JP2000065036A - クランクシャフト用軸受及びその組立方法 - Google Patents

クランクシャフト用軸受及びその組立方法

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JP2000065036A JP11050167A JP5016799A JP2000065036A JP 2000065036 A JP2000065036 A JP 2000065036A JP 11050167 A JP11050167 A JP 11050167A JP 5016799 A JP5016799 A JP 5016799A JP 2000065036 A JP2000065036 A JP 2000065036A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸受カバーとベースプレートとの間の間隙を
なくす。 【解決手段】 ベースプレート1に挿入された軸受外殻
17と、ベースプレート1に取外し可能に連結された2
つの突出部20,21を有する軸受カバー2とが設けら
れている。突出部20,21は側方外面202,212
を有し、更に側方接触面12,13が軸受カバー2の突
出部20,21の側方外面202,212に対向する。
軸受カバー2の突出部20,21の、ベースプレート1
に面する端部領域200,210に、ベースプレート1
の側方接触面12,13に近づく方向の圧縮応力が与え
られ、突出部20,21の側方外面202,212はベ
ースプレートの側方接触面12,13に対して押しつけ
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベースプレートに
挿入された軸受外殻と、ベースプレートに取り外し可能
に連結された少なくとも2つの突出部を有する軸受カバ
ーとを含み、突出部は側方外面を有し、かつ、ベースプ
レートに側方接触面が、軸受カバーの突出部の側方外面
に対向するように配置されて設けられているクランクシ
ャフト用の軸受と、軸受外殻がベースプレート内に挿入
され、次いで軸受カバーがベースプレートに向かってガ
イドされかつベースプレートに連結され、軸受カバーは
少なくとも2つの突出部を有し、該突出部の各々が側方
の外面を有し、軸受カバーがガイドされるときに、前記
側方の外面が、それらに対応するベースプレートの側方
の接触面に沿ってガイドされることができるクランクシ
ャフト用軸受けの組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば造船において用いられるような大
型のディーゼルエンジンは、概して3つの大きなハウジ
ング部品を含む。これらのハウジング部品は、下から順
に、いわゆるベースプレート(ベース本体)、ハウジン
グ、及びシリンダージャケットである。これらの3つの
ハウジング部品は、連結棒を補助として互いに連結され
ている。このようにして、クランクシャフトの軸受部
(ジャーナル)がベースプレート内に配置されている。
【0003】クランクシャフトのための知られた軸受、
例えば欧州特許出願公開第EP-A-0,773,376号に記載され
ているような軸受においては、軸受外殻がベースプレー
ト内に配置されている。軸受カバーが側方に突出部を備
えており、軸受カバーは、軸受が組立てられる間、軸受
カバーの突出部がベースプレート内の軸受外殻上に支持
されるまで軸受外殻に向かって上方から移動される。一
般に、軸受カバー自体には軸受外殻が配置されておら
ず、その代わり、軸受面が鋳造軸受メタル(ホワイトメ
タル)の層から形成されている。軸受カバーの突出部
は、ベースプレート内の軸受外殻上に支持されており、
それゆえ、ベースプレート内の軸受外殻は、軸受カバー
の突出部に対応するように厚く製造されなければなら
ず、かつ、軸受カバーがベースプレートに固定されると
きに突出部が軸受外殻を押圧する力に耐える金属(例え
ば鋳鋼)から構成される。ベースプレートに挿入された
軸受外殻の滑り面は、軸受カバーの軸受面と同様に、鋳
造軸受メタル(ホワイトメタル)の層から形成されてい
る。このような構造は、軸受外殻の(ホワイトメタルと
軸受外殻の基体を合わせた)厚さが大きいことにより、
軸受外殻が製造上の観点からは良質でないかぎりにおい
て不利である。
【0004】さらに、また、軸受カバー内の軸受面への
損傷が、操作中に生じる動的外力によって生じることが
あり、そのため、軸受カバーの交換が必要であるほど損
傷が激しければ、軸受カバー全体が交換されなければな
らない。これは、複雑で費用高な作業である。それゆ
え、別の解決法がEP-A-0,773,376号に記載されており、
それらは、軸受外殻が軸受カバーにも設けられている例
