JP4460237B2 - アクチュエータおよびハードディスクドライブ - Google Patents

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Description

本発明は,アクチュエータおよびこれを採用したハードディスクドライブに関する。
ハードディスクドライブ(HDD;Hard Disk Drive)は,コンピュータの補助記憶装置のうちの一つであって,磁気ヘッドにより磁気ディスクに貯蔵されたデータを再生するか,あるいは磁気ディスクにデータを記録する装置である。図1は従来のHDDを概略的に示す斜視図である。
図1を参照すれば,従来のHDDはハウジング10と,このハウジング10内に設けられる記録媒体の磁気のディスク(ハードディスク)20と,ハウジング10のベースプレート11上に設けられてディスク20を回転させるスピンドルモータ30と,データの記録/再生用磁気ヘッドを有するアクチュエータ40とを具備している。
ハウジング10はコンピュータの本体内に設けられるものであって,スピンドルモータ30とアクチュエータ40とを支持するベースプレート11と,ベースプレート11の上部に結合されてディスク20などを包むカバープレート12とから構成されている。
ディスク20はデータの記録のための記録媒体であって,一つまたは複数が互いに所定間隔離れてスピンドルモータ30により回転できるように設けられる。そして,ディスク20の内周側には電源オフ時に磁気ヘッドが搭載されたスライダ42が載置されるパーキングゾーン21が設けられており,パーキングゾーン21の外周側にはデータが貯蔵されるデータゾーン22が設けられている。
アクチュエータ40は,ベースプレート11上に設けられた回動軸47を中心に回動できるように設けられたアーム46と,磁気ヘッドが搭載されたスライダ42と,アーム46の先端部に設けられてスライダ42をディスク20の表面側に付勢するように支持するサスペンション44とを具備する。アーム46の回動はボイスコイルモータ50により行われる。一方,ベースプレート11上には下部ヨーク51が固設され,下部ヨーク51上には上部ヨーク52が結合されている。
このような構成を有する従来のHDDにおいて,データの記録/再生作業が進む間には,磁気ヘッドが搭載されたスライダ42にはディスク20の回転による揚力とサスペンション44による弾性力とが作用する。これにより,スライダ42は前記揚力と弾性力とが平衡をなす高さでディスク20のデータゾーン22上に浮き上がった状態を維持するので,スライダ42に搭載された磁気ヘッドは回転するディスク20と一定間隔を維持しながらディスク20にデータを記録するか,あるいはディスク20に記録されたデータを再生する。一方,電源がオフになってディスク20の回転が停止する場合には,スライダ42を持ち上げた揚力が消えるので,その前にスライダ42がディスク20のデータゾーン22を抜け出すようにして,スライダ42とデータゾーン22との接触によるデータゾーン22の損傷を防止する。すなわち,ディスク20の回転が完全に停止する前にスライダ42がディスク20のパーキングゾーン21上に移動するようにボイスコイルモータ50によりアクチュエータ40のアーム46を回動させれば,ディスク20の回転が停止してもスライダ42はパーキングゾーン21に載置されるので,データゾーン22の損傷は防止できる。そして,逆に電源がオンになってディスク20が再び回転し始めれば,揚力が再び発生し,これによりスライダ42は浮き上がる。スライダ42は浮き上がった状態でボイスコイルモータ50によるアーム46の回動によりディスク20のデータゾーン22に移動し,スライダ42に搭載された磁気ヘッドは上記のようにディスク20のデータゾーン22にデータを記録するか,あるいは記録されたデータを再生する作業を行う。
図2は従来のアクチュエータを示す斜視図である。図2を参照すれば,従来のアクチュエータ40はアーム46を具備し,このアーム46の中間部位には回動軸47(図1参照)が挿入されるピボットホール48が形成されている。アーム46の先端部には磁気ヘッド41が搭載されたスライダ42をディスクの表面側に付勢するように支持するサスペンション44が設けられる。そして,アーム46の後端部にはボイスコイルモータ50のコイル56が結合される。このコイル56の下方および上方にはボイスコイルモータ50のマグネット53,54が所定間隔離れて向かい合うように設けられている。マグネット53,54は下部ヨーク51(図1参照)の上面と上部ヨーク52(図1参照)の底面とにそれぞれ付着される。
