JPWO2007046147A1 - ハードディスク・ドライブ - Google Patents

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Abstract

精密なトラッキングを要する記録媒体に対して、簡易なヘッド追従機構を用いて、安定したデータの記録および再生を可能にする。ハードディスク・ドライブ(200)において、書き込みまたは読み出すべきセクタ・データは書き込みまたは読み出すべきセクタのセクタ番号に予め対応付けられており、シーク制御部(260)は、DTM(100)の回転軸に対する1次偏芯補正を行い、DTMの回転軸に対する2次以上の高次の偏芯を許容し、書き込みまたは読み出すべき複数のセクタのセクタ番号に従って、書き込みまたは読み出すべき複数のセクタのセクタ番号を含むトラックの範囲でヘッド(122, 124)をDTMの半径方向の一方向に1回転当たりトラック間隔より小さい間隔で徐々に移動させる。記録再生部(242, 244)は、ヘッドが位置するDTM上のセクタのセクタ番号(266, 268)に従って、セクタ番号の順序に関係なく、セクタ・データをDTMに書き込みまたはDTMから読み出す。【選択図】 図1

Description

本発明は、ハードディスク・ドライブの記録媒体に対するセクタ・データの書込みおよび読出しに関し、特に、DTM(Discrete Track Medium)に対するセクタ・データの非順次の書込みおよび読出しに関する。
通常、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、スピンドルモータによって回転される磁気ディスク即ちプラッタと、アクチュエータに結合され磁気ヘッドを有するスイングアームと、を1つのアセンブリに組み立てて、その後でそのディスクにセクタ番号を含むサーボ情報を書き込むことによって、フォーマット化される。しかし、磁気ディスクの記録容量の増大に伴ってサーボ情報の書き込みに非常に時間がかかるようになった。それに対処するために、各磁気ディスク毎に単板STW(Servo Track Writer)で予めサーボ情報を書き込み、または各磁気ディスクに磁性型を押し当てて磁気的にサーボ情報を転写し、そのサーボ情報が書き込まれた複数の磁気ディスクをアセンブリに組み込む手法が、採用されつつある。
そのような手法では、回転軸に対する磁気ディスクの僅かな1次のディスク偏芯すなわち軸中心のずれ、およびスピンドルの振れの違いまたは磁性型加工精度および転写などの形状歪みが発生する。しかし、データ記録部分のディスク表面は平坦なので、その1次偏芯分のみを、ハードディスク・ドライブの磁気ヘッドの位置のフィードフォワード制御により補正することによって、仮想的真円状のトラックを形成し形状歪みを無視するようなサーボ制御が行える。
近年、磁気ディスク上の隣接の記録トッラク間を磁気的に分離し、それによってその隣接トラック間の磁気的な相互干渉(即ちクロスイレーズまたはクロストーク)および記録磁区の広がりを抑制し、さらにそのトラック間隔を縮小し、それによって磁気ディスクの記録容量を増大させた記録媒体すなわちDTM(ディスクリート・トラック・メディア)が開発されている。DTMでは、磁気ヘッドによってトレースされるトラックの間に、エッチングなどの物理的加工プロセスによって磁気ディスクに溝が形成される。
2001年5月3日に公開された国際公開WO 01/031650 A1には、光学ディスク、磁気ディスクのような記録媒体上にデータを書込みし、記録媒体からデータを読出す方法および装置が記載されている。この方法では、媒体のブロックに欠陥があると、このブロックに書込まれるべきデータは補助メモリに記憶される。続いて、補助メモリからの全てのデータは媒体の所定の予備の領域にコピーされる。反対に、媒体が読出されるときは、データは最初に媒体の予備の領域から補助メモリにコピーされる。ブロックに欠陥があると見受けられると、誤りのない情報が補助メモリから読出される。従って、データ転送速度に影響を与える欠陥のあるブロックの可能性がなく、リアルタイムのオーディオおよび/またはビデオ信号を書込みし、かつ、読出すことが可能となる。
WO 01/031650
2003年3月20日付けで公開された特開2003−85891号公報Aには、ノントラッキング記録再生システムが記載されている。このシステムでは、合成樹脂をベース材料としたリムーバブルディスクにおいて、パケット記録方式によってトラックに情報を記録する。すなわち、トラックの構成単位としてパケットを用いる。このリムーバブルディスクは、ノントラッキング方式を用いて記録再生を行うので、トラックピッチを20μm以下にまで小さくして、トラック密度を高め、ディスクの容量を増加させることが可能となる。
特開2003−85891号公報
本発明の目的は、精密なトラッキングを要する記録媒体に対して、簡易なヘッド追従機構を用いて、安定したデータの記録および再生を可能にすることである。
本発明の別の目的は、記録媒体用の書込み読出しヘッドに対して継続的に力学的外乱が加わり得る環境下でも、その記録媒体に対して安定したデータの記録および再生を可能にすることである。
