JP2001193293A - 住 宅 - Google Patents

住 宅

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JP2001193293A
JP2001193293A JP2000001060A JP2000001060A JP2001193293A JP 2001193293 A JP2001193293 A JP 2001193293A JP 2000001060 A JP2000001060 A JP 2000001060A JP 2000001060 A JP2000001060 A JP 2000001060A JP 2001193293 A JP2001193293 A JP 2001193293A
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JP
Japan
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tower
house
room
entrance
hall
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JP2000001060A
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English (en)
Inventor
Tadashi Fukazawa
廉 深沢
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Mitsui Home Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Home Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住者の快適性を向上させるとともにシンボ
ル的な外観を有する住宅を提供することを課題とする。 【解決手段】 塔10,10’を備えており、塔内から各部
屋へ通じる出入口12a,12b,13,16a,16b,17;12’,1
3’,16’,17’が設けられたことを特徴とする住宅1,
2。開口118,218を設けた塔110,210を備えたことを特徴
とする住宅3,4。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅に関するもので
あり、特に、居住者の快適性を向上させた住宅に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】一般に、
我が国における住宅は狭小な敷地に建設されるため、限
られたスペースを有効に活用して居住者が快適に生活で
きるものを提供することが必要となる。居住者の快適性
を向上させるにあたっては、通路や廊下等の通行用スペ
ースをできるだけ削減して居住スペースを広く確保する
こと、各部屋や通行用スペースへの通風と採光を良くす
ること等が考えられる。
【0003】一方、住宅は街並みを形成する要素でもあ
るために、1つ1つの住宅によってその街の景観に個性
が生まれることにもなる。したがって、敷地境界線いっ
ぱいに建てられた住宅が乱立する住宅地等においては、
外観にも特徴を有するシンボル的な住宅が望まれてい
る。
【0004】以上の点を踏まえて、本発明においては、
居住者の快適性を向上させるとともにシンボル的な外観
を有する住宅を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、塔を備えた住
宅であって、塔内から各部屋へ通じる出入口が設けられ
ていることを要旨とする。このような住宅は、塔内から
各部屋へ通じる出入口が設けられているので、塔内を通
行用スペースとして利用することで通行動線を集約し、
限られた床面積を有効に活用することが可能となる。ま
た、塔を備えたことにより、住宅の外観がシンボル的な
ものとなる。前述した住宅においては、塔内にエントラ
ンスホールを設けることが好ましい。このような住宅
は、エントランスホールが通行用スペースとともに塔内
に配置されるので、通行用動線をさらに集約することが
可能となる。
【0006】また、本発明は、開口を設けた塔を備えた
ことを特徴とする住宅も要旨とする。このような住宅
は、塔の開口を通して通風と採光が得られるので、住宅
内部を衛生的に保ち、居住者の快適性を向上させること
ができる。また、塔を備えたことにより、住宅の外観が
シンボル的なものとなる。前述した住宅においては、塔
の内部を上下に連通させることが好ましい。このような
住宅は、塔内を吹き抜けとしているので、通風性及び採
光性がより改善され、居住者の快適性を向上させること
ができる。
【0007】さらに、本発明は、前述した各住宅におい
て塔を円筒形状としたことも要旨とする。このような住
宅は、塔の形状が円筒形状であるので塔に方向性がなく
なる。したがって、塔内から各部屋へ通じる出入口が設
けられた住宅においては、出入口の開口位置の制約がな
くなり、開口を設けた塔を備えた住宅においては、通風
及び採光用の開口位置の制約がなくなる。
【0008】さらに、本発明は、前述した各住宅におい
て塔の屋上をバルコニーとしたことも要旨とする。塔の
屋上部分は最も見晴らしが良い部分であるので、ここに
