実に防止されるディスクカートリッジを
提供することを目的とする。
部の破損等が確実に防止されるディスクカートリッジを
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)のデ
ィスクカートリッジは、カートリッジケース内にディス
ク状の記録媒体を回転自在に収納したディスクカートリ
ッジであって、該カートリッジケースは、1対のプレー
ト状のケースハーフを対面させて超音波溶着したもので
あり、各ケースハーフは、プレート部と、該プレート部
の対向面に立設されたリブとを有するディスクカートリ
ッジにおいて、超音波溶着されてない該リブの基端部の
厚みを該リブのその他の部分の厚みよりも大きくしたこ
とを特徴とするものである。
ィスクカートリッジは、カートリッジケース内にディス
ク状の記録媒体を回転自在に収納したディスクカートリ
ッジであって、該カートリッジケースは、1対のプレー
ト状のケースハーフを対面させて超音波溶着したもので
あり、各ケースハーフは、プレート部と、該プレート部
の対向面に立設されたリブとを有するディスクカートリ
ッジにおいて、超音波溶着されてない該リブの基端部の
厚みを該リブのその他の部分の厚みよりも大きくしたこ
とを特徴とするものである。
【0018】このディスクカートリッジにおいて、リブ
の基端部は凹曲面(R状)又は斜面状(面取り状)であ
ることが好ましい。
の基端部は凹曲面(R状)又は斜面状(面取り状)であ
ることが好ましい。
【0019】リブの基端部をこのように構成することに
より、該基端部の強度が高くなり、超音波溶着時に超音
波振動が加えられてもクラック等の破損は全く生じな
い。
より、該基端部の強度が高くなり、超音波溶着時に超音
波振動が加えられてもクラック等の破損は全く生じな
い。
【0020】 本発明(請求項4)のディスクカートリ
ッジは、内部にディスク状の記録媒体を回転自在に収納
した合成樹脂製のカートリッジケースと、該カートリッ
ジケースの両面に形成された凹部と、該凹部内に設けら
れたヘッド用開口部と、前記カートリッジケースの一側
縁を跨いだ状態で前記凹部に沿って摺動自在に取り付け
られ前記ヘッド用開口部を開閉するシャッタと、前記カ
ートリッジケースの該凹部に臨む段差面から該シャッタ
の自由端部に被さる位置に突設され、該シャッタの自由
端部の表面を押さえるガイド板とを備えたディスクカー
トリッジであって、該カートリッジケースは、1対のプ
レート状のケースハーフを対面させて超音波溶着したも
のであり、該ガイド板が前記カートリッジケースと一体
成形されているディスクカートリッジにおいて、該ガイ
ド板の基端部の厚みを該ガイド板のその他の部分の厚み
よりも大きくしたことを特徴とするものである。
ッジは、内部にディスク状の記録媒体を回転自在に収納
した合成樹脂製のカートリッジケースと、該カートリッ
ジケースの両面に形成された凹部と、該凹部内に設けら
れたヘッド用開口部と、前記カートリッジケースの一側
縁を跨いだ状態で前記凹部に沿って摺動自在に取り付け
られ前記ヘッド用開口部を開閉するシャッタと、前記カ
ートリッジケースの該凹部に臨む段差面から該シャッタ
の自由端部に被さる位置に突設され、該シャッタの自由
端部の表面を押さえるガイド板とを備えたディスクカー
トリッジであって、該カートリッジケースは、1対のプ
レート状のケースハーフを対面させて超音波溶着したも
のであり、該ガイド板が前記カートリッジケースと一体
成形されているディスクカートリッジにおいて、該ガイ
ド板の基端部の厚みを該ガイド板のその他の部分の厚み
よりも大きくしたことを特徴とするものである。
【0021】このディスクカートリッジにおいて、ガイ
ド板の基端部は凹曲面(R状)又は斜面状(面取り状)
であることが好ましい。
ド板の基端部は凹曲面(R状)又は斜面状(面取り状)
であることが好ましい。
【0022】 ガイド板の基端部をこのように構成する
ことにより、該ガイド板の超音波溶着の振幅が小さくな
り、超音波溶着時に該基端部に発生する熱が減少し、該
基端部の破損が防止される。
ことにより、該ガイド板の超音波溶着の振幅が小さくな
り、超音波溶着時に該基端部に発生する熱が減少し、該
基端部の破損が防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は実施の形態に係るディスク
カートリッジのハーフのリブ形状を示す断面図である。
図1(a)のリブ21の基端部は円弧状に凹曲したR状
となっている。なお、この凹曲面の曲率半径を0.05
mm以上とりわけ0.1mm以上とし、R状の部分の寸
法tを0.05〜1.2mmとりわけ0.1〜0.7m
mとするのが好ましい。
カートリッジのハーフのリブ形状を示す断面図である。
図1(a)のリブ21の基端部は円弧状に凹曲したR状
となっている。なお、この凹曲面の曲率半径を0.05
mm以上とりわけ0.1mm以上とし、R状の部分の寸
法tを0.05〜1.2mmとりわけ0.1〜0.7m
mとするのが好ましい。
【0024】図1(b)のリブ21の基端部のプレート
部22との交叉隅部は、リブ及びプレート部に対し斜交
する斜面となっている。この場合、斜面の寸法tは0.