示的な実施形態に関する。
【0005】欧州特許出願公開第EP-A-0,773,376号に従
えば、軸受の組立中に、軸受カバーと、該カバーに対応
する側方のガイド面との間にわずかな組立間隙が生じ
る。ここで、軸受カバーは、ベースプレート内のガイド
面に沿って、軸受カバーがベースプレート内の軸受外殻
上に支持されるまでスライドする。次いで、軸受カバー
はベースプレートにねじ締めされる。このねじ締めのた
めに、突出部の上端部内に切り欠きが設けられており、
かつ、該上端部の上にフランジが設けられており、それ
らを通じて軸受カバーがベースプレートにねじ連結され
る。ねじ締めの間、軸受カバーは、カバーの突出部の下
端部が外方向に移動され、それにより組立間隙が埋め合
わされて、軸受カバーがベースプレートの側方ガイド面
に対して押し付けられるように締め付けられる。
【0006】次いで軸受面が完全にできあがる。何故な
ら軸受面の全体は可能な限り円形でなければならないか
らである。しかし、軸受カバーの軸受面はいかなる場合
にも、軸受外殻の軸受面よりも軸受内部に突出してはな
らない。一方、軸受カバーの軸受面は、また、軸受外殻
の軸受面よりも軸受の外方向に凹み得る位置でかなりの
凹みを有してはならない。凹みがあると、流体力学的圧
力の発生が減少されるからである。
【0007】先に述べた3つのハウジング部品(ベース
プレート、ハウジング、シリンダージャケット)を連結
棒を補助として連結する間に、ここで以下の現象が生じ
る。ベースプレートは、連結棒が引張り力を生じるため
に、約十分の数ミリ外側に拡がり、それにより、軸受カ
バーとベースプレートのガイド面との間に、側方の間隙
が再び生じる。しかし、軸受カバー上に水平力を作用さ
せなければ、軸受カバーは、ベースプレートにねじ締め
されているために変位されない。一方、操作中に生じる
動的外力により、軸受カバーのこの間隙の枠内での移動
が生じ得、また、軸受カバーがガイド面に突き当たると
きに、力が急激に軸受カバー、特に軸受カバー内の軸受
面に伝達され得る。これは、軸受カバーに損傷を与える
ことになり得、又は、少なくとも軸受カバーの平均寿命
をかなり縮小させ得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、上記の不利点を回避することにあり、特に、3
つのハウジング部品(ベースプレート、ハウジング、シ
リンダージャケット)の連結後にも、軸受カバーと、該
軸受カバーに対応するベースプレート内の側方の面との
間に側方の間隙が生じない軸受を提供することにある。
さらに、比較的薄い軸受外殻を用いることも、また可能
であるべきである。何故なら、薄い軸受外殻は、製造上
の観点から、より好ましい性質を有するからである。本
発明は、また、かかる軸受の簡単な組立てを可能にする
方法も提示する。
【0009】このように、本発明に従って、軸受が、そ
れに対応する独立特許請求項の特徴によって特徴づけら
れるように提示される。本発明に従う軸受の、有利な例
示的な実施形態及びさらなる発展は、各々、従属請求項
の特徴に従って生じる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に従う軸受におい
て、軸受カバーの突出部が、ベースプレートに面する端
部領域において、ベースプレートの側方接触面に近づく
方向の圧縮応力を与えられ、そのため、突出部の側方の
外側接触面が、ベースプレートの側方接触面に押し付け
られる。突出部の側方外面に、ベースプレートの側方接
触面に対する圧縮応力を与え、又は、該側方外面を該側
方接触面に押し付けることにより、ハウジング部品(ベ
ースプレート、ハウジング、シリンダージャケット)の
連結時に軸受カバーとベースプレートとの間に側方の間
隙が生じることが回避される。すなわち、軸受カバーに
圧縮応力が与えられために、軸受カバーの突出部の外面
は、ベースプレートがわずかに拡がるとベースプレート
の側方接触面の外方向への拡がりに応じるため、軸受カ
バーの側方外面とベースプレートの側方外面との間に
は、側方の間隙が生じ得ず、それゆえ、先に述べた(例
えば力の作用による軸受カバーへの損傷)が回避される
ことができる。
【0011】本発明に従う軸受の1つの例示的な実施形
態において、独立した締付装置を締結するための受容部
が、突出部の、ベースプレートから離れた位置にある端
部領域に設けられている。突出部は、これらの端部領域
において、この締付装置によって締め付けられ、その締
め付けは、突出部の、ベースプレートに面する端部領域
が互いに近づく方向に移動し、それにより該領域に、ベ
ースプレートの側方接触面に近づく方向の圧縮応力が与
えられるように行われる。このようにして、望ましいよ
うに圧縮応力を与えることが簡単かつ容易に行われるこ