天体望遠鏡を据える等すれば、より有効にスペースを活
用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳述する。図1は塔を中央に配置した住
宅の平面図、図2は図1に示す住宅の南立面図である。
図1に示す住宅1は、ほぼ正方形の平面プランを有して
おり、そのほぼ中央に円筒形の塔10が配されている。
【0010】住宅1の1階南側にはエントランス20が設
けられており、エントランス20を抜けると、後述するSO
HO45に連通するドア21が右手に設けられている。エント
ランスホール22は、エントランス20と塔10の1階部分を
つなぐ空間となっている。
【0011】塔10の1階部分は、エントランスホール22
と連通するホール11を形成しており、塔10内から各部屋
へ通じる出入口12a,12b,13が設けられている。各出入口
には、必要に応じてドアが取り付けられる。ここで、
「各部屋へ通じる出入口が設けられている」とは、塔10
から全ての部屋に出入りできるという意味ではない。ま
た、「部屋」とは、リビングのように常に人がいる部屋
に限らず、トイレやウォークインクローゼット等も含む
ものとする(以下同じ)。換言すれば、塔10を中心にこ
れらの部屋を配置し、各部屋への通行動線を塔10内に集
約させているということである。ホール11は、ダイニン
グ30、リビング35、和室40及びSOHO45と隣接している。
【0012】ダイニング30にはダイニングテーブル31と
チェアー32が、リビング35には応接テーブル36とソファ
37が配置されている。ダイニング30とリビング35は一続
きの部屋となっており、ラック38により仕切られてい
る。ラック38はダイニングテーブル31よりも多少高さの
あるもので、植物の鉢植え等を載せるスペースを提供す
る。このようにダイニング30とリビング35を一続きとし
たことにより、ダイニング30及びリビング35それぞれの
窓からの通風、採光を他方の部屋にも取り入れることが
できるので、通風性及び採光性が改善され、居住者の快
適性を向上させることができる。また、高さの低いラッ
ク38によりダイニング30とリビング35を仕切っているの
で、各部屋を視覚的に広く認識することが可能となり、
スペースを有効に活用することができる。
【0013】ダイニング30及びリビング35へのアプロー
チは、ホール11の北東側又は北西側のドアが取り付けら
れた出入口12a,12bを通して行う。後述するように、ホ
ール11の上層、すなわち塔10の2階部分には吹き抜け15
が設けられており、さらに突出する塔10の上部(図2参
照)には開口18,18…が設けられているので、ダイニン
グ30及びリビング35においては、ホール11を介した通風
と採光を得ることができる。
【0014】ダイニング30の西側には、水廻り、すなわ
ちキッチン50、トイレ55及び洗面所60が配置されてい
る。ホール11から直接キッチン50に行くことはできない
ため、ダイニング30を通ることになる。
【0015】ホール11の西側、水廻りの南側には階段25
が位置する。階段25へのアプローチは、ホール11の北西
側の出入口12aから行う。
【0016】住宅1の南西側、階段25の南側には、ホー
ル11に隣接して和室40が配設されている。和室40には、
床の間41とその隣に押入れ42が設けられている。和室40
へのアプローチは、ホール11の南西側に設けられたドア
のない出入口13を通して行われる。和室40は、東西及び
南側に設けられた窓からの通風、採光に加えて、隣接す
るホール11からの通風と採光を得ることもできるので、
衛生的で快適な生活空間となっている。
【0017】住宅の南東側には、ホール11に隣接してSO
HO(small office home office)45が配されている。SO
HO45は家族が共有する部屋ではなく、また、来客の際に
客人が室内を通る煩わしさを解消するために、ホール11
からは直接アプローチできないようにしている。客人
は、エントランス20の右手にあるドア21からSOHO45に入
ることになる。
【0018】次に、住宅1の2階部分について説明す
る。階段25を上がると、塔10の2階部分にあたる通路14
に出る。通路14は、塔10の2階部分の一部を吹き抜け15
とした残りの部分で形成され、各部屋へ通じる出入口16
a,16b,17が設けられている。通路14には夫婦寝室65とそ
の他2つの寝室70,75が隣接しており、夫婦寝室65へはド
アのない出入口16aと夫婦寝室65のドア65aを通って、寝
室70へはドアのない出入口16bと寝室70のドア70aを通
って、そして寝室75へはドアの設けられた出入口17を通
って入ることができる。
【0019】夫婦寝室65は塔10の北側に配設される。部
屋の中央にはベッド66が置かれている。夫婦寝室65に
は、ウォークインクローゼット67と物入れ68が備え付け
られている。
【0020】他の2つの寝室70,75は、塔10の東側と南
西側にそれぞれ配設される。寝室70にはベッド71と勉強
机72が置かれ、部屋の西側には大型のウォークインクロ
ーゼット73が備え付けられている。寝室75にはベッド76
と勉強机77が置かれ、部屋の西側にはクローゼット78が
備え付けられている。
【0021】夫婦寝室65の西側、階段25の北側には、バ