そして,コイル56はプラスチック射出成形によりアーム46に結合される。すなわち,プラスチックレジンを射出成形してコイル56の外側には外部モールド49aを形成し,コイル56の内側には内部モールド49bを形成する。これにより,コイル56の外周面と外部モールド49a間およびコイル56の内周面と内部モールド49b間の結合力によりコイル56はアーム46の後端部に固定結合される。
このような構成を有するアクチュエータ40はサーボ制御システムにより制御され,コイル56に入力される電流とマグネット53,54により形成された磁場との相互作用によりフレミングの左手の法則に従う方向に動く。この時,サーボ制御システムによりコイル56に印加される電流の方向によってアクチュエータ40の回動方向は非常に速く変わり,磁気ヘッド41の移動速度はHDDのシークタイムを決定する重要な要素となる。したがって,より優秀な性能のためには十分な電流量および磁場の強度により強力な力(トルク)を発生させることが有利である。
HDDの駆動中には磁気ヘッド41を所望の所に移動させるためにアクチュエータ40の回動方向が瞬間的に変わる動作が反復されるが,この動作によりアクチュエータ40には多様な周波数と大きさとを有する振動が発生し,このような振動は結局磁気ヘッド41を振動させる要因として作用する。磁気ヘッド41が振動すれば,位置エラー信号(PES;Position Error Signal)が大きくなり,これは結局磁気ヘッド41がディスク上に形成されたトラックに沿って記録/再生機能を行うのに支障を与える。したがって,このような振動を最小にして初めてHDDの性能を向上させることができるので,アクチュエータ40の各部品の動特性を最適に設計せねばならず,かつ各部品間の結合状態が堅固でなければならない。
ところで,従来のアクチュエータ40においては,アーム46の後端部にコイル56を結合するためにプラスチック射出成形をする過程中に,内部モールド49bの収縮により内部モールド49bとコイル56との結合力が低下する恐れがある。より詳細に説明すれば,プラスチックレジンは冷却されながら収縮するが,これにより外部モールド49aとコイル56間の結合力は大きくなる一方,内部モールド49bとコイル56間の結合力は低下する。このような状態で,アクチュエータ40に上記のような振動が発生すれば,内部モールド49bとコイル56とは部分的に分離されやすく,これによりシステムの動特性が悪くなるのでアクチュエータ40の振動は増加して磁気ヘッド41の性能は低下する。また,コイル56とアーム46間の結合状態が悪ければアクチュエータ40の共振周波数が低くなるが,このように共振周波数が低くなってサーボ制御システムで制御できる範囲を外れる場合には,アクチュエータ40が正常に動作することが不可能になるという問題点もある。
図3は従来のアクチュエータにおいて周波数による磁気ヘッド部位の振幅を示すグラフである。図3において,横軸は周波数であり,縦軸は振幅である。グラフを調べれば,高い周波数領域Aで振幅のピーク値が高く現れることが分かる。このように,コイルとアーム間の結合状態が悪ければシステムの動特性が悪くなり,これは製品の品質を落とす。また,量産時には生産された製品間の偏差が大きくなり,品質の一貫性に相当な悪影響をおよぼす。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,アクチュエータのアームとコイル間の結合力を強化し,アクチュエータの動特性を向上させることが可能なアクチュエータ,およびこれを含むHDDを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,ハードディスクドライブのアクチュエータが提供される。このアクチュエータは,ハードディスクドライブのベースプレート上に回動自在に設けられ,その1つの端部にはボイスコイルモータのコイルが結合されるアームを具備し,コイルはその外周を取り囲むように形成される外部モールドと,その内側に形成される内部モールドとによりアームの1つの端部に結合され,コイルのうちアームの回動方向と直交するように配置された有効部を除外した非有効部であって,アームの回動中心から離隔した側に位置する非有効部の表面のうち少なくとも一部には,外部モールドと内部モールドとを連結する連結モールドが形成されていることを特徴とする。かかる構成によれば,連結モールドにより内部モールドとコイル間の結合力を大きくすることができる。
本発明の一特徴によれば,コイルの有効部の上面および底面の少なくとも一面と対向し,かつ連結モールドが形成される非有効部の上面および底面と対向しないように,マグネットが配置されていることが望ましい。本発明の一特徴によれば,連結モールドはコイルの非有効部の表面全体に形成されることが望ましい。本発明の他の特徴によれば,連結モールドはコイルの非有効部の長さ方向中間部位に形成されることもある。本発明のさらに他の特徴によれば,連結モールドはコイルの非有効部の長さ方向に沿って所定間隔をおいて少なくとも2つ形成されることもある。そして,連結モールドはコイルの非有効部の上面および底面に形成されることが望ましい。