とができる。
【0012】さらなる例示的な実施形態において、ベー
スプレートは側方のガイド面を有し、該ガイド面には、
軸受カバーの側方外面が押し付けられる側方接触面が隣
接している。軸受カバーとベースプレートの寸法は、軸
受カバーが締付けられていない状態のときに、軸受カバ
ーの突出部の両外面間の距離が、ベースプレートの両ガ
イド面間の距離よりもわずかに小さく、しかし、両接触
面間の距離よりはわずかに大きくなるように選択されて
いる。これにより、軸受カバーは、軸受の組立中に上方
からガイドされることができる。最初に、軸受カバー
は、側方のガイド面に沿って、側方の接触面上に上方か
ら設置されるまでガイドされる。次いで、軸受カバー
は、例えば上記の締付装置を補助として、軸受カバーが
完全に着座されるまで突出部がベースプレートの接触面
の間に滑り入ることができるように締付けられる。次い
で、さらに締付装置が解除され、それにより、軸受カバ
ーの突出部の側方の外面が、ベースプレートの側方の接
触面に対して外方向に押し付けられる。次いで、軸受カ
バーがベースプレートに(例えばねじ連結により)固定
される。このように、簡単な組立が可能である。
【0013】本発明に従う軸受のさらなる例示的な実施
形態は、支持面が、ベースプレートに面する側の突出部
の端部とベースプレートとの両方に形成されており、か
つ、突出部の支持面がベースプレートの支持面に押しつ
けられていることを特徴とする。したがって、軸受カバ
ーを確実にかつ比較的広い領域においてベースプレート
上に支持することが可能である。軸受は、独立した支持
面上で支持されるため、ベースプレート内の軸受外殻
と、軸受カバー内に存在し得る軸受外殻は、共に比較的
薄く設計されることができ、それは製造上の観点から好
都合である。
【0014】さらなる特別な発展において、軸受カバー
はねじ連結部によってベースプレートに連結される。こ
れらのねじ連結部は、突出部の、ベースプレートから離
れた位置にある端部から延在し、突出部を通じ、かつ、
突出部及びベースプレートの支持面を通ってベースプレ
ート内に通じている。このようにして確実な締結が行生
じ、さらに、ねじは、また、軸受カバーが設置された後
に軸受を組立て又は分解するために容易にアクセス可能
である。
【0015】軸受外殻が、軸受カバーとベースプレート
の両方に挿入されることができる。軸受外殻には、軸受
カバー又はベースプレートの各々に対する圧縮応力が与
えられることができる。したがって、軸受が組立てられ
て操作中に動的な軸受の力が生じるときに、軸受外殻
は、ベースプレートに対しても、軸受カバーに対しても
変位され得ない。このように、軸受外殻は正確に配置さ
れる。さらに、軸受外殻は、軸受カバーとベースプレー
トとのねじ連結が解除されて軸受カバーが持ち上げられ
ても(例えば軸受外殻を検査するときに)、軸受外殻が
軸受カバーから抜け落ちることがないように固定され
る。
【0016】先に述べた、軸受カバーの支持面とベース
プレートの支持面は、さらに、ほぼ水平に延在すること
ができる。これにより、軸受カバーとベースプレートと
の間で圧力伝達が簡単かつ良好に行われることができ
る。
【0017】本発明に従えば、ディーゼルエンジン、特
に、上記のように形成された軸受を少なくとも1つ含む
クロスヘッドディーゼルエンジンが提示される。組立工
程に関しては、本発明に従って、軸受カバーを側方の接
触面に沿ってガイドする前に、軸受カバーの突出部の、
ベースプレートに面する端部領域を、互いに近づく方向
に締付けて、それにより、該突出部に、締め付け方向と
反対方向の圧縮応力を与えることが提示される。次い
で、このように締付けられた軸受カバーを、ベースプレ
ート上に完全にガイドする。そこでさらに突出部の締め
付けを解除すると、圧縮応力が与えられたために、ベー
スプレートに面する突出部の端部領域がベースプレート
の側方接触面に押しつけられる。
【0018】次いで、軸受カバーはベースプレートに連
結される。この方法を用いることにより軸受の簡単な組
立てが可能になり、3つのハウジング部品(ベースプレ
ート、ハウジング、シリンダージャケット)の連結中に
ベースプレートがわずかに拡がっても、圧縮応力を与え
たことにより、軸受カバーの側方の外壁と、ベースプレ
ートの側方の接触面との間に側方の間隙が生じることが
防止される。
【0019】本発明に従う方法の異なる実施形態におい
て、軸受カバーの突出部に圧縮応力を与えるための独立
した締付装置が、突出部の、ベースプレートから離れた
位置にある端部領域に設けられている。突出部の該端部
領域は、この締付装置によって、互いから離れる方向に
締付けられる。このようにして、突出部に、互いに近づ
く方向の圧縮応力が与えられる。これにより、突出部
