JP2000053143A - 点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法 - Google Patents
点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法Info
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- B31B—MAKING CONTAINERS OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
- B31B2150/00—Flexible containers made from sheets or blanks, e.g. from flattened tubes
Abstract
(57)【要約】
【課題】窓付き連続封筒の製造に際し、封閉封筒を形成
する前段階において点字用エンボス加工を施し、封筒に
対する点字用エンボスの耐久性の向上を図る。 【解決手段】長さ方向に封筒体単位領域６が連続する封
筒体形成用連続紙１に対し、封筒体形成用連続紙におけ
る各封筒体単位領域の所定の位置に点字用エンボス加工
ユニット３３により点字用エンボスＢＰを設ける。この
封筒体形成用連続紙は、封筒体単位領域ごとに窓開口１
７を有し、窓開口に透視フィルム１９を貼り合わせてな
る透視窓１６を備えたものからなり、各透視フィルムの
部位に点字用エンボス加工ユニットにより点字用エンボ
スを設ける。透視窓を形成する透視フィルムは、適度に
腰のあるポリエチレンテレフタレートフィルムを含む合
成樹脂フィルムである。
する前段階において点字用エンボス加工を施し、封筒に
対する点字用エンボスの耐久性の向上を図る。 【解決手段】長さ方向に封筒体単位領域６が連続する封
筒体形成用連続紙１に対し、封筒体形成用連続紙におけ
る各封筒体単位領域の所定の位置に点字用エンボス加工
ユニット３３により点字用エンボスＢＰを設ける。この
封筒体形成用連続紙は、封筒体単位領域ごとに窓開口１
７を有し、窓開口に透視フィルム１９を貼り合わせてな
る透視窓１６を備えたものからなり、各透視フィルムの
部位に点字用エンボス加工ユニットにより点字用エンボ
スを設ける。透視窓を形成する透視フィルムは、適度に
腰のあるポリエチレンテレフタレートフィルムを含む合
成樹脂フィルムである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、窓付き
連続封筒の製造に際して、単位封筒体を形成する前段階
における封筒体形成用連続紙に対し、点字用のエンボス
加工を施すように構成した点字用エンボスを有する封筒
体形成用連続紙およびその製造方法に関するものであ
る。
連続封筒の製造に際して、単位封筒体を形成する前段階
における封筒体形成用連続紙に対し、点字用のエンボス
加工を施すように構成した点字用エンボスを有する封筒
体形成用連続紙およびその製造方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、情報伝達の多様化ととも
に、目の自由な人に対する情報伝達媒体としての郵送シ
ステムをともなう封書類の開発並びにその提供が強く要
望されている。目の自由な人に対する情報伝達の手段と
して点字が用いられていることは広く知られており、こ
の点字を封書に適用する試みも既になされている。
に、目の自由な人に対する情報伝達媒体としての郵送シ
ステムをともなう封書類の開発並びにその提供が強く要
望されている。目の自由な人に対する情報伝達の手段と
して点字が用いられていることは広く知られており、こ
の点字を封書に適用する試みも既になされている。
【０００３】しかしながら、従来の封筒に対する点字形
成方法としては、単位封筒に仕上がった封筒体の外表面
に、別途に準備される点字シールを貼り合わせるか、あ
るいは、単位封筒に仕上がった封筒体の封筒用紙にエン
ボス加工により点字をあらわすかのいずれかが採用され
ている。
成方法としては、単位封筒に仕上がった封筒体の外表面
に、別途に準備される点字シールを貼り合わせるか、あ
るいは、単位封筒に仕上がった封筒体の封筒用紙にエン
ボス加工により点字をあらわすかのいずれかが採用され
ている。
【０００４】上記する従来の封筒に対する点字形成方法
において、点字シールを貼り合わせる構成のものは、作
業性に問題があり、別部材を必要とする点と併せてコス
ト高であるという問題点を有している。一方、従来の封
筒に対する点字形成方法において、封筒製袋後に封筒体
の封筒用紙にエンボス加工を施して点字を形成する構成
のものは、単位封筒に仕上がった封筒体の全厚さ方向に
わたって点字を形成するため点字自体の耐久性が低く、
且つ、作業性にも問題があり、当初の目的を十分に満足
する点字付き封筒を提供し得るものではなかった。
において、点字シールを貼り合わせる構成のものは、作
業性に問題があり、別部材を必要とする点と併せてコス
ト高であるという問題点を有している。一方、従来の封
筒に対する点字形成方法において、封筒製袋後に封筒体
の封筒用紙にエンボス加工を施して点字を形成する構成
のものは、単位封筒に仕上がった封筒体の全厚さ方向に
わたって点字を形成するため点字自体の耐久性が低く、
且つ、作業性にも問題があり、当初の目的を十分に満足
する点字付き封筒を提供し得るものではなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
上記する従来の封筒に対する点字形成方法にみられる諸
々の問題点を解消するべく開発したものであって、特
に、窓付き連続封筒の製造に際して、単位封筒体を形成
する前段階における封筒体形成用連続紙に対して強い調
子で点字用のエンボス加工を施し得るように構成し、外
力に対する該点字用エンボスの耐久性の向上を図ってな
る点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙およびそ
の製造方法を提供しようとするものである。
上記する従来の封筒に対する点字形成方法にみられる諸
々の問題点を解消するべく開発したものであって、特
に、窓付き連続封筒の製造に際して、単位封筒体を形成
する前段階における封筒体形成用連続紙に対して強い調