本発明の特徴によれば、ハードディスク・ドライブは、それぞれが複数のセクタに分割された複数のトラックを有する、記録媒体としてのDTMと、そのDTMの1つの面にセクタ・データを書き込み、そのDTMの1つの面からセクタ・データを読み出す書込み読出しヘッドと、セクタ・データ・バッファメモリと、そのセクタ・データ・バッファメモリからのセクタ・データをそのヘッドに供給し、そのヘッドからのセクタ・データをそのセクタ・データ・バッファメモリに供給する記録再生部と、セクタ・データを書き込みまたは読み出すべきセクタのセクタ番号と、そのヘッドが位置するセクタのセクタ番号とに従って、そのヘッドの位置を制御するシーク制御部と、を具える。その書き込みまたは読み出すべきセクタ・データはその書き込みまたは読み出すべきセクタのセクタ番号に予め対応付けられている。そのシーク制御部は、そのDTMの回転軸に対する1次偏芯補正を行い、そのDTMの回転軸に対する2次以上の高次の偏芯を許容し、その書き込みまたは読み出すべき複数のセクタのセクタ番号に従って、その書き込みまたは読み出すべき複数のセクタのセクタ番号を含むトラックの範囲でそのヘッドをそのDTMの半径方向の一方向に1回転当たりトラック間隔より小さい間隔で徐々に移動させる。その記録再生部は、そのヘッドが位置するそのDTM上のセクタのセクタ番号に従って、セクタ番号の順序に関係なく、セクタ・データをそのDTMに書き込みまたはそのDTMから読み出す。
本発明は、また、上述のハードディスク・ドライブを具えた情報処理機器に関する。
本発明によれば、精密なトラッキングを要するディスクに対して簡易なヘッド追従機構でデータの記録および再生が可能であり、書込み読出しヘッドに対して継続的に力学的外乱が加わる環境下でも、安定したデータの記録および再生が可能である。
DTM磁気ディスクをハードディスク・ドライブに組み込むと、通常のハードディスク・ドライブと同様の中心穴位置のズレによる1次偏芯を生ずる。磁気ヘッドは、この偏芯に加えてさらに2次以上の形状歪みを有するトラックに正確に追従しないと、DTMの利点が充分発揮できない。従って、DTM磁気ディスクを組み込んだハードディスク・ドライブでは、磁気ヘッドの位置決め制御がより複雑になり、ハードディスク・ドライブの製造コストおよび消費電力も増大する。例えば、偏芯以外の2次以上の高次の細かい偏芯に追従するための高速で精密な制御が必要となり、消費電力が増大する。特に小型のハードディスク・ドライブにおいては、この2次以上の形状歪みに追従するために多大な電力を要し、従ってポータブル機器において大容量化と省電力化の両立が困難である。また、ハードディスク・ドライブでは、シーク直後に毎回2次以上の偏芯量補正を行うと、時間遅れが発生し、そのシーク性能が低下する。
ハードディスク・ドライブは、通常、パーソナル・コンピュータ内などの比較的安定した環境で使われており、たとえ衝撃を受けても、リトライによりトラッキングを確実に行う。しかし、最近、ハードディスク・ドライブはしばしば携帯型モバイル装置において使用され、例えば、ジョギングおよび車内のような、振動および衝撃等の力学的外乱を受けるモバイル環境でしばしば用いられることがある。
ハードディスク・ドライブでは、ヘッド駆動機構にVCM(Voice Coil Motor)が使われており、その回転軸がベアリングで支えられているので、振動および衝撃により、スピンドルモータへのサーボ信号が途切れたり、スイングアームが大きく振られると制御不能になり、ヘッドの暴走によるヘッドクラッシュなどの障害を引き起こす危険性がある。
また、ラックに密集して搭載されたアレイ型装置群(RAID)においては複数のハードディスク・ドライブ間の相互干渉によって外乱振動が継続的に加わり、従ってオフトラックが発生しやすく、頻繁にリトライが発生し、処理時間が非常に長くなることがある。
精密なトラッキングを要する記録媒体に対して、簡易なヘッド追従機構を用いて、安定したデータの記録および再生を可能にすることが望ましい。
また、記録再生装置内のハードディスク・ドライブに対して継続的に力学的外乱が加わり得る環境下でも、そのような記録媒体に対して安定した記録および再生を可能にすることが望ましい。
発明者は、DTM磁気ディスクのトラックの各セクタに記録すべきデータをそれぞれのセクタに対応する複数のセクタ・データに予め分割してバッファメモリに順次格納し、磁気ヘッドを徐々にディスクの半径方向に動かしながら、バッファリングされたそれぞれのセクタ・データに対応するトラック上のセクタがヘッド近傍を通過したときに、それぞれのバッファリングされたセクタ・データをそのセクタ・データの順序に関係なくそのトラック上のセクタに書き込めば、簡易で精密なトラック制御が可能になる、と認識した。この場合、磁気ヘッドの軌跡とトラックの間の位置ずれの度合いに応じてトラック上のセクタに書き込まれるセクタ・データの順序が変わる。また、発明者は、DTM磁気ディスク上のデータを読み出す場合は、同様に、磁気ヘッドを徐々にディスクの半径方向に動かしながら、トラック上の所要のセクタがヘッド近傍を通過したときに、トラック上のセクタの順序に関係なくそのトラック上のセクタのデータを読み出し、磁気ヘッドによって読み取った順に、対応するバッファメモリ位置にセクタのデータを格納し、トラック上のセクタの所要データの読み取り完了したときにバッファメモリにおいて順次データが再構成できる、と認識した。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様のコンポーネントには同じ参照番号が付されている。
図1は、本発明の実施形態による、DTM磁気ディスクおよびその書込みおよび読出し制御装置を含むハードディスク・ドライブ(HDD)200を示している。
