JP2000073590A - 中庭のある住宅 - Google Patents

中庭のある住宅

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Publication number
JP2000073590A
JP2000073590A JP10243349A JP24334998A JP2000073590A JP 2000073590 A JP2000073590 A JP 2000073590A JP 10243349 A JP10243349 A JP 10243349A JP 24334998 A JP24334998 A JP 24334998A JP 2000073590 A JP2000073590 A JP 2000073590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
courtyard
building
toilet
room
garden
Prior art date
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Pending
Application number
JP10243349A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Sakai
伸彦 堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物内の中央に中庭を配置することによっ
て、建物全体に充分な採光および通風を確保し、明るい
雰囲気を形成する中庭のある住宅を提供すること。 【解決手段】 中庭のある平屋Aの中心部分に中庭2を
配置し、この中庭2を囲んだ状態でその周囲に居住空間
を配置し、この居住空間の一画に浴室8、トイレ9、お
よび洗面所7を配置し、これら浴室8、トイレ9、およ
び洗面所7から離れた場所に浴室13、トイレ15、お
よび洗面所14を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中庭のある住宅に
関し、とくに、建物内の中央に中庭を配置することによ
って、建物全体に充分な採光および通風を確保し、明る
い雰囲気を形成する中庭のある住宅に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、住宅は住居部分の建物と、駐
車場、庭などの空地部分を有して構成されている。そし
て、建物の採光、通風を確保するために、南側に庭を配
置する構成が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、庭を南
側に配置した場合においては、庭に面した部分の採光お
よび通風は確保されるが、建物全体の充分な採光を得ら
れないという問題があった。また、大型の建物の場合に
は内部に閉塞した空間を生じやすく、建物内部の採光お
よび通風が得られないとともに、建物内部の雰囲気が暗
くなるという問題があった。本発明はかかる従来の問題
点を解決するためになされたものであって、その目的と
するところは、建物内の中央に中庭を配置することによ
って、建物全体に充分な採光および通風を確保し、明る
い雰囲気を形成する中庭のある住宅を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明請求項1記載の中庭のある住宅で
は、建物の中心部分に庭を配置し、庭を囲んだ状態でそ
の周囲に居住空間を配置し、この居住空間の一画に浴
室、トイレ、および洗面所を配置し、これら浴室、トイ
レ、および洗面所から離れた場所にもう一つの浴室、ト
イレ、および洗面所を配置した。
【0005】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
中庭のある住宅において、前記建物および庭を平面視方
形に形成し、この庭の三辺と前記居住空間との間に、庭
の周縁に沿って廊下を配置した。
【0006】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
中庭のある住宅において、前記建物における居住空間の
1つの角部分に居室を配置し、この居室と前記中庭を挟
んで対向する角部分に別の居室を配置し、両居室に近接
して浴室、トイレ、および洗面所をそれぞれ配置した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態にかか
る中庭のある平屋Aの平面図、図2は本発明の実施の形
態にかかる中庭のある平屋Aの正面図である。本発明の
実施の形態にかかる中庭のある平屋Aは、図1に示すよ
うに、平面視矩形状に形成されているとともに、図2に