ス80、トイレ85、洗面所90からなる水廻りが配設されて
いる。なお、符号93は洗濯機用の排水設備付き収納スペ
ースである。
【0022】このように塔10の2階部分を占める通路14
を中心に夫婦寝室65と各寝室70,75を配置してあるの
で、夫婦寝室65及び各寝室70,75への通行動線を塔10内
に集約することができる。また、吹き抜け15を設けたこ
とにより、通路14から1階のホール11及びエントランス
ホール22を見渡すことができるので、視覚的な開放感を
得ることも可能となる。
【0023】図2に示すように、塔10は住宅1の2階部
分から突出しており、塔10の上部には嵌殺し窓が取り付
けられた開口18,18…が設けられている。開口18,18…を
通して得られた採光は、2階部分の吹き抜け15を介して
1階のホール11及びエントランスホール22まで届くこと
になる。なお、開口18,18…に取り付けられた嵌殺し窓
を開閉式のサッシ窓とすれば、採光に加えて上部からの
通風を得ることも可能となる。
【0024】以上に述べたように、住宅1においては塔1
0内をホール11や通路14として利用するとともに、塔10
を中心に各部屋を配置し、塔10内から各部屋へ通じる出
入口12a,12b,13,16a,16b,17が設けられているので、通
行動線が集約され、限られた床面積を有効に活用するこ
とが可能となる。また、塔10を備えたことにより、住宅
1の外観がシンボル的なものとなる。また、塔10の2階
部分に吹き抜け15を設けたことにより、塔10の1階部分
と2階部分が連通されるので、塔10を介して各部屋の通
風と採光を得ることが可能となり、居住者の快適性を向
上させることができる。さらに、塔10の形状を方向性の
ない円筒形状としたことにより、隣接する各部屋に対し
て任意の方向に出入口12a,12b,13,16a,16b,17のための
開口を設けることが可能となる。また、開口の数も多数
確保することが可能となる。
【0025】次に、図3及び図4を参照して、住宅1の
変形例について説明する。図3はL字形平面の中央に塔
を配置した住宅の平面図、図4は図3に示す住宅の南立
面図である。なお、図3及び図4に示す住宅は、塔内に
エントランス及びエントランスホールを設けたこと以外
は前述した住宅1とほぼ同様であるので、詳細な説明に
ついては省略し、対応する部分については符号にダッシ
ュを付して表す。
【0026】図3及び図4に示す住宅2は、ほぼL字形
の平面プランを有しており、そのほぼ中央に円筒形の塔
10’が配されている。塔10’の1階部にはエントランス
20’とエントランスホール22’、そしてエントランスホ
ール22’に続くホール11’が配設されている。ホール1
1’には各部屋へ通じる出入口が設けられ、必要に応じ
てドアが取り付けられる。塔10’の北側にはダイニング
30’とリビング35’が、南西側には和室40’がそれぞれ
配設される。
【0027】ダイニング30’とリビング35’は仕切りの
ない一続きの部屋で、この部屋へのアプローチは、エン
トランス20’を抜けた正面突き当たりのホール11’に設
けられた、ドアが取り付けられた出入口12’から行う。
和室40’へのアプローチは、ホール11’の正面左手にあ
るドアのない出入口13’から行う。
【0028】住宅2の北西側には、ダイニング30’に隣
接してキッチン50’、トイレ55’及び洗面所60’からな
る水廻りが配設されている。なお、ホール11’から直接
キッチン50’に行くことはできないため、ダイニング3
0’を通ることになる。ホール11’の西側、水廻りの南
側には階段25’が位置する。
【0029】階段25’を上がると塔10’の2階部分にあ
たる通路14’に出る。通路14’は、塔10の2階部分の一
部を吹き抜け15’とした残りの部分で形成され、各部屋
へ通じる出入口16’,17’が設けられている。通路14’
には夫婦寝室65’とその他の寝室70’が隣接しており、
夫婦寝室65’へはドアのない出入口16’と夫婦寝室65’
のドア65a’を通って、寝室70’へはドアのない出入口1
7’を通って入ることができる。
【0030】夫婦寝室65’は塔10’の北側に、寝室70’
は南西側に位置しており、夫婦寝室65’の西側には、バ
ス80’、トイレ85’、洗面所90’からなる水廻りが配設
されている。
【0031】塔10’の2階部分には開口18’,18’…が
設けられ、サッシ窓が取り付けられている。開口18’,
18’…を通して得られた通風と採光は、吹き抜け15’を
介して塔10’の1階部分にも到達する。
【0032】夫婦寝室65’の上には小屋裏部屋95が設け
られている。小屋裏部屋95への出入りは、天井収納式の
梯子96を用いて行う。図3及び図4に示すように、塔1
0’の屋上はバルコニー100として利用される。小屋裏部
屋95及びバルコニー100は最も見晴らしが良いので、天
体観測等の趣味に利用すれば、より有効にスペースを活
用することができる。
【0033】住宅2は住宅1と実質的に同様の利点を有す
るが、塔10’内にエントランスホール22’が設けられて
いるので、住宅1におけるエントランスホール22からホ
ール11に至る通行動線をさらに集約することが可能とな
る。
【0034】図5及び図6を参照して、他の実施形態の
住宅について詳述する。図5は塔を端部に配置した住宅