の、ベースプレートに面する端部領域が、互いに近づく
方向に締付けられ、それゆえ、該端部領域には、締付け
方向と反対の方向の圧縮応力が与えられる。この変型例
は、圧縮応力を与えることが、組立中に、簡単でかつ容
易にアクセス可能に行われ得る限りにおいて有利であ
る。
【0020】方法のさらに異なる実施形態において、軸
受カバー及びベースプレートの寸法は、軸受カバーが上
方からベースプレートに向かってガイドされているとき
に、最初に、突出部がガイド面よりも幅狭の寸法の側方
接触面に上方から突き当たるまで、突出部の側方外面が
ベースプレート内の側方ガイド面に沿ってガイドされる
ように選択されている。次いで、突出部は、軸受カバー
がベースプレート上に完全にガイドされるまで突出部が
ベースプレートの側方接触面に沿って滑ることができる
ように(例えば先に述べた締付装置によって)締め付け
られる。次いで突出部の締め付けがさらに解除され、最
後に、軸受カバーがベースプレートに連結される。この
ようにして簡単な組立てが可能である。
【0021】さらに異なる実施形態において、軸受外殻
は、最初に、ベースプレートと軸受カバー内に挿入され
る。軸受外殻の各々に、ベースプレートに対する圧縮応
力と、軸受カバーに対する圧縮応力の各々が与えられ
る。これにより、各々の軸受外殻の、ベースプレート又
は軸受カバーの各々に対する位置づけが常に維持され
る。さらに、軸受外殻は、また、軸受外殻が、軸受カバ
ーの組立中又は分解中(例えば、軸受外殻の検査中)に
抜け落ち得ないように固定される。一方、万一損傷が生
じた場合、いずれの場合にも、交換が必要とされるのは
軸受カバー全体ではなく、より早い時期に軸受が部分的
に交換されるように、軸受外殻のみである。
【0022】さらなる有利な実施形態が図面から示され
る。示された図の一部は概略図であり、かつ/又は一部
は断面図である。
【0023】
【発明の実施の形態】図1に、クランクシャフトのため
の本発明に従う軸受の例示的な実施形態の断面図を見る
ことができる。図2の上面図を参照すると、図1の断面
図を生じる切断線I−Iの経路が見られる。図1には、
特に、ベースプレート1、軸受カバー2、及び、軸受カ
バー2上に締結された独立した締付装置3が見られる。
【0024】軸受カバー2は、側方にある2つの突出部
20及び21を含み、突出部20と21は、弧状に延在
するウェブ22によって互いに連結されて、ウェブ22
と共に軸受カバー2を形成している。2つの突出部20
及び21は、各々、ベースプレート1に各々が面する端
部領域200又は210と、ベースプレート1から各々
離れた位置にある端部領域201又は211を含む。受
容部211aが、締付装置3のために、又は、締付装置
3の突出部30の端部30aの各々のために、端部領域
201及び211に設けられている(切断線の経路によ
り、図の左半分では突出部30の端部は実際には見えな
いために破線で示されている)。締付装置3自体は、弧
状のウェブ22の平坦域220上の縦孔内に固定されて
いる。また、軸受外殻23が軸受カバー2内に見られ
る。軸受外殻23には、軸受カバーに対する圧縮応力が
与えられている。
【0025】ベースプレート1は、側方ガイド面10及
び11と、これらの側方ガイド面に隣接した(鉛直な)
側方接触面12及び13を含み、それらは、突出部20
及び21のそれぞれの側方外面202及び212に対応
している。さらに、平坦な支持面14及び15がベース
プレート1に水平に配置されており、軸受カバー2の突
出部20及び21に設けられた、該支持面に対応する支
持面203及び213が、各々、支持面14及び15に
接触する。軸受カバー2とベースプレート1は、ねじS
によって連結されている。ねじSは、軸受カバーの端部
領域201及び211の各々から、該カバーの突出部2
0又は21の各々を通り、支持面203及び213の各
々を通り、かつ、該支持面に対応するベースプレート1
の支持面14及び15を通って、ベースプレート1内
の、各ねじに対応する縦孔(図1には縦孔16のみを見
ることができる)に入る。さらに、また、ベースプレー
ト1に挿入された軸受外殻17が見られる。軸受外殻1
7には、ベースプレート1に対する圧縮応力が与えられ
ている。
【0026】突出部20の側方外面202と突出部21
の側方外面212との距離は、軸受カバーが締め付けら
れていない状態では、ベースプレート1の側方ガイド面
10とガイド面11との距離よりもわずかに小さい。し
かし、外面202と外面212との距離は、2つの側方
接触面12と13の距離よりもわずかに大きい。
【0027】したがって、軸受カバー2の組立において
は、最初に、軸受カバー2が、ベースプレート1の側方
ガイド面10,11に沿ってガイドされる。軸受カバー
