JP2000062032A - 積層管の製造方法及び積層管形成用加圧テープ - Google Patents

積層管の製造方法及び積層管形成用加圧テープ

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JP2000062032A JP10232874A JP23287498A JP2000062032A JP 2000062032 A JP2000062032 A JP 2000062032A JP 10232874 A JP10232874 A JP 10232874A JP 23287498 A JP23287498 A JP 23287498A JP 2000062032 A JP2000062032 A JP 2000062032A
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pressure tape
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    • B29C70/021Combinations of fibrous reinforcement and non-fibrous material

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高硬度微粒子、固体潤滑粉、着色剤等を均一
に付着させ、かつ、繊維の起き上がりのない積層管の製
造方法及び積層管形成用加圧テープを提供する。 【解決手段】 離型剤を塗布した芯金の外周に補強繊維
に樹脂を含浸した素管形成用プリプレグ3を捲回し、こ
の上から加圧テープ1を捲回した後焼成し、その後前記
加圧テープ1を除去して積層管を形成する場合におい
て、前記加圧テープ1の裏面側に高硬度微粒子等8を付
着させる。また、加圧テープ1の裏面に離型層を設け、
この離型層の表面に高硬度微粒子等を付着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維補強合成樹脂
積層管の製造方法及びこの積層管形成用の加圧テープに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より繊維補強合成樹脂積層管は、釣
竿、ゴルフクラブのシャフト、テニスラケット等のよう
に、高弾性でかつ軽量であることが求められる素材とし
て多用されている。
【0003】かかる積層管は、芯金上に、軸方向に引き
揃えシートプリプレグを求められる弾性カに応じて捲回
するとともに、この一方向引き揃えシートプリプレグ層
を構成する各補強繊維間の結束カを高めるためにヤーン
プリプレグ、テーププリプレグ、クロスプリプレグ等を
周方向に捲回し、更にこれらの外周に巻き締めテープを
捲回し、加圧・焼成して各プリプレグ層を硬化させるこ
とによって素管を形成している。そしてその後に、芯金
の脱芯、巻き締めテープの除去、表面研磨、水洗い、乾
燥、下地処理、再乾燥、塗科の塗布による塗膜の形成、
塗膜乾燥という一連の複雑な作業工程により形成されて
いる。
【0004】この工程により積層管を形成すると、素管
の表面を研磨した後にその素管表面に塗料を塗布し、乾
燥させて塗膜を形成していため、表面研磨時に補強繊維
を損傷して積層管の機械的性質を損なったり、塗膜によ
って重量の増大を招き軽量化を図ることができなかった
り、塗膜についた傷や素管内周面からの浸水による、素
管と塗膜とのあいたのプリスター発生などの問題があっ
た。
【0005】かかる問題点に鑑み、特開平7−1719
21では、高強度高弾性繊維に合成樹脂を含浸させてな
るプリプレグの捲回層の最外層に固体潤滑粉あるいは高
硬度微粒子を含有させるとともに、これらの粉粒体を表
面に露出させて積層管を形成させている。また、特願平
08−114867では、少なくとも、軸方向に配向す
る補強繊維に合成樹脂を含浸させたシートプリプレグを
捲回した層と、補強繊維またはそのヤーンに合成樹脂を
含浸し、表面に高硬度微粒子または高硬度微粒子と固体
潤滑粉とを付着させたプリプレグを周方向に捲回または
織成した最外層とを設けている。この最外層の表面に
は、高硬度微粒子または、高硬度微粒子と固体潤滑粉と