ハードディスク・ドライブ200は、情報処理機器または記録再生機器(図示せず)の内部または外部に配置されていてその機器に接続されている。ハードディスク・ドライブ200は、DTM磁気ディスク100、DTM磁気ディスク100の両面すなわちA面およびB面用の磁気ヘッド122および124をそれぞれ有するスイングアーム120、スイングアーム120の動作を制御するアクチュエータ・ドライバ250、DTM磁気ディスク100を回転させるスピンドルモータ150、情報処理機器の内部バスとの間のインタフェース(I/F)202、入出力バッファメモリ(I/O BF)204、それぞれN個のセクタ・データ・バッファメモリ(SEC DATA BF)からなる1対のバッファメモリ群212および214、それぞれのバッファメモリ群212および214に結合された1対のマルチプレクサ222および234、マルチプレクサ222および234に切り換え接続されるA面およびB面用の記録再生回路242および244、マルチプレクサ222および234にセクタ・データ選択信号を供給しセクタ位置信号を生成するA面およびB面用のセクタ番号識別回路266および268、入出力バッファメモリ204からのシーク制御信号とセクタ番号識別回路266および268からのセクタ位置信号とに従ってアクチュエータ・ドライバ250に駆動信号を供給するシーク制御回路260、およびセクタ番号識別回路266および268からのセクタ位置信号に従って転送タイミング制御信号を入出力バッファメモリ204に供給するデータ転送制御回路270を具えている。
バッファメモリ群212および214におけるデータのセクタの数Nは、1ブロックのデータ(典型的には32Kバイト)をセクタ容量(典型的には0.5Kバイト)で除算した値であり、典型的には64である。ハードディスク・ドライブ200は、同様の複数組のDTM磁気ディスク100、101、...およびスイングアームを具えていてもよい。
A面およびB面用の記録再生回路242および244の各々は、その一方がバッファメモリ群212および214の一方に対して読み出しまたは書き込みを行っている間に、それと並行してその他方がバッファメモリ群212および214の他方に対して読み出しまたは書き込みを行うことができる。
図2Aは、DTM磁気ディスク100のA面102上の磁気ヘッド122の閉ループ状の或る軌跡HLの例を示している。図において、トラックa〜eの間隔および軌跡Hの形状歪みは誇張されている。図2Bは、磁気ヘッド122の軌跡HLの部分拡大図である。
複数のトラックa〜eの各々は、複数のセクタに分割されており、典型的にはDTM磁気ディスク100の半径方向に中心から遠くになるに従ってセクタ数が多くなる。各セクタは、セクタ番号フィールドおよびそれに続く記録データ・フィールドで構成されている。記録データ・フィールドの最初のサブフィールドにもセクタ番号を付加してもよい。
磁気ヘッド122の軌跡HLは、DTM磁気ディスク100の同心円トラックの中心点と回転軸との間の偏位またはずれである1次偏芯に対してのみ補正(正弦波形)されている。磁気ヘッド122の軌跡HLは、DTM磁気ディスク100上の各トラックの2次以上の形状歪みに対する補正はされていなくてよい。図2において、分かりやすくするために、トラックa〜eは円で表現され、軌跡HLが歪んだ円で表現されている。
シーク制御回路260が、DTM磁気ディスク100を回転させながら磁気ヘッド122を1次補正のみに基づいて半径方向に位置調整して、軌跡HLが閉ループを描くように磁気ヘッド122を一周すなわち360度回転させた場合、実際には2次以上の高次のトラック形状歪みがあるので、磁気ヘッド122は、隣接する複数のトラックa〜e上のセクタa1、a2、b3、c4、d5、e6、e7、e8、d9、c10、b11、b12、a13、...の上を順次通過し、これらのトラックに対して書込みまたは読出しを行うことができる。この場合、1つまたはそれ以上の隣接トラック上の連続する所要の全てのセクタに書き込みまたは読み出しを行うためには、磁気ヘッド122の閉ループ状の軌跡HLがその全てのセクタを通過するように磁気ヘッド122をステップ状に徐々に半径方向に移動させる。そのような1次補正のみの簡易な制御で、記録再生回路242または244は、トラック番号の順番に関係なく、磁気ヘッド122が対応するセクタが通過したときに、セクタ・データの書き込みまたは読み出しを行う。従って、2次以上のトラック形状歪みに対する補正は不要である。
図3は、DTM磁気ディスク100のA面102上のトラックbの連続するセクタb3〜b10に対してデータを書き込みまたは読み出しを行うための最も内側の軌跡HL11および最も外側の軌跡H24の例を示している。
図3を参照すると、DTM磁気ディスク100のA面102上のトラックbの連続するセクタb3〜b10に対してデータを書き込みまたは読み出しするためには、磁気ヘッド122を最も内側の閉ループ状軌跡HL11と最も外側の閉ループ状軌跡H24の間でトラック間隔より短い間隔でステップ状に徐々に半径方向MRに移動させればよい。その際、隣接トラック間の磁気的な干渉を受けずに特定のトラックの特定のセクタのデータに対して確実に書込みまたは読出しを行うには、図2Bに示されているように、特定のセクタのデータが書き込まれまたは読み出されるまで、その或るトラックのその或るセクタの付近で磁気ヘッド122を等間隔の隣接する複数の軌跡HL1、HL2、HL3およびHL4を描くように半径方向に所定距離ずつ徐々に移動させる必要がある。
図4は、DTM磁気ディスク100のA面102上の磁気ヘッド122の螺旋状の軌跡HLの例を示している。図2Aでは、磁気ヘッド122を閉ループを描くようにステップ状に半径方向に移動させたが、図4では、磁気ヘッド122を螺旋状の軌跡HLを描くように徐々に半径方向に移動させる。
図5A、5Bおよび5Cは、磁気ヘッドが異なる位置にある図2AにおけるDTM磁気ディスク100の線4A−4Aに沿った概略的な垂直断面図を示している。DTM磁気ディスク100はA面102およびB面112に例えばドライエッチング等により同心円状の溝106が形成され、溝106には非磁性体(例えばSiO2)が被着されて埋め込まれており、幅Wtを有する同心円状のリブの頂面にトラック磁性記録膜104が被着されてトラックa〜cが形成され、DTM磁気ディスク100の表面AおよびB102および112は平坦化されている。磁気ヘッド122および124の各々の半径方向の幅Whは、トラック磁性記録膜104の幅Wtより大きく、隣接トラック中心線間の距離またはピッチTpと等しいかまたはそれ以下である(Wt<Wh≦Wt)。
