JP2003263850A - 磁気記録媒体および磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録媒体および磁気記録装置

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JP2003263850A
JP2003263850A JP2002065003A JP2002065003A JP2003263850A JP 2003263850 A JP2003263850 A JP 2003263850A JP 2002065003 A JP2002065003 A JP 2002065003A JP 2002065003 A JP2002065003 A JP 2002065003A JP 2003263850 A JP2003263850 A JP 2003263850A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 サーボパターンを形成することなく、トラッ
キング制御ができる磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 同心円状に配置され、磁気情報の書き込
み及び読み出しを行うための磁気トラック200〜50
0と、径方向に隣接する磁気トラック同士の間隙を磁気
的に分離するためのディスクリート部40とを備えるデ
ィスク状の磁気記録媒体であって、前記磁気トラック
は、区割ライン8で周方向に複数の磁気トラックユニッ
トに分割され、前記磁気トラックユニットは、さらに周
方向に所定のパターン配列で形成された複数の信号ギャ
ップ22a〜52cにより細分化されており、ディスク
中心から同一径方向に向かってn−1番目、n番目、お
よびn+1番目(nは2以上の整数)に位置する磁気ト
ラックユニットのそれぞれに形成された信号ギャップの
パターン配列は、それぞれ異なり、これらの信号ギャッ
プのパターン配列の違いを利用してn番目のトラッキン
グ制御が行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体、特
に磁気情報の書き込みおよび読み出しを行うことがで
き、実質的に同心円状に配置された磁気トラックと、径
方向に隣接する磁気トラック同士の間隙を磁気的に分離
するためのディスクリート部を備えるディスク状の磁気
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の記憶媒体としては、ラ
ンダムアクセスが可能ないわゆるハードディスクが使用
されるようになっている。
【0003】このようなハードディスクへの記録再生
は、通常、磁気ヘッドを径方向に移動操作させ、磁気ヘ
ッドが所定のデータトラック上に正確に走査しているこ
とを確認しつつ、磁気信号の書き込みないし読み出しが
行なわれている。
【0004】ところで、近年の高密度記録化に対応する
ために、例えば、トラック密度を向上させるための有効
な記録媒体構造として、磁気トラックが磁気的に分離さ
れた、いわゆるディスクリートトラック(Discrete tra
ck)型と呼ばれる媒体構造の提案がなされている。
【0005】このような媒体においては、一般にサーボ
パターンと呼ばれる専用パターンが形成されている。こ
の専用パターンとしては、トラッキングのためにデータ
トラックに対して半トラックピッチずらした所定のパタ
ーン群、およびいわゆるトラックアドレスが形成される
ことが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高記録
密度の実現のためにトラックピッチが狭くなる傾向にあ
るディスクリートトラックメディアにおいては、トラッ
クピッチが狭くなればなるほど、上記サーボパターンを
精度良く加工して形成することが困難となる。
【0007】また、サーボパターンが存在する領域に
は、いわゆるデータの記録ができず、磁気記録媒体のト
ータルの記録容量を低下させる要因となってしまう不都
合がある。
【0008】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであり、その目的は、加工が極めて微細で困難な
従来の専用パターン(いわゆるサーボパターン)を形成
することなく、トラッキング制御ができる新規な構造の
磁気記録媒体を提供することにある。これにより、媒体
の製造が容易になることはもとより、トラック密度の向
上、記録容量の向上を図ることもできる。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明は、実質的に同心円状に配置され、磁
気情報の書き込みおよび読み出しを行うための磁気トラ
ックと、径方向に隣接する磁気トラック同士の間隙を磁
気的に分離するためのディスクリート部と、を備えるデ
ィスク状の磁気記録媒体であって、前記磁気トラック
は、ディスク状の中心から径方向に伸びる複数の放射状
の区割ラインで周方向に複数の磁気トラックユニットに
分割され、前記磁気トラックユニットは、さらに周方向
に所定のパターン配列で形成された複数の信号ギャップ
