JP3060072U - ゼムクリップ用カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙等を挟み止めている使用中ゼムクリップを
体裁良くするために利用する新規のゼムクリップ用カバ
ーを提供する。 【解決手段】 ゼムクリップ１への挟み止め片部２と、
この挟み止め片部２の一方側縁に折曲自在線部３を介し
て連設した上記ゼムクリップ１の隠し覆い片部４と、こ
の隠し覆い片部４の上辺縁に連設した名札用片部６とか
ら成る主体７を紙に打ち抜き加工を施すことによって構
成したものであって、上記隠し覆い片部４の外側面には
絵模様８を上記打ち抜き加工の前に印刷しておくことに
より設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、紙等を挟み止めている使用中ゼムクリップを体裁良くするために利 用するゼムクリップ用カバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、紙等は挟み止めている使用中ゼムクリップは、その片側が外に露出した 所謂ハダカのままとされていて体裁的に好ましくないという問題点があった。

【０００３】 このような問題点を解消しようとして表面に色塗装を施した形式が提供されて いるが、コストが割高であり、また色が不釣合とならないように選択して使用す る必要がある煩しさがあり、更に好まれない色のものが残ってしまう傾向がある 等の欠陥があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記したような問題点および欠陥を一挙に解消する新規のゼムクリ ップ用カバーを提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係るゼムクリップ用カバーは、ゼムクリッ プ１への挟み止め片部２と、この挟み止め片部２の一方側縁に折曲自在線部３を 介して連設した上記ゼムクリップ１の隠し覆い片部４と、この隠し覆い片部４の 上辺縁に連設した名札用片部６とから成る主体７を紙に打ち抜き加工を施すこと によって構成したものであって、上記隠し覆い片部４の外側面には絵模様８を上 記打ち抜き加工の前に印刷しておくことにより設けたものである。

【０００６】 尚、使用中ゼムクリップにおける露呈部分を他のものを用いて隠蔽することに よって体裁を良くすることは、従前行われていない。

【０００７】

【実施例】

図１〜図３に示す第１実施例は、ゼムクリップ１への挟み止め片部２と、この 挟み止め片部２の一方側縁に折曲自在線部３を介して連設した上記ゼムクリップ １の隠し覆い片部４と、この隠し覆い片部４の上辺縁に連設した名札用片部６と から成る主体７を紙に打ち抜き加工を施すことによって構成したものであって、 上記隠し覆い片部４の外側面には絵模様８を上記打ち抜き加工の前に印刷してお くことにより設けたものである。

【０００８】 図４および図５に示す第２実施例は、ゼムクリップ１への挟み止め片部２と、 この挟み止め片部２の一方側縁に折曲自在線部３を介して連設した上記ゼムクリ ップ１の隠し覆い片部４と、この隠し覆い片部４の上辺縁にミシン目状切り取り 線５を介して連設した名札用片部６とから成る主体７を紙に打ち抜き加工を施す ことによって構成したものであって、上記隠し覆い片部４の外側面には絵模様８ および文字模様９を、また同隠し覆い片部４の遊動側縁部の内側面には反復接着 可能の接着剤層１０を上記打ち抜き加工の前に印刷しておくことによりそれぞれ 設けたものである。

【０００９】 図６および図７に示す第３実施例は、ゼムクリップ１への挟み止め片部２と、 この挟み止め片部２の一方側縁に折曲自在線部３を介して連設した上記ゼムクリ ップ１の隠し覆い片部４とから成る主体７を紙に打ち抜き加工を施すことによっ て構成したものであって、上記隠し覆い片部４の外側面には絵模様８およびメモ 記入枠１１を上記打ち抜き加工の前に印刷しておくことにより設けたものである 。

【００１０】 図８および図９に示す第４実施例は、ゼムクリップ１への挟み止め片部２と、 この挟み止め片部２の一方側縁に折曲自在線部３を介して連設した上記ゼムクリ ップ１の隠し覆い片部４と、この隠し覆い片部４の上辺縁に連設した名札用片部 ６から成る主体７を紙に打ち抜き加工を施すことによって構成すると共に挟み止 め片部２と隠し覆い片部４の遊動側縁部の内側面を相互に接着剤１２により貼着 することによって筒状としたものであって、上記隠し覆い片部４の外側面には模 様８およびメモ記入枠１１を上記打ち抜き加工の前に印刷しておくことにより設 けたものである。