の平面図(3階平面図は省略)、図6は図5に示す住宅
の南立面図である。
【0035】図5に示す住宅3は、ほぼ正方形の平面プ
ランを有しており、東側の端部に円筒形の塔110が配さ
れている。パーキング101の奥にあるエントランス120か
ら室内に入ると、エントランスホール122の右手側に階
段125が位置している。塔110は階段室の役割を果たして
おり、螺旋階段125が塔110内に収められている。
【0036】エントランスホール122の左手には、逆L
字形のホール121が東西及び南北方向に延びている。ホ
ール121は、ダイニング130と和室140、そしてバス155、
トイレ158及び洗面所160を含む水廻りに隣接する。
【0037】ダイニング130は、リビング135及びキッチ
ン150と隣接しており、これらの部屋は仕切りがなく一
続きになっている。ダイニング130にはダイニングテー
ブル131とチェアー132が、リビング135には応接テーブ
ル136とソファ137がそれぞれ置かれている。このように
ダイニング130、リビング135及びキッチン150を一続き
の部屋とすることで、充分な通風及び採光が得られるの
で、居住者の快適性を向上させることができる。また、
隣接する部屋どうしの仕切りがないので、各部屋を視覚
的に広く認識することが可能となり、スペースを有効に
活用することができる。
【0038】和室140には、床の間141と押入れ142が造
り付けられている。
【0039】ホール121の北東側には、裏口用エントラ
ンス123が配設されている。
【0040】リビング135と和室140の南側には屋内テラ
ス102が、ダイニング130の西側にはテラス103が設けら
れている。
【0041】次に、住宅3の2階部分について説明す
る。螺旋階段125を上がると2階ホール124に出る。2階
ホール124はリビング165と隣接し、リビング165の北東
側にはトイレ180と洗面所185が隣接している。さらに、
リビング165の西側端部にはウォークインクローゼット1
67が配設されている。リビング165の北側と南側には、2
つの寝室170,173と2つの夫婦寝室175,178がそれぞれ設
けられている。夫婦寝室175,178には、バルコニー190へ
の出入口176,179が設けられる。
【0042】住宅3においては、塔110の2階部分に複数
の開口118,118…が設けられている。開口118,118…には
開閉式のサッシ窓が取り付けられ、通風及び採光を得る
ことができる。このように、塔110に開口118,118…を設
けたことにより、塔110からの通風と採光が得られるの
で、住宅3の内部を衛生的に保ち、居住者の快適性を向
上させることができる。
【0043】また、エントランスホール122に隣接して
設けられた円筒形の塔110内に螺旋階段125を納め、塔11
0の上部に設けた開口118,118…からの採光によって螺旋
階段125が彩られるので、塔110の持つ外観的なシンボル
性に加えて、エントランス120から室内に入ったときの
装飾的な効果も奏することになる。
【0044】次に、塔を介して通風及び採光を得るとい
う意味で前述した住宅3と共通する住宅4を図7及び図8
を参照して説明する。図7はL字形平面の中央に塔を配
置した住宅の平面図、図8は図7に示す住宅の南立面図
である。
【0045】住宅4は立面の装飾的効果を高めるため
に、後述するリビング235の外壁を延長してゲート201を
設けている。住宅4は、ほぼL字形の平面プランを有し
ており、その中央に円筒形の塔210が配されている。塔2
10の1階部分にはエントランス220とエントランスホー
ル222、そしてエントランスホール222に続くホール211
が配設されている。
【0046】ホール211には2つの出入口212,213が設け
られており、左手側の出入口212はダイニング230及びリ
ビング235へのアプローチに、右手側の出入口213は階段
225及び和室240へのアプローチに用いる。ダイニング23
0及びリビング235は一続きの部屋となっており、ダイニ
ング230にはダイニングテーブル231とチェアー232が、
リビング235には応接テーブル236とソファ237が置かれ
ている。
【0047】住宅4の北西側には、階段225とダイニング
230に隣接して水廻りが配設される。水廻りは、キッチ
ン250とトイレ255及び洗面所260からなる。
【0048】階段225を上がると2階ホール228に出る。
2階ホール228は、東側の寝室270、階段225の西側に配
設された水廻り、すなわちバス280、トイレ285及び洗面
所290、さらに南側に配設された夫婦寝室265に隣接して
いる。夫婦寝室265の東側にはバルコニー268が設けられ
ている。
【0049】塔210の2階部分は吹き抜け215とされる。
塔210の円周方向には複数の開口218,218…が設けられて
おり、それぞれサッシ窓が取り付けられている。
【0050】以上に述べた住宅4は、塔210に開口218,21
8…を設け、さらに塔210の2階部分を吹き抜け215とし
ているので、塔210の1階部分にあたるエントランスホ
ール222やホール211が通風及び採光に優れる。エントラ
ンスホール222やホール211に立つと塔210の天井を見上
げることができるので、塔210の持つ外観的なシンボル