により細分化されており、ディスク中心から同一径方向
に向かってn−1番目、n番目、およびn+1番目(こ
こで、nは2以上の整数)に位置する磁気トラックユニ
ットのそれぞれに形成された信号ギャップのパターン配
列は、それぞれ異なり、これらの信号ギャップのパター
ン配列の違いを利用してn番目のトラッキング制御が行
われるように構成される。
【0010】また、本発明の好ましい態様として、ディ
スク中心から同一径方向に向かってn−1番目、n番
目、およびn+1番目に位置する磁気トラックユニット
のそれぞれに形成された信号ギャップのパターン配列
は、各々異なっているとともに、n−1番目、n番目、
およびn+1番目に位置する磁気トラックユニットに形
成された信号ギャップのパターン配列は、それぞれ、予
めすでに配列情報として記憶されており、これらの信号
ギャップのパターン配列の違いを利用してn番目のトラ
ッキング制御ができるように構成される。
【0011】また、本発明の好ましい態様として、ディ
スク中心から同一径方向に向かってn−1番目、n番
目、およびn+1番目に位置する磁気トラックユニット
のそれぞれに形成された信号ギャップのパターン配列
は、実質的に等ピッチで形成されるとともに、互いの位
相差が生じるように初位相を異ならしめてなるように構
成される。
【0012】また、本発明の好ましい態様として、n番
目の磁気トラックユニットに形成された信号ギャップの
パターン配列に沿った信号のみを検出した時をオントラ
ックの状態として認識し、隣接するn−1番目、又はn
+1番目に位置する磁気トラックユニットに形成された
信号ギャップのパターン配列に沿った信号を付加信号と
して検出した時をn−1番目、又はn+1番目に位置す
る磁気トラックユニット側にオフトラックの状態として
認識し、n番目のトラッキング制御ができるように構成
される。
【0013】また、本発明の好ましい態様として、オフ
トラックの付加信号レベルに応じて、オフトラック量を
検出して、n番目のトラッキング制御がなされるように
構成される。
【0014】また、本発明の好ましい態様として、前記
放射状の区割ラインは、一定の幅をもって形成された非
磁性部からなり、前記トラッキング制御の開始位置を特
定するタイミングマークとして用いられるように構成さ
れる。
【0015】また、本発明の好ましい態様として、前記
放射状の区割ラインを形成する一定の幅をもって形成さ
れた非磁性部は、その中に、さらに、タイミングマーク
用の磁性体部を部分的に有してなるように構成される。
【0016】また、本発明の好ましい態様として、前記
径方向に伸びる複数の放射状の区割ラインは、ディスク
状の中心から均等の角度割り状態で配置されるように構
成される。
【0017】また、本発明の好ましい態様として、前記
径方向に伸びる複数の放射状の区割ラインは、ディスク
状の中心から異なる任意の角度割り状態で配置されるよ
うに構成される。
【0018】また、本発明の好ましい態様として、同一
周上の磁気トラックにおける少なくとも一つの磁気トラ
ックユニットでトラッキング制御が行なわれ、そのトラ
ッキング制御が行なわれた磁気トラックユニット以外の
同一周上の他のトラックユニットで情報の書き込み又は
情報の読み出しが行われるように構成される。
【0019】本発明は、ディスク状の磁気記録媒体と、
磁気記録媒体に情報を書き込みまたは読み出しするため
の磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを支持した状態で回動
し磁気記録媒体の所定の半径位置に磁気ヘッドを移動さ
せるアームと、前記磁気ヘッドの位置決めのために、前
記アームの駆動を制御する制御部と、を有する磁気記録
装置であって、前記磁気記録媒体は、実質的に同心円状
に配置され、磁気情報の書き込みおよび読み出しを行う
ための磁気トラックと、径方向に隣接する磁気トラック
同士の間隙を磁気的に分離するためのディスクリート部
を備え、前記磁気トラックは、ディスク状の中心から径
方向に伸びる複数の放射状の区割ラインで周方向に複数
の磁気トラックユニットに分割され、前記磁気トラック
ユニットは、さらに周方向に所定のパターン配列で形成
された複数の信号ギャップにより細分化されており、デ
ィスク中心から径方向のn−1番目、n番目、およびn
+1番目に位置する磁気トラックユニットに形成された
信号ギャップのパターン配列は、それぞれ異なり、これ
らの信号ギャップのパターン配列の違いを利用してn番
目のトラッキング制御ができるように構成される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスクリートト
ラック(Discrete track)型の磁気記録媒体の好適な具
体的実施の形態の一例として、いわゆる垂直磁気記録媒
体を取りあげて、図1〜図5を参照しつつ説明する。
【0021】図1には、本発明のディスク状の磁気記録
媒体1の全体形状を模式的に表す概略平面図が示され、
図2(A)には、図1の四角で囲まれた微小部分αの箇
所を拡大して模式的に描いた概略図が示される。特に、
図2(A)においては、径方向に伸びる複数の放射状の
