JP3048408U

JP3048408U - 携帯用救急きずテープ

Info

Publication number: JP3048408U
Application number: JP1997010086U
Authority: JP
Inventors: 重信寺内
Original assignee: 重信寺内
Priority date: 1997-10-28
Filing date: 1997-10-28
Publication date: 1998-05-15
Anticipated expiration: 2003-10-28

Abstract

(57)【要約】【課題】簡単にしかも直ぐに取り出せる場所に長期間
常時携帯でき、型くずれもせず、しかもノベルティ商品
としての付加価値を生み出すための携帯用救急きずテー
プを提供する。【解決手段】ほぼテレホンカード大の面積を有する紙
製又は合成樹脂製の台紙１と、該台紙１に載置した薄板
状のきずテープ２と、透明又は半透明の紙製又は合成樹
脂製の被覆体３とからなり、被覆体３が台紙１の表面に
剥離可能に接着されていることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、救急用きずテープを、型くずれせずに長期間携帯しやすく、しかもノベルティ商品としての価値を持たせるための改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、救急用きずテープとして、例えば一枚ずつあるいは複数枚が薄板状に包装されており、使用時には包装を剥がし、きずテープ本体を左右にめくって傷部分に貼付する構造のものがよく知られている。しかしながら、この種きずテープは、それ自身が小さく、また包装もきずテープとほぼ同形であり型くずれ防止目的での包装は考えられていなかったため、携帯に便利なようではあるものの、外観から直ちにきずテープと分かるので美観を損ね、さらに型くずれを生じ長期間一定の個所で携帯し続けることには適さず、またその外観自身になんのアピール効果も有さないとういうものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これら従来のきずテープは、実用性のみが考えられていたが、きずテープは非常の場合に使用するものであるから、簡単にしかも直ぐに取り出せる場所に長期間常時携帯でき、型くずれもせず、しかもそれ自身は安価であるから、街でよく見かけるノベルティとしてのティッシュなどよりはるかに安価なノベルティ商品としての付加価値を生み出すための工夫をすることを本考案は目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記課題を解決するために鋭意検討の結果、基本的には、ほぼテレホンカード大の面積を有する紙製又は合成樹脂製の台紙と、該台紙に載置した薄板状のきずテープと、透明又は半透明の紙製又は合成樹脂製の被覆体とからなり、被覆体が台紙の表面に剥離可能に接着されていることを特徴とする携帯用救急きずテープである。なお、被覆体の面積が台紙の面積とほぼ同一であることが好ましいが、被覆体の面積をやや大きめにして台紙から被覆体を剥がしやすくする構造でも良い。また、台紙１の表面の一部に非接着部が存在するするようにし、台紙と被覆体との剥離をより行いやすくすることも考えられる。さらに、きずテープの表面に適宜の模様が印刷され、あるいは台紙の裏面には適宜の広告が印刷されて、美観を高めたり、ノベルティ商品としての広告機能を持たせることもできる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、本考案の技術的範囲は実用新案登録請求の範囲の記載文言に拘束されず、置換可能性、置換容易性のある均等な範囲にもその効力が及ぶ。図１は、本考案の一実施例を示す正面図であり、図２は、図１に示す一実施例の部分拡大縦断面図である。

【０００６】図２に示すように、薄板状の台紙１に、薄板状のきずテープ２が載置されている。台紙１は紙製又は合成樹脂製からなり、その表面形状は図１から理解できるように、長方形状であり、面積はほぼテレホンカード大である。台紙１の厚さは一定の強度を有するものであれば特に限定されないが、テレホンカードより若干薄いものであることが好ましい。きずテープ２は薄く長細い形状の市販のものでよく、使用時には包装を剥がし、きずテープ本体を左右にめくって傷部分に貼付する構造のものである。但し、薄いものであれば他の構造でもかまわない。台紙１に載置されるきずテープ２は図１では２枚を平行状に並べているが、きずテープ２の大きさによっては複数枚でも良い。あるいは、きずテープを重ねても良い。また、きずテープ２は台紙１に接着されていないが、製作上の便宜から剥離可能な状態で簡単に一部の接着をしておくことも考えられる。

【０００７】きずテープ２に載置された台紙１に被覆体３が接着４される。被覆体３は透明又は半透明な紙製あるいはビニールなどの合成樹脂製からなり、台紙１との間にきずテープ２が存在することが外部から認識できるようにする。

【０００８】接着４の方法に特に限定はない。要は、台紙１と被覆体３との間にきずテープ２が挟まれており、きずテープ２の使用の必要性が生じた場合には簡単に台紙１から被覆体３を剥がしきずテープ２を取り出すことができれば良い。剥離可能な接着剤の使用、あるいは熱シールで封着する方法となど公知の手段を利用することができる。

【０００９】なお、被覆体３の面積が台紙１の面積とほぼ同一であることが好ましいが、被覆体１の面積をやや大きめにして台紙１からのはみ出し部分を設け、被覆体３を剥がしやすくする構造でも良い。但し、この場合には台紙１より面積の大きい被覆体３の面積はテレホンカード大を越えないようにする。

【００１０】また、台紙１の表面の一部に非接着部５が存在するするようにし、台紙１と被覆体３との剥離をより行いやすくすることも考えられる。この場合の非接着部は、台紙１の表面の側端部、あるいは四隅の端部、台紙１の表面の外周端部などが考えられる。また、被覆体３の一端部に切れ目を設け、きずテープ２の一部のみを取り出しやすくする構造にしても良い。

【００１１】さらに、きずテープ２の表面に適宜の模様を印刷しておけば、透明又は半透明の被覆体３を通してきずテープ２の認識を容易にし、あるいはファッショナブルな印象を与えることが可能となる。台紙１の裏面に適宜の広告（たとえば、映画の宣伝、有名人の写真、自社の取扱業務や取扱商品の広告）を印刷するなどすれば、美観を高めたり、ノベルティ商品としての広告機能を持たせることもできる。

【００１２】本考案の携帯用救急きずテープは、全体の大きさがテレホンカード大であるので、財布のカード入れの部分や名刺入れなど外出時に常時携帯するものに差し込んで保有することができる。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明してきたことから明らかなように、本考案の携帯用救急きずテープは、極めて安価な素材を使用し、しかも簡単な構造であるためその製作に費用、労力、時間を要せず、また携帯がしやすく簡単にしかも直ぐに取り出せる場所に長期間常時携帯でき、財布のカード入れや名刺入れに差し込んでおけるので型くずれもせず、しかもそれ自身は安価であり、裏面などに広告用の印刷を施すなどすれば、極めて安価なノベルティ商品としての付加価値を生み出す、という実用的効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す正面図である。

【図２】図１に示す一実施例の部分拡大縦断面図であ
る。

【符号の説明】

１台紙２きずテープ３被覆体４接着部５非接着部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ほぼテレホンカード大の面積を有する紙
製又は合成樹脂製の台紙１と、該台紙１に載置した薄板
状のきずテープ２と、透明又は半透明の紙製又は合成樹
脂製の被覆体３とからなり、被覆体３が台紙１の表面に
剥離可能に接着されていることを特徴とする携帯用救急
きずテープ。
【請求項２】被覆体３の面積が台紙１の面積とほぼ同
一である請求項１記載の携帯用救急きずテープ。
【請求項３】台紙１の表面の一部に非接着部５が存在
する請求項１記載の携帯用救急きずテープ。
【請求項４】きずテープ２の表面に適宜の模様が印刷
され、台紙１の裏面には適宜の広告が印刷されてなる請
求項１記載の携帯用救急きずテープ。