性に加えて、エントランス220から室内に入ったときの
装飾的な効果も奏することになる。また、塔210が住宅4
の平面のほぼ中心に位置することにより、隣接する他の
部屋においても、塔210を介して通風性と採光性が改善
されることになる。さらに、塔210の形状を方向性のな
い円筒形状としたことにより、隣接する各部屋に対して
任意の方向に出入口212,213のための開口を設けること
が可能となる。
【0051】前述した4つの住宅1,2,3,4においては、
外観の装飾性と、隣接する部屋に対して出入口を設ける
際の自由な方向性を考慮して、塔10,10’,110,210の形
状を円筒形状としているが、外観におけるシンボル性を
有する限り、その形状は円筒形状に限定されるものでは
ない。
【0052】住宅2,4における塔10’,210は、その一部
が外壁から水平方向に突出しており、住宅1,3における
塔10,110が垂直方向に突出しているものとは外観におけ
る形状が異なっている。しかしながら、両者ともに塔と
して認識されるものである。
【0053】また、住宅1,2,3,4の塔10,10’,110,210
における開口18,18’,118,218は、開閉式のサッシ窓又
は嵌殺し窓を取り付けたものに限定されず、窓を取り付
けない単なる開口、鎧戸、採光による装飾性を利用する
ためのステンドグラス等も含むものとする。
【0054】
【発明の効果】本発明における住宅は塔を備えており、
塔内から各部屋へ通じる出入口が設けられているので、
塔内に通行動線を集約することが可能となり、限られた
床面積を有効に活用することが可能となる。また、塔を
備えたことにより、住宅の外観がシンボル的なものとな
る。また、前述した住宅の塔内にエントランスホールを
設けることにより、通行動線をさらに集約することが可
能となる。
【0055】また、本発明における住宅は、開口を設け
た塔を備えているので、塔の開口を通して得られる通風
と採光により住宅内部を衛生的に保ち、居住者の快適性
を向上させることができる。塔を備えたことにより、住
宅の外観をシンボル的なものとすることも可能となる。
また、前述した住宅の塔内部を上下に連通させること
で、通風性及び採光性がより改善され、居住者の快適性
を向上させることが可能となる。
【0056】さらに、本発明の前述した各住宅において
塔を円筒形状としたことにより、塔に方向性がなくなる
ので、塔内から各部屋へ通じる出入口が設けられた住宅
においては、出入口の開口位置の制約がなくなり、開口
を設けた塔を備えた住宅においては、通風及び採光用の
開口位置の制約がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塔を中央に配置した住宅の平面図である。
【図2】図1に示す住宅の南立面図である。
【図3】L字形平面の中央に塔を配置した住宅の平面図
である。
【図4】図3に示す住宅の南立面図である。
【図5】塔を端部に配置した住宅の平面図(3階平面図
は省略)である。
【図6】図5に示す住宅の南立面図である。
【図7】L字形平面の中央に塔を配置した住宅の平面図
である。
【図8】図7に示す住宅の南立面図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 住宅 10,10’ 塔 12a,12b,13,16a,16b,17 出入口 12’,13’,16’,17’ 出入口 22’ エントランスホール 110,210 塔 118,218 開口 215 吹き抜け 100 バルコニー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塔を備えた住宅であって、塔内から各部
    屋へ通じる出入口が設けられたことを特徴とする住宅。
  2. 【請求項2】 前記塔内にエントランスホールを設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 【請求項3】 開口を設けた塔を備えたことを特徴とす
    る住宅。
  4. 【請求項4】 前記塔の内部が上下に連通することを特
    徴とする請求項3に記載の住宅。
  5. 【請求項5】 前記塔が円筒形状であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の住宅。
  6. 【請求項6】 前記塔の屋上をバルコニーとしたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載
    の住宅。
JP2000001060A 2000-01-06 2000-01-06 住 宅 Pending JP2001193293A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014094066A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Panasonic Corp 収納構造及び収納システム
JP2016075077A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 株式会社だんらんホーム 避難シェルター付住宅

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