区割ライン8で周方向に複数の磁気トラックユニットに
分割された状態が示されている。区割りラインは一定の
幅Dを持っている。
【0022】図2(B)には、図2(A)における符号
βで示されるエリア(点線で円状に描かれた部分)の拡
大図が示されている。図3(A)は、本発明の理解を容
易にするために比較的簡易な構造を備える垂直磁気記録
媒体の実施の形態を模式的断面図として示したものであ
り、図2(A)の(γ)−(γ)矢視断面図に実質的に
相当する。図3(B)および図3(C)はそれぞれ図3
(A)の好適な変形例を示したものである。図4(A)
は、ディスク中心から同一径方向に向かってn−1番
目、n番目、およびn+1番目に位置する磁気トラック
ユニットに形成された信号ギャップのパターン配列の一
例を示したものであり、図4(B)は、図4(A)との
関係において、磁気ヘッドのオントラックおよびオフト
ラックの状態をそれぞれ検出信号レベルとして表現した
ものである。図5は、トラッキング制御と、書き込みま
たは読み出しとの関係を説明するための図面である。
【0023】本発明のディスクリートトラック(Discre
te track)型の磁気記録媒体1は、実質的に同心円状に
配置された磁気トラックを備えている。特に、図2
(A)においては、4本の同心円状に配置された磁気ト
ラック200,300,400,500が例示されてい
る。これらは同心円状に配置されているために、厳密に
言えば各トラックラインは僅かに湾曲している。しかし
ながら、本発明の理解を容易にするために、図2(A)
に示すごとく極めて微小なエリアにおける各トラックラ
インは、図面上、直線で近似して描いてある。磁気トラ
ックは磁気情報の書き込みおよび読み出しを行うために
用いられる。
【0024】本発明のディスクリートトラック(Discre
te track)型の磁気記録媒体1は、図2(A)に示され
るように、径方向に隣接する磁気トラックの間隙を磁気
的に分離するためのディスクリート部40を備えてい
る。
【0025】また、本発明における磁気トラックが「実
質的に同心円状に配置されている」と表現されているの
は、いわゆる「同心円の形態」のみならずいわゆる「渦
巻き状(らせん状)の形態」をも含む趣旨である。
【0026】図3(A)には、図2(A)の(γ)―
(γ)矢視断面、すなわち、径方向断面の一般的な形状
の一例が示されている。図3(A)に示される形態にお
いて、磁気記録媒体1は、非磁性基板5上に、トラック
幅Twと同じ幅の軟磁性裏打ち層10が形成され、この
軟磁性裏打ち層10の上に同幅の垂直磁気記録層30
0,400が積層されている。この図における垂直磁気
記録層300,400は、書き込みおよび読み出しが行
われる磁気トラック300,400と同義である(図2
(A)参照)。そして、これらの隣接する磁気トラック
300,400の間に位置する箇所には、隣接するデー
タトラック同士が磁気的に分離されて、ディスクリート
作用を発揮させるための欠如凹部40(ディスクリート
部40)が形成されている。図3(A)において、符号
Tpは、磁気トラックのピッチを示している。この磁気
トラックのピッチTpは、20〜500nm程度とさ
れ、上記トラック幅Twは、15〜400nm程度とさ
れる。
【0027】非磁性基板5としては、アルミニウム、強
化ガラス、結晶化ガラス、カーボンプラスチック等、通
常この種の磁気記録媒体に使用されるものを用いれば良
い。
【0028】軟磁性裏打ち層10としては、NiFe,
NiFeNb,NiFeMo,FeAlSi,FeTa
C等が好適に用いられる。軟磁性裏打ち層10の厚さ
は、0.1〜10μm程度とされる。
【0029】垂直磁気記録層300,400としては、
CoCr,CoCrTa,CoPt,CoCrPt,C
oPtCrO,TbFeCo等、通常この種の磁気記録
媒体の垂直磁気記録層に使用されるものであればいかな
るものであっても良い。このような垂直磁気記録層30
0,400の厚さは、使用するヘッドや用いられる記録
波長等を考慮しつつ適宜選定すれば良い。通常は、10
〜100nm程度とされる。
【0030】また、垂直磁気記録層300,400の上
には、磁性層を保護する目的でC、ZrO2、SiO2
を主体とする保護膜を1〜10nm程度の厚さに形成す
ることが望ましい。あまり厚く形成し過ぎるとすると、
スペーシングロスの問題が生じる傾向にあり、また、あ
まりに薄く形成し過ぎると、耐久性等の問題が生じる傾
向にある。さらにこの保護膜の上に公知の種々の有機潤
滑剤を含有させた潤滑膜を形成してもよい。
【0031】図3(B)に示される磁気記録媒体の構成
は、図3(A)のそれの変形例である。欠如凹部40に
非磁性材40aが充填されている点で図3(A)に記載
されている媒体と異なる。充填された非磁性材40a
は、図3(A)のディスクリート部40と実質的に同様
な作用を奏する。欠如凹部40に充填される非磁性材4
0aとしては、例えば、SiO2、Al23、C等が好
適に用いられる。
【0032】図3(C)に示される磁気記録媒体の構成
は、図3(A)のそれの変形例である。軟磁性裏打ち層