子で点字用のエンボス加工を施し得るように構成し、外
力に対する該点字用エンボスの耐久性の向上を図ってな
る点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙およびそ
の製造方法を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、長さ方向に封筒
体単位領域が連続する封筒体形成用連続紙に対し、前記
封筒体形成用連続紙における各封筒体単位領域の所定の
位置に点字用エンボス加工を設けてなる点字用エンボス
を有する封筒体形成用連続紙を構成するものである。
的を達成するにあたって、具体的には、長さ方向に封筒
体単位領域が連続する封筒体形成用連続紙に対し、前記
封筒体形成用連続紙における各封筒体単位領域の所定の
位置に点字用エンボス加工を設けてなる点字用エンボス
を有する封筒体形成用連続紙を構成するものである。
【０００７】この発明では、前記封筒体形成用連続紙
が、前記封筒体単位領域ごとに窓開口を有し、前記窓開
口に透視フィルムを貼り合わせてなる透視窓を備えたも
のからなり、前記各透視フィルムの部位に点字用エンボ
ス加工を設けてなる点字用エンボスを有する封筒体形成
用連続紙を構成する。
が、前記封筒体単位領域ごとに窓開口を有し、前記窓開
口に透視フィルムを貼り合わせてなる透視窓を備えたも
のからなり、前記各透視フィルムの部位に点字用エンボ
ス加工を設けてなる点字用エンボスを有する封筒体形成
用連続紙を構成する。
【０００８】この発明では、前記透視フィルムが、適度
に腰のあるポリエチレンテレフタレートフィルムを含む
合成樹脂フィルムからなる点字用エンボスを有する封筒
体形成用連続紙を構成する。
に腰のあるポリエチレンテレフタレートフィルムを含む
合成樹脂フィルムからなる点字用エンボスを有する封筒
体形成用連続紙を構成する。
【０００９】この発明では、前記透視フィルムが、厚さ
寸法約２５〜５０ミクロンのポリエチレンテレフタレー
トフィルムである点字用エンボスを有する封筒体形成用
連続紙を構成する。
寸法約２５〜５０ミクロンのポリエチレンテレフタレー
トフィルムである点字用エンボスを有する封筒体形成用
連続紙を構成する。
【００１０】一方、この発明において、その製造方法の
発明にあっては、長さ方向に封筒体単位領域が連続する
封筒体形成用連続紙を準備する工程と、前記準備された
封筒体形成用連続紙を長さ方向に連続的に搬送する搬送
過程において、前記連続紙における各封筒体単位領域の
所定の位置に点字用エンボス加工を施す工程とからなる
封筒体形成用連続紙への点字用エンボス加工方法を構成
するものでもある。
発明にあっては、長さ方向に封筒体単位領域が連続する
封筒体形成用連続紙を準備する工程と、前記準備された
封筒体形成用連続紙を長さ方向に連続的に搬送する搬送
過程において、前記連続紙における各封筒体単位領域の
所定の位置に点字用エンボス加工を施す工程とからなる
封筒体形成用連続紙への点字用エンボス加工方法を構成
するものでもある。
【００１１】この発明では、前記封筒体形成用連続紙
が、点字用エンボス加工によるエンボスを確実に再現で
きる腰のある紙材からなる封筒体形成用連続紙への点字
用エンボス加工方法を構成する。
が、点字用エンボス加工によるエンボスを確実に再現で
きる腰のある紙材からなる封筒体形成用連続紙への点字
用エンボス加工方法を構成する。
【００１２】この発明では、前記封筒体形成用連続紙
が、前記封筒体単位領域ごとに窓開口を有し、前記窓開
口に透視フィルムを貼り合わせてなる透視窓を備えたも
のからなり、前記各透視フィルムの部位に点字用エンボ
ス加工を施してなる封筒体形成用連続紙への点字用エン
ボス加工方法を構成する。
が、前記封筒体単位領域ごとに窓開口を有し、前記窓開
口に透視フィルムを貼り合わせてなる透視窓を備えたも
のからなり、前記各透視フィルムの部位に点字用エンボ
ス加工を施してなる封筒体形成用連続紙への点字用エン
ボス加工方法を構成する。
【００１３】この発明では、前記透視フィルムが、適度
に腰のあるポリエチレンテレフタレートフィルムを含む
合成樹脂フィルムからなる封筒体形成用連続紙への点字
用エンボス加工方法を構成する。
に腰のあるポリエチレンテレフタレートフィルムを含む
合成樹脂フィルムからなる封筒体形成用連続紙への点字
用エンボス加工方法を構成する。
【００１４】この発明では、前記透視フィルムが、厚さ
寸法約２５〜５０ミクロンのポリエチレンテレフタレー
トフィルムである封筒体形成用連続紙への点字用エンボ
ス加工方法を構成するものでもある。
寸法約２５〜５０ミクロンのポリエチレンテレフタレー
トフィルムである封筒体形成用連続紙への点字用エンボ
ス加工方法を構成するものでもある。
【００１５】さらに、この発明では、前記封筒体形成用
連続紙をバーストして前記封筒体単位領域からなる封筒
体ブランクを形成する工程を含み、前記バーストされた
封筒体ブランクに対して所定の位置に点字用エンボス加
工を施すようにした封筒体形成用連続紙への点字用エン
ボス加工方法を構成するものでもある。
連続紙をバーストして前記封筒体単位領域からなる封筒
体ブランクを形成する工程を含み、前記バーストされた
封筒体ブランクに対して所定の位置に点字用エンボス加
工を施すようにした封筒体形成用連続紙への点字用エン
ボス加工方法を構成するものでもある。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、この発明になる点字用エン
ボスを有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法に
ついて、図面に示す具体的な実施例にもとづいて詳細に
説明する。図１は、この発明の適用にかかる封筒体形成
用連続紙の一例を示すものであって、特に、単位封筒領
域に二つの透視窓を備えた窓付き封筒体形成用連続紙の
具体例を示す概略的な平面図である。
ボスを有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法に
ついて、図面に示す具体的な実施例にもとづいて詳細に
説明する。図１は、この発明の適用にかかる封筒体形成
用連続紙の一例を示すものであって、特に、単位封筒領