を露出させている。このようにして、ブリスターの発生
を防止し、簡潔な仕上げ工程が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記先行技術
では、芯金に離型剤を塗布した後、樹脂を含浸させた素
管形成用のプリプレグを捲回し、炉(70〜80℃)に
て一度表面の樹脂を軟化させ、芯金を回転させながらセ
ラミック等の高硬度微粒子や固体潤滑粉、着色剤を付着
させ、それをシゴキによって定着させていた。
【0007】この方法によれば、プリプレグを軟化させ
た状態で回転させるため、捲回したブリプレグ中の繊維
方向にねじれが生じたり、周面に塗布するため、高硬度
微粒子が均一に付着されにくい等の問題がある。また、
高硬度微粒子等を付着させた後、樹脂の軟化状態を安定
させるために冷却工程を踏まえ、その後、加圧テープを
捲回して炉に入れて焼成させており、二度手間となる。
また、上記冷却後にクロステープを外周に捲回する場合
には、再度加熱して軟化させ、高硬度微粒子等を付着さ
せるので、3度炉に入れることとなる。そのため、全体
の工程時間が長くなるとともに、作業者にも多大な負担
をかけている。
【0008】一方、現在では軽量化を図るため、樹脂の
含有量の少ないプリプレグを使用する傾向にある。樹脂
の含有量を少なくすると、表面に軟化する樹脂が少なく
なるため、高硬度微粒子等を付着させることが困難とな
り、これに起因して色むらなどが発生しやすくなる。
【0009】更に、内層と外層とをプリプレグの繊維方
向を積層管の周方向にプリプレグを捲回し、中間層を軸
方向に捲回した積層管の場合には、炉に入れて樹脂を軟
化させると周方向の繊維が起き上がってしまうため、高
硬度微粒子等を付着させにくく、外層に繊維方向が周方
向のシートを配置することが困難である。
【0010】そこで、本発明では、高硬度微粒子、固体
潤滑粉、着色剤等を均一に付着させることができ、か
つ、繊維の起き上がりを防止することができる積層管の
製造方法及び積層管成形用加圧テープを提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、離
型剤を塗布した芯金(2)の外周に補強繊維に樹脂
(7)を含浸した素管形成用プリプレグ(3)を捲回
し、次いで該プリプレグ(3)外周面に加圧テープ
(1)を捲回した後焼成し、その後前記加圧テープ
(1)を除去する積層管(R)の製造方法において、前
記加圧テープ(1)裏面に高硬度微粒子(4)を付着さ
せて捲回して積層管(R)を製造する。
【0012】請求項2の発明では、請求項1記載の積層
管(R)の製造方法において、前記加圧テープ(1)を
その捲回ピッチ(P)が前記加圧テープ(1)の幅
(W)と同一長になるよう前記芯金(2)の軸方向に螺
旋状に捲回する。
【0013】請求項3の発明では、請求項1記載の積層
管(R)の製造方法において、前記加圧テープ(1)の
その捲回ピッチ(P)が前記加圧テープ(1)の幅
(W)より大きくなるよう芯金(2)の軸方向に螺旋状
に捲回し、更にこの加圧テープ(1)の上から第2の加
圧テープを前記芯金(2)の軸方向に隙間なく捲回す
る。
【0014】請求項4の発明では、離型剤を塗布した芯
金(2)の外周面に捲回される補強繊維に樹脂を含浸し
た素管形成用プリプレグ(3)の外周面に捲回させて前
記素管形成用プリプレグ(3)を加圧するための積層管
形成用加圧テープ(1)において、前記加圧テープ
(1)裏面側に高硬度微粒子(4)を付着させた。
【0015】請求項5の発明では、請求項4記載の積層
管形成用加圧テープ(1)において、前記加圧テープ
(1)の裏面に離型層(9)を設け、該離型層(9)表
面に前記高硬度微粒子(4)を付着した。
【0016】請求項6の発明では、請求項4または請求
項5記載の積層管形成用加圧テープ(1)において、前
記加圧テープ(1)の裏面側に固体潤滑粉(5)を付着
させた。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0018】図1〜図4に本発明の第1の実施形態を示
している。図1に示すように、離型剤を芯金2の外周表
面に塗布し、この芯金2の外周に補強繊維に樹脂を含浸