2の寸法が側方接触面12及び13の寸法よりも大きい
ために、軸受カバー2は、ベースプレート1の側方接触
面12及び13の各々に突き当たるまで上方からガイド
される。次いで、突出部20及び21の端部領域201
と211を、締付装置3によって互いに引き離す。この
ようにして、領域201と211に、互いに近づく方向
の圧縮応力が与えられる。この結果、端部領域200と
210が、互いに近づく方向に移動され、そのため、端
部領域200と210には、互いに離れようとする方向
の圧縮応力が与えられることになる。端部領域200と
210が、互いに近づく方向に移動することにより、突
出部20及び21が側方接触面12と13の間に、突出
部20及び21のそれぞれの支持面203及び213が
支持面14及び15上に支持されるまで滑り入ることが
可能になる。このようにして、軸受カバー2は、ベース
プレート1まで完全にガイドされる。次いで、生じた圧
縮応力がさらに締付装置3によって開放され、それによ
り、突出部20及び21の端部領域201と211が、
圧縮応力が与えられたために、互いに近づくようにさら
に移動する。また、端部領域200と210は、圧縮応
力が与えられたために、互いから離れるようにさらに移
動し、その結果、端部領域200及び210は、ベース
プレート1の側方接触面12及び13に押しつけられ
る。ここで、軸受カバー2とベースプレート1を、ねじ
Sによって連結する。そのようにして、軸受面、すなわ
ち軸受外殻23と17の内面が現れて、円形の滑り面が
得られ、かつ、クランクシャフトの流体力学的なジャー
ナル化が可能になる。
【0028】軸受の組立後に、ハウジング部品(ベース
プレート1、ハウジング(図示せず)及びシリンダージ
ャケット(図示せず))が連結棒によって互いに連結さ
れると、ベースプレート1が、そしてそれにより側方ガ
イド面10及び11もまた、そして特に、ベースプレー
ト1の接触面12及び13もまた、わずかに外方向に、
すなわち互いから離れる方向に拡げられ得る。それによ
り、側方の間隙が、軸受カバー2の突出部20及び21
の各々の側方外面202及び212の各々と、該面に対
応する、ベースプレート1の接触面12及び13の各々
との間に生じ得る。しかし、圧縮応力が与えられたため
に、突出部20及び21の端部領域200と210は、
拡がりに応じることができる。したがって、領域200
及び210は、ハウジング部品の連結時に拡がりが生じ
得るにもかかわらず、ベースプレート1の接触面12及
び13に押し付けられた状態を維持する。ベースプレー
ト1がこのわずかな間隙を有しても、軸受カバー2内の
軸受外殻23の、ベースプレート1の軸受外殻17に対
する位置は保持される。何故なら、軸受カバー2の突出
部20及び21の各々は、圧縮応力が与えられたため
に、ベースプレートの拡がりに応じることができるから
である。従って、ベースプレートの外方向への拡がり
が、流体力学的なジャーナル部の形成を妨げることはな
い。
【0029】図1の部分の詳細が図6に拡大して図示さ
れており、締付装置3(図1)の挿入及び解除後に、軸
受カバー2の突出部21の外面212が端部領域210
においてどのように接触面13に押し付けられるかを示
す。さらに、この図において、軸受カバー2の支持面2
13と、ベースプレート1の支持面15が、互いに支持
し合っているのが理解される。
【0030】図3は、図1のラインIII−IIIに沿った断
面図である。図3からは、特に、締付装置3が、ねじ付
きスタッド310を延長部として有するリング31によ
って作動されることができることが理解される。締付装
置3を機能させる方法は、図1及び図3から直ちに明ら
かになる。リング31を回転させると、ねじ付きスタッ
ド310が、弧状に延在するウェブ22の平坦域220
内の縦孔内に又は該縦孔から(リング31の回転の方向
に応じて)さらに移動される。ねじ付きスタッド310
上に配置された締付装置胴部311は、リング31が回
転されると、ねじ付きスタッド31及びリング31と共
に、平坦域220に向かう方向又は平坦域220から離
れる方向に移動するが、胴部311はリング31と共に
回転しない。胴部311の移動の方向に応じて、締付装
置3の突出部30は、軸受カバー2内で外方向に押さ
れ、それにより突出部20及び21の各々の端部領域2
01及び211の各々を外方向に押し、又は、突出部3
0は、圧縮応力が与えられたために、突出部20及び2
1の各々の端部領域201又は211によって内部方向
に押される。
【0031】さらに、図3に(図1にも)見られるよう
に、潤滑油が供給されることができる溝221と、さら
に潤滑油が輸送されることができる溝231が、また、
軸受カバー2と軸受外殻23の軸受面の両方に設けられ