示すように、正面側から見たときの建物外観が、玄関を
中心として左右対称となっている。
【0008】また、中庭のある平屋Aの建物内部は、図
1に示すように、建物南側に玄関1が配置され、中央に
は中庭2が配置され、その周囲を囲むように南側廊下3
a,東側廊下3b,北側廊下3cが配置されている。そ
して、この各廊下3a,3b,3cの外側に各部屋およ
び水廻りが配置されていて、中庭2を周回して建物内を
移動するような構成となっている。なお、前記中庭2の
西側には廊下は配置されておらず、中庭2と隣接して広
間4および仏間5が配置されている。
【0009】前記玄関1から建物内部に入ると、玄関ホ
ール1aの奥に、前記中庭2の南側周縁に沿って南側廊
下3aが配置されている。この南側廊下3aと前記中庭
2とは壁面によって仕切られていて、この壁面にはガラ
ス戸2aが設けられている。なお、図2に示すように、
前記玄関ホール1aおよび南側廊下3aの天井は、他の
部屋や廊下の天井よりも高く形成された吹き抜けとなっ
ている。
【0010】前記南側廊下3aは、東側廊下3bと建物
南東で連続している。この東側廊下3bは、前記中庭2
の東側周縁に沿って配置されていて、前記中庭2とは、
ガラス戸2bが設けられた壁面によって仕切られてい
る。建物南東の角には六畳間の和室6が配置されてい
る。この和室6の北側には、洗面所7、浴室8、および
トイレ9が配置されており、これら洗面所7、浴室8、
およびトイレ9は、前記和室6からのみ連続した構成と
なっていて、前記東側廊下3bとは壁面を隔てて隔絶さ
れている。また、前記和室6の外側には濡れ縁6aが設
けられていて、和室6から移動可能となっている。な
お、前記浴室8およびトイレ9の北側には、四畳半の座
敷10が配置されている。
【0011】前記東側廊下3bは、前記中庭2の北側に
配置された北側廊下3cと建物北東で連続している。こ
の北側廊下3cは、前記中庭2の北側周縁に沿って配置
されていて、前記中庭2とは、ガラス窓2c,2dが設
けられた壁面によって仕切られている。また、建物北東
の角には、キッチン11およびダイニングルーム12が
配置されていて、これらキッチン11およびダイニング
ルーム12の西側には、順に浴室13、洗面所14、お
よびトイレ15が配置されている。なお、前記トイレ1
5の西側には、クローゼット16が配置されている。
【0012】建物西側には、前記北側廊下3cの西側端
部と連続して、六畳間の和室17および六畳間の仏間5
が配置されている。また、仏間5の南側には、この仏間
5とふすま障子を隔てて八畳間の広間4が配置されてい
る。そして、仏間5および広間4は、前記中庭2とガラ
ス戸2eが設けられた壁面を隔てて隣接した構成となっ
ていて、広間4は前記南側廊下3aと扉を隔てて連続し
ている。また、前記広間4の外側には濡れ縁4aが設け
られていて、広間4から移動可能となっている。
【0013】前記中庭2は、南北方向に5m,東西方向
に5mの幅を有する平面視矩形状の庭であり、中央には
大木2fが植裁され、地面にはコンクリート板が敷設さ
れている。また、この中庭2には、デッキ2gが設けら
れている。
【0014】以上説明してきたように、本実施の形態に
かかる中庭のある平屋Aは、建物の中央に中庭2を配置
し、その周囲に各廊下3a,3b,3cを配置し、これ
ら各廊下3a,3b,3cの外側に各部屋を配置した構
成としたため、建物全体の採光および通風が充分確保さ
れている。また、充分な採光および通風によって、建物
内に開放的な雰囲気が形成されるとともに、建物内に自
然の景観を取り込むことができ、ゆとりを持った生活を
送ることができる。さらに、中庭2は、25m2 の広さ
を有しているため、その景観を楽しむだけでなく、家族
のコミュニティの場として多目的に利用可能である。な
お、中庭2に敷設されたデッキ2gは、各廊下3a,3
b,3cや仏間5と同じ高さに形成されているため、晴
天の日には廊下として利用可能となっている。
【0015】前記両和室6,17を、建物の南東の角,
建物の北西の角に中庭2を挟んでそれぞれ配置するとと
もに、前記和室6に近接して配置された洗面所7、浴室
8、およびトイレ9とは別に、前記和室17に近接して
浴室13、洗面所14、およびトイレ15を配置した構
成としたため、両和室6,17を中心として建物内に2
つのプライバシー性の高い居住空間が形成される。
【0016】前記広間4および仏間5は、両者を隔絶す
るふすま障子を外すことによって14畳間の大広間とし
て利用可能である。さらに、仏間5と前記中庭2との間
に設けられたガラス戸2eを開放することによってさら
に広い大広間を形成することができる。
【0017】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