域に二つの透視窓を備えた窓付き封筒体形成用連続紙の
具体例を示す概略的な平面図である。
【００１７】一方、図２は、この発明の製造方法に従っ
て、点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙を製造
するための装置の具体例を示すものであって、図２Ａ
は、その全体的な構成の一例を示す概略的な側面図であ
り、図２Ｂは、点字用エンボス加工部の一構成例を示す
概略的な側面図である。
て、点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙を製造
するための装置の具体例を示すものであって、図２Ａ
は、その全体的な構成の一例を示す概略的な側面図であ
り、図２Ｂは、点字用エンボス加工部の一構成例を示す
概略的な側面図である。
【００１８】さらにまた、図３、図４および図５は、こ
の発明により仕上げられた点字用エンボスを有する封筒
体形成用連続紙の具体的な実施例を示すものであって、
図３は、封筒用紙自体の所望の部分に点字用エンボスを
設けた封筒体形成用連続紙の概略的な平面図であり、図
４は、透視フィルムの部位であって、透視フィルムの窓
開口に対応する部位に点字用エンボスを設けた封筒体形
成用連続紙の概略的な平面図であり、図５は、透視フィ
ルムの部位であって、透視フィルムと封筒用紙との貼り
合わせ部位に点字用エンボスを設けた封筒体形成用連続
紙の概略的な平面図である。
の発明により仕上げられた点字用エンボスを有する封筒
体形成用連続紙の具体的な実施例を示すものであって、
図３は、封筒用紙自体の所望の部分に点字用エンボスを
設けた封筒体形成用連続紙の概略的な平面図であり、図
４は、透視フィルムの部位であって、透視フィルムの窓
開口に対応する部位に点字用エンボスを設けた封筒体形
成用連続紙の概略的な平面図であり、図５は、透視フィ
ルムの部位であって、透視フィルムと封筒用紙との貼り
合わせ部位に点字用エンボスを設けた封筒体形成用連続
紙の概略的な平面図である。
【００１９】まず、この発明の適用にかかる封筒体形成
用連続紙１の一例について、図１に基づいて説明する。
この発明の適用にかかる封筒体形成用連続紙１は、図１
に示すように、点字用エンボス加工による点字用エンボ
スを確実に再現でき、且つ維持できる適度に腰のある紙
材からなるものであって、所望幅Ｗの連続状の封筒用紙
２からなっている。前記封筒体形成用連続紙１は、その
長さ方向両側縁に沿ってマージナルホール列３、３を備
え、かつ前記マージナルホール列３、３の各内側に沿っ
て仕上がり封筒の長辺の長さを規定して当該マージナル
ホール列３、３を切り離すためのマージナルホール列切
離ライン４、４が設けられるようになっている。
用連続紙１の一例について、図１に基づいて説明する。
この発明の適用にかかる封筒体形成用連続紙１は、図１
に示すように、点字用エンボス加工による点字用エンボ
スを確実に再現でき、且つ維持できる適度に腰のある紙
材からなるものであって、所望幅Ｗの連続状の封筒用紙
２からなっている。前記封筒体形成用連続紙１は、その
長さ方向両側縁に沿ってマージナルホール列３、３を備
え、かつ前記マージナルホール列３、３の各内側に沿っ
て仕上がり封筒の長辺の長さを規定して当該マージナル
ホール列３、３を切り離すためのマージナルホール列切
離ライン４、４が設けられるようになっている。
【００２０】一方、前記封筒体形成用連続紙１は、その
長さ方向に所定の間隔をおいて切離用横断ミシン目線５
を備えていて、この切離用横断ミシン目線５、５によっ
て、前記封筒体形成用連続紙１の長さ方向に一単位毎の
封筒体領域６を連続的に区画するものからなっている。
長さ方向に所定の間隔をおいて切離用横断ミシン目線５
を備えていて、この切離用横断ミシン目線５、５によっ
て、前記封筒体形成用連続紙１の長さ方向に一単位毎の
封筒体領域６を連続的に区画するものからなっている。
【００２１】前記封筒体領域６は、第１の横折り線７お
よび第２の横折り線８とを備えている。前記封筒体領域
６は、封筒の表紙部を形成するべく前記第１の横折り線
７および第２の横折り線８によって区画される封筒表紙
領域９と、封筒の裏紙部を形成するべく前記第２の横折
り線８を介して前記封筒表紙領域９に接続されている封
筒裏紙領域１０と、封筒の封閉用フラップを形成するべ
く前記第１の横折り線７を介して前記封筒表紙領域９に
接続されている封閉用フラップ領域１１とを備えてい
る。
よび第２の横折り線８とを備えている。前記封筒体領域
６は、封筒の表紙部を形成するべく前記第１の横折り線
７および第２の横折り線８によって区画される封筒表紙
領域９と、封筒の裏紙部を形成するべく前記第２の横折
り線８を介して前記封筒表紙領域９に接続されている封
筒裏紙領域１０と、封筒の封閉用フラップを形成するべ
く前記第１の横折り線７を介して前記封筒表紙領域９に
接続されている封閉用フラップ領域１１とを備えてい
る。
【００２２】さらに、前記封筒体領域６には、折り畳み
方向内側面６ａに封筒体封止のための第１の接着剤層１
２、１２と、前記封閉用フラップ領域１１における折り
畳み方向内側面６ａに第２の接着剤層１３が設けてあ
る。前記第１の接着剤層１２、１２は、前記マージナル
ホール列切離ライン４、４の内縁に沿って平行に形成さ
れており、前記第２の接着剤層１３は、前記封閉用フラ
ップ領域１１に沿って横断方向にのびるように形成され
ている。前記第１の接着剤層１２、１２並びに前記第２
の接着剤層１３に適用される接着剤は、加熱圧着式接着
剤あるいは加圧式接着剤等のようなものであって、適度
の熱あるいは圧力を加えることにより接着性のある接着
剤である。
方向内側面６ａに封筒体封止のための第１の接着剤層１
２、１２と、前記封閉用フラップ領域１１における折り
畳み方向内側面６ａに第２の接着剤層１３が設けてあ
る。前記第１の接着剤層１２、１２は、前記マージナル
ホール列切離ライン４、４の内縁に沿って平行に形成さ
れており、前記第２の接着剤層１３は、前記封閉用フラ
ップ領域１１に沿って横断方向にのびるように形成され
ている。前記第１の接着剤層１２、１２並びに前記第２
の接着剤層１３に適用される接着剤は、加熱圧着式接着
剤あるいは加圧式接着剤等のようなものであって、適度