磁気ヘッド122および124は、図4Aおよび4Bに示されているように1つのトラックを完全に覆うときは、クロスイレース(cross erase)またはクロストーク(cross talk)なしで書き込みまたは読み出しが可能である。従って、幅Whの磁気ヘッド122の一方の端縁がトラック(b)の中心から半径方向にWt/2乃至(Wh−Wt/2)の範囲に位置するとき、即ち磁気ヘッド122の中心がトラックbの中心から半径方向に−(Wh−Wt)/2乃至(Wh−Wt)/2の範囲に位置するとき、書き込みまたは読み出しが可能である。磁気ヘッド122のDTM磁気ディスク100の半径方向の送り1ピッチPrは、典型的には(Tp−Wt)/2であり、例えばTp=2Wtの場合はTp/4である。
一方、磁気ヘッド122の一方の端縁がトラック(b)の中心から半径方向に(Tp−Wt/2)乃至(Wh+Wt/2)(≦Tp+Wt/2)の範囲に位置するとき、即ち磁気ヘッド122の中心がトラックbの中心から半径方向に(Tp−(Wt+Wh)/2)乃至(Wh+Wt)/2に位置するとき、書き込みまたは読み出しが不可能である。磁気ヘッド122は、図3Cに示されているように隣接する2つのトラックの双方の部分上に位置するときは、不要なクロスイレースまたはクロストークが生じるので、書き込みまたは読み出しは不可能である。
図6は、図1のハードディスク・ドライブ200によって実行されるDTM磁気ディスク100へのデータの記録のためのフローチャートを示している。
入出力バッファメモリ204は、ステップ402においてインタフェース202を介して情報処理機器または記録再生機器からDTM磁気ディスク100のトラック上の記録すべき開始セクタ番号および終了セクタ番号を受け取ってシーク制御回路260に供給する。
ステップ404において、入出力バッファメモリ204は、さらに、インタフェース202を介して記録すべきデータを受け取り、データを複数のセクタ・データまたはセクタ・サイズのパケット・データに分割してセクタ・データ・バッファメモリ群212または214に順に格納する。入出力バッファメモリ204は、さらに、セクタ・データの最初のサブフィールドにセクタ・データの一部としてセクタ番号を付加してもよい。
ステップ406において、シーク制御回路260は、その開始セクタ番号に従って、DTM磁気ディスク100の対応するA面またはB面、例えばA面のトラック上における磁気ヘッド122のトラッキング開始セクタの位置を決定する。典型的には、そのトラッキング開始セクタは、シークすべき開始セクタ番号である。代替構成として、そのトラッキング開始セクタは、シークすべき開始セクタ番号乃至終了セクタ番号の中の半径方向の最も内側または最も外側に位置するセクタ番号であってもよい。
ステップ408において、シーク制御回路260は、アクチュエータ・ドライバ250を制御して磁気ヘッド122をトラッキング開始セクタの位置するA面上のトラック位置まで移動させ、A面セクタ番号識別回路266から現在のセクタ位置信号を受け取る。そのために、シーク制御回路260は、アクチュエータ・ドライバ250を制御して磁気ヘッド122をトラッキング開始セクタの位置より半径方向の移動方向に例えば(Tp−Wt)/2またはTp−(Tp−Wt)/2だけ前のトラック位置からシークを開始してもよい。
ステップ410において、記録再生回路242は、磁気ヘッド122の位置または軌跡HLが、データを記録すべき所要のセクタ・アドレス即ち開始セクタ番号乃至終了セクタ番号を含むシーク範囲内であるかどうかを判定する。それがシーク範囲内でないと判定された場合は、手順はステップ412に進む。それがシーク範囲内であると判定された場合は、ステップ422において、シーク制御回路260は、データが未だ書き込まれていないいずれかの所要のセクタ番号が確認されたかどかを判定する。それが確認されなかったと判定された場合は、手順はステップ430に進む。
ステップ422においていずれかの所要のセクタ番号が確認されたと判定された場合は、ステップ424において、記録再生回路242は、セクタ・データ・バッファメモリ群212または214からマルチプレクサ222を介して対応するセクタのデータを取り出して書き込む。
ステップ426において、記録再生回路242は、書き込むべき全てのデータを書き込んだかどうかを判定する。それを書き込んだと判定された場合は、手順は図6のルーチンを出る。
ステップ426において、全てのデータを書き込んでいないと判定された場合は、ステップ430において、記録再生回路242は、磁気ヘッド122がトラックを一周したかどうかを判定する。一周していないと判定された場合は、手順はステップ422に戻る。一周したと判定された場合は、手順はステップ408に戻る。ステップ408において、シーク制御回路260は、アクチュエータ・ドライバ250を制御して磁気ヘッド122をA面上で1送りピッチ分Prだけトラック位置を所定の半径方向に移動させ、例えばピッチ(Tp−Wt)/2だけ外側に移動させ、A面セクタ番号識別回路266から現在のセクタ位置信号を受け取る。
ステップ410において、現在のセクタ位置がシーク範囲内でないと判定された場合は、ステップ412においてシーク制御回路260は磁気ヘッド122を未だ書き込まれていないセクタ番号を含む残りのセクタ位置まで移動させてシークを行う。ステップ414において、記録再生回路242は対応するセクタのデータを書き込む。ステップ414では、未だ書き込んでいない残りのセクタ・データを書き込むためにステップ422〜430と同様の処理が行われればよい。
このようにして、記録すべきデータのセクタ分割およびバッファリングによってシーク制御回路260によるアクチュエータ・ドライバ250の制御が簡易化される。