また上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,ハードディスクドライブが提供される。このハードディスクドライブは,ハードディスクドライブのベースプレート上に回動自在に設けられるアームを有するアクチュエータと,アームの1つの端部に結合されるコイルと,コイルと所定間隔離れてコイルの上面と底面のうち少なくとも一面と向かい合うように配置されるマグネットとを有し,コイルに流れる電流とマグネットにより形成された磁場との相互作用により前記アクチュエータを所定方向に回動させるボイスコイルモータと,を具備する。そして,コイルはその外周を取り囲むように形成される外部モールドと,その内側に形成される内部モールドとによりアームの1つの端部に結合され,コイルのうちマグネットと対向してアーム回動方向と直交するように配置された有効部を除外した非有効部であって,アームの回動中心から離隔した側に位置する非有効部の表面のうち少なくとも一部には外部モールドと内部モールドとを連結する連結モールドが形成されていることを特徴とする。
上記のような本発明によれば,コイルと外部モールド間だけでなくコイルと内部モールド間の結合力も強化されてアクチュエータの動特性が向上し,アクチュエータのより安定した動作が保証される。
以上詳述したように本発明によれば,コイルの非有効部表面に形成される連結モールドによりコイルと外部モールド間だけでなくコイルと内部モールド間の結合力も大きくなるので,アクチュエータのアームとコイル間の結合力が強化され,アクチュエータの動特性を向上させることが可能なアクチュエータ,およびこれを含むHDDを提供できる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図4は本発明の望ましい第1実施形態によるHDDのアクチュエータを示す斜視図で,図5は図4に表示されたX−X線に従ったボイスコイルモータ部位の断面図である。図4および図5を参照すれば,本実施形態によるHDDのアクチュエータ140は,ディスクにデータを記録するか,あるいは記録されたデータを再生するための磁気ヘッド141をディスク上の所定位置に移動させるための装置である。このようなアクチュエータ140はHDDのベースプレート上に回動自在に設けられるアーム146を具備する。このためにアーム146の中間部位にはピボットホール148が形成される。アーム146の先端部には磁気ヘッド141が搭載されたスライダ142をディスク表面側に付勢するように支持するサスペンション144が設けられる。
参照符号150はアーム146を回動させるためのボイスコイルモータを示す。ボイスコイルモータ150はアーム146の1つの端部である後端部に結合されるコイル156と,コイル156と所定間隔離れてコイル156の底面および上面と向かい合うように配置されるマグネット153,154とを具備する。ボイスコイルモータ150は,コイル156に流れる電流とマグネット153,154により形成された磁場との相互作用により,アクチュエータ140をフレミングの左手の法則に従う所定方向に回動させる。
マグネット153,154としては主に永久磁石が使われる。そして,図5に示したように,マグネット153,154は,HDDのベースプレート上に固設される下部ヨーク151の上面と,下部ヨーク151上に結合される上部ヨーク152の底面とにそれぞれ付着される。
コイル156はプラスチック射出成形によりアーム146に結合される。具体的に,コイル156は,その外周を取り囲むように形成される外部モールド149aと,その内側に形成される内部モールド149bとによりアーム146の後端部に結合される。そして,本実施形態の特徴部である連結モールド149cにより外部モールド149aと内部モールド149bとは互いに連結される。外部モールド149a,内部モールド149bおよび連結モールド149cは金型内にコイル156を配置させた後,プラスチックレジンを射出成形することによって同時に形成される。
