JP3249995B2 - フラップ付き袋及びその製造方法 - Google Patents

フラップ付き袋及びその製造方法

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JP3249995B2 JP22180099A JP22180099A JP3249995B2 JP 3249995 B2 JP3249995 B2 JP 3249995B2 JP 22180099 A JP22180099 A JP 22180099A JP 22180099 A JP22180099 A JP 22180099A JP 3249995 B2 JP3249995 B2 JP 3249995B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、袋口を封止する
ためのフラップを備え、郵便用の封筒として又は各種の
書類,小物入れなどに用いる収納袋として好適なフラッ
プ付き袋及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】郵便用の封筒や書類入れなどに用いる袋
体(本出願では、これら封筒並びに書類入れ等の収納袋
を総称して、袋と称している。)を封止する場合、一般
に、袋本体の開口端に一体的に設けられたフラップを利
用し、このフラップを開口を塞ぐように袋本体の背面側
に折り畳んで封止している。この際、袋の開口を覆うフ
ラップの裏面に糊を塗って貼り付けたり、糊を用いずに
透明の接着用テープなどを使って封止するようにしてい
る。また、装飾効果が高められるように、フラップを折
って袋の背面側に重ね合わせた後、袋とは別個のステッ
カーを用いて封止することもある。この場合、ステッカ
ーは、封筒本体とフラップとをまたがるように貼り付け
られて封印される。
【0003】上記ステッカーは、用途や目的などに応じ
て種々の絵柄やデザインとしたものが存在する。例え
ば、子供たちが文通するような場合を主眼として、漫画
やテレビ番組の主人公をあしらった様々なキャラクター
を印刷してステッカーとしたり或いは結婚式の招待状に
例えば扇や鶴など種々の趣向を凝らした絵柄のステッカ
ーを用いて封止している。これらのステッカーは、主と
して封筒とは別個に文房具店等で販売されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステッ
カーを用いて袋とフラップとを封止する場合、貼付面積
が小さなステッカーで封止しただけでは剥がれたり切れ
たりしやすく、ステッカーが剥がれたり切れたりする
と、折角、美しいデザイン等が施されたステッカーも、
その装飾的な効果が消失するなどの課題がある。
【0005】このような事情に鑑み、この発明の目的
は、優れたデザイン等が施されたステッカー部をフラッ
プの一部に一体的に形成し、封止される袋の装飾的効果
を維持し得るようにしたフラップ付き袋及びフラップ付
き袋の製造方法を提供することにある。
【0006】
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため
に、本発明のフラップ付き袋によれば、書類等が入る本
体部とこの本体部を閉じるフラップとにより構成される
フラップ付き袋であって、 上記フラップが、上記本体部
と貼り合わさる貼付部と、この貼付部と切り離されうる
切離部とをそなえており、上記貼付部に、適宜の絵柄、
文字、色彩等が印刷されたステッカー部が一体的に設け
られると共に、このステッカー部の一部が上記切離部側
へ突出して形成されていることを特徴とする。
【0009】上記貼付部には、好ましくは、上記本体部
と接する内面側に、封止用の接着剤層が塗布されると共
に、この接着剤層を覆って剥離紙が貼付されており、上
記貼付部と上記切離部とを切離するため、少なくとも上
記フラップに切り込みが形成されている。上記切り込み
は、上記フラップとその下層の前記接着剤層に形成され
ることができる。上記切り込みは、切断線でっても、或
いは間欠的な点線状であってもよく、またこの切り込み
は、上記フラップの少なくとも一端から間をあけて、上
記切離部に沿って形成されることができる。さらに好ま
しくは、上記フラップは、このフラップの一部に形成し
た切り込みで成る開封確認部を有しており、この開封確
認部は、上記スッテカー部の輪郭に沿った点線状の切り
込みで形成され得る。
【0010】この発明のフラップ付き袋によれば、フラ
ップ自体に予めステッカー部を印刷により形成しておく
ことで、フラップを袋の背面側に折り曲げて封止するに
際して、わざわざ別個のステッカーを用意して貼付する
作業を省略できるとともに、別途ステッカーを貼り付け
て封止する場合に比べて、ステッカーの破損や剥離など
の点で有利となり、フラップ付き袋の美観が容易に確保
できる。
【0011】さらに、この発明のフラップ付き袋の製造
方法の一態様によれば、書類等が入る本体部とこの本体
部を閉じるフラップとにより構成されるフラップ付き袋
を製造するに当たり、上記フラップに、一体的に適宜の
絵柄、文字、色彩等を印刷して見かけ上のステッカー部
を設け、上記ステッカー部を含む上記フラップにおける