05〜1.2mmとりわけ0.1〜0.7mmとするの
が好ましい。
部22との交叉隅部は、リブ及びプレート部に対し斜交
する斜面となっている。この場合、斜面の寸法tは0.
05〜1.2mmとりわけ0.1〜0.7mmとするの
が好ましい。
【0025】このようにリブ21とプレート部22との
交叉隅部をR状又は斜面とすることにより、リブ21の
基端部の強度が高くなり、超音波溶着時にリブ21の基
端部に破損が生じることが確実に防止される。
交叉隅部をR状又は斜面とすることにより、リブ21の
基端部の強度が高くなり、超音波溶着時にリブ21の基
端部に破損が生じることが確実に防止される。
【0026】 図3は実施の形態に係るディスクカート
リッジのハーフのガイド板の形状を示す断面図である。
図3(a),(b)のガイド板16の基端部の段差面3
1との交叉隅部は円弧状に凹曲したR状となっている。
なお、この凹曲面の曲率半径を0.05mm以上とりわ
け0.1mm以上とし、R状の部分の寸法tを0.05
〜1.0mmとりわけ0.1〜0.7mmとするのが好
ましい。
リッジのハーフのガイド板の形状を示す断面図である。
図3(a),(b)のガイド板16の基端部の段差面3
1との交叉隅部は円弧状に凹曲したR状となっている。
なお、この凹曲面の曲率半径を0.05mm以上とりわ
け0.1mm以上とし、R状の部分の寸法tを0.05
〜1.0mmとりわけ0.1〜0.7mmとするのが好
ましい。
【0027】 図3(c)のガイド板16の基端部の段
差面31との交叉隅部は、ガイド板16及び段差面31
に対し斜交する斜面となっている。この場合、斜面の寸
法tは0.05〜1.0mmとりわけ0.1〜0.7m
mとするのが好ましい。
差面31との交叉隅部は、ガイド板16及び段差面31
に対し斜交する斜面となっている。この場合、斜面の寸
法tは0.05〜1.0mmとりわけ0.1〜0.7m
mとするのが好ましい。
【0028】このようにガイド板16と段差面31との
交叉隅部をR状又は斜面とすることにより、ガイド板1
6の基端部の強度が高くなり、超音波溶着時のガイド板
16の振幅が小さくなり、ガイド板16の基端部に生じ
る熱が減少する。この結果、超音波溶着によりガイド板
16の基端部に破損が生じることが確実に防止される。
交叉隅部をR状又は斜面とすることにより、ガイド板1
6の基端部の強度が高くなり、超音波溶着時のガイド板
16の振幅が小さくなり、ガイド板16の基端部に生じ
る熱が減少する。この結果、超音波溶着によりガイド板
16の基端部に破損が生じることが確実に防止される。
【0029】なお、図1(b)、図3(c)において、
斜面の角度はリブ21又はガイド板16に対し45°で
あることが望ましいが、30〜60°の範囲であっても
良い。ガイド板16の厚みは0.3〜0.5mm程度が
好ましい。
斜面の角度はリブ21又はガイド板16に対し45°で
あることが望ましいが、30〜60°の範囲であっても
良い。ガイド板16の厚みは0.3〜0.5mm程度が
好ましい。
【0030】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ディスク
カートリッジを製造する際にハーフのリブやガイド板の
基端部に破損が生じることが確実に防止され、ディスク
カートリッジの製造歩留りが著しく向上する。
カートリッジを製造する際にハーフのリブやガイド板の
基端部に破損が生じることが確実に防止され、ディスク
カートリッジの製造歩留りが著しく向上する。
【図1】実施の形態に係るディスクカートリッジのリブ
の形状を示す断面図である。
の形状を示す断面図である。
【図2】従来例に係るディスクカートリッジのリブの形
状を示す断面図であり、(a)図はハーフ4の部分断面
図である。(b)図はハーフ5の部分断面図であり、図
9のIIB−IIB線に沿う断面を示している。(c)図は
(a)図のC部分の拡大図、(d)図はハーフ4,5を
超音波溶着したカートリッジケースの部分断面図であ
る。
状を示す断面図であり、(a)図はハーフ4の部分断面
図である。(b)図はハーフ5の部分断面図であり、図
9のIIB−IIB線に沿う断面を示している。(c)図は
(a)図のC部分の拡大図、(d)図はハーフ4,5を
超音波溶着したカートリッジケースの部分断面図であ
る。
【図3】実施の形態に係るディスクカートリッジのガイ