ている。軸受外殻23内の最も高い位置に通路孔230
が設けられており、通路孔230を通って、潤滑油が、
軸受カバー2内の溝221から、軸受外殻23とクラン
クシャフトとの間に入ることができる。次いで潤滑油
は、さらに軸受外殻内の溝231内に輸送され、又は、
回転するクランクシャフトによってさらに運ばれること
ができる。
【0032】クランクシャフトと軸受外殻23及び17
の各々との間に、上部から下部に向って徐々に幅狭にな
る間隙がある。間隙がこのように楔形であることによ
り、クランクシャフトと軸受外殻との間に高圧力が生
じ、それにより、クランクシャフトの流体力学的なジャ
ーナル部がもたらされる。これを可能にするためには、
軸受外殻23は、いかなる場合にも軸受外殻17よりも
内側に突出していてはならない。本発明のように2つの
軸受外殻が面一である配置、すなわち円形の滑り面が、
この種の流体力学的な軸受の形成には最適である(原則
として、最大でも軸受外殻23が軸受外殻17よりもわ
ずかに外側に変位する程度が、クランクシャフトの流体
力学的なジャーナルを圧潰しない許容範囲であろう)。
【0033】図4は図1の線IV−IVに沿った断面図であ
る。この断面図を参照すると、軸受カバー2とベースプ
レート1とが互いに、軸受カバー2の突出部の各々の側
にて、2つのねじによって連結されていることが容易に
理解される。図4では特に突出部21の側の連結が見ら
れる。さらに、下方から通じている通路18が見られ、
この通路を通じて潤滑油が供給されることができる。潤
滑油は、次いで、軸受カバー内の溝221内に入り、軸
受外殻23内の最も高い位置にある開口部230を通っ
て、クランクシャフトと軸受外殻23の間に入る(これ
に関しては図1,3を参照のこと)。
【0034】図5(a)及び図5(b)は、軸受外殻1
7がベースプレート1内でどのようにして圧縮応力を与
えられ、かつ/又は固定されるかを示す。図5(a)で
は、軸受外殻17がホワイトメタルの軸受面17aと共
に、圧縮応力が与えられていない状態で上向きに突出し
てベースプレート1より上の位置にある様子が見られ
る。すなわち、軸受外殻17は、ベースプレート1から
上方向にはみ出す寸法につくられている。これは、軸受
カバー2内の軸受外殻23に関しても同様である。ここ
で軸受カバー2とベースプレート1が互いに連結される
と、それらの内部で、軸受外殻17にはベースプレート
1に対する圧縮応力が与えられ、軸受外殻23には軸受
カバー2に対する圧縮応力が与えられる。
【0035】図5(a),(b)を見ると、軸受外殻1
7がねじNを補助として所定の位置に固定されているの
が分かる。その反対側にも、軸受外殻17を位置づける
ための対応するねじNが同様に設けられている。軸受外
殻17は、これらのねじによって所定の位置に固定され
ているため、ベースプレート1に対して移動することが
できない。これは、軸受カバー2内の軸受外殻23に関
しても同様である。軸受外殻17がねじNによって固定
されているため、軸受カバー2が持ち上げられても(例
えば軸受外殻23を検査するときに)、軸受外殻17が
軸受カバーから抜け落ちることはない。図5(a)は、
かなり強調された描画であることが留意されるべきであ
る。実際には、圧縮応力が与えられていない状態で、軸
受外殻17はベースプレート1内の窪みの上縁部からご
くわずかに(すなわち、例えば十分の数ミリだけ)突出
している。
【0036】図7,8はそれぞれ破断線VII−VII、VIII
−VIIIの各々に沿った断面図を示す。図7及び図8に
は、特に、ベースプレート1内の軸受外殻17と軸受カ
バー2内の軸受外殻23のためのねじNの配置が見られ
る。ねじNのこの配置は図1にも見られる。図7をより
詳細に見ると、2つのねじに加えて、2つの軸受外殻1
7と23を互いに対して位置づけることを容易にする位
置づけピンPがあるのが分かる。さらに、軸受カバー2
内の溝221の端部(図3も参照のこと)がみられる。
また、図8には、潤滑油が供給される通路18の端部
(図3も参照のこと)が、また見られる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明による
と、3つのハウジング部品(ベースプレート、ハウジン
グ、シリンダージャケット)の連結後にも、軸受カバー
と、該軸受カバーに対応するベースプレート内の側方の
面との間に側方の間隙が生ずることがないという優れた
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるクランクシャフト用軸受の断
面図。
【図2】 図1に示した軸受の平面図。
【図3】 図1の線III−IIIにおける断面図。
【図4】 図1の線IV−IVに沿った断面図である。