【００１１】 尚、上記主体はプラスチックフィルム等薄物から打ち抜いても切り取っても よい。

【００１２】 上記実施例によれば、次のようなことが可能になる。 ａ．紙１３等挟み止めに使用された使用中ゼムクリップ１における外側に露呈し た片側部分と紙１３との間に挟み止め片部２を挟み止め、この挟み止め状態で露 呈片側部分に対して隠し覆い片部４を被せて隠蔽する。 ｂ．名札用片部６に索引名等を任意に記入したり、色塗を施したりして仕分け作 業、探し出し作業を容易にする。 ｃ．隠し覆い片部４の外側面に設けた絵模様８、文字模様９により美粧化する。 ｄ．挟み止め片部２の表裏面、隠し覆い片部４の表裏面、メモ記入枠１２に任意 にメモを記入する。 ｅ．上記ａのときには反復接着可能の接着剤層１０を利用して隠し覆い片部４を 隠し覆い状態に維持する。 ｆ．ミシン目状切り取り線５で切除して名札用片部６の無い状態とする。 ｇ．反復接着可能の接着剤層１０を利用して全体を付箋に転用する。 ｈ．主体７を接着剤１１により筒状としたときには隠し覆い片部４が捲れ上らな いようにするための操作がいらない。

【００１３】

【考案の効果】

本考案に係るゼムクリップ用カバーは、上記のような構成であって、これによ り次のような諸効果を奏するものである。 Ａ．紙等挟み止めに使用された使用中ゼムクリップにおける外側に露呈した片側 部分と紙との間に挟み止め片部２を挟み止め、この挟み止め状態で露呈片側部分 に対して隠し覆い片部４を被せて隠蔽することによって体裁を良くすることがで きる。 Ｂ．名札用片部６に索引名等を任意に記入したり、色塗を施したりすることによ って仕分け作業や探し出し作業の容易化ができる。 Ｃ．隠し覆い片部４の外側面に設けた絵模様８、文字模様９により美粧化するこ とができる。 Ｄ．挟み止め片部２の表裏面、隠し覆い片部４の表裏面、メモ記入枠１２には、 任意にメモを記入することができる。 Ｅ．上記Ａのときには反復接着可能の接着剤層１０を利用して隠し覆い片部４を 隠し覆い状態に維持することができる。 Ｆ．ミシン目状切り取り線５で切除して名札用片部６の無いフラット状態すなわ ち邪魔にならない状態とすることができる。 Ｇ．反復接着可能の接着剤層１０を利用して全体を付箋に転用することができる 。 Ｈ．主体７を接着剤１１により筒状としたときには隠し覆い片部４が捲れ上らな いようにするための煩しい操作がいらなくすることができる。 Ｉ．上記従来の色塗装を施した形式のゼムクリップがもつ上記諸欠陥の解消に貢 献できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例を、装着する前の状態で示す斜視図
である。

【図２】同じく使用の状態で示す斜視図である。

【図３】図２Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【図４】第２実施例を、装着する前の状態で示す斜視図
である。

【図５】同じく使用の状態で示す斜視図である。

【図６】第３実施例を、装着する前の状態で示す斜視図
である。

【図７】同じく使用の状態で示す斜視図である。

【図８】第４実施例を、装着する前の状態で示す斜視図
である。

【図９】同じく使用の状態で示す斜視図である。

【符号の説明】

１ ゼムクリップ ２ 挟み止め片部 ３ 折曲自在線部 ４ 隠し覆い片部 ５ ミシン目状切り取り線 ６ 名札用片部 ７ 主体 ８ 絵模様 ９ 文字模様 １０ 反復接着可能接着剤層 １１ メモ記入枠 １２ 接着剤 １３ 紙等

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゼムクリップ１への挟み止め片部２と、
   この挟み止め片部２の一方側縁に折曲自在線部３を介し
   て連設した上記ゼムクリップ１の隠し覆い片部４と、を
   備えたことを特徴とするゼムクリップ用カバー。
2. 【請求項２】 隠し覆い片部４の上辺縁に名札用片部６
   を連設したことを特徴とする請求項１記載のゼムクリッ
   プ用カバー。
3. 【請求項３】 隠し覆い片部４の外側面に絵模様８、文
   字模様９等模様もしくはメモ記入枠１２を設けたことを
   特徴とする請求項１または２記載のゼムクリップ用カバ
   ー。
4. 【請求項４】 隠し覆い片部４もしくは挟み止め片部２
   の内側面に反復接着可能の接着剤層１０を設けたことを
   特徴とする請求項１、２または３記載のゼムクリップ用
   カバー。