JP2002021346A - 集合住宅の妻住戸の間取り - Google Patents

集合住宅の妻住戸の間取り

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JP2002021346A
JP2002021346A JP2000211201A JP2000211201A JP2002021346A JP 2002021346 A JP2002021346 A JP 2002021346A JP 2000211201 A JP2000211201 A JP 2000211201A JP 2000211201 A JP2000211201 A JP 2000211201A JP 2002021346 A JP2002021346 A JP 2002021346A
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JP
Japan
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bathroom
view
layout
dwelling unit
wife
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JP2000211201A
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English (en)
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Masaharu Yui
雅春 由井
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合住宅の妻住戸において、眺望のよい浴室
をもつ機能的な間取りを提供することを課題とする。 【解決手段】 マンション施設等の集合住宅の妻住戸の
間取りにおいて、妻側の外壁から突出させた眺望浴室5
を設け、該眺望浴室に開口が大きな眺望窓6を、住戸に
配されたバルコニー23と同じ向きに備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅における
妻住戸の間取りの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の集合住宅における、妻住
戸の代表的な間取りの一例を示すものである。間取りと
しては、図中の上部に位置する共用廊下30に面してポ
ーチ31が配置され、該ポーチ31から玄関扉34を介
して玄関32が配置されている。そして、玄関32から
室内廊下33を進むに従い、洋室35、洋室36、トイ
レ37、洗面室38を配置し、リビング・ダイニングル
ーム39へとつながっている。そして、該リビング・ダ
イニングルーム39には和室40、洋室41及びキッチ
ン42が面している。そして、前記洗面室38の奥手に
は、浴室43が配されている。該浴室には、換気及び採
光用としての浴室窓44が配置されている。また、該間
取りに示されるように、集合住宅においては一般的に眺
望のよい方向にバルコニー45が配され、該バルコニー
45に面する位置にリビング・ダイニングルーム39が
構成されているものである。
【0003】さらに、海、山、又は湖等に面した集合住
宅の場合、くつろぎの時間である入浴中に景色を楽しむ
ことが出来る窓を浴室に設けることが行われている。こ
のような場合は、一般的に景色のよいバルコニー側に浴
室を配した間取り構成であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常最も景色のよい方
向を主開口面(バルコニー側)にするため、妻側の景色
はバルコニー側と比較して劣るものであった。そこで、
図2に示すような従来の間取りの場合、妻側に向けて浴
室窓が配置されているため、妻側の景色のみを臨むこと
になってしまうのである。すなわち、浴室からの眺望の
魅力が少なくなってしまうのである。また、バルコニー
側に浴室を配した場合においては、浴室までの動線が必
要となるため、近くに配するリビング・ダイニングルー
ムを介して動線を確保しなければならないといったよう
に、機能的な動線を確保することが出来なかったのであ
る。該動線の確保は、通常の間取り構成においても重要
である。たとえば、図2に示す間取りでは、和室40又
は洋室41から浴室43へたどり着くためには、人が集
う場所であるリビング・ダイニングルーム39を通らな
ければならず、和室40又は洋室41を寝室として利用
する場合には、寝巻きを着た状態でリビング・ダイニン
グルーム39を通過しなければならなかったのである。
さらに、浴室43からバルコニー45を介して景色を望
むため、バルコニーに沿って浴室を配した場合には、解
放感に欠けるものであった。
【0005】さらに、従来の集合住宅の間取りは、画一
的であって、需要者の選択の自由度が少ないものであっ
た。時代の流れとともに変化する社会との関係性、たと
えば、夫婦共働き、在宅勤務等、または、少子化による
家族構成の変化、そして、高齢化への対応など、従来の
画一的な間取りでは、需要者の様々なニーズには対応す
ることが出来ないのである。このような情勢から、近年
の集合住宅の間取りには多様性が生まれており、特に特
徴があって、しかも、機能的な間取りが需要者とっては
人気があるのが実情である。以上のことに鑑みて、本発