の熱あるいは圧力を加えることにより接着性のある接着
剤である。
【００２３】前記封閉用フラップ領域１１において、前
記切離用横断ミシン目線５とマージナルホール列切離ラ
イン４上に、二等辺が整合する二等辺三角形状のダイカ
ット１５が設けてある。さらに、前記封筒体領域６に
は、その封筒表紙領域９の適宜箇所に透視窓１６が設け
てある。前記透視窓１６は、たとえば前記封筒体領域６
における封筒表紙領域９に設けた開口１７に対し、前記
封筒体領域６の折り畳み方向内側面６ａ側であって前記
開口１７の周囲に設けた窓用接着剤層１８を介して透視
フィルム１９を貼り合わせたものからなっている。図１
中、参照符合２０は、開封用ミシン目線を示すものであ
り、前記第１の接着剤層１２、１２のいずれか一方の内
縁に沿って平行に形成される。
記切離用横断ミシン目線５とマージナルホール列切離ラ
イン４上に、二等辺が整合する二等辺三角形状のダイカ
ット１５が設けてある。さらに、前記封筒体領域６に
は、その封筒表紙領域９の適宜箇所に透視窓１６が設け
てある。前記透視窓１６は、たとえば前記封筒体領域６
における封筒表紙領域９に設けた開口１７に対し、前記
封筒体領域６の折り畳み方向内側面６ａ側であって前記
開口１７の周囲に設けた窓用接着剤層１８を介して透視
フィルム１９を貼り合わせたものからなっている。図１
中、参照符合２０は、開封用ミシン目線を示すものであ
り、前記第１の接着剤層１２、１２のいずれか一方の内
縁に沿って平行に形成される。
【００２４】この発明において、前記透視フィルム１９
は、点字用エンボス加工による点字用エンボスを確実に
再現でき、且つ維持できる適度に腰のあるポリエチレン
テレフタレートフィルムを含む合成樹脂フィルムからな
るものであり、好ましくは、厚さ寸法が約２５〜５０ミ
クロンのポリエチレンテレフタレートフィルムによって
構成される。前記透視フィルム１９は、上記するよう
に、点字用エンボス加工による点字用エンボスを確実に
再現でき、且つ維持できる適度に腰のある合成樹脂フィ
ルムであれば上記するポリエチレンテレフタレートフィ
ルムにのみ限定されるものではなく、例えば、ポリプロ
ピレンフィルム、ポリスチレンフィルムあるいはセロハ
ンフィルムなどであってもよい。
は、点字用エンボス加工による点字用エンボスを確実に
再現でき、且つ維持できる適度に腰のあるポリエチレン
テレフタレートフィルムを含む合成樹脂フィルムからな
るものであり、好ましくは、厚さ寸法が約２５〜５０ミ
クロンのポリエチレンテレフタレートフィルムによって
構成される。前記透視フィルム１９は、上記するよう
に、点字用エンボス加工による点字用エンボスを確実に
再現でき、且つ維持できる適度に腰のある合成樹脂フィ
ルムであれば上記するポリエチレンテレフタレートフィ
ルムにのみ限定されるものではなく、例えば、ポリプロ
ピレンフィルム、ポリスチレンフィルムあるいはセロハ
ンフィルムなどであってもよい。
【００２５】次いで、この発明になる点字用エンボスを
有する封筒体形成用連続紙の製造方法について、図２に
示す具体的な装置例にもとづき、各工程に沿って詳細に
説明する。図２に示す装置２１は、ロール状に巻かれた
封筒体形成用連続紙原紙３１を巻き解きながら連続紙送
りラインに沿って送り出す連続紙の送り出し工程のため
のロール状原紙の送り出しユニット２２と、前記連続紙
上に所望の印刷を施す印刷工程のためのプリンティング
ユニット２３と、前記連続紙上に前記第１および第２の
接着剤層を設ける接着剤塗布工程のための封筒封着用接
着剤塗布ユニット２４と、前記連続紙に対して窓開口を
穿つ窓開口穿設工程のための窓開口穿設ユニット２５
と、前記窓開口の周囲に接着剤を塗工する窓用接着剤塗
布工程のための窓用接着剤塗布ユニット２６とを含むも
のからなっている。
有する封筒体形成用連続紙の製造方法について、図２に
示す具体的な装置例にもとづき、各工程に沿って詳細に
説明する。図２に示す装置２１は、ロール状に巻かれた
封筒体形成用連続紙原紙３１を巻き解きながら連続紙送
りラインに沿って送り出す連続紙の送り出し工程のため
のロール状原紙の送り出しユニット２２と、前記連続紙
上に所望の印刷を施す印刷工程のためのプリンティング
ユニット２３と、前記連続紙上に前記第１および第２の
接着剤層を設ける接着剤塗布工程のための封筒封着用接
着剤塗布ユニット２４と、前記連続紙に対して窓開口を
穿つ窓開口穿設工程のための窓開口穿設ユニット２５
と、前記窓開口の周囲に接着剤を塗工する窓用接着剤塗
布工程のための窓用接着剤塗布ユニット２６とを含むも
のからなっている。
【００２６】さらに、前記装置２１は、ロール状に巻か
れた窓用連続透視フィルム３２を巻き解きながら窓用連
続透視フィルム送りラインに沿って送り出す窓用連続透
視フィルムの送り出し工程のための透視フィルムの送り
出しユニット２７と、前記窓用連続透視フィルム３２を
前記窓用接着剤塗布工程によって形成される接着剤塗布
領域よりも若干大きなサイズの透視フィルムにカット
し、前記窓開口部分に貼り付ける透視フィルム貼り付け
工程のための透視フィルム加工・貼り付けユニット２８
と、前記封筒体形成用連続紙の横断方向に、前記切離用
横断ミシン目線、前記第１および第２の横折り線のため
のミシン目並びに前記封筒体形成用連続紙の長さ方向両
側縁に沿うマージナルホール列等を形成するための加工
工程のためのミシン目線等加工ユニット２９と、前記ミ
シン目の一部を利用して前記封筒体形成用連続紙を折り
畳む折り畳み工程のための折り畳みユニット３０とを、
製造ラインＭ・Ｌに沿って一連に組み立てた構成のもの
からなっている。
れた窓用連続透視フィルム３２を巻き解きながら窓用連
続透視フィルム送りラインに沿って送り出す窓用連続透
視フィルムの送り出し工程のための透視フィルムの送り
出しユニット２７と、前記窓用連続透視フィルム３２を
前記窓用接着剤塗布工程によって形成される接着剤塗布
領域よりも若干大きなサイズの透視フィルムにカット
し、前記窓開口部分に貼り付ける透視フィルム貼り付け
工程のための透視フィルム加工・貼り付けユニット２８
と、前記封筒体形成用連続紙の横断方向に、前記切離用
横断ミシン目線、前記第１および第２の横折り線のため
のミシン目並びに前記封筒体形成用連続紙の長さ方向両
