JPH11336350A - パティオのある住宅 - Google Patents

パティオのある住宅

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Publication number
JPH11336350A
JPH11336350A JP14804998A JP14804998A JPH11336350A JP H11336350 A JPH11336350 A JP H11336350A JP 14804998 A JP14804998 A JP 14804998A JP 14804998 A JP14804998 A JP 14804998A JP H11336350 A JPH11336350 A JP H11336350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patio
room
sides
floor
house
Prior art date
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Pending
Application number
JP14804998A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Sakai
伸彦 堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周囲に住宅が迫りマンションなどの高層建物が
あっても開放空間を多くでき、プライバシーを守りなが
ら明るく通風性があるようにした住宅の提供。 【解決手段】パティオ2を三方から囲むようにリビング
ルーム3、和室5,6,ダイニングルーム4をコ字状に
配置してパティオ2と両側のリビングルーム3,ダイニ
ングルーム4を南側に向け、パティオ2の南面側はガラ
スブロックによる壁面10を設け、パティオ2の奥側並
びの部屋の上部は二階を設け、パティオ2両側の部屋上
部にはバルコニー31,32を設け、パティオ2と両側
の部屋からなる一階の外回り部分を連続するように屋根
34,35,36を配置し、一階の略両側となる位置に
階段16,18を配置し,パティオの外側に外庭11を
配置しその両側にはたたき12,13を配置した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパティオのある住宅
に関し、特に、周囲に住宅が迫りマンションなどの高層
建物があっても開放空間を多くでき、プライバシーを守
りながら明るく通風性があるようにした住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、住宅は採光,通風を確保する
ため、南側を開口とする場合が多く、西側、北側は西日
を防ぐため小開口、あるいは壁、高い塀等によって閉塞
された構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】住宅に広い開口を設け
るということは室内の明るさと解放感を高め、また湿気
の多い住宅の通風をよくするという利点がある。しかし
ながら、市街地、住宅地等の建物の密集した地域では、
前記のように住宅に広い開口を設けた場合には、近所か
ら覗かれ易く、特に、マンション等の高層住宅、あるい
は二階建て、三階建ての家が立ち並んだ地域ではプライ
バシーが守りにくいという問題があった。そのため、マ
ンション等の高層住宅、あるいは二階建て、三階建ての
家が立ち並んだ地域では、建物周囲を壁、高い塀等で囲
んで閉塞してしまって、住宅全体を暗い感じにしてしま
っているし、良好な通風も得られないという問題があっ
た。本発明はかかる従来の問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的とするところは、周囲に住
宅が密集し高いマンションなどが近くにあるような敷地
であっても、プライバシーを守りながら開放空間を多く
し、明るくて楽しい生活空間を確保したパティオのある
住宅を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として、本発明請求項1記載のパティオのある住
宅では、パティオを三方から囲むように複数の部屋をコ
字状に配置して前記パティオとその両側の部屋を南側に
向け、前記パティオの南面側は採光可能な壁面を設け、
前記パティオの奥側並びの部屋の上部は二階部分を設け
ると共に、前記パティオ両側の部屋上部にはそれぞれバ
ルコニーを設け、かつ前記パティオとその両側の部屋か
らなる一階の外回り部分を連続するように屋根を配置し
た構成とした。このように住宅の一部にパティオ(中
庭)を取り込み、その三方に部屋を配置したから、パテ
ィオに接した部屋はパティオ側が開放されて明るくなる
し、さらに、パティオの南面側に採光可能な壁面を設け
ることによって、このパティオ内をプライバシーが守ら
れた明るい雰囲気の一部屋として使用することができ
る。また、南面側は一階部分の屋根が連続して配置され
ることによって、パティオを一つの部屋として構成させ
ることができるし、そのパティオ、パティオ両側の部屋
上に配置されたバルコニー内のプライバシー性が向上す
る。
【0005】請求項2記載のパティオのある住宅では、