従って、シーク制御回路260によるシーク中にハードディスク・ドライバ200が振動または衝撃を受けて磁気ヘッド122が急にDTM磁気ディスク100上の非順次の別のセクタ位置に跳んだとしても、その跳びに関係なく、シーク制御回路260は、アクチュエータ・ドライバ250を制御して磁気ヘッド122をA面上でピッチPrだけトラック位置を所定半径方向に順次移動させ続け、可能な限りその記録再生回路242は対応するセクタのデータを書き込み、その後、バッファメモリ群212中に未だ書き込まれていないセクタ・データが残存する場合は、磁気ヘッド122をそのセクタ・データに対応するトラック上のセクタ位置に移動させ、A面上でピッチPrだけトラック位置を所定半径方向に徐々に移動させつつ、その記録再生回路242は対応するセクタにデータを書き込む。その後、所要の記録データの書き込みが完了するまで、この動作が繰り返される。
図7は、図1のハードディスク・ドライブ200によって実行されるDTM磁気ディスク100からのデータの再生のためのフローチャートを示している。
入出力バッファメモリ204は、ステップ502においてインタフェース202を介して情報処理機器または記録再生機器からDTM磁気ディスク100のトラック上の再生すべき開始セクタ番号および終了セクタ番号を受け取ってシーク制御回路260に供給する。
ステップ506および508は、図6のステップ406および408と同様であり、再び説明することはしない。
ステップ510は、図6のステップ410と同様である。この場合、記録再生回路242は、磁気ヘッド122の位置または軌跡HLが、読み出されるべき所要のセクタ番号を含むシーク範囲内であるかどうかを判定する。
ステップ522においていずれかの所要のセクタ番号が確認されたと判定された場合は、ステップ524において、記録再生回路242は、対応するセクタのデータを読み出してマルチプレクサ222を介してセクタ・データ・バッファメモリ群212または214中の対応するアドレスのセクタ・データ・バッファに格納する。トラック上のセクタから読み出したセクタ・データ中にセクタ番号が付加されている場合は、読み出した順序でセクタ・データ・バッファメモリ群212に順に書き込んでもよい。この場合、入出力バッファ回路204は、セクタ番号を確認しながらセクタ・データ・バッファメモリ群212からセクタ番号の順にデータを読み出して、順序データを生成する。
ステップ526において、記録再生回路242は、読み出すべき全てのデータを読み出したかどうかを判定する。それを読み出したと判定された場合は、ステップ532において、入出力バッファメモリ204は、セクタ・データ・バッファメモリ群212または214から一連のデータを読み出して、インタフェース202を介して外部の情報処理機器へ転送する。その後、手順はこのルーチンを出る。
ステップ526において、全てのデータを読み出していないと判定された場合は、ステップ530において、記録再生回路242は、磁気ヘッド122がトラックを一周したかどうかを判定する。一周したと判定された場合は、手順はステップ508に戻る。一周していないと判定された場合は、手順はステップ522に戻る。
ステップ510において、現在のセクタ位置がシーク範囲内でないと判定された場合は、ステップ512においてシーク制御回路260は磁気ヘッド122を未だ読み出していないセクタ番号を含む残りのセクタ位置まで移動させてシークを行う。ステップ514において、記録再生回路242は対応するセクタのデータを読み出す。ステップ514では、未だ読み出していない残りのセクタ・データを記録するためにステップ522〜530と同様の処理が行われればよい。
このようにして、再生すべきデータのバッファリングによってシーク制御回路260によるアクチュエータ・ドライバ250の制御が簡易化される。
従って、シーク制御回路260によるシーク中にハードディスク・ドライバ200が振動または衝撃を受けて磁気ヘッド122が急にDTM磁気ディスク100のA面上の非順次の別のセクタ位置に跳んだとしても、その跳びに関係なく、シーク制御回路260は、アクチュエータ・ドライバ250を制御して磁気ヘッド122をA面上でピッチPrだけトラック位置を所定半径方向に順次移動させ続け、可能な限りその記録再生回路242は対応するセクタからデータを読み出し、その後、A面上に未だ読み出されていない所要のセクタが残存する場合は、磁気ヘッド122をトラック上のそのセクタ位置に移動させ、A面上でピッチPrだけトラック位置を所定半径方向に徐々に移動させつつ、その記録再生回路242はそのセクタからデータを読み出す。その後、所要の再生データの読み出しが完了するまで、この動作が繰り返される。
図6の記録および図7の再生のための制御および処理は、DTM磁気ディスク100のB面に対しても同様に適用することができる。
A面用磁気ヘッド122とB面用磁気ヘッド124は、スイングアーム120に固定されていて、互いに独立して移動させることはできない。しかし、A面用磁気ヘッド122が或る一連のデータの先のまたは優先的な書き込みまたは読み取りのためにDTM磁気ディスク100のA面上の複数のトラックにわたる複数のセクタの範囲をシークしている間に(図6のステップ408〜430、または図7のステップ508〜530)、B面用磁気ヘッド124が別の一連のデータの記録または読み取りのためにDTM磁気ディスク100のB面上の所要のシーク範囲内に位置するとき、それ(書き込みまたは読み取り)と並行して、記録再生回路244は、DTM磁気ディスク100のB面に対して書き込みまたは読み出しを行ってもよい(図6のステップ410〜430、または図7のステップ510〜530)。DTM磁気ディスク100のA面上のシーク完了の後、B面について残存セクタがある場合は、B面について図6のステップ412〜414または図7のステップ512〜514がさらに実行される。