側縁に沿うマージナルホール列等を形成するための加工
工程のためのミシン目線等加工ユニット２９と、前記ミ
シン目の一部を利用して前記封筒体形成用連続紙を折り
畳む折り畳み工程のための折り畳みユニット３０とを、
製造ラインＭ・Ｌに沿って一連に組み立てた構成のもの
からなっている。
【００２７】この発明において、ロール状に巻かれた封
筒体形成用連続紙原紙３１は、前記連続紙の送り出しユ
ニット２２に、巻き解き可能に支持されていて、製造ラ
インＭ・Ｌに沿って送り出し得るようになっている。前
記製造ラインＭ・Ｌに沿って送り出された連続紙原紙３
１は、前記プリンティングユニット２３において、封筒
外面に対する外面印刷並びに封筒外面に対する内部情報
隠蔽印刷等の印刷処理がなされる。前記封筒封着用接着
剤塗布ユニット２４では、前記各封筒体領域６における
折り畳み方向内側面６ａであって、前記マージナルホー
ル列切離ライン４、４の内縁に沿う第１の接着剤層１
２、１２と、前記封閉用フラップ領域１１に沿って横断
方向にのびる第２の接着剤層１３とが形成される。
筒体形成用連続紙原紙３１は、前記連続紙の送り出しユ
ニット２２に、巻き解き可能に支持されていて、製造ラ
インＭ・Ｌに沿って送り出し得るようになっている。前
記製造ラインＭ・Ｌに沿って送り出された連続紙原紙３
１は、前記プリンティングユニット２３において、封筒
外面に対する外面印刷並びに封筒外面に対する内部情報
隠蔽印刷等の印刷処理がなされる。前記封筒封着用接着
剤塗布ユニット２４では、前記各封筒体領域６における
折り畳み方向内側面６ａであって、前記マージナルホー
ル列切離ライン４、４の内縁に沿う第１の接着剤層１
２、１２と、前記封閉用フラップ領域１１に沿って横断
方向にのびる第２の接着剤層１３とが形成される。
【００２８】前記窓開口穿設ユニット２５では、前記各
封筒体領域６における各封筒表紙領域９の適宜箇所に適
宜な形状の透視窓１６が設けられる。窓用接着剤塗布ユ
ニット２６では、前記各封筒体領域６における内側面６
ａであって、前記窓開口穿設ユニット２５において形成
される透視窓１６の周囲に、窓用透視フィルム接着のた
めの窓用接着剤層１８が形成される。一方、透視窓１６
のための窓用連続透視フィルム３２は、前記窓用連続透
視フィルムの送り出ユニット２７に、巻き解き可能に支
持されていて、透視フィルム加工・貼り付けユニット２
８において、前記窓用接着剤層１８の輪郭よりも若干大
きなサイズの透視フィルムにカットされ、しかる後、前
記窓用接着剤層１８を介して前記各封筒体領域６におけ
る透視窓１６の部分に貼り合わされる。
封筒体領域６における各封筒表紙領域９の適宜箇所に適
宜な形状の透視窓１６が設けられる。窓用接着剤塗布ユ
ニット２６では、前記各封筒体領域６における内側面６
ａであって、前記窓開口穿設ユニット２５において形成
される透視窓１６の周囲に、窓用透視フィルム接着のた
めの窓用接着剤層１８が形成される。一方、透視窓１６
のための窓用連続透視フィルム３２は、前記窓用連続透
視フィルムの送り出ユニット２７に、巻き解き可能に支
持されていて、透視フィルム加工・貼り付けユニット２
８において、前記窓用接着剤層１８の輪郭よりも若干大
きなサイズの透視フィルムにカットされ、しかる後、前
記窓用接着剤層１８を介して前記各封筒体領域６におけ
る透視窓１６の部分に貼り合わされる。
【００２９】前記ミシン目線等加工ユニット２９では、
前記マージナルホール列３、３、前記切離用横断ミシン
目線５、前記第１の横折り線７および第２の横折り線８
が形成される。この発明になる装置２１は、図１に示す
ような形態に製造された連続封筒を、最終的に、前記折
り畳みユニット３０において前記ミシン目の一部を利用
して折り畳むようになっている。
前記マージナルホール列３、３、前記切離用横断ミシン
目線５、前記第１の横折り線７および第２の横折り線８
が形成される。この発明になる装置２１は、図１に示す
ような形態に製造された連続封筒を、最終的に、前記折
り畳みユニット３０において前記ミシン目の一部を利用
して折り畳むようになっている。
【００３０】さらに、この発明になる点字用エンボスを
有する封筒体形成用連続紙を製造するための装置２１
は、前記折り畳みユニット３０に関して、一例におい
て、その前段に点字用エンボス加工ユニット３３が設け
てある。前記点字用エンボス加工ユニット３３は、前記
封筒体形成用連続紙の搬送過程において、前記封筒体形
成用連続紙の封筒体単位領域毎に点字用エンボス加工を
施すためのものである。
有する封筒体形成用連続紙を製造するための装置２１
は、前記折り畳みユニット３０に関して、一例におい
て、その前段に点字用エンボス加工ユニット３３が設け
てある。前記点字用エンボス加工ユニット３３は、前記
封筒体形成用連続紙の搬送過程において、前記封筒体形
成用連続紙の封筒体単位領域毎に点字用エンボス加工を
施すためのものである。
【００３１】前記点字用エンボス加工ユニット３３は、
図２Ｂに一例を示すように、封筒体形成用連続紙の一方
の面（封筒体としての表面側）に配置される圧胴３４
と、前記圧胴３４に母線接触するように前記封筒体形成
用連続紙の他方の面（封筒体としての内面側）に配置さ
れる版胴３５とからなっている。
図２Ｂに一例を示すように、封筒体形成用連続紙の一方
の面（封筒体としての表面側）に配置される圧胴３４
と、前記圧胴３４に母線接触するように前記封筒体形成
用連続紙の他方の面（封筒体としての内面側）に配置さ
れる版胴３５とからなっている。
【００３２】前記点字用エンボス加工ユニット３３にお
ける前記版胴３５に対して、所望の情報を点字によって
あらわした点字原版３６が取り替え可能に取り付けられ
るようになっている。
ける前記版胴３５に対して、所望の情報を点字によって
あらわした点字原版３６が取り替え可能に取り付けられ
るようになっている。
【００３３】この発明において、前記点字用エンボス加
工ユニット３３については、前記折り畳みユニット３０
の前段位置に配置することによって製造の一ライン化が
図れる特徴を有するものの、上記する位置に配置する構
成にのみ限定されるものではなく、例えば、当該封筒体
形成用連続紙によって内部に封入物を封入して、封緘自
動封入封緘装置への送り込みの前段において点字用エン