請求項1記載のパティオのある住宅において、前記二階
と一階とを連通する階段は二階の略両側となる位置にそ
れぞれ配置した構成とした。このように、二階の略両側
に階段を設けたことで、元来、二階のある住宅では階段
が一つの場合一階と二階における各部屋同士のアクセス
性が悪く、さらに一階の部屋同士を略コ字状に配置した
時のアクセス性が大変悪いという欠点があるのを解消
し、一階と二階の各部屋同士における動線上の良好な利
便性が得られる。
【0006】請求項3記載のパティオのある住宅では、
請求項1または請求項2記載のパティオのある住宅にお
いて、前記パティオの外側に外庭を配置しその両側には
車庫兼用のたたきを配置した構成とした。このように、
パティオの外側に外庭を配置したので、住宅の南面側が
豊で明るくなり、さらに外庭の両側のたたきは、パティ
オ両側の部屋の前に配置されることになるから、各部屋
から前面のたたきに直ちにアクセスすることもできる
し、外庭を挟んで両側のたたきで楽しい集いをすること
もできる。また、住宅南面側がシンメトリーな景観を有
し、落ち着いたたたずまいとなっている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形
態にかかるパティオのある住宅を示す一階平面図、図2
は同上のパティオのある住宅を示す二階平面図、図3は
同上のパティオのある住宅を示す南面側立面図である。
【0008】本発明の一実施の形態に係るパティオのあ
る住宅Aは、図1〜図3に示すように、一部二階建ての
建物1とし、2はその建物1内に配置したパティオであ
る。そして、一階は前記パティオ2を三方から囲むよう
に、リビングルーム3をパティオ2の西側に、ダイニン
グルーム4をパティオ2の東側に配置してその三者を建
物1の南面側を形成するように配置し、また、リビング
ルーム3の奥側に和室5を、ダイニングルーム4の奥側
にキッチン7を、和室5とキッチン7との間に和室6を
配置し、これら和室5,和室6,キッチン7を横一列と
してパティオ2の奥側に配置している。つまり前記複数
の部屋は、パティオ2の回りに略コ字状となるように配
置されている。8は前記リビングルーム3とダイニング
ルーム4とを連通する廊下であって、この廊下8と前記
リビングルーム3、ダイニングルーム4のパティオ2側
には大きな窓9を設けている。
【0009】前記パティオ2の南面側は、採光可能とす
るようにガラスブロックの壁面10を設けている。尚、
この採光可能な壁面の他の例としては、厚板ガラスによ
るガラリ、すりガラスによる窓などが挙げられる。11
はパティオ2の外側にこのパティオ2と同一幅で配置し
た外庭、12,13は車庫として使用可能なコンクリー
トのたたき(第一,第二のたたき)であり、前記外庭1
1の両側であってリビングルーム3およびダイニングル
ーム4の前面に配置したものである。
【0010】また、14はリビングルーム3側に配置し
た玄関、15は玄関ホール、16はこの玄関ホール15
の奥側に配置した第一階段、17は便所である。18は
前記ダイニングルーム4側に配置した第二階段、19は
洗面所、20は浴室である。
【0011】図2は二階平面図を示しており、25は夫
婦の寝室(メインベッドルーム)であり、前記リビング
ルーム3の奥側二階(和室5の上部)に配置され、前記
第一階段16が直接アクセスできるように配置されてい
る。26はクロゼット、27はこの夫婦の寝室25から
前記第二階段18とアクセス可能に設けられた廊下であ
る。28,29は前記パティオ2に面して配置された第
一,第二の子供部屋、30は前記ダイニングルーム4の
奥側二階(キッチン7の上部)に配置された第三の子供
部屋であって、前記第二階段はこの第三の子供部屋30
と第二の子供部屋29との間に配置されている。尚、こ
の二階部分にも便所を設けてもよい。
【0012】また、31は前記夫婦の寝室25に面し
て、つまり、前記リビングルーム3の上部に配置された
第一のバルコニー、32は前記第三の子供部屋30に面
して、つまり、前記ダイニングルーム4の上部に配置さ
れた第二のバルコニーであり、それぞれパティオ2側に
は手すり33が設けられている。34,35,36は略
コ字状に設けられた片流れの屋根であり、第一のバルコ
ニー31の西面側から第二のバルコニー32の東面側ま
でに連続して設けられ、特に、屋根35は前記第一のバ
ルコニー31から第二のバルコニー32の南面側までを
連続することにより、パティオ2の南面側上部も一体的
に覆うように設けられている。尚、37はパティオ2に
配置した屋外用のテーブルとイス、38は玄関14側と
第一のたたきを間仕切るように設けられた植え込みであ
る。
【0013】以上、説明してきたように、本実施の形態
のパティオのある住宅にあっては、住居の南面側にリビ
ングルーム3とパティオ2およびダイニングルーム4を
この順に配置し、パティオ2の壁面10はガラスブロッ
クにて形成したため、リビングルーム3とダイニングル
ーム4は、このパティオ2側からプライバシーを保持し
ながら十分な採光、通風を得ることができる。パティオ
2の回りはガラス窓を多用し、リビングルーム3やダイ
ニングルーム4と一体感があり、各部屋延長の一部屋と
して使用することができる。一階の各部屋は略コ字状を
なすように配置され、二階の各部屋はその奥側に略一列