した素管成形用プリプレグ3を捲回する。次いでこのプ
リプレグ3の外周面に加圧テープ1を捲回し、この状態
で図には示していないが焼成工程を経て積層管を形成す
る。この場合に積層管の表面に硬度を持たせたり、光沢
を出したり、デザイン処理を施すために高硬度微粒子や
着色剤等を含有させている。
【0019】本実施形態では、図2に示すように加圧テ
ープ1の裏面(図2の上側の面)、すなわちプリプレグ
3との接触面に、樹脂液7に高硬度微粒子4、固体潤滑
粉5、着色剤6を撹拌させた混合液8を噴霧や、刷毛等
の公知の方法によって付着させている。
【0020】この加圧テープ1を芯金2に捲回させたプ
リプレグ3の外周面に螺旋状に加圧しながら芯金2の一
端から他端にわたり捲回する(図1参照)。この実施形
態では、図3に示すように隣り合う加圧テープ1,1同
士は幅方向の大部分を芯金2の軸方向において重なり合
うように捲回している。したがって、混合液8を外部に
漏らすこと無く、加圧テープ1の重なり合わない部分に
付着された混合液8がプリプレグ3に付着する。
【0021】この加圧テープ1は、ポリプロピレン等離
型性のよい材質のものを使用するとよい。なお、高硬度
微粒子4、固体潤滑粉5、着色剤6は、単体ではこの加
圧テープ1に付着しにくいが、前述のように樹脂液7を
設けることで容易に付着させることが可能となる。
【0022】これら高硬度微粒子4、固体潤滑粉5、着
色剤6は、以下のものを使用するとよい。
【0023】高硬度微粒子4としては、アルミナ、Si
C、SiN、ジルコニア等のセラミック微粒子を使用す
るとよい。なお、この高硬度微粒子4は、硬度がビッカ
ース硬度で、Hv550以上、好ましくは、Hv120
0以上で、平均粒径が1乃至60μmで、しかも球状で
あることが望ましい。
【0024】固体潤滑粉5としては、シリコン樹脂粉、
三弗化または四弗化エチレン樹脂粉等を単独または2種
以上組み合わせて使用するとよい。この固体潤滑粉5は
平均粒径として、0.3乃至125μm、好ましくは、
10乃至40μmのものを使用することが望ましい。
【0025】そして、着色剤6としては、有機顔料、無
機顔料、染料、金属粉乱反射材等が混入される。顔料に
おいては、有機顔料として、非水溶性の金属化合化され
た染料が使用され、具体的には、ハンザイエロー、イル
ガジンイエロー、ノババームオレンジ、ウオッチングレ
ッド、レーキレッド4R、シンカシャレッドB、ジオキ
サジンバイオレツト、銅フタロシニアンブルー、銅フタ
ロシニアングリーン等を使用する。
【0026】無機顔料としては、亜鉛、チタン、鉄、
鉛、クロム等の化合物が用いられ、具体的には、黄鉛、
黄鉛酸化鉄、チタンイエロ、カドミウムイエロ、モリブ
デートオレンジ、べんがら、カドミウムレッド、群青、
紺青、コバルトブルー、酸化クロム、コバルトグリー
ン、コバルト紫等を使用する。
【0027】金属粉としては、例えば、純金粉、本銀
粉、錫粉、錫ナシジ、洋金粉、洋ナシジ、アルミニウム
粉、アルミニウムナシジ、各種金蒔絵用粉、アストロフ
レーク、エルジー、グリッター、青貝粉、鍍金硝子粉等
を使用する。
【0028】乱反射材としては、例えば、天然雲母に二
酸化チタンや酸化鉄を被覆したマイカパール箔等を使用
する。
【0029】一方、これら高硬度微粒子4、固体潤滑粉
5、着色剤6が撹拌される樹脂液7は、エポキシ樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ポリイ
ミド樹脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬
化性の合成樹脂を使用するとよい。
【0030】そして、加圧テープ1を捲回した状態で、
バッチ炉等に入れ、定法にて加熱焼成し、加圧テープ1
を取り除いて積層管を完成させる。加熱焼成の工程で
は、加熱初期の段階では、ブリプレグ3に含浸される樹
脂が軟化して混合液8と一体的に流動し、捲回時に巻き
込んだエアーや加熱時に発生するガス等とともに外周方
向へ流動する。この時、混合液8に含まれる高硬度微粒
子4、固体潤滑粉5、着色剤6もともに外周方向、すな
わち加圧テープ1の近傍へと流動する。
【0031】更に加熱を続けると、樹脂が硬化し始め、