10が基板5の上の全面に設けられている点で、図3
(A)に記載されている媒体と異なる。図3(C)に示
されるごとく、隣接する垂直磁気記録層300,400
(磁気トラック300,400)の間に位置する箇所に
ディスクリート作用を発揮させるための欠如凹部40
(ディスクリート部40)が形成される。
【0033】なお、上記磁気トラック300,400
は、いわゆる垂直磁気記録を目的とした材料に限定され
ることなく、いわゆる面内記録を目的とした材料に置換
しても良いことはもちろんのことである。この場合、軟
磁性裏打ち層10はなくても良い。
【0034】本発明における同心円状に配置された磁気
トラックは、図1および図2(A)に示されるように、
ディスク状の中心から径方向に伸びる複数の放射状の区
割ライン8で周方向に複数の磁気トラックユニットに分
割されている。
【0035】このような放射状の区割ライン8は、通
常、一定の幅Dをもって形成された非磁性部からなり、
トラッキング制御の開始位置を特定するタイミングマー
クとして用いられる。また、前記非磁性部の中に、さら
に、タイミングマーク用の磁性体部を部分的に形成する
ようにしてもよい。区割ライン8の数は、通常、100
〜1000本程度とされる。幅Dは、50〜3000n
m程度とされる。
【0036】このように径方向に伸びる複数の放射状の
区割ライン8は、図1に示される実施の形態では、ディ
スク状の中心から均等の角度割り状態で配置されてい
る。しかしながら、この形態に制約されることなく、意
図的に、複数の放射状の区割ラインを、ディスク状の中
心から異なる任意の角度割り状態で配置するようにして
もよい。
【0037】このような区割ライン8により、前述のご
とく磁気トラックは、周方向に複数の磁気トラックユニ
ットに分割される。図2(A)において、磁気トラック
ユニットが、符号2001,2002,2003;30
01,3002,3003;4001,4002,40
03;5001,5002,5003で示されている。
【0038】なお、図2(A)において、区割ライン8
は図面の下方から上方に向け、放射状に伸びている。そ
のため、厳密に言えば各区割ライン8同士は平行関係に
はなっていない。しかしながら、本発明においては、発
明の理解を容易にするために、図2(A)に示すごとく
極めて微小なエリアにおける各区割ライン8は、図面
上、平行近似して描いてある。
【0039】本発明における上記各磁気トラックユニッ
トは、それぞれ、図2(B)に示されるように、さらに
周方向に所定パターン配列で形成された複数の信号ギャ
ップにより細分化されている。図2(B)では、符号2
2a〜22c;32a〜32c;42a〜42c;52
a〜52cがそれぞれ信号ギャップとして部分的に表示
されている。信号ギャップは、通常、磁性体が存在しな
い状態となっている。従って、この信号ギャップが存在
する位置では、磁気信号レベルの低下が生じる。ただ
し、信号ギャップの存在が磁気信号レベルの低下として
確認できる範囲で、僅かな厚さの磁性体層を残すことも
可能である。
【0040】このような信号ギャップを所定の間隔で形
成することによって、一つの磁気トラックユニットに、
所定の信号ギャップパターン、換言すれば所定のギャッ
プタイミングが形成される。
【0041】図2(B)における磁気トラックユニット
2002は、図示の範囲で、信号ギャップ22a,22
b,22cにより細分化されている(細分化トラック2
002a〜2002dの形成)。この実施の態様におい
ては、基本的に、各信号ギャップは、所定の信号ギャッ
プ形成ピッチpで形成されている。ただし、図示のごと
く、ラインL1を基準として最初に位置する信号ギャッ
プ22aは、所定の信号ギャップ形成ピッチpの約1/
3とされている。図示のごとく、隣接するトラックユニ
ットに形成されるギャップタイミングと同じにならない
ようにするためである。
【0042】同様に、図2(B)における磁気トラック
ユニット3002は、図示の範囲で、信号ギャップ32
a,32b,32cにより細分化されている(細分化ト
ラック3002a〜3002dの形成)。この実施の態
様においては、基本的に、信号ギャップは、上記の信号
ギャップ形成ピッチpで形成されている。ただし、図示
のごとく、ラインL1を基準として最初に位置する信号
ギャップ32aのみが、所定の信号ギャップ形成ピッチ
pの約2/3とされている。隣接するトラックユニット
に形成されるギャップタイミングと同じにならないよう
にするためである。
【0043】同様に、図2(B)における磁気トラック
ユニット4002は、図示の範囲で、信号ギャップ42
a,42b,42cにより細分化されている(細分化ト
ラック4002a〜4002dの形成)。この実施の態
様においては、基本的に、信号ギャップは、上記の信号
ギャップ形成ピッチpで形成されている。図示のごと
く、ラインL1を基準として最初に位置する信号ギャッ
プ42aの形成も、上記の信号ギャップ形成ピッチpで
形成されている。隣接するトラックユニットに形成され
るギャップタイミングと同じにならないようにするため
である。
【0044】図2(B)における磁気トラックユニット