一方,コイル156はマグネット153,154に対向する部位である有効部Eとそれ以外の非有効部Nとに区分できる。有効部Eはアーム146の回動方向と直交する方向に配置されており,非有効部Nはアーム146の回動方向と平行な方向に配置されている。フレミングの左手法則によりアーム146に加えられるトルクの方向はコイル156を通じて流れる電流の方向と直交する。したがって,コイル156の有効部Eを通じて流れる電流はアーム146の回動方向と直交する方向に流れ,これによりアーム146を電流の方向と直交する方向に回動させるトルクを発生させることができる。しかし,コイル156の非有効部Nを通じて流れる電流はアーム146の回動方向と平行な方向に流れるので,アーム146を回動させる方向にトルクを発生させることはない。これにより,コイル156の有効部Eは二つのマグネット153,154間に位置するように配置され,非有効部Nはマグネット153,154を外れた位置に配置される。
そして,アーム146に作用するトルクは二つのマグネット153,154間の距離Lに反比例し,マグネット153,154の厚さGに比例する(torque∝G/L)。したがって,より強力なトルクを発生させるために2つのマグネット153,154間の距離Lはアーム146の回動を妨害しない限度内でなるべく小さく形成される。ところで,連結モールド149cがコイル156の有効部Eの表面上に形成されれば,連結モールド149cの厚さだけマグネット153,154間の距離Lを広げなければならないので,それだけトルクが小さくなる短所がある。
上記のような理由によって,連結モールド149cはコイル156の有効部Eを除外した非有効部Nの表面上にのみ形成される。特に,図4に示したように,連結モールド149cはコイル156の非有効部Nの表面全体に形成されることが望ましい。そして,連結モールド149cはコイル156の非有効部Nの上面と底面のうちいずれか一面にのみ形成されることもあるが,図示したように上面と底面とに共に形成されることが望ましい。
連結モールド149cは外部モールド149aと内部モールド149bとを連結することによってコイル156と内部モールド149b間の結合力を高める機能をする。具体的に,アーム146の後端部にコイル156を結合するためにプラスチック射出成形をする過程中に,射出されたプラスチックレジンは冷却されながら収縮する。この時,外部モールド149aは収縮しながらコイル156との結合力が大きくなる。内部モールド149bは連結モールド149cを通じて外部モールド149aに連結されているので,連結モールド149cが収縮すれば,内部モールド149bをコイル156の非有効部N方向に引き寄せて内部モールド149bとコイル156間の結合力も大きくなる。したがって,コイル156の非有効部Nは外部モールド149a,内部モールド149bおよび連結モールド149cに密着された状態でそれらにより完全に取り囲まれる。
上記のように,連結モールド149cにより内部モールド149bとコイル156間の結合力が大きくなるので,振動や衝撃により内部モールド149bとコイル156とが分離される従来の問題点が解消される。
図8は,本実施形態によるアクチュエータにおいて周波数による磁気ヘッド部位の振幅を示すグラフである。図8において,横軸は周波数であり,縦軸は振幅である。図8のグラフによれば,本実施形態において高い周波数領域Bで振幅のピーク値が図3のグラフに比べより低く現れることが分かる。このように,本実施形態によりコイルとアーム間の結合力が大きくなれば,システムの共振周波数が高まり,かつ動特性が良くなってPESが小さくなり,かつ磁気ヘッド141の安定した動作を保証できるようになってHDDの性能が向上する。
なお,図4および図5で,マグネット153,154がコイル156の上面および底面と向かい合うように,コイル156の上部と下部とに設けられた例を図示したが,コイル156の上部と下部のうちいずれか1箇所にのみ設けられることもある。そして,参照符号160はHDDの電源オフ時にアクチュエータ140の回動を防止するためのラッチを示す。
図6は,本発明の望ましい第2実施形態によるHDDのアクチュエータを示す斜視図であり,図7は本発明の望ましい第3実施形態によるHDDのアクチュエータを示す斜視図である。ここで,図4と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。
まず図6を参照すれば,連結モールド249cはコイル156の非有効部Nの長さ方向中間部位に一つのみ形成してもよい。そして,連結モールド249cもコイル156の非有効部Nの上面と底面とに共に形成されることが望ましい。連結モールド249cも前述した実施形態のように外部モールド249aと内部モールド249bとを連結して内部モールド249bとコイル156間の結合力を大きくする。したがって,本実施形態においても前述した実施形態と同じ効果を得ることができる。