明は、集合住宅において、すばらしく魅力的な間取りを
提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為
の手段を説明する。すなわち、請求項1に記載のごと
く、マンション施設等の集合住宅の妻住戸の間取りにお
いて、複数の窓を有する浴室を妻側の外壁から突出させ
て備えたことである。
【0007】また、請求項2に記載のごとく、前記浴室
を前側の躯体外壁面から奥まった位置に備えたことであ
る。
【0008】また、請求項3に記載のごとく、前記浴室
に、複数の開口の大きな眺望窓を備えたことである。
【0009】また、請求項4に記載のごとく、前記浴室
において、開口が大きな眺望窓を住戸に配されたバルコ
ニーと同じ向きに備えたことである。
【0010】また、請求項5に記載のごとく、前記浴室
につながる動線を、間取りを構成する各部屋から他の部
屋を介せずに直接通じるように構成したことである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明に掲げる妻住戸の
間取りを表す図、図2は妻住戸の間取りの従来例を表す
図、図3は眺望浴室の配置を変更した例を表す図であ
る。
【0012】図1は、本発明に掲げる浴室(以下眺望浴
室5とする)を備えた間取りの一例である。間取りとし
ては、図中の上部に位置する共用廊下10の端部に、専
用ポーチ11を配置し、該専用ポーチ11から玄関扉1
4を介して玄関12が配置されている。該玄関12から
は室内廊下13へと続き、該室内廊下13の左側には洋
室15・16を配し、右側には洋室17を配している。
さらに、トイレ18及び和室19へと通じ、突き当たり
はリビング・ダイニングルーム20、突き当たり左側は
洗面室21に通じている。該リビング・ダイニングルー
ム20の左側にはキッチン22が配され、該リビング・
ダイニングルーム20及びキッチン22は、眺望のよい
バルコニー23に面している。以上のごとくの構成は、
北側に玄関12、南側にバルコニー23を配しており、
日中はバルコニー23に日差しが注がれるものとする。
【0013】そして、前記洗面室21からは、眺望浴室
5へと通じている。該眺望浴室5は、妻側の外壁から、
外側に突出させ、バルコニー23と同じ側(景色のよい
方向)に開口の大きな窓(以下眺望窓6とする)が配さ
れている。該眺望窓6は、浴室内が外部から覗かれるこ
とがないように、遮蔽効果を有するブラインド等を内部
に備えてもよいし、曇りガラスと組み合わせて二重に窓
を構成してもよい。なお、本実施例ではバルコニー23
側に眺望窓6を配置したが、妻側、裏手側(バルコニー
23に対して反対側)に配置してもよい。さらに、外側
全方向に向けて眺望窓6を配して、幅広く景色が楽しめ
るようにしてもよい。加えて、該眺望窓6は、浴槽7の
高さの位置から天井にかけて、大きく開口させ、解放感
を大きく感じられるものとしている。勿論、眺望だけで
なく、換気及び採光の機能を兼ね備えていることは言う
までもない。
【0014】また、眺望浴室5の前方上部(バルコニー
23側)には、上部庇8(点線で示す)が設けられ、雨
及び強い日差しの遮断と、上の階との遮断としての機能
を果たしている。一方で、眺望浴室5の裏手(バルコニ
ー23の反対側)には、エアコンの室外機置き場や物置
場として利用されるバックヤード9が配され、眺望浴室
5の裏手の空間を有効に活用している。
【0015】以上のようにして、眺望浴室5は解放感に
あふれたものとなっている。特に、集合住宅が海、山、
又は湖等に面している場合は、くつろぎの時間である入
浴中にすばらしい景色を楽しむことが出来るのである。
さらに、該眺望浴室5の眺望窓6の前にはバルコニーが
存在しないため、眺望窓6からの景色にバルコニーが入
ってしまうことがなく、解放感が損なわれてしまうこと
がないのである。
【0016】本実施例では、眺望浴室5の配置を、前側
(バルコニー側)の躯体外壁面1に対して、奥まった位
置に構成している。これは、日影規制への対応を考慮し
たもので、図3に示すように、眺望浴室5を躯体外壁面
1と同一面に備えた場合は、躯体外壁面1における妻住
戸の巾2が、眺望浴室5を躯体外壁面1から奥まった位
置に備えた場合の躯体外壁面1における妻住戸の巾3と
比較して、眺望浴室5の巾の分だけ広くなってしまうの
である。すなわち、東西方向の幅を短くすることで、集
合住宅の北側に作られる日陰を狭くすることができるの
である。本実施例においては、バルコニー23を南向き
として、単純に南側外壁幅を狭くする例あげて説明し
た。
【0017】しかし、日影規制においては「建物の高
さ」や「敷地内の配置」の組み合わせ、さらには「地
域」によって規制時間が異なるため、単純に南側に配す
る外壁の幅を短くすればよいという問題ではなく、しか
も、集合住宅が完全に南側を向けて建設されるというこ
とは、様々な立地条件をからめると、不可能に近いこと
である。以上のことから、本発明に掲げる眺望浴室5を
配設する際には、日影規制を考慮に入れた上で、規制対
象とならないように、袖壁における眺望浴室5の位置設
計をすればよいことになる。言い換えれば、日影規制対
象とならない位置に眺望浴室5を配設する限り、眺望浴
室5の配置は自由に設定することできるのである。
【0018】さらに、本実施例の間取りにおいては、図
1に示すように、眺望浴室5への機能的な動線が確保さ
れている。すなわち、洋室15・16・17の夫々の部