本体部側寄りに接着剤を塗布して本体部との貼付部を形
成し、次いで、上記貼付部と該貼付部と切り離され得る
切離部との境界をなす切り込みを、上記貼付部に印刷し
たステッカーの一部が上記切離部側へ突出するように上
記フラップに入れることにより、製造するようにしてい
る。上記切り込みは、好ましくは、点線状のミシン線と
して上記フラップに入れられる。
【0012】さらに、この発明のフラップ付き袋の製造
方法の他の態様によれば、上記フラップに、一体的に適
宜の絵柄、文字、色彩等を印刷して見かけ上のステッカ
ー部を設け、上記ステッカー部を含む上記フラップにお
ける本体部側寄りに接着剤を塗布すると共に、この接着
剤を覆って剥離紙を貼付して本体部との貼付部を形成
し、次いで、上記貼付部とこの貼付部と切り離され得る
切離部との境界をなす切り込みを、上記貼付部に印刷し
たステッカーの一部が上記切離部側へ突出するように入
れると共に、この切り込みを、上記剥離紙に達しないよ
う上記フラップ及び接着剤層に入れるように構成してい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、この発明の
いくつかの実施の形態を説明する。 (1)第1の実施形態の説明 図1(a)に示す本発明の第1実施形態は、郵便用封筒
として或いは書類入れなどに用いる収納袋としても適用
可能な縦長の袋を示している。この袋は図に示すよう
に、書類等が入る袋本体1と、袋の表部からさらに上方
へ一体的に突出形成されたフラップ2を備えており、例
えば、化学パルプ,ユポ特殊紙,オーパー,クラフト
紙、再生紙等により作製されることができる。このフラ
ップ2の外面側には適宜の絵柄、文字、色彩等が印刷さ
れて見かけ上のステッカー部3が形成され、また、フラ
ップ2の裏面側には袋本体1と貼り合わさる貼付部2a
が形成されている。さらに、上記フラップ2には、貼付
部2aと切り離され得る切離部2bが形成されている。
このフラップ2は袋の背面側へ折り曲げられ、この袋の
背面と接着されて、袋の開口2eを封止する。
【0014】ここで、図1(a)は袋の表側を示し、フ
ラップ2のほぼ中央部を横断する太い実線2cは、切り
込みが入れられていることを示している。この切り込み
2cの一部は、ステッカー部3の一部の輪郭に沿って切
離部2b側まで入り込んでフラップ2に形成されてい
る。
【0015】さらにこの実施の形態の袋には、開封確認
部2dが形成されている。この開封確認部2dは、ステ
ッカー部3の他の輪郭に沿って貼付部2a側まで入り込
んで形成された点線状の切り込みで成っている。もし、
無関係の第三者が無断で袋を開封しようとすると、この
開封確認部2dの点線状の切り込みが破れるので、無断
開封を防止するうえで有効である。
【0016】図1(b)は袋の背面側を示す。この図に
示すように、フラップ2の裏面側において袋本体1と貼
り合わさる貼付部2aには、フラップ2に塗付された接
着剤を覆う剥離紙5が貼り付けられている。この剥離紙
5は公知の紙又は薄い合成樹脂のフィルム又はシートで
形成され、接着剤の粘着面の保護や離型性をもたすため
にシリコーン樹脂がシートの接着剤と接する表面に付与
されている。なお、接着剤は、フラップ2の貼付部2a
の領域のみならず、少なくともステッカー部3の切離部
2b側への突出部分を含むように塗付されており、上記
剥離紙5は少なくともこの接着面を完全に覆うような形
状に形成される。
【0017】ここで、図2(a)に示すように、貼付部
2aと切離部2bとの間の切り込み2cは、接着剤層6
まで達するようにフラップ2に入れられ、図2(b)に
示すように、剥離紙5を除去する際、切離部2bと一部
の接着剤層6は切り込み2cを境に、袋本体1と一体的
に形成されているフラップ2の貼付部2aと分離される
ようになっている。なお、切り込み2cの深さは、少な
くともフラップ2だけに達すればよく、接着剤層6に達
しなくともよいが、剥離紙5に達しないように形成され
る必要がある。なお、図2(a)及び(b)に示されて
いないが、点線状の切り込み2dもまた、切り込み2c
と同様に接着剤層6に達するまで切り込まれている。
【0018】袋の開口2eをフラップ2で封止する場
合、上記したように、フラップ2の裏面に貼付してある
剥離紙5を手指で摘んで剥がしていくと、貼付部2aと
切離部2bとの間の切り込み2cに沿って、切離部2b
が図2(b)に示すようにして切り離される。その際ス
テッカー部3では、その突出部分の輪郭に沿って設けた
切り込み2cに沿って切離部2bが分離される。従っ
て、図3(a)に示すように、剥離紙5を剥がす操作だ
けで、フラップ2の切離部2aが分離されることができ
る。かくして、フラップ2の貼付部2aの接着剤層6が
露出した状態で、フラップ2を袋本体1の背面側に折り
畳んで、図3(b)に示すように袋本体1の開口を封止
することができる。
【0019】ここで、封止された袋を開封する場合、フ
ラップ2を袋本体1から剥がすと、図4に示すように、
フラップ2のステッカー部3の輪郭に沿って形成されて
いる点線状の切り込み2dにより、ステッカー部3は袋
本体1に貼りつけられたまま貼付部2a内のステッカー
部3以外の部分で剥がれて開封されることになる。