ボスを加工するように構成することも可能である。
工ユニット３３については、前記折り畳みユニット３０
の前段位置に配置することによって製造の一ライン化が
図れる特徴を有するものの、上記する位置に配置する構
成にのみ限定されるものではなく、例えば、当該封筒体
形成用連続紙によって内部に封入物を封入して、封緘自
動封入封緘装置への送り込みの前段において点字用エン
ボスを加工するように構成することも可能である。
【００３４】次いで、図３、図４および図５にもとづい
て、封筒体形成用連続紙における封筒体単位領域６に対
する点字用エンボスＢＰの加工部位について説明する。
図３に示す第１の例によれば、前記点字用エンボスＢＰ
は、前記封筒体形成用連続紙における封筒体単位領域６
に対し、封筒用紙自体であって、前記封筒表紙領域９の
所望の位置に形成される。
て、封筒体形成用連続紙における封筒体単位領域６に対
する点字用エンボスＢＰの加工部位について説明する。
図３に示す第１の例によれば、前記点字用エンボスＢＰ
は、前記封筒体形成用連続紙における封筒体単位領域６
に対し、封筒用紙自体であって、前記封筒表紙領域９の
所望の位置に形成される。
【００３５】一方、この発明にあっては、図４に示す第
２の例ならびに図５に示す第３の例のように、前記点字
用エンボスＢＰは、前記透視窓１６を形成する透視フィ
ルム１９の部位に対して形成される。図４に示す第２の
例によれば、前記点字用エンボスＢＰは、前記封筒体形
成用連続紙における窓開口１７に対応する透視フィルム
１９の部位に形成され、図５に示す第３の例によれば、
前記点字用エンボスＢＰは、前記封筒体形成用連続紙に
おける用紙と透視フィルム１９の貼り合わせ部位に形成
されるようになっている。
２の例ならびに図５に示す第３の例のように、前記点字
用エンボスＢＰは、前記透視窓１６を形成する透視フィ
ルム１９の部位に対して形成される。図４に示す第２の
例によれば、前記点字用エンボスＢＰは、前記封筒体形
成用連続紙における窓開口１７に対応する透視フィルム
１９の部位に形成され、図５に示す第３の例によれば、
前記点字用エンボスＢＰは、前記封筒体形成用連続紙に
おける用紙と透視フィルム１９の貼り合わせ部位に形成
されるようになっている。
【００３６】図６は、この発明になる点字用エンボスを
有する封筒体形成用連続紙による封入物封閉封筒の加工
のためのシステムフローを概略的に示すものである。上
記するように前記点字用エンボス加工ユニット３３が、
図２に示す装置２１に対して組み合わされている場合に
は、図６に示す封筒体形成用連続紙１は既に点字用エン
ボスＢＰを有するものとして折り畳まれた状態で準備さ
れる。
有する封筒体形成用連続紙による封入物封閉封筒の加工
のためのシステムフローを概略的に示すものである。上
記するように前記点字用エンボス加工ユニット３３が、
図２に示す装置２１に対して組み合わされている場合に
は、図６に示す封筒体形成用連続紙１は既に点字用エン
ボスＢＰを有するものとして折り畳まれた状態で準備さ
れる。
【００３７】これに対して、この発明では、前記装置２
１に点字用エンボス加工ユニット３３を組み合わせず、
点字用エンボスＢＰを有しない形態の封筒体形成用連続
紙１を形成し、これを折り畳んだ状態で準備しておき、
図６に示すシステムフローに示すように封入物封閉封筒
の加工時に、前記封筒体形成用連続紙１をバースト処理
する前段階で点字用エンボス加工ユニット３３によっ
て、封筒体形成用連続紙１の所望の部位に点字用エンボ
スＢＰを加工することもできる。
１に点字用エンボス加工ユニット３３を組み合わせず、
点字用エンボスＢＰを有しない形態の封筒体形成用連続
紙１を形成し、これを折り畳んだ状態で準備しておき、
図６に示すシステムフローに示すように封入物封閉封筒
の加工時に、前記封筒体形成用連続紙１をバースト処理
する前段階で点字用エンボス加工ユニット３３によっ
て、封筒体形成用連続紙１の所望の部位に点字用エンボ
スＢＰを加工することもできる。
【００３８】さらに、この発明では、図６において仮想
線で示すように、前記点字用エンボス加工ユニット３３
を、前記封筒体形成用連続紙が封筒体単位領域６毎にバ
ースト処理された後、バースト処理された封筒体ブラン
クＥＢに対して、その所定の位置に点字用エンボス加工
を施すことをも含むものである。
線で示すように、前記点字用エンボス加工ユニット３３
を、前記封筒体形成用連続紙が封筒体単位領域６毎にバ
ースト処理された後、バースト処理された封筒体ブラン
クＥＢに対して、その所定の位置に点字用エンボス加工
を施すことをも含むものである。
【００３９】いずれにしても図６に示すシステムフロー
によれば、前記封筒体形成用連続紙１ないしはバースト
処理された封筒体ブランクＥＢには、これが折り畳ま
れ、且つ封入内容物が封入され封閉される以前のシート
状の段階で、前記封筒体形成用連続紙１における封筒体
単位領域６あるいはバースト処理された封筒体ブランク
ＥＢの所望の部位に点字用エンボスＢＰが形成される。
によれば、前記封筒体形成用連続紙１ないしはバースト
処理された封筒体ブランクＥＢには、これが折り畳ま
れ、且つ封入内容物が封入され封閉される以前のシート
状の段階で、前記封筒体形成用連続紙１における封筒体
単位領域６あるいはバースト処理された封筒体ブランク
ＥＢの所望の部位に点字用エンボスＢＰが形成される。
【００４０】図６に示すシステムフローにおいて、封入
物封閉封筒加工装置４０では、前記封筒体形成用連続紙
１からバースト処理される封筒体ブランクＥＢと、封入
紙形成用連続紙４１から得られる単位封入紙４２、およ
び必要に応じて選択的に封入される追加封入紙５１と
を、それぞれ個別に封入ステーションＳに搬送搬入し、
封筒体ブランクＥＢの折畳み処理、封着処理を経て封閉
封筒ＥＵを連続的に形成するようになっている。
物封閉封筒加工装置４０では、前記封筒体形成用連続紙
１からバースト処理される封筒体ブランクＥＢと、封入
紙形成用連続紙４１から得られる単位封入紙４２、およ
び必要に応じて選択的に封入される追加封入紙５１と
を、それぞれ個別に封入ステーションＳに搬送搬入し、
封筒体ブランクＥＢの折畳み処理、封着処理を経て封閉
封筒ＥＵを連続的に形成するようになっている。
【００４１】この場合、前記封入紙形成用連続紙４１に