【図5】 (a)は軸受外殻が挿入され、かつ軸受外殻
に圧縮応力が与えられていないベースプレートの断面
図、(b)は図1のV部をより詳細に示す断面図。
【図6】 図1のVI部の拡大断面図。
【図7】 図1の線VII−VIIにおける拡大断面図。
【図8】 図1の線VIII−VIIIにおける拡大断面図。
【符号の説明】
1…ベースプレート、2…軸受カバー、12,13…側
方接触面、17…軸受外殻、20,21…突出部、20
0,210…端部領域、202,212…側方外面。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレート(1)に挿入された軸受
    外殻(17)と、ベースプレート(1)に取り外し可能
    に連結された少なくとも2つの突出部(20,21)を
    有する軸受カバー(2)とを含み、突出部(20,2
    1)は側方外面(202,212)を有し、かつ、ベー
    スプレート(1)に側方接触面(12,13)が、軸受
    カバー(2)の突出部(20,21)の側方外面(20
    2,212)に対向するように配置されて設けられてい
    るクランクシャフト用の軸受において、軸受カバー
    (2)の突出部(20,21)の、ベースプレート
    (1)に面する端部領域(200,210)に、ベース
    プレート(1)の側方接触面(12,13)に近づく方
    向の圧縮応力が与えられ、それゆえ突出部(20,2
    1)の側方外面(202,212)がベースプレート
    (1)の側方接触面(12,13)に対して押しつけら
    れることを特徴とする軸受。
  2. 【請求項2】 突出部の、ベースプレート(1)から離
    れた位置にある前記端部領域(201,211)に、独
    立した締付装置(3)を締結するための受容部(211
    a)が設けられており、該締付装置によって突出部(2
    0,21)の端部領域(201,211)が締付けられ
    ることができ、その締付けは、突出部の、ベースプレー
    ト(1)に面する端部領域(200,210)が互いに
    近づく方向に移動され、それにより、前記端部領域に、
    ベースプレート(1)の側方接触面(12,13)に近
    づく方向の圧縮応力が与えられるように行われることを
    特徴とする請求項1に記載の軸受。
  3. 【請求項3】 ベースプレート(1)が側方ガイド面
    (10,11)を有し、該ガイド面に側方接触面(1
    2,13)が隣接し、該接触面に軸受カバー(2)の突
    出部(20,21)の外面(202,212)が押し付
    けられ、かつ、 軸受カバー(2)とベースプレート(1)の寸法が、軸
    受カバーが締付けられていない状態のときに、軸受カバ
    ー(2)の突出部(20,21)の側方外面(202,
    212)の互いの距離が、ベースプレート(1)の側方
    ガイド面(10,11)の互いの距離よりもわずかに小
    さく、しかし、側方接触面(12,13)の互いの距離
    よりはわずかに大きくなるように選択されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の軸受。
  4. 【請求項4】 支持面(203,213,14,15)
    が、突出部(20,21)の、ベースプレート(1)に
    面する前記端部(200,210)と、ベースプレート
    (1)との両方に形成され、かつ、突出部(20,2
    1)の支持面(203,213)はベースプレート
    (1)の支持面(14,15)に押しつけられているこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の軸
    受。
  5. 【請求項5】 軸受カバー(2)がねじ連結(S)によ
    ってベースプレート(1)に連結され、ねじ連結(S)
    は、突出部(20,21)の、ベースプレート(1)か
    ら離れた位置にある前記端部(201,211)から延
    在し、突出部(20,21)を通じ、突出部(20,2
    1)及びベースプレート(1)の支持面(203,21
    3,14,15)を通ってベースプレート(1)内に通
    じていることを特徴とする請求項4に記載の軸受。
  6. 【請求項6】 軸受外殻(23)と軸受外殻(17)
    が、軸受カバー(2)とベースプレート(1)に挿入さ
    れ、かつ、軸受外殻(23)には軸受カバー(2)に対
    する圧縮応力が与えられ、軸受外殻(17)にはベース
    プレート(1)に対する圧縮応力が与えられることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の軸受。