高硬度微粒子4等は、加圧テープ1の近傍にて位置決め
される。なお、焼成は、通常120〜130℃で、2〜
3時間かけて行う。以上の工程が終了した後、芯金を抜
き取り、加圧テープ1を取り除けば、図4に示すように
表面に高硬度微粒子4等が均一に露出した積層管Rが得
られる。
【0032】なお、離型性のよい固体潤滑粉5を使用す
ることで加圧テープ1の除去を容易にすることができ
る。
【0033】次に、図5を参照して第2の実施形態につ
いて説明する。
【0034】この実施形態では、加圧テープ1の裏面
(図5の上側)に離型層9を設けている。この離型層9
としては、フッ素樹脂やシリコン樹脂等を加圧テープ1
の裏面に塗布するとよい。高硬度微粒子4、固体潤滑粉
5、着色剤6が撹拌された樹脂液7の混合液8は、この
離型層9の表面(図5の上側の面)に付着されている。
このような構成を取ることで、加圧テープ1の材質とし
て例えば、ポリプロピレン等より加圧力は大きいが離型
性の悪いPET系材料を使用しても、焼成後の加圧テー
プの除去を容易にし、かつ、プリプレグ3に大きな加圧
力を加えることができる。
【0035】この加圧テープ1を捲回する場合にも、隣
り合うピッチの加圧テープ1,1同士は幅方向の大部分
が芯金2の軸方向において重なり合うように捲回させて
おり、重なり合わない部分に付着させた混合液8がプリ
プレグ3に付着する。
【0036】なお、加圧テープ1の捲回方法は、第1の
実施形態、第2の実施形態の説明にて記載したように加
圧テープ1の幅方向の大部分を重ね合わせる方法には限
られず、図には示していないが、加圧テープの幅と捲回
ピッチとを同一にして側面同士を密接に接触させて加圧
テープを螺旋状に捲回してもよい。
【0037】このように捲回ピッチを加圧テープ幅と同
一長さにして捲回すれば、加圧テープの重なり合う部分
の無駄を省くことができ、少ない量の加圧テープにより
裏面に付着させた混合液をプリプレグに付着させること
が可能となる。なおこの場合には、加圧テープの外周に
更に別の第2の加圧テープを芯金の軸方向に隙間無く捲
回すれば、混合液の漏れを確実に防止することができ
る。
【0038】また、図6に示すように加圧テープ1の捲
回ピッチを加圧テープ1の幅より大きくして、隙間を形
成させて捲回してもよい。この図6に示す実施形態で
は、捲回ピッチPを加圧テープ1の幅Wの2倍としてい
る。但しこれには限定されず、所望のピッチPにして捲
回しても一向に構わない。本実施形態では、高硬度微粒
子4を積層管表面に螺旋状に付着させることができ、デ
ザイン的に優れた積層管を形成させることができる。
【0039】なお、この実施形態では加圧テープ1の外
周に、更に別の第2の加圧テープ(不図示)を隣り合う
加圧テープ同士に隙間を形成させること無く捲回する。
このように第2の加圧テープを捲回することで、混合液
の外部漏れを防止できる。
【0040】
【発明の効果】請求項1及び請求項4の発明では、加圧
テープの裏面側に高硬度微粒子を付着させ、この加圧テ
ープをプリプレグに捲回し、焼成後にこの加圧テープを
除去するので、極めて簡単な作業工程を経るだけで、高
硬度微粒子を付着した軽量な積層管を形成させることが
できる。
【0041】請求項2の発明では、加圧テープの捲回ピ
ッチを加圧テープの幅と同一にしているので、加圧テー
プの裏面全面をプリプレグに密着させることができ、加
圧テープ裏面に付着させた高硬度微粒子をすべてプリプ
レグに付着させることができるとともに、重ねて捲回し
ていないので、加圧テープを無駄無く有効的に使用する
ことができる。
【0042】請求項3の発明では、加圧テープの捲回ピ
ッチを加圧テープの幅より大きくして隣り合う加圧テー
プの間に隙間を形成させているので、積層管表面に螺旋
状に高硬度微粒子を付着させることができ、デザイン的
に優れた積層管を用意に形成させることができる。
【0043】請求項5の発明では、加圧テープの裏面に
離型層を設け、この離型層の表面に高硬度微粒子を付着
させているので、離型性を向上させることができ、熱収
縮性は良いが離型性の悪い材質の加圧テープを選択する
ことができる。
【0044】請求項6の発明では、加圧テープの裏面側
に固体潤滑粉を付着させたので、加圧テープ同士が密着