【0020】次に、この発明の第1の実施形態に係るフ
ラップ付き袋の製造方法の一例を説明する。以下の説明
では、郵便用封筒を形成する場合に例をとって述べる。
図5に示すように、ロール6aに巻かれた封筒の材料と
なる紙10が引き出され、印刷機械6bにて、発信人の
住所,氏名やステッカー部3等のデザインがオフセット
印刷,凸版印刷などにより紙10の所定位置に施され
る。なお図5には、印刷機械6bの部品である版胴6b
1 と圧胴6b2 とが示されている。
【0021】次に、第1切断部6cにて、封筒を作成す
るのに不要な部分の輪郭に沿って切り込みが紙10に入
れられる。この切り込みは、例えば図6に示すローラー
部15を用いて行なわれる。ローラー部15は、不要な
部分の輪郭のカッターCを設けたローラー15bと、巻
き込んだ紙10をローラー15bに押し当てるローラー
15aとで構成され、回転して巻き込んだ紙10に対し
て、図7に示す不要な部分(図7の斜線部分)の周りに
切り込みが入れられてこの部分が切除される。
【0022】次いで、筋押し部6dにて、封筒を袋状に
折り畳む際の折り目(図8(a)に示す一点鎖線1a)
を紙10に付ける。折り目1aは、例えば図8(b)に
示す一対のローラー20,21との間を紙10が通過す
る際に該2つのローラーの圧接により付けられる。な
お、ローラー20,21に紙10が挿入される際、封筒
の表面となる面がローラー21に当たるように挿入され
る。一対のローラーの一方20は筋押し部6d対応部分
(図面において左端)が環状に突設されていて、この環
状突部20aが対向するローラー21の端部に形成した
凹部21bに嵌入することにより、紙に折り目1aが形
成される。筋押し工程の後、糊付け部6eでは、図9に
示すように、ローラーべアリング16により、糊タンク
17に入っている糊を紙10に接するローラー表面に付
着させる。そして、下流に流れる紙10がこのローラー
に接することによりその表面に付着した糊が、例えば図
8(a)に斜線で示す糊代1bに塗布される。
【0023】糊付け後、第2切断部6fにて、以後封筒
単位に切断するべく紙10に切り込みが入れられる。次
いで、折り畳み部6gでは、図10に示すように、折り
目1aを境に封筒の各側面が折り畳まれ、上流の糊付け
部6eで糊付けされた側面が接着されて両端開放の袋状
に形成される。次に、フラップ処理部6hにて、糊付け
部6eにおける糊付けと同様にローラーベアリング16
により糊付けされ、さらに、糊の上に剥離テープ5が貼
付される。
【0024】そして、フラップ切込処理部6iにて、フ
ラップ2に切り込み2c,2dが入れられる。これらの
切り込み2c,2dは、例えば、図11に示すように二
つのローラー22,23の間を通過する際に、一方のロ
ーラー22が備える切り込み2c(図1(a)参照)に
かたどったエッチング刃(又はピナクル刃,彫刻刃)2
4にフラップ2を押し付けることにより、形成する。な
お、開封確認用の切り込み2dも、切り込み2cと同様
の手法により形成できる。この場合、ローラー22がエ
ッチング刃24とともに点線状の切り込み2d(図1
(a)参照)にかたどった点線状、すなわち間欠的に突
設したエッチング刃(例えば、ミシン刃)を備えれば、
切り込み2c,2dを一度に形成できる。なお、切り込
み2c,2dの形成を別々の工程により行ってもよい。
【0025】その後、底蓋糊付け部6jにおいて、封筒
本体1底部の蓋にも糊付けが行なわれる。この底蓋糊付
けは、前記糊付け部6eにおける糊付けと同様にローラ
ーベアリング16によりおこなわれ、封筒本体1に貼り
合わされることにより、図1(a)に示す封筒が完成す
る。
【0026】このように、本発明の第1実施形態に係る
封筒の製造方法によれば、公知の封筒の製造工程に、フ
ラップへの切り込みの形成工程を挿入するだけでよく、
通常の封筒の製造に比べて1工程の追加だけで済むの
で、比較的簡単である。このようにして製造した本発明
の封筒によれば、ステッカー部3が予め貼付部2aに印
刷されていることで、ステッカー部自体が他の封筒と接
する等して剥がれたり又は切れることがなく、封筒の装
飾的な効果を減じない。
【0027】さらに、剥離紙5を剥がすと、切離部2b
が剥離紙5とともに貼付部2bから分離され、ステッカ
ー部3の一部が突出した状態になるので、ステッカー部
3の剥離のための特別の作業なども不要であり、封緘も
糊を塗らずに行なえるので煩雑な手間が省ける。
【0028】また、封緘後に開封すると、ステッカー部
3が剥がれずに封筒本体1に貼付されたままになり得る
ので、ステッカー部3が持つ装飾的な効果を開封後も確
保できる。一方、封緘された封筒を一旦開封すると、ス
テッカー部3の周囲に形成した開封確認用の点線状の切
り込み2dの、連接した部分(切り込みと切り込みとの
間の部分)も切れてしまう。それゆえ、例えば、受信者
の開封前にこの連接部分が切れていれば、たとえ何者か
が開封後再び糊付けして封止したとしても、すでに開封
したことが視認できるので、通信物の秘匿の管理を容易
に行なえ、またステッカー部3の周りに形成される点線
状の切り込み2dに気がついた者は、開封を断念するこ
とにもなり得るので、無断開封を防止することができ