  7. 【請求項7】 支持面(203,213,14,15)
    が、軸受カバー(2)及びベースプレート(1)にて実
    質的に水平に延在する請求項4〜6のいずれか1項に記
    載の軸受。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に従う軸受
    を少なくとも1つ含む、特にクロスヘッドディーゼルエ
    ンジンであるディーゼルエンジン。
  9. 【請求項9】 軸受外殻(17)がベースプレート
    (1)内に挿入され、次いで軸受カバー(2)がベース
    プレート(1)に向かってガイドされかつベースプレー
    ト(1)に連結され、軸受カバー(2)は少なくとも2
    つの突出部(20,21)を有し、該突出部の各々が側
    方の外面(202,212)を有し、軸受カバー(2)
    がガイドされるときに、前記側方の外面が、それらに対
    応するベースプレート(1)の側方の接触面(12,1
    3)に沿ってガイドされることができるクランクシャフ
    ト用軸受けの組立方法において、 軸受カバー(2)を側方の接触面(12,13)に沿っ
    てガイドする前に、軸受カバー(2)の突出部(20,
    21)の、ベースプレートに面する端部領域(200,
    210)が、互いに近づく方向に締付けられ、それによ
    り、該突出部に、締め付け方向と反対方向の圧縮応力が
    与えられることと、 前記のように締付けられた軸受カバー(2)が、次い
    で、ベースプレート(1)の側方接触面(12,13)
    に沿ってベースプレート(1)上に完全にガイドされる
    ことと、 突出部(20,21)の締付けが解除されると、圧縮応
    力が与えられたために、突出部の、ベースプレート
    (1)に面する端部領域(200,210)は、ベース
    プレート(1)の側方接触面(12,13)に押し付け
    られることと、 軸受カバー(2)がベースプレート(1)に連結される
    こととからなることを特徴とする軸受の組立方法。
  10. 【請求項10】 軸受カバー(2)の突出部(20,2
    1)を締め付けるための独立した締付装置(3)が、突
    出部(20,21)の、ベースプレート(1)から離れ
    た位置にある端部領域(201,211)に設けられて
    おり、 この締付装置(3)によって、突出部(20,21)の
    前記端部領域(201,211)に、互いに離れる方向
    の力が加えられ、すなわち、互いに近づく方向の圧縮応
    力が与えられ、それにより、突出部(20,21)の、
    ベースプレート(1)に面する端部領域(200,21
    0)は、互いに近づく方向に締付けられ、従って該締め
    付け方向と反対方向の圧縮応力が与えられることを特徴
    とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 軸受カバー(2)及びベースプレート
    (1)の寸法は、軸受カバー(2)が上方からベースプ
    レート(1)に向かってガイドされているときに、最初
    に、突出部(20,21)がガイド面より幅狭の寸法の
    側方接触面(12,13)上に上方から突き当たるま
    で、突出部(20,21)の側方外面(202,21
    2)がベースプレート(1)内の側方ガイド面(10,
    11)に沿ってガイドされるように選択されており、 突出部(20,21)は、軸受カバー(2)がベースプ
    レート(1)上に完全にガイドされるまで突出部(2
    0,21)がベースプレート(1)の側方接触面(1
    2,13)に沿って滑ることができるように締め付けら
    れることと、突出部(20,21)の締め付けが弛めら
    れることと、軸受カバー(2)がベースプレート(1)
    に連結されることとを特徴とする請求項9又は10に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 軸受外殻(17,23)がベースプレ
    ート(1)と軸受カバー(2)内に挿入され、 軸受外殻(17)にはベースプレート(1)に対する圧
    縮応力が与えられ、軸受外殻(23)には軸受カバー
    (2)に対する圧縮応力が与えられることを特徴とする
    請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
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