となるように配置されているが、階段を両側に設けたた
め、各部屋同士簡単にアクセスでき、動線上の利便性が
良好に得られている。南面側の屋根35を連続して設け
たため、建物が大きく、かつ落ち着いた外観を呈する
し、パティオ2のプライバシーの保持に役立つ。パティ
オ2の外側にガラスブロックによる壁面10を介し外庭
11を配置したため、内外いずれの側から見ても壁面1
0に向かう側の緑が透光して映えるし、南面側はこの緑
の庭を中心に左右対称となり、落ち着いたたたずまいを
呈している。
【0014】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、本実施の形態
においては、パティオ2の西側にリビングルームを配置
し東面にダイニングルームを配置するとしたが、部屋の
機能性は任意に設定することができる。パティオ2の形
状は任意に設定することができる。二階各室の配置、階
段の位置、たたきの位置、形状などは任意に設定するこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明請求項1
記載のパティオのある住宅においては、パティオを三方
から囲むように複数の部屋をコ字状に配置してパティオ
とその両側の部屋を南側に向け、パティオの南面側は採
光可能な壁面を設けてその奥側並びの部屋の上部は二階
部分を設けると共に、パティオ両側の部屋上部にはそれ
ぞれバルコニーを設け、かつパティオとその両側の部屋
からなる一階の外回り部分を連続するように屋根を配置
した構成としたため、パティオに接した部屋はパティオ
側が開放されて明るくなるし、さらに、このパティオ内
をプライバシーが守られた明るい雰囲気の一部屋として
使用することができる。また、南面側は一階部分の屋根
が連続して配置されることによって、パティオを一つの
部屋として構成させることができるし、そのパティオ、
パティオ両側の部屋上に配置されたバルコニー内のプラ
イバシー性が向上するなどの効果が得られる。
【0016】請求項2記載のパティオのある住宅では、
請求項1記載のパティオのある住宅において、二階と一
階とを連通する階段は二階の略両側となる位置に配置し
た構成としたため、元来、二階のある住宅では階段が一
つの場合一階と二階における各部屋同士のアクセス性が
悪く、さらに部屋同士を略コ字状に配置した時のアクセ
ス性が大変悪いという欠点があるのを解消し、一階と二
階の各部屋同士における動線上の良好な利便性が得られ
るという効果がある。
【0017】請求項3記載のパティオのある住宅にあっ
ては、請求項1または請求項2記載のパティオのある住
宅において、パティオの外側に外庭を配置しその両側に
は車庫兼用のたたきを配置した構成としたため、住宅の
南面側が豊で明るくなり、さらに外庭の両側のたたき
は、パティオ両側の部屋の前に配置されることになるか
ら、各部屋から前面のたたきに直ちにアクセスすること
もできるし、外庭を挟んで両側のたたきで楽しい集いを
することもできる。また、住宅南面側がシンメトリーな
景観を有し、落ち着いたたたずまいとなっているなどの
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施の形態に係るパティオのある住宅
を示す一階平面図である。
【図2】一実施の形態のパティオのある住宅を示す二階
平面図である。
【図3】一実施の形態のパティオのある住宅を示す南面
側立面図である。
【符号の説明】
A パティオのある住宅 1 建物 2 パティオ 3 リビングルーム(パティオの西側配置) 4 ダイニングルーム(パティオの東側配置) 5,6 和室 9 パティオ周囲の部屋の窓 10 ガラスブロックによる壁面 11 外庭 12 第一のたたき(車庫兼用) 13 第二のたたき(車庫兼用) 16 第一階段 18 第二階段 31 第一のバルコニー 32 第二のバルコニー 34,35,36 連続した屋根

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パティオを三方から囲むように複数の部
    屋をコ字状に配置して前記パティオとその両側の部屋を
    南側に向け、 前記パティオの南面側は採光可能な壁面を設け、 前記パティオの奥側並びの部屋の上部は二階部分を設け
    ると共に、前記パティオ両側の部屋上部にはそれぞれバ
    ルコニーを設け、 かつ前記パティオとその両側の部屋からなる一階の外回
    り部分を連続するように屋根を配置したことを特徴とす
    るパティオのある住宅。
  2. 【請求項2】 前記二階と一階とを連通する階段は二階
    の略両側となる位置にそれぞれ配置したことを特徴とす
    る請求項1記載のパティオのある住宅。
  3. 【請求項3】 前記パティオの外側に外庭を配置しその
    両側には車庫兼用のたたきを配置したことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のパティオのある住宅。
JP14804998A 1998-05-28 1998-05-28 パティオのある住宅 Pending JPH11336350A (ja)

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