る。
【0029】また、封筒の製造において、フラップ2に
糊付けした後に切り込み2e,2dを入れることで、こ
れとは逆に、最初に貼付部2aと切離部2bとの間を切
断した後に糊付けと剥離紙5を貼付する作業に比べて、
フラップ2の製造を容易に行なえる。
【0030】(2)第1実施形態の第1変形例の説明 図12(a)に示す第1実施形態の第1変形例に係る封
筒は、フラップ2に水糊(使用時に、水を付ける糊)を
塗布するものである点で、上記第1実施形態の封筒と異
なっている。
【0031】このため、第1変形例に係る封筒は、前記
第1実施形態の封筒のように剥離紙5を用いる必要がな
い。このように剥離紙を用いないので、図12(a)に
示すように、フラップ2に入れる切り込みは、第1実施
形態のような切断線2cの代わりに、点線状のミシン線
2eとする。このミシン線2eを境に、図12(b)に
示すように貼付部2aと切離部2bとが分離される。
【0032】切離部2bを点線状のミシン線2eに沿っ
て分離した後、貼付部2aに塗付されている水糊を水で
濡らしてフラップ2を封筒本体1に折り畳むことによ
り、封筒を封止する。
【0033】この封筒の作製は、フラップ処理部6hに
おいて剥離紙5の貼付工程が不要である他は、前記第1
実施形態に係る封筒と同じように製造することができる
が、フラップ切込処理部6iにおいて、ローラー22は
点線状のミシン線2eの形をかたどったエッチング刃と
共に、ステッカー部3の周囲に形成する開封確認用のミ
シン線2dに対応するエッチング刃を備えている。これ
により、ローラー22とローラー23との間で紙10が
プレスされることで、ミシン目の切り込み2e,2dが
フラップ2に形成される。また、封緘に際し用いる水糊
を、ローラーベアリング16により塗付した後に、例え
ば、超音波或いは熱気をあてて水糊の湿気を乾燥させる
乾燥工程を追加すれば、封筒の作製が迅速になる。
【0034】このような、第1実施形態の第1変形例に
係る封筒によれば、前記第1実施形態に係る封筒と同様
に、ステッカー部3が予め貼付部2aに印刷されている
ことで、ステッカー部3自体が他の封筒と重ね合わされ
る等して剥がれたり又は切れたりすることがなくなると
共に、使用に際して、切離部2bが貼付部2aから分か
れ、ステッカー部3の一部が突出した状態になって興趣
に富むとともに、封緘も糊を塗らずに行なえるので煩雑
な手間が省ける。また、前記第1実施形態に係る封筒と
同様に、開封する際に、ステッカー部3の周囲に形成し
た点線状の切り込み2dによりステッカー部3が剥がれ
ずに封筒本体1に貼付されたままになり得るので、正当
な受信者以外の者による無断開封が防止される。
【0035】(3)第1実施形態の第2変形例の説明 図13に示す第1実施形態の第2変形例に係る封筒は、
フラップ2への切り込み2cが少なくとも一端部で形成
されていない点(図示の例では両端に切り込み2cが形
成されていない。)で、前記第1実施形態の封筒と異な
っている。
【0036】この封筒を封止する場合、剥離紙5をフラ
ップ2から剥がすとともに、フラップ2の端と切り込み
2cとの間の切れていない部分を切離し、貼付部2aか
ら切離部2bを切除した後に、封止する。
【0037】第2変形例に係る封筒も、前記第1実施形
態に係る封筒と同様に製造することができるが、フラッ
プ切込処理部6iのローラー22に設けるエッチング刃
24は、貼付部2aと切離部2bを完全に分離しない長
さに設定する。即ち、本実施形態では、ローラー22の
軸に形成する刃24の長さを前記第1実施形態に係るも
のより短く形成することにより、フラップ2の一部に切
り込みを入れないように形成できる。なお、切り込み2
cが入れられない長さは種々に設定できる。
【0038】上記第2変形例に係る封筒によれば、前記
第1実施形態に係る封筒と同様の効果が得られることに
加え、フラップ2の一部に切り込み2cを入れずに形成
することで、封止前に封筒が他の封筒と接する等して切
離部2bや剥離紙5が剥がれて貼付部2aの糊6が露呈
するなどの事態を回避し得る。
【0039】(4)第2の実施形態の説明 次に、この発明の第2の実施形態について説明する。図
14に示す第2実施形態に係る封筒は、前記第1実施形
態に係る封筒と同様に、封筒本体1とその封筒口に設け
たフラップ2′を有しており、図14に示す点線のよう
に、封筒本体1の背面側にフラップ2′が折り畳まれ
て、糊を用いて封止されるが、フラップ2′は、図示の
ように、前記第一実施形態に係るフラップ2と異なり、
切離部2bを備えていない。
【0040】なお、本第2実施形態に係る封筒において
も、フラップ2′と一体的に適宜の絵柄、文字等を印刷
して、見かけ上のステッカー部3′が設けられる。この
ステッカー部3′は、その一部がフラップ2′から突出
形成されている。図14あるいは図15に示す例では、
ステッカー部3′として、梅の花の絵柄がフラップ2′
に印刷され、その花びらの2枚がフラップ2′から突出
して形成されている。
【0041】この突出形成されるステッカー部3′は、
封筒使用に際して、図15の矢印のようにフラップ2′
を封筒本体1′の背面側1′aに折り畳むことにより、
封筒本体1′とフラップ2′とにまたがって貼付された