次に図7を参照すれば,連結モールド349cはコイル156の非有効部Nの長さ方向に沿って所定間隔をおいて少なくとも二つが形成される。連結モールド349cはコイル156の非有効部Nの長さを考慮すれば,2つまたは3つ形成されることが望ましい。そして,連結モールド349cもコイル156の非有効部Nの上面と底面とに共に形成されることが望ましい。本実施形態によれば,連結モールド349cが少なくとも2箇所で外部モールド349aと内部モールド349bとを連結するので,前述した第2実施形態に比べて内部モールド349bとコイル156間の結合力がさらに大きくなる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,データ記録および再生のための磁気ヘッドをディスク上の所定位置に移動させるアクチュエータおよびこれを採用したハードディスクドライブ等に適用可能である。
従来のHDDを概略的に示す斜視図である。 従来のアクチュエータを示す斜視図である。 従来のアクチュエータにおいて周波数による磁気ヘッド部位の振幅を示すグラフである。 本発明の第1実施形態によるHDDのアクチュエータを示す斜視図である。 ボイスコイルモータ部位の図4に表示されたX−X線断面図である。 本発明の第2実施形態によるHDDのアクチュエータを示す斜視図である。 本発明の第3実施形態によるHDDのアクチュエータを示す斜視図である。 本発明によるアクチュエータにおいて周波数による磁気ヘッド部位の振幅を示すグラフである。
符号の説明
140 アクチュエータ
141 磁気ヘッド
142 スライダ
144 サスペンション
146 アーム
148 ピボットホール
149a 外部モールド
149b 内部モールド
149c 連結モールド
150 ボイスコイルモータ
153,154 マグネット
156 コイル
160 ラッチ
E 有効部
N 非有効部

Claims (7)

  1. ハードディスクドライブのアクチュエータであって,
    前記ハードディスクドライブのベースプレート上に回動自在に設けられ,一端にはボイスコイルモータのコイルが結合されるアームを具備し,
    前記コイルは,外周を取り囲むように形成され外部モールドと,内側に形成され内部モールドとにより前記アームの一端に結合され,かつ前記アームの回動方向と直交するように配置された有効部を除外した非有効部であって,前記アームの回動中心から離隔した側に位置する前記非有効部の表面のうち少なくとも一部には,前記外部モールドと前記内部モールドとを連結する連結モールドが形成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記コイルの前記有効部の上面および底面の少なくとも一面と対向し,かつ前記連結モールドが形成され前記非有効部の上面および底面と対向しないように,マグネットが配置されていることを特徴とする,請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記連結モールドは前記コイルの前記非有効部の表面全体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記連結モールドは前記コイルの前記非有効部の長方向中間部位に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  5. 前記連結モールドは前記コイルの前記非有効部の長方向所定間隔をおいて少なくとも2つ形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  6. 前記連結モールドは前記コイルの前記非有効部の上面および底面に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のハードディスクドライブのアクチュエータ。
  7. ハードディスクドライブであって,
    前記ハードディスクドライブのベースプレート上に回動自在に設けられアームを有するアクチュエータと,
    前記アームの一端に結合されコイルと,前記コイルと所定間隔離れて前記コイルの上面と底面のうち少なくとも一面と対向するように配置されマグネットとを有し,前記コイルに流れる電流と前記マグネットにより形成された磁場との相互作用により前記アクチュエータを所定方向に回動させるボイスコイルモータと,を具備し,
    前記コイルは,その外周を取り囲むように形成され外部モールドと,内側に形成され内部モールドとにより前記アームの一端に結合され,かつ前記マグネットと対向して前記アーム回動方向と直交するように配置された有効部を除外した非有効部であって,前記アームの回動中心から離隔した側に位置する前記非有効部の表面のうち少なくとも一部には,前記外部モールドと前記内部モールドとを連結する連結モールドが形成されていることを特徴とするハードディスクドライブ。
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