は、名寄せのためのエンコードマーク４３が予め印字表
示される。このエンコードマーク４３は、図６に示す装
置４０に組み込んだマークセンサ４４によって読み取ら
れ、封入紙４２の名寄せ、追加封入紙５１の選択封入な
どが指示される。この名寄せの段階で、前記封筒体形成
用連続紙１からバースト処理される封筒体ブランクＥＢ
に設けられている点字エンボスＢＰとの整合セットを行
うプログラムが設定される。
は、名寄せのためのエンコードマーク４３が予め印字表
示される。このエンコードマーク４３は、図６に示す装
置４０に組み込んだマークセンサ４４によって読み取ら
れ、封入紙４２の名寄せ、追加封入紙５１の選択封入な
どが指示される。この名寄せの段階で、前記封筒体形成
用連続紙１からバースト処理される封筒体ブランクＥＢ
に設けられている点字エンボスＢＰとの整合セットを行
うプログラムが設定される。
【００４２】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明の点字用エン
ボスを有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法に
よれば、点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙を
一系統の印刷ラインにより、連続的に一貫して製造する
ことができ、安価で大量に、且つ高速処理が可能である
点において極めて有利に作用するものといえる。
ボスを有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法に
よれば、点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙を
一系統の印刷ラインにより、連続的に一貫して製造する
ことができ、安価で大量に、且つ高速処理が可能である
点において極めて有利に作用するものといえる。
【００４３】さらに、この発明になる点字用エンボスを
有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法によれ
ば、透視窓を構成する透視フィルム材自体に、あるいは
透視フィルムと封筒用紙の貼り合わせ重合部位に点字用
エンボス加工を施すように構成したことにより、点字用
エンボスの強度並びに耐久性を増し、経時的な劣化を防
止することができ、当初の目的を確実に確保し得る点に
おいても極めて有効に作用するものといえる。
有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法によれ
ば、透視窓を構成する透視フィルム材自体に、あるいは
透視フィルムと封筒用紙の貼り合わせ重合部位に点字用
エンボス加工を施すように構成したことにより、点字用
エンボスの強度並びに耐久性を増し、経時的な劣化を防
止することができ、当初の目的を確実に確保し得る点に
おいても極めて有効に作用するものといえる。
【図１】図１は、この発明の適用にかかる封筒体形成用
連続紙の一例を示すものであって、特に、単位封筒領域
に二つの透視窓を備えた窓付き封筒体形成用連続紙の具
体例を示す概略的な平面図である。
連続紙の一例を示すものであって、特に、単位封筒領域
に二つの透視窓を備えた窓付き封筒体形成用連続紙の具
体例を示す概略的な平面図である。
【図２】図２は、この発明の製造方法に従って、点字用
エンボスを有する封筒体形成用連続紙を製造するための
装置の具体例を示すものであって、図２Ａは、その全体
的な構成の一例を示す概略的な側面図であり、図２Ｂ
は、点字用エンボス加工部の一構成例を示す概略的な側
面図である。
エンボスを有する封筒体形成用連続紙を製造するための
装置の具体例を示すものであって、図２Ａは、その全体
的な構成の一例を示す概略的な側面図であり、図２Ｂ
は、点字用エンボス加工部の一構成例を示す概略的な側
面図である。
【図３】図３は、この発明により仕上げられた点字用エ
ンボスを有する封筒体形成用連続紙の具体的な実施例を
示すものであって、特に、封筒用紙自体の所望の部分に
点字用エンボスを設けた封筒体形成用連続紙の概略的な
平面図である。
ンボスを有する封筒体形成用連続紙の具体的な実施例を
示すものであって、特に、封筒用紙自体の所望の部分に
点字用エンボスを設けた封筒体形成用連続紙の概略的な
平面図である。
【図４】図４は、この発明により仕上げられた点字用エ
ンボスを有する封筒体形成用連続紙の具体的な実施例を
示すものであって、特に、透視フィルムの部位中、透視
フィルムの窓開口に対応する部位に点字用エンボスを設
けた封筒体形成用連続紙の概略的な平面図である。
ンボスを有する封筒体形成用連続紙の具体的な実施例を
示すものであって、特に、透視フィルムの部位中、透視
フィルムの窓開口に対応する部位に点字用エンボスを設
けた封筒体形成用連続紙の概略的な平面図である。
【図５】図５は、この発明により仕上げられた点字用エ
ンボスを有する封筒体形成用連続紙の具体的な実施例を
示すものであって、特に、透視フィルムの部位中、透視
フィルムと封筒用紙との貼り合わせ部位に点字用エンボ
スを設けた封筒体形成用連続紙の概略的な平面図であ
る。
ンボスを有する封筒体形成用連続紙の具体的な実施例を
示すものであって、特に、透視フィルムの部位中、透視
フィルムと封筒用紙との貼り合わせ部位に点字用エンボ
スを設けた封筒体形成用連続紙の概略的な平面図であ
る。
【図６】図６は、この発明になる点字用エンボスを有す
る封筒体形成用連続紙による封入物封閉封筒の加工のた
めのシステムフローを概略的に示すものである。
る封筒体形成用連続紙による封入物封閉封筒の加工のた
めのシステムフローを概略的に示すものである。
１ 封筒体形成用連続紙 ２ 連続状封筒用紙 ５ 切離用横断ミシン目線 ６ 封筒体領域 ７ 第１の横折り線 ８ 第２の横折り線 ９ 封筒表紙領域 １０ 封筒裏紙領域 １１ 封閉用フラップ領域 １２ 第１の接着剤層 １３ 第２の接着剤層 １６ 透視窓 １８ 窓用接着剤層 １９ 透視フィルム ２１ 窓付き連続封筒製造装置 ３１ 封筒体形成用連続紙原紙 ３２ 透視フィルム連続体 ３３ 点字用エンボス加工ユニット ＢＰ 点字用エンボス
Claims (10)