同様に、A面またはB面用磁気ヘッド122または124が一連のデータの記録または読み取りのためにDTM磁気ディスク100のA面またはB面上の複数のトラックにわたる複数のセクタの範囲をシークしている間に、第3の磁気ヘッドが別のDTM磁気ディスク101のA面またはB面上の所要のシーク範囲内に位置するとき、それと並行して、記録再生回路244は、別のDTM磁気ディスク101のA面またはB面に対して別の一連のデータの書き込みまたは読み出しを行ってもよい。DTM磁気ディスク100のA面またはB面上のシーク完了の後、別のDTM磁気ディスク101のA面またはB面について残存セクタがある場合は、別のDTM磁気ディスク101について図6のステップ412〜414または図7のステップ512〜514がさらに実行される。
実施形態のシーク手法は、従来の1回転1トラック送りに比べると、1トラック送りに2回転以上を要するので、記録および再生の実効転送速度は低下する。しかし、ハードディスク・ドライブ200が連続的な振動または衝撃を受けても、リトライが多発して制御不能になるなどの不具合が発生せず、確実に記録および再生が行えるので、動画や音楽再生などの連続転送またはストリーミングを要求されるモバイル環境等では非常に有効な手法である。
実施形態のハードディスク・ドライブ200によれば、ハードディスク・ドライブに対して継続的に振動および衝撃のような力学的外乱が加わり得る環境下でも、記録媒体に対して安定した記録および再生を可能にすることができる。サーボは、1次偏芯周波数成分に追従できればよく、高性能なサーボ機構は不用であり、電力消費も少ない。車載ハードディスク・ドライブ、およびRAIDなどの複数のハードディスク・ドライブの集合配置で問題となる継続的に加わる振動のような力学的外乱によるオフトラックに強い。
実施形態のハードディスク・ドライブ200によれば、磁気ヘッドを駆動するアクチュエータは、例えばステッピングモータ駆動のように、記録媒体の半径方向に間欠的な動きしかできなくても記録再生が可能なハードディスク・ドライブ機構を実現することができる。
実施形態のハードディスク・ドライブ200によれば、記録ディスク面毎に磁気ヘッドとディスクの間に異なるずれがあっても、ディスク両面または多数枚のディスクの記録面に対して、同時にデータの書き込みおよび/または読み出しができ、従って転送速度がほぼ2倍以上となる。
以上説明した実施形態は典型例として挙げたに過ぎず、その各実施形態の構成要素を組み合わせること、その変形およびバリエーションは当業者にとって明らかであり、当業者であれば本発明の原理および請求の範囲に記載した発明の範囲を逸脱することなく上述の実施形態の種々の変形を行えることは明らかである。
図1は、本発明の実施形態による、DTM磁気ディスクおよびその書込みおよび読出し制御装置を含むハードディスク・ドライブ(HDD)を示している。 図2Aは、DTM磁気ディスクのA面上の磁気ヘッドの閉ループ状の或る軌跡の例を示している。図2Bは、磁気ヘッドの軌跡の部分拡大図である。 図3は、DTM磁気ディスクのA面上のトラックの連続するセクタに対してデータを書き込みまたは読み出しするための最も内側の軌跡および最も外側の軌跡の例を示している。 図4は、DTM磁気ディスクのA面上の磁気ヘッドの螺旋状の軌跡の例を示している。 図5A、5Bおよび5Cは、磁気ヘッドが異なる位置にある図2AにおけるDTM磁気ディスクの線4A−4Aに沿った概略的な垂直断面図を示している。 図6は、図1のハードディスク・ドライブによって実行されるDTM磁気ディスクへのデータの記録のためのフローチャートを示している。 図7は、図1のハードディスク・ドライブによって実行されるDTM磁気ディスクからのデータの再生のためのフローチャートを示している。
図5A、5Bおよび5Cは、磁気ヘッドが異なる位置にある図2AにおけるDTM磁気ディスク100の線4A−4Aに沿った概略的な垂直断面図を示している。DTM磁気ディスク100はA面102およびB面112に例えばドライエッチング等により同心円状の溝106が形成され、溝106には非磁性体(例えばSiO)が被着されて埋め込まれており、幅Wtを有する同心円状のリブの頂面にトラック磁性記録膜104が被着されてトラックa〜cが形成され、DTM磁気ディスク100の表面AおよびB102および112は平坦化されている。磁気ヘッド122および124の各々の半径方向の幅Whは、トラック磁性記録膜104の幅Wtより大きく、隣接トラック中心線間の距離またはピッチTpと等しいかまたはそれ以下である(Wt<Wh≦Tp)。
磁気ヘッド122および124は、図AおよびBに示されているように1つのトラックを完全に覆うときは、クロスイレース(cross erase)またはクロストーク(cross talk)なしで書き込みまたは読み出しが可能である。従って、幅Whの磁気ヘッド122の一方の端縁がトラック(b)の中心から半径方向にWt/2乃至(Wh−Wt/2)の範囲に位置するとき、即ち磁気ヘッド122の中心がトラックbの中心から半径方向に−(Wh−Wt)/2乃至(Wh−Wt)/2の範囲に位置するとき、書き込みまたは読み出しが可能である。磁気ヘッド122のDTM磁気ディスク100の半径方向の送り1ピッチPrは、典型的には(Tp−Wt)/2であり、例えばTp=2Wtの場合はTp/4である。
一方、磁気ヘッド122の一方の端縁がトラック(b)の中心から半径方向に(Tp−Wt/2)乃至(Wh+Wt/2)(≦Tp+Wt/2)の範囲に位置するとき、即ち磁気ヘッド122の中心がトラックbの中心から半径方向に(Tp−(Wt+Wh)/2)乃至(Wh+Wt)/2に位置するとき、書き込みまたは読み出しが不可能である。磁気ヘッド122は、図Cに示されているように隣接する2つのトラックの双方の部分上に位置するときは、不要なクロスイレースまたはクロストークが生じるので、書き込みまたは読み出しは不可能である。