5002は、図示の範囲で、信号ギャップ52a,52
b,52cにより細分化されている(細分化トラック5
002a〜5002dの形成)。この実施の態様におい
ては、信号ギャップの形成パターンは、上記磁気トラッ
クユニット2002のそれと同様とされる。
【0045】この実施の形態ではこのような手法によ
り、3種類のギャップタイミングを有するトラックユニ
ットが一組となり、これらのパターンが径方向に向けて
順次繰り返されてトラックユニット群が形成される。す
なわち、本発明においては、トラッキング対象となる目
標トラックと、隣接する両側のトラックを区別するため
に、最低3種類の信号形成パターンが必要である。一つ
の磁気トラックユニットに形成される信号ギャップの数
は、例えば、3〜20個程度とされ、信号ギャップの大
きさは、例えば、30〜1000nm程度とされる。
【0046】上述してきたように、本発明の磁気記録媒
体における少なくとも隣接する3本の磁気トラックユニ
ットは、それぞれ異なる信号ギャップのパターン配列を
備えることが必要である。すなわち、ギャップタイミン
グが最低3種類必要とされる。より一般的な記述で表現
するならば、ディスク中心から同一の径方向に向けてn
−1番目、n番目、およびn+1番目に位置する磁気ト
ラックユニットに形成された信号ギャップのパターン配
列は、それぞれ異なるように形成されている。そして、
これらの信号ギャップのパターン配列の違いを利用して
n番目のトラッキング制御が行われるようになってい
る。
【0047】以下、具体的トラッキング制御について、
図4(A)および図4(B)を参照しつつ説明する。
【0048】図4(A)は、ディスク中心から径方向の
n−1番目、n番目、およびn+1番目に位置する磁気
トラックTk(n-1)、Tk(n)、およびTk(n+1)における、
各磁気トラックユニット2002,3002,4002
に形成された信号ギャップのパターン配列を示したもの
である。各磁気トラックユニット2002,3002,
4002に形成された信号ギャップのパターン配列は、
前述の図2(B)に示される各磁気トラックユニット2
002,3002,4002に形成された信号ギャップ
のパターン配列にそれぞれ対応している。つまり、前述
したようにディスク中心から径方向のn−1番目、n番
目、およびn+1番目に位置する磁気トラックユニット
に形成された信号ギャップのパターン配列は、実質的に
等ピッチで形成されるとともに、互いの位相が異なるよ
うに構成されている。
【0049】このような媒体構成のもとに、書き込みお
よび読み出し用の磁気ヘッド7をn番目に位置する磁気
トラックTk(n)にオントラックするようにトラッキング
制御することを考える。
【0050】(1)磁気ヘッドが図4(A)の(ii)の位
置、すなわちオントラックの位置にいる場合、図4
(B)の(ii)として示される磁気トラックユニット30
02に形成された信号ギャップのパターン配列(32
a,32b,32c…)に応じたギャップ信号(出力低
下信号)のみが検出される。この場合、通常、磁気ヘッ
ド位置を補正するための制御信号は出されない。
【0051】(2)磁気ヘッドが図4(A)の(i)の位
置、すなわち隣接する磁気トラックTk(n-1)側にオフト
ラックしている場合、図4(B)の(i)で示されるギャ
ップ信号パターンが検出される。すなわち、オントラッ
クすべき磁気トラックユニット3002に形成された信
号ギャップのパターン配列(32a,32b,32c
…)に応じたギャップ信号に加えて、隣接する磁気トラ
ックTk(n-1)側の磁気トラックユニット2002に形成
された信号ギャップのパターン配列(22a,22b,
22c……)に応じたギャップ信号が付加されたトラッ
キング情報が得られる(図4(B)の(i)で示され
る)。
【0052】この場合、例えば、本来、発現してはなら
ない隣接トラックユニットのギャップ信号の強度を考慮
して、磁気ヘッド位置を補正するための制御信号が出さ
れる。すなわち、オフトラックの付加信号レベルに応じ
て、オフトラック量を検出して、n番目のトラッキング
制御がなされるようになっている。
【0053】(3)磁気ヘッドが図4(A)の(iii)の
位置、すなわち隣接する磁気トラックTk(n+1)側にオフ
トラックしている場合、図4(B)の(iii)で示される
ギャップ信号パターンが検出される。すなわち、オント
ラックすべき磁気トラックユニット3002に形成され
た信号ギャップのパターン配列に応じたギャップ信号に
加えて、隣接する磁気トラックTk(n+1)側の磁気トラッ
クユニット4002に形成された信号ギャップのパター
ン配列に応じたギャップ信号が付加されたトラッキング
情報が得られる(図4(B)の(iii)で示される)。
【0054】この場合、例えば、本来、発現してはなら
ない隣接トラックユニットのギャップ信号の強度を考慮
して、磁気ヘッド位置を補正するための制御信号が出さ
れる。すなわち、オフトラックの付加信号レベルに応じ
て、オフトラック量を検出して、n番目のトラッキング
制御がなされるようになっている。
【0055】上記(1)〜(3)の記載から分かるよう