- 【請求項１】 長さ方向に封筒体単位領域が連続する封
筒体形成用連続紙に対し、前記封筒体形成用連続紙にお
ける各封筒体単位領域の所定の位置に点字用エンボス加
工を設けてなることを特徴とする点字用エンボスを有す
る封筒体形成用連続紙。 - 【請求項２】 前記封筒体形成用連続紙が、前記封筒体
単位領域ごとに窓開口を有し、前記窓開口に透視フィル
ムを貼り合わせてなる透視窓を備えたものからなり、前
記各透視フィルムの部位に点字用エンボス加工を設けて
なることを特徴とする請求項１に記載の点字用エンボス
を有する封筒体形成用連続紙。 - 【請求項３】 前記透視フィルムが、適度に腰のあるポ
リエチレンテレフタレートフィルムを含む合成樹脂フィ
ルムからなることを特徴とする請求項２に記載の点字用
エンボスを有する封筒体形成用連続紙。 - 【請求項４】 前記透視フィルムが、厚さ寸法約２５〜
５０ミクロンのポリエチレンテレフタレートフィルムで
あることを特徴とする請求項３に記載の点字用エンボス
を有する封筒体形成用連続紙。 - 【請求項５】 長さ方向に封筒体単位領域が連続する封
筒体形成用連続紙を準備する工程と、 前記準備された封筒体形成用連続紙を長さ方向に連続的
に搬送する搬送過程において、前記連続紙における各封
筒体単位領域の所定の位置に点字用エンボス加工を施す
工程とからなることを特徴とする封筒体形成用連続紙へ
の点字用エンボス加工方法。 - 【請求項６】 前記封筒体形成用連続紙が、点字用エン
ボス加工によるエンボスを確実に再現できる腰のある紙
材からなることを特徴とする請求項５に記載の封筒体形
成用連続紙への点字用エンボス加工方法。 - 【請求項７】 前記封筒体形成用連続紙が、前記封筒体
単位領域ごとに窓開口を有し、前記窓開口に透視フィル
ムを貼り合わせてなる透視窓を備えたものからなり、前
記各透視フィルムの部位に点字用エンボス加工を施して
なることを特徴とする請求項５に記載の封筒体形成用連
続紙への点字用エンボス加工方法。 - 【請求項８】 前記透視フィルムが、適度に腰のあるポ
リエチレンテレフタレートフィルムを含む合成樹脂フィ
ルムからなることを特徴とする請求項７に記載の封筒体
形成用連続紙への点字用エンボス加工方法。 - 【請求項９】 前記透視フィルムが、厚さ寸法約２５〜
５０ミクロンのポリエチレンテレフタレートフィルムで
あることを特徴とする請求項８に記載の封筒体形成用連
続紙への点字用エンボス加工方法。 - 【請求項１０】 前記封筒体形成用連続紙をバーストし
て前記封筒体単位領域からなる封筒体ブランクを形成す
る工程を含み、前記バーストされた封筒体ブランクに対
して所定の位置に点字用エンボス加工を施すことを特徴
とする封筒体形成用連続紙への点字用エンボス加工方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23643098A JP3497386B2 (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | 点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23643098A JP3497386B2 (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | 点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000053143A true JP2000053143A (ja) | 2000-02-22 |
| JP3497386B2 JP3497386B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=17000646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23643098A Expired - Lifetime JP3497386B2 (ja) | 1998-08-06 | 1998-08-06 | 点字用エンボスを有する封筒体形成用連続紙およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3497386B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2008149719A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Bobst Sa | ブライユ式点字印字装置 |
| EP3275680A1 (en) * | 2016-07-25 | 2018-01-31 | Riso Kagaku Corporation | Sheet-like object |
| WO2020105612A1 (ja) * | 2018-11-20 | 2020-05-28 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 印刷物製造方法、発泡体製造方法、発泡抑制インク、立体形成物の形成方法及び立体形成物の形成システム |
| JP2020082430A (ja) * | 2018-11-20 | 2020-06-04 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 印刷物製造方法、発泡体製造方法、発泡抑制インク |
| JP2020099994A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-07-02 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 立体形成物の形成方法及び立体形成物の形成システム |
| JP2020114651A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-30 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 発泡物の製造方法、発泡物の製造装置、及び発泡装置 |
-
1998
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