などがあっても本発明に含まれる。たとえば、本実施の
形態においては、平屋建ての建物について説明したが、
建物は二階建て、あるいは三階建てでも良く、任意に設
定することができる。また、本実施の形態において、居
室はすべて和室としたが、これに限らず、部屋はすべて
洋室としても良く、任意に設定することができる。さら
に、玄関、ダイニングルーム、キッチン、浴室、および
トイレの位置についても任意に設定することができ、建
物の中央に中庭を配置した構成であれば本発明に含まれ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明にあっては、建物の中心部分に庭を配置し、庭を
囲んだ状態でその周囲に居住空間を配置した構成とした
ため、建物全体に充分な採光および通風を確保し、明る
い雰囲気を形成することができるという効果が得られ
る。また、この居住空間の一画に浴室、トイレ、および
洗面所を配置し、これら浴室、トイレ、および洗面所か
ら離れた場所にもう一つの浴室、トイレ、および洗面所
を配置した構成としたため、入浴や手洗い、用足しなど
を離れた場所で行うことができ、家族間のプライバシー
を守ることができる。
【0019】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
中庭のある住宅において、前記建物および庭を平面視方
形に形成し、この庭の三辺と前記居住空間との間に、庭
の周縁に沿って廊下を配置した構成としたため、居住空
間における各部屋および水廻りの配置が容易になるとと
もに設計自由度が向上する。
【0020】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
中庭のある住宅において、前記建物における居住空間の
1つの角部分に居室を配置し、この居室と前記中庭を挟
んで対向する角部分に別の居室を配置し、両居室に近接
して浴室、トイレ、および洗面所をそれぞれ配置した構
成としたため、建物内に2つの独立した居住空間が形成
され、互いのプライバシーを守ることができ、二世帯住
宅などにも好適な住宅を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる中庭のある平屋A
の平面図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる中庭のある平屋A
の正面図である。
【符号の説明】
A 中庭のある平屋 1 玄関 1a 玄関ホール 2 中庭 2a ガラス戸 2b ガラス戸 2c ガラス窓 2d ガラス窓 2e ガラス戸 2f 大木 2g デッキ 3a 南側廊下 3b 東側廊下 3c 北側廊下 4 広間 4a 濡れ縁 5 仏間 6 和室 6a 濡れ縁 7 洗面所 8 浴室 9 トイレ 10 座敷 11 キッチン 12 ダイニングルーム 13 浴室 14 洗面所 15 トイレ 16 クローゼット 17 和室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の中心部分に庭を配置し、庭を囲ん
    だ状態でその周囲に居住空間を配置し、 この居住空間の一画に浴室、トイレ、および洗面所を配
    置し、 これら浴室、トイレ、および洗面所から離れた場所にも
    う一つの浴室、トイレ、および洗面所を配置したことを
    特徴とする中庭のある住宅。
  2. 【請求項2】 前記建物および庭を平面視方形に形成
    し、 この庭の三辺と前記居住空間との間に、庭の周縁に沿っ
    て廊下を配置したことを特徴とする請求項1記載の中庭
    のある住宅。
  3. 【請求項3】 前記建物における居住空間の1つの角部
    分に居室を配置し、 この居室と前記中庭を挟んで対向する角部分に別の居室
    を配置し、 両居室に近接して浴室、トイレ、および洗面所をそれぞ
    れ配置したことを特徴とする請求項2記載の中庭のある
    住宅。
JP10243349A 1998-08-28 1998-08-28 中庭のある住宅 Pending JP2000073590A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021116603A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 積水ハウス株式会社 トイレ室構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021116603A (ja) * 2020-01-27 2021-08-10 積水ハウス株式会社 トイレ室構造

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