に、n番目の磁気トラックユニットに形成された信号ギ
ャップのパターン配列に沿った信号のみを検出した時を
オントラックの状態として認識する具体的トラッキング
制御については、隣接するn−1番目、又はn+1番目
に位置する磁気トラックユニットに形成された信号ギャ
ップのパターン配列に沿った信号(出力低下信号)を付
加信号として検出した時をn−1番目、又はn+1番目
に位置する磁気トラックユニット側にオフトラックの状
態として認識して、オフトラックの付加信号のレベルに
応じて、n番目のトラッキング制御ができるようになっ
ている。
【0056】なお、n−1番目、n番目、およびn+1
番目に位置する磁気トラックユニットに形成された信号
ギャップのパターン配列は、それぞれ、予めすでに配列
情報として制御回路中の記憶素子(例えば、ROM(Rea
d Only Memory))に記憶されている。従って、上記の図
4に示される例では、発明の理解が容易となるように、
信号ギャップのピッチpを基本的に同じものとして説明
したが、少なくとも3種類のギャップタイミングを有す
るトラックユニットがあれば十分である。もちろん、3
種類以上のギャップタイミングを有するトラックユニッ
トとしてもよい。なお、上述してきた位置検出(n番目
のトラッキング制御)は、ノイズ等の影響を排除するた
めに、一つの磁気トラックユニットに形成されて数十個
の信号ギャップにより総合的に行うのがよい。
【0057】次に、本発明の磁気記録媒体を用いて行わ
れるトラッキング制御と、磁気情報の書き込み又は情報
の読み出しとの関係を、図5に基づいて説明する。
【0058】本発明においては、図5にその一例が示さ
れるように、同一周上(例えば、Tk(n)トラック)での
少なくとも一つの磁気トラックユニット3001を用い
て、前記図4を用いて説明したようなトラッキング制御
(トラックの位置検出)が行われる。当該トラッキング
制御が行なわれた磁気トラックユニット3001以外の
同一周上の他の磁気トラックユニット、例えば、次の位
置にある磁気トラックユニット3002に情報の書き込
み又は情報の読み出しが行われる。
【0059】その後、図5に示されるように、例えば、
次の磁気トラックユニット3003でトラッキング制御
(トラックの位置検出)が行われ、当該トラッキング制
御が行なわれた磁気トラックユニット3003以外の同
一周上の他のトラックユニット、例えば、次の位置にあ
るトラックユニット3004に情報の書き込み又は情報
の読み出しが行われる。
【0060】すなわち、一つの磁気トラックユニットを
用いて、トラッキング制御をして磁気ヘッドをオントラ
ックの状態にしておき、このオントラック状態を確認あ
るいはオントラック状態に補正した後、次の磁気トラッ
キングユニットに情報の書き込み又は情報の読み出しが
行われる。オントラックの精度を高め、確実なオントラ
ックを保証するためには、このような位置確認とRead/W
riteの操作は出来るだけ交互にすることが望ましいが、
2つおき、3つおき、それ以上であってもよい。もちろ
ん、位置検出(トラッキング)に使用した磁気トラッキ
ングユニットは、あとで、情報の書き込み又は情報の読
み出しのために用いることができる。この逆に、情報の
書き込み又は情報の読み出しのために用いた磁気トラッ
キングユニットは、あとで、位置検出(トラッキング)
のために用いることができる。書き込みのために用いら
れる高周波電流と、位置検出のためのギャップ信号とは
明瞭に区別できるからである。
【0061】なお、図5に示されるように、位置検出
(トラッキング)操作が行われる間、信号再生回路にお
けるAGC(Auto Gain Control)は、ホールドされてい
る必要がある。AGCが作用するとトラッキング用信号
ギャップの出力低下が検出できないからである。
【0062】なお、本発明の磁気記録媒体は、従来形成
されていた複雑な形状のサーボパターンを備えていな
い。従ってトラックアドレスやサーボバーストパターン
がない。そのため、データトラックの一部に、シリンダ
位置、トラック位置、セクター位置.グルーブコード等
のデータを書いておく必要があり、そのための初期化フ
ォーマットが必要になる。
【0063】上述してきたような磁気記録媒体は、磁気
記録装置に組み込まれて使用される。すなわち、磁気記
録装置は、上述してきたディスク状の磁気記録媒体と、
この磁気記録媒体に情報を書き込みまたは読み出しする
ための磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを支持した状態で
回動し磁気記録媒体の所定の半径位置に磁気ヘッドを移
動させるアームと、前記磁気ヘッドの位置決めのため
に、前記アームの駆動を制御する制御部と、を有して構
成される。これらの磁気記録装置の構成において、特
に、ディスク状の磁気記録媒体の構成、および当該媒体
の作用効果を発現させるべき制御部の制御機構に磁気記
録装置の特徴が存在する。すなわち、上述した磁気記録
媒体の構造の基に、制御部においては、n番目の磁気ト
ラックユニットに形成された信号ギャップのパターン配
列に沿った信号のみを検出した時をオントラックの状態