ステップ422においていずれかの所要のセクタ番号が確認されたと判定された場合は、ステップ424において、記録再生回路242は、セクタ・データ・バッファメモリ群212または214からマルチプレクサ222または234を介して対応するセクタのデータを取り出して書き込む。
ステップ426において、記録再生回路242は、書き込むべき全てのデータを書き込んだかどうかを判定する。それを書き込んだと判定された場合は、手順は図6のルーチンを出る。
従って、シーク制御回路260によるシーク中にハードディスク・ドライ200が振動または衝撃を受けて磁気ヘッド122が急にDTM磁気ディスク100上の非順次の別のセクタ位置に跳んだとしても、その跳びに関係なく、シーク制御回路260は、アクチュエータ・ドライバ250を制御して磁気ヘッド122をA面上でピッチPrだけトラック位置を所定半径方向に順次移動させ続け、可能な限りその記録再生回路242は対応するセクタのデータを書き込み、その後、バッファメモリ群212中に未だ書き込まれていないセクタ・データが残存する場合は、磁気ヘッド122をそのセクタ・データに対応するトラック上のセクタ位置に移動させ、A面上でピッチPrだけトラック位置を所定半径方向に徐々に移動させつつ、その記録再生回路242は対応するセクタにデータを書き込む。その後、所要の記録データの書き込みが完了するまで、この動作が繰り返される。
ステップ510、522は、図6のステップ410、422と同様である。この場合、記録再生回路242は、磁気ヘッド122の位置または軌跡HLが、読み出されるべき所要のセクタ番号を含むシーク範囲内であるかどうかを判定する。
ステップ510において、現在のセクタ位置がシーク範囲内でないと判定された場合は、ステップ512においてシーク制御回路260は磁気ヘッド122を未だ読み出していないセクタ番号を含む残りのセクタ位置まで移動させてシークを行う。ステップ514において、記録再生回路242は対応するセクタのデータを読み出す。ステップ514では、未だ読み出していない残りのセクタ・データを再生するためにステップ522〜530と同様の処理が行われればよい。
従って、シーク制御回路260によるシーク中にハードディスク・ドライ200が振動または衝撃を受けて磁気ヘッド122が急にDTM磁気ディスク100のA面上の非順次の別のセクタ位置に跳んだとしても、その跳びに関係なく、シーク制御回路260は、アクチュエータ・ドライバ250を制御して磁気ヘッド122をA面上でピッチPrだけトラック位置を所定半径方向に順次移動させ続け、可能な限りその記録再生回路242は対応するセクタからデータを読み出し、その後、A面上に未だ読み出されていない所要のセクタが残存する場合は、磁気ヘッド122をトラック上のそのセクタ位置に移動させ、A面上でピッチPrだけトラック位置を所定半径方向に徐々に移動させつつ、その記録再生回路242はそのセクタからデータを読み出す。その後、所要の再生データの読み出しが完了するまで、この動作が繰り返される。

Claims (8)

  1. それぞれが複数のセクタに分割された複数のトラックを有する、記録媒体としてのDTMと、
    前記DTMの1つの面にセクタ・データを書き込み、前記DTMの1つの面からセクタ・データを読み出す書込み読出しヘッドと、
    セクタ・データ・バッファメモリと、
    前記セクタ・データ・バッファメモリからのセクタ・データを前記ヘッドに供給し、前記ヘッドからのセクタ・データを前記セクタ・データ・バッファメモリに供給する記録再生部と、
    セクタ・データを書き込みまたは読み出すべきセクタのセクタ番号と、前記ヘッドが位置するセクタのセクタ番号とに従って、前記ヘッドの位置を制御するシーク制御部と、
    を具えるハードディスク・ドライブであって、
    前記書き込みまたは読み出すべきセクタ・データは前記書き込みまたは読み出すべきセクタのセクタ番号に予め対応付けられており、
    前記シーク制御部は、前記DTMの回転軸に対する1次偏芯補正を行い、前記DTMの回転軸に対する2次以上の高次の偏芯を許容し、前記書き込みまたは読み出すべき複数のセクタのセクタ番号に従って、前記書き込みまたは読み出すべき複数のセクタのセクタ番号を含むトラックの範囲で前記ヘッドを前記DTMの半径方向の一方向に1回転当たりトラック間隔より小さい間隔で徐々に移動させ、
    前記記録再生部は、前記ヘッドが位置する前記DTM上のセクタのセクタ番号に従って、セクタ番号の順序に関係なく、セクタ・データを前記DTMに書き込みまたは前記DTMから読み出すものであることを特徴とする、
    ハードディスク・ドライブ。
  2. 前記記録再生部は、前記書き込むべきセクタ・データの順序に関係なく、前記ヘッドが前記書き込むべきセクタ・データのいずれか1つのセクタ・データに対応する前記DTM上のセクタの位置に来たときに、前記セクタ・データ・バッファメモリから前記1つのセクタ・データを前記ヘッドに供給し、それによって前記DTMにデータを書き込み、
    前記記録再生部は、前記読み出すべきセクタ・データの順序に関係なく、前記ヘッドが前記読み出すべき前記DTM上のセクタのいずれか1つのセクタの位置に来たときに、前記1つのセクタからのデータを前記ヘッドから前記セクタ・データ・バッファメモリに供給し、それによって前記DTMからデータを読み出すものであることを特徴とする、請求項1に記載のハードディスク・ドライブ。
  3. 前記シーク制御部によって制御される前記前記ヘッドの前記DTM上での移動は、閉じたループを形成するようなステップ状であるかまたは連続的な螺旋状であることを特徴とする、請求項1または2に記載のハードディスク・ドライブ。