ように配置され、あたかも梅の花のデザインで作られた
別体のステッカーを用いてフラップ2′を封緘したよう
な見かけを呈している。
【0042】上述の如く形成される第2実施形態に係る
封筒も、前記第1実施形態に係る封筒と同様に製造する
ことができる。本第2実施形態に係る封筒によれば、予
めフラップ2′にステッカー部3′を一体に形成してお
くことで、封緘に際し別個のステッカーを貼る作業を省
略できるとともに、別途ステッカーを貼り付けて封緘す
る場合と同等の装飾的効果が得られる。
【0043】(5)第2実施形態の第1変形例の説明 次に、本発明の第2実施形態の幾つかの変形例について
説明する。先ず、第1の変形例に係る封筒は、図16
(a)に示すように、ステッカー部3′がフラップ2′
の内側領域、すなわちフラップ2′から突出せずに形成
されている。
【0044】この例では、図16(b)に示すように、
フラップ2′を封筒本体1′の背面側1′aに折り畳む
ことにより、ステッカー部3′は、フラップ2′の上に
貼付されたように配置される。
【0045】上述の如く形成される第1の変形例に係る
封筒も、前記第1実施形態に係る封筒と同様に製造する
ことができる。本例の封筒によれば、前記第2実施形態
に係る封筒と同様の効果が得られ、また、ステッカー部
3′がフラップ2′の内側領域に形成されているため、
全く切れることがないのは勿論である。
【0046】(6)第2実施形態の第2の変形例の説明 つぎに、図17又は図18に示す第2の変形例に係る封
筒は、フラップ2′から適宜形状をくり抜いて透孔もし
くは窓部4が形成される。この窓部4に対応して、封筒
本体1′の背面側1′aにおけるフラップ2′が貼付さ
れる部位に印刷部3″が印刷されている。この印刷部
3″には、前述の実施形態に係るステッカー部3,3′
と同様に絵柄、文字等が印刷される。
【0047】図17に示す封筒は、フラップ2′内に3
つの窓部4とそれぞれの窓部4に対応する3つの印刷部
3″を有し、また、図18に示す封筒は、半円状のフラ
ップ2′内に2つの窓部4とそれぞれの窓部4に対応す
る2つの印刷部3″を有している。図17及び図18に
示す各封筒によれば、フラップ2′を貼付したときに窓
部4を介して印刷部3″の絵柄、文字等が露呈する。従
って、両親と子供の顔写真を印刷部3″に印刷したり、
新郎と新婦の写真を印刷部3″に印刷してパーティや結
婚式の招待状とすることで興趣に富んだ装飾的効果が得
られる。
【0048】本例の封筒も、前記各実施形態に係る封筒
と同様に製造することができるが、例えば、フラップ処
理部6hにおいて、フラップ2′に窓部4を形成するた
め、ローラー22に窓部4の輪郭をかたどったエッチン
グ刃をそなえ、ローラー22とローラー23との間に紙
を通すことで、フラップ2′となるべき部分に窓部4を
形成することができる。
【0049】上記第2の変形例に係る封筒によれば、立
体感のある封筒の装飾的な効果を奏するとともに、デザ
インされた印刷部3″が封筒本体1′に一体的に形成さ
れることで、別途ステッカーを貼付した場合に他の封筒
等と接してステッカーが切れたり又は剥がれるようなこ
とがない。
【0050】前記図17及び図18に示す封筒は、窓部
4がフラップ2′の完全に内側領域に形成されるが、窓
部4をフラップ2′の周部を切り取ってつくった凹みを
形成するとともに、この切欠部分を含む窓部4に対応し
て、印刷部3″を封筒本体1に設けてもよい(図示せ
ず)。例えば、半月状にフラップの端を切り取って形成
される窓部4とそれに対応して封筒本体1に設けられる
満月状の印刷部3″とにより、フラップを貼付したとき
に満月状の印刷部3″が露呈し、あたかもステッカーを
用いてフラップと封筒本体とをまたがって封緘したかの
ような外観を呈することができる。
【0051】このような、フラップ2′の端を切りとっ
て凹みを形成し、凹んだところに印刷部3″が露呈する
封筒によっても、図17及び図18に示す封筒と同様の
効果を得られる。
【0052】(7)第2実施形態の第3変形例の説明 図19(a)に示す第3の変形例に係る封筒は、前記第
2実施形態に係る封筒(図14参照)と同様に、ステッ
カー部3′の一部がフラップ2′から突出形成されてい
るが、図19(a)に示すように、フラップ2′の領域
内に適宜のデザインが印刷された別のステッカー部3′
aが設けられると共に、そのステッカー部3′aの内部
にフラップ2′の一部を切除してなる透孔もしくは窓部
4が形成される。
【0053】また、図19(a)に示すように、封筒本
体1′の背面側1′aにおけるフラップ2′が貼付され
る部位に窓部4に対応して、印刷部3″が印刷されてい
る。この印刷部3″は、ステッカー部3′aを切除した
形と同じ形とすることもできるが、本例では帯状に印刷
されている。この印刷部3″は、例えば松や竹の漢字と
は異なる色彩(例えば緑色など)を用いて着色すること
ができる。
【0054】封筒使用に際し、図19(b)に示すよう
に、フラップ2′を封筒側に折り畳むと、窓部4を通し
て封筒の背面側の、窓部4に対応する所に印刷された印
刷部3″が露出する。なお、窓部4として、松及び竹の
文字の全体を切除して形成してもよい。