として認識し、隣接するn−1番目、又はn+1番目に
位置する磁気トラックユニットに形成された信号ギャッ
プのパターン配列に沿った信号を付加信号として検出し
た時をn−1番目、又はn+1番目に位置する磁気トラ
ックユニット側にオフトラックの状態として認識し、こ
のオフトラック量の信号レベルに応じてn番目のトラッ
キング制御がなされる。
【0064】
【発明の効果】本発明は、実質的に同心円状に配置さ
れ、磁気情報の書き込みおよび読み出しを行うための磁
気トラックと、径方向に隣接する磁気トラック同士の間
隙を磁気的に分離するためのディスクリート部と、を備
えるディスク状の磁気記録媒体であって、前記磁気トラ
ックは、ディスク状の中心から径方向に伸びる複数の放
射状の区割ラインで周方向に複数の磁気トラックユニッ
トに分割され、前記磁気トラックユニットは、さらに周
方向に所定のパターン配列で形成された複数の信号ギャ
ップにより細分化されており、ディスク中心から同一径
方向に向かってn−1番目、n番目、およびn+1番目
(ここで、nは2以上の整数)に位置する磁気トラック
ユニットのそれぞれに形成された信号ギャップのパター
ン配列は、それぞれ異なり、これらの信号ギャップのパ
ターン配列の違いを利用してn番目のトラッキング制御
が行われるようになっている。このような簡易な構造の
媒体ゆえに、製造が容易となり、しかも確実なトラッキ
ング制御ができる。さらに、トラック密度の向上、記録
容量の向上を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のディスク状の磁気記録媒体の全
体形状を表す概略平面図である。
【図2】図2(A)は、図1の四角で囲まれた微小部分
αの箇所を拡大して模式的に描いた概略図であり、図2
(B)は、図2(A)における符号βで示されるエリア
の拡大図である。
【図3】図3(A)は、本発明の理解を容易にするため
に比較的簡易な構造を備える垂直磁気記録媒体の実施の
形態を模式的断面図として示したものであり、図2
(A)の(γ)−(γ)矢視断面図に実質的に相当す
る。図3(B)および図3(C)はそれぞれ図3(A)
の好適な変形例を示したものである。
【図4】図4(A)は、ディスク中心から径方向のn−
1番目、n番目、およびn+1番目に位置する磁気トラ
ックユニットに形成された信号ギャップのパターン配列
の一例を示したものであり、図4(B)は、図4(A)
との関係において、磁気ヘッドのオントラックおよびオ
フトラックの状態をそれぞれ検出信号レベルとして表現
したものである。
【図5】図5は、トラッキング制御と、書き込みまたは
読み出しとの関係を説明するための図面である。
【符号の説明】
1…磁気記録媒体 5…非磁性基板 8…区割ライン 10…軟磁性裏打ち層 22a〜22c;32a〜32c;42a〜42c;5
2a〜52c…信号ギャップ 40…ディスクリート部(欠如凹部) 200,300,400,500…磁気トラック(磁気
記録層) 2001〜2003;3001〜3003;4001〜
4003;5001〜5003…磁気トラックユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D006 BB07 DA03 DA04 FA00 5D096 AA02 BB01 BB02 CC01 EE13 GG01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に同心円状に配置され、磁気情報
    の書き込みおよび読み出しを行うための磁気トラック
    と、径方向に隣接する磁気トラック同士の間隙を磁気的
    に分離するためのディスクリート部と、を備えるディス
    ク状の磁気記録媒体であって、 前記磁気トラックは、ディスク状の中心から径方向に伸
    びる複数の放射状の区割ラインで周方向に複数の磁気ト
    ラックユニットに分割され、 前記磁気トラックユニットは、さらに周方向に所定のパ
    ターン配列で形成された複数の信号ギャップにより細分
    化されており、 ディスク中心から同一径方向に向かってn−1番目、n
    番目、およびn+1番目(ここで、nは2以上の整数)
    に位置する磁気トラックユニットのそれぞれに形成され
    た信号ギャップのパターン配列は、それぞれ異なり、こ
    れらの信号ギャップのパターン配列の違いを利用してn
    番目のトラッキング制御が行われるようになっているこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 ディスク中心から同一径方向に向かって
    n−1番目、n番目、およびn+1番目に位置する磁気
    トラックユニットのそれぞれに形成された信号ギャップ
    のパターン配列は、各々異なっているとともに、n−1
    番目、n番目、およびn+1番目に位置する磁気トラッ
    クユニットに形成された信号ギャップのパターン配列
    は、それぞれ、予めすでに配列情報として記憶されてお
    り、これらの信号ギャップのパターン配列の違いを利用