  4. 半径方向のトラック中心間の距離Tpおよび半径方向のトラック磁性記録膜幅Wtに対して、前記シーク制御部によって制御される前記ヘッドの前記DTMの半径方向の移動は1回転当たり(Tp−Wt)/2の移動であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のハードディスク・ドライブ。
  5. 前記シーク制御部は、前記トラックの範囲で前記ヘッドを前記DTMの半径方向の一方向に徐々に移動させた後、前記書き込むべきまたは読み出すべきセクタ・データの中に前記DTMに未だ書き込まれていないまたは前記DTMから未だ読み出されていないデータが存在するときは、前記書き込むべきまたは読み出すべきセクタの残りのセクタ番号を含むトラックの範囲で前記ヘッドを前記DTMの半径方向の一方向に徐々に移動させることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のハードディスク・ドライブ。
  6. 前記DTM上のセクタに書き込まれた記録データは、そのセクタのセクタ番号を含むことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載のハードディスク・ドライブ。
  7. 各DTMが2つの面に複数のセクタに分割された複数のトラックを有する、記録媒体としての少なくとも1つのDTMと、
    前記少なくとも1つのDTMの第1の面にセクタ・データを書き込み、前記少なくとも1つのDTMの前記第1の面からセクタ・データを読み出す第1の書込み読出しヘッドと、
    前記第1の書込み読出しヘッドと連動し、前記少なくとも1つのDTMの第2の面にセクタ・データを書き込み、前記少なくとも1つのDTMの前記第2の面からセクタ・データを読み出す第2の書込み読出しヘッドと、
    第1と第2のセクタ・データ・バッファメモリと、
    前記1と第2のセクタ・データ・バッファメモリの一方からのセクタ・データを前記第1の書込み読出しヘッドに供給し、前記第1の書込み読出しヘッドからのセクタ・データを前記1と第2のセクタ・データ・バッファメモリの前記一方に供給する第1の記録再生部と、
    前記第1と2のセクタ・データ・バッファメモリの他方からのセクタ・データを前記第2の書込み読出しヘッドに供給し、前記第2の書込み読出しヘッドからのセクタ・データを前記第1と2のセクタ・データ・バッファメモリの前記他方に供給する第2の記録再生部と、
    セクタ・データを書き込みまたは読み出すべきセクタのセクタ番号と、前記第1と第2の書込み読出しヘッドが位置するセクタ番号とに従って、前記第1と第2の書込み読出しヘッドの位置を制御するシーク制御部と、
    を具えるハードディスク・ドライブであって、
    前記書き込みまたは読み出すべき第1の一連のセクタ・データは前記書き込みまたは読み出すべき前記第1の面上のセクタのセクタ番号に予め対応付けられており、
    前記書き込みまたは読み出すべき第2の一連のセクタ・データは前記書き込みまたは読み出すべき前記第2の面上のセクタのセクタ番号に予め対応付けられており、
    前記シーク制御部は、前記DTMの前記第1面の回転軸に対する1次偏芯補正を行い、前記DTMの前記第1面の回転軸に対する2次以上の高次の偏芯を許容し、前記書き込みまたは読み出すべき第1の一連のセクタのセクタ番号に従って、前記書き込みまたは読み出すべき前記第1の一連のセクタのセクタ番号を含むトラックの範囲で前記第1の書込み読出しヘッドを前記DTMの半径方向の一方向に1回転当たりトラック間隔より小さい間隔で徐々に移動させ、
    前記記録再生部は、前記第1の書込み読出しヘッドが位置する前記第1の面上のセクタのセクタ番号に従って、セクタ番号の順序に関係なく、セクタ・データを前記第1の面に書き込みまたは前記第1の面から読み出し、それと並行して、前記第2の書込み読出しヘッドが位置する前記第2の面上のセクタのセクタ番号に従って、セクタ番号の順序に関係なく、セクタ・データを前記第2の面に書き込みまたは前記第2の面から読み出すものであることを特徴とする、
    ハードディスク・ドライブ。
  8. ハードディスク・ドライブを具える情報処理機器であって、
    前記ハードディスク・ドライブは、
    それぞれが複数のセクタに分割された複数のトラックを有する、記録媒体としてのDTMと、
    前記DTMの1つの面にセクタ・データを書き込み、前記DTMの1つの面からセクタ・データを読み出す書込み読出しヘッドと、
    セクタ・データ・バッファメモリと、
    前記セクタ・データ・バッファメモリからのセクタ・データを前記ヘッドに供給し、前記ヘッドからのセクタ・データを前記セクタ・データ・バッファメモリに供給する記録再生部と、
    セクタ・データを書き込みまたは読み出すべきセクタのセクタ番号と、前記ヘッドが位置するセクタのセクタ番号とに従って、前記ヘッドの位置を制御するシーク制御部と、
    を具え、
    前記書き込みまたは読み出すべきセクタ・データは前記書き込みまたは読み出すべきセクタのセクタ番号に予め対応付けられており、
    前記シーク制御部は、前記DTMの回転軸に対する1次偏芯補正を行い、前記DTMの回転軸に対する2次以上の高次の偏芯を許容し、前記書き込みまたは読み出すべき複数のセクタのセクタ番号に従って、前記書き込みまたは読み出すべき複数のセクタのセクタ番号を含むトラックの範囲で前記ヘッドを前記DTMの半径方向の一方向に1回転当たりトラック間隔より小さい間隔で徐々に移動させ、
    前記記録再生部は、前記ヘッドが位置する前記DTM上のセクタのセクタ番号に従って、セクタ番号の順序に関係なく、セクタ・データを前記DTMに書き込みまたは前記DTMから読み出すものであることを特徴とする、
    情報処理機器。
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