ド板の形状を示す断面図である。
ド板の形状を示す断面図である。
【図4】(a)図は従来例に係るディスクカートリッジ
のガイド板付近の構成を示す断面図、(b)図は(a)
図のガイド板の拡大図である。
のガイド板付近の構成を示す断面図、(b)図は(a)
図のガイド板の拡大図である。
【図5】図4のディスクカートリッジの平面図である。
【図6】図5のディスクカートリッジの底面図である。
【図7】図5のディスクカートリッジの底面図である。
【図8】カートリッジケースの底面側を形成するハーフ
を表側から見た図である。
を表側から見た図である。
【図9】図8のハーフを裏側から見た図である。
【図10】図8のA−A’線断面図である。
【図11】別の従来のディスクカートリッジを表側から
見た斜視図である。
見た斜視図である。
【図12】図11のディスクカートリッジを裏側から見
た斜視図である。
た斜視図である。
1 ディスクカートリッジ
2 カートリッジケース
3 記録媒体
4,5 ケースハーフ(ハーフ)
6,7 凹部
8 ヘッド用開口部
10 シャッタ
16 ガイド板
21 リブ
22 プレート部
31 段差面
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 23/03 604
G11B 23/033 102
Claims (6)
- 【請求項1】 カートリッジケース内にディスク状の記
録媒体を回転自在に収納したディスクカートリッジであ
って、 該カートリッジケースは、1対のプレート状のケースハ
ーフを対面させて超音波溶着したものであり、 各ケースハーフは、プレート部と、該プレート部の対向
面に立設されたリブとを有するディスクカートリッジに
おいて、超音波溶着されてない 該リブの基端部の厚みを該リブの
その他の部分の厚みよりも大きくしたことを特徴とする
ディスクカートリッジ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記リブとプレート
部との交叉隅部が凹曲面となっていることを特徴とする
ディスクカートリッジ。 - 【請求項3】 請求項1において、前記リブとプレート
部との交叉隅部が該リブ及びプレート部に対し斜交する
斜面となっていることを特徴とするディスクカートリッ
ジ。 - 【請求項4】 内部にディスク状の記録媒体を回転自在
に収納した合成樹脂製のカートリッジケースと、該カー
トリッジケースの両面に形成された凹部と、該凹部内に
設けられたヘッド用開口部と、前記カートリッジケース
の一側縁を跨いだ状態で前記凹部に沿って摺動自在に取
り付けられ前記ヘッド用開口部を開閉するシャッタと、
前記カートリッジケースの該凹部に臨む段差面から該シ
ャッタの自由端部に被さる位置に突設され、該シャッタ
の自由端部の表面を押さえるガイド板とを備えたディス
クカートリッジであって、該カートリッジケースは、1対のプレート状のケースハ
ーフを対面させて超音波溶着したものであり、 該ガイド板が前記カートリッジケースと一体成形されて
いるディスクカートリッジにおいて、 該ガイド板の基端部の厚みを該ガイド板のその他の部分
の厚みよりも大きくしたことを特徴とするディスクカー
トリッジ。 - 【請求項5】 請求項4において、前記ガイド板と前記
段差面との交叉隅部が凹曲面となっていることを特徴と
するディスクカートリッジ。 - 【請求項6】 請求項4において、前記ガイド板と前記
段差面との交叉隅部が該ガイド板及び段差面に対し斜交
する斜面となっていることを特徴とするディスクカート
リッジ。
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JP18754598A JP3503477B2 (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | ディスクカートリッジ |
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-
1998
- 1998-07-02 JP JP18754598A patent/JP3503477B2/ja not_active Expired - Fee Related
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