JP3009827U - はがき全面接着用紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】コピーされた文面、絵柄をはがきの裏面に全面
的に貼り付けて１枚のはがきとして使用出来るようにす
ることを目的とする。 【構成】両面に接着剤を塗布した用紙を中にしてサンド
イッチ状に剥離用紙２枚を重合した構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、コピー機械の利用範囲の拡大が見込まれるため、コピー業界及び接 着用紙そのものを製造する加工紙業界の分野で利用出来るものである。

【０００２】

【従来の技術】

はがきの裏面には小さなものしかのり付け出来ないことになっているが、はが きの裏面全面をカラープリントにした年賀状のように、全面均一に貼りつけられ ていて、１枚のはがきと見なされる状態であれば使用することが出来る。従って コピーしたはがきの文章をはがきの文面である裏面全面均一にのり付けすれば使 用可能であるが、年賀状等の様に枚数が多い場合は非常に手間を要するものであ る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

はがき用の文章としてコピーされた文面紙をはがきに簡単に貼り付け出来るよ うにする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

やや厚目の用紙の両面に、はがきより少し大き目に接着剤を塗布し、該両面に 各々剥離用紙を被覆貼着する。即ち剥離用紙２枚で挟んだ状態のはがき全面接着 用紙を作製する。

【０００５】

【作用】

まず片側の剥離用紙を剥してはがきの裏面を接着し、しかる後もう一方の剥離 用紙を剥して、コピーしておいた文面紙を接着する。このようにして接着したは がきの周辺４辺すれすれにカットするか、又は、はがきの大きさの許容範囲内に て、はがきと文面接着用紙を一緒にカットする。

【０００６】

【実施例】

図面により説明すると、図１は、はがき全面接着用紙の構成図であり、（１） は剥離用紙、（２）は接着剤、（３）は両面に接着剤を塗布した用紙であり、は がき全面接着用紙の厚さは０．５ｍｍ以下であるが構造を理解し易くするために 、剥離用紙（１）、接着剤（２）、両面接着剤塗布用紙（３）夫々厚さをつけて 表現してある。この両面接着剤塗布用紙（３）の左右には接着剤のつかない部分 を残しておく。この様にしておけば剥離用紙（１）を剥がす時容易になる。接着 剤（２）は、薄く着色したものを使用すれば該接着剤（２）の塗布部分がわかり やすく貼りつける時便利である。この実施例ははがき１枚どりを説明したが、２ 枚どり以上複数枚どりも可能であることは勿論である。

【０００７】

【効果】

お年玉付き年賀はがきは毎年３０億枚以上発行されていて、年賀状を書くこと は毎年の国民的行事となっている。この膨大な量の年賀状は、手書き、印刷、簡 易プリント器等の方法により文面が書かれているが、本考案によれば年賀状の作 製は、普及しているコピー機を利用出来るものであって、はがきの裏面に容易に 文面を表示できる。また、本考案は年賀状だけでなく、書中見舞、転居通知、ダ イレクトメール等に広範囲に使用出来るため利用効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 はがき全面接着用紙の構成図。

【符号の説明】

１ 剥離用紙 ２ 接着剤 ３ 両面接着剤塗布用紙

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】両面に、はがきより少し大き目に接着剤を
   塗布した用紙を中にして、該用紙の両面より剥離用紙に
   てサンドイッチ状に重ね合せた構造のはがき全面接着用
   紙。
2. 【請求項２】請求項１における塗布接着剤が着色してあ
   ることを特徴とするはがき全面接着用紙。