    してn番目のトラッキング制御ができるようになってい
    る請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 ディスク中心から同一径方向に向かって
    n−1番目、n番目、およびn+1番目に位置する磁気
    トラックユニットのそれぞれに形成された信号ギャップ
    のパターン配列は、実質的に等ピッチで形成されるとと
    もに、互いの位相差が生じるように初位相を異ならしめ
    てなるように構成されてなる請求項2に記載の磁気記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 n番目の磁気トラックユニットに形成さ
    れた信号ギャップのパターン配列に沿った信号のみを検
    出した時をオントラックの状態として認識し、隣接する
    n−1番目、又はn+1番目に位置する磁気トラックユ
    ニットに形成された信号ギャップのパターン配列に沿っ
    た信号を付加信号として検出した時をn−1番目、又は
    n+1番目に位置する磁気トラックユニット側にオフト
    ラックの状態として認識し、n番目のトラッキング制御
    ができるようになっている請求項1ないし請求項3に記
    載の磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 オフトラックの付加信号レベルに応じ
    て、オフトラック量を検出して、n番目のトラッキング
    制御がなされるようになっている請求項4に記載の磁気
    記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記放射状の区割ラインは、一定の幅を
    もって形成された非磁性部からなり、前記トラッキング
    制御の開始位置を特定するタイミングマークとして用い
    られる請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の磁気
    記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記放射状の区割ラインを形成する一定
    の幅をもって形成された非磁性部は、その中に、さら
    に、タイミングマーク用の磁性体部を部分的に有してな
    る請求項6に記載の磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記径方向に伸びる複数の放射状の区割
    ラインは、ディスク状の中心から均等の角度割り状態で
    配置される請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の
    磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記径方向に伸びる複数の放射状の区割
    ラインは、ディスク状の中心から異なる任意の角度割り
    状態で配置される請求項1ないし請求項7のいずれかに
    記載の磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】 同一周上の磁気トラックにおける少な
    くとも一つの磁気トラックユニットでトラッキング制御
    が行なわれ、そのトラッキング制御が行なわれた磁気ト
    ラックユニット以外の同一周上の他のトラックユニット
    で情報の書き込み又は情報の読み出しが行われる請求項
    1に記載の磁気記録媒体。
  11. 【請求項11】 ディスク状の磁気記録媒体と、 磁気記録媒体に情報を書き込みまたは読み出しするため
    の磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドを支持した状態で回動し磁気記録媒体の
    所定の半径位置に磁気ヘッドを移動させるアームと、 前記磁気ヘッドの位置決めのために、前記アームの駆動
    を制御する制御部と、を有する磁気記録装置であって、 前記磁気記録媒体は、実質的に同心円状に配置され、磁
    気情報の書き込みおよび読み出しを行うための磁気トラ
    ックと、径方向に隣接する磁気トラック同士の間隙を磁
    気的に分離するためのディスクリート部を備え、 前記磁気トラックは、ディスク状の中心から径方向に伸
    びる複数の放射状の区割ラインで周方向に複数の磁気ト
    ラックユニットに分割され、 前記磁気トラックユニットは、さらに周方向に所定のパ
    ターン配列で形成された複数の信号ギャップにより細分
    化されており、 ディスク中心から径方向のn−1番目、n番目、および
    n+1番目に位置する磁気トラックユニットに形成され
    た信号ギャップのパターン配列は、それぞれ異なり、こ
    れらの信号ギャップのパターン配列の違いを利用してn
    番目のトラッキング制御ができるようになっていること
    を特徴とする磁気記録装置。
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