【0055】第3の変形例に係る封筒によれば、ステッ
カー部3′,3′a、印刷部3″及び窓部4を適宜組み
合わせて構成することで、見かけ上、ステッカーを用い
て封緘した如き外観を呈すると共に、窓部4を通して印
刷部3″が現われることで、立体感のある装飾的な効果
が得られる。
【0056】(8)その他の変形例 前記した第1実施形態の説明では、図1に示す開封防止
用の切り込み線に関して、ステッカー部3の輪郭に沿っ
て形成したものとして説明したが、ステッカー部3内に
開封防止用の切り込み線を形成してもよい。また、図1
6(a)に示すフラップ2′内の領域に印刷されるステ
ッカー部3′の輪郭に沿ってミシン目でなる開封防止用
の切り込み線を形成してもよい。
【0057】さらに、開封防止用の切り込み線が点線状
に形成される場合を説明したが、これに代え、比較的大
径の幅を有する孔を間欠的に形成して、複数の孔の集合
として開封防止用の切り込み線を形成してもよい。この
場合、封筒を開封すると、各孔と孔の間の連接部が切れ
ることを無断開封者に対して強調でき、開封防止の効果
が一層顕著になる。
【0058】また、本発明による袋の製造工程の一例
を、図5に基づいて説明したが、この工程に従う必要は
なく、例えば、底蓋糊付け部6jの工程をフラップ処理
部6iの工程前に行なってもよく、また、図5に示す複
数の工程の内で一つの工程で行なえる処理は、まとめて
行なってもよい。また、フラップ2に糊を塗布する手法
としては、ホットメルト接着剤をノズルから吹き付ける
ようにしてもよい。さらに、前記の説明では、封筒を製
造する一連の工程の中でフラップ2を加工する場合を例
にとったが、通常の封筒を製造した後で、追加してフラ
ップ2に加工を施すようにしてもよい。また、糊付き,
テープ付き等の製袋されている封筒に、印刷(オフセッ
ト, 活版, 凸版等)によりステッカー部3等を印刷し、
次いで切り込み2c又は点線状の切り込み2eを入れる
ようにしてもよい。
【0059】ここで、通常の封筒のフラップにこの発明
のステッカー部を形成する例を、図20を用いて説明す
ると、例えば、図20に示すように、先ず、ローラーベ
アリング(複数のコロ)16を用いて糊タンク17から
糊を移動させ、製造済の通常の各封筒のフラップ2に糊
を付ける。ここで、ローラーベアリング16のフラップ
2に糊を塗布するコロ16aにスポンジ16bがそなえ
られ、このスポンジ16bは、糊タンク17から送られ
てくる糊を他のコロ16cから吸収してフラップ2に塗
布する。従って、フラップ2には、スポンジ16bが接
する長方形状に糊が塗布される。
【0060】そして、剥離紙5がロール18aから引き
出されてフラップ2に貼り付ける長さに切り取られ、切
り取られた剥離紙5がローラー18bにバキュームによ
り密着し、このローラー18bが回転して、剥離紙5が
フラップ2に貼付される。なお、ローラー18bの円筒
状の曲面には溝或いは穴が形成され、その溝或いは穴に
外部の空気が吸い込まれることで、切り取られた剥離紙
5がローラー18bに吸着するようになっている。
【0061】剥離紙5が貼付された封筒は、図20に示
すように、ローラー22’,23’に巻き込まれ、ロー
ラー23にそなえられた切りこみ2cの形状に形成され
たエッチング刃(或いは、ピナクル刃,彫刻刃)24に
よって、切り込み2cがフラップ2に形成される。
【0062】また、封筒を製造する工程において、前記
した各工程の処理を分離して他の装置にて行なうように
してもよい。例えば、封筒の材料となる紙に、ステッカ
ー部3を印刷して、切り込み2eを形成した後に再びロ
ール状に巻き取り、その後、他の装置にステッカー部3
と切りこみ2eが形成された上記ロール紙を用いて、封
筒を製造するようにしてもよい。
【0063】ところで、上記の説明では、主として封筒
の例を用いたが封筒に限らず、書類などを入れる本体と
本体口を塞ぐフラップを有する封じ袋,書袋,文袋,窓
付き袋などフラップを備えた袋状のものであれば、本発
明を同様に適用できる。この中には、例えば郵便用の和
封筒,洋封筒,ビール券や商品券等を入れる封筒,さら
にお年玉や祝儀袋等の袋が含まれる。
【0064】さらに、ステッカー部3,3′,3′a及
び印刷部3″は、絵柄、写真、文字、記号など、または
これらを任意に組み合わせて、単色又は多色刷りで彩色
豊かに印刷することができ、さらには切り絵、型押し模
様(エンボス加工)等であってよい。また、具体的構成
内容は、キャラクター、社票、社名、自社商品名若しく
は商品写真、宣伝文、趣味、松竹梅、鶴亀、翁とおう
な、及び家紋等々、種々のデザイン、題材を選択するこ
とができる。
【0065】例えば、図21及び図22に示すように、
ステッカー部3′として、ハート形等の形状を散りばめ
たり、その個数、配置の仕方等も種々である。同様に、
窓部4(及び印刷部3″)の個数、形状等についても図
示例に限らず様々な態様とすることができる。
【0066】さらに、上記説明では、ステッカー部3,
3′,3′a及び印刷部3″を形成するのに、オフセッ
ト印刷を例にとったが、活版印刷, 凸版印刷あるいは型
押し等によって印刷してもよい。また、接着剤として糊
或いは水糊を例に説明したが、接着剤は、一般に用いら