してしまうことを防止でき、作業性を向上させることが
でき積層管製造の時間短縮を図ることができるとともに
製造を容易にすることができる。また、焼成後の積層管
への水、塵、釣糸等の付着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリプレグの外周面に加圧テープ捲回する工程
の概略を示す図。
【図2】高硬度微粒子等を含んだ混合液を裏面に付着さ
せた加圧テープの縦断面図。
【図3】加圧テープの捲回方法の1実施形態を示す積層
管の一部断面図。
【図4】積層管の1実施形態を示す軸方向に直交する方
向の断面図。
【図5】図2の加圧テープとは、別の実施形態の加圧テ
ープの縦断面図。
【図6】図3に示す実施形態とは別の加圧テープの捲回
方法を示す図。
【符号の説明】
1 加圧テープ 3 プリプレグ 4 高硬度微粒子 5 固体潤滑粉 6 着色剤 7 樹脂液 9 離型層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63B 49/10 B29C 67/14 L 53/10 A01K 87/00 630A B29K 105:08 Fターム(参考) 2B019 AB13 AB15 AB37 AB51 AC00 2C002 AA05 MM02 PP01 PP04 4F100 AA19 AD05 AD08 AK01A AK17 AK18 AK52 BA01 CA13 CA19 DA11 DE01 DG01A DH01A EA051 EG002 EH512 EJ012 EJ172 EJ302 EJ482 EJ82A EJ912 JK12 JK16 JL14 4F205 AA11 AB07 AB12 AD08 AD16 AG03 AG08 AH02 AH59 AJ09 HA02 HA08 HA14 HA23 HA33 HA35 HA39 HA45 HB01 HB11 HC05 HC12 HF02 HF05 HF23 HK02 HK03 HK04 HK05 HK16 HK24 HL02 HL14 HL24 HT03 HT13 HT22 HT27 HW21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型剤を塗布した芯金の外周に補強繊維
    に樹脂を含浸した素管形成用プリプレグを捲回し、次い
    で該プリプレグ外周面に加圧テープを捲回した後焼成
    し、その後前記加圧テープを除去する積層管の製造方法
    において、 前記加圧テープ裏面に高硬度微粒子を付着させて捲回す
    ることを特徴とする積層管の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記加圧テープをその捲回ピッチが前記
    加圧テープの幅と同一長さになるよう前記芯金の軸方向
    に螺旋状に捲回することを特徴とする請求項1記載の積
    層管の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記加圧テープをその捲回ピッチが前記
    加圧テープの幅より大きくなるよう芯金の軸方向に螺旋
    状に捲回し、更にこの加圧テープの上から第2の加圧テ
    ープを前記芯金の軸方向に隙間なく捲回することを特徴
    とする請求項1記載の積層管の製造方法。
  4. 【請求項4】 離型剤を塗布した芯金の外周面に捲回さ
    れる補強繊維に樹脂を含浸した素管形成用プリプレグの
    外周面に捲回させて前記素管形成用プリプレグを加圧す
    るための積層管形成用加圧テープにおいて、 前記加圧テープ裏面側に高硬度微粒子を付着させたこと
    を特徴とする積層管形成用加圧テープ。
  5. 【請求項5】 前記加圧テープの裏面に離型層を設け、
    該離型層表面に前記高硬度微粒子を付着したことを特徴
    とする請求項4記載の積層管形成用加圧テープ。
  6. 【請求項6】 前記加圧テープの裏面側に固体潤滑粉を
    付着させたことを特徴とする請求項4または請求項5記
    載の積層管形成用加圧テープ。
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