屋からリビング・ダイニングルーム20を通過すること
なく眺望浴室5へ通じることが出来るのである。
【0019】また、キッチン22を近くに設置し、洗面
室21へと通じる動線を確保することで、水仕事を効率
的に行えるようにしている。
【0020】以上のごとくの間取りは、従来の画一的な
間取りとは一線を化すものであって、集合住宅における
浴室の機能を飛躍的に向上させるものである。また、こ
のように構成した特長的な間取りを需要者に提供するこ
とで、様々なニーズを持った需要者に対応することが可
能となり、ひいては需要者の選択の幅を広げることが出
来るのである。さらに、住宅提供者には、特徴的な間取
りを提供することによって、販売促進効果を期待できる
のである。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成したので、次
のような効果を奏するのである。すなわち、請求項1の
ごとく、マンション施設等の集合住宅の妻住戸の間取り
において、複数の窓を有する浴室を妻側の外壁から突出
させて備えたので、くつろぎの時間である入浴中に景色
を楽しめることが出来るのである。さらに、該浴室を奥
まった位置に配置することで、より厳しい日影規制に対
応することが出来るのである。
【0022】また、請求項2に記載のごとく、前記浴室
を前側の躯体外壁面から奥まった位置に備えたので、く
つろぎの時間である入浴中に景色を楽しめることが出来
るのである。さらに、前側の躯体外壁面と平行して配置
した際に日影規制の対象となってしまう場合において
も、前側の躯体外壁面から奥まって配置させることで、
日影規制の対象から外れることも可能となるのである。
【0023】また、請求項3に記載のごとく、前記浴室
に、複数の開口の大きな眺望窓を備えたので、くつろぎ
の時間である入浴中に景色を楽しめることが出来るので
ある。
【0024】また、請求項4に記載のごとく、前記浴室
において、開口が大きな眺望窓を住戸に配されたバルコ
ニーと同じ向きに備えたので、くつろぎの時間である入
浴中に景色を楽しめることが出来るのである。また、通
常集合住宅はバルコニー側が最も景色のよい方向となる
ように構成されているため、眺望窓から最もよい景色を
楽しむことが出来るのである。さらに、眺望窓の前面に
はバルコニーが存在しないので、眺望窓6からの景色に
バルコニーが入ってしまうことがなく、解放感が損なわ
れてしまうことがないのである。
【0025】また、請求項5に記載のごとく、前記浴室
につながる動線を、間取りを構成する各部屋から他の部
屋を介せずに直接通じるように構成したので、たとえ
ば、人が集う場所であるリビング・ダイニングルーム等
を通ることなく、各部屋から直接浴室に通じることが出
来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に掲げる間取りを表す図である。
【図2】間取りの従来例を表す図である。
【図3】眺望浴室の配置を変更した例を表す図である。
【符号の説明】
5 眺望浴室 6 眺望窓 7 浴槽 8 上部庇 9 バックヤード 11 ポーチ 12 玄関 13 室内廊下 14 玄関扉 18 トイレ 19 和室 20 リビング・ダイニングルーム 21 洗面室 22 キッチン 23 バルコニー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンション施設等の集合住宅の妻住戸の
    間取りにおいて、複数の窓を有する浴室を妻側の外壁か
    ら突出させて備えたことを特徴とする集合住宅の妻住戸
    の間取り。
  2. 【請求項2】 前記浴室を前側の躯体外壁面から奥まっ
    た位置に備えたことを特徴とする請求項1に記載の集合
    住宅の妻住戸の間取り。
  3. 【請求項3】 前記浴室に、複数の開口の大きな眺望窓
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の集合住宅の妻住戸の間取り。
  4. 【請求項4】 前記浴室において、開口が大きな眺望窓
    を住戸に配されたバルコニーと同じ向きに備えたことを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の集
    合住宅の妻住戸の間取り。
  5. 【請求項5】 前記浴室につながる動線を、間取りを構
    成する各部屋から他の部屋を介せずに直接通じるように
    構成したことを特徴とする請求項1から請求項4のいず
    れかに記載の集合住宅の妻住戸の間取り。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200206A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Shimizu Corp 集合住宅
JP2010168816A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 多層集合住宅

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JP2006200206A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Shimizu Corp 集合住宅
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