れるゴム系, 樹脂系等を用いてよい。更に、別体の剥離
紙を用いることなく、剥離紙が貼付された両面接着テー
プを所定の長さに切り取ってフラップ2に貼付するよう
ようにしてもよい。
【0067】なお、上記の各説明において、図7〜9,
図13〜17及び図20に示す封筒本体1,1′等の図
は、封筒本体1等の一部を省略記載している。本発明
は、上記詳述した以外に、この発明の趣旨を逸脱しない
範囲で様々な態様で実施できることは言うまでもない。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフラップ付
き袋によれば、フラップ自体に予め、外見上のステッカ
ー部を印刷によりフラップと一体的に形成しておくこと
で、別体のステッカーをわざわざ用いる必要なしに、簡
単に封緘することができ、併せて高い装飾的効果を得る
ことができる。また、構成自体が極めて簡単であり、製
造コストも低廉であり、しかも優れた使用性と興趣とを
もたらすことができる。また、本発明のフラップ付き袋
の製造方法によれば、従来公知の袋の製造工程の中に、
切離部の切り込み工程を入れるだけの簡単な工程の追加
で済み、作製された袋は、フラップ自体に予めステッカ
ー部が印刷により形成されているので、フラップを袋の
背面側に折り曲げて封止するに際して、わざわざ別個の
ステッカーを用意して貼付する作業を省略できるととも
に、別途ステッカーを貼り付けて封止する場合に比べ
て、ステッカーの破損や剥離などの点で有利となり、フ
ラップ付き袋の美観が容易に確保できる。さらに、本発
明によれば、フラップに開封確認部としての切り込みが
設けられていることで、封緘後の開封を確認でき、袋内
の収納物の秘匿の管理も容易に行なえる。また、第三者
がフラップに形成された開封確認用の切り込みに気がつ
けば、開封防止も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態に係る袋を示す
正面図で、(b)は背面図である。
【図2】(a)及び(b)は、それぞれ図1におけるA
−A線断面図である。
【図3】(a)及び(b)は、それぞれ本発明の第1実
施形態に係る袋の封緘時の使用状態を説明するための図
である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る袋の開封状態を説
明するための図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る封筒の製造工程を
説明するための図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る封筒製造工程にお
いて、封筒の材料となる紙から余分な部分に切り込みを
入れるローラーを示す斜視図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る封筒製造工程にお
いて、封筒の材料となる紙から余分な部分に切り込みを
入れる工程を説明するための図である。
【図8】(a)は、本発明の第1実施形態に係る封筒製
造工程において、封筒の材料となる紙に折り目を付ける
工程例を説明するための図であり、(b)は、折り目を
紙に付けるローラーを示す斜視図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る封筒製造工程にお
いて、封筒の材料となる紙に糊付けを行なう装置の概略
構成を示す図である。
【図10】本発明の第1実施形態に係る封筒製造工程に
おいて、展開された封筒を袋状に折り畳む工程を説明す
るための図である。
【図11】本発明の第1実施形態に係る封筒製造工程に
おいて、フラップに切離線を形成するための工程を説明
するための図である。
【図12】(a)は本発明の第1実施形態の第1変形例
に係る封筒を示す正面図、(b)はこの封筒の封緘時の
使用状態を説明するための正面図である。
【図13】本発明の第1実施形態の第2変形例に係る封
筒の要部を示す図である。
【図14】本発明の第2実施形態に係る封筒を示す図で
ある。
【図15】本発明の第2実施形態に係る封筒の封緘時の
使用状態を説明するための図である。
【図16】(a)は本発明の第2実施形態の第1変形例
に係る封筒の要部を示す正面図、(b)はこの封筒の封
緘時の使用状態を説明するための図である。
【図17】本発明の第2実施形態の第2変形例に係る封
筒の要部を示す正面図である。
【図18】本発明の第2実施形態の第2変形例に係る封
筒の要部を示す正面図である。
【図19】(a)は本発明の第2実施形態の第3変形例
に係る封筒を示す正面図、(b)はこの封筒の封緘時の
使用状態を説明するための図である。
【図20】本発明の他の実施形態に係る製造工程例を説
明するための図である。
【図21】本発明の別の実施形態例に係る封筒の要部を
示す正面図である。
【図22】本発明のさらに別の実施形態例に係る封筒の
要部を示す正面図である。
【符号の説明】
1,1′ 封筒本体(本体部) 1a 折り目 1′a 背面側 1b 糊代 2,2′ フラップ 2a 貼付部 2b 切離部 2c 切り込み 2d 点線状の切り込み(開封確認部) 2e 点線状の切り込み 3,3′,3′a ステッカー部 3″ 印刷部 4 窓部(若しくは透孔) 5 剥離紙 6 糊(接着剤) 6a,18a ロール 6b 印刷機械 6b1 版胴 6b2 圧胴 6c 第1切断部 6d 筋押し部 6e 糊付け部 6f 第2切断部 6g 折り畳み部 6h フラップ処理部 6i フラップ切込処理部 6j 底蓋糊付け部 10 紙 15 ローラー部 16 ローラーベアリング 16a,16c コロ 16b スポンジ 17 糊タンク 15a,15b,18b,20,21,22,23,2
2a,23a ローラー 24 エッチング刃(又はピナクル刃,彫刻刃)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湊 正則 栃木県宇都宮市若草3丁目6−6 プレ イスガーデン102 (72)発明者 玉置 智 宮城県仙台市太白区八木山南4−7−5 (56)参考文献 実開 昭48−68019(JP,U) 登録実用新案12728(JP,U) 登録実用新案42753(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 27/16 B65D 27/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書類等が入る本体部と該本体部を閉じる
    フラップとにより構成されるフラップ付き袋において、 上記フラップが、上記本体部と貼り合わさる貼付部と、
    該貼付部と切り離され得る切離部とをそなえており、 上記貼付部に、適宜の絵柄、文字、色彩等が印刷された
    ステッカー部が一体的に設けられると共に、このステッ
    カー部の一部が上記切離部側へ突出して形成されている
    ことを特徴とするフラップ付き袋。
  2. 【請求項2】 前記貼付部の前記本体部と接する内面側
    に、封止用の接着剤層が塗布されるとともに、該接着剤
    層を覆って剥離紙が貼付されており、上記貼付部と前記
    切離部とを切離するため、少なくとも上記フラップに切
    り込みが形成されていることを特徴とする、請求項1記
    載のフラップ付き袋。
  3. 【請求項3】 前記切り込みが、前記フラップとその下
    層の前記接着剤層に形成されていることを特徴とする、
    請求項2記載のフラップ付き袋。
  4. 【請求項4】 前記切り込みが、切断線であることを特
    徴とする、請求項2又は3に記載のフラップ付き袋。
  5. 【請求項5】 前記切り込みが、間欠的な点線状である
    ことを特徴とする、請求項2又は3に記載のフラップ付
    き袋。
  6. 【請求項6】 前記切り込みが、前記フラップの少なく
    とも一端から間をあけて、前記切離部に沿って形成され
    ていることを特徴とする、請求項2〜5の何れかに記載
    のフラップ付き袋。
  7. 【請求項7】 前記フラップが、該フラップの一部に形
    成した切り込みで成る開封確認部を有することを特徴と
    する、請求項1に記載のフラップ付き袋。
  8. 【請求項8】 前記開封確認部が、前記ステッカー部の
    輪郭に沿った点線状の切り込みで形成されていることを
    特徴とする、請求項7に記載のフラップ付き袋。
  9. 【請求項9】 書類等が入る本体部と該本体部を閉じる
    フラップとにより構成されるフラップ付き袋を製造する
    方法において、 上記フラップに、一体的に適宜の絵柄、文字、色彩等を
    印刷して見かけ上のステッカー部を設け、 上記ステッカー部を含む上記フラップにおける前記本体
    部と接する内面側に封止用の接着剤層を塗布して本体部
    との貼付部を形成し、 次いで、上記貼付部と該貼付部と切り離され得る切離部
    との境界をなす切り込みを、上記貼付部に印刷したステ
    ッカーの一部が上記切離部側へ突出するように上記フラ
    ップに入れることを特徴とする、フラップ付き袋の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記切り込みを、点線状のミシン線と
    して前記フラップに入れることを特徴とする、請求項9
    に記載のフラップ付き袋の製造方法。
  11. 【請求項11】 書類等が入る本体部と該本体部を閉じ
    るフラップとにより構成されるフラップ付き袋を製造す
    る方法において、 上記フラップに、一体的に適宜の絵柄、文字、色彩等を
    印刷して見かけ上のステッカー部を設け、 上記ステッカー部を含む上記フラップにおける本体部側
    寄りに接着剤を塗布すると共に、この接着剤を覆って剥
    離紙を貼付して本体部との貼付部を形成し、 次いで、上記貼付部と該貼付部と切り離され得る切離部
    との境界をなす切り込みを、上記貼付部に印刷したステ
    ッカーの一部が上記切離部側へ突出するように入れると
    共に、該切り込みを、上記剥離紙に達しないよう上記フ
    ラップ及び接着剤層に入れることを特徴とする、フラッ
    プ付き袋の製造方法。
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